JPH0670211B2 - Nbrと金属との加硫接着剤 - Google Patents

Nbrと金属との加硫接着剤

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JPH0670211B2
JPH0670211B2 JP59189083A JP18908384A JPH0670211B2 JP H0670211 B2 JPH0670211 B2 JP H0670211B2 JP 59189083 A JP59189083 A JP 59189083A JP 18908384 A JP18908384 A JP 18908384A JP H0670211 B2 JPH0670211 B2 JP H0670211B2
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力人 江口
健一 藤本
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エヌオーケー株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、NBRと金属との加硫接着剤に関する。更に詳
しくは、フエノール樹脂系からなるNBRと金属との加硫
接着剤に関する。
〔従来の技術〕
従来から、NBRと金属との加硫接着剤としてフエノール
樹脂系の接着剤が用いられているが、フエノール樹脂系
の加硫接着剤を用いた場合には、適度のベーキング処理
をしなければ、加硫成形時の熱と圧力で接着剤層が軟
化、流動し、接着目的を十分に達成し得ないという欠点
がみられた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような接着剤層の軟化、流動を防止することができ
れば、フエノール樹脂系の接着剤が本来有するすぐれた
接着性が十分に発揮されることになるが、本発明者らは
かかる接着剤層の軟化、流動を防止するために、特定の
高分子物質および粒状無機物質の少くとも一種をこれに
添加することが有効な解決手段であることを見出した。
〔問題点を解決するための手段〕および〔作用〕 従つて、本発明はNBRと金属との加硫接着剤に係り、こ
の加硫接着剤は、ノボラツク型フエノール樹脂およびそ
れの硬化剤としてのヘキサメチレンテトラミンに、
(a)軟化温度が約100〜200℃の高分子物質、(b)粘
度(25℃)が約103ポアズ以上の高分子物質および
(c)粒径が約1〜100μmの粒状無機物質の少くとも
一種を添加してなる。
ノボラツク型フエノール樹脂は、酸を触媒として1モル
のフエノールと1モル未満のホルムアルデヒドとを縮合
させて得られる可溶可融性のフエノール−ホルムアルデ
ヒド樹脂であり、それの軟化温度は一般には約80〜100
℃である。ノボラツク分子は、反応基(メチロール基)
を有していないので、単に加熱しただけでは分子間の縮
合が起らず、永久に熱可塑性を維持するが、硬化させる
ためのメチレン基供給源としてホルムアルデヒドまたは
ヘキサメチレンテトラミンを添加して加熱すると不溶不
融性となるが、このような状態になる以前に、加硫接着
時の熱および圧力によつて接着剤層が軟化、流動し、接
着層の剥れの原因を形成するが、以下の各成分の少くと
も一種を添加することによりかかる不良原因が効果的に
除去される。
(a)成分の軟化温度約100〜200℃の高分子物質として
は、例えばエポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミ
ン樹脂、アクリルアミド樹脂、アミン変性フエノール樹
脂などが用いられる。(b)成分の粘度(25℃;高化式
フローテスターなどにより測定)が約103ポアズ以上の
高分子物質としては、例えばポリ−2−クロルブタジエ
ン、ポリメチルメタクリレート、ポチエチルアクリレー
ト、ポリブチルアクリレート、ポリビニルブチラール、
ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル
共重合樹脂などが用いられる。また、(c)成分の粒径
が約1〜100μmの粒状無機物質としては、カーボンブ
ラツク、シリカ、タルク、炭酸カルシウム、酸化マグネ
シウム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉛、けいそう土な
どが用いられる。なお、上記(a)および(b)の両方
の成分に属するものも用いられ、例えばポリアミド樹脂
などはこれに該当する。
これらの各成分は、ノボラツク型フエノール樹脂100重
量部当り約5〜50重量部の割合で、約5〜20重量部のヘ
キサメチレンテトラミンと共に用いられる。上記(a)
および(b)成分の場合には、これらをケトン類、ケト
ン−アルコール混合系、ケトン−炭化水素混合系などに
よつて代表される可溶性溶剤に固型分濃度約3〜20%で
溶解させ、また(c)成分の場合には、これを予めノボ
ラツク型フエノール樹脂に熱ロールで練り込み、混練さ
れたコンパウンドを上記可溶性溶剤に溶解させ、更に硬
化剤としてヘキサメチレンテトラミンをノボラツク型フ
エノール樹脂100重量部当り約5〜20重量部の割合で添
加する。
加硫接着は、一般にかかる加硫接着剤を金属材料面側に
塗布した後、室温乃至約80℃の温度で約10分間程度乾燥
させて溶剤を除去してから、それにNBR製材料を接着さ
せる方法によつて行われる。
〔発明の効果〕
本発明に係る加硫接着剤は、これをNBRと金属との接着
に用いた場合、ベーキング処理をすることなく用いるこ
とができ、その際接着剤の軟化、流動などがみられない
ので、フエノール系接着剤が本来有する接着性能が十分
に発揮される。
従つて、本発明の加硫接着剤は、軟鋼板製金属缶にNBR
を焼付けたオイルシール、バルブ、ガスケツト、パツキ
ンなどの製造に有効に用いることができる。
〔実施例〕
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例1 ノボラツク型フエノール樹脂(軟化温度90℃)100部
(重量、以下同じ)、ヘキサメチレンテトラミン10部お
よびメチルエチルケトン−メタノール(1:1)混合溶剤
に固型分濃度10%で溶解させたエポキシ樹脂(エポキシ
当量3000以上、軟化温度150℃)20部よりなる接着剤を
用いて、NBR成形品と金属との接着を行なつた。
NBR成形品: NBR(日本ゼオン製品ニポールDN201)100部、FEFカーボ
ンブラツク50部、酸化亜鉛5部、ステアリン酸1部、イ
オウ0.8部、加硫促進剤(テトラメチルチウラムジスル
フイド)2部および同(N−シクロヘキシル−2−ベン
ゾチアジルスルフインアミド)2.5部を用い、165℃、60
Kg/cm2、15分間の条件下で、JIS K−6301−8項90°剥
離試験用テストピースを作製した。
金属: 軟鋼板SPCC(25×60×1.6mm)を溶剤で脱脂し、シヨツ
トプラスト処理したもの 接着方法: 上記接着剤を2〜3μm程度の厚さに刷毛塗りする 実施例2 実施例1において、エポキシ樹脂混合溶剤溶液の代り
に、同じ固型分濃度のポリ−2−クロルブタジエン(粘
度104ポアズ)のメチルエチルケトン溶液が用いられ
た。
実施例3 実施例2において、ポリ−2−クロルブタジエンの代り
に、ポリアクリル酸エチル(粘度104ポアズ)が用いら
れた。
実施例4 実施例2において、ポリ−2−クロルブタジエンのメチ
ルエチルケトン溶液の代りに、カーボンブラツク(粒径
10μm)の10%メチルエチルケトン10%分散液が用いら
れた。
比較例 実施例2において、ポリ−2−クロルブタジエンが用い
られず、メチルエチルケトンのみが用いられた。
以上の各実施例および比較例で接着された接着物につい
て、JIS K−6301、90°剥離試験法に従つてそれの剥離
強度が測定された。得られた結果は、次の表に示され
る。なお、この表には、剥離開始個所の観察結果も併記
されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C09J 161/06 131:00)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノボラツク型フエノール樹脂およびそれの
    硬化剤としてのヘキサメチレンテトラミンに、(a)軟
    化温度が約100〜200℃の高分子物質、(b)粘度(25
    ℃)が約103ポアズ以上の高分子物質および(c)粒径
    が約1〜100μmの粒状無機物質の少くとも一種を添加
    してなるNBRと金属との加硫接着剤。
JP59189083A 1984-09-10 1984-09-10 Nbrと金属との加硫接着剤 Expired - Lifetime JPH0670211B2 (ja)

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