JPH067040Y2 - 船舶用プロペラ軸の防食構造 - Google Patents

船舶用プロペラ軸の防食構造

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JPH067040Y2
JPH067040Y2 JP1986112798U JP11279886U JPH067040Y2 JP H067040 Y2 JPH067040 Y2 JP H067040Y2 JP 1986112798 U JP1986112798 U JP 1986112798U JP 11279886 U JP11279886 U JP 11279886U JP H067040 Y2 JPH067040 Y2 JP H067040Y2
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JP
Japan
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propeller shaft
seal ring
sleeve
lip portion
lining
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JP1986112798U
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JPS6319499U (ja
Inventor
浩哉 阿部
Original Assignee
キ−パ−株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 1)考案の目的 (イ)産業上の利用分野 本考案は船舶用プロペラ軸の防食構造に関する。
(ロ)従来の技術 従来、船舶用プロペラ軸の海水による腐蝕を防止する手
段としてプロペラ軸のまわりにゴムを巻きつけるか、ま
たはFRP(ガラス繊維強化プラスチック)のライニン
グ4を施していた。従来例を第3図に示す。海水潤滑式
プロペラ軸1がスリーブ2を介して船体10のゴム軸受
11に軸支されている。該スリーブはプロペラ軸1のゴ
ム軸受11との摺動部分のみに焼き嵌められている。海
水に接触するプロペラ軸の全周面にスリーブを嵌装すれ
ば該プロペラ軸の腐蝕は防止できるが、非常に高価とな
るので長い軸には、実用されていない。そのためスリー
ブとスリーブとの間のプロペラ軸の部分には前述のよう
にゴムを巻くか、あるいはFRPライニングを施してい
た。
このゴム巻きとはプロペラ軸に生ゴムを巻き、その上か
らテープを巻いて固定し、これを加硫ガマに入れて加工
する方法であるが、次のような欠点がある。第1に加硫
ガマを設置してある工場までプロペラ軸を搬送しなけれ
ばならない。第2にプロペラ軸は一般に軸径と軸長が大
きいためそれを収容できる大設備が必要となる。第3に
プロペラ軸の搬送時間も含めて加工時間が長くなる。
これに対し、FRPライニング法は露出しているプロペ
ラ軸の部分に樹脂とガラス繊維を交互に積層する工法
で、プロペラ軸の製作工場で作業できるので、加工時間
やコストが大幅に低減される。
(ハ)考案の課題 FRPライニング法は樹脂とプロペラ軸の金属との接着
力のみに依存した防食法であり、樹脂の種類や金属表面
の前処理等により接着力が大きく左右され接着力の弱い
ときは剥離する。またプロペラ軸のねじれ応力によって
剥離する危険もある。剥離した部分から海水が侵入し、
プロペラ軸の腐蝕・折損の原因となる。そのため3年以
上の長期間の防食にはやや信頼性に欠ける。
したがって、本考案の課題はFRP接着力の大小に関係
なく海水の侵入を防止して信頼性を大幅に向上し、長期
間(例えば4年あるいはそれ以上)の防食に利用できる
船舶用プロペラ軸の防食構造を提供することである。
2)考案の構成 (イ)課題を解決するための手段 本考案は、リップ部を有するシールリングが、該リップ
部をプロペラ軸の摺動部分に嵌装されたスリーブの端面
に圧接させかつ該シールリングの内周面をプロペラ軸の
外周面に圧接させた状態で、プロペラ軸に嵌着され、F
RPライニングが、前記リップ部と前記スリーブの端面
との圧接部分を覆うようにして、プロペラ軸に施されて
いることを特徴とする。
(ロ)作用 本考案においては、シールリングが、そのリップ部をス
リーブの端面に圧接させかつシールリングの内周面をプ
ロペラ軸の外周面に圧接させた状態で、プロペラ軸に嵌
着されている。従って、スリーブとFRPライニングと
の接着力が弱くそのためそれらの間から海水が侵入して
きても、海水はプロペラ軸には達しない。
(ハ)実施例 以下、第1図及び第2図に示した実施例について説明す
る。これら実施例では、リップ部8を有しゴム様弾性体
からなるシールリング3が、リップ部8をプロペラ軸1
に嵌装されたスリーブ2の端面に圧接させかつ該シール
リング3の内周面をプロペラ軸1の外周面に圧接させた
状態で、プロペラ軸1に嵌着されている。シールリング
3は、シールリング3の外周に例えば銅線5からなる線
材を巻き付けることによってプロペラ軸1に確実に固定
されている。シールリング3は一つ割りで軸に装着さ
れ、その後に接着されて連続状のリングとなる。しか
し、装着可能であればエンドレスの環状体であってもよ
い。上記のようにシールリング3をプロペラ軸1に嵌着
した後、その上からFRPライニング4を施す。すなわ
ち初めに樹脂を塗布し、その上にガラス繊維を巻く。こ
の作業を繰り返し行う。FRPはライニング作業後硬化
する際に収縮する。従って、その収縮によってFRPラ
イニング4とシールリング3とはより良好に密着する。
また、その収縮によって、シールリング3とプロペラ軸
1との間、及びリップ部8とスリーブ2との間の密着性
も向上する。第2図の実施例では、シールリング3の、
プロペラ軸1と接触する部分に凹凸6を設けて、密封性
を高めている。
第1図及び第2図の実施例の構成によれば、FRPライ
ニング4とスリーブ2との間、即ち第1,2図の右上に
あるFRPライニング4とスリーブ2との間の境界部か
ら海水が侵入してきても、リップ部8が存在するため
に、その海水はプロペラ軸1には到達しない。即ち、シ
ールリング3は、銅線5で締め付けられ、またそれを覆
ってFRPライニング4が施されるから、プロペラ軸1
に対しては十分に圧接されており、従って、リップ部8
が存在しない場合にも、海水がシールリング3とスリー
ブ2の端面との間を通ってシールリング3とプロペラ軸
1との間に侵入することによるプロペラ軸1の腐食を防
止することはできる。しかしながら、リップ部8が存在
しない場合には、スリーブ2とプロペラ軸1との嵌合状
態が十分に良好でないとき等に、シールリング3とスリ
ーブ2の端面との間を通った海水がスリーブ2とプロペ
ラ軸1との間に侵入することによるプロペラ軸1の腐食
を防止することはできない。第1,2図の実施例のよう
にリップ部8をスリーブ2の端面に圧接させた構成を採
用すれば、海水がスリーブ2とプロペラ軸1との間に侵
入することによるプロペラ軸1の腐食をも防止すること
ができ、その結果、防食効果は顕著に向上する。
3)考案の効果 従来のFRPライニングの技術にシールリング3を追加
するだけで、FRPライニングと金属製スリーブとの接
着力に関係なく、高い封水効果が得られ、海水の侵入が
シールリングによって防がれプロペラ軸に達しないので
防食性は向上し、3年又は4年以上の長期間の使用に十
分耐える防食構造となる。このため従来は1年又は2年
毎にライニングの張り換えをしなければならなかったも
のが4年以上の使用が可能となり、ライニングコストの
低減に大きく寄与できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例の概略断面図、第3
図は従来の防食構造の断面図である。 1……プロペラ軸、2……スリーブ、 3……シールリング、4……FRPライニング、 5……銅線、6……凹凸、8……リップ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】船舶用プロペラ軸(1)に防食のためのF
    RPライニング(4)を施した構成の、船舶用プロペラ
    軸の防食構造において、リップ部(8)を有するシール
    リング(3)が、該リップ部(8)をプロペラ軸(1)
    の摺動部分に嵌装されたスリーブ(2)の端面に圧接さ
    せかつ該シールリング(3)の内周面をプロペラ軸
    (1)の外周面に圧接させた状態で、プロペラ軸(1)
    に嵌着されるとともに、FRPライニング(4)が、前
    記リップ部(8)と前記スリーブ(2)の端面との圧接
    部分を覆うようにして、プロペラ軸(1)に施されてい
    ることを特徴とする船舶用プロペラ軸の防食構造。
JP1986112798U 1986-07-24 1986-07-24 船舶用プロペラ軸の防食構造 Expired - Lifetime JPH067040Y2 (ja)

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JPS6319499U JPS6319499U (ja) 1988-02-08
JPH067040Y2 true JPH067040Y2 (ja) 1994-02-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6030601Y2 (ja) * 1979-09-29 1985-09-13 サンデン株式会社 手動セット型対震装置を備えた燃焼器
JPS61201999U (ja) * 1985-06-07 1986-12-18

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JPS6319499U (ja) 1988-02-08

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