JPH0670574U - 施肥防除機 - Google Patents
施肥防除機Info
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- JPH0670574U JPH0670574U JP1705893U JP1705893U JPH0670574U JP H0670574 U JPH0670574 U JP H0670574U JP 1705893 U JP1705893 U JP 1705893U JP 1705893 U JP1705893 U JP 1705893U JP H0670574 U JPH0670574 U JP H0670574U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オペレータが噴霧液を浴びるのを防止して安
全作業が可能でしかも施肥、防除高さの調整精度を高め
ることが出来る施肥防除機を提供する。 【構成】 高さ調整自在な前輪8と駆動用後輪2を有
し、後方に操向ハンドルHを設けた自走式走行機体1の
前部に施肥部Fと薬液散布用の防除部Sをそれぞれ着脱
可能に装着すると共に、前輪8の前方に防除部Sの噴霧
ノズル16を、後方に施肥ノズル23,23aをそれぞ
れ前輪8に近接させて配設した。
全作業が可能でしかも施肥、防除高さの調整精度を高め
ることが出来る施肥防除機を提供する。 【構成】 高さ調整自在な前輪8と駆動用後輪2を有
し、後方に操向ハンドルHを設けた自走式走行機体1の
前部に施肥部Fと薬液散布用の防除部Sをそれぞれ着脱
可能に装着すると共に、前輪8の前方に防除部Sの噴霧
ノズル16を、後方に施肥ノズル23,23aをそれぞ
れ前輪8に近接させて配設した。
Description
【0001】
本考案は、1台の自走機体を使用して施肥作業と防除作業を選択的に行えると 共に、オペレータに対する噴霧薬液の被浴のない状態で安全作業が可能で、しか も施肥高さ及び防除高さの調整精度が高い施肥防除機(管理機)に関するもので ある。
【0002】
自走型の管理機として、液状肥料やペースト状肥料などの流動状肥料を走行し ながら所定ピッチで土中に点注施肥する施肥管理機は既に提案されている。また 殺虫剤、殺菌剤、除草剤など各種の薬剤を圃場の作物に散布する防除機として、 乗用田植機やトラクタを利用した大型のものは種々提案されかつ実用に供されて いる。
【0003】 しかし、1台の自走機械を使用しかつポンプを兼用して点注施肥作業と防除作 業を選択的に行い得るようにした管理機は未だ提供されていない。
【0004】
これは、1台の自走機械で施肥と防除の兼用可能な、しかも小型・軽量を旨と する管理機として安全性や操縦性の面で十分実用に耐え得るものを完成させのは 技術的及びコスト的に困難であるからである。
【0005】 例えば、防除作業の場合は、作業中、噴霧された薬液が歩行操縦しているオペ レータにかからないよう作業安全性が十分保持される機体構造とする必要があり 、また、施肥作業・防除作業いずれの場合でもそれぞれ高低変動の少ない安定し た作業高さ(施肥深さ、防除高さ)が要求されるばかりでなく、圃場条件や作物 の種類などに最も適した作業高さに簡単にしかも確実に調整できるよう一定の調 整精度を確保する必要があるが、これらの要請を満足させるためには、部品が多 くなるうえ、機体も大型化とならざるを得ないものである。
【0006】
本考案に係る施肥防除機は、上記のような実状に基づきその問題点を解消すべ く創案されたものであって、高さ調整自在な前輪と駆動用後輪を有し後方に操向 ハンドルを設けた自走式走行機体の前部に施肥部と薬液散布用の防除部をそれぞ れ着脱可能に装着すると共に、前輪の前方に防除部の噴霧ノズルを、後方に施肥 ノズルをそれぞれ前輪に近接させて配設したことを要旨とする。
【0007】
点注施肥作業を行う場合は、主タンクにペースト肥料などの流動状肥料を収容 した後、エンジンを始動させ伝動機構のクラッチを入れて機体を走行させると、 主タンク内の肥料はポンプで吸引されてアキュムレータに送給蓄圧された後、間 欠バルブを介して施肥ノズルから所定ピッチで土中に点注施肥される。また、防 除作業を行う場合は、主タンク内に所望の薬液を収容した後、流路を防除側に切 換え機体を走行させると主タンク内の薬液はポンプを兼用して吸引・吐出され上 記同様にしてアキュムレータに蓄圧された後、防除部の噴霧ノズルから圃場の作 物に噴霧される。
【0008】
本考案の構成を図面に示された一実施例について説明すれば、1は後部にエン ジンEを搭載し、エンジンE上方に後方へ延出したループ式の操向ハンドルHを 有する自走式の走行機体である。この走行機体1は、後輪(駆動輪)2を軸支す るミッションケース3と、後方に延出したエンジン取付フレーム4、前方に延出 したメインフレーム5がそれぞれ一体的に連結構成されており、また、メインフ レーム5には、点注施肥部Fの施肥フレーム5a及びポンプ取付ベース5bが一 体に連結されている。
【0009】 そして、施肥フレーム5aの左右両側方にはブラケット6,6a,6bなどを 介して左右一対のチェンケース7,7aが前後両側の上下2段で固定されると共 に、施肥フレーム5aの前部には、上部が互いに接近し、下部が外側に拡開する 方向にハの字状に倒れた(トーアウト)縦軸回りに操向自在な左右一対の前輪8 を調整ハンドル9aを介して上下調節自在に支持する前輪ステー9が一体的に立 設されると共に、防除部Sの取付フレーム(防除フレーム)10に突設した上段 取付プレート11と下部取付プレート12がそれぞれブラケット13,14及び ボルト13a,14aを介し着脱自在に装着されている。前輪8をトーアウトに したことにより、後述の左右一側の施肥ノズルが土中に突入するときの打込み反 力を反対側の前輪8が効果的に受け止める反力受けとしての作用を果たすように なっている。
【0010】 上記防除フレーム10は、図10〜図14に示すように正面ほぼ長方形の枠体 で、その長手方向(上下方向)にはビーム15の取付用穴15cが所定間隔ごと に複数段設けられている。そして、ビーム15は両翼がボルト15’を介して上 方へ折畳み回動固定自在な噴管取付部15a,15bとなっており、この噴管取 付部15a,15bにはそれぞれ屈曲自在で向き可変な複数の噴霧ノズル16を 有するフレキシブル噴管17が長手方向中途部を固定された状態で鎖線図示のよ うにまっすぐに、また実線図示のようにアーチ状に湾曲変形自在に装着されてい る。そして上記防除フレーム10はビーム15と押さえ板18により前後から挟 持されると共に両者間には高さ調整ノブ19が螺入され、このノブ19の締緩操 作によりビーム15を適宜高さ位置の取付用穴15cにセットしてビーム15の 取付高さ調整及び固定が容易に行えるようになっている。
【0011】 ところで、防除フレーム10に突設した上記上段取付プレート11は平面視に おいて防除フレーム10の外側方に張出したコ字形状を呈しており、調整ハンド ル9aなどからなる前輪高さ調整部よりも下方に位置して防除フレーム10の長 手方向中途部に溶着などの固定手段により一体化されており、これにより、上段 取付プレート11で前方視界が遮られることないうえ、前輪高さ調整部の取扱性 が向上し、また、防除フレーム10は上下2段の取付プレート11,12で走行 機体1側に支持されるので取付強度が増大し、しかも、押さえ板18と上段取付 プレート11は干渉しないので防除フレーム10に対する防除部Sのセット位置 の変更が容易に行える。
【0012】 さて、前記後輪2と前輪8間の上方位置には、液状或はペースト状の流動状肥 料、又は薬液(殺虫剤、殺菌剤、除草剤など)を択一的に収容する主タンク20 が搭載されている。この主タンク20は、実施例では左右に並置した2分割式の もので、内底部に撹拌羽根21を揺動自在に備えたものが例示されている。 また、主タンク20の前方で前輪8の上方位置には主タンク20に対応して左 右一対の補助タンク22が搭載されており、この補助タンク22に洗浄水(清水 でも可)を収納しておくことにより、点注施肥作業又は防除作業の終了時には、 補助タンク22内の洗浄水を後述のポンプ及び配管を利用して主タンク20内及 び肥料、薬液の一連の流路に噴出することができ、これら主タンク20及び流路 内の洗浄作業が容易に遂行出来るようになっている。 主タンク20を後輪(駆動輪)2の上方に配置したので、満タン時でも、内容 物が減量した場合でも機体の前後バランスが崩れて操縦性が悪化するようなこと がなく、また、補助タンク22を主タンク20の前方で前輪8の上方に配置した ので、補助タンク22に収容する洗浄水などの量の加減によって機体の前後バラ ンスを適宜変えることが出来るようになっている。21は撹拌羽根21の駆動軸 21bを回転自在に支持するブラケットで、駆動軸21bは左右の主タンク20 ,20間の合わせ部に形成された空隙部イに所定角度正逆揺動自在に立設され、 走行機体1の駆動側と連係機構ロを介して連動連結されている。21pは送給ホ ースである。
【0013】 前記点注施肥部Fは、上下のクランク軸(クランク支点)24,24aで支持 された左右一対の棒状施肥ノズル23,23aが左右180度位相を変えて変形 円運動を行い、施肥ノズル23,23aが前方から後方へ移動するとき下端の吐 出口側を土中へ突き刺して施肥(点注施肥)するように構成されている。 すなわち、前記チェンケース7,7aは、チェン伝動により同期回転する上下 2本のクランク軸24,24aをそれぞれ支持し、この各クランク軸24,24 aと左右の施肥ノズル23,23aをそれぞれクランクアーム25,25aによ り上下方向に変形円運動するように連結すると共に、下部のクランクアーム25 aに設けたクランクピン25bを施肥ノズル23,23a側に設けたブラケット 26の長孔26aに該長孔26aの前方側に弾発付勢させた状態で遊嵌させたも のである。
【0014】 上記施肥ノズル23,23aは上述するように施肥フレーム5aにブラケット 6,6a,6b及びチェンケース7,7aなどを介しクランク支点24,24a が前輪8の後方近傍に位置するように取り付けられており、その施肥位置(施肥 ノズル23,23a回動軌跡の最下端位置)を側面視で前輪8の後端縁に極力接 近させた配置構成となっている。そして、前輪8の前方近接位置に防除部Sの噴 霧ノズル16が配置されている。すなわち、機体前部に装着される作業部(施肥 部F,防除部S)と前輪8の位置関係は、前方から後方へかけて、防除部Sの噴 霧ノズル16、前輪8、施肥部Fの施肥ノズル23,23aの順で配列されてい る。
【0015】 27は前記主タンク20の下方に位置してポンプ取付ベース5b上に固定され た施肥・防除兼用のポンプで、このポンプ27は、図1及び図6に示すように、 伝動機構Mを介し前記エンジンEと連動連結され、かつ、吸引口27a側は切換 バルブ28及び管体29a,29b,29cを介して前記主タンク20と補助タ ンク22に切換自在に、また吐出口27b側は後述のアキュムレータ30,30 aにそれぞれ管体を介して連通されている。一方、ポンプ27の吐出側流路と主 タンク20間は後述の切換バルブ55,55aを有する戻し回路Rで連通されて いる。本実施例ではポンプ27として左右2本のプランジャー型ピストンkが往 復動して吸引・吐出作用を行う2連式のピストンポンプを使用したものが例示さ れている。
【0016】 すなわち、ポンプ27の駆動軸(ポンプ軸)27’は、例えばエンジンのクラ ンク軸と同様な偏心カム部を有して該偏心カムが回転し、このポンプ軸27’の 回転によりポンプ27に内蔵した左右一対のピストンkが所定のストロークでそ れぞれ逆方向に往復運動し、これにより、図5に示すように、バルブ57,57 aを開放し、バルブ55,55aを閉止して行う点注施肥作業の場合は、吸入口 27aから管体29a,29cを介しポンプ27内に吸引された主タンク20内 の肥料は左右の吐出口27bからそれぞれ左右のアキュムレータ30,30aに 管体30’,30’aを介して送給蓄圧され、各アキュムレータ30,30aか ら間欠バルブ31,31aを経由し施肥ノズル23,23a側に圧送されて土中 に所定ピッチで点注施肥されるようになっている。
【0017】 また、バルブ57,57aを閉止し、バルブ55,55aを開放して行う防除 作業の場合は、上記同様にして吸入口27aからポンプ27内に吸引された主タ ンク20内の薬液は左右の吐出口27bからアキュムレータ30,30aにそれ ぞれ送給された後、管体32,32aを介して噴管17側に圧送され噴霧ノズル 16から圃場の作物Tに連続的に噴霧されるようになっている。そして、点注施 肥と防除に夫々適応するポンプ駆動状態の切換は爪クラッチ33の切換操作によ り行うようにしてある。 上記のように吐出側流路にアキュムレータ30,30aを介在させたことによ り、ピストンポンプ27から脈動して吐出される肥料又は薬液を脈動の極力少な い状態で点注施肥部F又は防除部Sに圧送出来るようになっている。
【0018】 さて、ポンプ27は2連ポンプが使用されているが、ポンプ27よりも下手側 の各機器は図5に示すように左右それぞれ独立して配置してあり、作業中、畦際 などで左右片側だけ吐出を止めたい場合は、一方のストップバルブ(57又は5 7a)を止め、又は一方の切換バルブ(55又は55a)を戻し回路R側に操作 することにより、簡単なバルブ操作のみで片側停止が出来るように構成されてい る。
【0019】 ところで、防除の場合は、多数の噴霧ノズル16から連続的に噴霧する必要か ら、ポンプ27の吐出量を多くして吐出圧力を高める目的でポンプ軸27’を常 時回転とし、ポンプの作動ストロークを最大の状態とし、また、点注施肥の場合 は、ノズル数が少なく(2本)、所定間隔ごとに土中に点注施肥することと相俟 って上記防除の場合に比較し肥料の吐出量を少なくする必要があるため、点注施 肥の伝動機構中には、ポンプ27の吐出量を点注施肥の施肥量に合わせて少なく する吐出量の調量機構Dを介在させてある。すなわち、本実施例では、第4軸3 4と第5軸35にそれぞれ固定された駆動側クランクアーム34aと従動側クラ ンクアーム35a間をクランクロッド36で連結して調量機構Dを構成したもの である。この調量機構Dを介し、ポンプ軸27’を回転運動させずに所定角度往 復揺動(正逆揺動)させ、ポンプストロークを小にして小刻みに作動させること によりポンプ27の吐出量減少を図っている。さらに、クランクロッド36と従 動側クランクアーム35aの枢結ピン38のピン穴39を複数個設けてストロー ク調整装置37を形成し、ピン穴39のいずれかにクランクロッド36を付け替 え(ピン穴の差し替え)て駆動側と従動側のアーム比を有段的に変えるようにし てある。 上記のように、ポンプ27のストロークを減少させてポンプ27を小刻みに往 復動させることにより粘性の高いペースト状の肥料でも円滑に吐出させることが できるようになっている。
【0020】 さて、図6には本考案の伝動機構Mの一例が示されている。すなわち、エンジ ンEからの動力は前進用ベルトテンションクラッチ40又は後進用ベルトテンシ ョンクラッチ41によりトランスミッション3aの前進用軸42又は後進用軸4 3にそれぞれベルト伝動される。そして、後輪2は上記ベルトテンションクラッ チ40又は41の切換操作により前進又は後進するようになっているが、上記後 進用軸43はPTO軸をも兼ねているため、動力は後進用軸(PTO軸)43か ら第1軸44に伝達され、点注施肥の場合は、さらに点注用クラッチ45を介し て第2軸46へ、次いでピンクラッチ47により第3軸48へと順次伝わり、チ ェン49により第4軸34及び間欠バルブ31,31aを回転駆動させる。上記 第4軸34の回転により前記クランクロッド36が往復動し、爪クラッチ33を 経て第5軸35が回動するため、ポンプ駆動チェン50が往復移動しポンプ27 を作動させるようになっている。なお、第2軸46と第3軸48間には点注ピッ チ(例えば20cmと30cm)の切換装置Qが設けられており、ピンクラッチ 47の切換操作で点注ピッチを複数段に切換え得るように構成されている。
【0021】 一方、防除の場合は、点注用クラッチ45を切ると共に、ピンクラッチ44a を防除側に切換えると、エンジンEから第1軸44に入力された動力は、チェン 51又は52を介して爪クラッチ33により第5軸35に伝達されてこの第5軸 35を回し、さらにポンプ駆動チェン50を常時回転駆動させることによりポン プ27を作動させるようになっている。図6において、aは第1軸44への入力 後の防除時使用エリア(防除系)、bは同じく点注施肥時使用エリア(点注施肥 系)を示し、その切換は前述のように爪クラッチ33の操作で行う。
【0022】 図5において、符号Rは戻し回路、53はドレン、54,54aはリリーフバ ルブ、55,55aは切換バルブ、56,56aはストレーナ、57,57aは ストップバルブ、21mはタンク20内に設けた洗浄ノズルである。
【0023】 さて、点注施肥作業を行う場合は、バルブ57,57aを開放し、バルブ55 ,55aを閉止して主タンク20に流動状肥料を収容した後、エンジンEを始動 させ伝動機構Mの前進用ベルトテンションクラッチ40を入れて(後進用ベルト テンションクラッチ41はOFF)機体1を前進させ、かつ点注用クラッチ45 を入れると、主タンク20内の肥料はポンプ27によりアキュムレータ30,3 0aへ送給されて蓄圧され、次いで間欠バルブ31,31aを経由して点注施肥 部Fに圧送され施肥ノズル23,23aにより土中に点注施肥される。
【0024】 また、防除作業を行う場合は、点注用クラッチ45を切りにしておき、バルブ 57,67aを閉止し、バルブ55,55aを開放して、主タンク20内に所望 の薬液を収容した後、後進用ベルトテンションクラッチ41を入れて機体1を後 進させると、主タンク20内の薬液はポンプ27によりアキュムレータ30,3 0aを経由して防除部Sに圧送され管体17の噴霧ノズル16から作物Tに連続 的に噴霧される。
【0025】 この防除作業の際には、噴霧ノズル16の位置が機体後方のハンドル位置で操 向しているオペレータから最も離れた機体最前部であるため、ノズル16から噴 霧された薬液がオペレータにかかるのが極力防止される。特に、本実施例では防 除作業は機体1を後進させながら行うものであるため、オペレータが薬液に晒さ れるようなことは殆ど無く、防除作業時の安全性は一層高められる。
【0026】 さて、施肥作業時又は防除作業時においては、作業精度を高めるためには施肥 高さや防除高さは作業中変動することなく予め設定された所望の高さを確保する 必要があるが、施肥ノズル23,23aと噴霧ノズル16はそれぞれ前輪8の前 後近接位置に配設されていて、施肥・防除作用位置が前輪近傍となるため、地表 面を基準とする作業高さの変動は少なくなり、作業高さは常に最適設定高さに維 持される。
【0027】 さらに、圃場条件や作物の種類などに対応して作業高さ(施肥深さ、防除高さ )を変える場合(微調整)には、調整ハンドル9aを回動操作して前輪高さを変 えることにより、簡単かつ確実に調整することができる。この場合も施肥ノズル 23,23aと噴霧ノズル16の作用位置が前輪8の近傍であるため、各作業ノ ズルの高さ調整精度が高められる。
【0028】 ところで、点注施肥又は防除作業が終了した後は、主タンク20内の残量をド レン53から袋などの容器に抜き取った後、切換バルブ28を洗浄側に切換操作 (主タンク20側を閉、補助タンク22側を開に)すると共に、切換バルブ55 ,55aを戻し回路R側に切換えると、ポンプ27により補助タンク22内の洗 浄水がアキュムレータ30,30aに送給蓄圧された後、戻し回路Rの送給ホー ス21pを経由して洗浄ノズル21mから主タンク20内に噴出される。このた め、主タンク20、ポンプ27、アキュムレータ30,30a、切換バルブ55 ,55a及びそれらを連通連結する一連の管路が洗浄水で自動的にかつ速やかに 洗浄される。そして、洗浄後の廃液はドレン53から圃場に排出される。なお、 洗浄後の薄められた肥料はそのまま排出しても良いが、袋などに入れておいて後 日、圃場の表面散布などに使用することも可能である。
【0029】 なお、上記点注施肥作業時には、左右の施肥ノズル23,23aが位相を変え て上下方向に常時変形円運動し、ノズル先端を土中に打ち込みながら機体1が前 進するが、土壌が硬いと施肥ノズル23,23aの打ち込み反力で前輪8側が浮 き上がり気味となることがある。このような場合には、補助タンク22にペース ト肥料を入れて前輪分担加重を多くすることも可能である。これにより安定した 作業を行うことが出来る。この場合、主タンク20が空になったら切換バルブ2 8を切換操作して補助タンク22内の肥料を土中に打ち込んで行けば良い。
【0030】 また、必要に応じて(例えば圃場が広く肥料などの補給回数が多くなるような 場合)主タンク20と補助タンク22の双方に肥料又は薬液を入れて作業するこ とも可能である。
【0031】 本実施例では、点注施肥作業時には走行機体1を前進させて行うが、防除作業 時には走行機体1を後進させて行うようになっているため、防除作業時にオペレ ータが噴霧された薬液を浴びるようなことが極端に少なくなり、作業環境が著し く高められる。また、前進、後進ともエンジンEの回転数に比例して走行速度が 変わり、PTO軸43及びポンプ27の回転数も同様に比例して変わるように構 成されているため、点注施肥量及び薬液噴霧量とも予め設定した単位面積当りの 量が確保され、したがって、初心者がエンジン回転を低速で作業したときも、熟 練者が高速で作業したときも単位面積当りの点注施肥量、噴霧量にバラツキがな く常に設定量どおり正確な点注施肥又は防除作業を行うことが出来る。
【0032】
本考案は上述のように構成したので、防除部の噴霧ノズルが操縦位置から最も 離れた機体最前部に配置されているためオペレータが噴霧液を浴びるのを極力防 止でき安全作業が可能となるばかりでなく、前輪の上下調整による施肥、防除の 各作業ノズル高さの調整精度を高めることができる。
【図1】本考案に係る施肥防除機の概略側面図である。
【図2】本考案に係る施肥防除機の概略平面図である。
【図3】防除部を取り外した施肥防除機の側面図であ
る。
る。
【図4】施肥部と防除部を取り外した施肥防除機の平面
図である。
図である。
【図5】配管図である。
【図6】伝動機構図である。
【図7】ポンプ吐出量調量機構の拡大側面図である。
【図8】施肥ノズル部の概略正面図である。
【図9】施肥ノズル部の分解斜視図である。
【図10】防除作業状態を示す防除部の概略正面図であ
る。
る。
【図11】防除フレームの取付状態を示す側面図であ
る。
る。
【図12】防除フレームと前輪高さ調整ハンドルの関係
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図13】ビーム取付部の平面図である。
【図14】防除フレーム下端支持部の平面図である。
1 走行機体 2 駆動用後輪 8 前輪 9a 前輪高さ調整用ハンドル 16 噴霧ノズル 23,23a 施肥ノズル 27 ポンプ E エンジン F 点注施肥部 H 操向ハンドル M 伝動機構 S 防除部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05B 17/00 101 7918−4D (72)考案者 百合野 善久 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1三菱農機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 高さ調整自在な前輪と駆動用後輪を有し
後方に操向ハンドルを設けた自走式走行機体の前部に施
肥部と薬液散布用の防除部をそれぞれ着脱可能に装着す
ると共に、前輪の前方に防除部の噴霧ノズルを、後方に
施肥ノズルをそれぞれ前輪に近接させて配設したことを
特徴とする施肥防除機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1705893U JPH0670574U (ja) | 1993-03-13 | 1993-03-13 | 施肥防除機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1705893U JPH0670574U (ja) | 1993-03-13 | 1993-03-13 | 施肥防除機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0670574U true JPH0670574U (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=11933392
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1705893U Pending JPH0670574U (ja) | 1993-03-13 | 1993-03-13 | 施肥防除機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0670574U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006304613A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 歩行型施肥機 |
| JP2015008677A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | 井関農機株式会社 | 薬液散布作業車両 |
-
1993
- 1993-03-13 JP JP1705893U patent/JPH0670574U/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006304613A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 歩行型施肥機 |
| JP2015008677A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | 井関農機株式会社 | 薬液散布作業車両 |
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