JPH0678120U - ガス発生器 - Google Patents
ガス発生器Info
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- JPH0678120U JPH0678120U JP2410993U JP2410993U JPH0678120U JP H0678120 U JPH0678120 U JP H0678120U JP 2410993 U JP2410993 U JP 2410993U JP 2410993 U JP2410993 U JP 2410993U JP H0678120 U JPH0678120 U JP H0678120U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 刺突雷管の着火ピン刺突部からのガス漏れに
よる不要な圧力損失を無くすことによって、確実に駆動
圧力をピストンに付与することができ、良好なウェビン
グ引き込み性能を得ることができるシートベルト引締め
装置用のガス発生器を提供する。 【構成】 ガス発生剤11を収納した有底の円筒状容器
12の開口側端部に、刺突雷管10の取付け孔である中
央開口部に刺突雷管10が嵌装された雷管ホルダー16
を挿入して開口を封止し、ガス発生器8の開口側端部に
刺突雷管10を配設する。該刺突雷管10が連通口17
に臨むようにしてハウジング15の開口20内に前記ガ
ス発生器8を挿入する。着火ピン22により刺突された
前記刺突雷管10が前記ガス発生剤11を発火させる
と、雷管容器自体が吹き飛ばされて前記雷管ホルダー1
6の中央開口部より連通口17及びシリンダー5内に膨
張ガスが噴出する。
よる不要な圧力損失を無くすことによって、確実に駆動
圧力をピストンに付与することができ、良好なウェビン
グ引き込み性能を得ることができるシートベルト引締め
装置用のガス発生器を提供する。 【構成】 ガス発生剤11を収納した有底の円筒状容器
12の開口側端部に、刺突雷管10の取付け孔である中
央開口部に刺突雷管10が嵌装された雷管ホルダー16
を挿入して開口を封止し、ガス発生器8の開口側端部に
刺突雷管10を配設する。該刺突雷管10が連通口17
に臨むようにしてハウジング15の開口20内に前記ガ
ス発生器8を挿入する。着火ピン22により刺突された
前記刺突雷管10が前記ガス発生剤11を発火させる
と、雷管容器自体が吹き飛ばされて前記雷管ホルダー1
6の中央開口部より連通口17及びシリンダー5内に膨
張ガスが噴出する。
Description
【0001】
本考案は、車両衝突時にウェビングのたるみを除去するシートベルト引締め装 置(プリテンショナー)に関し、特にシリンダー内に移動可能に案内されるピス トンをガス圧で駆動してウェビングに張力を及ぼすガス発生器の改良に関するも のである。
【0002】
従来、車両の乗員等を座席に安全に保持するためのシートベルト装置は、乗員 のウェビング装着感を低減するためにリトラクターによるウェビングの巻取り力 を低くする傾向があるため、どうしてもシートベルトの遊びが増え、このような シートベルトの遊びにより拘束が遅れ、乗員の効果的及び安全な拘束が行えない ことがあった。
【0003】 そこで、緊急時にウェビングを引き込んで緊張することによりシートベルトの 遊びを除去すべく、リトラクターの巻取り軸を巻取り方向へ瞬時に回転させるシ ートベルト引締め装置やバックル自体をウェビング緊張方向へ瞬間的に引き込む シートベルト引締め装置をシートベルト装置に組み込んだものがある。 前記シートベルト引締め装置は、例えばリトラクターの巻取り軸に軸着したプ ーリーに掛回したワイヤーの一端にピストンを連結し、シリンダー内に摺動可能 に受容された前記ピストンに作用する気体の膨張圧力による推力をもって、ワイ ヤーに張力を及ぼし、該ワイヤーがリトラクターのシャフトをウェビング巻取り 方向へ引込み駆動することにより、乗員に掛け渡された状態にあるウェビングを 緊急時に引き込むものである。
【0004】 従って、このようなシートベルト引締め装置の場合には、シリンダー内のピス トンに作用してワイヤーに張力を及ぼすためのガス圧を供給するガス発生器を有 しており、該ガス発生器は起動装置によって内蔵したガス発生剤に点火される。 また、該起動装置としては、車両が衝突した際の慣性力により変位する慣性体の 動作を利用して通常は非作動位置に保持された着火ピンをガス発生器に設けた雷 管に衝突させ、その衝撃により雷管の火薬を発火させてガス発生剤を点火するこ とにより複雑な制御回路を不要とした機械式の起動装置がある。
【0005】 図5に示すように、ガス発生器51は、例えばガス発生剤50を収容した円筒 形ケース52内に雷管54を組み込んだものである。雷管54は、円筒形ケース 52の開口端を封着するフレーム53の中心孔53a内に嵌入され、該円筒形ケ ース52の中心軸線に沿って移動する着火ピン55の軌道上に配設されている。 そして、着火ピン55によって雷管54が発火してガス発生剤50が点火される と、膨張ガスが前記フレーム53に対向する円筒形ケース先端のガス噴出部52 aから連通口56内に噴出する。
【0006】 ところで、これら機械式の起動装置及びガス発生器に用いられる雷管には、打 撃雷管及び刺突雷管の2種類が有る。刺突雷管は、雷管を発火させるのに必要な 運動エネルギーが打撃雷管に比べ小さくて済むので、雷管に衝突させる着火ピン や慣性体等を小型化でき、起動装置をコンパクトにできるという利点を有してい る。
【0007】
しかしながら、前記刺突雷管は発火するとほとんど雷管容器の原形が無くなる ほど破損してしまう。そこで、ガス発生剤50が点火されて膨張ガスを発生して も、その膨張圧力が前記フレーム53の中心孔53aから外へ抜けてしまい、十 分な駆動圧力をピストン57に付与することができない可能性がある。特に、発 火直後の高圧の膨張ガスがガス発生器から漏れてしまうと、圧力損失が大きい。 このため、ピストン57に連結されたワイヤー7がリトラクターのシャフトをウ ェビング巻取り方向へ十分に引込み駆動することができず、所定のウェビング引 き込み性能を得ることができなくなる可能性があった。
【0008】 そこで、本考案の目的は上記課題を解消することに係り、刺突雷管の着火ピン 刺突部からのガス漏れによる不要な圧力損失を無くすことによって、確実に駆動 圧力をピストンに付与することができ、良好なウェビング引き込み性能を得るこ とができるシートベルト引締め装置用のガス発生器を提供することにある。
【0009】
本考案の上記目的は、シリンダー内に移動可能に案内されたピストンをガス圧 で駆動してウェビングに張力を及ぼし、車両衝突時にウェビングのたるみを除去 するシートベルト引締め装置用のガス発生器であって、ガス発生剤を収納した有 底の筒状容器の開口側端部に刺突雷管を配設すると共に該刺突雷管を前記シリン ダー内空間に臨ませ、着火ピンにより刺突された前記刺突雷管が前記ガス発生剤 を発火させることによって、膨張ガスが前記刺突雷管の取付け孔よりシリンダー 内に噴出するように構成されていることを特徴とするガス発生器により達成され る。
【0010】
本考案の上記構成によれば、刺突雷管の着火ピン刺突部がシリンダー内空間に 臨んでおり、筒状容器内で発生した膨張ガスが前記刺突雷管の取付け孔よりシリ ンダー内に噴出する。そこで、発火するとほとんど雷管容器の原形が無くなるほ ど破損してしまう刺突雷管を用いるにも係わらず、発火直後の高圧の膨張ガスが 筒状容器からシリンダー内空間外方へ漏れ出すことがなく、ガス発生剤から発生 した膨張ガス及び刺突雷管から発生した燃焼ガスの膨張圧力は全てシリンダー内 に作用する。
【0011】
以下、添付図面に基づいて本考案の一実施例を詳細に説明する。 図1は本考案に基づくガス発生器を備えたプリテンショナー付きリトラクター 1の部分断面正面図であり、左席用のプリテンショナー付きリトラクターである 。図2は図1に示したプリテンショナー付きリトラクター1の要部拡大断面図で ある。
【0012】 前記プリテンショナー付きリトラクター1は、ウェビング26を巻取り又は引 き出し自在に巻回した巻取りリール2を備えており、巻取りリール2はその巻取 り軸に連結された巻取りバネにより、ウェビング26が巻き取られる方向に常時 付勢されている。衝突時には、公知の緊急ロック機構13により巻取り軸の回転 が阻止され、それ以上ウェビング26が引き出されないようになっている。
【0013】 そして、前記プリテンショナー付きリトラクター1は、略コ字形状に形成され たリトラクターベース18の一方のベース側壁には車両衝突時に巻取り軸をシー トベルトの弛みが除去される方向に回転させるシートベルト引締め装置であるプ リテンショナー3が配設されている。そして、前記プリテンショナー付きリトラ クター1は、前記プリテンショナー3を予めリトラクターに一体的に組立てられ たアッセンブリ(組立て体)として、車体パネルに取り付けられる。
【0014】 前記プリテンショナー3は、例えば巻取り軸の一端部に軸着した図示しないプ ーリーに掛回した伝達部材であるワイヤー7に張力を及ぼし、該ワイヤー7が巻 取り軸をウェビング巻取り方向へ引込み駆動することによって、乗員に掛け渡さ れた状態にあるウェビング26を緊急時に引き込むものであり、ワイヤー7に張 力を及ぼすための駆動手段4と、車両衝突を感知して該駆動手段4を作動させる 起動装置21とを有している。
【0015】 前記駆動手段4は、ワイヤー7の一端に連結されたピストン6と、該ピストン 6を摺動可能に受容するシリンダー5と、該シリンダー5の基端部とガス発生器 8のガス噴出部とを連通連結するハウジング15と、所定以上の加速度に応動し てガス発生器8を作動させる起動装置21とから成る。 前記ハウジング15は、ほぼ直角に屈曲した略L字形状の連通口17を形成す る管部材であり、上方へ伸びるその一開口19にはシリンダー5の基端部が固定 されると共に、巻取り軸と平行に伸びる他方の開口20にはガス発生器8が挿入 されて固定部材30により固定される。又、該ハウジング15はリトラクターベ ース18の両ベース側壁にビスやリベット等で固定される。
【0016】 前記ガス発生器8は、ガス発生剤11を収納した有底の円筒状容器12の開口 側端部に刺突雷管10を配設したものである。該ガス発生器8は、刺突雷管10 の取付け孔である中央開口部に刺突雷管10が嵌装された雷管ホルダー16を円 筒状容器12の開口内に挿入し、該雷管ホルダー16の周縁部を円筒状容器12 の内壁面に形成された段部に当接させた後、該雷管ホルダー16を押さえつける ようにして加締め固定されるキャップ14によって円筒状容器12の開口側端部 が封止されている。尚、該キャップ14には後述する着火ピン22が挿通可能な 中央孔14aが形成されている。
【0017】 そして、前記ガス発生器8は、前記刺突雷管10を配設された開口側端部が連 通口17に臨むようにして開口20内に挿入される。そこで、刺突雷管10が刺 突されて発火すると、円筒状容器12内のガス発生剤11が点火されると共に該 刺突雷管10は雷管容器自体が吹き飛び、膨張ガスが雷管ホルダー16の中央開 口部からキャップ14の中央孔14aを経てシリンダー内空間を構成する連通口 17内へ噴出される。即ち、前記刺突雷管10を保持していた雷管ホルダー16 の中央開口部がガス噴出部と成る。
【0018】 更に、ガス発生器8の刺突雷管10に対向するハウジング15の側方(図1, 2中、左側)には、シリンダー5を挟んで刺突雷管10を刺突する起動装置21 が配置されている。起動装置21は、図2に示すようにステンレス等の非磁性体 からなると共に雷管方向(図中、右方向)へ移動して刺突雷管10と衝突するこ とにより該刺突雷管10を着火可能な着火ピン22と、該着火ピン22を遊貫す る貫通孔23aが中心軸線に沿って設けられた円柱状の永久磁石からなる慣性体 23と、該慣性体23の外径よりも大きな内径を有する円環状永久磁石24と、 これらを内設してハウジング15に固定されたトリガーケース25とから成る。
【0019】 前記着火ピン22は、先端部に刺突雷管10を打つための撃針22aが形成さ れると共に、その基部に鍔部22bが形成されており、後端部がトリガーケース 25の底壁部に摺動可能に嵌挿されてトリガーケース25内に内設されている。 この際、撃針22aが雷管側のトリガーケース25の壁部25aに形成された開 口25b及びハウジング15に形成された貫通口15aを挿通して刺突雷管10 に対向すると共に、鍔部22bが壁部25aの内壁面との間に間隙をもって対向 している。尚、連通口17内へ突出した前記撃針22aが前記ワイヤー7と干渉 しないように、前記シリンダー5の中心軸線と交差する起動装置21及びガス発 生器8の中心軸線は、図の奥行き方向にオフセットされている。
【0020】 前記円環状永久磁石24は、トリガーケース25の雷管側内に嵌装されており 、着火ピン22に遊貫された前記慣性体23は、トリガーケース25の底壁部側 (図中、左側)に内装されている。そこで、円環状永久磁石24の底壁部側端2 4aに対して雷管側端23bが間隔を有し、隣接する磁極が同極(図中、N極− N極)となるように配置された慣性体23は、その磁力の反発力によって刺突雷 管10から離れる底壁部側に付勢されている。
【0021】 そして、慣性体23の重さと雷管方向の加速度を乗じた慣性体の慣性力が、磁 力の反発力よりも大きくなると、慣性体23は雷管方向へ移動する。そして更に 、慣性体23に磁力の吸引力が作用する領域まで慣性体23が移動すると、該慣 性体23は磁力の吸引力によって雷管方向へ加速され、円環状永久磁石24の開 口内に挿入されて鍔部22bに衝突するので、着火ピン22が刺突雷管10を刺 突、点火する。そこで、前記起動装置21は、その着火ピン22の先端が車両前 方(図1,2中、右側)に向かって移動可能に配設される。この際、上記ガス発 生器8に用いられる刺突雷管10は、雷管を発火させるのに必要な運動エネルギ ーが打撃雷管に比べ小さくて済むので、該刺突雷管10に衝突させる着火ピン2 2や慣性体23等を小型化でき、起動装置21をコンパクトにできる。
【0022】 図3は、上記ガス発生器8の作動状態を示す要部拡大断面図である。 図3(a) に示すように、着火ピン22の撃針22aが刺突雷管10の着火ピン 刺突部を突き破り、内装した火薬が発火すると、その燃焼ガスの火焔31が雷管 容器壁面を破って着火ピン22側及びガス発生剤11側の両方に出る。そして、 ガス発生剤11側に出た火焔31は円筒状容器12内のガス発生剤11を点火し 、着火ピン22側に出た火焔31はその爆発エネルギーで着火ピン22を起動装 置21側(図中、左側)に押し戻すと共に前記ピストン6を上方(矢印X方向) へ多少動かす。
【0023】 次に、ガス発生剤11が点火されて発生した膨張ガス32は、図3(b) に示す ように、破損した刺突雷管10の雷管容器の破片を吹き飛ばし、着火ピン22を 押し戻しながら雷管ホルダー16の中央開口部からキャップ14の中央孔14a を経て連通口17内へ噴出される。そこで、発火するとほとんど雷管容器の原形 が無くなるほど破損してしまう刺突雷管10を用いるにも係わらず、発火直後の 高圧の膨張ガス32が円筒状容器12から連通口17の外へ漏れ出すことがなく 、ガス発生剤11から発生した膨張ガス32及び刺突雷管10から発生した燃焼 ガスの膨張圧力は全てシリンダー5に連通する連通口17内に作用する。
【0024】 即ち、上記ガス発生器8は十分な駆動圧力をピストン6に安定して付与するこ とができ、ピストン6に連結されたワイヤー7はリトラクターのシャフトをウェ ビング巻取り方向へ確実に引込み駆動することができるので、所定のウェビング 引き込み性能を得ることが容易である。 次に、上記プリテンショナー付きリトラクター1の動作について説明する。
【0025】 車両の通常走行時状態では、前記プリテンショナー3が巻取り軸に非係合なの で、巻取り軸は自由に回転可能となっている。従って、ウェビング26を巻取り バネの付勢力で巻取り可能であると共に、バネ力に抗してウェビング26を引出 し自在となっている。 急ブレーキ等のある程度の大きさの減速度が車両に発生すると、リトラクター の緊急ロック機構13が作動して巻取り軸の回転をロックする。これにより、ウ ェビングの伸び出しは阻止されるが、慣性体23に作用する慣性力は円環状永久 磁石24と慣性体23との間に作用している磁力の反発力よりも小さく、起動装 置21が作動しないので、前記プリテンショナー3の駆動手段4は作動しない。
【0026】 一方、車両衝突時等におけるような極めて大きな所定の減速度が生じると、慣 性体23に作用する慣性力は円環状永久磁石24と慣性体23との間に作用して いる磁力の反発力よりも大きくなり、慣性体23が雷管方向へ移動するので着火 ピン22がガス発生器8の刺突雷管10を刺突し、点火する。点火された刺突雷 管10は、雷管容器自体が吹き飛ぶと共に燃焼ガスの火焔31を出して円筒状容 器12内のガス発生剤11を発火させる。そして、ガス発生器8から発生した燃 焼ガス32は、刺突雷管10が保持されていた雷管ホルダー16の中央開口部を 通って連通孔17内に噴出し、シリンダー5内に達する。すると、そのガス圧力 によって前記ピストン6が急速に上方(矢印X方向)へ移動する。このピストン 6の駆動力によって、ワイヤー7が所定の大きさの力で矢印X方向へ急速に引っ 張られると、巻取り軸はウェビング巻取り方向へ駆動されるので、乗員に掛け渡 された状態にあるウェビング26が引き込まれ、シートベルトの遊びが除去され る。
【0027】 図4は、前記ガス発生器8を備えた他の実施例に基づくプリテンショナー付き リトラクター41の部分正面図であり、右席用のプリテンショナー付きリトラク ターである。 前記プリテンショナー付きリトラクター41は、プリテンショナー3の駆動手 段42以外は全て前記プリテンショナー付きリトラクター1と同様の構成を有し ており、共通部品からなる。
【0028】 前記駆動手段42は、ワイヤー7の一端に連結されたピストン6と、該ピスト ン6を摺動可能に受容するシリンダー5と、該シリンダー5の基端部とガス発生 器8のガス噴出部とを連通連結するハウジング35と、所定以上の加速度に応動 してガス発生器8を作動させる起動装置21とから成る。 前記ハウジング35は、ほぼ直角に屈曲した略L字形状の連通口37を形成す る管部材であり、上方へ伸びるその一開口38にはシリンダー5の基端部が固定 されると共に、前記ハウジング15の開口20と反対方向(図4中、左方向)に 伸びる他方の開口39にはガス発生器8が挿入されて固定部材30により固定さ れる。そこで、ガス発生器8の刺突雷管10に対向するハウジング35の側方( 図4中、右側)には、シリンダー5を挟んで刺突雷管10を刺突する起動装置2 1が配置され、その着火ピン22の撃針22aが車両前方(図4中、左側)に向 かって移動可能に配設される。そして、ハウジング35及び起動装置21をそれ ぞれリトラクターベース18の両ベース側壁にビスやリベット等で固定する。
【0029】 即ち、駆動手段42は、前記駆動手段4のハウジング15に代えて上記ハウジ ング43を用いた以外は共通部品が用いられており、ガス発生器8及び起動装置 21は全く同じ部品を用いることができる。これは、ガス発生器8と起動装置2 1とがシリンダー5を挟んで互いに対向するように配設されると共に、ガス発生 器8に刺突雷管10を用いたことによって起動装置21をコンパクトすることが できたので、その位置関係を逆にした際にも駆動手段がリトラクターから大きく はみ出して車体への格納に支障を来す心配がないことによる。
【0030】 従って、それぞれ車両左右席用のリトラクターである上記プリテンショナー付 きリトラクター1及びプリテンショナー付きリトラクター41は、駆動手段のハ ウジング以外は部品を共通化することができ、部品点数を減らして製造コストを 低減することができる。 尚、本考案のガス発生器を構成する有底の筒状容器、雷管ホルダー、キャップ 及び刺突雷管等の形状は上記実施例における形状に限定されるものではなく、本 考案の主旨に基づいて種々の形態を採り得ることは勿論であり、起動装置及びプ リテンショナーの各構造も適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0031】 また、上記各実施例においては、本考案のガス発生器をプリテンショナー付き リトラクターの駆動手段として適用しているが、これに限らずバックル自体をウ ェビング緊張方向へ瞬間的に引き込むシートベルト引締め装置の駆動手段にも同 様に適用することができる。
【0032】
本考案のガス発生器によれば、刺突雷管の着火ピン刺突部がシリンダー内空間 に臨んでおり、筒状容器内で発生した膨張ガスが前記刺突雷管の取付け孔よりシ リンダー内に噴出するので、発火するとほとんど雷管容器の原形が無くなるほど 破損してしまう刺突雷管を用いるにも係わらず、発火直後の高圧の膨張ガスが筒 状容器からシリンダー内空間外方へ漏れ出すことがなく、ガス発生剤から発生し た膨張ガス及び刺突雷管から発生した燃焼ガスの膨張圧力は全てシリンダー内に 作用する。
【0033】 そこで、本考案のガス発生器は十分な駆動圧力をピストンに安定して付与する ことができ、乗員に掛け渡された状態にあるウェビングに確実に張力を及ぼして 車両衝突時にウェビングのたるみを除去することができる。また、刺突雷管を用 いることにより、起動装置をコンパクトにすることができる。 従って、刺突雷管の着火ピン刺突部からのガス漏れによる不要な圧力損失を無 くすことによって、確実に駆動圧力をピストンに付与することができ、良好なウ ェビング引き込み性能を得ることができるシートベルト引締め装置用のガス発生 器を提供できる。
【図1】本考案の一実施例に基づくガス発生器を備えた
プリテンショナー付きリトラクターの部分断面正面図で
ある。
プリテンショナー付きリトラクターの部分断面正面図で
ある。
【図2】図1に示したプリテンショナー付きリトラクタ
ーの要部拡大断面図である。
ーの要部拡大断面図である。
【図3】(a),(b) は図2に示したガス発生器の作動状態
を示す要部拡大断面図である。
を示す要部拡大断面図である。
【図4】本考案のガス発生器を備えた他の実施例に基づ
くプリテンショナー付きリトラクターの部分正面図であ
る。
くプリテンショナー付きリトラクターの部分正面図であ
る。
【図5】従来のガス発生器を示す要部拡大断面図であ
る。
る。
1 プリテンショナー付きリトラクター 3 プリテンショナー 4 駆動手段 5 シリンダー 6 ピストン 7 ワイヤー 8 ガス発生器 10 刺突雷管 11 ガス発生剤 13 緊急ロック機構 14 キャップ 15 ハウジング 16 雷管ホルダー 17 連通口 18 リトラクターベース 21 起動装置 22 着火ピン 23 慣性体 24 円環状永久磁石 25 トリガーケース 26 ウェビング 30 固定部材
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダー内に移動可能に案内されたピ
ストンをガス圧で駆動してウェビングに張力を及ぼし、
車両衝突時にウェビングのたるみを除去するシートベル
ト引締め装置用のガス発生器であって、ガス発生剤を収
納した有底の筒状容器の開口側端部に刺突雷管を配設す
ると共に該刺突雷管を前記シリンダー内空間に臨ませ、
着火ピンにより刺突された前記刺突雷管が前記ガス発生
剤を発火させることによって、膨張ガスが前記刺突雷管
の取付け孔よりシリンダー内に噴出するように構成され
ていることを特徴とするガス発生器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2410993U JPH0678120U (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | ガス発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2410993U JPH0678120U (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | ガス発生器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0678120U true JPH0678120U (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=12129177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2410993U Pending JPH0678120U (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | ガス発生器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0678120U (ja) |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP2410993U patent/JPH0678120U/ja active Pending
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