JPH0680734U - コイルばねのからみほぐし装置 - Google Patents
コイルばねのからみほぐし装置Info
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- JPH0680734U JPH0680734U JP2616393U JP2616393U JPH0680734U JP H0680734 U JPH0680734 U JP H0680734U JP 2616393 U JP2616393 U JP 2616393U JP 2616393 U JP2616393 U JP 2616393U JP H0680734 U JPH0680734 U JP H0680734U
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Abstract
(57)【要約】
[目的] からんだコイルばねを、空気の消費量を従来
より少なくして確実にそのからみをほぐすこと、及び重
量の大きいコイルばねも処理出来ること。 [構成] 軸心に沿って下方に開口180を形成した円
筒状体161をほぼ水平に配設し、この円筒状体161
の内壁の頂壁部に前記軸心に沿って所定のピッチで複数
の平板181を固定し、それ自身の軸心の回りに回転す
る長手状回転体164を、前記開口180の側縁部に隙
間182をおいて上方に突出するように配設して、から
んだコイルばねmを円筒状体161の一端から供給し、
長手状回転体164の回転によりコイルばねmを反跳さ
せて平板181に衝突させながら円筒状体161の他端
側へ移送することによって、コイルばねのからみをほぐ
すようにした。
より少なくして確実にそのからみをほぐすこと、及び重
量の大きいコイルばねも処理出来ること。 [構成] 軸心に沿って下方に開口180を形成した円
筒状体161をほぼ水平に配設し、この円筒状体161
の内壁の頂壁部に前記軸心に沿って所定のピッチで複数
の平板181を固定し、それ自身の軸心の回りに回転す
る長手状回転体164を、前記開口180の側縁部に隙
間182をおいて上方に突出するように配設して、から
んだコイルばねmを円筒状体161の一端から供給し、
長手状回転体164の回転によりコイルばねmを反跳さ
せて平板181に衝突させながら円筒状体161の他端
側へ移送することによって、コイルばねのからみをほぐ
すようにした。
Description
【0001】
本考案はコイルばねのからみほぐし装置に関する。
【0002】
図8はコイルばねmの斜視図であり、矢印方向に次工程へ供給したい場合には 、図9に示すようにからんでいては1個づつこの姿勢で供給することができない 。これに対処するために、例えば実公昭52−4693号公報においては、振動 パーツフィーダのボウルの内周壁部に形成された螺旋状のトラックの排出端部近 くの直上方に、ほぼ直方形状の密閉空間を有するケーシングを取り付け、この下 壁部は空気を噴き抜けさせるための誘導板とされており、この下方を通過するト ラック上のからんだコイルばねを、下方からの噴出空気により上方へと噴き飛ば し、上壁部に衝突させてからみをほぐし、下方に落下したコイルばねを次工程へ と供給するようにしている。
【0003】 しかし、このようなコイルばねのからみほぐし装置では、トラックの下方から 大量の空気を噴出しなければならず、圧縮空気の消費量が大量となり、かつ、ま たケーシングの上壁部に衝突した後、落下すると再びからむ場合もある。
【0004】 また、特公昭55−5445号公報のコイルばね送給装置によれば、振動パー ツフィーダのボウルの中央部に陣笠状のコイル衝撃体を設け、この下方に導いた からんだコイルばねにボウルの底壁面から空気を噴出させ、陣笠の内壁面に衝突 させることによりからんだコイルをほぐすようにしているが、やはり大量の噴出 空気を必要とし、かつ陣笠に衝突した後、再びからむことが多かった。
【0005】 本出願人は上述の問題に鑑みて、先に、ほぼ水平に配設された円筒体と、該円 筒体の内壁の上壁部に軸心に沿って所定のピッチで固定された複数の平板と、前 記円筒体の一端部の底壁部に設けられた空気噴出口とを備え、前記円筒体の一端 に、からんだコイルばねを供給し、前記空気噴出口から空気を噴出させて、前記 コイルばねを前記円筒体の内壁面に沿って圧送させながら、かつ前記平板に衝突 させながら該円筒体の軸心に沿って移送し、該円筒体の他端側からからみをほぐ されたコイルばねを排出するようにしたことを特徴とするコイルばねのからみぐ し装置を提案した(実願平4−80934号)。
【0006】 図10及び図11は、その具体例によるコイルばねのからみほぐし装置の全体 を示すが、本装置は主として振動パーツフィーダ1、これにコイルばねを投入す るための振動ホッパV、振動パーツフィーダ1の排出端に接続されるリニア振動 フィーダ3及び振動パーツフィーダ1に近接して配設されるからみほぐし装置4 とからなっている。
【0007】 振動パーツフィーダ1は公知のように構成されるが、その内周壁部に螺旋状の トラック6を巻装させたわん状の容器(ボウル)5を備えており、この底部に一 体的に固定された可動コア7と下方のベースブロック8とは等角度間隔に配設さ れた重ね板ばね11により結合されている。ベースブロック8上にはコイル9を 巻装させた電磁石10が固定されており、これは可動コア7と空隙をおいて対向 している。ねじり振動駆動部は以上のように構成されるが、その全体は筒状のカ バー12により被覆されており、振動パーツフィーダ1の全体は防振ゴム13に より基台16上に支持されている。またこの基台16は、高さ調節用のねじ15 により台板14上に振動パーツフィーダ1の全体を周囲の装置と高さ調節を行え るように支持している。
【0008】 振動ホッパVは、多量のコイルばねを貯蔵しているホッパHと電磁振動フィー ダ2とからなっており、ホッパHの下端開口部に図示する電磁振動フィーダ2を 配設しており、これはトラフ40を振動させることによりホッパHからコイルば ねを引き出して、振動パーツフィーダ1のボウル5の中央部にコイルばねmを供 給するようにしている。トラフ40はベースブロック41と前後一対の板バネ4 6、47により結合されており、またベースブロック41にはコイル44を巻装 させた電磁石45が固定されている。電磁振動フィーダ2は以上のように構成さ れるが、これはコイルばね43により架台42上に支持されている。
【0009】 リニア振動フィーダ3も以上のように構成されるが、ボウル5の内周壁部に形 成されたトラック6の排出端部にコイルばね供給トラック17、続いて整列トラ ック22がそれぞれ接続され、整列トラック22の端部に近接してsの空隙をお いてトラフ23は配設され、これは取り付け部材24、25により板バネ取り付 けブロック26に固定されており、これはまた、ベースブロック27と前後一対 の板バネ28、29により結合されている。ベースブロック27上にはコイル3 1を巻装させた電磁石32が固定されており、これは板バネ取り付けブロック2 6に固定された可動コア30と空隙をおいて対向している。リニア振動フィーダ 3は以上のように構成されるが、この全体は防振ゴム33により基台34上に支 持されており、またこれは、支柱35に高さ調節用ねじを介して基台16上に支 持されている。
【0010】 ボウル5のトラック6の端部には、その側壁部5aの端部にコイルばねmの径 よりわずかに大きい高さを有する切欠き5bが形成されており、またこの下流側 のトラック6の端部6aはボウル5の径外方向に向かって下向きに傾斜している 。
【0011】 切欠き5bの径外方向には、これに近接してコイルばね供給トラック17がボ ウル5と一体的に設けられており、これはボウル5と同心的な整列トラック22 に接続されており、その排出端部に切欠き21を備えてこの部分を狭路としてい る。すなわち、ここまでたどり着いたコイルばねmは1列とされて下流側のリニ ア振動フィーダ3に接続されている。
【0012】 トラック6の端部6aの下方には連絡通路18がボウル5に一体的に形成され ており、ここに落下したからんだコイルばねmはからみほぐし装置4へと導かれ るように構成されている。
【0013】 連絡通路18は図11に明示されるように、整列トラック22に平行して弧状 の連絡トラック19に連通しており、この底壁部に円形の開口20が形成されて おり、ここを通って、からんだコイルばねmがからみほぐし装置4に導かれるよ うになっている。
【0014】 図15に明示されるように、からみほぐし装置4は全体として前記開口20に 整列した弧状の導入ガイドパイプ60、この排出側で接続された円筒体61、こ の排出側に気密に接続された垂直ガイドパイプ69、この上端部に気密に接続さ れた湾曲した導出ガイドパイプ62、これに一体的に形成されたコイルばね排出 口部63とからなっている。
【0015】 コイルばね排出口部63は、導出ガイドパイプ62の径より大径として形成さ れ、この開口端部に網66、スポンジ65、薄板67が取り付け部材64により 取り付けられている。また、底壁部に形成された開口68は、振動パーツフィー ダ1のボウル5の底壁面に対向して形成されている。
【0016】 円筒体61は、図16に示すように半円筒体61A及び61Bとからなってお り、これらのフランジ部70、71を整合させて、ボルト挿通孔74にボルト7 3を挿通させ、ワッシャー76を介在させ、ナット75を螺着し、締め付けるこ とにより、これらが一体化されて円筒体61を構成する。更にこの半円形のフラ ンジ部93、94に円形の蓋92をあてがい、やはりボルト73により円筒体6 1に固定される。尚、蓋92には上述の導入ガイドパイプ60が一体的に固定さ れており、他端側はフランジ部71の延長部72に垂直ガイドパイプ69が固定 されている。
【0017】 円筒体61の上側半円筒体61Aの上壁部には、長方形状の平板81が所定の ピッチで固定されており、本具体例ではこのピッチはコイルばねmの高さより僅 かに小さい。また、上側半円筒体61Aの中央部よりやや下流側には、隔壁90 が形成されており、これと上側半円筒体61Aの端壁部91との間に透明材でな る覗窓82が締め具83により開閉自在に取り付けられている。
【0018】 以上のようにして円筒体61は密閉構造として形成されているのであるが、そ の一端部で底壁部には空気噴出パイプ77が取り付けられており、この空気噴出 口77aは図18に示すように、円筒体61の円周面に対しほぼ接線方向tを向 いているが、本具体例では更に円筒体61の軸心の方向に傾いている。以上のよ うに構成されるからみほぐし装置4は、円筒体61の底壁面に垂直に取り付けら れた取付板78、L字形の支持部材79にボルト80を介して、基台16に支持 される。また、空気噴出パイプ77は圧縮空気供給パイプ85に接続されており 、これは図示せずとも電磁弁に接続されてやはり図示しない制御器によりその開 閉が行なわれる。
【0019】 振動パーツフィーダ1には更に、空検知装置48が設けられており、これは公 知の構造を有するが、基台16に固定された支柱49にアーム50を介して図1 1に明示されるように揺動可能に取り付けられた平板51を備えており、この下 端部にコイルばねmが存在しない時には、ボウル5の底壁面に設置された、図示 しないリミットスイッチをオンとするが、この下にコイルばねmが到来し、平板 51を上に上げるとリミットスイッチがオフとなるように構成されている。
【0020】 本具体例によるコイルばねのからみほぐし装置4は、以上のように構成される が、次にこの作用について説明する。
【0021】 ホッパHには、図示せずとも多量のコイルばねmが投入されており、この電磁 振動フィーダ2を駆動すると上記のホッパHから順次コイルばねを切り出して、 トラフ40の振動によりコイルばねmが振動パーツフィーダ1のボウル5に供給 される。
【0022】 振動パーツフィーダ1は、コイル9に交流を通電することにより電磁石10と 可動コア7との間に交番磁気吸引力が発生し、これによりボウル5は公知のねじ り振動を行なう。これによりボウル5内のトラック6上をコイルばねmが上昇し ていくが、この時ボウル5内には図11に明示するようにコイルばねmが多量に 存在しているので、空検知装置48の平板51はコイルばねmにより上方に変位 してリミットスイッチをオフとしている。従って、電磁振動フィーダ2の駆動は 停止されている。
【0023】 ボウル5内では、トラック6に沿ってコイルばねmが移送されるのであるが、 これが図14に明示されるように、トラック6の端部近くに至るとボウル5の側 壁部5aに形成された切欠き5bに、からんでいないコイルばねmはここを通り 抜けてコイルばね供給トラック17側に滑落し、以後、図11に明示されるよう に整列トラック22の切欠き21に至ると1列とされて、リニア振動フィーダ3 に供給される。リニア振動フィーダ3ではその姿勢を保持して、その排出端部か ら図示しない次工程に1個宛供給される。他方、図14に明示されるように、か らんだコイルばねmは、切欠き5bを通過することができず、トラック6の端部 6aが径外方向に下向きに傾斜していることにより、連絡通路18内に落下し、 更にこれから連絡トラック19を、振動により移送されて開口20を落下して、 からみほぐし装置4内に導かれる。
【0024】 円筒体61の一端部に配設された空気噴出口77aから圧縮空気を噴出させて いるので、この近傍に導入されたコイルばねmは、圧縮空気により円筒体61の 内周壁面に沿って圧送され、ヘリカルな運動を行ないながら円筒体61の上壁部 に至ると平板81に衝突する。この時、からんだコイルばねの巻きピッチに対応 する空間は平板81に挟み込まれる形になり、尚、このからんだコイルばねmに 空気の圧力が加わって、からみがほぐされるのであるが、更にこのコイルばねm に後続するコイルばねmが衝突することにより、確実にコイルばねのからみはほ ぐされる。以上のような作用を円筒体61の軸心に沿ってコイルばねmがヘリカ ル運動を行なうことにより、隔壁90に衝突する時には、完全にそのからみがほ ぐされており、更にヘリカル運動を続けることによって円筒体61のコイルばね mは端部に至り、上方に空気を噴出する空気噴出口84a上の上方に舞い上がり 、垂直ガイドパイプ69上を上昇し、更に湾曲した導出ガイドパイプ62を通っ てコイルばね排出口部63の端部に設けられた網66とスポンジ65とでなる壁 にぶつかるが、この時スポンジ65の緩衝作用により、コイルばねmは何ら損傷 されることなく開口68を通って振動パーツフィーダ1のボウル5内に戻される 。このからみをほぐされたコイルばねmは、図14に明示されるようにトラック 6を上昇してきて、既にからみをほぐされてきているので、切欠き5bを通り、 コイルばね供給トラック17上に導かれて、リニア振動フィーダ3から次工程に 供給される。また、仮にからみほぐし装置4でからみがほぐされなかったとして も、ボウル5に再び戻されることにより図14に示される切欠き5bに至った時 には、ここを通過することなく連絡通路18内に落下し、からみほぐし装置4で 再び同じ作用を受ける。
【0025】 本具体例によるからみほぐし装置4は、以上のように構成され、かつ作用を行 なうので、円筒体61内では密閉した空間内Aをコイルばねが圧送されるので、 無駄に空気を消費することなく効率よくヘリカル運動を行なって、上述のコイル ばねほぐし作用を受けるので、従来のからみほぐし装置に比べて空気の消費量を 小とし、かつ従来では上方に吹き飛ばして上壁部に衝突させた後、自然落下させ ていたので、再びからむ恐れがあったが、本具体例ではヘリカル運動を行ない、 この間、平板81に何度も衝突し、かつそのコイルピッチの対応する空間を平板 81が挟み込む作用で確実にからみがほぐされ、再びからみ合うということはな い。
【0026】 本出願人が先に開発したコイルばねのからみほぐし装置は以上のように構成さ れ、作用を行ない、その目的とする効果を得るのであるが、以下のような欠点を 有するものであった。
【0027】 すなわち、本具体例が必要とする空気量は従来からのからみほぐし装置と比べ ると極めて少ないものであったが、なお多量の圧縮空気を要するものであり、従 ってまた圧縮空気の噴き出し音が大で作業環境上好ましいものではなく、更には 圧縮空気の圧力や空気噴き出し量にもよるが、1個当りの重量の大きいコイルば ねmのからんだものは噴き飛ばしが困難で、からみをほぐしにくい被処理対象物 であった。
【0028】 また、図19は、コイルばねmのからみほぐし装置の他の従来例である。円筒 状容器190の側壁191の上端の取り付け部192はボルト193によって静 止部194に固定されており、底板195は側壁191と独立してモータ196 で回転するようになっている。また側壁191の下部で底板195の上面レベル の位置に、からみのほぐれたコイルばねmのみが排出され、からんだコイルばね mは排出されない高さ、すなわち、コイルばねmの径より僅かに大きい高さを有 する開口197が設けられている。上方から矢印Pのように供給されたからんだ コイルばねmは、回転する底板195によって矢印Q3 、Q4 のように反跳され 側壁191に衝突してからみがほぐされ、矢印Q5 のように底板195上に落下 して、開口197から矢印Rのように排出される。しかし、このような装置の場 合、からんだコイルばねmの側壁191への単なる衝突だけではからみがほぐれ にくく、又一旦ほぐれても底板195上に落下して再びからむことが多いこと、 更には底板195上にはからんだコイルばねmが混在するゆえに、開口197か らのほぐれたコイルばねmの排出が円滑に進まずに円筒状容器190の内部にコ イルばねmが滞留し、過負荷となったモータ196が焼損することもあるので、 ほぐれていないコイルばねmを人手でほぐさねばならないなどの欠点を有するも のである。
【0029】
本考案は上述の問題に鑑みてなされ、からんだコイルばねを確実にほぐし、一 旦ほぐされたコイルばねが再びからむことを防止し、かつ使用する空気量が格段 に少なく、従って運転時に発生する音が小さく、更には1個当りの重量の大きい コイルばねも処理し得る装置を提供することを目的とする。
【0030】
以上の目的は、ほぼ水平に配設され、その軸心に沿って下方に開口を形成した 筒状体と、該筒状体の内壁の頂壁部と前記開口の側縁部との間の壁部に、前記軸 心に沿って所定のピッチで固定された複数の平板又は棒状部材と、前記開口の側 縁部に隙間をおき、かつ上方に突出するように配設され、その軸心の回りに回転 する長手状回転体とを備え、前記筒状体の一端にからんだコイルばねを供給し、 前記長手状回転体の回転により前記コイルばねを反跳させ、かつ前記平板又は棒 状部材に衝突させながら、前記筒状体の軸心に沿って移送し、該筒状体の他端側 からからみをほぐされたコイルばねを排出するようにしたことを特徴とするコイ ルばねのからみほぐし装置、によって達成される。
【0031】
ほぼ水平に配設され、その軸心に沿って下方に開口を形成した筒状体と、前記 開口の側縁部に隙間をおき、かつ上方に突出するように配設され、その軸心の回 りに回転する長手状回転体とから構成される空間の一端側から供給されたからん だコイルばねは回転している前記長手状回転体によって反跳されて、前記筒状体 の内壁部の頂壁部と前記開口の側縁部との間の壁部に、前記軸心に沿って所定の ピッチで固定された複数の平板又は棒状部材にコイルばねの巻きピッチに対応す る空間がくい込み、また移送中に何回も平板又は棒状部材に巻きピッチの空間が くい込んで、執拗なからみが効率よくほぐされながら他端側へと移送される。こ の他端側からは、ほぼ完全にからみをほぐされたコイルばねが排出される。
【0032】
以下、本考案の実施例によるコイルばねのからみほぐし装置について図面を参 照して説明する。なお、上記の具体例と同様な部分については同一の符号を付し てそれらの説明を省略し、本考案にかかわる部分についてのみ詳述する。
【0033】 図1、図2及び図3は本考案の実施例によるコイルばねのからみほぐし装置1 40を示す図であり、前述した先願の具体例の全体を示す図10の中のからみほ ぐし装置4に相当する部分である。図1は一部を破断した側面図、図2は図1の コイルばねmの供給側から見た正面図、図3は図1の[3]−[3]線方向の断 面図である。
【0034】 図1、図2及び図3に明示されるように、本考案のからみほぐし装置140は 、全体として振動パーツフィーダの連絡トラック底壁部21の円形開口20に整 列した弧状の導入ガイドパイプ160、この排出側に接続され、ほぼ水平に配設 されて、その軸心に沿い下方に開口180を有する円筒状体161、前記開口1 80の側縁部に隙間182をおき、かつ上方に突出するように配設され、モータ 162によりベルト163でその軸心の回りに回転される長手状回転体164、 及び円筒状体161の排出側に接続されたガイドパイプ169からなっている。 円筒状体161の内壁の頂壁部には円筒状体161の軸心に沿って所定のピッチ で複数の平板181が固定されており、かつ導入ガイドパイプ160の取り付け フランジ165にはコイルばねmの移送を補助するための補助空気噴出パイプ1 77が取り付けられ、補助空気噴出パイプ177には圧縮空気供給パイプ185 が接続されている。円筒状体161は振動パーツフィーダの一部、例えば連絡ト ラック底壁部21にボルト166でほぼ水平に固定されており、長手状回転体1 64はボールベアリング167を介して一対の支持脚168によって支持されて いる。また、排出側のガイドパイプ169は、図示していないが、その排出口が 振動パーツフィーダのボウルのトラック又は底壁面に対向して設けられているこ とは言うまでもない。
【0035】 本考案の実施例によるコイルばねのからみほぐし装置140は以上のように構 成されるが、次にこの作用について説明する。
【0036】 振動パーツフィーダの振動により移送されて連絡トラック底壁部21の円形開 口20を落下し、からみほぐし装置140に導入されたからんだコイルばねmは 回転する長手状回転体164で反跳され、例えば図3の矢印Q1、Q2 の径路で平 板181に衝突する。この時、からんだコイルばねmの巻きピッチに対応する空 間は平板181に挟み込まれる形になり、このコイルばねmに後続するコイルば ねmが衝突することによって確実にコイルばねmのからみはほぐされる。回転す る長手状回転体164の表面での反跳のほか、噴出する空気の補助により、コイ ルばねmは排出側に移送され、ガイドパイプ169に到達したコイルばねmはほ ぼ完全にそのからみがほぐされている。ガイドパイプ169は長手状回転体16 4の上面と同じ高さに配設されているので、前述の具体例を示す図15のように コイルばねmを上方へ空気輸送する必要はない。
【0037】 本考案の実施例によるからみほぐし装置140は、以上のように構成され、か つ作用を行なうものであり、コイルばねmの平板181への衝突を噴出する空気 によらず、回転する長手状回転体164の表面での反跳によっており、わずか移 送の補助にのみ空気を使用するものであるので、必要な空気量が格段に減少して おり、その故に圧縮空気の噴き出し音を激減させるものである。更には、平板1 81への衝突を慣性重量の大きい長手状回転体164の回転する表面での反跳に よっているため、1個当りの重量の大きいコイルばねmについても十分に処理す る能力を有している。からんだコイルばねmのほぐしを壁への単なる衝突ではな く、所定のピッチに固定された平板181への衝突としていること、排出側へ移 行する間に平板181に何回も衝突すること、このようにしながらほぐれたコイ ルばねmを排出側へ移行させるようにしているため、ほぐれたものが落下して再 びからむようなことが極めて少ないことは前述の具体例と同様である。
【0038】 以上、本考案の実施例について説明したが、勿論、本考案はこれに限定される ことなく、本考案の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0039】 例えば上述の実施例では、コイルばねmの移送の補助に空気の噴出を採用した が、補助空気噴出パイプ177の配設に替えて、円筒状体161及びそれと組み 合わせる長手状回転体164とを、その軸心方向で下流側に向けて下向きに傾斜 させることにより、軸心方向への移送を補助してもよい。
【0040】 また、図4は筒状体の変形例を示すものであって、実施例の図3の構成要素に 対応する各部分については同一の符号を付してあり、その説明は省略する。すな わち、本変形例は円筒状体161に替えて、一面を欠く角筒状体171としたも のであり、角筒状体171それ自身の製作、ないしは筒状体への平板又は棒状部 材の固定が容易であるという効果を奏する。
【0041】 また、図5及び図6はからんだコイルばねmを衝突させるべき棒状部材の一例 を示すものであり、実施例の平板181の厚さと同等の径を有する丸棒をU字状 とした棒状部材183を示す。すなわち、図5は実施例の図3に対応する断面図 であって、対応する構成要素の各部分には同一の符号を付してあり、その説明は 省略する。図6は図5の[6]−[6]線方向の部分断面図である。棒状部材を 図5及び図6のU字状とする以外に、三角形状、多角形状、リング状ないしは単 なる線状とすることは本考案の技術的思想の範囲に属する。
【0042】 更には図7は、平板181を固定する位置の変形例を示し、図3に対応するも のである。対応する構成要素の各部分については同一の符号を付してあり、その 説明は省略する。すなわち、本変形例はからんだコイルばねmが長手状回転体1 64によって反跳され、平板181に衝突する時のエネルギが最大となる位置、 すなわち長手状回転体164の表面へ供給される場所によっても異なるが、一例 として円筒状体161の軸心を基準にして角度45°の右上方の内壁部に平板1 81を固定したものである。
【0043】 また更には、上記の実施例で長手状回転体164を円筒で示したが、多角筒で あってもよい。
【0044】 尚、以上の実施例ではコイルばねのからみほぐし装置について説明したが、電 球フィラメントのようなコイル状部品も本考案ではコイルばねと均等物であるも のとする。
【0045】
以上述べたように、本考案のコイルばねのからみほぐし装置によれば、使用す る空気量を格段に少なくし、その故に運転音も激減させ、かつ1個当りの重量の 大きいコイルばねの処理が可能である上、からんだコイルばねのほぐし作用を大 幅に向上させることが出来る。
【図1】本考案のコイルばねのからみほぐし装置の部分
破断側面図である。
破断側面図である。
【図2】同装置の供給側から見た正面図である。
【図3】図1における[3]−[3]線方向の断面図で
ある。
ある。
【図4】同装置の筒状体の変形例を示す断面図であり、
図3と対応する。
図3と対応する。
【図5】からんだコイルばねを衝突させるべき棒状部材
の例を示す断面図であり、図3と対応する。
の例を示す断面図であり、図3と対応する。
【図6】図5における[6]−[6]線方向の部分断面
図である。
図である。
【図7】からんだコイルばねを衝突させるべき平板の固
定位置の変形例を示す図であり、図3と対応する。
定位置の変形例を示す図であり、図3と対応する。
【図8】本考案の実施例及び本出願人による先願の具体
例に適用されるコイルばねの斜視図である。
例に適用されるコイルばねの斜視図である。
【図9】同コイルばねのからんだ状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図10】先願のコイルばねのからみほぐし装置の装置
全体の中での位置を示す部分破断側面図である。
全体の中での位置を示す部分破断側面図である。
【図11】部分破断同平面図である。
【図12】図11の要部の拡大平面図である。
【図13】図12における[13]−[13]線方向の
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図14】同要部の斜視図である。
【図15】先願のコイルばねのからみほぐし装置の具体
例の部分破断拡大側面図である。
例の部分破断拡大側面図である。
【図16】同具体例の分解斜視図である。
【図17】同具体例の縦断面図である。
【図18】同具体例の横断面図である。
【図19】コイルばねのからみほぐし装置の他の従来例
の部分破断斜視図である。
の部分破断斜視図である。
140 コイルばねのからみほぐし装置 161 円筒状体 164 長手状回転体 171 角筒状体 177 補助空気噴出パイプ 180 開口 181 平板 183 棒状部材(U字状)
Claims (1)
- 【請求項1】 ほぼ水平に配設され、その軸心に沿って
下方に開口を形成した筒状体と、該筒状体の内壁の頂壁
部と前記開口の側縁部との間の壁部に、前記軸心に沿っ
て所定のピッチで固定された複数の平板又は棒状部材
と、前記開口の側縁部に隙間をおき、かつ上方に突出す
るように配設され、その軸心の回りに回転する長手状回
転体とを備え、前記筒状体の一端にからんだコイルばね
を供給し、前記長手状回転体の回転により前記コイルば
ねを反跳させ、かつ前記平板又は棒状部材に衝突させな
がら、前記筒状体の軸心に沿って移送し、該筒状体の他
端側からからみをほぐされたコイルばねを排出するよう
にしたことを特徴とするコイルばねのからみほぐし装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2616393U JPH0680734U (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | コイルばねのからみほぐし装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2616393U JPH0680734U (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | コイルばねのからみほぐし装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0680734U true JPH0680734U (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=12185890
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2616393U Pending JPH0680734U (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | コイルばねのからみほぐし装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0680734U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013023312A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Denso Corp | 小型部品の分離整列供給装置 |
-
1993
- 1993-04-20 JP JP2616393U patent/JPH0680734U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013023312A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Denso Corp | 小型部品の分離整列供給装置 |
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