JPH0664357B2 - 現像剤 - Google Patents

現像剤

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JPH0664357B2
JPH0664357B2 JP60179367A JP17936785A JPH0664357B2 JP H0664357 B2 JPH0664357 B2 JP H0664357B2 JP 60179367 A JP60179367 A JP 60179367A JP 17936785 A JP17936785 A JP 17936785A JP H0664357 B2 JPH0664357 B2 JP H0664357B2
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    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/097Plasticisers; Charge controlling agents

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は現像剤、特に現像剤の特性低下を防止した現像
剤に関する。
〔従来の技術〕
電子写真法あるいは静電記録法等に適用される現像方法
として、トナーとキヤリヤからなる二成分現像剤、ある
いは種々の帯電部材とトナーとの摩擦帯電を利用する
か、あるいはトナー相互の摩擦帯電を利用する一成分現
像剤において、トナーに電荷を付与し、このトナーによ
り静電潜像を可視化する方法が知られている。また、内
部に磁性粉を含む一成分磁性トナーにより静電潜像を可
視化する方法も知られている。感光体あるいは静電記録
体上の可視化されたトナー像は、転写紙に転写後、定着
して複写物が得られ、一方転写後の感光体あるいは静電
記録体上に残留したトナーは次の複写工程に備えるた
め、クリーニングされる。この残留トナーのクリーニン
グは、ブレード法、ブラシ法、ウエブ法等種々の方法に
より行なわれているが、数千回、数万回と複写工程を繰
返すうちに、これらクリーニング法では除去しきれない
トナーが、徐々に感光体等の表面に付着蓄積する現象
(いわゆるトナーフイルミング現象)あるいはクリーニ
ング不良といつた不都合を生じる。これらの現象を改善
するため、樹脂物質を現像剤組成物に添加する試みがな
されている。
例えば、ポリテトラフルオロエチレン、フツ化ポリビニ
リデン等の表面エネルギーの低い有機重合体(特公昭48
−8141号)、摩擦帯電列が硫黄より小さい塗着性のない
重合体とコロイド状シリカ等の研摩剤(特公昭51−1130
号)、またポリスチレン粒子(特開昭52−84741号)
を、それぞれ現像剤中に添加し、付着能の低下あるいは
研摩効果等により感光体等の表面へのクリーニング不良
あるいはトナーフイルミングの防止を図ろうとしてい
る。
しかしながら、これらの従来の方法は、クリーニング不
良、トナーフイルミング防止という面ではある程度有用
であるが、この様な添加剤を混合した現像剤は、添加剤
を混合しない現像剤に比較してトナーの摩擦帯電能が低
下してしまうという欠点を有する。すなわち複写枚数が
1万枚〜2万枚から画像濃度の低下あるいはカブリ現象
が増大する。この現象は、特に高温高湿時に顕著に生ず
るが、その際、感光体上にはトナーフイルミング現象は
生じていないことから、この現象は、現像剤の摩擦帯電
能の低下に起因するものと考えられる。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本発明は上記現状に鑑み、感光体あるいは静電記録体へ
のトナーフイルミングあるいはクリーニング不良を防止
し、かつ摩擦帯電能の劣化により画像濃度の低下やカブ
リ現象を長期にわたり発生しない現像剤を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本発明者等は鋭意検討の結果、トナー粉末とこのトナー
粉末の平均粒径より小さい平均粒径を有するフッ素化ア
ルキルアクリル系重合体からなるほぼ球形の微粉末とを
含有することを特徴とする現像剤により達成されること
を見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明はトナー粉末とこのトナー粉末の平均
粒径より小さい平均粒径を有するフッ素化アルキルアク
リル系重合体を含有するほぼ球形の微粉末を含有するこ
とを特徴とする現像剤である。
本発明に係る現像剤を用いることによつて、潜像形成部
材を損傷せずに完全なクリーニングが行なわれ、しかも
現像剤の帯電特性の劣化は長期の使用にわたつて生じな
い。
本発明で、トナー粉末に添加されるトナー粉末の平均粒
径より小さい平均粒径を有するフツ素化アルキルアクリ
ル系重合体からなる微粉末とは、フツ素化アルキルアク
リル重合体のみからなるもの、フツ素化アルキルアクリ
ルモノマーと他の樹脂モノマーとを共重合してなる共重
合体、芯物質が他の適当な樹脂物質からなり、その上に
フツ素化アルキルアクリル重合体のみからなる重合体あ
るいは前記した共重体を被覆してなるものをいう。
通常フツ素化アルキルアクリル系重合体をを高価である
ため、本発明では少なくとも微粉末表面がフツ素化アル
キルアクリル系重合体で構成されているものが好まし
い。
これら、フツ素化アルキルアクリル系重合体を構成する
原料モノマーとしては、以下のものがあげられる。
即ち、アクリル酸又はメタクリル酸の1,1−ジヒドロパ
ーフロロエチル、1,1−ジヒドロパーフロロプロピル、
1,1−ジヒドロパーフロロヘキシル、1,1−ジヒドロパー
フロロオクチル、1,1−ジヒドロパーフロロデシル、1,1
−ジヒドロパーフロロラウリル、1,1,2,2−テトラヒド
ロパーフロロブチル、1,1,2,2−テトラヒドロパーフロ
ロヘキシル、1,1,2,2−テトラヒドロパーフロロオクチ
ル、1,1,2,2−テトラヒドロパーフロロデシル、1,1,2,2
−テトラヒドロパーフロロラウリル、1,1,2,2−テトラ
ヒドロパーフロロステアリル、2,2,3,3−テトラフロロ
ピロピル、2,2,3,3,4,4−ヘキサフロロブチル、1,1,ω
−トリヒドロパーフロロヘキシル、1,1,ω−トリヒドロ
パーフロロオクチル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフロロ−2
−プロピル、3−パーフロロノニル−2−アセチルプロ
ピル、3−パーフロロラウリル−2−アセチルプロピ
ル、N−パーフロロヘキシルスルホニル−N−メチルア
ミノエチル、N−パーフロロヘキシルスルホニル−N−
ブチルアミノエチル、N−パーフロロオクチルスルホニ
ル−N−エチルアミノエチル、N−パーフロロオクチル
スルホニル−N−エチルアミノエチル、N−パーフロロ
オクチルスルホニル−N−ブチルアミノエチル、N−パ
ーフロロデシルスルホニル−N−メチルアミノエチル、
N−パーフロロデシルスルホニル−N−エチルアミノエ
チル、N−パーフロロデシルスルホニル−N−ブチルア
ミノエチル、N−パーフロロラウリルスルホニル−N−
メチルアミノエチル、N−パーフロロラウリルスルホニ
ル−N−エチルアミノエチル、N−パーフロロラウリル
スルホニル−N−ブチルアミノエチル等の各エステル化
合物が挙げられる。
次に本発明に用いられる微粉末の芯物質としてあるいは
フツ素化アルキルアクリルモノマーと共重合せしめられ
る他の樹脂物質のモノマーとしては、以下のものを挙げ
ることができる。
即ち、スチレンの及びその誘導体、例えばメチルスチレ
ン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、エチルス
チレン、ジエチルスチレン、トリエチルスチレン、プロ
ピルスチレン、ブチルスチレン、ヘキシルスチレン、ヘ
プチルスチレン、オクチルスチレンの如きアルキルスチ
レン、フロロスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレ
ン、ジブロモスチレン、ヨードスチレンの如きハロゲン
化スチレン、更にニトロスチレン、アセチルスチレン、
メトキシスチレン等が挙げられる。
また、付加重合性不飽和カルボン酸類、即ちアクリル
酸、メタクリル酸、α−エチルアクリル酸、クロトン
酸、α−メチルクロトン酸、α−エチルクロトン酸、イ
ソクロトン酸、チグリン酸、ウンゲリカ酸の如き付加重
合性不飽和脂肪族モノカルボン酸、又はマレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、グル
タコン酸、ジヒドロムコン酸の如き付加重合性不飽和脂
肪族ジカルボン酸が挙げられる。
また、これらのカルボン酸の金属塩化したものも用いる
ことができ、この金属塩化は重合終了後に行うことがで
きる。
また、前記付加重合性不飽和カルボン酸とアルキルアル
コール、ハロゲン化アルキルアルコール、アルコキシア
ルキルアルコール、アラルキルアルコール、アルケニル
アルコールの如きアルコールとのエステル化物等が挙げ
られる。そして、上記アルコールの具体例としてメチル
アルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、
ブチルアルコール、アミルアルコール、ヘキシルアルコ
ール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール、ノニ
ルアルコール、ドデシルアルコール、テトラデシルアル
コール、ヘキサデシルアルコールの如きアルキルアルコ
ール;これらアルキルアルコールを一部ハロゲン化した
ハロゲン化アルキルアルコール;メトキシエチルアルコ
ール、エトキシエチルアルコール、エトキシエトキシエ
チルアルコール、メトキシプロピルアルコール、エトキ
シプロピルアルコールの如きアルコキシアルキルアルコ
ール;ベンジルアルコール、フエニルエチルアルコー
ル、フエニルプロピルアルコールの如きアラルキルアル
コール;アリルアルコール、クロトニルアルコールの如
きアルケニルアルコールが挙げられる。
また、前記付加重合性不飽和カルボン酸より誘導される
アミド及びニトリル;エチレン、プロピレン、ブテン、
イソブチレンの如き脂肪族モノオレフイン;塩化ビニ
ル、臭化ビニル、ヨウ化ビニル、1,2−ジクロルエチレ
ン、1,2−ジブロムエチレン、1,2−ジヨードエチレン、
塩化イソプロペニル、臭化イソプロペニル、塩化アリ
ル、臭化アリル、塩化ビニリデン、弗化ビニル、弗化ビ
ニリデンの如きハロゲン化脂肪族オレフイン;1,3−ブタ
ジエン、1,3−ペンタジエン、2−メチル−1,3−ブタジ
エン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2,4−ヘキサ
ジエン、3−メチル−2,4−ヘキサジエンの如き共役ジ
エン系脂肪族ジオレフインが挙げられる。
更に酢酸ビニル類、ビニルエーテル類;ビニルカルバゾ
ール、ビニルビリシン、ビニルピロリドン等の含窒素ビ
ニル化合物が挙げられる。
本発明に係る微粉末にはこれらモノマーの1種又は2種
以上を重合したものを用いることができる。
即ち、微粉末として少なくとも微粉末表面がフツ素化ア
ルキルアクリル系重合体からなり、芯物質が他の適当な
樹脂物質からなるものを用いる場合には、上記共重合成
分は微粉末表面あるいは芯物質を構成する化合物として
用いることができる。
また、微粉末全体がフツ素化アルキルアクリル系重合体
からなる場合には、上記成分を微粉末を構成する共重合
成分として用いることができる。これらほぼ球形の微粉
末の粒径は、画像品質の観点からトナー粉末の平均粒径
よりも小さい平均粒径を有するものであるのが良く、ま
た、全粒子が均一な粒径を有していることが望ましい。
これら均一かつトナー粉末の平均粒径より小さい微粉末
を製造する方法としては、溶媒中に樹脂モノマーを添加
し、適当な分散剤、乳化剤等を添加し重合を行なう、乳
化重合、懸濁重合方法等の分散重合法、ソープフリー重
合法等を使用することが可能である。
本発明の微粒子を製造するに際しては、上記の重合法を
適宜用いることができるが、特にソープフリー重合法を
用いることが望ましい。また本発明に使用する微粉末と
して、少なくとも微粉末表面がフツ素化アルキルアクリ
ル系重合体からなり、芯物質が他の適当な樹脂物質から
なるものを用いる場合には、少なくとも微粉子表面を構
成するフツ素化アルキルアクリル系重合体は、ソープフ
リー重合によつて製造したものが好ましい。
ここでソープフリー重合法とは、従来乳化重合法で使用
されている乳化剤を用いずに重合するか、あるいは乳化
剤に代わるものを用いる乳化重合法である。乳化重合法
は、水中で水溶性の開始剤を用いて乳化剤の作用下でモ
ノマーの重合を行なうものであり、乳化剤として高級ア
ルコール硫酸エステル、ナトリウム、アルキルジフエニ
ルエーテルジスルホン酸ナトリウム、アルキルジベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、スルホコハク酸ジアルキルエ
ステルナトリウム、脂肪酸ナトリウムまたはカリウム、
アルキル(又はアルキルフエニル)エーテル、硫酸エス
テルナトリウムまたはアンモニウムなどのアニオン性乳
化剤; アルキルフエノールエチレンオキサイド付加物、高級ア
ルコールエチレンオキサイド付加物、ポリプロピレング
リコールエチレンオキサイド付加物などのノニオ性乳化
剤; 第4級アンモニウム塩などのカチオン性乳化剤を用いる
ものである。
これに対してソープフリー重合法は前述の如き乳化剤は
用いずに、 1. 反応性乳化剤を用いること、 2. 比較的親水性のモノマー(酢酸ビニル、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリロニトリルなど)の
過硫酸塩系開始剤による無乳化剤乳化重合を行うこと、 3. イオン性あるいは非イオン性などの水溶性特殊モノ
マーを共重合させること、 4. 水溶性ポリマー、オルゴマーを乳化剤の代わりに用
いること、 5. 分散型乳化剤を用いること、 6. 架橋型乳化剤を用いることにより重合を行うもので
ある。
反応性乳化剤としては、例えばアクリル酸誘導体: イタコン酸誘導体: マレイン酸誘導体: フマール酸誘導体: アリルアルコール誘導体: 等の分子中に付加重合性の二重結合を持つた乳化剤を挙
げることができる。
前述の1〜6の示した反応性乳化剤を用いて主として水
等の媒体中にモノマーを分散乳化させ、水溶性開始剤を
加えて重合させて生成重合物のエマルジヨンを形成し、
次いで脱水、乾燥させて重合体の微粉末を得る。
ソープフリー重合法により得られる重合体は、特に (1) 完全な球形粒子が得られること、 (2) 粒子径分布の著しく狭い粒子が得られること、 (3) 通常のエマルジヨン重合やサスペンシヨン重合
と比較し、適当かつ所望の粒径が得られること、 (4) エマルジヨン重合の如く残存乳化剤等が皆無で
ある為、帯電性の湿度依存がないこと、 (5) 同様に残存乳化剤等が皆無である為、トナー又
はキヤリヤの帯電性を阻害しないこと等々の利点を有し
ている。
従来、乳化重合方法あるいは懸濁重合方法によつて得ら
れる(単分散)重合体微粒子は、最終的に得られる微粒
子が乳化剤、分散剤を微粒子表面に偏在したものとな
り、初期に予測されるフツ素化アルキルアクリル系重合
体の良好な電子写真現像剤添加微粉末としての良好な特
性を発現するように重合条件を制御することは難しく、
性能にばらつきのあるものが得られることがあり、結果
的に微粉末表面に偏在する乳化剤等により現像剤劣化を
促進してしまう場合がある。そこで本発明においては、
少なくとも微粒子表面を構成するフツ素化アルキルアク
リル系重合体は、ソープフリー重合によつて製造されて
いるものが好ましい。
上記微粉末は、現像剤中に混合されて用いられる。
即ち、この微粉末とトナー粒子もしくはキヤリヤ粒子を
まず混合し、次いで現像剤中にこの混合物を混合するか
あるいは現像剤中に微粉末を直接混合する等の方法で混
合される。
本発明に係る微粉末は1種類だけを用いることに限定さ
れるものではなく、複数の種類を併用することができ
る。又本発明に係る微粉末は他の添加剤と併用すること
ができる。
本発明に係る微粉末の平均粒子径はトナー粉末の平均粒
径より小さい必要があるが、望ましくは0.05〜5μm、
より望ましくは0.1〜2μmの粒子径を有するものが好
結果を与える。
本発明に係る微粉末の添加量はトナーに対し0.01〜10重
量%で用いることができるが、より望ましくは0.05〜2.
0重量%程度が好結果を与える。
本発明の現像剤は、重合体微粉末の他の公知のトナーを
混合してなるものであり、このトナーに用いられる結着
樹脂としては、スチレン、クロルスチレン、ビニルスチ
レン等のスチレン類;エチレン、プロピレン、ブチレ
ン、イソブチレン等のモノオレフイン;酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸ビニル等のビ
ニルエステル;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オ
クチル、アクリル酸フエニル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸
ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸のエス
テル;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、
ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル;ビニルメチ
ルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニ
ルケトン等のビニルケトン等の単独重合体あるいは共重
合体を例示することができ、特に代表的な結着樹脂とし
ては、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸アルキル共
重合体、スチレン−メタクリル酸アルキル共重合体、ス
チレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジ
エン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポ
リエチレン、ポリプロピレンを挙げることができる。
更にポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリ
コン樹脂、ポリアミド、変性ロジン、パラフイン、ワツ
クス類を挙げることができる。
又、トナーの着色剤としては、カーボンブラツク、ニグ
ロシン染料、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロ
ムイエロー、ウルトラマリンブルー、デユポンオイルレ
ツド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フ
タロシアニンブルー、マラカイトグリーンオキサレー
ト、ランプブラツク、ローズベンガル等を代表的なもの
として例示することができる。
結着樹脂、着色剤は上述の例示したものに限定されるも
のでない。
又、磁性材料を内包した磁性トナーをも用いることがで
きる。
このトナーは、約30μmより小さい、好ましくは3〜20
μmの平均粒径を有するものを用いることができる。
前述の添加剤を混合した本発明の現像剤は、キヤリヤと
トナーとを有するいわゆる二成分現像剤であつても又キ
ヤリヤを用いないいわゆる一成分現像剤であつても良
い。
発明に係る微粉末を添加した現像剤が二成分現像剤であ
る場合に、現像剤に混合して用いることのできるキヤリ
ヤとしては、平均粒径がトナーの粒径とほぼ同じか、な
いし500μmまでの粒子であり、鉄、ニツケル、コバル
ト、酸化鉄、フエライト、ガラスビーズ、粒状シリコ
ン、磁性粉分散樹脂粒子等の種々公知のものが用いられ
る。
また、これらの粒子の表面をフツ素系樹脂、アクリル系
樹脂、シリコン樹脂等の被覆剤で被覆しても良い。
本発明の現像剤は感光体あるいは静電記録体に形成され
た静電潜像を現像することができる。すなわち、セレ
ン、酸化亜鉛、硫化カドミウム、無定形シリコン等の無
機光導電材料、フタロシアニン顔料、ビスアゾ顔料等の
有機光導電材料からなる感光体に電子写真的に静電潜像
を形成し、あるいはポリエチレテレフタレートのような
誘電体を有する静電記録体に針状電極等により静電潜像
を形成し、磁気ブラシ法、カスケード法、タツチダウン
法等の現像方法によつて、静電潜像に本発明の現像剤を
付着させトナー像を形成する。このトナー像は紙等の転
写材に転写後、定着して複写物となり、感光体等の表面
に残留するトナーはクリーニングされる。クリーニング
法としてはブレード法、ブラシ法、ウエブ法、ロール法
等種々の方法を用いることができる。
〔発明の効果〕
本発明の現像剤により得られる効果は以下のとおりであ
る。
1. クリーニング不良が防止できる。
感光体等に残留するトナーをクリーニングするとき、本
発明の微粉末を添加した現像剤によるとたとえ5万枚の
複写を行なつたとしてもクリーニング不良が生じること
はない。これに対し従来知られている添加剤を用いた現
像剤では、初期には十分なクリーニングがなし得るもの
の、徐々にクリーニング性能が低下し、2〜3万枚を越
えると感光体上に画像状にトナーが残留し、次の複写物
に残像あるいは帯状の黒い筋等が発生してしまう。
2. 現像剤寿命を長くできる。
現像剤の現像能力、特に摩擦帯電能は除々に低下するも
のであるが、特に従来の添加剤を用いた現像剤ではこの
低下が生じやすかつた。しかし本発明に係る現像剤は現
像能力の低下が生じにくく、10万枚の複写を行なつて
も、特に影響の出やすい画像濃度0.7の原稿についても
複写画像濃度の低下は殆んどない。更に高温高湿の環境
下でも影響を受けない。
3. 感光体を傷つけにくく又トナーのフイルミングが生
じない。
〔実施例〕
以下、フツ素化アルキルアクリル系重合体微粉末の合成
例、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説
明するが、本発明の範囲は以下の例により何ら制限され
るものではない。なお下記の例中の部は全て重量部を表
わす。
合成例1 環流管、N2導入口、モノマー仕込口、傾斜10ドル型撹拌
翼、温度調節計を備えた10ステンレス製オートクレー
ブに蒸留水3000mlを加え、pHを5に調節した。ここにポ
リビニルアルコール(クラレポバールM−ポリマー)を
110gを添加し、70℃で3時間撹拌してポリビニルアルコ
ールを完全に溶解した。N2置換後にここに過硫酸アンモ
ニウム15gを蒸留水200mlに溶解した溶液を撹拌下に加
え、次いでスチレンモノマー2400mlを約15分間かけて滴
下し、70℃で8時間重合を継続した。しかる後に下記式 で示される10−フルオロメタクリルレート180gと過硫酸
アンモニウム6g、蒸留水150mlの水溶液を添加し、さら
に4時間重合を継続した結果、0.22μのほぼ単分散の粒
子を得た。このラテツクスを限外過、熱風乾燥し粉砕
した。重合率は99.9%以上、10−フルオロメタクリレー
ト含有率は仕込量に相当する量であつた。
合成例2 実施例1と同じオートクレーブに水5500mlを加え60℃に
昇温し、N2置換した後、過硫酸アンモニウム2.2gの蒸留
水100ml水溶液及びメタクリル酸メチルモノマー500g、
アクリル酸2.5gの混合液を添加した。約1.5時間重合し
た後、過硫酸アンモニウム5.5g蒸留水400ml水溶液とス
チレンモノマー400g、メタクリル酸メチルモノマー100g
の混合液を加え5時間重合した。次いで実施例1と同じ
10−フルオロメタクリルレート75gと過硫酸アンモニウ
ム1.5gの蒸留水100ml水溶液を添加し、さらに4時間重
合したところ、ほぼ0.19μの粒度単分散の粒子を得た。
このラテツクスは限外過、熱風乾燥、粉砕することに
より微粉化された。重合率は99.9以上、10−フルオロメ
タクリルレート含有率は、仕込に相当する量であつた。
合成例3 環流管、N2導入口、モノマー仕込口、傾斜10ドル型撹拌
翼温度調節計を備えたステンレス製10オートクレーブ
に蒸留水5500mlを仕込み、N2置換後過硫酸カリウム6.0
g、チオ硫酸ナトリウム5.6gを蒸留水400mlに溶解したも
のを添加した。温度を60℃まで昇温し時点で、スチレン
モノマー900g、メタクリル酸メチル525g、メタクリル酸
75gを混合したものを約10分間で添加し、次いで硫酸銅
の0.1%水溶液100mlを添加した。その後温度を70℃に昇
温し、5時間重合を継続した。この時点で過硫酸カリウ
ム2gを蒸留水40mlに溶解させた水溶液を添加し、さらに
引き続き、下記式 で表わされる10−フルオロメタクリレート60gを添加し
た。ここからさらに5時間重合を継続した後、温度を室
温まで下げ、限外過、熱風乾燥し、粉砕することによ
り、0.22μのほぼ粒度単分散の微粒子状重合体を得た。
粒度は走査型電子顕微鏡で観察した。又、重合率は、ガ
スクロマトグラフで測定したところ99.9%以上であつ
た。10−フルオロメタクリレートの含有率を元素分析に
よつて定量したところ、ほぼ仕込量に相当する量であつ
た。
合成例4 実施例1と同様のオートクレーブに蒸留水6000ml、過硫
酸カリウム7.6g、チオ硫酸ナトリウム7.1gを仕込み、N2
置換後、60℃まで昇温し、スチレン1100g、メタクリル
酸メチル300g、メタクリル酸100gの混合液を30分間かけ
て添加し、次いで、硫酸銅の0.1%水溶液240mlを添加し
た。温度を70℃まで昇温し、5時間重合後、スチレン90
g、実施例1と同じ10−フルオロメタクリレート110gの
混合液及び過硫酸カリウム7gの150mlの水溶液を加え、
さらに6時間重合を継続した。粒径は0.29μ、重合率9
9.9%以上、10−フルオロメタクリレート含有率は仕込
に相当する量であつた。
実施例1 スチレンとn−ブチルメタクリレートとの共重合体を結
着樹脂とし、着色剤にカーボンブラツクを用いた平均粒
径12μmトナー100部に対し合成例1で得た微粒子0.5部
をヘンシエルミキサーを用いて混合し、本発明に係る現
像剤用トナーを得た。
実施例2 実施例1と同じトナー100部に対し合成例2で得た微粒
子0.5部を実施例1と同様の方法を用いて混合し、本発
明に係る現像剤用トナーを得た。
実施例3 実施例1と同じトナー100部に対し合成例3で得た微粒
子0.2部をヘンシエルミキサーを用いて混合し、本発明
に係る現像剤用トナーを得た。
実施例4 実施例1と同じトナー100部に対し、合成例4で得た微
粒子1.0部を実施例3と同様の方法によつて混合し、本
発明に係る現像剤用トナーを得た。
比較例1 実施例1と同じトナー100部に対し、ポリフツ化ビニリ
デン微粉末0.5部を実施例1と同様な方法を用いて混合
し、対照トナーを得た。
比較例2 実施例1と同じトナー100部に対し、ポリテトラフルオ
ロエチレン微粉末0.5部を実施例1と同様な方法を用い
て混合し、対照トナーを得た。
比較例3 実施例1と同じトナー100部に対し、ソープフリー重合
法によつて得たポリメチルメタアクリレート微粉末0.5
部を実施例1と同様な方法を用いて混合し、対照トナー
を得た。
比較例4 実施例1で用いたトナーをそのまま用いた。
比較例5 実施例1において微粒子を添加後、熱可塑性粒子の球形
化装置により熱風温度200℃、熱風量1m3/minにて着色
粒子の表面に含フッ素アクリル酸エステルの重合体微粒
子を融着させ、対照トナーを作製した。
実 験 平均粒径100μmの球形酸化鉄粉にスチレン−メチルメ
タクリレート共重合体をコートしたキヤリヤに対し、実
施例1〜4及び比較例1〜5迄のトナーをそれぞれ混合
し、現像剤を調整した。富士ゼロツクス4370複写機を用
いて十万枚の連続複写試験をおこなつたところ次表の如
き結果が得られ、本発明の効果が明らかとなつた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー粉末とこのトナー粉末の平均粒径よ
    り小さい平均粒径を有するフッ素化アルキルアクリル系
    重合体を含有するほぼ球形の微粉末を含有することを特
    徴とする現像剤。
  2. 【請求項2】少なくとも微粉末表面がフッ素化アルキル
    アクリル系重合体からなっている特許請求の範囲第1項
    に記載の現像剤。
  3. 【請求項3】微粉末がソープフリー重合によって得られ
    た微粉末であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の現像剤。
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