JPH06714B2 - ハロゲノケトン化合物およびその製造法 - Google Patents

ハロゲノケトン化合物およびその製造法

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JPH06714B2
JPH06714B2 JP7329285A JP7329285A JPH06714B2 JP H06714 B2 JPH06714 B2 JP H06714B2 JP 7329285 A JP7329285 A JP 7329285A JP 7329285 A JP7329285 A JP 7329285A JP H06714 B2 JPH06714 B2 JP H06714B2
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chloro
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和礼 対馬
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式(I) 〔式中、Xは塩素原子または臭素原子を表わす。〕で示
されるハロゲノケトン化合物(以下、本発明化合物と称
す。)およびその製法として、3,3,4−トリメチル
−4−クロル−2−ペンタノンを塩素化剤あるいは臭素
化剤と反応させることによる本発明化合物の製造法に関
する。
本発明者らは、例えば式 で示されるフェンプロパスリンなどの、ピレスロイド系
殺虫、殺ダニ性化合物の酸成分の合成法につき種々検討
した結果、前記式(I)で示される本発明化合物が、その
重要な合成中間体となり得ることを見出すと共に、該化
合物が、3,3,4−トリメチル−4−クロル−2−ペ
ンタノンと塩素化剤あるいは臭素化剤と反応させること
により工業的にも極めて有利に製造できることを見出し
本発明に至った。
本発明化合物は下記に示すように、水酸化アルカリで処
理することにより容易に上記ピレスロイド系殺虫、殺ダ
ニ性化合物の酸成分である式(II)で示される化合物に導
くことができることから極めて、有用な中間体である。
以下に、本発明化合物の製法につき説明する。
本発明の製造法において、用いられる塩素化剤または臭
素化剤としては、塩素、臭素、スルフリルクロリド、五
臭化リン、N−プロムサクシニミドなどがあげられ、そ
の使用量は、3,3,4−トリメチル−4−クロル−2−ペ
ンタノン1モルに対し、通常0.7〜1.5倍モルである。
使用し得る溶媒としては、水、メタノール、酢酸、ジク
ロルメタン、クロロホルムなどが挙げられる。反応温度
は通常0℃〜60℃であり、反応時間は用いる溶媒塩素
化剤または臭素化剤の種類および反応温度により変わり
得るが通常1〜24時間である。また、反応をより円滑
に行なうために、反応系に、触媒量の塩化水素または臭
化水素を添加したり、アミン類、炭酸石灰あるいは塩素
酸カリウムなどの脱ハロゲン化水素剤を添加することも
できる。
尚、上記製法の原料である3,3,4-トリメチル−4−クロ
ル−2−ペンタノンは新規化合物であり、2,3−ジメ
チル−2−ブテンを、ルイス酸の存在下に、アセチルク
ロリドと反応させることにより効率よく得られる。
該反応において、使用されるルイス酸としては塩化第二
鉄、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、塩化第二スズ、三塩
化アンチモンなどの金属塩化物があげられ、その使用量
は、2,3−ジメチル−2−ブテン1モルに対し0.00
1モル〜1モルの範囲である。反応温度は用いるルイス
酸の量によっても変わり得るが、−50℃〜30℃であり、
通常−20℃〜10℃の範囲が収率の点で好ましい。
本反応における反応時間は、用いるルイス酸の種類、量
および反応温度によっても変わり得るが、一般に極めて
速やかに反応が進行することから、10時間以内、より
好ましくは2時間以内である。
また、アセチルクロリドの使用量は、通常、2,3−ジメ
チル−2−ブテン1モルに対し1.0〜1.5モルの範囲で
ある。
また、反応を、より円滑に行なうために、反応溶媒とし
て例えばジクロルメタン、ジクロルエタンなどの不活性
溶媒を使用することもできる。
次に実施例および参考例にて本発明をさらに詳細に説明
する。
実施例1 3,3,4-トリメチル−4−クロル−2−ペンタノン8.0g
をジクロルメタン30mlに溶解しこれにジシクロヘキシ
ルアミン2滴を加えた後、さらにスルフリルクロリド1
0.0gを0℃で滴下した。滴下後、20℃で24時間か
きまぜた後、反応液を氷水に注加しジクロルメタンで抽
出した。ジクロルメタン層を水洗の後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、濃縮した。濃縮残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、6.1gの1,4−ジクロル−
3,3,4-トリメチル−2−ペンタノン(前記式(I)におい
て置換基Xが塩素原子である化合物)を淡黄色オイルと
して得た。
屈折率 1.4773(25.5℃) NMRデータ(δ値,CDCl3) 1.37(s,6H),1.62(s,6H),4.55(s,2H) 実施例2 3,3,4-トリメチル−4−クロル−2−ペンタノン2.2g
をメタノール15mlに溶解し、20℃で臭素2.50g(1.2倍
モル)を滴下し、1時間かきまぜた。反応液を氷水に注
加し、ジクロルメタンで2回抽出した。ジクロルメタン
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮し、目的の1−
ブロモ−4−クロル−3,3,4-トリメチル−2−ペンタノ
ン(前記一般式(I)において、置換基Xが臭素原子であ
るハロゲノケトン化合物)3.1gを得た(収率96%)。
屈折率 1.5000(21.5℃) NMR(δ値、CDCl3) 1.37(s,6H),1.59(s,6H),4.30(s,2H) 参考例1 2,3−ジメチル−2−ブテン20.0(0.238モル)をジ
クロルエタン50mlに溶解後、これにアセチルクロリド
20.5g(0.261モル)を加え、さらに氷冷下かきまぜなが
ら0℃で塩化亜鉛3.2g(0.0235モル)を少量ずつ加えた。
この時、内温の上昇が認められたが、反応液の温度を5
℃以下に抑えた。0〜5℃でさらに30分かきまぜた
後、反応液を氷水にあけ分液した。ジクロルエタン層を
水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮(〜80℃
/70mmHg)し、残渣として淡黄色オイル29.0gを得た
(収率75%)。
このものは、そのNMRスペクトルから目的の3,3,4−トリ
メチル−4−クロル−2−ペンタノンであることが確認
された。
尚、本化合物は沸点105〜110℃/55mmHgであるが、蒸溜
操作時中に、一部脱塩化水素反応を起こし収率が低下す
る傾向があるので、蒸溜時には低沸留分を留去するだけ
にとどめることが好ましい。
NMRデータ(δ値,CDCl3) 1.30(s,6H),1.60(s,6H),2.28(s,3H) 参考例2 1,4−ジクロル−3,3,4-トリメチル−2−ペンタノン
2.7gのテトラヒドロフラン10mlの溶液を、水酸化ナトリ
ウム6.0g、水50mlおよびテトラヒドロフラン35mlから
成る溶液に40℃で滴下した。滴下後、さらに25℃で
12時間かきまぜ、反応液を氷水に注加し、エ−テルで
抽出し中性部を除いた後、水溶液を塩酸酸性にし、エー
テルで2回抽出した。エーテル層を食塩水で洗浄後、硫
酸マグネシウムで乾燥し、エーテルを留去して、白色結
晶1.60gを得た(収率82.2%)。
このものは融点119.8℃を示し、ジアゾ酢酸エチルと
2,3−ジメチル−2−ブテンより合成された2,2,3,3-
テトラメチルシクロプロパン−1−カルボン酸と一致し
た。(松井、北原ら、Agr.Biol.Chem.31巻,1143(196
7))。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中、Xは塩素原子または臭素原子を表わす。〕で示
    されるハロゲノケトン化合物。
  2. 【請求項2】3,3,4−トリメチル−4−クロル−2
    −ペンタノンを塩素化剤あるいは臭素化剤と反応させる
    ことを特徴とする一般式 〔式中、Xは塩素原子または臭素原子を表わす。〕で示
    されるハロゲノケトン化合物の製造法。
JP7329285A 1985-04-05 1985-04-05 ハロゲノケトン化合物およびその製造法 Expired - Lifetime JPH06714B2 (ja)

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CA000504884A CA1269994A (en) 1985-04-05 1986-03-24 Method for producing cyclopropanecarboxylic acid derivatives
EP86104097A EP0197428B1 (en) 1985-04-05 1986-03-25 A method for producing cyclopropanecarboxylic acid derivatives
DE8686104097T DE3661995D1 (en) 1985-04-05 1986-03-25 A method for producing cyclopropanecarboxylic acid derivatives
US07/082,942 US4772753A (en) 1985-04-05 1987-08-07 Method for producing cyclopropanecarboxylic acid derivatives
CA000583311A CA1277680C (en) 1985-04-05 1988-11-16 3,3,4-trimethyl-4-chloro-2-pentanone, 1-halo derivates and process therefor

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