JPH067544Y2 - 前面板への釦部材の取付構造 - Google Patents

前面板への釦部材の取付構造

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JPH067544Y2
JPH067544Y2 JP15782188U JP15782188U JPH067544Y2 JP H067544 Y2 JPH067544 Y2 JP H067544Y2 JP 15782188 U JP15782188 U JP 15782188U JP 15782188 U JP15782188 U JP 15782188U JP H067544 Y2 JPH067544 Y2 JP H067544Y2
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隆英 丸尾
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Denso Ten Ltd
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ラジオ受信機や磁気テープ再生装置などの電
子機器で好適に実施され、その前面パネルへの釦部材の
取付構造に関する。
従来の技術 特に車載用の電子機器では、限られた前面パネルのスペ
ースに各種の操作スイッチ類を配置するため、異なる機
種であっても、前記操作スイッチ類の配置や形状は類似
していることが多い。したがって各機種毎における形状
の違いは、たとえば或る機能に対応したスイッチが付加
されていることでしか表われない場合がある。
すなわち、第7図(1)で示される電子機器1の前面パ
ネル2に備えられているスイッチ3は、第7図(2)お
よび第7図(3)で示される各電子機器1a,1bでは
備えられていない。
この場合、第7図(2)で示される電子機器1aの前面
パネル2aには、前記スイッチ3の位置には何も形成さ
れておらず、したがってこの前面パネル2aは前記前面
パネル2とは別の金型を用いて成形されている。これに
対して、第7図(3)で示される電子機器1bの前面パ
ネル2bには、前記スイッチ3の位置に疑似釦4が埋込
まれており、この疑似釦4を用いることによって、該前
面パネル2bは前記前面パネル2と同一の金型で成形す
ることができる。こうして共通の金型を用いることによ
って、コストの低減が図られている。
考案が解決しようとする課題 上述のような従来技術の電子機器1aでは、電子機器1
とは別の金型を用いて前面パネル2aが成形されるため
コスト高となってしまう。また電子機器1bでは、電子
機器1と同一の金型を用いることはできるが、電子機器
1のスイッチ3における位置には、疑似釦4がねじ止め
や接着などによって埋込まれている。したがって第8図
で示されるように、操作可能な釦5と同様に、疑似釦4
は前面パネル2bの表面から突出している。このため操
作者が誤操作してしまう恐れがある。
本考案の目的は、操作される釦部材と、操作されない疑
似的な釦部材とに共通の部品を用いることによってコス
トを低減することができるとともに、誤操作を防止して
操作性を向上することができる前面板への釦部材の取付
構造を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、前面板に形成された取付孔に釦部材を取付け
る構造において、 前記釦部材は、前面板の前記取付孔より大きく形成され
る縁部と、該縁部に関して非点対称な位置からそれぞれ
外方に延びる係合片と、前記縁部に連なり縁部の一方側
に突出して形成される操作片とを含み、 前面板の背後側において前記取付孔の周縁部には、前記
係合片と対応する位置に複数の取付片が立設され、 前記操作片の突出方向高さは、釦部材を、係合片が取付
片に係合しない角変位位置にて取付孔に取付けたとき、
前面板の前方側に突出する長さに選ばれ、 前記取付片の突出方向高さは、釦部材を、係合片が取付
片に係合する角変位位置にて取付孔に取付けたとき、該
釦部材が前記突出した位置よりも前面板の背後側に位置
する程度に選ばれることを特徴とする前面板への釦部材
の取付構造である。
作用 本考案に従えば、釦部材は前面板の取付孔より大きく形
成される縁部と、この縁部に関して非点対称な位置から
それぞれ外方に延びる係合片と、縁部に連なり縁部の一
方側に突出して形成される操作片とを含んで構成され
る。また、前面板の背後側において取付孔の周縁部に
は、前記係合片と対応する位置に複数の取付片が立設さ
れる。
したがって係合片が取付片に係合しない角変位位置とな
るように釦部材を取付孔に取付けると、釦部材の縁部は
取付孔の周縁部に当接し、また操作片は前面板の取付孔
から突出する。これに対して、係合片が取付片に係合す
る角変位位置となるように釦部材を取付孔に取付けたと
きには、釦部材の縁部は取付片に当接する。
すなわち係合片が取付片に係合しない角変位位置となる
ように釦部材を取付けたときには、操作片の前記前面板
の前方側への突出高さは、操作片の縁部からの突出高さ
から、取付孔付近の前面板の厚さを差引いた値となり、
これに対して係合片が取付片に係合する角変位位置とな
るように釦部材を取付孔に取付けたときには、その突出
高さは、前記操作片の縁部からの突出高さから、前記前
面板の厚さと係合片の高さとを差し引いた値となる。
したがって係合片が取付片に係合しない角変位位置とな
るように釦部材を取付けることによって、操作片は前面
板から突出し、該釦部材を良好な操作性で操作すること
ができる。また係合片が取付片に係合する角変位位置と
なるように釦部材を取付けることによって、操作片の突
出高さは、前述の係合片が取付片に係合しないように取
付けた場合と比較して小さくすることができ、誤操作な
どを防止することができる。
こうして共通の金型によって成形された前面板および釦
部材を用いて、たとえば釦部材が機能するかどうかに対
応してその突出高さを調整することができ、部品の共通
化によってコストを低減することができる。また誤操作
を防止して操作性を向上することができる。
実施例 第1図は本考案の一実施例の釦装置11の分解斜視図で
あり、第2図はその釦装置11を組立てた状態を示す断
面図であり、第3図は釦装置11を組立てた状態の背面
図である。この釦装置11の釦部材12は、ラジオ受信
機や磁気テープ再生装置などの電子機器の前面板13に
形成された取付孔14に嵌込まれ、前面板13の背後側
に配置された配線基板15などに取付けられるスイッチ
16のアクチュエータ17を押圧変位し、スイッチ動作
を実現する。
釦部材12は、前記取付孔14より大きく形成される縁
部21と、この縁部21から前方側に突出して形成さ
れ、前記取付孔14内を挿通する操作片22と、前記縁
部21において非点対称な位置から外方に延びて形成さ
れる複数の係合片23,24とを含んで構成される。係
合片23,24にはそれぞれ挿通孔25,26が形成さ
れており、また縁部21から突出して形成される操作片
22内には、前記スイッチ16のアクチュエータ17を
押圧する押圧片27が形成される。操作片22は、上述
のように押圧片27が形成されてもよく、また中実に形
成されてもよい。
前面板13の内方側の面13aにおいて、取付孔14の
周縁部には、前記釦部材12の係合片23,24に対応
して、非点対称な位置に取付片31,32が立設され
る。この取付片31,32の外径は前記係合片23,2
4に形成される挿通孔25,26の内径よりも大きく形
成され、またこの取付片31,32内にはねじ孔33,
34が形成される。
上述のように構成された釦装置11において、該釦装置
11によってスイッチ動作が実現されるときには、前述
のように釦部材12の背後側にはスイッチ16が配置さ
れ、また釦部材12は該釦部材12の係合片23,24
と前記取付片31,32とが係合しない角変位位置で、
取付孔14内に取付けられる。
これによって該釦部材12は、スイッチ16のアクチュ
エータ17によって前面板13の前方側、すなわち矢符
35で示される該釦部材12の押圧操作方向とは反対側
に弾発的に付勢され、縁部21が取付孔14の周縁部に
当接した状態で保持される。こうして矢符35方向に釦
部材12の操作片22を押圧変位することによって、押
圧片27はスイッチ16のアクチュエータ17を押圧変
位してスイッチ動作が実現され、その押圧力を解除した
ときには、アクチュエータ17の弾発力によって釦部材
12は押圧操作以前の状態に復帰される。
また押圧操作されない状態での押圧片27の前面板13
からの突出高さD1は、該操作片22の縁部21からの
突出高さをD2とし、前面板13の板厚をD3とすると
き、 D1=D2−D3 …(1) となる。
一方、釦部材12が上述のようなスイッチ動作のために
用いられないとき、すなわち疑似釦として用いられると
きには、第4図〜第6図で示されるように、該釦部材1
2は軸線l1まわりに180度角変位され、取付孔14
内に取付けられる。このとき係合片23と取付片32と
が係合し、また係合片24と取付片31とが係合し、係
合片23,24は取付片31,32にそれぞれ当接した
状態となる。この状態で前記挿通孔25,26をビス3
7,38がそれぞれ挿通し、前記ねじ孔34,33に螺
着される。こうして釦部材12は取付孔14に埋込んで
固定される。
またこのときの操作片22の前面板13からの突出高さ
D1は、前述のように該操作片22の縁部21からの突
出高さをD2とし、前面板13の板厚をD3とし、取付
片31,32の高さをD4とするとき、 D1=D2−D3−D4 …(2) となる。
なお、釦部材12がスイッチとして使用されないときに
は、上述のようにビス37,38によってねじ止が行わ
れてもよく、あるいは挿通孔25,26およびねじ孔3
3,34を形成することなく、取付片31,32の先端
と、これに当接する係合片23,24の部分とが接着な
どによって固定されてもよい。
また係合片23,24と取付片31,32の配置とは、
上述のように釦部材12を前記軸線l1まわりに180
度角変位した状態で係合し、またはその係合状態が解除
されるように構成してもよく、あるいは釦部材12の縁
部21を正方形や円形に形成して、たとえば90度やそ
れ以外の角度で係合し、またはその係合状態が解除され
るように構成してもよい。
このように本考案に従う釦装置11では、釦部材12を
軸線l1まわりに角変位することによって、スイッチ動
作を行うかどうかを決定するようにしたので、スイッチ
動作を行うかどうかに拘わらず、該釦部材12と前面板
13とは共通の金型で形成することができ、低コスト化
を図ることができる。また該釦装置11が疑似釦として
使用されるときには、前述のようにスイッチとして使用
される場合よりも操作片22が後退して配置されるた
め、誤操作を防止して操作性を向上することができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、釦部材には複数の係合片
を非点対称な位置に形成し、また取付孔の周縁部には前
記係合片と対応する位置に複数の取付片を立設し、釦部
材が機能するときには係合片が取付片に係合しない角変
位位置となるように釦部材を取付孔に取付け、また釦部
材が機能しないときには係合片が取付片に係合する角変
位位置となるように釦部材を取付孔に取付けるようにし
たので、釦部材が機能するかどうかに対応してその突出
高さを調整することができる。したがって部品の共通化
によってコストを低減することができる。また誤操作を
防止して操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の釦装置11がスイッチとし
て使用される場合の分解斜視図、第2図はスイッチとし
て使用される場合の釦装置11の組立てた状態を示す断
面図、第3図は第2図の背面図、第4図は釦装置11が
疑似釦として使用される場合の分解斜視図、第5図は疑
似釦として使用される場合の釦装置11の組立てた状態
を示す断面図、第6図は第5図の背面図、第7図は従来
技術を説明するための電子機器1,1a,1bの正面
図、第8図は第7図(3)の切断面線VIII-VIIIから見
た断面図である。 11…釦装置、12…釦部材、13…前面板、14…取
付孔、16…スイッチ、21…縁部、22…操作片、2
3,24…係合片、27…押圧片、31,32…取付片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面板に形成された取付孔に釦部材を取付
    ける構造において、 前記釦部材は、前面板の前記取付孔より大きく形成され
    る縁部と、該縁部に関して非点対称な位置からそれぞれ
    外方に延びる係合片と、前記縁部に連なり縁部の一方側
    に突出して形成される操作片とを含み、 前面板の背後側において前記取付孔の周縁部には、前記
    係合片と対応する位置に複数の取付片が立設され、 前記操作片の突出方向高さは、釦部材を、係合片が取付
    片に係合しない角変位位置にて取付孔に取付けたとき、
    前面板の前方側に突出する長さに選ばれ、 前記取付片の突出方向高さは、釦部材を、係合片が取付
    片に係合する角変位位置にて取付孔に取付けたとき、該
    釦部材が前記突出した位置よりも前面板の背後側に位置
    する程度に選ばれることを特徴とする前面板への釦部材
    の取付構造。
JP15782188U 1988-12-02 1988-12-02 前面板への釦部材の取付構造 Expired - Lifetime JPH067544Y2 (ja)

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