JPH0659001B2 - 誘電体共振器装置 - Google Patents

誘電体共振器装置

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JPH0659001B2
JPH0659001B2 JP62008525A JP852587A JPH0659001B2 JP H0659001 B2 JPH0659001 B2 JP H0659001B2 JP 62008525 A JP62008525 A JP 62008525A JP 852587 A JP852587 A JP 852587A JP H0659001 B2 JPH0659001 B2 JP H0659001B2
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dielectric
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resonators
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紀久夫 角田
敏朗 平塚
博次 阿部
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は、小型の誘電体共振器装置に関する。
(b)発明の背景 誘電体共振器は、一般に従来の金属空洞共振器に比べて
小型でかつ高いQを持った共振器が構成でき、特にバン
ドパスフィルタとして用いられる誘電体共振器装置はマ
イクロ波通信装置において、トランスミッタマルチプレ
クサなどに用いられている。
誘電体共振器の構成は、その利用する電磁波モードに応
じて異なり、目的に応じたモードが利用される。例えば
TE01δは、スプリアス特性があまり良くないが、共振
器のエネルギー集中度が高く、誘電体共振器の損失だけ
で共振器全体の損失が定まり、高いQを得ることができ
る。TEMの場合、スプリアス特性は良好であるが、金
属導体の損失が比較的大きく、共振器のQはそれほど高
くない。TMの場合は、前記2つのモードの中間の特性
を示すが、誘電体共振器とケースとの接合面に実電流が
流れるため、この接合面の導通状態を良好に保たなけれ
ばならない。そこで、セラミックからなる誘電体共振器
とケースとの熱膨張係数の差による機械的歪を吸収する
必要があり、ケースの材料としてメタライズされたセラ
ミックを用いなければならない。従って、加工性の高い
金属をケースとして用い、かつQを高くするためには、
TE01δモードの誘電体共振器が用いられる。
(c)従来の技術 従来のTE01δモードを利用した誘電体共振器として、
密閉した金属ケース内に、円柱状の例えばTiO系の
セラミック材料からなる誘電体共振器を支持台に固定し
た誘電体共振器が用いられている。この種の誘電体共振
器は、前述したように誘電体セラミックを用いるため、
金属空洞共振器と比べて小型に構成でき、また、電磁エ
ネルギーが誘電体共振器内に十分に集中しているため、
高いQをもった共振器が構成できるという特徴がある。
従来、このような誘電体共振器を同一ケース内に複数個
配列してバンドパスフィルタを構成する際、前述の円柱
状誘電体共振器を金属ケース内の平面上に配列して、横
方向に誘導結合させている。ところが、このような配列
方法によるフィルタはEH11δ,TM01δ,HE11δな
どの非対称モードが励振されやすく、スプリアス特性が
悪いという欠点を備えている。
そこで、複数の円柱状の誘電体共振器を、各誘電体共振
器の中心軸を共通にして、中心軸方向に配列したものも
開発されている。第16図はその装置の構造を表す部分
破断斜視図である。図において、21,22,23,2
4は円柱状の誘電体共振器を表し、金属ケース30内
に、リング状のスペーサ31を介して固定されている。
また、円柱状の誘電体共振器を扇状にし、電磁波モード
の対称性を利用して、装置全体を小型化しかつ放熱性を
高めた誘電体共振器装置も開発されている。第17図
(A),(B)はその装置の内部構造を表す上面図およ
び正面図である。図において51〜54は円柱状の誘電
体共振器が、その中心軸を含む平面で切断されたごとき
形状を有する誘電体共振器であり、その切断面は金属ケ
ース40に接して、固定されている。なお、43,45
は入出力コネクタ、42,44は結合回路を構成するロ
ッドを表している。
(d)発明が解決しようとする問題点 第16図に示した従来の誘電体共振器装置においては、
前述の非対称モードが励振されにくく、スプリアス特性
が良好である特徴を有するが、スペーサ31として、合
成樹脂を用いれば、強度の面で信頼性が低く、また、t
anδが低いため、無負荷Qが低下する問題がある。
スペーサとしてセラミック材料を用いれば、金属ケース
30との熱膨張係数が大きく異なり、この熱膨張による
機械的歪を吸収することが困難である。第17図
(A),(B)に示した誘電体共振器装置においては、
各誘電体共振器を金属ケースの内壁に間隔をあけずに接
触させているので、全体が小型化し、また、放熱効果が
高くなるが、複数の円柱状誘電体共振器を平面上に配列
した従来の誘電体共振器装置と同様に、非対称モードが
励振されやすく、スプリアス特性が悪く、更に設計性が
悪いという問題があった。
そこで、この発明は、非対称モードがさらに励振されに
くく、しかも小型で放熱効果を高め、総合的に特性の優
れた誘電体共振器装置を提供することを目的としてい
る。
(e)問題点を解決するための手段 この発明の誘電体共振器装置は、1つの電気壁を成す平
面上の直線または2つの電気壁を成す平面が交わってで
きる直線を電磁界分布の中心軸として、前記電気壁にそ
れぞれ誘電体を接して成るTE01δモードの複数の誘電
体共振器を、隣接する誘電体共振器間が結合するように
金属ケース内に配置収納し、該ケースの外面に信号入出
力部を設け、前記複数の誘電体共振器のうち所定の誘電
体共振器に結合する結合部を前記信号入出力部に接続し
た誘電体共振器装置において、 それぞれ前記誘電体の熱膨張係数に同一もしくは近似す
る熱膨張係数を有し、表面に前記電気壁としての電極膜
を形成したセラミック板を前記誘電体ごとに用い、該セ
ラミック板の電極膜に前記誘電体をそれぞれ結合し、複
数の誘電体の電磁界分布の中心軸を一致させるととも
に、前記セラミック板を前記ケースの内壁面または前記
ケース内に設けた金属壁面に個別に接合したことを特徴
としている。
(f)作用 この発明の誘電体共振器装置においては、各誘電体共振
器は、1もしくは2つの平面部分に電気壁が存在してい
るため、これらの電気壁で電磁波モードのイメージが生
成され、従来の例えば円柱状誘電体共振器と同様に作用
する。各誘電体共振器は、それらの各軸が共通に配列さ
れているため、EH11δ,TM01δ,HE11δなどの非
対称モードが励振されにくく、スプリアス特性が良好と
なる。さらに、各小型誘電体共振器は、従来の励えば円
柱状誘電体共振器と比べて、小型であり、1もしくは2
つの平面部分に導体面が接しているため、放熱効果が高
く、全体に小型化された誘電体共振器装置が構成され
る。しかも、各誘電体はその誘電体に同一もしくは近似
する熱膨張係数を有するセラミック板の表面に形成され
た電極膜に接合するようにしたため、例えば金属板に誘
電体を直接接合した場合に比較して、熱膨張係数の差に
起因する接合部に生じる応力歪は充分小さい。また、複
数の誘電体の各々をセラミック板の電極膜に接合し、各
セラミック板をケースの内壁面またはケース内の金属壁
面に個別に接合するようにしたことにより、個々のセラ
ミック板を比較的小さく形成することができるため、例
えば1枚のセラミック板に複数の誘電体を接合する場合
に比較して、セラミック成型時のそりや歪み等が大きく
ならず、個々のセラミック板を精度よく作成することが
でき、ケース内に誘電体を高精度に配置することができ
る。その上、誘電体はセラミック板に焼付固定された状
態でケース内に配置されるが、誘電体ごとにセラミック
板が分離しているため、ケース内に配置する際、誘電体
間の間隔を設定調整することもできる。
(g)実施例 第1図はこの発明の誘電体共振器装置の構造を表す一部
破断斜視図である。図において1,2はこの二つの組み
合わせによって箱型のケースが構成されるケース部材で
あり、鉄やアルミ合金等の金属材料からなる。ケース部
材1の側面には入力用と出力用のN型コネクタ3,4が
取り付けられている。金属ケースの内部には中央部に直
立する金属板6が設けられている。この金属板6の両側
面と、ケース部材1の底面にそれぞれ複数のセラミック
基板7が組み込まれている。このセラミック基板7の表
面には、全面に銀電極が被覆されていて、電気壁を形成
している。この電気壁に接して、円柱状の誘電体共振器
を四分割した形状の誘電体共振器が前記銀電極に焼付固
定されている。これらの誘電体共振器はケース内に51
〜58(同図においては52〜54のみ現れている)が
収納されている。
第2図は第1図に示した装置の部分断面図であり、コネ
クタ3,4が形成されている端面に平行な平面の断面の
一部を表している。図において52は一つの誘電体共振
器を表し、その中心軸を含む一つの外側平面52aが前
記セラミック基板7の垂直面に接し、他の外側平面52
bはセラミック基板7の水平面に接して固定されてい
る。ケース部材2の内壁2aは誘電体共振器の中心軸を
中心とする円筒面に成形されている。なお、この円筒面
2aは特性計算を容易にするために形成されるものであ
り、必ずしもこのような形状でなくともよい。図におい
て8は周波数チューニング用調整ネジであり、金属また
は誘導体から構成され、図に示すようにケース部材2の
コーナー部分に設けられたネジ孔に螺合されていて、こ
の調整ネジ8を回転させることにより、その先端部分8
aがケース内に突出され、この突出量によって周波数チ
ューニング調整が行われる。
第2図に示した共振器系はTE01δのモードで用いられ
る。その際、誘電体共振器内には図中破線で示す方向に
変位電流が流れ、セラミック基板7の表面に形成された
銀電極7a,7bと誘電体共振器の外側平面との接合部
分に主な実電流i1が流れ、ケース部材2の内壁2aに
実電流の漏れ電流i0が流れる。換言すれば、共振電流
が強く流れる経路に、たとえば金属ケースにおけるケー
ス本体と蓋との接合面のような、電流の円滑な流れが妨
げられ易い箇所が存在せず、一体化された電極が設けら
ている。一方、ケースに流れる共振電流は漏れ電流であ
るから、二つのケース部材を組み合わせてなる金属ケー
スを採用することができる。金属ケースは量産性に優れ
ており、この構造は工業的価値が高い。また、その際、
誘電体共振器52などは誘電体損や周辺導体のジュール
損により発熱するが、その熱はセラミック基板7と金属
板6を介してケース部材1および2から放熱される。従
ってその熱は容易に外部に放散され、大電力回路をも用
いることができる。なお、このとき誘電体共振器52な
どはケース部材に接着されたセラミック基板7を介して
固定されているため、金属材料からなるケース部材とセ
ラミック材料からなる誘電体共振器との熱膨張の差によ
る機械的歪を吸収させることができ、電気壁として作用
するセラミック基板表面の銀電極と誘電体共振器との接
合部分が剥がれることなく、完全なTE01δモードの励
振を維持することが可能となる。
第3図は第1図においてコネクタ3が取り付けられてい
るケース部材の側面に対して直角方向の部分断面を表し
ている。図において51は第1段目の誘電体共振器であ
り、9はストリップラインの基板を表し、10は入力用
コネクタ3とこのストリップライン9とを接続するリー
ド線を表している。第4図はこの部分を表す斜視図であ
る。図に示すようにストリップライン9はストリップ基
板9aとストリップ導体9bから構成され、リード線1
0は入力用コネクタ3の中心導体とストリップ導体9b
との間を接続している。第1段目の誘電体共振器51の
底面には銀電極が形成されていて、ストリップ導体9b
と直流的に接続されている。このようにして、誘電体共
振器と入力用コネクタとの間が電気的に接続される。第
5図と第6図は第3図,第4図に示した誘電体共振器5
1の各平面に形成された電極とこの入力部の係合回路の
等価回路を表している。第5図において垂直面に形成さ
れた電極51aは第6図においてコイルLに対応し、第
5図における電極51aと51b間の容量,電極51a
と51c間の容量はそれぞれ第6図においてコンデンサ
C1,C2に対応する。なお、抵抗Rはコネクタ3に接
続される負荷のインピーダンスを表している。このよう
な第1段目の誘電体共振器の水平面に形成される電極の
寸法や形状によって入力インピーダンスを設定し、入力
用コネクタ3に接続される同軸ケーブルのインピーダン
スとマッチングが行われる。
第3図〜第6図に示した例は入力部分の結合回路につい
てであったが、同様の回路が出力側にも構成されてい
る。
第7図は第1図に示した装置の底面または上面に平行な
断面の一部を表す図である。図において53〜56は第
3段目〜第6段目の誘電体共振器を表している。また、
S1は第4段目の誘電体共振器54と第5段目の誘電体
共振器55との結合をとるための開口部、S2は第3段
目の誘電体共振器53と第6段目の誘電体共振器56と
の結合をとるためのスロットを表している。前述のよう
に、これらの各誘電体共振器はTE01δのモードで使用
されるが、同時に2倍波のモードも励振される。この2
倍波の発生はスプリアス特性を低下させる原因の一つと
なる。この実施例では、第4段目の誘電体共振器54と
第5段目の誘電体共振器55との結合においてこの2倍
波の結合を除去している。すなわち、図においてH1は
誘電体共振器54に発生し得る2倍波の磁力線、H2は
誘電体共振器55に発生し得る2倍波の磁力線をそれぞ
れ表しているが、この二つの誘電体共振器相互の2倍液
の磁場のベクトルが積分値として直交する位置関係に、
この二つの誘電体共振器を配置することにより、2倍波
の結合を打ち消すことができる。
なお、この実施例によれば、四分割形状の誘電体共振器
を用いたため、前述の非対称モードそのものが振励され
ず、その結果、従来の円柱形状の誘電体共振器に比べて
スプリアス特性が向上する。四分割形状以外の場合は非
対称モードが若干発生するが、Eモードは存在し得なく
なるため、第16図に示したものに比べるとなお良好な
スプリアス特性を示す。
更に、第7図においてスロットS2の存在により、第3
段目の誘電体共振器53と第6段目の誘電体共振器56
とが弱く結合する。その結果、バンドパスフィルタの特
性上、減衰極を生じさせフィルタ特性を向上させてい
る。
以上のようにして8段の誘電体共振器を用いたバンドパ
スフィルタが構成される。第8図はその等価回路を表し
ている。図においてQe1はコネクタ3と第1段目の誘
電体共振器51との結合部分、Qe2は第8段目の誘電
体共振器(58)とコネクタ4との結合部分をそれぞれ
表している。また、k12,k23,k34,k45,
k56,k67,k78はそれぞれこの二桁の数字が示
す段数の誘電体共振器間の結合部分を表している。さら
にk36は第1図と第7図に示したスロットS2の存在
により第3段目の誘電体共振器53と第6段目の誘電体
共振器56との結合部分を表している。
以上に示したバンドパスフィルタの構成材料と各寸法の
具体例と、その条件における特性例を次に示す。
第9図は各共振器とこれらの共振器を保持するセラミッ
ク基板の材料について表している。また、第11図は各
誘電体共振器の寸法と位置関係における誘電体共振器間
の結合係数を表している。第12図,第13図はこのよ
うな条件のもとで構成されたバンドパスフィルタの特性
を表す図であり、第12図は周波数に対する反射損失と
減衰量を表し、第13図は周波数における挿入損失を表
している。さらに、第10図はこのバンドパスフィルタ
の仕様を表している。このようにして挿入損失が低く、
減衰量の大きなバンドパスフィルタを構成することがで
きる。
なお、上記実施例は、入出力部分の結合を容量結合で行
った例であつたが、この他に誘導結合で行うことも可能
である。第14図(A)〜(C)はその場合の例につい
て表している。同図(A)の例は、ケース側面に取り付
けたコネクタ3からケース内にそって金属ロッド11を
突出させた例であり、この金属ロッド11が発生する磁
力線が誘電体共振器51と鎖交する。同図(B)の例は
ケース内に金属ワイヤからなるループ12が形成され、
その一端12aがケースに半田付けなどにより電気的に
接続され、他端が、ケースの上面に形成されたコネクタ
3に接続されている。同図(C)の例はケースの内壁と
誘電体共振器間にそって金属ワイヤ13が設けられ、そ
の一端13aがケース内に接続され、他端がコネクタ3
に接続されている。このようにして金属ロッドや金属ワ
イヤと誘電体共振器とが誘導結合される。
また、上記実施例は誘電体共振器をケースの内壁等に接
触させて固定する際、表面に銀電極が形成されたセラミ
ック基板を用いた例であったが、例えば第15図に示す
ように金属材料からなる弾性体によって固定することも
可能である。同図において14は波型に形成された金属
板または金属ネットであり、部分的に半田付けによって
接着するかエポキシなどの合成樹脂系の接着剤を用いて
固定する。このようにして弾性体を介して固定すること
により、セラミック材料からなる誘電体共振器の熱膨張
と金属材料からなるケース部材との熱膨張との差による
機械的歪を吸収させることができる。
さらに、上記実施例では、開扇角度が90゜の誘電体共
振器を用いた例であったが、その他に、例えば開扇角度
が30゜より小型の誘電体共振器を用いることができ
る。但しこの場合、開扇角度をあまり小さくすると、無
負荷損失が増大し、無負荷Qが低下する。また、逆に角
度が大きくなると、たとえば180゜にするとあまり小
型化できないが、第16図に示したような従来の誘電体
共振器と比べて放熱効果は良好となる。
(h)発明の効果 以上のようにこの発明によれば、複数の小型誘電体共振
器を、各共振器の軸を共通にして、軸方向に誘導結合さ
せたため、従来の中心軸方向に結合させた誘電体共振器
装置と同様に、設計性が高く、非対称モードが励振され
にくく、スプリアス特性の優れたフィルタを構成するこ
とができる。しかも、各誘電体共振器自体の外形寸法が
小さく、また、ケースの内部形状寸法も小さくできるた
め誘電体共振器装置全体を小型化することができる。さ
らに、各誘電体共振器はケースの内壁などに直接接する
ため放熱効果が高く、大電力用の回路にも用いることが
できる。しかも、各誘電体はその誘電体に同一もしくは
近似する熱膨張係数を有するセラミック板の表面に形成
された電極膜に接合するようにしたため、例えば金属板
に誘電体を直接接合した場合に比較して、熱膨張係数の
差に起因する接合部に生じる応力歪は充分小さい。その
ため、セラミック板から誘電体が剥がれることがなく、
共振器の実電流の流れる経路にクラックが生じ難くな
り、安定性の高い誘電体共振器装置が得られる。また、
複数の誘電体の各々をセラミック板の電極膜に接合し、
各セラミック板をケースの内壁面またはケース内の金属
壁面に個別に接合するようにしたことにより、個々のセ
ラミック板を比較的小さく形成することができるため、
例えば1枚のセラミック板に複数の誘電体を接合する場
合に比較して、セラミック成型時のそりや歪み等が大き
くならず、個々のセラミック板を精度よく作成すること
ができ、ケース内に誘電体を高精度に配置することがで
きる。その上、誘電体はセラミック板に焼付固定された
状態でケース内に配置されるが、誘電体ごとにセラミッ
ク板が分離しているため、ケース内に配置する際、誘電
体間の間隔を容易に設定調整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例である誘電体共振器装置の構
造を表す部分破断斜視図、第2図は同装置の部分断面
図、第3図は第1図に示した誘電体共振器装置の部分断
面図、第4図は第3図に示した部分の斜視図、第5図と
第6図は第1段目の誘電体共振器の構成と等価回路を表
す図、第7図は第1図に示した誘電体共振器装置の部分
断面図、第8図は上記誘電体共振器装置の等価回路、第
9図は上記装置を構成する共振器とセラミック基板の材
料とその特性を表す図、第10図は具体的なバンドパス
フィルタとして得られた特性を表す図、第11図は各誘
電体共振器間の結合係数を表す図、第12図と第13図
はバンドパスフィルタとしての特性を表す図である。第
14図(A)〜(C)は他の実施例に係る誘電体共振器
装置における入出力における結合回路を表す図、第15
図は誘電体共振器の他の固定構造の例を表す断面図、第
16図、第17図(A),(B)は従来の誘電体共振器
装置の構造を表す図である。 1,2−ケース部材、3,4−コネクタ、51〜58−
誘電体共振器、6−金属板、7−セラミック基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 博次 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (56)参考文献 特開 昭57−14201(JP,A) 特開 昭51−107052(JP,A) 特開 昭59−63802(JP,A) 実開 昭61−134105(JP,U) 実開 昭61−134106(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つの電気壁を成す平面上の直線または2
    つの電気壁を成す平面が交わってできる直線を電磁界分
    布の中心軸として、前記電気壁にそれぞれ誘電体を接し
    て成るTE01δモードの複数の誘電体共振器を、隣接す
    る誘電体共振器間が結合するように金属ケース内に配置
    収納し、該ケースの外面に信号入出力部を設け、前記複
    数の誘電体共振器のうち所定の誘電体共振器に結合する
    結合部を前記信号入出力部に接続した誘電体共振器装置
    において、 それぞれ前記誘電体の熱膨張係数に同一もしくは近似す
    る熱膨張係数を有し、表面に前記電気壁としての電極膜
    を形成したセラミック板を前記誘電体ごとに用い、該セ
    ラミック板の電極膜に前記誘電体をそれぞれ接合し、複
    数の誘電体の電磁界分布の中心軸を一致させるととも
    に、前記セラミック板を前記ケースの内壁面または前記
    ケース内に設けた金属壁面に個別に接合したことを特徴
    とする誘電体共振器装置。
JP62008525A 1987-01-17 1987-01-17 誘電体共振器装置 Expired - Lifetime JPH0659001B2 (ja)

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GB8800923A GB2201045B (en) 1987-01-17 1988-01-15 Dielectric resonator apparatus
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