JPH0660887U - 電子楽器の樹脂成形鍵 - Google Patents

電子楽器の樹脂成形鍵

Info

Publication number
JPH0660887U
JPH0660887U JP302093U JP302093U JPH0660887U JP H0660887 U JPH0660887 U JP H0660887U JP 302093 U JP302093 U JP 302093U JP 302093 U JP302093 U JP 302093U JP H0660887 U JPH0660887 U JP H0660887U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
resin
wall surface
gate
key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP302093U
Other languages
English (en)
Inventor
恵介 渡辺
郁男 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP302093U priority Critical patent/JPH0660887U/ja
Publication of JPH0660887U publication Critical patent/JPH0660887U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子楽器の樹脂成形鍵の成形時に発生する反
りを防止する。 【構成】 長手方向に平行する一対の側壁面1a,1b
を有する横断面がコの字状の樹脂成形鍵1の一方の側壁
面1aの中間部に、成形用金型のゲート位置Aを設け、
このゲート側の側壁面1aの肉厚t1より、それに対向
する側壁面1bの肉厚t2を大きくすることにより、ゲ
ートから注入される高温溶融状態の樹脂材料が先に冷却
される側壁面1bの樹脂量を後から冷却される側壁面1
aの樹脂量より多くして両側壁面の冷却凝固時間をほぼ
同一にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、長手方向に平行する一対の側壁面を有する横断面がほぼコの字状 の電子楽器の樹脂成形鍵に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の樹脂成形鍵は、図5に示すように下面側が開放された横断面コの字状 の鍵1の互いに平行する一対の側壁面の長手方向の中間部にゲート位置Aを設け たものと、鍵1の後端部にゲート位置Bを設けたものとの2通りがあった。
【0003】 そして、これらの鍵を樹脂成形するための金型としては、図6の(a)に示す ようにゲート位置Aの鍵1を2個取りする金型2と、同図の(b)に示すように ゲート位置Bの鍵1を2個取り又は4個取りする金型2′とが存在した。 これらの金型2,2′は上型と下型との間に鍵1の形状に対応した型空間が形 成され、上型に設けた注入口2aからランナ2b,ゲート2cを介して高温の溶 融状態にある樹脂材料が流し込まれ、冷却による樹脂材料の凝固後、上型と下型 とを引き離しゲート2c部を切断してその切断面を仕上げ加工することにより鍵 1が完成される。 このようにして成形された鍵1は、図7に示すように両側壁1a,1bの厚さ tは同一に形成されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の電子楽器の樹脂成形鍵にあって、ゲート位置 Aを有するものは、ゲート2cからゲート側の側壁面に注入された高温の樹脂が 上壁面を通って反対側の側壁面に達するので、ゲート側と反対側の側壁面に注入 される樹脂はゲート側の側壁面に注入される樹脂よりも先に注入されることにな る。
【0005】 したがって、ゲート側の側壁面に対向する側壁面の樹脂が先に冷却されて収縮 固化し、その収縮分が補填注入されると共に、ゲート側壁面にも充填され、その 後ゲート側壁面の樹脂が冷却されて収縮固化することになり、そのため樹脂成形 鍵1に図8に示すような反りが発生し、鍵盤楽器の場合には各鍵間の間隙が不揃 いになって外観品質が著しく低下するという問題点があった。
【0006】 また、ゲート位置Bを有するものは、鍵としてもっとも重要な操作部がゲート からもっとも遠い鍵先端に位置し、この部分にひけ等を生じやすいため、樹脂充 填圧力を大幅に上げなければならないので、大形の成形機が必要となる。 一方ゲート位置を鍵先端とした場合、ゲート跡が残り見ばえが悪い上、演奏時 に指を傷つけることになりかねない。 この考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、小形の金型と低い樹脂充填 圧力により成形し得て長手方向の反りが発生しない樹脂成形品を提供することを 目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記の目的を達成するため、長手方向に平行する一対の側壁面を有 する横断面がほぼコの字状の樹脂成形鍵を成形するための金型内に、上記樹脂成 形鍵の形状に対応し上記一対の側壁面の一方の長手方向中間部に対応する位置に ゲートを有する型空間を設け、この型空間内に上記ゲートを介して樹脂材料を注 入して成形される電子楽器の樹脂成形鍵において、上記樹脂成形鍵のゲート側の 側壁面に対向する側壁面の肉厚を上記ゲート側の側壁面の肉厚より大きくしたも のである。
【0008】
【作用】
この考案による電子楽器の樹脂成形鍵は上記のように構成することにより、ゲ ート側の側壁面に対向する側壁面の樹脂量がゲート側の側壁面の樹脂量より多く なり、樹脂注入後の冷却収縮の時間をゲート側の側壁面とそれに対向する側壁面 とでほぼ同等にすることができる。 これによって、大形の金型や高い樹脂充填圧力を必要とせず、反りの発生を有 効に防止することが可能になる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案を鍵盤楽器の鍵に実施した実施例を図面に基づいて具体的に説 明する。 図1は、この考案の一実施例の下面側を上側にして示す斜視図、図2はその拡 大横断面図、図3はこの考案による鍵の成形用金型の要部を示す断面図、図4は この考案による鍵を用いた鍵盤の一部を示す平面図である。
【0010】 樹脂成形鍵(以下単に「鍵」という)1を、図1に示すように、長手方向に平 行する一対の側壁面1a,1bと上壁面1cを有し下面側(図1及び図2では上 面側)が開放された横断面コの字状の細長い箱状に形成し、図1で右端側の後端 部に後壁面1dを形成する。鍵1の前半部の下面側にはL字状の上限ストッパ1 eを一体に形成し、その前方にはこの鍵ではその幅を片方にだけ拡大して幅広部 1fを形成している。側壁面1aの長手方向の中間部は、図3に示す成形用金型 2の上型2Aに形成した樹脂注入用のゲート2cに連通し、図1及び図2に示す 仕上げ前の痕跡部1gがそのゲート位置を示している。
【0011】 そして、図2に明示するように、上記ゲート2c側の側壁面1aの肉厚t1よ り、この側壁面1aに相対向する側壁面1bの肉厚t2を大きくして側壁面1b 側の樹脂量を側壁面1a側の樹脂量より多くすることにより、樹脂注入後の冷却 収縮に要する時間を両側壁面1a,1bでほぼ同等になるようにしている。 なお、試作ではt1=2.0mm,t2=2.3mmと15%程度の差にして 好適な結果を得ている。
【0012】 このような鍵1を成形する金型2は全体として図6の(a)に示したような平 面形状をなし、図3にその一方のみの断面を示すように、金型2は、互いに接合 される上型2Aと下型2Bとからなっており、上型2Aと下型2Bとを接合した 状態で鍵1の形状に対応した型空間2dが形成されている。
【0013】 上型2Aの下面には比較的太い溝により構成されるランナ2bと、細い溝によ り構成されるゲート2cとが形成されている。ランナ2bの他端は、上型2Aを 上下に貫通する透孔2eを介してその上面に設けた注入口2aに連通し、ゲート 2cの他端は型空間2dの一方の鍵側壁面1aの長手方向中間部の下端側に対応 する位置に連通している。
【0014】 このような構成からなる金型2に注入器3を装着して高温の溶融状態にある樹 脂材料を注入口2aから透孔2e内に圧送すると、この樹脂材料はランナ2b、 ゲート2cを通り型空間2d内に流入して充満される。
【0015】 この時、ゲート2c側の側壁面1aに対応する側の樹脂量より、他の側壁面1 bに対応する側の先に冷却される樹脂量の方が多くなるので、冷却に際しては両 側壁面1a,1bの凝固に要する時間はほぼ同等となり、樹脂成形鍵の反りは発 生しない。
【0016】 凝固後は上型2Aと下型2Bとを引き離し、下型2Bに上下に貫通して設けた 透孔2fを挿通する突き上げ棒4を突き上げることにより成型品を金型2から取 り出し、ゲート2cに対応する部分をニッパ等の切断器具で切断した後、その痕 跡部1g(図1)を仕上げ加工して鍵1を完成させる。 このようにして成形した鍵1には反りが発生しないので、鍵組み付け後の鍵盤 装置においては、図4に示すように各鍵間の間隙Cはすべて同一で平行状態にあ り、鍵盤楽器の外観品質を大幅に向上させることができる。
【0017】 なお、上記の実施例では、この考案を電子楽器の鍵に実施した場合について説 明したが、この考案はこれに限るものではなく、一般の鍵盤楽器の樹脂成形鍵に も何等支障なく実施することができる。
【0018】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案による電子楽器の樹脂成形鍵は、ゲート側の側壁 面に対向する側壁面の肉厚をゲート側の側壁面の肉厚より大きくしたので、成形 に当りゲート側と反対側の先に冷却される側壁面の冷却時間をゲート側の側壁面 の冷却時間とほぼ同等にすることができ、小形の金型と低い樹脂充填圧力により 、冷却時間の違いに起因して発生していた樹脂成形鍵の反りを防止することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の下面側を上側にして示す
斜視図である。
【図2】同じくそのゲート部分の拡大横断面図である。
【図3】図1に示す樹脂成形鍵の成形用金型の要部を示
す断面図である。
【図4】この考案による樹脂成形鍵を用いた鍵盤の一部
を示す平面図である。
【図5】従来の樹脂成形鍵のゲート位置を示す斜視図で
ある。
【図6】従来の成形用金型を示す平面図である。
【図7】従来の樹脂成形鍵の拡大横断面図である。
【図8】従来の樹脂成形鍵に発生した反りを実際より誇
張して示す説明図である。
【符号の説明】
1…樹脂成形鍵、1a…側壁面(ゲート側)、1b…側
壁面(ゲートと反対側)、2…金型、2A…上型、2B
…下型、2c…ゲート、2d…型空間、3…注入器、4
…突き上げ棒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に平行する一対の側壁面を有す
    る横断面がほぼコの字状の樹脂成形鍵を成形するための
    金型内に、前記樹脂成形鍵の形状に対応し前記一対の側
    壁面の一方の長手方向中間部に対応する位置にゲートを
    有する型空間を設け、該型空間内に前記ゲートを介して
    樹脂材料を注入して成形される電子楽器の樹脂成形鍵に
    おいて、 前記樹脂成形鍵のゲート側の側壁面に対向する側壁面の
    肉厚を前記ゲート側の側壁面の肉厚より大きくしたこと
    を特徴とする電子楽器の樹脂成形鍵。
JP302093U 1993-02-05 1993-02-05 電子楽器の樹脂成形鍵 Pending JPH0660887U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP302093U JPH0660887U (ja) 1993-02-05 1993-02-05 電子楽器の樹脂成形鍵

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP302093U JPH0660887U (ja) 1993-02-05 1993-02-05 電子楽器の樹脂成形鍵

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0660887U true JPH0660887U (ja) 1994-08-23

Family

ID=11545655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP302093U Pending JPH0660887U (ja) 1993-02-05 1993-02-05 電子楽器の樹脂成形鍵

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0660887U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105513567A (zh) * 2014-10-09 2016-04-20 雅马哈株式会社 键盘乐器的白键

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105513567A (zh) * 2014-10-09 2016-04-20 雅马哈株式会社 键盘乐器的白键
JP2016080719A (ja) * 2014-10-09 2016-05-16 ヤマハ株式会社 鍵盤楽器の白鍵

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0684031B2 (ja) 射出成形方法
JPH0660887U (ja) 電子楽器の樹脂成形鍵
JP2904159B2 (ja) 電子楽器の樹脂成形鍵
JPH11240051A5 (ja)
JP3377616B2 (ja) Icカード用カード基材の製造方法及び製造用金型
JP2002096356A (ja) 射出圧縮成形型
KR200194537Y1 (ko) 사출금형의 절단형 런너 게이트구조
KR200250822Y1 (ko) 사출금형의 게이트 구조
JP3345842B2 (ja) ダイカスト用金型
JPH05425A (ja) 成形方法
JPS6130819Y2 (ja)
JP3030871B2 (ja) 複数の平行羽根を有する成形品の射出成形用金型装置
JPH03284920A (ja) 樹脂成型品の射出成形方法及び装置
JP3580560B2 (ja) 弾性圧縮成形方法と弾性圧縮金型
JP3368328B2 (ja) 熱可塑性樹脂の射出圧縮成形用金型、及びその金型を使用した射出圧縮成形方法
JPH08183042A (ja) 発泡成形用芯材および発泡成形品の製造方法
JPH08132481A (ja) 枠体状成型品の成型方法
JP2679025B2 (ja) 樹脂成形品の製造方法
JP3745350B2 (ja) 射出成形用金型及び射出成形方法
JPH0139893B2 (ja)
JPH08318550A (ja) 射出成形金型
JPH08281715A (ja) 射出成形金型
JPH0428155Y2 (ja)
JP2508127Y2 (ja) 射出成形金型
JPH0221217Y2 (ja)