JPH0732490Y2 - コイルバネ整列装置 - Google Patents

コイルバネ整列装置

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JPH0732490Y2
JPH0732490Y2 JP12763689U JP12763689U JPH0732490Y2 JP H0732490 Y2 JPH0732490 Y2 JP H0732490Y2 JP 12763689 U JP12763689 U JP 12763689U JP 12763689 U JP12763689 U JP 12763689U JP H0732490 Y2 JPH0732490 Y2 JP H0732490Y2
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博文 山本
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、線材をコイル状に巻成した所謂コイルバネ
を、その絡みを解きながら整列供給するコイルバネ整列
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
本出願人は、実開昭62-63127号公報に示されるように、
コイルバネをその絡みを解きながら整列供給するコイル
バネ整列装置を既に提案している。
このコイルバネ整列装置は、第3図及び第4図に示すよ
うに、パーツフィーダ本体(1)、絡みバネ分離容器
(6)及び整列用ボウル(14)を主要構成要素としてい
る。
パーツフィーダ本体(1)は、ベース(2)上に防振ゴ
ム(3)を介して固設した下部振動体(4)と、この下
部振動体(4)に周方向適数箇所で所定の角度傾斜して
配置した複数の支持板バネ(図示せず)を介して支持し
た上部振動体(5)と、これら下部振動体(4)及び上
部振動体(5)の一方に電磁石コアを設け、他方にこの
電磁石コアと所定の間隙を介して対応した可動コアを設
けてなる加振器(図示せず)とからなり、上記加振器の
電磁石コアを断続的に励磁することにより、可動コアに
断続的な吸引力を作用させ、この吸引力と支持板バネの
反発弾力により下部振動体(4)と上部振動体(5)と
の間に逆位相の振動を発生させる。
絡みバネ分離容器(6)は、パーツフィーダ本体(1)
の下部振動体(4)に円筒状の容器本体(7)を垂直状
に固設し、この容器本体(7)内の底部に駆動モータ
(8)により回転駆動される回転円板(9)を設けると
ともに、この回転円板(9)の上面にバネ飛ばし羽根
(10)を設け、かつ、容器本体(7)の上部開口端に周
方向適数箇所に複数のバネ飛び出し窓(11)を有するス
ペーサ(12)を介して天井板(13)を取付けている。
整列用ボウル(14)は、絡みバネ分離容器(6)の上端
部外周に同芯状に配置させてパーツフィーダ本体(1)
の上部振動体(5)に取付けられており、環状の底板
(15)と、その外周縁から上向きに一体に延びる円筒体
(16)とからなり、円筒体(16)の内周面に底板(15)
上に始端を有する螺旋状整列通路(17)が形成されてい
る。このボウル(14)の螺旋状整列通路(17)の終端に
接続された搬出通路(18)の途中に、2つ以上絡み合っ
た絡みバネを搬出通路(18)から除外する選別機構(図
示せず)が設けられている。また、上記選別機構により
搬出通路(18)から除外された絡みバネを絡みバネ分離
容器(6)内に導くための絡みバネ回収通路(19)が容
器本体(7)に設けられている。
上記構成において、ボウル(14)内にランダムに供給さ
れた多数のコイルバネ(a)(a)…は、パーツフィー
ダ本体(1)によるボウル(14)の往復回転方向振動に
よって螺旋状整列通路(17)上を、その始端から順次一
列状態に並びながら上へ上へと搬送され、整列通路(1
7)の終端部で搬出通路(18)上へ移行して以後はこれ
に沿って搬送される。そして、搬出通路(18)に沿って
搬送されるコイルバネ(a)(a)…の中には互いに絡
み合ったものがあるが、この絡みバネ(a')は搬出通路
(18)の途中に設けられた選別機構によって搬出通路
(18)から絡みバネ回収通路(19)に除外され、絡みの
ないコイルバネ(a)(a)…のみが選別機構を通過
し、一列状態に整列されて所望の位置に供給される。
一方、前記選別機構において搬出通路(18)から絡みバ
ネ回収通路(19)に除外された絡みバネ(a')は、絡み
バネ回収通路(19)から絡みバネ分離容器(6)内に順
次送り込まれる。絡みバネ分離容器(6)内に入った絡
みバネ(a')は、当該絡みバネ分離容器(6)の底部に
設けた回転円板(9)の回転によって激しく運動し、そ
の運動中に回転円板(9)及びバネ飛ばし羽根(10)に
衝突して伸び縮みしたり曲がったりすることになるか
ら、この時絡みが解ける。絡みが解けたコイルバネ
(a)(a)…は軽くなるとともに、バネ弾性が絡み状
態時よりも大きくなるから、コイルバネ(a)(a)…
…は絡みが解けた瞬間大きく飛び跳ね、絡みバネ分離容
器(6)の容器本体(7)の上部開口端にスペーサ(1
2)を介して取付けた天井板(13)に衝突してスペーサ
(12)のバネ飛び出し窓(11)からボウル(14)内に順
次自動的に再搬入され、再び整列操作に供される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来のコイルバネ整列装置において
は、パーツフィーダ本体(1)の下部振動体(4)に絡
みバネ分離容器(6)を取付けており、さらに該絡みバ
ネ分離容器(6)に片持ち状態で絡みバネ回収通路(1
9)が固定支持されている。一般に下部振動体(4)と
上部振動体(5)に取付けられているボウル(14)は支
持板バネを介して逆位相で振動し、その振幅の比率は慣
性モーメントに逆比例する。従って従来の構造では絡み
バネ分離容器(6)と、この片持ち状態で支持された絡
みばね回収通路(19)はボウル(14)の振幅と慣性モー
メントにに応じて常に振動する。従って、ボウル(14)
の振幅と慣性モーメントが大きくなると、片持ち状態の
絡みバネ回収通路(19)は大きな加速度を受けて共振状
態になり、この為、パーツフィーダ本体(1)の下部振
動体(4)に対し不要な不正規な振動が加わり、この不
正規な振動が支持板バネ及び上部振動体(5)を介して
ボウル(14)まで波及してコイルバネ(a)(a)…の
進行が阻害されることがあり、コイルバネ(a)(a)
…の整列供給が著しく阻害される問題があった。
また、絡みバネ分離容器(6)の容器本体(7)と回転
円板(9)及びバネ飛ばし羽根(10)との間にスキマが
生じている為、このスキマに小さなコイルバネ(例え
ば、線径φ0.2mm、外径φ1.0mm)が噛み込み、回転円板
(9)及び羽根(10)の回転運動に支障を来したり、不
良バネの発生を招く等の不都合があり、大きなコイルバ
ネは適用できても、小さなコイルバネには適用できない
といった欠点があった。
更に、天井板(13)の上面が平らに形成されている為、
勢いよく飛び跳ねて天井板(13)上に乗り上げたコイル
バネ(a)が転がり落ちないで溜まり、天井板(13)上
に溜ったコイルバネ(a)を人手でボウル(14)内に再
投入するという作業を要するのであった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、パーツ
フィーダの整列供給能力を効果的に発揮し得るコイルバ
ネ整列装置を提供するものであって、その要旨とすると
ころは、環状部と該環状部の内周縁から上方に延びるボ
ス部からなるベースと、上記ベースの環状部に防振ゴム
を介して支持された質量の大きな下部振動体に支持板バ
ネを介して質量の小さい上部振動体を支持し、これら下
部振動体および上部振動体の一方に電磁石コアを設け、
他方に電磁石コアと間隙を介して対向し、それに吸引さ
れる可動コアを設けたパーツフィーダ本体と、上記ベー
スのボス部に円筒状の容器主体を取付け、この容器主体
内の底部にその上面にバネ飛ばし羽根を有する回転円板
を設けると共に、容器本体の上部開口端にコイルバネの
飛び出しが可能な間隙を介して天井板を設けた絡みバネ
分離容器と、上記絡みバネ分離容器の上端部外周に同芯
状に配置され、上記パーツフィーダ本体の上部振動体に
取付けられ、円筒部内周面にその底面に始端を有する螺
旋状整列通路を設けた整列用ボウルと、上記整列用ボウ
ルの螺旋状整列通路の終端に接続し、途中に2つ以上絡
み合った絡みバネを除外する選別機構を有する搬出通路
と、上記絡みバネ分離容器に固定支持され、上記選別機
構で搬送通路から除外された絡みバネを絡みバネ分離器
に導入する絡みバネ回収通路とで構成したことにある。
〔作用〕
このように構成されたものにおいては、絡みバネ分離容
器とこれに固定支持された絡みバネ回収通路が、パーツ
フィーダ本体と完全に分離されているので、絡みバネ分
離容器及び絡みバネ回収通路は全く振動せず、パーツフ
ィーダ本体の整列供給能力を100%発揮することができ
る。
〔実施例〕
以下に本考案に係るコイルバネ整列装置の一実施例を第
1図及び第2図に基づいて説明する。尚、第3図及び第
4図の従来装置と同一部分には同一符号を付して、重複
する事項に関しては説明を省略する。
第1図及び第2図において、ベース(2)は環状部(2
b)とボス部(2a)とからなっている。(20)は上記ベ
ース(2)のボス部(2a)に取付けた絡みバネ分離容器
で、ベース(2)の環状部(2b)の内周縁から上向きに
一体に延びるボス(2a)に円筒状の容器本体(21)を垂
直状に固設し、この容器本体(21)内の底部に駆動モー
タ(22)により回転駆動される回転円板(23)を設ける
とともに、この回転円板(23)の上面にバネ飛ばし羽根
(24)を設ける。(26)は開口部を下方に向けて容器本
体(21)の上部に設けた容器本体(21)より大径の有底
円筒状の天井板で、容器本体(21)の上端部で、かつ、
周方向適数箇所に配置した複数の支持柱(25)を介して
取付けられている。また、この天井板(26)上に略円錐
形状の笠板(27)を取付ける。そして、容器本体(21)
の下部近傍で絡みバネ(a')を絡みバネ分離容器(20)
内に導くための絡みバネ回収通路(28)の基部を固定支
持させている。また、第2図に示すように、回転円板
(23)の外周面上端部に、フランジ(23a)を設けて、
容器本体(21)の内周面との間の周方向スキマを、当該
回転円板(23)の回転に必要な最小限スキマに形成する
とともに、バネ飛ばし羽根(24)の外周側端面(24a)
を傾斜状に形成する。更に、天井板(26)は容器本体
(21)より大径を有する有底円筒体からなり、容器本体
(21)の上端縁との間にコイルバネ(a)の飛び出しが
可能な環状空間(29)が形成されている。
本考案に係るコイルバネ整列装置におけるコイルバネ
(a)の整列供給動作は、絡みバネ分離容器(20)の底
部に設けた回転円板(23)の回転によって絡みが解けた
コイルバネ(a)が、容器本体(21)の上端と天井板
(26)の下端との間の環状空間(29)から飛び出してボ
ウル(14)に送り出される点を除いては、第3図及び第
4図の従来装置と同様であり、説明を省略する。
ところで、上述した本考案に係るコイルバネ整列装置に
よると、絡みバネ分離容器(20)をベース(2)のボス
部(2a)に直接取付けたので、絡みバネ分離容器(20)
とこれに固定支持された絡みバネ回収通路(28)とをパ
ーツフィーダ本体(1)と完全に分離して無振動化する
ことができ、これにより、整列用ボウル(14)に不正規
な振動が加わらなく、パーツフィーダ本体(1)の整列
供給能力を100%発揮させることができる。
また、このコイルバネ整列装置では、回転円板(23)の
外周面上端部にフランジ(23a)を設けて、容器本体(2
1)の内周面との間の周方向スキマを当該回転円板(2
3)の回転に必要な最小限スキマに形成すると共に、バ
ネ飛ばし羽根(24)の外周側端面(24a)を傾斜状に形
成したので、小さなコイルバネでも容器本体(21)と回
転円板(23)及びバネ飛ばし羽根(24)との間に噛み込
むことがない。
更に、天井板(26)上に略円錐形状の笠板(27)を取付
けているので、勢いよく飛び跳ねてコイルバネ(a)が
乗り上げても、笠板(27)の傾斜によりボウル(14)内
に転がり落ちて天井板(26)上にコイルバネ(a)が溜
まることがない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、絡みバネ分離容器とこれに固定支持さ
れた絡みバネ回収通路を、パーツフィーダ本体と完全に
分離して当該パーツフィーダ本体の整列供給能力を100
%発揮することができる為、より高速なコイルバネの整
列供給が可能となるとともに、騒音低減による環境改善
にもつながる。また、絡みバネ分離容器の容器本体と回
転円板との周方向スキマを最小限に形成するとともに、
バネ飛し羽根の外周側端面を傾斜状に形成して、容器本
体と回転円板及びバネ飛し羽根との間のコイルバネの噛
み込みを防止している為、比較的小さなコイルバネにつ
いても適用し得る効果を奏する。更に、天井板上にコイ
ルバネが溜まることがない為、従来のように天井板上に
溜まったコイルバネを人手でボウル内に入れるような作
業を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコイルバネ整列装置の一実施例を
示す縦断正面図、第2図は絡みバネ分離容器における要
部拡大図である。 第3図及び第4図は従来のコイルバネ整列装置を示す縦
断正面図及び一部切欠平面図である。 (1)……パーツフィーダ本体、(2)……ベース、
(2a)……ボス部、(2b)……環状部、(3)……防振
ゴム、(4)……下部振動体、(5)……上部振動体、
(14)……整列用ボウル、(18)……搬出通路、(20)
……絡みバネ分離容器、(21)……容器本体、(23)…
…回転円板、(24)……バネ飛ばし羽根、(25)……支
持柱、(26)……天井板、(27)……笠板、(28)……
絡みバネ回収通路、(29)……環状空間。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状部と該環状部の内周縁から上方に延び
    るボス部からなるベースと、 上記ベースの環状部に防振ゴムを介して支持された質量
    の大きな下部振動体に支持板バネを介して質量の小さい
    上部振動体を支持し、これら下部振動体および上部振動
    体の一方に電磁石コアを設け、他方に電磁石コアと間隙
    を介して対向し、それに吸引される可動コアを設けたパ
    ーツフィーダ本体と、 上記ベースのボス部に円筒状の容器主体を取付け、この
    容器主体内の底部にその上面にバネ飛ばし羽根を有する
    回転円板を設けると共に、容器本体の上部開口端にコイ
    ルバネの飛び出しが可能な間隙を介して天井板を設けた
    絡みバネ分離容器と、 上記絡みバネ分離容器の上端部外周に同芯状に配置さ
    れ、上記パーツフィーダ本体の上部振動体に取付けら
    れ、円筒部内周面にその底面に始端を有する螺旋状整列
    通路を設けた整列用ボウルと、 上記整列用ボウルの螺旋状整列通路の終端に接続し、途
    中に2つ以上絡み合った絡みバネを除外する選別機構を
    有する搬出通路と、 上記絡みバネ分離容器に固定支持され、上記選別機構で
    搬送通路から除外された絡みバネを絡みバネ分離器に導
    入する絡みバネ回収通路とで構成したことを特徴とする
    コイルバネ整列装置。
  2. 【請求項2】上記絡みバネ分離容器の容器本体と回転円
    板との間の周方向スキマを、当該回転円板の回転に必要
    な最小限スキマに形成するとともに、 バネ飛ばし羽根の外周側端面を傾斜状に形成したことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載のコイ
    ルバネ整列装置。
  3. 【請求項3】上記絡みバネ分離容器の天井板上に略円錐
    形状の笠板を取付けたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項及び第2項に記載のコイルバネ整列装
    置。
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