JPH0673295A - フォトクロミック化合物含有ポリマ微粒子の製造方法 - Google Patents
フォトクロミック化合物含有ポリマ微粒子の製造方法Info
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- JPH0673295A JPH0673295A JP22742592A JP22742592A JPH0673295A JP H0673295 A JPH0673295 A JP H0673295A JP 22742592 A JP22742592 A JP 22742592A JP 22742592 A JP22742592 A JP 22742592A JP H0673295 A JPH0673295 A JP H0673295A
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- photochromic compound
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- polymer
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Abstract
(57)【要約】
【構成】フォトクロミック化合物を共有結合により含有
してなるポリマの有機溶媒溶液の水系分散液を製造する
に際して、分散安定剤として鹸化度70.0〜85.0
mol%、重合度1000以上のポリビニルアルコール
を用いることを特徴とするフォトクロミック化合物含有
ポリマ微粒子の製造方法。 【効果】本発明のフォトクロミックポリマ微粒子の製造
方法は、ポリマーの凝集合着化を防止するため、高い分
散安定性を有する。
してなるポリマの有機溶媒溶液の水系分散液を製造する
に際して、分散安定剤として鹸化度70.0〜85.0
mol%、重合度1000以上のポリビニルアルコール
を用いることを特徴とするフォトクロミック化合物含有
ポリマ微粒子の製造方法。 【効果】本発明のフォトクロミックポリマ微粒子の製造
方法は、ポリマーの凝集合着化を防止するため、高い分
散安定性を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線の強弱により色
調が可逆的に変色するフォトクロミック化合物を含有し
てなるポリマ微粒子の製造方法に関するものであり、光
可逆変色性布帛などに好適に使用される。
調が可逆的に変色するフォトクロミック化合物を含有し
てなるポリマ微粒子の製造方法に関するものであり、光
可逆変色性布帛などに好適に使用される。
【0002】
【従来の技術】衣料用として、光の強弱により発色性が
変化し、独創的でユニークな色調が得られる光可逆変色
性布帛は、ファッション性の面から強く要望されてい
る。
変化し、独創的でユニークな色調が得られる光可逆変色
性布帛は、ファッション性の面から強く要望されてい
る。
【0003】このような要望に対し、従来から種々の試
みがなされており、例えばカメレオン繊維のその展望に
関する記載(化繊月報第28巻12月号第50頁−19
75年)によれば、光可逆変色性を示す化合物を(a)
繊維の紡糸の際混合する、(b)繊維表面にコーティン
グする、(c)染料化するなどの方法で用いる技術が示
されている。
みがなされており、例えばカメレオン繊維のその展望に
関する記載(化繊月報第28巻12月号第50頁−19
75年)によれば、光可逆変色性を示す化合物を(a)
繊維の紡糸の際混合する、(b)繊維表面にコーティン
グする、(c)染料化するなどの方法で用いる技術が示
されている。
【0004】中でも、フォトクロミック性を有する化合
物(以下、フォトクロミック化合物と略す)を含有した
ポリマを微粒子として用いることが試みられ、例えば、
特開昭 62-289684号公報には、スピロオキサジン誘導体
を球状多孔質中空粉体中に封じ込めたマイクロカプセル
を用いて光可逆変色性を付与した繊維布帛に関する技術
が開示されている。
物(以下、フォトクロミック化合物と略す)を含有した
ポリマを微粒子として用いることが試みられ、例えば、
特開昭 62-289684号公報には、スピロオキサジン誘導体
を球状多孔質中空粉体中に封じ込めたマイクロカプセル
を用いて光可逆変色性を付与した繊維布帛に関する技術
が開示されている。
【0005】また、特開平2-133666号公報には、繊維布
帛にフォトクロミック化合物を含有してなるポリマの微
粒子と、有機バインダーとから少なくともなるフォトク
ロミック性を有する混合物が付与されてなる光可逆性布
帛に関する技術が開示され、微粒子の製造方法として
は、フォトクロミック化合物を共重合したポリマを水に
対する溶解性の少ない溶剤に溶解したあと、分散安定剤
を添加した水を加え、混合してポリマ溶液を分散化する
技術が示されている。
帛にフォトクロミック化合物を含有してなるポリマの微
粒子と、有機バインダーとから少なくともなるフォトク
ロミック性を有する混合物が付与されてなる光可逆性布
帛に関する技術が開示され、微粒子の製造方法として
は、フォトクロミック化合物を共重合したポリマを水に
対する溶解性の少ない溶剤に溶解したあと、分散安定剤
を添加した水を加え、混合してポリマ溶液を分散化する
技術が示されている。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、これ
らの技術においてはフォトクロミック化合物を含有した
ポリマの微粒子化において、凝集合着化現象が発生する
という問題を有していた。本発明はかかる従来技術の欠
点を解消しようとするものであり、分散安定性が良好な
フォトクロミック化合物含有ポリマ微粒子の製造方法を
提供しようとするものである。
らの技術においてはフォトクロミック化合物を含有した
ポリマの微粒子化において、凝集合着化現象が発生する
という問題を有していた。本発明はかかる従来技術の欠
点を解消しようとするものであり、分散安定性が良好な
フォトクロミック化合物含有ポリマ微粒子の製造方法を
提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために下記の構成を有する。
するために下記の構成を有する。
【0008】「フォトクロミック化合物を共有結合によ
り含有してなるポリマの有機溶媒溶液の水系分散液を製
造するに際して、分散安定剤として鹸化度70.0〜8
5.0mol%、重合度1000以上のポリビニルアル
コールを用いることを特徴とするフォトクロミック化合
物含有ポリマ微粒子の製造方法。」以下に本発明を詳細
に説明する。
り含有してなるポリマの有機溶媒溶液の水系分散液を製
造するに際して、分散安定剤として鹸化度70.0〜8
5.0mol%、重合度1000以上のポリビニルアル
コールを用いることを特徴とするフォトクロミック化合
物含有ポリマ微粒子の製造方法。」以下に本発明を詳細
に説明する。
【0009】本発明において用いられるフォトクロミッ
ク化合物としては、特に限定されるものではなく、スピ
ロピラン、スピロオキサジン、アゾ化合物、フルギド化
合物、トリアリルメタン化合物、サリチリデンアニリン
化合物およびジアリルエテン等が挙げられる。これらの
フォトクロミック化合物をポリマ中に共有結合により含
有せしめる方法としては、たとえばフォトクロミック化
合物に水酸基を導入してエポキシ樹脂またはウレタン樹
脂と反応させる方法、あるいは、同様に重合性官能基を
導入して重合性モノマーとし、単独または他の共重合性
モノマーとラジカル重合する方法などが挙げられる。
ク化合物としては、特に限定されるものではなく、スピ
ロピラン、スピロオキサジン、アゾ化合物、フルギド化
合物、トリアリルメタン化合物、サリチリデンアニリン
化合物およびジアリルエテン等が挙げられる。これらの
フォトクロミック化合物をポリマ中に共有結合により含
有せしめる方法としては、たとえばフォトクロミック化
合物に水酸基を導入してエポキシ樹脂またはウレタン樹
脂と反応させる方法、あるいは、同様に重合性官能基を
導入して重合性モノマーとし、単独または他の共重合性
モノマーとラジカル重合する方法などが挙げられる。
【0010】中でもフォトクロミック化合物として、発
色濃度、フォトクロミック特性の繰り返し耐久性、得ら
れた物品の耐久性およびフォトクロミック化合物を共有
結合により含有してなるポリマ(以下、フォトクロミッ
クポリマという)の製造が容易なことから、下記一般式
(A)で示される重合性官能基を有するスピロオキサジ
ン系化合物を好ましい例として挙げることができる。
色濃度、フォトクロミック特性の繰り返し耐久性、得ら
れた物品の耐久性およびフォトクロミック化合物を共有
結合により含有してなるポリマ(以下、フォトクロミッ
クポリマという)の製造が容易なことから、下記一般式
(A)で示される重合性官能基を有するスピロオキサジ
ン系化合物を好ましい例として挙げることができる。
【0011】
【化1】 (式中、α環は、窒素原子1個を含む五員環または六員
環、および、ベンゼン環、ナフタレン環またはピリジン
環と連結した窒素原子1個を含む五員環または六員環か
ら選ばれる1種であり、かつα環中の窒素原子は有機基
R1 と結合して存在し、
環、および、ベンゼン環、ナフタレン環またはピリジン
環と連結した窒素原子1個を含む五員環または六員環か
ら選ばれる1種であり、かつα環中の窒素原子は有機基
R1 と結合して存在し、
【化2】 で表わされる。
【0012】ここでR1 は炭素数1〜20のアルキル
基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数7〜20の
アラルキル基および炭素数6〜20のアリール基から選
ばれる置換基を表す。
基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数7〜20の
アラルキル基および炭素数6〜20のアリール基から選
ばれる置換基を表す。
【0013】R2 は、炭素数0〜20のアミノ基、炭素
数1〜20のアルコキシ基、炭素数7〜20のアラルコ
キシ基、炭素数6〜20のアリーロキシ基、炭素数2〜
20のアシルオキシ基、炭素数1〜20のアルキル基、
炭素数7〜20のアラルキル基および炭素数6〜20の
アリール基から選ばれ、かつ付加重合性官能基を少なく
とも一つ有する置換基を表す。
数1〜20のアルコキシ基、炭素数7〜20のアラルコ
キシ基、炭素数6〜20のアリーロキシ基、炭素数2〜
20のアシルオキシ基、炭素数1〜20のアルキル基、
炭素数7〜20のアラルキル基および炭素数6〜20の
アリール基から選ばれ、かつ付加重合性官能基を少なく
とも一つ有する置換基を表す。
【0014】R3 は水素、炭素数0〜20のアミノ基、
炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数7〜20のアラ
ルコキシ基、炭素数6〜20のアリーロキシ基、炭素数
2〜20のアシルオキシ基、炭素数1〜20のアルキル
基、炭素数7〜20のアラルキル基および炭素数6〜2
0のアリール基から選ばれる置換基を表す。
炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数7〜20のアラ
ルコキシ基、炭素数6〜20のアリーロキシ基、炭素数
2〜20のアシルオキシ基、炭素数1〜20のアルキル
基、炭素数7〜20のアラルキル基および炭素数6〜2
0のアリール基から選ばれる置換基を表す。
【0015】β環は、炭素数4〜10の不飽和脂肪族炭
化水素環を含む炭化水素環、炭素数6〜18の芳香族炭
化水素環および炭素数3〜16のヘテロ芳香環から選ば
れる一種である。
化水素環を含む炭化水素環、炭素数6〜18の芳香族炭
化水素環および炭素数3〜16のヘテロ芳香環から選ば
れる一種である。
【0016】Xは、OまたはSを表す。)一般式(A)
で表されるスピロオキサジン系化合物において、α環と
は、窒素原子1個を含む五員環または六員環、および、
ベンゼン環、ナフタレン環またはピリジン環と連結した
窒素原子1個を含む五員環または六員環から選ばれる1
種である。その具体例としては、ピロリジン環、ピロー
ル環、ピペリジン環、テトラヒドロピリジン環、ジヒド
ロピリジン環、インドリン環、ベンズインドリン環、テ
トラヒドロキノリン環、アクリジン環、ベンゾチアゾリ
ン環、ベンゾオキサジゾリン環、ピリドピロリジン環な
どが挙げられる。
で表されるスピロオキサジン系化合物において、α環と
は、窒素原子1個を含む五員環または六員環、および、
ベンゼン環、ナフタレン環またはピリジン環と連結した
窒素原子1個を含む五員環または六員環から選ばれる1
種である。その具体例としては、ピロリジン環、ピロー
ル環、ピペリジン環、テトラヒドロピリジン環、ジヒド
ロピリジン環、インドリン環、ベンズインドリン環、テ
トラヒドロキノリン環、アクリジン環、ベンゾチアゾリ
ン環、ベンゾオキサジゾリン環、ピリドピロリジン環な
どが挙げられる。
【0017】このα環に含まれる窒素原子は、有機基R
1 と結合して存在し、すなわち、
1 と結合して存在し、すなわち、
【化3】 で表される形で存在する。R1 は炭素数1〜20のアル
キル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数7〜2
0のアラルキル基および炭素数6〜20のアリール基か
ら選ばれる置換基を表す。R1 の具体例としては、メチ
ル基、エチル基、オクタデシル基などの鎖状アルキル
基、イソプロピル基、2-メチルペンチル基などの分枝状
アルキル基、シクロヘキシル基、ノルボルニル基、アダ
マンチル基などのシクロアルキル基、ビニル基、アリル
基、イソプロペニル基、1,3-ブタジエニル基などのアル
ケニル基、ベンジル基、フェネチル基、(2-ナフチル)
メチル基などのアラルキル基、フェニル基、1-ナフチル
基などのアリール基が挙げられる。
キル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数7〜2
0のアラルキル基および炭素数6〜20のアリール基か
ら選ばれる置換基を表す。R1 の具体例としては、メチ
ル基、エチル基、オクタデシル基などの鎖状アルキル
基、イソプロピル基、2-メチルペンチル基などの分枝状
アルキル基、シクロヘキシル基、ノルボルニル基、アダ
マンチル基などのシクロアルキル基、ビニル基、アリル
基、イソプロペニル基、1,3-ブタジエニル基などのアル
ケニル基、ベンジル基、フェネチル基、(2-ナフチル)
メチル基などのアラルキル基、フェニル基、1-ナフチル
基などのアリール基が挙げられる。
【0018】R1 が置換されている場合、置換基の具体
例としては、ヒドロキシ基;アミノ基、ジベンジルアミ
ノ基、(2-メタクリロキシエチル)アミノ基などのアミ
ノ基;メトキシ基、tert−ブトキシ基などのアルコキシ
基;ベンジロキシ基、フェネチロキシ基などのアラルコ
キシ基;フェノキシ基、2-ナフチロキシ基などのアリー
ロキシ基;アセトキシ基、ベンゾイロキシ基、メタクリ
ロキシ基などのアシルオキシ基;N-フェニルカルバモイ
ルオキシ基、N-(2-メタクリロキシエチル)カルバモイ
ルオキシ基などのカルバモイルオキシ基;メチル基、ト
リフルオロメチル基、グリシジル基などのアルキル基;
ベンジル基、フェネチル基などのアラルキル基;フェニ
ル基、1-ナフチル基などのアリール基;クロロ基、ブロ
モ基などのハロゲン基;シアノ基;カルボン酸基、カル
ボン酸ソーダ基、エトキシカルボニル基、(2,2,6,6-テ
トラメチルピペリジノ)オキシカルボキシ基などのカル
ボン酸基;ニトロ基;アクリル基、メタクリル基などの
アシル基;N-メチルカルバモイル基などのカルバモイル
基;スルホン酸ソーダ基、スルホン酸基などのスルホン
酸基;スルファモイル基が挙げられる。
例としては、ヒドロキシ基;アミノ基、ジベンジルアミ
ノ基、(2-メタクリロキシエチル)アミノ基などのアミ
ノ基;メトキシ基、tert−ブトキシ基などのアルコキシ
基;ベンジロキシ基、フェネチロキシ基などのアラルコ
キシ基;フェノキシ基、2-ナフチロキシ基などのアリー
ロキシ基;アセトキシ基、ベンゾイロキシ基、メタクリ
ロキシ基などのアシルオキシ基;N-フェニルカルバモイ
ルオキシ基、N-(2-メタクリロキシエチル)カルバモイ
ルオキシ基などのカルバモイルオキシ基;メチル基、ト
リフルオロメチル基、グリシジル基などのアルキル基;
ベンジル基、フェネチル基などのアラルキル基;フェニ
ル基、1-ナフチル基などのアリール基;クロロ基、ブロ
モ基などのハロゲン基;シアノ基;カルボン酸基、カル
ボン酸ソーダ基、エトキシカルボニル基、(2,2,6,6-テ
トラメチルピペリジノ)オキシカルボキシ基などのカル
ボン酸基;ニトロ基;アクリル基、メタクリル基などの
アシル基;N-メチルカルバモイル基などのカルバモイル
基;スルホン酸ソーダ基、スルホン酸基などのスルホン
酸基;スルファモイル基が挙げられる。
【0019】α環が置換されている場合、その置換基と
しては、R1 における置換基と同様の置換基が好ましい
例として挙げられる。
しては、R1 における置換基と同様の置換基が好ましい
例として挙げられる。
【0020】また、R2 は、炭素数0〜20のアミノ
基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数7〜20の
アラルコキシ基、炭素数6〜20のアリーロキシ基、炭
素数2〜20のアシルオキシ基、炭素数1〜20のアル
キル基、炭素数7〜20のアラルキル基および炭素数6
〜20のアリール基から選ばれる置換基であって、例え
ば、その具体例としては、水素;アミノ基、ピペリジノ
基、5,6,7,8-テトラハイドロイソキノリル基、ジエチル
アミノ基、(2-メタクリロキシエチル)アミノ基などの
アミノ基;メトキシ基、tert−ブトキシ基などのアルコ
キシ基;ベンジロキシ基、フェネチロキシ基などのアラ
ルコキシ基;フェノキシ基、2-ナフチロキシ基などのア
リーロキシ基;アセトキシ基、ベンゾイロキシ基、メタ
クリロキシ基などのアシルオキシ基;メチル基、トリフ
ルオロメチル基などのアルキル基;ベンジル基、フェネ
チル基などのアラルキル基;フェニル基、1-ナフチル基
などのアリール基などが挙げられるが、かつ、これらの
置換基に付加重合性官能基が少なくとも1つ含まれるこ
とが必要である。
基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数7〜20の
アラルコキシ基、炭素数6〜20のアリーロキシ基、炭
素数2〜20のアシルオキシ基、炭素数1〜20のアル
キル基、炭素数7〜20のアラルキル基および炭素数6
〜20のアリール基から選ばれる置換基であって、例え
ば、その具体例としては、水素;アミノ基、ピペリジノ
基、5,6,7,8-テトラハイドロイソキノリル基、ジエチル
アミノ基、(2-メタクリロキシエチル)アミノ基などの
アミノ基;メトキシ基、tert−ブトキシ基などのアルコ
キシ基;ベンジロキシ基、フェネチロキシ基などのアラ
ルコキシ基;フェノキシ基、2-ナフチロキシ基などのア
リーロキシ基;アセトキシ基、ベンゾイロキシ基、メタ
クリロキシ基などのアシルオキシ基;メチル基、トリフ
ルオロメチル基などのアルキル基;ベンジル基、フェネ
チル基などのアラルキル基;フェニル基、1-ナフチル基
などのアリール基などが挙げられるが、かつ、これらの
置換基に付加重合性官能基が少なくとも1つ含まれるこ
とが必要である。
【0021】ここでR2 に含まれる付加重合性官能基と
しては、ラジカル重合性官能基、開環重合性官能基など
を挙げることができる。具体例としては、アクリル基、
アクリルオキシ基、アクリルアミド基、メタクリルオキ
シ基、N-(2-メタクリルオキシエチル)カルボモイルオ
キシ基、p-ビニルベンジル基、3,4-エポキシブチル基、
4-アクリルオキシピペリジノ基、4-メタクリルオキシピ
ペリジノ基、4,4-ジメタクリルオキシピペリジノ基、3-
[N-(2-メタクリルオキシエチル)カルバモイルオキ
シ]ピペリジノ基、2-メタクリルオキシメチルピペリジ
ノ基、2-メタクリルオキシエチル基、2-グリシジルオキ
シエトキシ基、3-アリルオキシピペリジノ基、4-メタク
リルピペラジノ基、4-(2-メタクリルオキシエチル)ピ
ペラジノ基などが挙げられる。
しては、ラジカル重合性官能基、開環重合性官能基など
を挙げることができる。具体例としては、アクリル基、
アクリルオキシ基、アクリルアミド基、メタクリルオキ
シ基、N-(2-メタクリルオキシエチル)カルボモイルオ
キシ基、p-ビニルベンジル基、3,4-エポキシブチル基、
4-アクリルオキシピペリジノ基、4-メタクリルオキシピ
ペリジノ基、4,4-ジメタクリルオキシピペリジノ基、3-
[N-(2-メタクリルオキシエチル)カルバモイルオキ
シ]ピペリジノ基、2-メタクリルオキシメチルピペリジ
ノ基、2-メタクリルオキシエチル基、2-グリシジルオキ
シエトキシ基、3-アリルオキシピペリジノ基、4-メタク
リルピペラジノ基、4-(2-メタクリルオキシエチル)ピ
ペラジノ基などが挙げられる。
【0022】R3 は水素、炭素数0〜20のアミノ基、
炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数7〜20のアラ
ルコキシ基、炭素数6〜20のアリーロキシ基、炭素数
2〜20のアシルオキシ基、炭素数1〜20のアルキル
基、炭素数7〜20のアラルキル基および炭素数6〜2
0のアリール基から選ばれる置換基を表す。
炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数7〜20のアラ
ルコキシ基、炭素数6〜20のアリーロキシ基、炭素数
2〜20のアシルオキシ基、炭素数1〜20のアルキル
基、炭素数7〜20のアラルキル基および炭素数6〜2
0のアリール基から選ばれる置換基を表す。
【0023】一方、β環は、炭素数4〜10の不飽和脂
肪族炭化水素環を含む炭化水素環、炭素数6〜18の芳
香族炭化水素環および炭素数3〜16のヘテロ芳香環か
ら選ばれる一種である。炭素数4〜10の不飽和脂肪族
炭化水素環を含む炭化水素環とは、炭素数4〜10の不
飽和脂肪族炭化水素環、あるいは、芳香環と不飽和脂肪
族炭化水素環とが連結し、その炭素数が4〜10である
炭化水素環を意味する。
肪族炭化水素環を含む炭化水素環、炭素数6〜18の芳
香族炭化水素環および炭素数3〜16のヘテロ芳香環か
ら選ばれる一種である。炭素数4〜10の不飽和脂肪族
炭化水素環を含む炭化水素環とは、炭素数4〜10の不
飽和脂肪族炭化水素環、あるいは、芳香環と不飽和脂肪
族炭化水素環とが連結し、その炭素数が4〜10である
炭化水素環を意味する。
【0024】β環の具体例としては、シクロヘキセン
環、シクロオクテン環、シクロオクタジエン環、シクロ
デセン環、ノルボルネン環、ビシクロ[2,2,2-]オクテ
ン環、ジヒドロナフタレン環、ベンゼン環、ナフタレン
環、アントラセン環、フェナンスレン環、キノリン環、
ジベンゾフラン環、ジベンゾナフトチオフェン環、ベン
ゾフラン環、インドール環、ピリジン環、ピリミジン環
などが挙げられる。
環、シクロオクテン環、シクロオクタジエン環、シクロ
デセン環、ノルボルネン環、ビシクロ[2,2,2-]オクテ
ン環、ジヒドロナフタレン環、ベンゼン環、ナフタレン
環、アントラセン環、フェナンスレン環、キノリン環、
ジベンゾフラン環、ジベンゾナフトチオフェン環、ベン
ゾフラン環、インドール環、ピリジン環、ピリミジン環
などが挙げられる。
【0025】また、一般式(A)において、Xは、Oま
たはSを表す。
たはSを表す。
【0026】かかる重合性官能基を付与したスピロオキ
サジン化合物としては例えば、1-(メタ)アクリロキシ
エチル-3,3- ジメチルインドリノスピロナフトオキサジ
ン、1-(メタ)アクリルアミドエチル-3,3- ジメチルイ
ンドリノスピロナフトオキサジン、1,3,3-トリメチル-
9'-(メタ)アクリロキシインドリノスピロナフトオキ
サジン、1,3,3-トリメチル-5'-(メタ)アクリロキシメ
チルインドリノスピロナフトオキサジン、1,3,3-トリメ
チル-9'-ビニルベンゾイロキシインドリノスピロナフト
オキサジン、および、特開平1−52783号公報、特
開平1−207292号公報、特開平3−11081号
公報等に記載されたフォトクロミック化合物などが挙げ
られる。
サジン化合物としては例えば、1-(メタ)アクリロキシ
エチル-3,3- ジメチルインドリノスピロナフトオキサジ
ン、1-(メタ)アクリルアミドエチル-3,3- ジメチルイ
ンドリノスピロナフトオキサジン、1,3,3-トリメチル-
9'-(メタ)アクリロキシインドリノスピロナフトオキ
サジン、1,3,3-トリメチル-5'-(メタ)アクリロキシメ
チルインドリノスピロナフトオキサジン、1,3,3-トリメ
チル-9'-ビニルベンゾイロキシインドリノスピロナフト
オキサジン、および、特開平1−52783号公報、特
開平1−207292号公報、特開平3−11081号
公報等に記載されたフォトクロミック化合物などが挙げ
られる。
【0027】また、これら重合性官能基を有するフォト
クロミック化合物と共重合可能なモノマーとしては、 I)カルボキシル基含有単量体、例えばアクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フ
マル酸など: II)ヒドロキシル基含有単量体、例えば2-ヒドロキシエ
チルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、
2-ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒ
ドロキシブチルメタクリレート、アリルアルコール、メ
タアリルアルコールなど: III )含窒素アルキルアクリレートもしくはメタクリレ
ート、例えばジメチルアミノエチルアクリレート、ジメ
チルアミノエチルメタクリレートなど: IV)重合性アミド、例えばアクリルアミド、メタクリル
アミドなど: V)重合性ニトリル、例えばアクリロニトリル、メタク
リルニトリルなど: VI)アルキルアクリレートもしくはメタクリレート、例
えばメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチ
ルアクリレート、n-ブチルアクリレート、n-ブチルメタ
クリレート、2-エチルヘキシルアクリレートなど: VII )重合性芳香族化合物、例えばスチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、t-ブチルスチレンなど: VIII)α−オレフィン、例えばエチレン、プロピレンな
ど: IX)ビニル化合物、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニルなど: X)ジエン化合物、例えばブタジエン、イソプレンな
ど: XI)イオン性基含有モノマー、例えばスチレン、スルホ
ン酸ナトリウム、2-アクリルアミド-2- メチルプロパン
スルホン酸、(3-スルホプロピル)−メタクリル酸カリ
ウム、N-(3-スルホプロピル)-N- メタクリロキシエチ
ル-N、N-ジメチルアンモニウムベタインなどが例示され
る。
クロミック化合物と共重合可能なモノマーとしては、 I)カルボキシル基含有単量体、例えばアクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フ
マル酸など: II)ヒドロキシル基含有単量体、例えば2-ヒドロキシエ
チルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、
2-ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒ
ドロキシブチルメタクリレート、アリルアルコール、メ
タアリルアルコールなど: III )含窒素アルキルアクリレートもしくはメタクリレ
ート、例えばジメチルアミノエチルアクリレート、ジメ
チルアミノエチルメタクリレートなど: IV)重合性アミド、例えばアクリルアミド、メタクリル
アミドなど: V)重合性ニトリル、例えばアクリロニトリル、メタク
リルニトリルなど: VI)アルキルアクリレートもしくはメタクリレート、例
えばメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチ
ルアクリレート、n-ブチルアクリレート、n-ブチルメタ
クリレート、2-エチルヘキシルアクリレートなど: VII )重合性芳香族化合物、例えばスチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、t-ブチルスチレンなど: VIII)α−オレフィン、例えばエチレン、プロピレンな
ど: IX)ビニル化合物、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニルなど: X)ジエン化合物、例えばブタジエン、イソプレンな
ど: XI)イオン性基含有モノマー、例えばスチレン、スルホ
ン酸ナトリウム、2-アクリルアミド-2- メチルプロパン
スルホン酸、(3-スルホプロピル)−メタクリル酸カリ
ウム、N-(3-スルホプロピル)-N- メタクリロキシエチ
ル-N、N-ジメチルアンモニウムベタインなどが例示され
る。
【0028】ラジカル重合する際の開始剤としては、有
機アゾ化合物、過硫酸塩過酸化水素および無機水溶性開
始剤と重亜硫酸塩、第1鉄塩、アスコルビン酸などの還
元剤との組み合わせで得られるレドックス系開始剤が好
ましく用いられる。
機アゾ化合物、過硫酸塩過酸化水素および無機水溶性開
始剤と重亜硫酸塩、第1鉄塩、アスコルビン酸などの還
元剤との組み合わせで得られるレドックス系開始剤が好
ましく用いられる。
【0029】本発明においては、これらのラジカル重合
として、一般的な溶液重合が用いられ、用いられる有機
溶媒としては、通常の溶液重合で一般に用いられている
酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、エタノー
ル、イソプロピルアルコール等のアルコール系溶剤、ア
セトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶剤、エチル
セロソルブ等のアルキレングリコールアルキルエーテル
系溶剤、トルエン等の芳香族系溶剤、ヘキサン、シクロ
ヘキサン等の炭化水素系溶剤等が例示される。かかるフ
ォトクロミックポリマ中に含まれるフォトクロミック化
合物の含有量は、使用されるフォトクロミック化合物の
種類、適用されるフォトクロミック性物品に要求される
特性などによって決定されるべきものであるが、0.5
重量%以上、50重量%以下の範囲で好ましく使用され
る。
として、一般的な溶液重合が用いられ、用いられる有機
溶媒としては、通常の溶液重合で一般に用いられている
酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、エタノー
ル、イソプロピルアルコール等のアルコール系溶剤、ア
セトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶剤、エチル
セロソルブ等のアルキレングリコールアルキルエーテル
系溶剤、トルエン等の芳香族系溶剤、ヘキサン、シクロ
ヘキサン等の炭化水素系溶剤等が例示される。かかるフ
ォトクロミックポリマ中に含まれるフォトクロミック化
合物の含有量は、使用されるフォトクロミック化合物の
種類、適用されるフォトクロミック性物品に要求される
特性などによって決定されるべきものであるが、0.5
重量%以上、50重量%以下の範囲で好ましく使用され
る。
【0030】本発明においては、以上により得られたフ
ォトクロミックポリマを、水に対する溶解性の低い有機
溶媒に溶解した後、ポリビニルアルコールを添加した水
を加え、ホモミキサー(特殊機化工業株式会社)の様な
乳化性能の高い撹拌機で撹拌、分散化することにより微
粒子化する。撹拌、分散化の方法としてはこれらに限定
されるものではないが、微粒子化の性能の点から高速の
撹拌と衝突による微粒子化を併用する方法が好ましく用
いられる。
ォトクロミックポリマを、水に対する溶解性の低い有機
溶媒に溶解した後、ポリビニルアルコールを添加した水
を加え、ホモミキサー(特殊機化工業株式会社)の様な
乳化性能の高い撹拌機で撹拌、分散化することにより微
粒子化する。撹拌、分散化の方法としてはこれらに限定
されるものではないが、微粒子化の性能の点から高速の
撹拌と衝突による微粒子化を併用する方法が好ましく用
いられる。
【0031】かかる有機溶媒としては、特に限定される
ものではないが、トルエン、スチレンなどの芳香族炭化
水素類、クロロホルム、キシレンなどの脂肪族炭化水素
類が挙げられ、中でも、芳香族ハロゲン化炭化水素類、
脂肪族ハロゲン化炭化水素類が好ましく用いられる。特
にトルエンが好ましい。
ものではないが、トルエン、スチレンなどの芳香族炭化
水素類、クロロホルム、キシレンなどの脂肪族炭化水素
類が挙げられ、中でも、芳香族ハロゲン化炭化水素類、
脂肪族ハロゲン化炭化水素類が好ましく用いられる。特
にトルエンが好ましい。
【0032】また、ポリビニルアルコールとは、酢酸ビ
ニルを重合して得られるポリ酢酸ビニルを鹸化して得ら
れる、水酸基をもったビニル樹脂である。水酸基のみを
有するもの(完全鹸化型)と、大部分が水酸基で一部酢
酸基が残っているもの(部分鹸化型)がある。
ニルを重合して得られるポリ酢酸ビニルを鹸化して得ら
れる、水酸基をもったビニル樹脂である。水酸基のみを
有するもの(完全鹸化型)と、大部分が水酸基で一部酢
酸基が残っているもの(部分鹸化型)がある。
【0033】ポリビニルアルコール水溶液は、例えば酢
酸ビニルの乳化重合における乳化剤、塩化ビニルの水系
懸濁剤として、そのコロイド性懸濁分散性が極めて優れ
ているので工業的に多量用いられている。またポリビニ
ルアルコールは吸着力をもち、さらに界面粘度、外相粘
度も高めるのでエマルジョンの安定には極めて有利に利
用できる。本発明におけるポリビニルアルコールは、撹
拌分散化において分散安定剤として作用するものであ
り、油層微粒子に吸着されることによって強力な乳化保
護作用ももつ。吸着層によるエマルジョンの凝集防止効
果は、吸着量が多いほど、また吸着層物質の分子量が大
きいほど顕著に現れるので、本発明においてはポリビニ
ルアルコールとして重合度が1000以上のものを用い
る。
酸ビニルの乳化重合における乳化剤、塩化ビニルの水系
懸濁剤として、そのコロイド性懸濁分散性が極めて優れ
ているので工業的に多量用いられている。またポリビニ
ルアルコールは吸着力をもち、さらに界面粘度、外相粘
度も高めるのでエマルジョンの安定には極めて有利に利
用できる。本発明におけるポリビニルアルコールは、撹
拌分散化において分散安定剤として作用するものであ
り、油層微粒子に吸着されることによって強力な乳化保
護作用ももつ。吸着層によるエマルジョンの凝集防止効
果は、吸着量が多いほど、また吸着層物質の分子量が大
きいほど顕著に現れるので、本発明においてはポリビニ
ルアルコールとして重合度が1000以上のものを用い
る。
【0034】また、エマルジョン作成のための、セン断
エネルギーを加えて水、油の一方、または両方を小さな
滴に引き裂く機械的仕事を減少するのが界面張力の低下
であり、これは乳化剤の働きである。また、界面張力が
低下するとエマルジョンの排液を防止し、エマルジョン
の保存、安定に大きな効果をもたらすことになる。一般
にポリビニルアルコール水溶液の界面張力は、部分鹸化
物の方が低く、さらに残酢酸基がブロック的な構造のも
のが低い。そのため、本発明においては、ポリビニルア
ルコールとして鹸化度が75.0mol%以上、85.
0mol%以下のものを用いる。
エネルギーを加えて水、油の一方、または両方を小さな
滴に引き裂く機械的仕事を減少するのが界面張力の低下
であり、これは乳化剤の働きである。また、界面張力が
低下するとエマルジョンの排液を防止し、エマルジョン
の保存、安定に大きな効果をもたらすことになる。一般
にポリビニルアルコール水溶液の界面張力は、部分鹸化
物の方が低く、さらに残酢酸基がブロック的な構造のも
のが低い。そのため、本発明においては、ポリビニルア
ルコールとして鹸化度が75.0mol%以上、85.
0mol%以下のものを用いる。
【0035】ポリビニルアルコールは、フォトクロミッ
ク化合物含有ポリマ溶液に添加する際に水に溶解して使
用するが、このときのポリビニルアルコールの固形分率
は1.0〜10.0重量%が望ましい。すなわち、撹拌
分散法において1.0重量%未満では乳化が行い難い傾
向があり、さらに10.0重量%を超えると、乳化の操
作が困難な上に、エマルジョン中の有機溶媒及び水の留
去の長時間化という作業性の問題が生じる場合がある。
ク化合物含有ポリマ溶液に添加する際に水に溶解して使
用するが、このときのポリビニルアルコールの固形分率
は1.0〜10.0重量%が望ましい。すなわち、撹拌
分散法において1.0重量%未満では乳化が行い難い傾
向があり、さらに10.0重量%を超えると、乳化の操
作が困難な上に、エマルジョン中の有機溶媒及び水の留
去の長時間化という作業性の問題が生じる場合がある。
【0036】かかるポリビニルアルコール水溶液を、フ
ォトクロミックポリマ有機溶媒溶液に、添加した後、攪
拌分散してもよいし、また、フォトクロミックポリマ有
機溶媒溶液を攪拌したのち、ポリビニルアルコール水溶
液を添加し、かかる微粒子を分散させてもよい。
ォトクロミックポリマ有機溶媒溶液に、添加した後、攪
拌分散してもよいし、また、フォトクロミックポリマ有
機溶媒溶液を攪拌したのち、ポリビニルアルコール水溶
液を添加し、かかる微粒子を分散させてもよい。
【0037】また、ポリビニルアルコール水溶液の添加
量はフォトクロミックポリマ有機溶媒溶液の種類、所要
粒子径、使用条件などによって適宜選択可能であるが、
フォトクロミックポリマ有機溶媒溶液100重量部に対
する、ポリビニルアルコール水溶液の添加量が、50〜
150重量部であることが望ましい。
量はフォトクロミックポリマ有機溶媒溶液の種類、所要
粒子径、使用条件などによって適宜選択可能であるが、
フォトクロミックポリマ有機溶媒溶液100重量部に対
する、ポリビニルアルコール水溶液の添加量が、50〜
150重量部であることが望ましい。
【0038】また、このとき使用するフォトクロミック
ポリマ溶液は一種類に限らず、個々に調製されたものを
数種類混合してもよい。
ポリマ溶液は一種類に限らず、個々に調製されたものを
数種類混合してもよい。
【0039】本発明におけるフォトクロミックポリマ微
粒子の粒子径は、特に限定されるものではないが、分散
安定性および均一な発色性を有する点から、0.5μm
以上、10μm以下の範囲のものが望ましい。
粒子の粒子径は、特に限定されるものではないが、分散
安定性および均一な発色性を有する点から、0.5μm
以上、10μm以下の範囲のものが望ましい。
【0040】本発明のフォトクロミックポリマ微粒子の
使用形態としては、種々の使用形態が可能であるが、例
えば、被塗布物の表面に塗布して使用することが好まし
い。被塗布基材としては、布帛、無機ガラス、木材、
紙、金属、プラスチック、セラミックスなどの各種のも
のが使用可能である。また、被塗布基材の形状として
は、フィルム、シート、成形品など、とくに限定される
ものではない。具体的には、例えば、有機バインダーと
ブレンドされてフォトクロミック性を有するインキとす
ることができ、そのインキは例えば光可逆変色性布帛等
に利用することができる。
使用形態としては、種々の使用形態が可能であるが、例
えば、被塗布物の表面に塗布して使用することが好まし
い。被塗布基材としては、布帛、無機ガラス、木材、
紙、金属、プラスチック、セラミックスなどの各種のも
のが使用可能である。また、被塗布基材の形状として
は、フィルム、シート、成形品など、とくに限定される
ものではない。具体的には、例えば、有機バインダーと
ブレンドされてフォトクロミック性を有するインキとす
ることができ、そのインキは例えば光可逆変色性布帛等
に利用することができる。
【0041】
【実施例】以下に本発明の趣旨を明瞭にするために実施
例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0042】実施例1 (1)フォトクロミックポリマの調製 ラウリルメタクリレート50重量部、メチルメタクリレ
ート10重量部、ヒドロキシエチルメタクリレート10
重量部、ヒンダードアミンメタクリレート10重量部、
最大吸収波長600nmの青色を呈するフォトクロミッ
クモノマーとして1-オクタデジル-3,3- ジメチル-9'-メ
タクリロキシスピロオキサジン20重量部をアゾビス系
開始剤を用いて窒素雰囲気下、重合温度72〜75℃、
重合時間約8時間の条件でトルエン溶媒を用いて重合し
た。これをA液とする。
ート10重量部、ヒドロキシエチルメタクリレート10
重量部、ヒンダードアミンメタクリレート10重量部、
最大吸収波長600nmの青色を呈するフォトクロミッ
クモノマーとして1-オクタデジル-3,3- ジメチル-9'-メ
タクリロキシスピロオキサジン20重量部をアゾビス系
開始剤を用いて窒素雰囲気下、重合温度72〜75℃、
重合時間約8時間の条件でトルエン溶媒を用いて重合し
た。これをA液とする。
【0043】さらにラウリルメタクリレート50重量
部、メチルメタクリレート20重量部、ヒドロキシメチ
ルメタクリレート10重量部、ヒンダードアミン10重
量部、ジメチルアミノエチルメタクリレート10重量部
をA液と同条件で重合した。これをB液とする。
部、メチルメタクリレート20重量部、ヒドロキシメチ
ルメタクリレート10重量部、ヒンダードアミン10重
量部、ジメチルアミノエチルメタクリレート10重量部
をA液と同条件で重合した。これをB液とする。
【0044】この両液を等量混合し、固形分率40重量
%のフォトクロミックポリマ溶液を調節した。
%のフォトクロミックポリマ溶液を調節した。
【0045】(2)フォトクロミック化合物含有ポリマ
ー微粒子の調製 前記(1)のポリマーに乳化安定剤として鹸化度80.
0mol%、重合度1500以上のポリビニルアルコー
ル(固形分3.5重量%)を50:50(重量部)の割
合で配合し、ホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)
で攪拌,分散し、粒子径0.5〜10.0μmのエマル
ジョンを調製した。得られたエマルジョン中のトルエン
と水を留去し、固形分40〜45%に調製した。
ー微粒子の調製 前記(1)のポリマーに乳化安定剤として鹸化度80.
0mol%、重合度1500以上のポリビニルアルコー
ル(固形分3.5重量%)を50:50(重量部)の割
合で配合し、ホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)
で攪拌,分散し、粒子径0.5〜10.0μmのエマル
ジョンを調製した。得られたエマルジョン中のトルエン
と水を留去し、固形分40〜45%に調製した。
【0046】(3)微粒子分散安定性 得られた微粒子の調製中および調製後の分散安定性の評
価結果を表1にまとめた。分散の良好なものを○、やや
悪いものを△、悪いものを×で表した。
価結果を表1にまとめた。分散の良好なものを○、やや
悪いものを△、悪いものを×で表した。
【0047】微粒子調製中から終了までの微粒子の分散
安定性は良好であった。また、微粒子調製後、サンプル
瓶でポリマ微粒子を保存し、その安定性を観察した。2
ヶ月経過後もポリマ微粒子の分散は良好であり、また得
られたポリマ微粒子は発色濃度が高く、優れた安定性を
有するものであった。
安定性は良好であった。また、微粒子調製後、サンプル
瓶でポリマ微粒子を保存し、その安定性を観察した。2
ヶ月経過後もポリマ微粒子の分散は良好であり、また得
られたポリマ微粒子は発色濃度が高く、優れた安定性を
有するものであった。
【0048】比較例1 (1)フォトクロミックポリマの調製 実施例1と同様にして固形分率40重量%のフォトクロ
ミックポリマを調製した。
ミックポリマを調製した。
【0049】(2)フォトクロミック化合物含有ポリマ
ー微粒子の調製 分散安定剤に鹸化度88.0mol%、重合度1500
以上のポリビニルアルコール(固形分3.5重量%)を
使用する以外は全て実施例1と同様に行った。 (3)微粒子分散安定性 微粒子調製終了間際からポリマの分散安定性が失われは
じめ、調製終了直後からその翌日までにはポリマの凝集
合着化が認められた。
ー微粒子の調製 分散安定剤に鹸化度88.0mol%、重合度1500
以上のポリビニルアルコール(固形分3.5重量%)を
使用する以外は全て実施例1と同様に行った。 (3)微粒子分散安定性 微粒子調製終了間際からポリマの分散安定性が失われは
じめ、調製終了直後からその翌日までにはポリマの凝集
合着化が認められた。
【0050】比較例2 (1)フォトクロミックポリマの調製 実施例1と同様にして固形分率40重量%のフォトクロ
ミックポリマを調製した。
ミックポリマを調製した。
【0051】(2)フォトクロミック化合物含有ポリマ
ー微粒子の調製 分散安定剤に鹸化度80.0mol%、重合度1000
未満のポリビニルアルコール(固形分3.5重量%)を
使用する以外は全て実施例1と同様に行った。 (3)微粒子分散安定性 微粒子調製中から終了までの微粒子の分散安定性は良好
であった。しかし、調製後1週間以内にはポリマは凝集
合着化し、ゴム状になった。
ー微粒子の調製 分散安定剤に鹸化度80.0mol%、重合度1000
未満のポリビニルアルコール(固形分3.5重量%)を
使用する以外は全て実施例1と同様に行った。 (3)微粒子分散安定性 微粒子調製中から終了までの微粒子の分散安定性は良好
であった。しかし、調製後1週間以内にはポリマは凝集
合着化し、ゴム状になった。
【0052】
【表1】
【0053】
【発明の効果】本発明のフォトクロミックポリマ微粒子
の製造方法は、ポリマーの凝集合着化を防止するため、
高い分散安定性を有する。また、本発明のフォトクロミ
ックポリマ微粒子は長期保存が可能なので、例えば光可
逆変色性布帛などの生産ペースに対応させて、ポリマ微
粒子の備蓄生産が可能となる。
の製造方法は、ポリマーの凝集合着化を防止するため、
高い分散安定性を有する。また、本発明のフォトクロミ
ックポリマ微粒子は長期保存が可能なので、例えば光可
逆変色性布帛などの生産ペースに対応させて、ポリマ微
粒子の備蓄生産が可能となる。
Claims (5)
- 【請求項1】フォトクロミック化合物を共有結合により
含有してなるポリマの有機溶媒溶液の水系分散液を製造
するに際して、分散安定剤として鹸化度70.0〜8
5.0mol%、重合度1000以上のポリビニルアル
コールを用いることを特徴とするフォトクロミック化合
物含有ポリマ微粒子の製造方法。 - 【請求項2】フォトクロミック化合物を共有結合により
含有してなるポリマの有機溶媒溶液と、鹸化度70.0
〜85.0mol%、重合度1000以上のポリビニル
アルコールの水溶液とから少なくともなる混合物を、撹
拌分散化する工程を有することを特徴とする請求項1記
載のフォトクロミック化合物含有ポリマ微粒子の製造方
法。 - 【請求項3】フォトクロミック化合物を共有結合により
含有してなるポリマの有機溶媒溶液を攪拌した後、鹸化
度70.0〜85.0mol%、重合度1000以上の
ポリビニルアルコールの水溶液を添加し分散化する工程
を有することを特徴とする請求項1記載のフォトクロミ
ック化合物含有ポリマ微粒子の製造方法。 - 【請求項4】ポリビニルアルコール水溶液において、ポ
リビニルアルコールの固形分率が1.0重量%以上、1
0.0重量%以下であることを特徴とする請求項1記載
のフォトクロミック化合物含有ポリマ微粒子の製造方
法。 - 【請求項5】フォトクロミックポリマ有機溶媒溶液10
0重量部に対する、ポリビニルアルコール水溶液の添加
量が、50重量部以上、150重量部以下であることを
特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のフォトクロ
ミック化合物含有ポリマ微粒子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22742592A JPH0673295A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | フォトクロミック化合物含有ポリマ微粒子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22742592A JPH0673295A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | フォトクロミック化合物含有ポリマ微粒子の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0673295A true JPH0673295A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=16860652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22742592A Pending JPH0673295A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | フォトクロミック化合物含有ポリマ微粒子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0673295A (ja) |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP22742592A patent/JPH0673295A/ja active Pending
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