JPH0671654B2 - 高速回転ア−ク隅肉溶接法 - Google Patents

高速回転ア−ク隅肉溶接法

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JPH0671654B2
JPH0671654B2 JP22624386A JP22624386A JPH0671654B2 JP H0671654 B2 JPH0671654 B2 JP H0671654B2 JP 22624386 A JP22624386 A JP 22624386A JP 22624386 A JP22624386 A JP 22624386A JP H0671654 B2 JPH0671654 B2 JP H0671654B2
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bead
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祐司 杉谷
征夫 小林
雅智 村山
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日本鋼管株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばT継手,かど継手等の隅肉溶接を行
なう高速回転アーク隅肉溶接法、特に不等脚長ビードの
溶込み確保に関するものである。
〔従来の技術〕
第6図は従来の隅肉溶接を示す説明図であり、例えば、
下板1に立設した立板2に下板脚長l1が立板脚長l2より
長い不等脚長のビード3を下向水平姿勢で形成するに
は、第6図に示すように電極ノズル4の狙い位置を下板
1側にずらして溶接を行なつている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の下向水平姿勢の隅肉溶接では、ビー
ド3の形状は第6図に示すように中央部が深く幅がせま
いフインガ状となり、かつ不等脚長ビード3を形成する
ため電極ノズル4の狙い位置が下板1側にずらしてある
から、開先ルート5の溶込みの確保が困難であるという
問題点があつた。
また溶接条件によつては第7図に示すように立板2にア
ンダカツト6が発生し易いなどの根本的な問題があり高
速度溶接による小脚長ビードの形成、あるいはその逆に
高電流低速溶接による大脚長ビードの形成に問題があつ
た。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
であり、不等脚長ビードの溶込みを確保し、良好なビー
ドを形成することができる高速回転アーク隅肉溶接法を
提案することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る高速回転アーク隅肉溶接法は、電極ノズ
ルを回転することにより、電極ノズルを通過するワイヤ
先端を回転させてアークを高速回転しながら行なう不等
脚長の隅肉溶接において、 (イ)上記アークの回転速度の範囲は、立板脚長l1と下
板脚長l2の比l1/l2が極値となる回転速度をNo(Hz)と
すると下限を0.5No(Hz)、上限を3No(Hz)とし、 (ロ)上記アークの回転直径を1mmか6mmとし、 (ハ)上記アークの回転方向は溶接進行方向に対して右
側に立板を配したときには上記電極ノズルの上方から見
て左回転とし、溶接進行方向に対して左側に立板を配し
たときには電極ノズル上方から見て右回転として、 不等脚長のビードを下向水平姿勢で溶接することを特徴
とする。
〔作用〕
この発明においては、アークを高速回転することにより
溶融池が周辺部に拡がり易くなるため、ビード形状を偏
平化し溶込みを確保する。またアークを立板に対して一
定方向に回転することにより下板脚長が立板脚長より大
きな不等脚長ビードを良好に形成する。
〔実施例〕
第1図は、この発明の一実施例の概要を示す斜視図であ
り、図において7は下板1に立設した立板2の隅肉溶接
を行なう電極ノズルであり、電極ノズル7は回転モータ
8により回転される。この電極ノズル7の回転により電
極ノズル7先端に備えた通電チツプの偏心孔を通過する
ワイヤ9が回転して、アーク10を高速回転させながら下
板1と立板2の隅部の溶接を行ない、開先のルート5に
ビード3を形成している。なお、11は溶融池である。
上記電極ノズル7により第2図に示すように、下板脚長
l1が立板脚長l2より大きな不等脚長ビード3を形成する
場合、アーク10を高速回転アークとしたのは、アーク10
により押しさげられた溶融池11のくぼみをアーク11の回
転によつて回転することにより、溶融池11を周辺部に拡
がり易くするためである。
この溶融池11の周辺部拡散効果を利用して、下板脚長l1
が大きい不等脚長ビード3を形成するに際し、ビード形
状はアーク10の回転方向及び回転速度と関係する。
第3図は、電極ノズル7の狙い位置を開先のルート5と
し、溶接電流300A、溶接速度22cm/分の条件で隅肉溶接
したときのアークの回転速度Nと、下板脚長l1に対する
立板脚長l2の比、すなわち脚長比l2/l1の関係を示す。
第3図において実線はアークの回転方向を、立板2が溶
接進行方向に対して右側に配置されているときは電極ノ
ズル7の上方から見て左回転、すなわち反時計方向と
し、立板2が溶接進行方向に対して左側に配置されてい
るときは電極ノズル7の上方から見て右回転、すなわち
時計方向とした場合を示し(以下、L回転という。)、
鎖線はアークの回転方向が上記L回転と逆方向の場合を
示す(以下、R回転という。)。
上記溶接条件でアークの回転方向をL回転とすると第3
図の実線に示すようにアークの回転速度Nが7Hz(420回
転/分)のとき脚長比l2/l1が最小となり、下板脚長l1
が最大となる不等脚長ビードが形成される。脚長比l2/l
1が最小となるアークの回転速度をNoとすると、このア
ークの回転速度Noは溶接電流Iと溶接速度Vの値に依存
し、この比V/Iが増加すれば回転速度Noも増加するが、
溶接電流Iと溶接速度Vを定めれば脚長比l2/l1を最小
とするアークの回転速度Noが定まる。
このアークの回転速度Noを基準にすると、アークの回転
速度Nに対する脚長比l2/l1の変化は第3図に示すよう
にアークの回転速度範囲が0.5No(Hz)から3No(Hz)の
範囲で脚長比l2/l1がほぼ0.85以下となり、下板脚長l1
が立板脚長l2より大きな不等脚長ビードを形成すること
ができる。
なお、第3図の鎖線で示すアークの回転方向がR回転の
ときは、アークの回転速度NがNoのときに脚長比l2/l1
が最大となり溶融金属のすくい上げ効果が生じ、ビード
の等脚長化を図ることができる。
一方、ビードの形状を調べると、アークの回転速度Nが
零の場合、すなわち従来の水平隅肉溶接の場合は第4図
の鎖線で示すように、中央部が深く幅がせまいフインガ
状のビード3aを形成し立板2側の溶込みが小さいため、
電極ノズルの狙い位置を下板1側にずらして下板脚長l1
の大きい不等脚長ビードを形成すると溶込みが小さい不
良ビードとなつた。
しかし、アークの回転速度Noを早くすると、溶融池が周
辺部に拡がり易くなるため、中央部が浅く幅の広い偏平
ビード3bとなり、ビード幅方向の溶込みが増加する。し
たがつて不等脚長ビードを形成する際、回転する電極ノ
ズル7の溶込みを確保するための狙い位置範囲が広が
り、下板脚長l1の大きい不等脚長ビードを形成しても良
好なビードを形成することができる。
又脚長比l2/l1は溶接電流I、溶接速度Vが一定でもア
ークの回転直径Dにより異なる。例えば溶接電流Iが30
0(A)、溶接速度Vが22(cm/分)、アークの回転速度
が7(Hz)でアークの回転方向がL回転の場合、アーク
の回転直径Dを変えて隅肉溶接を行なつた結果は第5図
に示すようになつた。第5図は横軸にアークの回転直径
Dをとり、縦軸にアークの回転を行なわないときに得ら
れた脚長比l2/l1を1.0とした脚長比l2/l1を示す。第5
図に示すようにアークの回転直径Dが大きいほど、下板
脚長l1が大きい不等脚長ビードが形成し易くなる。しか
しアークの回転直径Dが8mmとなると立板2にアンダカ
ツトが生じる。そこでアークの回転直径Dの範囲を1mm
から6mmにすることにより欠陥のない良好な不等脚長ビ
ードを形成することができる。
なお、上記実施例はT継手について説明したが、かど継
手にも同様に適用することができる。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したように立板に対して一定方向に
回転するアークにより下板脚長が立板脚長より大きな不
等脚長ビードを形成するようにしたから、溶込みが充分
に確保された良好な不等脚長ビードを容易に形成するこ
とができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す斜視図、第2図は第1
図に示した実施例の溶接部を示した側面図、第3図はア
ークの回転速度Nと脚長比l2/l1の特性図、第4図はビ
ード形状を示す説明図、第5図はアークの回転直径Dと
脚長比l2/l1の特性図、第6図は従来の隅肉溶接を示す
説明図、第7図は従来の隅肉溶接におけるビードの説明
図である。 1……下板、2……立板、3……ビード、5……開先の
ルート、7……電極ノズル、8……回転モータ、9……
ワイヤ、10……アーク、11……溶融池、l1……下板脚
長、l2……立板脚長。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極を回転することにより、電極を通過す
    るワイヤ先端を回転させてアークを高速回転しながら行
    なう不等脚長の隅肉溶接において、 (イ)上記アークの回転速度の範囲は、立板脚長l1と下
    板脚長l2の比l1/l2が極値となる回転速度をNo(Hz)と
    すると下限を0.5No(Hz)、上限を3No(Hz)とし、 (ロ)上記アークの回転直径を1mmか6mmとし、 (ハ)上記アークの回転方向は溶接進行方向に対して右
    側に立板を配したときには上記電極ノズルの上方から見
    て左回転とし、溶接進行方向に対して左側に立板を配し
    たときには電極ノズル上方から見て右回転として、 不等脚長のビードを下向水平姿勢で溶接することを特徴
    とする高速回転アーク隅肉溶接法。
JP22624386A 1986-09-26 1986-09-26 高速回転ア−ク隅肉溶接法 Expired - Lifetime JPH0671654B2 (ja)

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JPS6380973A JPS6380973A (ja) 1988-04-11
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