JPH0671176A - 窒素酸化物浄化用触媒 - Google Patents
窒素酸化物浄化用触媒Info
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- JPH0671176A JPH0671176A JP4248905A JP24890592A JPH0671176A JP H0671176 A JPH0671176 A JP H0671176A JP 4248905 A JP4248905 A JP 4248905A JP 24890592 A JP24890592 A JP 24890592A JP H0671176 A JPH0671176 A JP H0671176A
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- catalyst
- aqueous solution
- reaction
- alumina
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 酸素過剰雰囲気におけるNOx の接触還元反
応に対して、広い温度領域で活性を発揮する触媒を提供
する。 【構成】 高比表面積担体にPtが0.01〜5wt
%、Snが0.01〜10wt%で且つSn/Pt原子
比が0.1〜2の範囲となるように担持してなる触媒。
応に対して、広い温度領域で活性を発揮する触媒を提供
する。 【構成】 高比表面積担体にPtが0.01〜5wt
%、Snが0.01〜10wt%で且つSn/Pt原子
比が0.1〜2の範囲となるように担持してなる触媒。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排ガス、特に詳しくは
空燃比がリーン側となる酸素過剰雰囲気においても広い
温度範囲でNOx を浄化できる触媒に関するものであ
る。
空燃比がリーン側となる酸素過剰雰囲気においても広い
温度範囲でNOx を浄化できる触媒に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】窒素酸化物(NOx )は、ボイラーや自
動車などの内燃機関からの排ガスあるいは硝酸製造工場
等から排出される排ガス等の各種の排ガス中に含まれて
いるが、人体に有害な大気汚染物質であり、又、地球環
境保全の上から問題視される酸性雨の原因の一つでもあ
る。そのため、これら各種の排ガスから効率よくNOx
を除去する方法の開発が望まれている。理想的なNOx
除去技術は(1)式で示すところのNO直接分解であ
る。 2NO→N2 +O2 (1) (1)式は平衡論的には右辺生成系に圧倒的に有利であ
って、例えば特開昭60−125250号公報には、C
uをイオン交換によりゼオライトに担持させた触媒がN
Oの直接分解反応を促進させることが開示されている。
しかしながら、(1)式の反応は、生成した酸素が触媒
活性点に優先的に吸着するために徐々に除去効率が低下
し、さらに反応系内に過剰の酸素が存在する条件(酸素
過剰雰囲気)では完全に反応が阻害されてしまう。
動車などの内燃機関からの排ガスあるいは硝酸製造工場
等から排出される排ガス等の各種の排ガス中に含まれて
いるが、人体に有害な大気汚染物質であり、又、地球環
境保全の上から問題視される酸性雨の原因の一つでもあ
る。そのため、これら各種の排ガスから効率よくNOx
を除去する方法の開発が望まれている。理想的なNOx
除去技術は(1)式で示すところのNO直接分解であ
る。 2NO→N2 +O2 (1) (1)式は平衡論的には右辺生成系に圧倒的に有利であ
って、例えば特開昭60−125250号公報には、C
uをイオン交換によりゼオライトに担持させた触媒がN
Oの直接分解反応を促進させることが開示されている。
しかしながら、(1)式の反応は、生成した酸素が触媒
活性点に優先的に吸着するために徐々に除去効率が低下
し、さらに反応系内に過剰の酸素が存在する条件(酸素
過剰雰囲気)では完全に反応が阻害されてしまう。
【0003】また、NOx を、触媒の存在下に、一酸化
炭素、水素、炭化水素、アンモニア、ヒドラジンなどの
還元剤を用いて浄化する方法が多数提案されている。こ
れらNOx の浄化に使用するNOx 浄化用触媒について
も白金族元素を担体に担持させた触媒をはじめとして、
その他種々の触媒が提案されている。しかしながら従来
の触媒は、一酸化炭素、炭化水素、水素などの還元剤を
完全酸化するに必要な理論酸素量よりも酸素が少ない雰
囲気、すなわち還元性雰囲気で使用した場合は良好なN
Ox の浄化作用を示すが、酸素量の多い酸素過剰雰囲気
においては急激にNOx の浄化率が低下するという欠点
があった。すなわち、酸素過剰雰囲気におけるNOx の
接触還元においては、共存する一酸化炭素、水素および
炭化水素などの還元剤の燃焼反応が併発するため、還元
反応の選択性は著しく低下するという欠点があり、酸素
過剰雰囲気におけるNOx 浄化反応に有効な触媒は、未
だ完成されていない。
炭素、水素、炭化水素、アンモニア、ヒドラジンなどの
還元剤を用いて浄化する方法が多数提案されている。こ
れらNOx の浄化に使用するNOx 浄化用触媒について
も白金族元素を担体に担持させた触媒をはじめとして、
その他種々の触媒が提案されている。しかしながら従来
の触媒は、一酸化炭素、炭化水素、水素などの還元剤を
完全酸化するに必要な理論酸素量よりも酸素が少ない雰
囲気、すなわち還元性雰囲気で使用した場合は良好なN
Ox の浄化作用を示すが、酸素量の多い酸素過剰雰囲気
においては急激にNOx の浄化率が低下するという欠点
があった。すなわち、酸素過剰雰囲気におけるNOx の
接触還元においては、共存する一酸化炭素、水素および
炭化水素などの還元剤の燃焼反応が併発するため、還元
反応の選択性は著しく低下するという欠点があり、酸素
過剰雰囲気におけるNOx 浄化反応に有効な触媒は、未
だ完成されていない。
【0004】本出願人らは既に、Ptを担体に担持した
触媒を用い、炭化水素を還元剤に用いる酸素過剰雰囲気
での脱硝プロセスを考案し提案している。本プロセスで
は100〜250℃程度の温度領域でNOx のN2 への
還元反応が高率で進行するものの、250℃以上の温度
領域ではN2 生成率が低下してしまうという短所が存在
した。本プロセスを実際のエンジン排ガス浄化システム
に適用した場合、触媒コンバーターの置かれる位置によ
っては排ガス温度は400℃程度の温度にまで上昇す
る。自動車などの移動発生源に熱交換器を設置して排ガ
スを冷却することはスペース上の制約から現実的ではな
く、また排ガス中の水蒸気をドレインとして処理する必
要も生じてくるので、排ガスは高温のままで処理するこ
とが好ましい。このため、酸素過剰雰囲気においても広
い温度領域でNOx 還元活性を発揮する触媒および触媒
プロセスが切望されている。
触媒を用い、炭化水素を還元剤に用いる酸素過剰雰囲気
での脱硝プロセスを考案し提案している。本プロセスで
は100〜250℃程度の温度領域でNOx のN2 への
還元反応が高率で進行するものの、250℃以上の温度
領域ではN2 生成率が低下してしまうという短所が存在
した。本プロセスを実際のエンジン排ガス浄化システム
に適用した場合、触媒コンバーターの置かれる位置によ
っては排ガス温度は400℃程度の温度にまで上昇す
る。自動車などの移動発生源に熱交換器を設置して排ガ
スを冷却することはスペース上の制約から現実的ではな
く、また排ガス中の水蒸気をドレインとして処理する必
要も生じてくるので、排ガスは高温のままで処理するこ
とが好ましい。このため、酸素過剰雰囲気においても広
い温度領域でNOx 還元活性を発揮する触媒および触媒
プロセスが切望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、酸素過剰雰囲気におけるNO
x の接触還元反応に対して、広範な温度領域で活性を発
揮する触媒を提供することを目的とする。
みてなされたものであり、酸素過剰雰囲気におけるNO
x の接触還元反応に対して、広範な温度領域で活性を発
揮する触媒を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究を
重ねた結果、PtとSnとを高比表面積を有する担体に
同時に担持した触媒によって、酸素過剰雰囲気における
NOx の炭化水素選択還元反応が促進され、特に担持す
るPtとSnの原子比を変更すると、酸素過剰雰囲気に
おけるNOx の炭化水素選択還元反応においてPt−S
n触媒の活性温度領域が高温側にシフトすることを見い
だし、本発明を完成させたものである。すなわち本発明
はPtおよびSnを高比表面積担体に担持した触媒であ
って、Ptの担持率が0.01〜5wt%(wt%は金
属として表示)、Snの担持率が0.01〜10wt%
であり、Sn/Pt原子比が0.1〜2の範囲であるよ
うな窒素酸化物浄化用触媒により上記課題を解決できる
ようにしたものである。
重ねた結果、PtとSnとを高比表面積を有する担体に
同時に担持した触媒によって、酸素過剰雰囲気における
NOx の炭化水素選択還元反応が促進され、特に担持す
るPtとSnの原子比を変更すると、酸素過剰雰囲気に
おけるNOx の炭化水素選択還元反応においてPt−S
n触媒の活性温度領域が高温側にシフトすることを見い
だし、本発明を完成させたものである。すなわち本発明
はPtおよびSnを高比表面積担体に担持した触媒であ
って、Ptの担持率が0.01〜5wt%(wt%は金
属として表示)、Snの担持率が0.01〜10wt%
であり、Sn/Pt原子比が0.1〜2の範囲であるよ
うな窒素酸化物浄化用触媒により上記課題を解決できる
ようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明で担体原料として使用することのできる
耐熱性無機酸化物はシリカ、アルミナ、チタニア、ジル
コニア、あるいはシリカ−アルミナ、シリカ−チタニア
などであって結晶質であるか非晶質であるかは重要でな
い。高比表面積を有するシリカ、アルミナあるいはシリ
カ−アルミナの使用が好ましい。これら担体の形状は、
球状、円筒状、ハニカム状、棒状、ラセン状、粒状など
特に制限されることはなく、形状、大きさなどは使用条
件に応じて任意に選択することができる。本発明で使用
するPt原料は塩化白金(IV)酸6水和物、塩化白金
(II)カリウム、塩化白金(IV)カリウム、塩化白金
(II)ナトリウム6水和物、塩化アンモニウム白金(I
V)などの白金酸塩あるいは白金テトラアンミン錯体2
塩化物、白金テトラアンミン錯体硝酸塩などの白金錯塩
を使用することができる。本発明で使用するSn原料は
酢酸すず(II)、臭化すず(II)、臭化すず(IV)、塩
化第一すず水和物、塩化第二すず水和物あるいは硫酸す
ず(II)を使用することができる。
耐熱性無機酸化物はシリカ、アルミナ、チタニア、ジル
コニア、あるいはシリカ−アルミナ、シリカ−チタニア
などであって結晶質であるか非晶質であるかは重要でな
い。高比表面積を有するシリカ、アルミナあるいはシリ
カ−アルミナの使用が好ましい。これら担体の形状は、
球状、円筒状、ハニカム状、棒状、ラセン状、粒状など
特に制限されることはなく、形状、大きさなどは使用条
件に応じて任意に選択することができる。本発明で使用
するPt原料は塩化白金(IV)酸6水和物、塩化白金
(II)カリウム、塩化白金(IV)カリウム、塩化白金
(II)ナトリウム6水和物、塩化アンモニウム白金(I
V)などの白金酸塩あるいは白金テトラアンミン錯体2
塩化物、白金テトラアンミン錯体硝酸塩などの白金錯塩
を使用することができる。本発明で使用するSn原料は
酢酸すず(II)、臭化すず(II)、臭化すず(IV)、塩
化第一すず水和物、塩化第二すず水和物あるいは硫酸す
ず(II)を使用することができる。
【0008】活性金属含浸液は、上記の白金酸、白金酸
塩あるいは白金錯塩と、すず塩とを蒸留水あるいはイオ
ン交換水に溶解して調製する。溶液中のPtおよびSn
の濃度は、使用する全溶液中のPtおよびSn総量が、
完成触媒に対しPtとSnの触媒有効量が担持できるに
足る量の範囲にあればよく、必要に応じて適宜調整する
ことができる。イオン交換法や浸潰法において使用する
活性金属塩水溶液の量は担体としての無機酸化物に活性
金属塩が十分に含浸することができる量であれば特に限
定するものではないが、通常担体の約2〜20倍程度が
適当である。インシピエント・ウェットネス法において
使用する活性金属塩水溶液の量は担体としての多孔質無
機酸化物が、その細孔構造中に吸蔵することのできる水
分量であって、含浸処理に先だって担体として使用する
無機酸化物の吸水量を測定して決定される。
塩あるいは白金錯塩と、すず塩とを蒸留水あるいはイオ
ン交換水に溶解して調製する。溶液中のPtおよびSn
の濃度は、使用する全溶液中のPtおよびSn総量が、
完成触媒に対しPtとSnの触媒有効量が担持できるに
足る量の範囲にあればよく、必要に応じて適宜調整する
ことができる。イオン交換法や浸潰法において使用する
活性金属塩水溶液の量は担体としての無機酸化物に活性
金属塩が十分に含浸することができる量であれば特に限
定するものではないが、通常担体の約2〜20倍程度が
適当である。インシピエント・ウェットネス法において
使用する活性金属塩水溶液の量は担体としての多孔質無
機酸化物が、その細孔構造中に吸蔵することのできる水
分量であって、含浸処理に先だって担体として使用する
無機酸化物の吸水量を測定して決定される。
【0009】本発明においてPtの担持量は種々変化さ
せることができるが、担体に対して0.01〜5wt
%、好ましくは0.1〜1wt%が適当である。前記範
囲よりPt担持量が少ないと十分に触媒活性が発揮され
ず、また前記範囲より多くしても特に担持量の増加にと
もなう触媒活性の向上はないのでPtが高価であること
を考慮すると、前記範囲が適当である。本発明において
Snの担持量は種々変化させることができるが、担体に
対して0.01〜10wt%、好ましくは0.1〜5w
t%が適当である。後に比較例に示すように、Snは単
独では酸素過剰雰囲気でNOx 還元活性がきわめて小さ
く、おそらくSnはNOx 還元反応においてPtに対す
る助触媒の役割を担うものと推測される。したがってS
nの担持率は、Ptの担持率に応じて、また完成触媒の
活性温度領域をどの範囲におくかで決定されることにな
る。
せることができるが、担体に対して0.01〜5wt
%、好ましくは0.1〜1wt%が適当である。前記範
囲よりPt担持量が少ないと十分に触媒活性が発揮され
ず、また前記範囲より多くしても特に担持量の増加にと
もなう触媒活性の向上はないのでPtが高価であること
を考慮すると、前記範囲が適当である。本発明において
Snの担持量は種々変化させることができるが、担体に
対して0.01〜10wt%、好ましくは0.1〜5w
t%が適当である。後に比較例に示すように、Snは単
独では酸素過剰雰囲気でNOx 還元活性がきわめて小さ
く、おそらくSnはNOx 還元反応においてPtに対す
る助触媒の役割を担うものと推測される。したがってS
nの担持率は、Ptの担持率に応じて、また完成触媒の
活性温度領域をどの範囲におくかで決定されることにな
る。
【0010】SnとPtの原子比は0.1〜2の範囲
で、必要な完成触媒の活性温度領域に応じて決定され
る。図1に示すようにSnの担持率が低くSn/Pt<
0.1であるときは、完成触媒の活性温度領域はPt単
独の場合と殆ど差異が無くなる。Sn/Pt=0.1〜
2では、完成触媒の活性温度領域はPt単独の場合に比
べて100〜200℃高温側にシフトさせることができ
る。また、Snの担持率をさらに増加させて、Sn/P
t>2にすると完成触媒の活性温度領域は、Sn/Pt
<0.1であるときと同様にPt単独の場合と殆ど差異
が無くなる。したがってSnとPtの原子比により触媒
の活性温度領域を選定できる。上記の方法で所定量のP
tとSnを含有させた担体を、常法に従い乾燥し、焼成
して本発明で使用する触媒を完成する。焼成工程は空気
雰囲気で400〜600℃の温度で行なうことが経済的
にも、また触媒活性、触媒の耐久性などからみても好適
である。
で、必要な完成触媒の活性温度領域に応じて決定され
る。図1に示すようにSnの担持率が低くSn/Pt<
0.1であるときは、完成触媒の活性温度領域はPt単
独の場合と殆ど差異が無くなる。Sn/Pt=0.1〜
2では、完成触媒の活性温度領域はPt単独の場合に比
べて100〜200℃高温側にシフトさせることができ
る。また、Snの担持率をさらに増加させて、Sn/P
t>2にすると完成触媒の活性温度領域は、Sn/Pt
<0.1であるときと同様にPt単独の場合と殆ど差異
が無くなる。したがってSnとPtの原子比により触媒
の活性温度領域を選定できる。上記の方法で所定量のP
tとSnを含有させた担体を、常法に従い乾燥し、焼成
して本発明で使用する触媒を完成する。焼成工程は空気
雰囲気で400〜600℃の温度で行なうことが経済的
にも、また触媒活性、触媒の耐久性などからみても好適
である。
【0011】
【実施例】以下に実施例を参照しながら本発明をさらに
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみに限定
されるものでないことは言うまでもない。実施例1 日本ケッチェン(Nippon Ketjen)製造の
擬ベーマイト構造を有するアルミナ水和物(商品名Gベ
ース)200gを、500℃の温度で3時間焼成してガ
ンマアルミナを主成分とするアルミナ粉体170gを製
造した。窒素吸着法で決定されたこのアルミナ粉体の比
表面積は295m2 /g、水銀圧入法による細孔容積は
2.8ml/gであった。溶液100ml中にPt金属
として1gを含有する塩化白金酸水溶液100mlと、
溶液100ml中にSn金属として1gを含有する塩化
第一すず水溶液10mlとを混合し、さらにイオン交換
水で希釈して総量280mlの塩化白金酸−塩化すず混
合水溶液を調製する。この塩化白金酸−塩化すず混合水
溶液を上記アルミナ担体100gに徐々に加えながら機
械的な攪拌を続け、塩化白金酸−塩化すず混合水溶液を
アルミナに含浸する。これを空気中120℃で乾燥し、
さらに空気中500℃で3時間焼成して触媒1を得た。
ICP(InductiveCoupled Plas
ma)発光分析から得られた触媒1の白金担持率は0.
91wt%、すず担持率は0.11wt%であり、Sn
/Pt原子比は0.2であった。
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみに限定
されるものでないことは言うまでもない。実施例1 日本ケッチェン(Nippon Ketjen)製造の
擬ベーマイト構造を有するアルミナ水和物(商品名Gベ
ース)200gを、500℃の温度で3時間焼成してガ
ンマアルミナを主成分とするアルミナ粉体170gを製
造した。窒素吸着法で決定されたこのアルミナ粉体の比
表面積は295m2 /g、水銀圧入法による細孔容積は
2.8ml/gであった。溶液100ml中にPt金属
として1gを含有する塩化白金酸水溶液100mlと、
溶液100ml中にSn金属として1gを含有する塩化
第一すず水溶液10mlとを混合し、さらにイオン交換
水で希釈して総量280mlの塩化白金酸−塩化すず混
合水溶液を調製する。この塩化白金酸−塩化すず混合水
溶液を上記アルミナ担体100gに徐々に加えながら機
械的な攪拌を続け、塩化白金酸−塩化すず混合水溶液を
アルミナに含浸する。これを空気中120℃で乾燥し、
さらに空気中500℃で3時間焼成して触媒1を得た。
ICP(InductiveCoupled Plas
ma)発光分析から得られた触媒1の白金担持率は0.
91wt%、すず担持率は0.11wt%であり、Sn
/Pt原子比は0.2であった。
【0012】上記触媒1gを内径10mmのステンレス
製反応管に充填し、これに反応ガス(ガス組成 NO:
1,000ppm,C3 H5 :1,000ppm,
O2 :5vol%,He:残量)を30ml/minの
流速(SV=1,000/h)で通過させた。反応管出
口ガス組成は、NOとNO2 の濃度については化学発光
式のNOx 分析計で測定し、N2 O濃度はシリカゲルカ
ラムを装着したガスクロマトグラフ−熱伝導度検出器を
用いて測定した。触媒層の温度は100〜400℃の範
囲の所定温度に設定されており、反応管出口ガス組成が
定常となった時点の値を測定値として採用した。結果を
表1に示す。
製反応管に充填し、これに反応ガス(ガス組成 NO:
1,000ppm,C3 H5 :1,000ppm,
O2 :5vol%,He:残量)を30ml/minの
流速(SV=1,000/h)で通過させた。反応管出
口ガス組成は、NOとNO2 の濃度については化学発光
式のNOx 分析計で測定し、N2 O濃度はシリカゲルカ
ラムを装着したガスクロマトグラフ−熱伝導度検出器を
用いて測定した。触媒層の温度は100〜400℃の範
囲の所定温度に設定されており、反応管出口ガス組成が
定常となった時点の値を測定値として採用した。結果を
表1に示す。
【0013】反応ガスが触媒を通過することにより、反
応ガス中のNOはNO2 とN2 O、N2 に転換せしめら
れるが、NO転化率、N2 O生成率、N2 生成率を以下
のように定義した。 N2 生成率(%)=NO転化率−N2 O生成率 従来、NOの浄化率は本発明で言うところのNO転化率
でのみ評価される。化学発光式NOx 分析計は原理的に
N2 Oを検出しないし、一つにはNO、NO2に比べて
N2 Oの毒性が低く、現行の排出ガス規制ではNOx と
して規定されていないこともあるが、最近の報告によれ
ばN2 Oはオゾン層破壊を引き起こす原因物質の一つで
あるとされている。
応ガス中のNOはNO2 とN2 O、N2 に転換せしめら
れるが、NO転化率、N2 O生成率、N2 生成率を以下
のように定義した。 N2 生成率(%)=NO転化率−N2 O生成率 従来、NOの浄化率は本発明で言うところのNO転化率
でのみ評価される。化学発光式NOx 分析計は原理的に
N2 Oを検出しないし、一つにはNO、NO2に比べて
N2 Oの毒性が低く、現行の排出ガス規制ではNOx と
して規定されていないこともあるが、最近の報告によれ
ばN2 Oはオゾン層破壊を引き起こす原因物質の一つで
あるとされている。
【0014】実施例2 溶液100ml中にPt金属として1gを含有する塩化
白金酸水溶液100mlと、溶液100ml中にSn金
属として1gを含有する塩化第一すず水溶液50mlと
を混合し、さらにイオン交換水で希釈して総量280m
lの塩化白金酸−塩化すず混合水溶液を調製して、実施
例1と同じ方法で調製したアルミナ担体100gに徐々
に加えながら機械的な攪拌を続け、塩化白金酸−塩化す
ず混合水溶液をアルミナに含浸した。これを空気中12
0℃で乾燥し、さらに空気中500℃で3時間焼成して
触媒2を調製した。実施例1と同様の方法で活性を評価
した結果を表1に示す。ICP発光分析から得られた触
媒2の白金担持率は0.85wt%、すず担持率は0.
48wt%であり、Sn/Pt原子比は1であった。
白金酸水溶液100mlと、溶液100ml中にSn金
属として1gを含有する塩化第一すず水溶液50mlと
を混合し、さらにイオン交換水で希釈して総量280m
lの塩化白金酸−塩化すず混合水溶液を調製して、実施
例1と同じ方法で調製したアルミナ担体100gに徐々
に加えながら機械的な攪拌を続け、塩化白金酸−塩化す
ず混合水溶液をアルミナに含浸した。これを空気中12
0℃で乾燥し、さらに空気中500℃で3時間焼成して
触媒2を調製した。実施例1と同様の方法で活性を評価
した結果を表1に示す。ICP発光分析から得られた触
媒2の白金担持率は0.85wt%、すず担持率は0.
48wt%であり、Sn/Pt原子比は1であった。
【0015】実施例3 溶液100ml中にPt金属として1gを含有する塩化
白金酸水溶液100mlと、溶液100ml中にSn金
属として1gを含有する塩化第一すず水溶液100ml
とを混合し、さらにイオン交換水で希釈して総量280
mlの塩化白金酸−塩化すず混合水溶液を調製して、実
施例1と同じ方法で調製したアルミナ担体100gに徐
々に加えながら機械的な攪拌を続け、塩化白金酸−塩化
すず混合水溶液をアルミナに含浸した。これを空気中1
20℃で乾燥し、さらに空気中500℃で3時間焼成し
て触媒3を調製した。実施例1と同様の方法で活性を評
価した結果を表1に示す。ICP発光分析から得られた
触媒3の白金担持率は0.88wt%、すず担持率は
0.88wt%であり、Sn/Pt原子比は1.7であ
った。
白金酸水溶液100mlと、溶液100ml中にSn金
属として1gを含有する塩化第一すず水溶液100ml
とを混合し、さらにイオン交換水で希釈して総量280
mlの塩化白金酸−塩化すず混合水溶液を調製して、実
施例1と同じ方法で調製したアルミナ担体100gに徐
々に加えながら機械的な攪拌を続け、塩化白金酸−塩化
すず混合水溶液をアルミナに含浸した。これを空気中1
20℃で乾燥し、さらに空気中500℃で3時間焼成し
て触媒3を調製した。実施例1と同様の方法で活性を評
価した結果を表1に示す。ICP発光分析から得られた
触媒3の白金担持率は0.88wt%、すず担持率は
0.88wt%であり、Sn/Pt原子比は1.7であ
った。
【0016】比較例1 溶液100ml中にPt金属として1gを含有する塩化
白金酸水溶液100mlをイオン交換水で希釈して総量
280mlの塩化白金酸水溶液を調製して、実施例1と
同じ方法で調製したアルミナ担体100gに徐々に加え
ながら機械的な攪拌を続け、塩化白金酸水溶液をアルミ
ナに含浸した。これを空気中120℃で乾燥し、さらに
空気中500℃で3時間焼成して触媒Aを調製した。実
施例1と同様の方法で活性を評価した結果を表1に示
す。ICP発光分析から得られた触媒Aの白金担持率は
0.91wt%であった。
白金酸水溶液100mlをイオン交換水で希釈して総量
280mlの塩化白金酸水溶液を調製して、実施例1と
同じ方法で調製したアルミナ担体100gに徐々に加え
ながら機械的な攪拌を続け、塩化白金酸水溶液をアルミ
ナに含浸した。これを空気中120℃で乾燥し、さらに
空気中500℃で3時間焼成して触媒Aを調製した。実
施例1と同様の方法で活性を評価した結果を表1に示
す。ICP発光分析から得られた触媒Aの白金担持率は
0.91wt%であった。
【0017】比較例2 溶液100ml中にSn金属として1gを含有する塩化
第一すず水溶液100mlをイオン交換水で希釈して総
量280mlの塩化すず水溶液を調製して、実施例1と
同じ方法で調製したアルミナ担体100gに徐々に加え
ながら機械的な攪拌を続け、塩化すず混合水溶液をアル
ミナに含浸した。これを空気中120℃で乾燥し、さら
に空気中500℃で3時間焼成して触媒Bを調製した。
実施例1と同様の方法で活性を評価した結果を表1に示
す。ICP発光分析から得られた触媒Bのすず担持率は
0.87wt%であった。
第一すず水溶液100mlをイオン交換水で希釈して総
量280mlの塩化すず水溶液を調製して、実施例1と
同じ方法で調製したアルミナ担体100gに徐々に加え
ながら機械的な攪拌を続け、塩化すず混合水溶液をアル
ミナに含浸した。これを空気中120℃で乾燥し、さら
に空気中500℃で3時間焼成して触媒Bを調製した。
実施例1と同様の方法で活性を評価した結果を表1に示
す。ICP発光分析から得られた触媒Bのすず担持率は
0.87wt%であった。
【0018】
【表1】
【0019】表1よりSnとPtの原子比を変えること
により反応温度とNO転化率、N2O生成率、N2 生成
率との関係が変化することが判る。このうちSnとPt
の原子比を変えたときの反応温度とN2 生成率との関係
を図1に示す。図1よりSn/Pt原子比が1のとき反
応温度約250〜300℃でN2 生成率50%前後にな
り、またSn/Pt原子比が0.2あるいは1.7のと
き反応温度約200〜250℃でN2 生成率50%前後
になりさらに200℃以上の高温側ではPt単独の場合
に比べN2 生成率が高い値を示すことからSn/Pt原
子比を変更することにより触媒の活性温度領域を所望の
範囲の高温側にシフトできることが判る。
により反応温度とNO転化率、N2O生成率、N2 生成
率との関係が変化することが判る。このうちSnとPt
の原子比を変えたときの反応温度とN2 生成率との関係
を図1に示す。図1よりSn/Pt原子比が1のとき反
応温度約250〜300℃でN2 生成率50%前後にな
り、またSn/Pt原子比が0.2あるいは1.7のと
き反応温度約200〜250℃でN2 生成率50%前後
になりさらに200℃以上の高温側ではPt単独の場合
に比べN2 生成率が高い値を示すことからSn/Pt原
子比を変更することにより触媒の活性温度領域を所望の
範囲の高温側にシフトできることが判る。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、PtとSnとを高比表面積を有する担体に同時に担
持した触媒によって、酸素過剰雰囲気におけるNOx の
炭化水素選択還元反応が促進され、特に担持するPtと
Snの原子比を変更すると、酸素過剰雰囲気におけるN
Ox の炭化水素選択還元反応においてPt−Sn触媒の
活性温度領域を所望の範囲に設定することができる。
ば、PtとSnとを高比表面積を有する担体に同時に担
持した触媒によって、酸素過剰雰囲気におけるNOx の
炭化水素選択還元反応が促進され、特に担持するPtと
Snの原子比を変更すると、酸素過剰雰囲気におけるN
Ox の炭化水素選択還元反応においてPt−Sn触媒の
活性温度領域を所望の範囲に設定することができる。
【図1】SnとPtの原子比を変えたときの反応温度と
N2 生成率との関係を示す図である。
N2 生成率との関係を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 PtおよびSnを高比表面積担体に担持
した触媒であって、Ptの担持率が0.01〜5wt
%)、Snの担持率が0.01〜10wt%であり、S
n/Pt原子比が0.1〜2の範囲であることを特徴と
する窒素酸化物浄化用触媒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4248905A JPH0671176A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 窒素酸化物浄化用触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4248905A JPH0671176A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 窒素酸化物浄化用触媒 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0671176A true JPH0671176A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=17185179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4248905A Pending JPH0671176A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 窒素酸化物浄化用触媒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0671176A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0781592A1 (en) * | 1995-12-26 | 1997-07-02 | Cosmo Research Institute | Exhaust gas purification method by reduction of nitrogen oxides |
| EP1310290A1 (en) * | 2001-11-07 | 2003-05-14 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Purification catalyst for exhaust gas |
| CN119588342A (zh) * | 2023-09-06 | 2025-03-11 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种丁二烯二聚物脱氢制乙苯催化剂及其制备方法 |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP4248905A patent/JPH0671176A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0781592A1 (en) * | 1995-12-26 | 1997-07-02 | Cosmo Research Institute | Exhaust gas purification method by reduction of nitrogen oxides |
| EP1310290A1 (en) * | 2001-11-07 | 2003-05-14 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Purification catalyst for exhaust gas |
| CN119588342A (zh) * | 2023-09-06 | 2025-03-11 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种丁二烯二聚物脱氢制乙苯催化剂及其制备方法 |
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