JPH066460U - 中空糸用紡糸口金 - Google Patents
中空糸用紡糸口金Info
- Publication number
- JPH066460U JPH066460U JP5107992U JP5107992U JPH066460U JP H066460 U JPH066460 U JP H066460U JP 5107992 U JP5107992 U JP 5107992U JP 5107992 U JP5107992 U JP 5107992U JP H066460 U JPH066460 U JP H066460U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spinneret
- slit hole
- hollow
- arc
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 複数の円弧状スリット孔を有し、各スリット
孔は円弧の中心を円弧状スリット孔群の外接円の中心と
異にする。スリット孔両端部に近接するスリット孔内縁
部のスリット孔端部より離れた位置に突部が設けられて
いる、中空糸用紡糸口金。 【効果】 高中空率で、均一な肉厚の真円性に優れた中
空糸を溶融紡糸することが可能となる。
孔は円弧の中心を円弧状スリット孔群の外接円の中心と
異にする。スリット孔両端部に近接するスリット孔内縁
部のスリット孔端部より離れた位置に突部が設けられて
いる、中空糸用紡糸口金。 【効果】 高中空率で、均一な肉厚の真円性に優れた中
空糸を溶融紡糸することが可能となる。
Description
【0001】
本考案は、高中空率で、均一な肉厚の真円性に優れた中空糸を溶融紡糸するた めの中空糸用紡糸口金に関するものである。
【0002】
中空糸の溶融紡糸には、図3(a)、(b)のような少なくとも1個所を不連 続にした円弧状スリット孔を、同一円周上に配した中空糸用紡糸口金が一般に使 用されている。しかし、このような紡糸口金から中空率の大きな中空糸を紡出す ると、得られる中空糸は、図4(a)、(b)に示すように接合部に窪みができ たり、真円性の乏しいものになるという欠点がある。
【0003】 この欠点を改良するものとして、例えば特開昭58−169507号公報には、図5( a)、(b)のように、スリット孔両端部を大きくした紡糸口金が提案されてい る。しかし、このようなスリット孔では、溶融紡出されたポリマーの流動挙動と して、外側へ開く応力と重心方向へ集まる応力とが働くため、互いに対向するス リット孔端部で紡糸時に十分に接合しなかったり、真円性の劣ったものになった りするという問題があった。
【0004】 また、実公平2−43879 号公報には、図6のように、円弧状スリットを同一円 周上に配したスリット孔を有する紡糸口金であって、スリット孔端部に近接する スリット孔内縁部のスリット孔端部より離れた位置に半円状の突部を設けた紡糸 口金が提案されている。この紡糸口金によれば、高中空率で肉厚の均一な中空糸 が得られるが、図7に示すように接合部が外へ飛び出した真円性の劣るものであ った。
【0005】
本考案は、上述の問題を解決し、高中空率で、均一な肉厚の真円性に優れた中 空糸を溶融紡糸することのできる中空糸用紡糸口金を提供することを技術的な課 題とするものである。
【0006】
本考案は、複数の円弧状スリット孔を有する中空糸用紡糸口金において、各ス リット孔は円弧の中心を円弧状スリット孔群の外接円の中心と異にし、スリット 孔両端部に近接するスリット孔内縁部のスリット孔端部より離れた位置に突部が 設けられていることを特徴とする中空糸用紡糸口金を要旨とするものである。
【0007】 以下、本考案を図面により詳細に説明する。 図1(a)〜(c)は本考案の実施態様を示す概略図、図2は図1(a)〜( c)の紡糸口金から溶融紡糸して得られる中空糸の横断面図である。
【0008】 スリット孔1の端部に近接するスリット孔内縁部、すなわち円弧状スリット孔 におけるスリット孔端部より離れた位置に半円状の突部2が設けられている。
【0009】 各スリット孔は円弧の中心を円弧状スリット孔群の外接円の中心と異にするが 、スリット孔1のそれぞれの中心は、円弧の中点と円弧状スリット孔群の外接円 の中心を結ぶ直線上を、外接円の中心から下記式で定義する距離Aだけスリット 孔側に移動した点とすることが好ましい。 (n−1)R/8≧A≧(n−1)R/12 n:スリット数、R:外接円半径 上記範囲外の中心点を持つスリット孔1を有する口金では、紡糸時にポリマー が接合しにくくなったり、真円性の劣った中空糸が紡出されやすくなるため好ま しくない。
【0010】 ポリマーをスリット孔1から紡出すると、突部2の吐出線速度が遅いことと、 各スリット孔1のそれぞれの中心が異なるためにポリマーの外側に開く応力が緩 和されることが相まって、口金直下でバラス効果による接合が真円に近い状態で 行われ、図2で示すような横断面を持つ、中空率が高く、均一な肉厚で真円性の 優れた中空糸が得られる。
【0011】 口金直下で、ポリマーのバラス効果による接合を真円に近い状態で行わせるた めには、突部2の大きさは、最大、スリット孔1の幅までとするのが好ましく、 突部2の位置は、突部2の端がスリット孔1の幅の半分ないし、スリット孔1の 幅と同程度の距離だけスリット孔端部から離れるようにするのが好ましい。
【0012】 この接合により形成された中空糸は、紡糸ドラフトにより細化していくが、そ の過程において突部から吐出された過量のポリマーは、最初に主として接合部へ 移動して接合部を補充する。その後、突部から接合部へ補充される量以上のポリ マーが吐出されたとしても、内周のポリマーは外周のポリマーよりも冷却固化し 難いのでポリマーの移動時間が長くなり、かつ、冷却固化が完了するまでに中空 糸には重心方向へ丸くなろうとする応力が働くので、全体に均一な肉厚の中空糸 を形成するものである。
【0013】 中空糸の中空率は、溶融紡糸の条件により左右されるが、標準的な溶融紡糸条 件で、中空率60%程度の中空糸が得られるようにスリット孔の寸法等を設計して おけば、ポリマーの溶融粘度や紡出糸の冷却条件を調整することにより、高中空 率で真円性に優れた中空糸を紡糸することが可能である。
【0014】
次に、本考案を実施例によって具体的に説明する。 実施例1 図1の(b)を用いて、R=1mm、A=0.2mmとし、硫酸相対粘度(96% 硫酸 100mlに1g溶解し、25℃で測定。)が2.6 のナイロン6を、溶融温度を 種々変更して紡出し、15℃の冷却風で冷却した後、4000m/分で巻き取り、70デ ニール/24フィラメントの糸条を得た。
【0015】 比較例1 図3(b)の紡糸口金を用いた以外は、実施例1と同様に実施した。
【0016】 比較例2 図6の紡糸口金を用いた以外は、実施例1と同様に実施した。
【0017】 上記実施例及び比較例より得られた中空糸の中空率、断面形状及び接合不良単 糸数を調べた結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】 表1から明らかなように、実施例1で得られた糸条は、中空率が高く、断面形 状も真円状で接合不良単糸数も極めて少ない良好なものであった。 一方、比較例1では、得られた糸条は断面形状が略三角形で接合不良単糸数が 多かった。また、比較例2で得られた糸条は、断面形状が略四角形で真円性に劣 るものであった。
【0020】 実施例2 溶融温度を260 ℃として、冷却風温度を種々変更した以外は、実施例1と同様 の方法で紡糸し、70デニール/24フィラメントの糸条を得た。
【0021】 比較例3 図3(b)の紡糸口金を用いた以外は、実施例2と同様に実施した。
【0022】 比較例4 図6の紡糸口金を用いた以外は、実施例2と同様に実施した。
【0023】 上記実施例及び比較例より得られた中空糸の中空率、断面形状及び接合不良単 糸数を調べた結果を表2に示す。
【0024】
【表2】
【0025】 表2から明らかなように、実施例2で得られた糸条は、中空率が高く、断面形 状も真円状で接合不良単糸数も極めて少ない良好なものであった。 一方、比較例3では、得られた糸条は断面形状が略三角形で接合不良単糸数が 多かった。また、比較例4で得られた糸条は、断面形状が略四角形で真円性に劣 るものであった。
【0026】
本考案によって、高中空率で、かつ均一な肉厚の真円性に優れた中空糸を溶融 紡糸することができ、また、紡糸するポリマーの溶融粘度や紡糸条件を調節する ことにより、中空率を調節することが可能となる。
【図1】本考案の紡糸口金におけるスリット孔を示す図
である。
である。
【図2】図1の紡糸口金から溶融紡糸して得られる中空
糸の横断面図である。
糸の横断面図である。
【図3】従来の紡糸口金のスリット孔の例を示す図であ
る。
る。
【図4】図3の紡糸口金から溶融紡糸して得られる中空
糸の横断面図である。
糸の横断面図である。
【図5】従来の紡糸口金の他のスリット孔の例を示す図
である。
である。
【図6】従来の紡糸口金の他のスリット孔の例を示す図
である。
である。
【図7】図6の紡糸口金から溶融紡糸して得られる中空
糸の横断面図である。
糸の横断面図である。
1 スリット孔 2 突部
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の円弧状スリット孔を有する中空糸
用紡糸口金において、各スリット孔は円弧の中心を円弧
状スリット孔群の外接円の中心と異にし、スリット孔両
端部に近接するスリット孔内縁部のスリット孔端部より
離れた位置に突部が設けられていることを特徴とする中
空糸用紡糸口金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5107992U JPH066460U (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 中空糸用紡糸口金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5107992U JPH066460U (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 中空糸用紡糸口金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH066460U true JPH066460U (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=12876814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5107992U Pending JPH066460U (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 中空糸用紡糸口金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066460U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010028164A (ko) * | 1999-09-18 | 2001-04-06 | 조민호 | 고중공율의 중공사 방사구금 |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP5107992U patent/JPH066460U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010028164A (ko) * | 1999-09-18 | 2001-04-06 | 조민호 | 고중공율의 중공사 방사구금 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0355564B2 (ja) | ||
| US20030096114A1 (en) | Method of fabricating a non-hollow fiber having a regular polygonal cross-section | |
| JPH08218217A (ja) | 糸条冷却装置 | |
| JPWO2001068543A1 (ja) | ブッシング及びガラス繊維の製造方法 | |
| JP3866843B2 (ja) | 中空糸用紡糸口金 | |
| JP3148566B2 (ja) | 特殊中空糸用紡糸口金 | |
| JPH0514166U (ja) | 中空糸用紡糸口金 | |
| US3321802A (en) | Spinnerets | |
| JP2550807B2 (ja) | アクリル系異形断面繊維の乾湿式紡糸口金 | |
| JPH09209217A (ja) | サイドバイサイド型複合紡糸用口金および複合繊維の製造方法 | |
| JPH0367122B2 (ja) | ||
| JPH101816A (ja) | 溶融紡糸口金 | |
| JP2711169B2 (ja) | 極細繊維の製造方法 | |
| JPH1150329A (ja) | 偏心複合繊維の溶融紡糸方法 | |
| JP3621797B2 (ja) | 複合紡糸口金 | |
| JP2734699B2 (ja) | 多フィラメント用紡糸口金 | |
| JPH08302518A (ja) | 複合繊維紡糸用口金 | |
| JPH0362802B2 (ja) | ||
| JPS61108707A (ja) | 偏心中空繊維の溶融紡糸方法 | |
| JPH062210A (ja) | 特殊異形中空糸用紡糸口金 | |
| JP2790567B2 (ja) | 紡糸口金 | |
| JPH0663131B2 (ja) | ポリエステル中空複合繊維の製造方法 | |
| JPH0231126B2 (ja) | ||
| JPS59228011A (ja) | 溶融紡糸用口金 | |
| JPH0474451B2 (ja) |