JPH0663004B2 - 希土類合金の粉砕方法 - Google Patents
希土類合金の粉砕方法Info
- Publication number
- JPH0663004B2 JPH0663004B2 JP63021534A JP2153488A JPH0663004B2 JP H0663004 B2 JPH0663004 B2 JP H0663004B2 JP 63021534 A JP63021534 A JP 63021534A JP 2153488 A JP2153488 A JP 2153488A JP H0663004 B2 JPH0663004 B2 JP H0663004B2
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- rare earth
- alloy
- crushing
- atmosphere
- earth alloy
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- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は硬度の異なる相を有する希土類合金を効率的に
粉砕する方法に関し、特には粉末冶金法によって製造さ
れるR-Fe-B系焼結磁石(RはYを含む希土類元素の1種
もしくは2種である)の製造工程中の粉砕方法に係るも
のである。
粉砕する方法に関し、特には粉末冶金法によって製造さ
れるR-Fe-B系焼結磁石(RはYを含む希土類元素の1種
もしくは2種である)の製造工程中の粉砕方法に係るも
のである。
(従来の技術と問題点) 粉砕工程、磁場中成形工程、焼結工程を含む粉末冶金法
によって製造されるR-Fe-B系焼結磁石は高性能磁石とし
て注目されている(特開昭49-46008)。この磁石の製造
工程中の粉砕は合金の鋳塊を数10μmまで粉砕する粗
粉砕と粉砕された粗粉を数μmまで粉砕する微粉砕の工
程にわかれる。この中で微粉砕の工程には種々の方式が
あるが、通常ジェットミル、ボールミル等が用いられて
いる。
によって製造されるR-Fe-B系焼結磁石は高性能磁石とし
て注目されている(特開昭49-46008)。この磁石の製造
工程中の粉砕は合金の鋳塊を数10μmまで粉砕する粗
粉砕と粉砕された粗粉を数μmまで粉砕する微粉砕の工
程にわかれる。この中で微粉砕の工程には種々の方式が
あるが、通常ジェットミル、ボールミル等が用いられて
いる。
ジェットミルはジェット気流に粒子をまきこませ、粒子
の相互衝突により粉砕するもので、流体エネルギーを利
用した可動部分がなく、しかも連続粉砕可能な粉砕法で
ある。
の相互衝突により粉砕するもので、流体エネルギーを利
用した可動部分がなく、しかも連続粉砕可能な粉砕法で
ある。
ボールミルは粉砕室内に粉砕媒体としてボール、ロッド
などを入れ、媒体の落下、転動等によって粉砕するもの
で、一般にバッチ式で用いられている。
などを入れ、媒体の落下、転動等によって粉砕するもの
で、一般にバッチ式で用いられている。
いずれの方式でR-Fe-B系磁石合金を粉砕しても、R-Fe-B
系磁石合金にはR2Fe14B相以外にR2Fe14B相より硬度が小
さく、粉砕しにくいR-リッチ相が存在するため、数μm
まで粉砕する粉砕性はR-リッチ相の粉砕性に依存してし
まい、結果的に同じ高性能磁石合金であるSm-Co系合金
に比較するとR-Fe-B系合金の方が粉砕しにくくなる。た
とえばジエットミルで粉砕する場合、約3μmまで粉砕
するための粉体のジエットミルへの供給速度すなわち単
位時間あたり粉砕できる粉体の量は、R-Fe-B系合金では
Sm-Co系合金の1/3〜1/2に低下する。またボールミルで
粉砕する場合、約3μmまで粉砕するための時間はR-Fe
-B系合金ではSm-Co系の1.3〜2倍長くなる。
系磁石合金にはR2Fe14B相以外にR2Fe14B相より硬度が小
さく、粉砕しにくいR-リッチ相が存在するため、数μm
まで粉砕する粉砕性はR-リッチ相の粉砕性に依存してし
まい、結果的に同じ高性能磁石合金であるSm-Co系合金
に比較するとR-Fe-B系合金の方が粉砕しにくくなる。た
とえばジエットミルで粉砕する場合、約3μmまで粉砕
するための粉体のジエットミルへの供給速度すなわち単
位時間あたり粉砕できる粉体の量は、R-Fe-B系合金では
Sm-Co系合金の1/3〜1/2に低下する。またボールミルで
粉砕する場合、約3μmまで粉砕するための時間はR-Fe
-B系合金ではSm-Co系の1.3〜2倍長くなる。
この問題を解決するために粉砕工程前に合金に水素雰囲
気中において加圧状態で水素を吸収させ、合金を脆化さ
せることにより粉砕性を向上させる方法が提案されてい
るが、この方法は工程が増えること、さらには合金に含
まれる水素量が多いことのため粉砕工程後の磁場中成形
工程における粉体の着火、焼結工程における水素の大量
発生等の問題が残っている。
気中において加圧状態で水素を吸収させ、合金を脆化さ
せることにより粉砕性を向上させる方法が提案されてい
るが、この方法は工程が増えること、さらには合金に含
まれる水素量が多いことのため粉砕工程後の磁場中成形
工程における粉体の着火、焼結工程における水素の大量
発生等の問題が残っている。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、かかる問題を解決するため、粉砕工程前
に合金の脆化等の前処理を行なわずとも、粉砕性を高め
ることができる方法について鋭意検討を加え、不活性雰
囲気中でR-Fe-B磁石合金を乾式粉砕した直後の新生表面
がきわめて活性であることに注目し、粉砕雰囲気中に含
ませたH2、O2、H2O、NH3ガスの少なくとも1種をこの新
生表面に吸着させたところ、粉砕しにくいR-リッチ相を
含む合金が、水素化、酸化、窒化等により脆化するとい
う新しい知見を得た。本発明はこれらの知見にもとづき
なされたもので、粉砕と同時に合金の脆化をおこさせ、
粉砕しにくい相を含む合金の粉砕性を高めることができ
る粉砕方法であって、 式R-Fe-B (式中RはYを含む希土類元素の1種もしくは2種以上
である)で示される希土類合金を粗粉砕したのち、不活
性ガスとその体積比で0.01〜10%のH2、O2、H2OおよびN
H3から選ばれる少なくとも1種との混合ガス雰囲気中で
微粉砕機により微粉砕することを特徴とする希土類合金
の粉砕方法を要旨とするものである。
に合金の脆化等の前処理を行なわずとも、粉砕性を高め
ることができる方法について鋭意検討を加え、不活性雰
囲気中でR-Fe-B磁石合金を乾式粉砕した直後の新生表面
がきわめて活性であることに注目し、粉砕雰囲気中に含
ませたH2、O2、H2O、NH3ガスの少なくとも1種をこの新
生表面に吸着させたところ、粉砕しにくいR-リッチ相を
含む合金が、水素化、酸化、窒化等により脆化するとい
う新しい知見を得た。本発明はこれらの知見にもとづき
なされたもので、粉砕と同時に合金の脆化をおこさせ、
粉砕しにくい相を含む合金の粉砕性を高めることができ
る粉砕方法であって、 式R-Fe-B (式中RはYを含む希土類元素の1種もしくは2種以上
である)で示される希土類合金を粗粉砕したのち、不活
性ガスとその体積比で0.01〜10%のH2、O2、H2OおよびN
H3から選ばれる少なくとも1種との混合ガス雰囲気中で
微粉砕機により微粉砕することを特徴とする希土類合金
の粉砕方法を要旨とするものである。
以下これを詳しく説明すると本発明の方法は、R-Fe-B系
合金をアルゴン、ヘリウム、N2、などの不活性ガス雰囲
気中で乾式粉砕する場合にまず合金を20〜100μm程度
まで粗粉砕し、粉砕直後の新生表面をH2、O2、H2O、NH3
を添加した雰囲気ガス中で微粉砕機により2〜5μm程度
に微粉砕処理するのである。
合金をアルゴン、ヘリウム、N2、などの不活性ガス雰囲
気中で乾式粉砕する場合にまず合金を20〜100μm程度
まで粗粉砕し、粉砕直後の新生表面をH2、O2、H2O、NH3
を添加した雰囲気ガス中で微粉砕機により2〜5μm程度
に微粉砕処理するのである。
H2、O2、H2、NH3の粉砕性への効果は、粉砕雰囲気ガス
中に体積比で0.01%以上含まれるとあらわれる。しかし
10%を越える量では粉砕性はそれほど上昇しないだけで
なく、H2、NH3の場合は操業上の危険性が増加するので
5%以下が好ましい。例えばH2を多くして粉体内部まで
水素化すると粉砕工程後の磁場中成形工程で粉体が着火
しやすくなり、焼結工程で大量の水素を発生する等水素
化合合金と同様の問題が生じる。O2、H2Oの場合は酸化
による磁石特性の劣化等が問題となる。
中に体積比で0.01%以上含まれるとあらわれる。しかし
10%を越える量では粉砕性はそれほど上昇しないだけで
なく、H2、NH3の場合は操業上の危険性が増加するので
5%以下が好ましい。例えばH2を多くして粉体内部まで
水素化すると粉砕工程後の磁場中成形工程で粉体が着火
しやすくなり、焼結工程で大量の水素を発生する等水素
化合合金と同様の問題が生じる。O2、H2Oの場合は酸化
による磁石特性の劣化等が問題となる。
また粉体内部まで酸化窒化した場合は磁石特性の劣化を
まねく等問題が残る。体積比で0.01〜10%のH2、O2、H2
O、NH3の添加量の範囲では水素化、酸化、窒化により粉
体の表面近傍しか脆化されないが、粉砕は表面に生じた
クラックによって進行するため表面のみの脆化で粉砕性
は1.3〜3倍に向上する。かつ粉体内部まで反応が進行
していないため、工程および磁石特性への悪影響を抑え
ることができる。N2は単独では効果は少ないが、窒化に
より粉砕性をわずかに向上させるため粉砕雰囲気として
用いると相乗的な効果が得られる。
まねく等問題が残る。体積比で0.01〜10%のH2、O2、H2
O、NH3の添加量の範囲では水素化、酸化、窒化により粉
体の表面近傍しか脆化されないが、粉砕は表面に生じた
クラックによって進行するため表面のみの脆化で粉砕性
は1.3〜3倍に向上する。かつ粉体内部まで反応が進行
していないため、工程および磁石特性への悪影響を抑え
ることができる。N2は単独では効果は少ないが、窒化に
より粉砕性をわずかに向上させるため粉砕雰囲気として
用いると相乗的な効果が得られる。
微粉砕機としては、ジェットミル、ボールミル等が使用
できる。
できる。
以下実施例によって本発明を説明する。
(実施例1) Ndが33.0wt%、Feが65.7wt%、Bが1.3wt%となるよう
に原料を調整し、アルゴン雰囲気中で高周波加熱により
溶解し、鋳塊を得た。次いで前記組成の鋳塊を窒素雰囲
気中で40メッシュスルー以下まで粗粉砕し、その後He
にH2,NH3を含ませた種々の雰囲気中でジェットミルに
より3μmまで微粉砕した。これらの微粉を10kOeの
磁界中で2ton/cm2の圧力で加圧成形したのち、Ar雰囲
気中で1100℃1時間焼結し、さらにAr雰囲気中で600℃
2時間の熱処理を施して永久磁石を作製した。その時の
ジェットミル粉砕雰囲気と粗粉の供給速度および磁気特
性は表1に示すとおりである。No.1,7は比較例でH2
またはNH3のみで粉砕した結果を示した。
に原料を調整し、アルゴン雰囲気中で高周波加熱により
溶解し、鋳塊を得た。次いで前記組成の鋳塊を窒素雰囲
気中で40メッシュスルー以下まで粗粉砕し、その後He
にH2,NH3を含ませた種々の雰囲気中でジェットミルに
より3μmまで微粉砕した。これらの微粉を10kOeの
磁界中で2ton/cm2の圧力で加圧成形したのち、Ar雰囲
気中で1100℃1時間焼結し、さらにAr雰囲気中で600℃
2時間の熱処理を施して永久磁石を作製した。その時の
ジェットミル粉砕雰囲気と粗粉の供給速度および磁気特
性は表1に示すとおりである。No.1,7は比較例でH2
またはNH3のみで粉砕した結果を示した。
(実施例2) 実施例1と同様にして得られた粗粉をArにO2、H2Oを含
ませた種々の雰囲気中で乾式ボールミルにより3μmま
で微粉砕した。なお粉砕量は100gとした。これらの微
粉を用い、実施例1と同様の条件で永久磁石を作製し
た。そのときのボールミルの粉砕雰囲気と粉砕時間およ
び磁気特性は表2に示すとおりである。No.2−1,2
−6は比較例である。
ませた種々の雰囲気中で乾式ボールミルにより3μmま
で微粉砕した。なお粉砕量は100gとした。これらの微
粉を用い、実施例1と同様の条件で永久磁石を作製し
た。そのときのボールミルの粉砕雰囲気と粉砕時間およ
び磁気特性は表2に示すとおりである。No.2−1,2
−6は比較例である。
(実施例3) 実施例1と同様にして得られた粗粉をN2またはアルゴン
にH2、O2、NH3を含ませた種々の雰囲気中でジエットミ
ルによる3μmまで微粉砕した。その時のジエットミル
粉砕雰囲気と粗粉の供給速度および磁気特性は表3に示
すとおりである。No.3-1および3-6は比較例である。
にH2、O2、NH3を含ませた種々の雰囲気中でジエットミ
ルによる3μmまで微粉砕した。その時のジエットミル
粉砕雰囲気と粗粉の供給速度および磁気特性は表3に示
すとおりである。No.3-1および3-6は比較例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 美濃輪 武久 福井県武生市北府2丁目1番5号 信越化 学工業株式会社磁性材料研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−119701(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】式 R-Fe-B (式中RはYを含む希土類元素の1種もしくは2種以上
を表す) で示される希土類合金を粗粉砕したのち、不活性ガスと
その体積比で0.01〜10%のH2、O2、H2OおよびNH3から選
ばれる少なくとも1種との混合ガス雰囲気中で微粉砕機
により微粉砕することを特徴とする希土類合金の粉砕方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63021534A JPH0663004B2 (ja) | 1988-02-01 | 1988-02-01 | 希土類合金の粉砕方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63021534A JPH0663004B2 (ja) | 1988-02-01 | 1988-02-01 | 希土類合金の粉砕方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01198409A JPH01198409A (ja) | 1989-08-10 |
| JPH0663004B2 true JPH0663004B2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=12057628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63021534A Expired - Lifetime JPH0663004B2 (ja) | 1988-02-01 | 1988-02-01 | 希土類合金の粉砕方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0663004B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102211192B (zh) * | 2011-06-09 | 2012-12-26 | 天津一阳磁性材料有限责任公司 | 二次回收料制备高性能钕铁硼的方法 |
| CN106328364B (zh) * | 2015-06-15 | 2018-10-30 | 中国钢铁股份有限公司 | 以钕铁硼磁石废料制造钕铁硼磁石的方法 |
| CN111653405A (zh) * | 2020-06-29 | 2020-09-11 | 福建省长汀金龙稀土有限公司 | 一种低氮RE-Fe-B系永磁材料的制备方法及其产品 |
| CN115673328B (zh) * | 2022-11-15 | 2024-09-24 | 绵阳西磁磁业有限公司 | 一种稀土永磁干法球磨制粉的方法及装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60119701A (ja) * | 1983-12-01 | 1985-06-27 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 希土類・ボロン・鉄系永久磁石用合金粉末の製造方法 |
-
1988
- 1988-02-01 JP JP63021534A patent/JPH0663004B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01198409A (ja) | 1989-08-10 |
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|---|---|---|---|
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