JPH0665208B2 - アルミニウム電解コンデンサ - Google Patents
アルミニウム電解コンデンサInfo
- Publication number
- JPH0665208B2 JPH0665208B2 JP59117011A JP11701184A JPH0665208B2 JP H0665208 B2 JPH0665208 B2 JP H0665208B2 JP 59117011 A JP59117011 A JP 59117011A JP 11701184 A JP11701184 A JP 11701184A JP H0665208 B2 JPH0665208 B2 JP H0665208B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum foil
- aluminum
- current density
- time
- counter electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
- Separation By Low-Temperature Treatments (AREA)
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種電子機器に利用されるアルミニウム電解コ
ンデンサに関するものである。
ンデンサに関するものである。
従来例の構成とその問題点 従来のこの種のアルミニウム電解コンデンサは通常塩素
イオンを含む電解液中で電解エッチングを行い実効表面
積を拡大したアルミニウム箔と絶縁紙とを巻回し、駆動
用電解液を含浸したコンデンサ素子をケースに封入して
構成していた。
イオンを含む電解液中で電解エッチングを行い実効表面
積を拡大したアルミニウム箔と絶縁紙とを巻回し、駆動
用電解液を含浸したコンデンサ素子をケースに封入して
構成していた。
電解エッチングによる電極箔の表面積拡大作用は、多数
の要因、例えばエッチング電流波形、電流密度、エッチ
ング液の種類、濃度、温度、そして添加剤の種類及び濃
度さらにエッチング前処理、中間処理、後処理、アルミ
生箔の種類等により影響を受ける。
の要因、例えばエッチング電流波形、電流密度、エッチ
ング液の種類、濃度、温度、そして添加剤の種類及び濃
度さらにエッチング前処理、中間処理、後処理、アルミ
生箔の種類等により影響を受ける。
電流波形に関する検討も、以前から行われており、矩形
波電流を用いる方法として、英国特許第1,169,234号明
細書、特開昭57−132322号公報等が知られている。これ
らの方法は、塩素イオンとして食塩を含む水溶液中にお
いて、矩形波電流を流し、電解エッチングを行う方法で
ある。
波電流を用いる方法として、英国特許第1,169,234号明
細書、特開昭57−132322号公報等が知られている。これ
らの方法は、塩素イオンとして食塩を含む水溶液中にお
いて、矩形波電流を流し、電解エッチングを行う方法で
ある。
しかしながら、これらの方法では、中性の食塩水を利用
しているため、電解エッチング中に溶出したアルミニウ
ムイオンが水酸化アルミニウムの沈澱物を生成し、生産
装置や配管等に付着し、その除去のために、定期的に設
備を停止しなければならず、設備の稼動率を低下させる
という欠点があった。
しているため、電解エッチング中に溶出したアルミニウ
ムイオンが水酸化アルミニウムの沈澱物を生成し、生産
装置や配管等に付着し、その除去のために、定期的に設
備を停止しなければならず、設備の稼動率を低下させる
という欠点があった。
発明の目的 本発明は上記した従来の欠点を除去するもので、水酸化
アルミニウムの沈澱物が生じない液組成において、高倍
率の電極箔を生産し、生産設備の稼動率を向上させるこ
とにより、アルミニウム電解コンデンサのコストダウン
を図ることを目的とするものである。
アルミニウムの沈澱物が生じない液組成において、高倍
率の電極箔を生産し、生産設備の稼動率を向上させるこ
とにより、アルミニウム電解コンデンサのコストダウン
を図ることを目的とするものである。
発明の構成 上記目的を達成するために本発明のアルミニウム電解コ
ンデンサは、塩素イオンとして塩酸と塩化アルミニウム
を含む水溶液中で、アルミニウム箔と対極との間に、ア
ルミニウム箔の対極に対する電位が正又は負となること
を繰り返すような矩形波電流を通電してアルミニウム箔
を電解エッチングするとともに、前記矩形波電流は、ア
ルミニウム箔から対極に流れる正電流密度が0.5〜2A/c
m2で、その流れる時間が1〜15msであり、一方、対極か
らアルミニウム箔に流れる負極電流密度が0.1〜0.5A/c
m2で、その流れる時間が1〜5msである矩形波電流を用
いて構成したアルミニウム箔を陽極箔として用いたもの
である。
ンデンサは、塩素イオンとして塩酸と塩化アルミニウム
を含む水溶液中で、アルミニウム箔と対極との間に、ア
ルミニウム箔の対極に対する電位が正又は負となること
を繰り返すような矩形波電流を通電してアルミニウム箔
を電解エッチングするとともに、前記矩形波電流は、ア
ルミニウム箔から対極に流れる正電流密度が0.5〜2A/c
m2で、その流れる時間が1〜15msであり、一方、対極か
らアルミニウム箔に流れる負極電流密度が0.1〜0.5A/c
m2で、その流れる時間が1〜5msである矩形波電流を用
いて構成したアルミニウム箔を陽極箔として用いたもの
である。
上記構成によれば、アルミニウム箔を電解エッチングす
る場合、塩素イオンとして塩酸と塩化アルミニウムを含
む水溶液中で行っているため、水酸化アルミニウムの沈
澱物が生じることはなく、またアルミニウム箔に通電さ
れる矩形波電流は正電流密度を0.5〜2A/cm2とし、かつ
その流れる時間を1〜15msとし、さらに負電流密度を0.
1〜0.5A/cm2とし、かつその流れる時間を1〜5msとし
ているため、アルミニウム箔の表面に酸化皮膜がつきす
ぎることもなくなって、溶解を均一に行え、これによ
り、高い拡面倍率を得ることができるとともに、水酸化
アルミニウムの沈殿物が生産装置や配管等に付着するこ
ともなくなるため、生産設備の稼動率の向上が図れてア
ルミニウム電解コンデンサのコストダウンに大きく寄与
するものである。
る場合、塩素イオンとして塩酸と塩化アルミニウムを含
む水溶液中で行っているため、水酸化アルミニウムの沈
澱物が生じることはなく、またアルミニウム箔に通電さ
れる矩形波電流は正電流密度を0.5〜2A/cm2とし、かつ
その流れる時間を1〜15msとし、さらに負電流密度を0.
1〜0.5A/cm2とし、かつその流れる時間を1〜5msとし
ているため、アルミニウム箔の表面に酸化皮膜がつきす
ぎることもなくなって、溶解を均一に行え、これによ
り、高い拡面倍率を得ることができるとともに、水酸化
アルミニウムの沈殿物が生産装置や配管等に付着するこ
ともなくなるため、生産設備の稼動率の向上が図れてア
ルミニウム電解コンデンサのコストダウンに大きく寄与
するものである。
実施例の説明 以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
実施例1 第1図は正電流時間を変化させた場合における拡面倍率
の検討結果を示し、また第2図は負電流時間を変化させ
た場合における拡面倍率の検討結果を示したものであ
る。
の検討結果を示し、また第2図は負電流時間を変化させ
た場合における拡面倍率の検討結果を示したものであ
る。
なお、実験条件は以下の通りである。
第1図の実験条件 正電流時間 :1〜21ms(2msステップ) 正電流密度 :1.0A/cm2 負電流時間 :1.0ms 負電流密度 :0.2A/cm2 エッチング時間 :1分 エッチング温度 :90℃ 液組成 :HCl5%,AlCl35% 第2図の実験条件 正電流時間 :15ms 正電流密度 :1.0A/cm2 負電流時間 :1〜15ms(2msステップ) 負電流密度 :0.2A/cm2 エッチング時間 :1分 エッチング温度:90℃ 液組成:HCl5%,AlCl3 5%第1図,第2図から明らかなように正電流の流れる
時間が1〜15ms、負電流の流れる時間が1〜5msの範囲
において高い拡面倍率が得られている。
時間が1〜15ms、負電流の流れる時間が1〜5msの範囲
において高い拡面倍率が得られている。
負電流時間の最適値の幅が正電流時間の最適値の幅より
短いのは負電流時間が5ms以上になると表面に酸化皮膜
がつきすぎるために、溶解が不均一になるためと考えら
れる。
短いのは負電流時間が5ms以上になると表面に酸化皮膜
がつきすぎるために、溶解が不均一になるためと考えら
れる。
実施例2 第3図(a)は正電流密度を変化させた場合における拡
面倍率の検討結果を示し、また第3図(b)は負電流密
度を変化させた場合における拡面倍率の検討結果を示し
たものである。
面倍率の検討結果を示し、また第3図(b)は負電流密
度を変化させた場合における拡面倍率の検討結果を示し
たものである。
なお、実験条件は以下の通りである。
第3図(a)の実験条件 正電流時間 :15ms 正電流密度 :0.3〜2.3A/cm2 電流時間 :1.0ms 負電流密度 :0.2A/cm2 エッチング時間 :1分 エッチング温度 :90℃ 液組成 :HCl5%,AlCl35% 第3図(b)の実験条件 正電流時間 :15ms 正電流密度 :1.0A/cm2 負電流時間 :1.0ms 負電流密度 :0.1〜1.3A/cm2 エッチング時間 :1分 エッチング温度 :90℃ 液組成 :HCl5%,AlCl35% 第3図(a),(b)から明らかなように正電流密度が
0.5〜2A/cm2、負電流密度が0.1〜0.5A/cm2の範囲にお
いて、高い拡面倍率が得られている。
0.5〜2A/cm2、負電流密度が0.1〜0.5A/cm2の範囲にお
いて、高い拡面倍率が得られている。
実施例3 本発明の条件によるエッチング拡面倍率と従来条件との
比較を下の表に示す。
比較を下の表に示す。
方法1は従来例による方法である。方法3は本発明例で
ある。方法2は本発明でHCl濃度がゼロになった場合で
ある。この方法でも沈澱は生じないが、液の電導度が低
くなるため、同一溶解減量を得るため、より多くの電力
消費を必要とする。
ある。方法2は本発明でHCl濃度がゼロになった場合で
ある。この方法でも沈澱は生じないが、液の電導度が低
くなるため、同一溶解減量を得るため、より多くの電力
消費を必要とする。
発明の効果 以上のように本発明のアルミニウム電解コンデンサは、
アルミニウム箔を電解エッチングする場合、塩素イオン
として塩酸と塩化アルミニウムを含む水溶液中で行って
いるため、水酸化アルミニウムの沈澱物が生じることは
なく、またアルミニウム箔に通電される矩形波電流は正
電流密度を0.5〜2A/cm2とし、かつその流れる時間を1
〜15msとし、さらに負電流密度を0.1〜0.5A/cm2とし、
かつその流れる時間を1〜5msとしているため、アルミ
ニウム箔の表面に酸化皮膜がつきすぎることもなくなっ
て、溶解を均一に行え、これにより、高い拡面倍率を得
ることができるとともに、水酸化アルミニウムの沈澱物
が生産装置や配管等に付着することもなくなるため、生
産設備の稼動率の向上が図れてアルミニウム電解コンデ
ンサのコストダウンに大きく寄与するものである。
アルミニウム箔を電解エッチングする場合、塩素イオン
として塩酸と塩化アルミニウムを含む水溶液中で行って
いるため、水酸化アルミニウムの沈澱物が生じることは
なく、またアルミニウム箔に通電される矩形波電流は正
電流密度を0.5〜2A/cm2とし、かつその流れる時間を1
〜15msとし、さらに負電流密度を0.1〜0.5A/cm2とし、
かつその流れる時間を1〜5msとしているため、アルミ
ニウム箔の表面に酸化皮膜がつきすぎることもなくなっ
て、溶解を均一に行え、これにより、高い拡面倍率を得
ることができるとともに、水酸化アルミニウムの沈澱物
が生産装置や配管等に付着することもなくなるため、生
産設備の稼動率の向上が図れてアルミニウム電解コンデ
ンサのコストダウンに大きく寄与するものである。
第1図は正電流時間と拡面倍率との関係を示す特性図、
第2図は負電流時間と拡面倍率との関係を示す特性図、
第3図(a),(b)は正電流密度及び負電流密度と拡
面倍率との関係を示す特性図である。
第2図は負電流時間と拡面倍率との関係を示す特性図、
第3図(a),(b)は正電流密度及び負電流密度と拡
面倍率との関係を示す特性図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠山 健一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 神崎 信義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小島 浩一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−223311(JP,A) 特開 昭59−70800(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】塩素イオンとして塩酸と塩化アルミニウム
を含む水溶液中で、アルミニウム箔と対極との間に、ア
ルミニウム箔の対極に対する電位が正又は負となること
を繰り返すような矩形波電流を通電してアルミニウム箔
を電解エッチングするとともに、前記矩形波電流は、ア
ルミニウム箔から対極に流れる正電流密度が0.5〜2A/c
m2で、その流れる時間が1〜15msであり、一方、対極か
らアルミニウム箔に流れる負電流密度が0.1〜0.5A/cm2
で、その流れる時間が1〜5msである矩形波電流を用い
て構成したアルミニウム箔を陽極箔として用いたアルミ
ニウム電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59117011A JPH0665208B2 (ja) | 1984-06-07 | 1984-06-07 | アルミニウム電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59117011A JPH0665208B2 (ja) | 1984-06-07 | 1984-06-07 | アルミニウム電解コンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60260123A JPS60260123A (ja) | 1985-12-23 |
| JPH0665208B2 true JPH0665208B2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=14701241
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59117011A Expired - Lifetime JPH0665208B2 (ja) | 1984-06-07 | 1984-06-07 | アルミニウム電解コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0665208B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6288315A (ja) * | 1985-10-15 | 1987-04-22 | 長井電子工業協同組合 | 電解コンデンサ用アルミ箔のエツチング方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58223311A (ja) * | 1982-06-22 | 1983-12-24 | エルナ−株式会社 | 電解コンデンサ用アルミニウム箔のエツチング方法 |
| US4427506A (en) * | 1982-09-24 | 1984-01-24 | Sprague Electric Company | AC Etching of aluminum capacitor foil |
-
1984
- 1984-06-07 JP JP59117011A patent/JPH0665208B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60260123A (ja) | 1985-12-23 |
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