JPH0672176B2 - ポリウレタンの製法 - Google Patents

ポリウレタンの製法

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JPH0672176B2
JPH0672176B2 JP61291992A JP29199286A JPH0672176B2 JP H0672176 B2 JPH0672176 B2 JP H0672176B2 JP 61291992 A JP61291992 A JP 61291992A JP 29199286 A JP29199286 A JP 29199286A JP H0672176 B2 JPH0672176 B2 JP H0672176B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスルホン酸基(塩)含有ポリウレタンの製法に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、スルホン酸(塩)基含有ポリウレタンの製法とし
てはアリルアルコールと重亜硫酸ナトリウムとの付加生
成物を用いてポリイソシアネートと反応させる方法が知
られている。(たとえば特公昭42-24192号公報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この化合物はポリウレタン中に少量のスルホン
酸(塩)基しか導入できないという問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らはより多量のスルホン酸(塩)基を含有可能
なポリウレタンの製法について鋭意検討した結果、本発
明に到達した。
即ち、本発明はイソシアネート化合物(A)と活性水素
原子含有化合物(B)を反応させポリウレタンを製造す
る方法において、(B)の少なくとも一部として一般式 Z−X−O−A−SO3M (1) (式中Zは で、RはH,CH3またはC2H5である。Xは直接結合、 または−CH2−でZが のときは または−CH2−である。Aは−CH2CH2CH2−または である。Mはカチオンである。) で示される化合物(B1)を使用することを特徴とするス
ルホン酸(塩)基含有ポリウレタンの製法である。
一般式(1)においてMのカチオンとしてはH、アルカ
リ金属(リチウム,ナトリウム,カリウムなど)、アン
モニウムおよびアミンのカチオン〔(モノ,ジ,トリま
たはテトラ)アルキル(アルキル基の炭素数は通常1〜
18)アンモニウム(メチルアンモニウム,ジエチルアン
モニウム,トリブチルアンモニウム,テトラメチルアン
モニウム,テトラエチルアンモニウム,テトラ−n−ブ
チルアンモニウム,トリメチルラウリルアンモニウムな
ど)、アルカノールアンモニウム(2−プロパノールア
ンモニウム,メチルジエタノールアンモニウム,トリエ
タノールアンモニウムなど)〕があげられる。
Mの内好ましくは、ナトリウム,カリウム,アンモニウ
ムおよびテトラアルキルアンモニウム類である。
一般式(1)で示される化合物(B1)の具体例としては
下記化合物があげられる。
〔1〕一般式 で示される化合物: 一般式(2)で表−1に示すような基を有する化合物が
あげられる。
〔2〕一般式 で示される化合物: 一般式(3)で表−2に示すような基を有する化合物が
あげられる。
一般式(1)の化合物の合成法としては、一般式(1)
のMがアルカリ金属の場合は一般式Z−X−OH(4)
〔式中、ZおよびXは一般式(1)の場合と同様の意味
をもつ〕で示されるトリオール化合物のモノ(メタ)ア
リル化合物{一般式 (5)〔式中、R′はHまたはCH3・Z、およびXは一
般式(1)の場合と同様の意味をもつ。〕で示され
る。}と重亜硫酸アルカリ金属塩とをモル比で通常1:1.
05〜1.20で水またはアルコール水溶液中で約80℃で反応
させることにより合成することができる。また他の方法
としては一般式(5)のアセタール化合物重亜硫酸アル
カリ金属塩と反応後、アセタール基を加水分解すること
により合成することができる。
一般式(1)のMがアンモニウム塩またはアミン塩の場
合は上記のアルカリ金属塩と鉱酸(塩酸,硫酸など)の
アンモニウム塩またはアミン塩とをアルコール(エタノ
ール,イソプロピルアルコールなど)中で反応させ、沈
殿してくる鉱酸のアルカリ金属塩を分離除去することに
より合成することができる。
本発明において、一般式(1)で示される化合物(B1
以外に他の活性水素原子含有化合物を使用することがで
きる。この他の活性水素原子含有化合物としては高分子
ポリオール(B2)および低分子の活性水素原子含有化合
物(B3)があげられる。
高分子ポリオールとしてはポリエーテルポリオールとポ
リエステルポリオールをあげることができ、どちらもポ
リウレタン用の原料として通常使用されているものであ
り、単独でも混合物としても使用できる。
ポリエーテルポリオールとしては多価アルコール、多価
フエノール、アミン類、リン酸などの活性水素含有化合
物にアルキレンオキシドを付加したものがあげられる。
多価アルコールとしてはグリコール類(エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3ブチレングリコー
ル、1,4ブタンジオール、ヘキシレングリコール、1,6ヘ
キサンジオールなど)、3〜8価のアルコール類(グリ
セリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオー
ル、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、α−メチル
グルコシド、ジペンタエリスリトール、ソルビトール、
キシリツト、マンニツト、グルコール、フルクトース、
サツカロースなど)などがあげられる。
多価フエノール類としてはピロガロール、ハイドロキノ
ン、ビスフエノールA、ビスフエノールスルフオン、フ
エノールとホルムアルデヒドの縮合物などがあげられ
る。
アミン類としてはアンモニア、アルカノールアミン類
(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエ
タノールアミン、トリイソプロパノールアミンなどおよ
びその他のアルカノールアミン類など)、脂肪族モノま
たはポリアミン類(エチレンジアミン、ジエチレントリ
アミン、ヘキサメチレンジアミンおよびその他の脂肪族
アミン類など)、芳香続モノまたはポリアミン類(アニ
リン、フエニレンジアミン、ジアミノトルエン、キシリ
レンジアミン、メチレンジアニリン、ジフエニルエーテ
ルジアミンおよびその他の芳香族アミン類など)、脂環
式アミン類(イソホロジアミンおよびその他の脂環式ア
ミン類など)、複素環式アミン類(アミノエチルピペラ
ジンおよびその他特公昭(アミノエチルピペラジンおよ
びその他特公昭55−21044号公報記載の複素環式アミン
類など)などがあげられる。
アルキレンオキシドとしてはエチレンオキシド、プロピ
レンオキシドブチレンオキシド、エピクロルヒドリン、
スチレンオキシドなとが挙げられる。好ましいアルキレ
ンオキシドはプロピレンオキシドと、プロピレンオキシ
ドとエチレンオキシドとの併用系(ランダム、ブロツク
および両者の混合系)である。アルキレンオキシドの付
加反応は通常の方法で行なうことができ、無触媒または
触媒(アルカリ触媒、アミン系触媒、酸性触媒)の存在
下に常圧または加圧下に1段階または多段にて行なわれ
る。
ポリエステルポリオールとしては2−3価のアルコール
類(エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3
ブチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペン
チルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパンなど)および/または前記
のポリエーテルポリオール類と脂肪族ジカルボン酸、酸
無水物およびエステル形成性のカルボン酸誘導体(グル
タール酸、アジピン酸、セバシン酸、無水マレイン酸、
無水フタル酸、テレフタル酸ジメチルなど)との縮合反
応により製造されるもの;およびラクトン類(カプロラ
クトンなど)の開環重合等により製造されるものをあげ
ることができる。
高分子ポリオールの内で好ましいものは2価のポリエー
テルジオールおよびポリエステルジオールである。
これらの高分子ポリオールの当量は通常、200〜4,000、
好ましくは400〜3,000である。
また、低分子の活性水素原子含有化合物(B3)も使用す
ることができる。
低分子の活性水素含有化合物としは通常架橋剤、鎖伸長
剤と称せられているもので少なくとも2個好ましくは2
〜5個の活性水素200未満の当量(活性水素含有基当り
の分子量)を有する化合物が使用できる。その具体例と
しては2〜3価アルコール類(エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−
ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパンなど)、アミン類(ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパ
ノールアミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、イソホロンジアミン、ジアミノトルエン、ジエチル
トルエンジアミン、メチレンジアニリン、メチレンビス
オルソクロロアニリンなど)および上記2〜3価のアル
コール類、4〜8価のアルコール類(ペンタエリスリト
ール、メチルグルコシド、ソルビトール、サツカロース
など)、多価フエノール類(ビスフエノールA、ハイド
ロキノンなど)、上記アミン類、その他のアミン類(ア
ミノエチルピペラジン、アニリンなど)などに少量のエ
チレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドなど
アルキレンオキシドを付加した当量200未満のポリヒド
ロキシ化合物、水およびジメチロールプロピロン酸など
をあげることが出来る。
これらの内好ましいものはグリコール類、ジアミン類、
水、ジメチロールプロピオン酸などである。
また低分子の活性水素含有化合物(B3)として通常末端
封止剤と称されるもので、モノアルコール類、モノアル
コール類(ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシ
プロピルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシプロピルメタクリレート、トリメチロー
ルプロパンジアリルエーテルなど);アミン類(ブチル
アミン、ジアリルアミンなど)をあげることができる。
これらの内好ましいものはヒドロキシエチルアクリレー
トおよびヒドロキシプロピルアクリレートである。
活性水素原子含有化合物の内、(B)中の(B1)の量は
通常0.01〜50当量%、好ましくは0.5〜20当量%であ
る。(B1)の量が0.01当量%未満ではスルホン酸基に基
因する性能(染色性、分散性、制電性など)が発現され
なくなり、50当量%を越えると(B1)の反応系への溶解
が不十分になりウレタン化反応が十分に進行しなくな
る。
(B)中の(B2)の量は10当量%以上、好ましくは80〜
40当量%である。(B2)の量が10当量%未満ではポリウ
レタンの樹脂物性(引張強度、伸び、耐衝撃性など)が
発現されなくなる。(B)中の(B3)の量は通常50当量
%以下、好ましくは10〜40当量%である。(B3)の量が
50当量%を越えるとポリウレタンの樹脂物性(引張強
度、伸び、耐衝撃性など)が発現されなくなる。
本発明において使用するイソシアネート化合物は従来ポ
リウレタンの製造に使用されているものが使用できる、
このようよイソシアネート化合物としては炭素数(NCO
基中の炭素を除く)6〜20の芳香族イソシアネート〔た
とえば、フエニルイソシアネート、2,4−および/また
は2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、粗製TDI、
2,4′−および/または4,4′−ジフエニルメタンジイソ
シアネート(MDI)、粗製MDI〔粗製ジアミノフエニルメ
タン{ホルムアルデヒドと芳香族アミン(アニリン)ま
たはその混合物との縮合物生成物:ジアミノジフエニル
メタンと少量(たとえば5〜20重量%)の3官能以上の
ポリアミンとの混合物}のホスゲン化物:ポリアリルポ
リイソシアネート(PAPI)〕など〕:炭素数2〜18の脂
肪族イソシアネート〔たとえばステアリルイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシ
アネートなど〕:炭素数4〜15の脂環式イソシアネート
〔たとえばシクロヘキシルイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシア
ネート〕:炭素数8〜15の芳香脂肪族イソシアネート
〔たとえばキシリレンジイソシアネートなど〕:および
これらのイソシアネートの変性物(ウレタン基、カルボ
ジイミド基、アロフアネート基、ウレア基、ビューレツ
ト基、ウレトジオン基、ウレトンイミン基、イソシアヌ
レート基、オキサゾリドン基含有変性物など):および
特願昭59−199160号公報記載の上記以外のイソシアネー
ト:およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
これらの内、好ましくは芳香族、脂肪族、脂環式、およ
び芳香族脂肪族のジイソシアネートである。
本発明において、イソシアネート指数〔NCO/活性水素原
子含有基の当量比×100〕は通常80〜140、好ましくは95
〜110である。
ポリウレタンの製造方法は通常のポリウレタンの製造の
方法で行なうことができる。たとえば(A)と(B)と
を分割して、多段反応させる方法(プレポリマー法)お
よび(A)と(B)とを一括して反応させる方法(ワン
シヨツト法)があげられるが、プレポリマー法が好まし
い。プレポリマー法の例としてはジイソシアネート化合
物、高分子量ジオールおよび一般式(1)の化合物(ス
ルホン酸塩含有ジオール)をあらかじめ反応させたの
ち、低分子ジアミンと反応させ反応を完結させる方法ま
たジイソシアネート化合物と一般式(1)のスルホン酸
塩含有ジオールあらかじめ反応させたのち、高分子量ジ
オールを反応させ、ついで低分子ジアミンと反応させ、
反応を完結させる方法があげられる。
本発明ではイソシアネート基に対して不活性な溶媒を用
いて反応を行うことができる、溶媒としてはアミド系溶
媒(N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミドなど)、 ケトン系溶媒(アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、シクロヘキサノンなど)、 芳香族炭化水素系溶媒(トルエン、キシレンなど)、エ
ステル系溶媒(酢酸エチル、セロソルブアセテートな
ど)、エーテル系溶媒(ジオキサン、テトラヒドロフラ
ンなど)、スルホキシド系溶媒(ジメチルスルホキシド
など)およびこれらは二種以上の混合溶媒があげられ
る。溶媒の量はポリウレタンの量に対して通常0〜400
%である。反応温度は通常おだやかな条件、たとえば20
〜150℃、好ましくは20〜100℃であるまた反応時間は通
常3〜20時間である。反応圧力も通常常圧下で行なわれ
るが、加圧下で行なつてもよい。
また反応を促進させるため通常使用されている触媒たと
えばアミン系触媒(トリエチレンジアミン、N−メチル
モルホリン、トリエチルアミンなど)、錫系触媒(ジブ
チルチンジラウレートなど)、鉛系触媒(オクチル酸鉛
など)などを用いてもよい。
本発明で得られたポリウレタンの分子量は通常1万〜10
0万であり、好ましくは5万〜80万である。
スルホン酸(塩)基(SO3M)の含有量は(SO3 -として)
ポリウレタンに対し通常0.1〜20重量%、好ましくは0.5
〜10重量%である。スルホン酸(塩)基の含有量が少な
いと、スルホン酸塩基を含有していないポリウレタンと
の各種性能(染色性、分散性、制電性など)面の優位性
がみられず、また含有量が多いとポリウレタンの分子量
の低下が起りポリウレタンとしての樹脂物性(引張強
度、伸び、耐衝撃性など)の特長が得られない。
本発明で得られたポリウレタンの使用にあたつてはポリ
ウレタンの性能を改良するため必要により、可塑剤、架
橋剤、顔料、着色剤、レペリング剤、熱安定化剤、紫外
線吸収剤などの添加剤を含有させてもよい。熱安定化
剤、紫外線吸収剤等の添加剤はポリウレタン製造時に添
加するのが好ましい。
本発明で得られたポリウレタンは通常の方法(たとえば
特公昭42−24192号公報記載の方法)でポリウレタン水
分散体にすることができる。たとえば本発明で得られた
ポリウレタンのアセトン溶媒(濃度約60%)に撹拌下に
水を加え、ついで加熱下にアセトンを留去することによ
りポリウレタン樹脂水分散体(濃度約45%)を得ること
ができる。
〔実施例〕
以下実施例により本発明をさらに説明するが本発明はこ
れに限定されるものではない。
実施例中の部は重量部を示す。
合成例1 3−(2,3−ジハイドロオキシプロポキシ)−1−プロ
パンスルホン酸 ナトリウム塩(表1の化合物a)の合
成法 3−(2−プロペニルオキシ)−1,2−プロパンジオー
ル(グリセリンモノアリルエーテル)132g(1.0モル)
と亜硫酸ナトリウム63g(0.5モル)を水200gに溶解し、
60℃で空気を通しながら重亜硫酸ナトリウム109g(1.05
モル)を水150gに溶解したものを1時間で滴下した。同
温度で2時間反応後、減圧下で水を留去し、イソプロピ
ルアルコール300g加え、不溶解物を過し、イソプロピ
ルアルコールを留去した。粉末状の目的物213g(収率90
%)を得た。
合成例2 3−(2,2−ビス(ヒドロキシメチル)ブトキシ)−2
−メチル−1−プロパンスルホン酸ナトリウム塩(表2
の化合物)の合成法 トリメチロールプロパンモノメタアリルエーテルのアセ
タール化物214g(1.0モル)と亜硫酸ナトリウム63g(0.
5モル)を水150gに溶解し、60℃で空気を通しながら重
亜硫酸ナトリウム109g(1.05モル)を水150gに溶解した
ものを1時間で滴下した。同温度で2時間反応後、50%
硫酸水を加え、PH3としさらに60℃で1時間撹拌後、減
圧下でを留去し、イソプロピルアルコール300gを加え、
不溶物を過、イソプピルアルコールを留去した。粉末
状の目的物254g(収率87%)を得た。
合成例3 3−(2,2−ビス(ヒドロキシメチル)ブトキシ)−2
−メチル−1−プロパンスルホン酸テトラエチルアンモ
ニウム塩(表2の化合物)の合成法 合成例2で得た(化合物)146g(0.5モル)、テトラ
エチルアンモニウムクロライド83g(0.5モル)をイソプ
ロピルアルコール200gに溶解し、60℃で1時間撹拌し、
20℃まで冷却し、不溶解物を過、イソプロピルアルコ
ールを留去した。粉末状の目的物190g(95%)を得た。
実施例1 合成例1の化合物a47部、分子量2,000のポリテトラメチ
レングリコール2000部および1,4−ブタンジオール157部
をジメチルホルムアミド6900部と混ぜ、均一に溶解し
た。この溶液にジフエニルメタン−4,4−ジイソシアネ
ート737部を加え、70℃で反応した。
このポリウレタン溶液は固型分30%で粘度は1000psであ
り、スルホン酸塩基含有量は固型分中0.7%であつた。
実施例2 合成例1の化合物a24部、分子量2000の1,4−ブタンジオ
ール・アジピン酸からのポリエステルジオール2000部、
および1,4−ブタンジオール157部をジメチルホルムアミ
ド6800部と混ぜ、均一に溶解した。この溶液にジフエニ
ルメタン−4,4′−ジイソシアネート713部を加え、70℃
で反応した。このポリウレタン溶液は固型分30%で粘度
は700psでありスルホン酸塩基含有量は固型分の0.35%
であつた。
比較例1 実施例1の化合物aの代りにエチレングリコール12部を
用い他は実施例1と同様に操作した。このポリウレタン
溶液は固型分30%、粘度800psあつた。
比較例2 実施例2の化合物aの代りに1,6−ヘキサンジオール10
部を用い他は実施例2と同様に操作した。このポリウレ
タン溶液は固型分30%、粘度800psであつた。
試験例1 実施例1,2および比較例1,2ポリウレタン溶液を用いて下
記の方法により湿式多孔質皮膜を作り、この皮膜の染色
試験を行つた。結果を表3に示す。
染色試験 (湿式多孔質皮膜の作成) 原液にジメチルホルムアミドを加え固形分20%に調整
後、ガラス板上に厚さ1mmに流展し、40℃の水中に沈
め、15分間凝固し、凝固皮膜をガラス板より剥離し、さ
らに10分間水洗後を80℃で乾燥した。厚さ0.8mmの白色
多孔質皮膜を得た。
(染色方法) 浴比1:20で染浴に皮膜を投入し、95℃,40分染色した。4
0℃以下に冷却後、水洗、乾燥した。
実施例3 合成例2の化合物27部、分子量2,000の1,4−ブタンジ
オール・アジピン酸からのポリエステルジオール514
部、トリレンジイソシアネート85部、アセトン200部を
加圧下80℃で8時間反応させた。ついで50℃に冷却し、
アセトン440部と、イソホロンジアミン17部を加え、同
温度で2時間反応させた。その後水1000部を加え、加熱
下にアセトンを留去させポリウレタン水分散体を得た。
この分散体は固型分40%で粘度60cpsであり、スルホン
酸塩基含有量は固型分の1.3%であつた。結果は表4に
示す。
比較例3 実施例3の化合物の代りにジメチロールプロピオン酸
トリエチルアミン塩25部を用い、他は実施例3と同様に
行つた。この分散体の固型分は40%で粘度450cpsであつ
た。
試験例2 実施例3および比較例3の分散体について接着(耐熱ク
リープ)試験を行つた。
(1)接着剤組成 (2)測定方法 この接着剤組成物を合板上に塗布(120/m2)し、0.2mm
の半硬質塩ビシートを圧着し、室温で5日間乾燥する。
合板/半硬質塩ビ板を巾25mm長さ100mmに切断し、塩ビ
シートに500gに荷重をかけ、60℃の恒温槽中に配置し、
はく離した長さ(mm)を測定する。測定結果を表4に示
す。
実施例4 合成例3の化合物76部、分子量2,000のポリプロピレ
ングリコール200部、ジヒドロキシエチルビスフエノー
ルA32部およびイソホロンジイソシアネート95部を80
℃、8時間反応させた。ついでアセトン400部とイソホ
ロンジアミン5部を加え、加圧下で80℃3時間反応させ
た。ついで水420部を加え、80℃でアセトンを留去させ
るとほぼ半透明のポリウレタン溶液が得られた。このポ
リウレタン溶液は固型分40%で粘度2500cpsであり、ス
ルホン酸塩含有量は固型分の5%であつた。フイルムを
作成した。また比較例3で得たウレタンエマルジヨンに
ついて同様にフイルムを作成した。
それらのフイルムの体積抵抗を測定した。測定結果を表
5に示す。
体積抵抗試験 フイルムの作成 ポリウレタン溶液100部、水溶性グリシジルエーテル
(当社グリシエールSTE−250)2部を均一に混合し、ガ
ラス板上に流展し、室温で乾燥厚さ0.5mmの透明なフイ
ルムを得る。
体積抵抗の測定 タケダ理研超絶縁計を用い、20℃、65%RHで測定する。
表5 測定結果 体積抵抗S/cm 実施例4 7×10-6 比較例3 2×10-9 実施例5 合成例3の化合物38部、分子量1,000のポリカプロラ
クトン200部、ジシクロヘキシルメタン−4,4′−ジイソ
シアネート79部およびメチルイソブチルケトン320部を1
00℃15時間反応させた。このポリウレタン溶液は固形分
50%で粘度5万CPSであつた。
のウレタン樹脂から磁性塗料は作成し、磁気テープバイ
ンダーとして磁性粉の分散性の評価を行つた。また市販
のウレタン樹脂(ニツポラン5033)のメチルイソブチル
ケトン50%溶液を用い、同様に磁性塗料を作成した。
磁性粉の分散性試験 磁性塗料の作成 γ−Fe2O3磁性 100部 実施例5のウレタン溶液 50部 トルエン 50部 メチルエチルケトン 100部 ニトロセルロース(ダイセル製セルライン) 1部 上記混合物ボールミル中で40時間混合分散し磁性塗料を
作成した。
磁性フイルムの作成 作成した塗料を15μmのポリエステルフイルム上にバー
コーターを用いて固形分の塗布厚が5〜6μとなるよう
に塗布し、直ちにこれを6,000エルステツドの平行磁場
を通して磁場配向させた。次いで70〜80℃の循風乾燥機
中に約30分放置して溶剤を除去した。この状態でカレン
ダーにかけ、表面を平滑にした(カレンダー回数1〜6
回)。さらにこれを40〜50℃の恒温槽内に40時間静置し
て磁性層を硬化させ磁気フイルムを得た。
分散性の評価 磁気フイルムの磁性塗膜面の光沢度を調べた。光沢度の
良いものほど分散性が優れていると云える。測定機は日
本電色工業(株)製デジタル変角光沢計VC−ID型を用い
た。測定角度75゜の正反射率を標準ガラス板の反射率を
100とした場合の各試料の反射率相対値(%)で表示し
ている。
評価結果を表6に示す。
〔発明の効果〕 本発明は下記効果を奏する。
(1)ウレタン樹脂製造時のスルホン酸(塩)基含有化
合物の反応系への溶解性が充分である。従来のもの(特
公昭42−24192合公報)では十分でなかつた。
(2)そのため多種の組成のスルホン酸基含有ポリウレ
タンが製造することができる。
(3)またスルホン酸塩基の含有量の多いポリウレタン
を製造できる。
(4)またはポリウレタンの形状も樹脂状態、溶液状
態、水分散状態、水溶液状態にすることができる。
(5)スルホン酸塩基含有ポリウレタンはスルホン酸塩
基を含有していない近似組成のポリウレタンに比べ、染
色性、吸水性、制電性、耐熱性、接着性、分散性、生体
適合性などの性能が優れている。
上記効果を奏することから本発明によるポリウレタンは
単独または他の合成または天然樹脂などと併用して繊
維、皮革、紙類、木材、金属、プラスチツク、などのコ
ーテイング剤、および接着剤、塗料およびインキ用樹脂
基材、磁気粉体のバインダー、捺染および紙工業におけ
るノリ材、人工皮フおよび人工蔵器用基材、酵素および
菌類の固定化基材などに適する。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−11522(JP,A) 特開 昭61−200113(JP,A) 特開 昭61−236762(JP,A) 特公 昭47−22707(JP,B1) 特公 昭42−24192(JP,B1)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イソシアネート化合物(A)と活性水素原
    子含有化合物(B)を反応させポリウレタンを製造する
    方法において、(B)の少なくとも一部として、一般式 Z−X−O−A−SO3M (1) (式中Zは で、RはH,CH3またはC2H5である。Xは直接結合、 または−CH2−でZが のときは または−CH2−である。Aは−CH2CH2CH2−または である。Mはカチオンである。) で示される化合物(B1)を使用することを特徴とするス
    ルホン酸(塩)基含有ポリウレタンの製法。
  2. 【請求項2】ポリウレタン中のスルホン酸(塩)基の含
    有量がポリウレタン樹脂の重量に対し0.01〜20%であ
    る、特許請求の範囲第1項記載の製法。
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