JPH0664889B2 - テープカセット用ハブ及びその製造方法 - Google Patents

テープカセット用ハブ及びその製造方法

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JPH0664889B2
JPH0664889B2 JP23255388A JP23255388A JPH0664889B2 JP H0664889 B2 JPH0664889 B2 JP H0664889B2 JP 23255388 A JP23255388 A JP 23255388A JP 23255388 A JP23255388 A JP 23255388A JP H0664889 B2 JPH0664889 B2 JP H0664889B2
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JP
Japan
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ring body
hub
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outer ring
molding
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泰文 橋本
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテープカセット用ハブ及びその製造方法に関す
る。
〔従来の技術〕
磁気テープを収納するためのテープカセット内には一対
のハブが回転自在に配置され、そのハブの周りに磁気テ
ープ(図示せず;以下単に「テープ」とも記載する)が
巻回されるようになっている。かかるハブは合成樹脂で
成形されるが、従来の製造方法では一般的にハブは一体
成形されるため、肉厚が比較的に厚い個所では所謂“ひ
け”を生じてしまい、それによってハブ外周面の真円
度,垂直度が確保できなくなる。このようなハブの外周
面にテープを層状に巻回して放置しておくと、ハブ外周
面の形状に沿ってテープに癖が付き、テープ走行が不安
定になり、ひいては録音,再生において音質劣化の原因
になることもある。
このようなハブ成形における欠点を解消しようとして、
例えば特開昭59−110080号に開示されたように、ハブを
一体成形以外の方法で成形する製造する方法が提案され
ている。この製造方法では、第5図に示すように、ハブ
1を内輪体2と外輪体3に2分割して個別に成形してい
る。そして、両者2,3を一体的に結合させる手段とし
て、外輪体3に段差(溝)4を形成し、ここに内輪体2
の突条7を嵌合させたり、あるいは第6図に示すよう
に、内輪体2の外周面5を粗く形成して摩擦を大きくす
ることにより、軸方向への両者2,3の相対的なズレを防
止しようとしている。なお、6は係止爪である。
次に、かかる従来のハブ1の製造方法について、第7図
乃至第10図を参照し乍ら説明する。第7図乃至第10図は
ハブ1の製造用金型10の各工程における断面図であり、
これらの図に示すように、金型10は大別して移動金型1
1,1次成形用上金型12,及び2次成形用上金型13とから構
成されている。そして、移動金型11は、両上金型12及び
13の下方位置の間を往復運動できるようになっている。
移動金型11の中央部には入子21が設けられ、その径方向
外側には貫通ピン15及び突出しピン16とが交互に配置さ
れており、更にそれらの径方向外側には内輪体2の突条
7及び外輪体3を形成するためのスリーブ17が設けられ
ている。また、1次成形用上金型12の中央部には入子21
が配置され、その径方向外側には内輪体成形用のキャビ
ティ(金型本体)24が配置され、更にその外側には内輪
体2の突条7を形成するためのスリーブ18が設けられて
いる。
かかる構成の1次成形用上金型12と移動金型11とを第7
図示の如く組合せ、両金型11,12の空間部(第8図の2
5)に溶融した合成樹脂を射出したのち冷却させて、突
条7を外周面に有する内輪体2を作る。内輪体2が冷却
固化した後、移動金型11を矢印Y方向に,上金型12を矢
印X方向に夫々移動させることにより両金型11,12を第
8図示の如く開く。このとき内輪体2と複数本の貫通ピ
ン15との抵抗により内輪体2は移動金型11の方に付着し
たまま一緒に2次成形用上金型13の方へ移動して2次成
形工程に移る。
2次成形用上金型13は第9図に示すように、その中央部
には入子23が配置され、その径方向外側にはキャビティ
(金型本体)26,及び更にその外側には外輪体成形用の
スリーブ19が設けられている。なお、このとき移動金型
11側のスリーブ17は、外輪体3の成形のため内輪体2か
ら離れて若干下方に移動している。この状態で両者の空
間部に溶融した合成樹脂を射出させる。この2次成形の
際に内輪体2は複数の貫通ピン15によって位置決めされ
ており、その外周部が型の役割を果たし、内輪体2の外
周部(突条7)の形状に沿って比較的肉薄の外輪体3が
形成される。
このようにして、内輪体2と外輪体3とから成るハブ1
が成形され、ハブ1の冷却固化後に移動金型11を矢印Y
方向に,上金型13を矢印X方向に夫々移動させることに
より両金型11,13を第10図示の如く開く。このときも内
輪体2と複数本の貫通ピン15との抵抗によりハブ1は移
動金型11の方に付いたまま両金型11,13が分離する。そ
して、上金型13が所定の位置まで上昇すると、移動金型
11側から全ての突出しピン16を同時に突出させることに
より、ハブ1を移動金型11から乖離させ、取出し腕(図
示せず)にて矢印Z方向に移動させたのち全ての突出し
ピン16を引込めて、移動金型11を第7,8図示の1次成形
用金型12の下方位置に移動させて、次の1次成形に備え
る。このような一連の動作を繰返すことにより、内輪体
2と外輪体3とから成るハブ1が連続的に量産される。
なお、第6図に示したハブ1′における内輪体2の粗面
は、例えば上金型12のうちの内輪体2の外周面5に対向
する内面部分を粗く形成しておくことにより実現する。
なお、これら第8,10図において、第7,9図と同一構成部
分には同一番号を付してその詳細な説明は省略した。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の製造方法では、内輪体成形用の上金型12と外
輪体成形用の上金型13の2つの金型が必要であり、その
ため製造装置全体の構成が複雑,高価になり、しかも、
移動金型11を両上金型12,13の間で移動させるので、時
間的効率が悪いという欠点もある。また、第6図のよう
に内輪体2の外周面5を粗面にすることにより両輪体2,
3の軸方向の相対的なズレの無いハブ1′の製法では、
内輪体2を射出,固化後に上金型12から離型させる際に
支障を来し易く、又離型を良くしようとすれば、軸方向
へのズレを阻止する効果が減退するという問題があっ
た。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、外輪体用の成形樹脂が冷却固化する前に内輪
体用成形樹脂が射出されることにより、内輪体の外周部
分の少なくとも一部が外輪体に突出した形の浸入部が形
成され、浸入部によって内輪体が外輪体に嵌合固定され
て成ることを特徴とするテープカセット用ハブと、その
製造方法を提供することにより、上記諸問題点を解決し
た。
〔実施例〕
本発明のテープカセット用ハブ及びその製造方法につい
て、第1図以降を参照し乍ら説明する。第1図は本発明
のテープカセット用ハブ30の平面図、第2図は第1図中
の一点鎖線A−Aに沿う断面図である。これらの図に示
されるように、本発明のハブ30は、大別して係止爪6を
有する内輪体32と、その外周面の一部にテープ端係止用
の切欠き部8が形成された外輪体33とから成っている。
34は内輪体32と一体的に形成される浸入部であり、この
浸入部34が外輪体33側に数mm程度突出形成されることに
より、内輪体32と外輪体33との相対的な位置ズレは、軸
方向のみならず全ての方向に対して完全に防止されるの
である。このように、本発明のハブ30は内輪体32と外輪
体33とから成っている点は第5,6図示の従来のハブ1,1′
と同じであり、これにより成形時の“ひけ”が生じない
という点は同様であるが、それのみならず、内輪体32と
外輪体33相対的な位置ズレを完全に防止し得、しかも以
下に述べるように、製造装置が簡素化され、時間的効率
の向上も図っている。
本発明のハブ30の成形用金型20と第7〜10図示の従来の
金型10との最大の相違点は、従来の製造用金型10では上
金型を内輪体成形用と外輪体成形用の2つ備えており、
そのため下金型である移動金型11を両金型12,13の間で
移動させる手段も必要であり、内輪体2を先に成形した
のち外輪体3を成形してハブ1を製造していた。しかる
に、本発明のハブの製造方法においては、外輪体を先に
成形したのち内輪体を成形することにより上記の如き優
れたハブ30の製造を実現し得、しかも金型20において
は、上金型(固定金型)を2種類備えることなく、1種
類の上下金型41,42にて、外輪体33及び内輪体32の両方
を成形できるようにしている。
次に、ハブ30の具体的な製造方法について、第3図及び
第4図を参照し乍ら説明する。第3,4図は本発明のテー
プカセット用ハブ30を製造するための各工程における金
型20の断面図である。両図において、第7〜10図と同一
構成部分には同一番号を付してその詳細な説明は省略す
る。また、両図においては貫通ピンや突出しピン等構成
の一部の図示も省略している。43は可動コアであり、こ
れを上下させることにより、外輪体33及び内輪体32の双
方の成形用空間25及び27を形成している。
まず、外輪体33を成形するには、上下両金型42,41を第
3図示の如く重ね合せ、且つ下(移動)金型41を構成す
る可動コア43を上方(矢印X方向)に移動させて上金型
42に当接させることによってできる空間25に、溶融した
合成樹脂を射出させて冷却する。そして外輪体33の樹脂
が固化し終らない内に、可動コア43を第4図示の如く下
方(矢印Y方向)に所定位置まで移動させ、それによっ
てできる空間27に内輪体用の溶融した合成樹脂を射出さ
せる。その場合、外輪体33の樹脂が十分固化してから内
輪体用樹脂を射出させると、第2図の矢印35で示すよう
に内輪体用樹脂の外輪体33への押圧浸入は起らない。そ
こで、本発明方法では外輪体用樹脂の冷却を緩慢にし、
また、浸入部34を形成させる部分を肉厚としている。
なお、冷却,固化を遅くしたことによる時間の増加は、
従来方法における移動金型11の両上金型12,13間移動に
要する時間よりも短い程度である。なお、冷却,固化を
遅くする代りに、可動コア43の下方への移動を早くする
ようにすると一層良い。具体的には、外輪体33の成形
(樹脂の充填完了)後2秒以内に可動コア43を移動して
内輪体用樹脂を射出させると良い。また、冷却,固化は
金型41,42に接している外側の方から先に起るので、内
輪体用樹脂を射出させることにより生じる浸入部34は、
必ず固化の遅い中央部にできることとなり、両輪体32,3
3の嵌合が十分良好に行なわれるような形状となるわけ
である。なお、外輪体33の一部を肉厚に形成している
が、外輪体33が完全に冷却固化する前に内輪体成形用樹
脂を高い圧力で射出し,浸入部34を形成しているので、
これにより外輪体33にひけが生じるのを未然に防止する
役割も果している。このようにして本発明になるテープ
カセット用ハブ30が、従来の製造方法よりも短時間で製
造される。なお、成形用樹脂は同種類のものでも異種類
のものでも良く、例えばPOMとABSの組合わせのように、
互いに接着が困難な樹脂同士でも一体的に結合させるこ
とができるものである。
〔効 果〕
本発明のテープカセット用ハブ及びその製造方法は、次
のような優れた特長を有する。
成形時にひけが生じず、しかも内輪体と外輪体相対的
な位置ズレを完全に防止し得るハブを製造できる。
従来方法では2つ必要であった上金型が1つで済むの
で経済的であり、製造装置が簡素化され、時間的効率の
向上も図ることができた。
内外両輪体の接合部を粗面にする必要がなくなり、成
形時の金型からの成形品の離型に支障を来すことも無く
なって、生産性が向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のテープカセット用ハブの平面図、第2
図は第1図中の一点鎖線A−Aに沿う断面図、第3図及
び第4図は本発明のテープカセット用ハブを製造するた
めの各工程における金型の断面図、第5図及び第6図は
従来の方法で製造されるハブの断面図、第7図乃至第10
図は従来のハブの製造方法を示す金型の各工程における
断面図である。 17〜19……スリーブ、20……金型、25,27……樹脂成形
用空間部、30……ハブ、32……内輪体、33……外輪体、
34……浸入部、41……下金型、42……上金型、43……可
動コア。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2色成形法により製作され,外輪体と内輪
    体とから成るテープカセット用ハブであって、上記外輪
    体用の成形樹脂が冷却固化する前に内輪体用成形樹脂が
    射出されることにより、該内輪体の外周部分の少なくと
    も一部が該外輪体に突出した形の浸入部が形成され、該
    浸入部によって該内輪体が外輪体に嵌合固定されて成る
    ことを特徴とするテープカセット用ハブ。
  2. 【請求項2】2色成形法により製作されるテープカセッ
    ト用ハブにおいて、1次側成形品が冷却固化する前に2
    次側成形品を成形し、該2次側成形品の一部を射出圧力
    によって半溶融の1次側成形品の中に浸入固化させるこ
    とにより、該1次側及び2次側成形品の軸方向への相対
    的な位置ずれの無い両成形品の結合体により形成するこ
    とを特徴とするテープカセット用ハブの製造方法。
JP23255388A 1988-09-19 1988-09-19 テープカセット用ハブ及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0664889B2 (ja)

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