JPH0659720B2 - マツト調防湿フイルム - Google Patents
マツト調防湿フイルムInfo
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- JPH0659720B2 JPH0659720B2 JP60066653A JP6665385A JPH0659720B2 JP H0659720 B2 JPH0659720 B2 JP H0659720B2 JP 60066653 A JP60066653 A JP 60066653A JP 6665385 A JP6665385 A JP 6665385A JP H0659720 B2 JPH0659720 B2 JP H0659720B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はマツト調に艶消しされた金属蒸着面を有し、か
つ防湿性に優れたマツト調防湿フイルムに関するもので
ある。
つ防湿性に優れたマツト調防湿フイルムに関するもので
ある。
加飾性を高めるために、フイルム表面に金属を蒸着する
ことは従来から知られている。
ことは従来から知られている。
例えば特開昭59-192563 号公報には、エチレン−プロピ
レンブロック共重合体やエチレン−プロピレンランダム
共重合体を主成分とするフイルムに金属蒸着層を形成さ
せることが開示されている。
レンブロック共重合体やエチレン−プロピレンランダム
共重合体を主成分とするフイルムに金属蒸着層を形成さ
せることが開示されている。
しかしながら、この発明で得られたフイルムにおいて
は、金属蒸着層によつて防湿性の向上は認められるもの
の、なお防湿性が十分とは云い難い欠点があつた。
は、金属蒸着層によつて防湿性の向上は認められるもの
の、なお防湿性が十分とは云い難い欠点があつた。
本発明はマツト調の艶消しされた金属蒸着面を有し、か
つ防湿性に優れた、すなわち水蒸気透過率Pが1(g/ m2
日/ シート)以下の防湿性を有した、耐摩耗性、耐ブロ
ツキング性など取扱性に優れたマツト調防湿フイルムを
提供することを目的とするものである。
つ防湿性に優れた、すなわち水蒸気透過率Pが1(g/ m2
日/ シート)以下の防湿性を有した、耐摩耗性、耐ブロ
ツキング性など取扱性に優れたマツト調防湿フイルムを
提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本発明は、ポリプロピレン100 重量
部に、極性基を実質的に含まない石油樹脂および極性基
を実質的に含まないテルペン樹脂から選ばれた樹脂の1
種以上が5〜100 重量部混合されたフイルム(I)の少
なくとも片面に、表面粗さRmax が0.15〜20であるエチ
レン成分を20〜40重量%含有するエチレン−プロピレン
ブロツク共重合体を主成分とするフイルム(II)層が積
層され、更にこのフイルム(II)層の上に金属蒸着層が
形成されてなる積層フイルムにおいて、前記フイルム
(I)のガラス転移温度が10〜50℃であることを特徴と
するものである。
部に、極性基を実質的に含まない石油樹脂および極性基
を実質的に含まないテルペン樹脂から選ばれた樹脂の1
種以上が5〜100 重量部混合されたフイルム(I)の少
なくとも片面に、表面粗さRmax が0.15〜20であるエチ
レン成分を20〜40重量%含有するエチレン−プロピレン
ブロツク共重合体を主成分とするフイルム(II)層が積
層され、更にこのフイルム(II)層の上に金属蒸着層が
形成されてなる積層フイルムにおいて、前記フイルム
(I)のガラス転移温度が10〜50℃であることを特徴と
するものである。
本発明において、フイルム(I)に用いられるポリプロ
ピレンは、特に限定されるものではないが、アイソタク
チツクインデツクス(II)が93%以上、テトラリン中で測
定した極限粘度〔η〕が0.8 〜4(dl/g)、特に1.0 〜
2.2(dl/g)の範囲のものが望ましい。
ピレンは、特に限定されるものではないが、アイソタク
チツクインデツクス(II)が93%以上、テトラリン中で測
定した極限粘度〔η〕が0.8 〜4(dl/g)、特に1.0 〜
2.2(dl/g)の範囲のものが望ましい。
プロピレン以外の第2成分、例えばエチレン、ブテン、
ヘキセン、無水マレイン酸などをランダム、ブロツク或
いはグラフト共重合させても良いが、本発明の主旨から
してホモポリマーであることが好ましい。
ヘキセン、無水マレイン酸などをランダム、ブロツク或
いはグラフト共重合させても良いが、本発明の主旨から
してホモポリマーであることが好ましい。
なお、ポリプロピレンには公知の添加剤、例えば結晶核
剤、酸化防止剤、熱安定剤、すべり剤、帯電防止剤、ブ
ロツキング防止剤、充填剤、粘度調整剤、着色防止剤な
どを含有させても良い。
剤、酸化防止剤、熱安定剤、すべり剤、帯電防止剤、ブ
ロツキング防止剤、充填剤、粘度調整剤、着色防止剤な
どを含有させても良い。
かかるポリプロピレンに混合される極性基を実質的に含
まない石油樹脂とは、水酸基(−OH)、カルボキシル
基(−COOH)、ハロゲン基(−X)、スルホン基
(−SO3Y、YはH、Na、1/2 Mgなど)およびこれ
らの変成体などからなる極性基を有さない石油樹脂、即
ち石油系不飽和炭化水素を直接原料とするシクロペンタ
ジエン系、或いは高級オレフイン系炭化水素を主原料と
する樹脂であるが、これらの樹脂に水素を添加し、その
水添率を80%以上、好ましくは95%以上とした水添樹脂
が本発明フイルムの場合は特に好ましい。
まない石油樹脂とは、水酸基(−OH)、カルボキシル
基(−COOH)、ハロゲン基(−X)、スルホン基
(−SO3Y、YはH、Na、1/2 Mgなど)およびこれ
らの変成体などからなる極性基を有さない石油樹脂、即
ち石油系不飽和炭化水素を直接原料とするシクロペンタ
ジエン系、或いは高級オレフイン系炭化水素を主原料と
する樹脂であるが、これらの樹脂に水素を添加し、その
水添率を80%以上、好ましくは95%以上とした水添樹脂
が本発明フイルムの場合は特に好ましい。
更にこの石油樹脂のガラス転移温度Tgは、50℃以上、
好ましくは76℃以上のものが本発明のフイルムにとつて
好ましい。
好ましくは76℃以上のものが本発明のフイルムにとつて
好ましい。
代表的なこの樹脂としては、例えばTg76℃以上で水添
率95%以上のポリジシクロペンタジエン等の高Tg完全
水添脂環族石油樹脂が特にふさわしい。
率95%以上のポリジシクロペンタジエン等の高Tg完全
水添脂環族石油樹脂が特にふさわしい。
極性基を実質的に含まないテルペン樹脂としては、水酸
基、アルデヒド基(−CHO)、ケトン基(>C=
O)、カルボキシル基、ハロゲン基、スルホン基など、
およびこれらの変成体などからなる極性基を実質的に有
さないテルペン樹脂、即ち(C5H8)nの組成の炭化水素お
よびこれらから導かれる変成化合物である。
基、アルデヒド基(−CHO)、ケトン基(>C=
O)、カルボキシル基、ハロゲン基、スルホン基など、
およびこれらの変成体などからなる極性基を実質的に有
さないテルペン樹脂、即ち(C5H8)nの組成の炭化水素お
よびこれらから導かれる変成化合物である。
nは2〜20程度の自然数である。
テルペン樹脂のことを別称してテルペノイドと呼ぶこと
もある。
もある。
代表的な化合物としては、ピネン、ジペンテン、カレ
ン、ミルセン、オシメン、リモネン、テルピノレン、テ
ルピネン、サビレン、トリシクレン、ビサボレン、ジン
ギペレン、サンタレン、カンホレン、ミレン、トタレン
などがあり、本発明のフイルムの場合、水素を添加さ
せ、その水添率を80%以上、好ましくは90%以上とする
のが望ましく、特に水添β−ピネン、水添ジペンテンな
どが好ましい。
ン、ミルセン、オシメン、リモネン、テルピノレン、テ
ルピネン、サビレン、トリシクレン、ビサボレン、ジン
ギペレン、サンタレン、カンホレン、ミレン、トタレン
などがあり、本発明のフイルムの場合、水素を添加さ
せ、その水添率を80%以上、好ましくは90%以上とする
のが望ましく、特に水添β−ピネン、水添ジペンテンな
どが好ましい。
このように水添した樹脂を使用することが本発明の場合
重要であり、臭素価としては10以下、好ましくは5以
下、更に好ましくは1以下のものが良い。
重要であり、臭素価としては10以下、好ましくは5以
下、更に好ましくは1以下のものが良い。
本発明におけるフイルム(I)は、上記ポリプロピレン
100 重量部に、極性基を実質的に含まない石油樹脂およ
び極性基を実質的に含まないテルペン樹脂から選ばれた
樹脂の1種以上が5〜100 重量部、好ましくは10〜29重
量部混合されたフイルムであり、かつガラス転移温度T
gが10〜50℃、好ましくは20〜40℃である。
100 重量部に、極性基を実質的に含まない石油樹脂およ
び極性基を実質的に含まないテルペン樹脂から選ばれた
樹脂の1種以上が5〜100 重量部、好ましくは10〜29重
量部混合されたフイルムであり、かつガラス転移温度T
gが10〜50℃、好ましくは20〜40℃である。
極性基を実質的に含まない上記樹脂の混合量が100 重量
部、好ましくは29重量部を越えると、本発明フイルムの
機械的、熱的、化学的特性が劣化するのみならず、上記
樹脂がフイルム(I)の表面にブリードアウトし、エチ
レン−プロピレン共重合体を主成分とするフイルム(I
I)層の接着を悪化させる。
部、好ましくは29重量部を越えると、本発明フイルムの
機械的、熱的、化学的特性が劣化するのみならず、上記
樹脂がフイルム(I)の表面にブリードアウトし、エチ
レン−プロピレン共重合体を主成分とするフイルム(I
I)層の接着を悪化させる。
更にフイルム(I)は、植物油、鉱物油などの油透過性
が増大し、フイルムの表面に油がしみ出して本発明フイ
ルムにおける層間接着力を更に低下させる。
が増大し、フイルムの表面に油がしみ出して本発明フイ
ルムにおける層間接着力を更に低下させる。
また、上記樹脂の混合量が5重量部、好ましくは10重量
部未満の場合には、フイルム(I)のガラス転移温度T
gの如何によらず優れた防湿性が得られない。
部未満の場合には、フイルム(I)のガラス転移温度T
gの如何によらず優れた防湿性が得られない。
このように、特に樹脂混合量が10〜29重量部と少ない場
合に本発明の効果は著しくなる。
合に本発明の効果は著しくなる。
更にガラス転移温度Tgの値が10℃未満、好ましくは20
℃未満の場合には、本発明の目的である優れた防湿性が
達成されず、一方、Tgの値が50℃、好ましくは40℃を
越えると本発明のフイルムの機械的性質等が著しく劣つ
たものになる。本発明においては、かかるフイルム
(I)において分子鎖が配向していても、配向していな
くてもよいが、樹脂添加量を少なくしてTgを上げた
り、さらには機械的性質、光学的性質、熱低性質などの
点から分子鎖が配向している方が好ましい。
℃未満の場合には、本発明の目的である優れた防湿性が
達成されず、一方、Tgの値が50℃、好ましくは40℃を
越えると本発明のフイルムの機械的性質等が著しく劣つ
たものになる。本発明においては、かかるフイルム
(I)において分子鎖が配向していても、配向していな
くてもよいが、樹脂添加量を少なくしてTgを上げた
り、さらには機械的性質、光学的性質、熱低性質などの
点から分子鎖が配向している方が好ましい。
特に2軸で、しかもフイルム内面でバランスしているフ
イルム、即ち複屈折の絶対値で0.025以下、好ましくは
0.015 以下である。
イルム、即ち複屈折の絶対値で0.025以下、好ましくは
0.015 以下である。
また、膜面配向の目安である縦方向の屈折率と、横方向
の屈折率の和の1/2値から厚さ方向の屈折率を引いた
値は0.006 〜0.012 の範囲のものがフイルム表面の劈開
や耐油性などの点で好ましいものである。
の屈折率の和の1/2値から厚さ方向の屈折率を引いた
値は0.006 〜0.012 の範囲のものがフイルム表面の劈開
や耐油性などの点で好ましいものである。
更にフイルム(I)の結晶化度は50%以上、好ましくは
60%以上であるのが望ましく、基体フイルム厚さは0.5
〜1000μm、好ましくは4〜250 μm、更に好ましくは
8〜60μmの範囲のものが望ましい。
60%以上であるのが望ましく、基体フイルム厚さは0.5
〜1000μm、好ましくは4〜250 μm、更に好ましくは
8〜60μmの範囲のものが望ましい。
本発明におけるフイルム(I)は、上記のようにポリプ
ロピレンに極性基を実質的に含まない石油樹脂あるいは
極性基を実質的に含まないテルペン樹脂の1種以上を混
合したものであるが、これらの樹脂に更に他の樹脂が添
加される場合、その量は30部未満、好ましくは20部未満
が望ましい。
ロピレンに極性基を実質的に含まない石油樹脂あるいは
極性基を実質的に含まないテルペン樹脂の1種以上を混
合したものであるが、これらの樹脂に更に他の樹脂が添
加される場合、その量は30部未満、好ましくは20部未満
が望ましい。
また、他の樹脂としては、ポリプロピレン以外のポリオ
レフイン、極性基を含む石油樹脂、極性基を含むテルペ
ン樹脂などである。
レフイン、極性基を含む石油樹脂、極性基を含むテルペ
ン樹脂などである。
本発明において、フイルム(I)の少なくとも片面に積
層されるエチレン−プロピレンブロツク共重合体を主成
分とするフイルム(II)は、表面粗さRmax が0.15〜20
μmであり、エチレン−プロピレンブロツク共重合体単
独でも良いし、他のポリマーを5〜35重量%添加するこ
ともできる。
層されるエチレン−プロピレンブロツク共重合体を主成
分とするフイルム(II)は、表面粗さRmax が0.15〜20
μmであり、エチレン−プロピレンブロツク共重合体単
独でも良いし、他のポリマーを5〜35重量%添加するこ
ともできる。
エチレン−プロピレン共重合体がブロック共重合体であ
ることにより、はじめて本発明の目的とする防湿性、金
属蒸着層との接着性、艶消し性を有利に改良することが
できる。
ることにより、はじめて本発明の目的とする防湿性、金
属蒸着層との接着性、艶消し性を有利に改良することが
できる。
かかる他のポリマーとしては、エチレン−プロピレンラ
ンダム共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エチレンとポリプロピレンとのブレンド物、エチレン−
プロピレンランダム共重合体とポリエチレンおよび/ま
たはポリプロピレンとのブレンド物等を挙げることがで
きる。
ンダム共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エチレンとポリプロピレンとのブレンド物、エチレン−
プロピレンランダム共重合体とポリエチレンおよび/ま
たはポリプロピレンとのブレンド物等を挙げることがで
きる。
フイルム(II)層を構成するエチレン−プロピレンブロ
ック共重合体は、20〜40重量%のエチレン成分を含有す
る。
ック共重合体は、20〜40重量%のエチレン成分を含有す
る。
ここでエチレン成分とは、エチレン−プロピレンブロツ
ク共重合体以外の他のポリマーが添加された場合には、
他のポリマーにおけるエチレン成分も含めた全エチレン
成分を指す。
ク共重合体以外の他のポリマーが添加された場合には、
他のポリマーにおけるエチレン成分も含めた全エチレン
成分を指す。
エチレン成分が20重量%未満では、上記特定の表面粗さ
を得ることができず、金属蒸着層との十分な接着強度を
得ることが困難である。
を得ることができず、金属蒸着層との十分な接着強度を
得ることが困難である。
また、エチレン成分が40重量%を越えると、上記特定の
表面粗さを得ることができなくなる。
表面粗さを得ることができなくなる。
エチレン−プロピレンブロツクの共重合体を主成分とす
るフイルム(II)層の表面粗さRmax が0.15μm、好ま
しくは0.18μmに満たないと艶消し効果が低下するばか
りでなく、優れた防湿性も得られない。
るフイルム(II)層の表面粗さRmax が0.15μm、好ま
しくは0.18μmに満たないと艶消し効果が低下するばか
りでなく、優れた防湿性も得られない。
一方、表面粗さが20μm、好ましくは2μmを越える
と、高級なマツト調感が得られないのみならず、優れた
防湿性も得られない。
と、高級なマツト調感が得られないのみならず、優れた
防湿性も得られない。
フイルム(II)上に形成される金属蒸着層は、その金属
としては特に限定されるものではなく、Al、Zn、Al−Zn
合金、Ni、Cr、Co等が用いられるが、AlやZnが好まし
い。
としては特に限定されるものではなく、Al、Zn、Al−Zn
合金、Ni、Cr、Co等が用いられるが、AlやZnが好まし
い。
蒸着層の厚さは、100 〜2000Å、好ましくは200 〜1000
Åであり、この蒸着層は電熱加熱溶融蒸着法、イオンビ
ーム蒸着法、スパツタリング法、またはイオンプレーテ
イング法などの周知の方法で形成される。
Åであり、この蒸着層は電熱加熱溶融蒸着法、イオンビ
ーム蒸着法、スパツタリング法、またはイオンプレーテ
イング法などの周知の方法で形成される。
次に本発明のマツト調防湿フイルムの製造方法について
述べる。
述べる。
ポリプロピレンに上記特定の石油樹脂および/またはテ
ルペン樹脂を添加した原料(I)と、エチレン−プロピ
レンブロツク共重合体を主成分とする原料(II)をそれ
ぞれ別々の押出機に供給し、樹脂温度で240 ℃を越えな
い温度、好ましくは180 〜220 ℃の温度で融解させた
後、(I)/(II)の2層複合口金から吐出させ、2層
積層無延伸フイルムを得る。
ルペン樹脂を添加した原料(I)と、エチレン−プロピ
レンブロツク共重合体を主成分とする原料(II)をそれ
ぞれ別々の押出機に供給し、樹脂温度で240 ℃を越えな
い温度、好ましくは180 〜220 ℃の温度で融解させた
後、(I)/(II)の2層複合口金から吐出させ、2層
積層無延伸フイルムを得る。
このとき樹脂温度が240 ℃、好ましくは220 ℃を越える
と本発明の目的とする防湿フイルムが得られないばかり
か、樹脂が熱分解したり、飛散したりする。
と本発明の目的とする防湿フイルムが得られないばかり
か、樹脂が熱分解したり、飛散したりする。
また冷却ドラムの表面温度はあとの工程との関係によつ
ても変るが、60〜120 ℃、好ましくは95〜110 ℃の範囲
のものが良い。
ても変るが、60〜120 ℃、好ましくは95〜110 ℃の範囲
のものが良い。
つづいてキヤストした上記フイルムを一軸配向、二軸配
向、あるいは多軸配向させたり、あるいは熱処理をし
て、フイルム(II)層に特定の表面粗さを形成させると
共に、フイルム(I)のガラス転移温度を特定の範囲に
する。
向、あるいは多軸配向させたり、あるいは熱処理をし
て、フイルム(II)層に特定の表面粗さを形成させると
共に、フイルム(I)のガラス転移温度を特定の範囲に
する。
この場合、配向を与える方法は任意の公知の方法、例え
ばロール延伸、圧延、テンター延伸、デイスク延伸、ベ
ルト延伸およびその組合せなどを用いることができる。
ばロール延伸、圧延、テンター延伸、デイスク延伸、ベ
ルト延伸およびその組合せなどを用いることができる。
この時、フイルム(I)のTgの値およびエチレン−プ
ロピレンブロツク共重合体を主成分とするフイルム(I
I)層の表面粗さが上記特定の範囲に入るように配向さ
せる必要があり、例えば逐次二軸延伸の場合、最初の縦
延伸倍率は6〜10倍、横延伸倍率は6〜12倍程度が良
い。
ロピレンブロツク共重合体を主成分とするフイルム(I
I)層の表面粗さが上記特定の範囲に入るように配向さ
せる必要があり、例えば逐次二軸延伸の場合、最初の縦
延伸倍率は6〜10倍、横延伸倍率は6〜12倍程度が良
い。
次いで得られた積層フイルムを真空蒸着装置の中に充填
し、アルミニウム等をエチレン−プロピレン共重合体を
主成分とするフイルム(II)層の表面に蒸着させると、
本発明の防湿フイルムが得られる。
し、アルミニウム等をエチレン−プロピレン共重合体を
主成分とするフイルム(II)層の表面に蒸着させると、
本発明の防湿フイルムが得られる。
蒸着前後の積層フイルムに、収縮率の変化は殆どみられ
ない。
ない。
なお本発明においては、金属蒸着に先立つて積層された
エチレン−プロピレンブロツク共重合体を主成分とする
フイルム(II)層の表面に、空気中でのコロナ放電処理
をしてもよいが、本発明の場合、特に炭酸ガス、窒素ガ
スなどの存在下、実質的に酸素のない雰囲気下でコロナ
放電、あるいはプラズマ処理をして極表層部、例えば表
面から100 Åまでにイミノ型および/またはアミノ型の
窒素原子を導入することもできる。
エチレン−プロピレンブロツク共重合体を主成分とする
フイルム(II)層の表面に、空気中でのコロナ放電処理
をしてもよいが、本発明の場合、特に炭酸ガス、窒素ガ
スなどの存在下、実質的に酸素のない雰囲気下でコロナ
放電、あるいはプラズマ処理をして極表層部、例えば表
面から100 Åまでにイミノ型および/またはアミノ型の
窒素原子を導入することもできる。
代表的なかかる表面処理法としては、例えば特公昭57-3
0,854 号などに示されているように、実質的に窒素と二
酸化炭素との混合ガス(N2/CO2=100 /0〜50/50体積
比)雰囲気下で、しかも酸素濃度0.1vol% 以下の雰囲気
下でコロナ放電処理する。
0,854 号などに示されているように、実質的に窒素と二
酸化炭素との混合ガス(N2/CO2=100 /0〜50/50体積
比)雰囲気下で、しかも酸素濃度0.1vol% 以下の雰囲気
下でコロナ放電処理する。
あるいは種々の気体をプラズマ状態におきフイルム表面
を化学変化させる方法、例えば特開昭59-98,140 号や、
薬液処理によつて表面活性化層を形成させる方法があ
る。
を化学変化させる方法、例えば特開昭59-98,140 号や、
薬液処理によつて表面活性化層を形成させる方法があ
る。
かかる表面処理によつて、フイルム(II)と蒸着金属層
との接着強度を高めることができるのみならず、防湿性
をも向上させることができる。
との接着強度を高めることができるのみならず、防湿性
をも向上させることができる。
また、本発明にとつては、エチレン−プロピレンブロツ
ク共重合体を主成分とするフイルム(II)層とフイルム
(I)層との間に厚さ0.2 〜3μmのポリプロピレンの
薄層を介在させておくと、金属表面の艶消し効果や防湿
性を一段と向上させるのに役立つ。
ク共重合体を主成分とするフイルム(II)層とフイルム
(I)層との間に厚さ0.2 〜3μmのポリプロピレンの
薄層を介在させておくと、金属表面の艶消し効果や防湿
性を一段と向上させるのに役立つ。
以上述べたように本発明によれば、ポリプロピレンに特
定の樹脂を混合したフイルム(I)の少なくとも片面
に、エチレン−プロビレンブロツク共重合体を主成分と
するフイルム(II)層を積層し、かつこの層の表面粗さ
Rmam を0.15〜20μmとし、このフイルム(II)層の上
に金属が蒸着された積層フイルムにおいて、フイルム
(I)のガラス転移温度Tgを10〜50℃と通常のポリプ
ロピレンのTg(0℃)に比較して非常に高くしたの
で、下記の効果を奏することができる。
定の樹脂を混合したフイルム(I)の少なくとも片面
に、エチレン−プロビレンブロツク共重合体を主成分と
するフイルム(II)層を積層し、かつこの層の表面粗さ
Rmam を0.15〜20μmとし、このフイルム(II)層の上
に金属が蒸着された積層フイルムにおいて、フイルム
(I)のガラス転移温度Tgを10〜50℃と通常のポリプ
ロピレンのTg(0℃)に比較して非常に高くしたの
で、下記の効果を奏することができる。
(1) フイルム(I)層と金属蒸着層によつて優れた防
湿性が得られ、水蒸気透過率としては1.0以下、好まし
くは0.5 (g/m2日/20 μm)以下のものが得られる。
湿性が得られ、水蒸気透過率としては1.0以下、好まし
くは0.5 (g/m2日/20 μm)以下のものが得られる。
(2) エチレン−プロピレンブロツク共重合体を主成分
とするフイルム(II)層にRmax =0.15〜20の表面粗さ
が形成されているので、金属蒸着層に優れた艶消し効果
が得られる。
とするフイルム(II)層にRmax =0.15〜20の表面粗さ
が形成されているので、金属蒸着層に優れた艶消し効果
が得られる。
従って本発明のフイルムは、描画性に富み、かつマツト
調の高級イメージが付与される。
調の高級イメージが付与される。
(3) 本発明においては、金属層が特定の表面粗さを有
するエチレン−プロピレン共重合体を主成分とするフイ
ルム(II)層に蒸着されているので、蒸着金属層が比較
的均一に形成され、すべり剤を添加しなくても金属蒸着
面同志のブロツキングが防止される。
するエチレン−プロピレン共重合体を主成分とするフイ
ルム(II)層に蒸着されているので、蒸着金属層が比較
的均一に形成され、すべり剤を添加しなくても金属蒸着
面同志のブロツキングが防止される。
(4) また、金属蒸着面は剥離し難く、蒸着面同志の耐
摩耗性が優れた金属蒸着面が得られる。
摩耗性が優れた金属蒸着面が得られる。
(5) 金属蒸着面、特にAlの場合、例えば40℃、60RH%
下においても優れた耐水性を示し、蒸着層が消失するこ
となく長持ちさせることができる。
下においても優れた耐水性を示し、蒸着層が消失するこ
となく長持ちさせることができる。
なお、本発明で使用した用語の定義および測定方法につ
いて説明する。
いて説明する。
(1) 水蒸気透過率 JIS Z-0208に従い、40℃、90%RH で測定した値でg/m2日
/ フイルム厚さ単位で表す。
/ フイルム厚さ単位で表す。
(2) 極限粘度〔η〕 ASTM D 1601 に従つてテトラリン中で測定したもので、
dl/g単位で表す。
dl/g単位で表す。
(3) アイソタクチツクインデツクス(II)は、試料のフ
イルムを約1cm平方の大きさに切り、これをソクスレー
抽出器に入れ沸騰メチルアルコールで6時間抽出する。
イルムを約1cm平方の大きさに切り、これをソクスレー
抽出器に入れ沸騰メチルアルコールで6時間抽出する。
抽出した試料を60℃で6時間真空乾燥する。
これから重量W(mg)の試料を取り、これを再びソツク
スレー抽出器に入れて沸騰n−ヘプタンで6時間抽出す
る。次いで、この試料を取り出し、アセトンで十分洗浄
した後、60℃で6時間真空乾燥した後、重量を測定す
る。
スレー抽出器に入れて沸騰n−ヘプタンで6時間抽出す
る。次いで、この試料を取り出し、アセトンで十分洗浄
した後、60℃で6時間真空乾燥した後、重量を測定す
る。
その重量をW′(mg)とすると、アイソタクチツクイン
デツクスは次式で求められる。
デツクスは次式で求められる。
アイソタクチツクインデツクス(%) =100 ×W′/W (4) ガラス転移温度(Tg) サンプル10mgを走査型熱量計DSC−II型(Perkin Elm
er社製)にセツトし、窒素気流下に昇温速度40℃/ 分の
速度で−20℃からスタートさせてサーモグラフを書か
せ、ベースラインから吸熱ピークのずれる温度と、もど
る温度との算術平均値をとつた温度をTgとする。
er社製)にセツトし、窒素気流下に昇温速度40℃/ 分の
速度で−20℃からスタートさせてサーモグラフを書か
せ、ベースラインから吸熱ピークのずれる温度と、もど
る温度との算術平均値をとつた温度をTgとする。
もちろん、サンプルが複合フイルムであつてもこの方法
で測定すれば良い。
で測定すれば良い。
(5) 表面粗さRmax JIS B0601-1976に従い、カツトオフ0.25mmで求めた最大
粗さRmax で表す。
粗さRmax で表す。
(6) 臭素価 JIS K -2543 -1979 によつて測定する。
試料油100g中の不飽和成分に付加される臭素のg数を云
う。
う。
(7) 屈折率 屈折率Nは、Abbeの屈折計を用い、Na−D線を光源と
し、マイント液としてサリチル酸メチルを用いて接眼レ
ンズの偏光板の方向を変えて特定方向の屈折率を全反射
法により測定する。
し、マイント液としてサリチル酸メチルを用いて接眼レ
ンズの偏光板の方向を変えて特定方向の屈折率を全反射
法により測定する。
(8) 接着性 フイルムにAlを厚さ600 Å程度にベルジャ型高真空蒸着
装置にて、約1×10-5mmHg の真空度で蒸着し、その
後、この蒸着面にセロフアン粘着テープ(ニチバン製
“セロテープ”を使用)を張り付け、急速にセロフアン
テープを剥離し、Al蒸着膜の剥離状態で評価する。
装置にて、約1×10-5mmHg の真空度で蒸着し、その
後、この蒸着面にセロフアン粘着テープ(ニチバン製
“セロテープ”を使用)を張り付け、急速にセロフアン
テープを剥離し、Al蒸着膜の剥離状態で評価する。
○:Al蒸着膜の剥離面積が90% 以上 △: 〃 50〜90% 未満 ×: 〃 50% 未満 (9) 艶消し性 表面の光沢度(ASTM D2457)が30%以下のものを○、50
%以上のものを×、その中間を△とする。
%以上のものを×、その中間を△とする。
(10) ブロツキング性 測定フイルム同志を重ね合せ、その上の3cm角に2Kgの
荷重をのせ、40℃、65RH%下で24時間放置後、測定フイ
ルム面同志の剥離力が0のものを○、400g以上のものを
×、中間のものを△とする。
荷重をのせ、40℃、65RH%下で24時間放置後、測定フイ
ルム面同志の剥離力が0のものを○、400g以上のものを
×、中間のものを△とする。
次に本発明の実施例を示す。
実施例 ポリプロピレンとして、三井東圧(株)製、三井“ノー
プレン”JS1429(テトラリン中での測定極限粘度〔η〕
=2.25dl/g、アイソタクチツクインデツクスII=98%)
を用い、特定の水添石油樹脂として、エツソ化学(株)
の無極性ポリジシクロペンタジエンを主成分とする“エ
スコレツ”5320を用いた。
プレン”JS1429(テトラリン中での測定極限粘度〔η〕
=2.25dl/g、アイソタクチツクインデツクスII=98%)
を用い、特定の水添石油樹脂として、エツソ化学(株)
の無極性ポリジシクロペンタジエンを主成分とする“エ
スコレツ”5320を用いた。
このポリプロピレン樹脂100 重量部に対し、“エスコレ
ツ”5320を25重量部を均一にブレンドして原料(I)と
た。
ツ”5320を25重量部を均一にブレンドして原料(I)と
た。
一方、エチレン成分30重量%、プロピレン成分70重量%
のエチレン−プロピレンブロツク共重合体を原料(II)
とし、それぞれ別の押出機に供給して220 ℃で溶融し、
(I)/(II)からなる2層状に溶融共押出して、85℃
に保たれたキヤステイングドラム上にキヤストして2層
積層無延伸フイルムを得た。
のエチレン−プロピレンブロツク共重合体を原料(II)
とし、それぞれ別の押出機に供給して220 ℃で溶融し、
(I)/(II)からなる2層状に溶融共押出して、85℃
に保たれたキヤステイングドラム上にキヤストして2層
積層無延伸フイルムを得た。
このフイルムを直ちに135 ℃に保たれている熱風オーブ
ン加熱式縦延伸ロールに導入し、長手方向に7倍延伸
し、続いて158 ℃に加熱されたテンター無いで横方向に
10倍延伸し、161 ℃で10秒間、横方向に5%のリラツク
スを許しながら熱処理をして2層積層フイルムを得た。
ン加熱式縦延伸ロールに導入し、長手方向に7倍延伸
し、続いて158 ℃に加熱されたテンター無いで横方向に
10倍延伸し、161 ℃で10秒間、横方向に5%のリラツク
スを許しながら熱処理をして2層積層フイルムを得た。
このフイルムのフイルム(II)の表面に空気/炭酸ガス
=90/10体積比の雰囲気下でコロナ放電処理をして、フ
イルム(I)の厚さは20μm、フイルム(II)の厚さは
2μm、表面粗さRmax 0.6 μmの積層フイルムを得
た。
=90/10体積比の雰囲気下でコロナ放電処理をして、フ
イルム(I)の厚さは20μm、フイルム(II)の厚さは
2μm、表面粗さRmax 0.6 μmの積層フイルムを得
た。
フイルム(I)のTgは32℃であつた。
次いでフイルム(II)層上にAlを600 Åの厚さで蒸着さ
せ、得られた防湿フイルムの水蒸気透過率、Al層接着性
などの特性を評価した。
せ、得られた防湿フイルムの水蒸気透過率、Al層接着性
などの特性を評価した。
結果を下記表に示す。
実施例で用いたフイルム(II)層の代りに、エチレン成
分4重量%のエチレン−プロピレンランダム共重合体か
らなるフイルム(II)層を用いた以外は、実施例と全く
同様にしてAl蒸着フイルムを得た。
分4重量%のエチレン−プロピレンランダム共重合体か
らなるフイルム(II)層を用いた以外は、実施例と全く
同様にしてAl蒸着フイルムを得た。
このフイルムの特性を下記表に併記する。
この表から明らかなように、本発明の防湿フイルムは、
防湿性ばかりでなく、Al層接着性、ブロツキング、艶消
し性において、優れている。
防湿性ばかりでなく、Al層接着性、ブロツキング、艶消
し性において、優れている。
Claims (1)
- 【請求項1】ポリプロピレン100 重量部に、極性基を実
質的に含まない石油樹脂および極性基を実質的に含まな
いテルペン樹脂から選ばれた樹脂の1種以上が5 〜100
重量部混合されたフイルム(I)の少なくとも片面に、
表面粗さRmax が0.15〜20μmであるエチレン成分を20
〜40重量%含有するエチレン−プロピレンブロック共重
合体を主成分とするフイルム(II)層が積層され、更に
このフイルム(II)層の上に金属蒸着層が形成されてな
る積層フィルムにおいて、前記フィルム(I)のガラス
転移温度が10〜50℃であることを特徴とするマット調防
湿フイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60066653A JPH0659720B2 (ja) | 1985-04-01 | 1985-04-01 | マツト調防湿フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60066653A JPH0659720B2 (ja) | 1985-04-01 | 1985-04-01 | マツト調防湿フイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61227039A JPS61227039A (ja) | 1986-10-09 |
| JPH0659720B2 true JPH0659720B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=13322069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60066653A Expired - Lifetime JPH0659720B2 (ja) | 1985-04-01 | 1985-04-01 | マツト調防湿フイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0659720B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0736791Y2 (ja) * | 1988-08-26 | 1995-08-23 | 凸版印刷株式会社 | 転写用着色シート |
| JP6554765B2 (ja) * | 2013-07-23 | 2019-08-07 | 東洋紡株式会社 | ポリプロピレン積層延伸フィルム |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5850591A (ja) * | 1981-09-22 | 1983-03-25 | 株式会社河合楽器製作所 | 鍵盤回路の押鍵数処理方式 |
-
1985
- 1985-04-01 JP JP60066653A patent/JPH0659720B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61227039A (ja) | 1986-10-09 |
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