JPH0683329U - 合成樹脂管成形用サイジングダイ - Google Patents
合成樹脂管成形用サイジングダイInfo
- Publication number
- JPH0683329U JPH0683329U JP027047U JP2704793U JPH0683329U JP H0683329 U JPH0683329 U JP H0683329U JP 027047 U JP027047 U JP 027047U JP 2704793 U JP2704793 U JP 2704793U JP H0683329 U JPH0683329 U JP H0683329U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sizing die
- parison
- cooling
- sizing
- synthetic resin
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- Pending
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 押し出し直後の柔らかいパリソンがサイジン
グダイ中を通過するときの摺動抵抗を小さくすることに
よって、パリソンをスムーズに通過させ、外面に凹凸の
ない、外観良好な管を成形する。 【構成】 筒状のサイジングダイ本体11の内壁面11
1に吸引孔113が形成されており、サイジングダイ本
体11の一端部には冷却環体12が設置され、水冷ジャ
ケット123を有する冷却環体12の内面には、周方向
に環状に走る複数本の巾狭の凸条126が形成されてい
るサイジングダイ1。
グダイ中を通過するときの摺動抵抗を小さくすることに
よって、パリソンをスムーズに通過させ、外面に凹凸の
ない、外観良好な管を成形する。 【構成】 筒状のサイジングダイ本体11の内壁面11
1に吸引孔113が形成されており、サイジングダイ本
体11の一端部には冷却環体12が設置され、水冷ジャ
ケット123を有する冷却環体12の内面には、周方向
に環状に走る複数本の巾狭の凸条126が形成されてい
るサイジングダイ1。
Description
【0001】
本考案は、合成樹脂管成形用サイジングダイ(以下単に「サイジングダイ」と 称する)に関し、特に真空式冷却水槽に設置して好適に使用されるサイジングダ イに関するものである。
【0002】
合成樹脂管(以下単に「管」と称する)を押出成形する場合のサイジング装置 としては、従来より、図4に示すように、押出成形金型(以下単に「金型」と称 する)から押し出された直後のパリソンを外面側から所定の形状寸法に賦形する サイジングダイが広く使用されている。
【0003】 このサイジングダイ100は、管に正しい外面形状と寸法を賦形するための内 面(賦形面)に形成された筒状のサイジングダイ本体101を有し、サイジング ダイ本体101の内面には、パリソンPの外面とサイジングダイ本体101の内 面との間の空気を抽出して負圧にするための螺旋状のスリット103が設けられ ている。また、サイジングダイ本体101には、その外面を冷却する水槽104 が取着されている。
【0004】 更に、サイジングダイ本体101の金型D側には、金型Dから押し出されたパ リソンPの外面がサイジングダイ本体101の内面に密着し、且つスムーズにそ の内面を摺動しながら冷却されるように、サイジングダイ本体101の入口部に はオイルプレート102が設けられている。
【0005】 このサイジングダイ100によって管の成形を行う方法を説明する。 サイジングダイ100は金型Dに近接して設置される。金型DからパリソンP を押し出し、引取機で引取ってサイジングダイ100を通過させるが、このとき 、オイルプレート102には常時油を満たしておく。また、サイジングダイ本体 101の螺旋状のスリット103からは空気を抽出するとともに、水槽104に は冷却水を流通させておく。
【0006】 パリソンPは、オイルプレート102を通過する際、その外面にオイルプレー ト102内の油が塗布され、次いでサイジングダイ本体101に入る。サイジン グダイ本体101のスリット103からは空気が抽出されて負圧とされているの で、パリソンPの外面はサイジングダイ本体101の内面に密着しながら通過し 、同時に外面から水槽104内の水で冷却され固化して、所定の形状寸法に成形 される。
【0007】 このとき、パリソンPの外面には上述のようにして油が塗布されているので、 サイジングダイ本体101の内面とパリソンPの外面との摺動抵抗は小さく、パ リソンPはスムーズに通過することができる。
【0008】 しかるにこのサイジングダイ100では、長時間使用されている間に通過する パリソンPの熱によってオイルプレート102が加熱され、中の油が焼きついて 詰まりを起こし、オイルプレート102及びサイジングダイ本体101とパリソ ンPとの摺動抵抗が増大してスムーズな引き取りができなくなり、その結果製品 となった管の外面には環状の凹凸ができて、製品価値が低下するという問題があ った。
【0009】 そこで、このような問題を解決する手段として、本出願人は、先に、油に替え て水を使用するように、実公平2−28039号公報に記載されているような、 入口部の内面に冷却水通路を有する冷却環体が設けられたサイジングダイを提案 した。
【0010】
しかし、上記実公平2−28039号公報記載のサイジングダイを使用して管 を製造したところ、油を使用しないため、当然の結果として焼きつきはなかった ものの、製品となった管の外面にはなお若干の環状の凹凸が発生した。
【0011】 その理由は、実公平2−28039号公報記載のサイジングダイの場合、冷却 環体から本体につながる部分の内面が、連続する長い筒状に形成されているため に、高温の柔らかいパリソンとが通過するときの摺動抵抗が大きく、従ってパリ ソンは、冷却環体の内面と粘着して瞬間的に停止し、次いで摺動抵抗が引取 機の引取力に負けて前進するという、いわゆる「スティック・スリップ」(摺動 抵抗が大きいことによる粘着と滑りを繰り返しながら蠕動するように進行する現 象、一種の「ビビリ振動」)によるためと考えられる。
【0012】 本考案は上記のような従来装置の問題点に鑑みてなされたもので、従来装置の 問題点を解消し、外面に凹凸がなく、良好な外観をもった合成樹脂管を得ること のできるサイジング装置を提供することを目的としたものである。
【0013】
上記の目的を達成するために、本考案の合成樹脂管成形用サイジングダイは、 押出成形金型から押し出されたパリソンを通過させて成形する合成樹脂管成形用 サイジングダイであって、筒状のサイジングダイ本体と、サイジングダイ本体の 一端部に取着され冷却水通路を有する冷却環体よりなり、サイジングダイ本体の 内面には吸引孔が設けられているとともに、冷却環体の内面には周方向に走る複 数本の巾狭の凸条が形成されていることを要旨とする。
【0014】
本考案サイジングダイの冷却環体の内面には周方向に走る複数本の巾狭の凸条 が形成されていて、これら複数本の巾狭の凸条はパリソンの外面と摺接する。し たがって、連続する長い筒状に形成された従来のサイジングダイに比べ、パリソ ンの外面と摺接する冷却環体の内表面積は小さく、従って摺動抵抗が小さい。
【0015】 このサイジングダイを使用して管の成形を行う場合、サイジングダイ本体を真 空式冷却水槽内に設置し、冷却環体をサイジングダイ本体の金型側端部に設置し 、冷却環体の冷却水通路に冷却水を通水するとともに、水槽内を負圧に保ちつつ 冷却水を供給し、冷却環体の内面及びサイジングダイ本体の内面をパリソンを通 過させる。
【0016】 上述したように冷却環体の内面とパリソンの外面との間の摺動抵抗が小さく、 またパリソンは外面が急冷されて外径が僅かに縮小する。(但し、急冷によるパ リソン外径の縮小については、実公平2−28039号公報記載のサイジングダ イも同様である。)従って前記のような「スティック・スリップ」を生じにくく 、スムーズに通過するために、パリソンの外面には凹凸が生じないものと考えら れる。
【0017】 次いでパリソンはサイジングダイ本体を通過するが、吸気孔から空気が吸引さ れて負圧となっているために、パリソンの外面はサイジングダイ本体の内面に密 着し、更に冷却水で冷却されて、所定の外径に成形される。そして、サイジング ダイ本体を通過するときには、パリソンの外面はかなり冷却され固化しているの で、もはや凹凸が生じることはない。
【0018】
以下、本考案の実施例について、図面を参照して説明する。 図1は本考案実施例のサイジングダイの使用状態を示す縦断面図である。 図1に示すように、金型Dに近接して水槽Wが設置され、水槽Wの金型D側先 端部には、本考案のサイジングダイ1が設置されている。
【0019】 水槽Wは真空式冷却水槽であって、密閉構造となっており、付属の真空ポンプ によって200〜500mmHgに減圧保持することができるとともに、シャワ ー装置Sから冷却水を霧状に噴出することができる。
【0020】 図2は実施例のサイジングダイの構造を示す説明図である。 図2に示すように、サイジングダイ1はサイジングダイ本体11と冷却環体1 2の二つの主要部分よりなり、サイジングダイ本体11は水槽W内に位置して取 着され、冷却環体12はサイジングダイ本体11の金型側端部(図1に示す例で は水槽Wの外)に取着されている。
【0021】 サイジングダイ本体11は円筒状の内面111を有するが、その内径は、パリ ソンPが通過する間の収縮を見込んで、出口側が入口側より僅かに小さく形成さ れている。
【0022】 また、サイジングダイ本体11の内壁面111には、環状の吸引溝112が複 数本刻設され、吸引溝112の底には、サイジングダイ本体11の壁を貫通して 多数の吸引孔113が穿設されている。吸引溝112及び吸引孔113は、水槽 W内が負圧にされていることによってサイジングダイ本体11の内壁面111と パリソンPの外面の間の空気を排除するとともに、冷却水をパリソンPの外面に 直接接触させる役目をも果たす。
【0023】 図3は図2(A)のY部を拡大して示したもので、冷却環体12の一部の拡大 縦断面図である。 図3に示すように、冷却環体12は、サイジングダイ本体11を延長して形成 された内筒部121と、その外面に嵌着され、内面側に開口部を有する断面コ字 状の外筒部122よりなる。外筒部122はOリング2,3を介してサイジング ダイ本体11に水密状態で取着され、内筒部121と外筒部122によって環状 の水冷ジャケット123が形成されていて、給水口124(図2(A)に示す) から給水される冷却水でパリソンPを間接冷却する構造とされている。
【0024】 冷却環体12の内筒部121の内面には、3本の環状溝125が刻設されてお り、これによってパリソンPの外面と摺接する4本の周方向に走る巾狭の凸条1 26が距離を隔てて形成されている。なお、巾狭の凸条126の内径は、サイジ ングダイ本体11の内壁面111の内径よりも若干大きく形成されている。
【0025】 なお、パリソンPがスムーズに通過できるように、サイジングダイ本体11の 内壁面111と吸引溝112との角部、及び冷却環体12の巾狭の凸条126と 環状溝125との角部にはr(丸み)を付け、且つ、サイジングダイ本体11の 内面及び冷却環体12の内面には、硬質クロムメッキ等のメッキ処理を施すこと が好ましい。
【0026】 次に、上記サイジングダイ1を用いて管を成形する状況につき説明する。 金型Dから押し出したパリソンPを、サイジングダイ1の内面を通過させて、 図示しない引取機で引取りつつ、冷却環体12の給水口124から冷却水を供給 し、水冷ジャケット123中を循環させた後、図示しない排水口から排水する。 また、図示しない真空ポンプによって水槽W内を負圧にするとともに、シャワー 装置Sから冷却水を霧状に噴出させる。
【0027】 上記の状態で、押し出し直後の高温で柔らかいパリソンPは先ず冷却環体12 中を通過する。冷却環体12の内面には複数本の巾狭の凸条126に形成されて いるので、冷却環体12の内面とパリソンPの外面との間の摺動抵抗が小さくな り、またパリソンPは水冷ジャケット123中を循環する冷却水によって外面が 急冷され、外径が僅かに縮小することにもよって、パリソンPは、外面に凹凸を 生じることなくスムーズに通過する。
【0028】 続いてパリソンPはサイジングダイ本体11中を通過するが、水槽W内は負圧 とされているので、吸引溝112内の空気は吸引溝112の底に穿設されている 吸引孔113から吸引されて排除され、吸引溝112内は負圧となる。そのため パリソンPは内壁面111に押しつけられながら通過するが、通過中は冷却水の シャワーによって、サイジングダイ本体11を介して間接的に、また、吸引孔1 13から吸引溝に浸入する冷却水によって直接的に冷却され、固化して、所定の 外径の管が得られる。そして、パリソンPはサイジングダイ本体11を通過する ときには、パリソンPの外面はかなり冷却され硬化しているので、もはや管の表 面に凹凸が生じることはない。
【0029】 以上、本考案の実施例について詳細に説明したが、具体的な構成は上記実施例 に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等も 本考案に含まれる。 例えば、実施例では、冷却環体12を通過するとき、パリソンPは内筒部12 1を隔てて間接冷却される構造となっているが、環状溝125の底に水冷ジャケ ット123と連絡する孔またはスリットを設け、冷却水がパリソンPに触れるこ とによって、直接冷却も行えるようにしたものとしてもよい。
【0030】 また、実施例では冷却環体12の内面に4本の巾狭の凸条126を環状に設け たが、巾狭の凸条の本数を増やしたり、巾をより狭くしたものとしてもよく、ま た連続した螺旋状の溝を刻設することによって、巾狭の凸条を螺旋状に形成した もの等としてもよい。
【0031】 更に、実施例では、丸孔の吸引孔113をサイジングダイ本体11内面に刻設 した吸引溝112の底に設けたが、例えばサイジングダイ本体を貫通し、円周方 向に長いスリット状のものを、千鳥状に配列して設けたもの等としてもよい。
【0032】
以上の説明で明らかなように、本考案の合成樹脂管成形用サイジングダイを用 いることによって、押し出された直後のパリソンとサイジングダイとの摺動抵抗 を小さくすることができ、パリソンは冷却環体中をスムーズに通過することがで きるので、表面に凹凸のない、良好な外観をもった合成樹脂管が得られる。
【図1】本考案実施例のサイジングダイの使用状態を示
す縦断面図。
す縦断面図。
【図2】実施例のサイジングダイの構造を示す説明図で
あって、 (A)は縦断面図。(B)はX−X線に沿って切断した
横断面図。
あって、 (A)は縦断面図。(B)はX−X線に沿って切断した
横断面図。
【図3】図3(A)のY部の拡大図。
【図4】従来のサイジングダイの使用状態を示す縦断面
図。
図。
1 サイジングダイ 11 サイジングダイ本体部 111 内壁面 112 吸引溝 113 吸引孔 12 冷却環体 121 内筒部 123 水冷ジャケット 125 環状溝 126 巾狭の凸条 D 金型 P パリソン
Claims (1)
- 【請求項1】 押出成形金型から押し出されたパリソン
を通過させて成形する合成樹脂管成形用サイジングダイ
であって、筒状のサイジングダイ本体と、サイジングダ
イ本体の一端部に取着され冷却水通路を有する冷却環体
よりなり、サイジングダイ本体の内面には吸引孔が設け
られているとともに、冷却環体の内面には周方向に走る
複数本の巾狭の凸条が形成されていることを特徴とする
合成樹脂管成形用サイジングダイ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP027047U JPH0683329U (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 合成樹脂管成形用サイジングダイ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP027047U JPH0683329U (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 合成樹脂管成形用サイジングダイ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0683329U true JPH0683329U (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=12210165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP027047U Pending JPH0683329U (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 合成樹脂管成形用サイジングダイ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0683329U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000312732A (ja) * | 1999-04-05 | 2000-11-14 | Hillerich & Bradsby Co | 強化木製バット |
| JP2010076318A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | 中空プラスチックシート用サイジング装置およびそれを用いた中空プラスチックシートの製造方法 |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP027047U patent/JPH0683329U/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000312732A (ja) * | 1999-04-05 | 2000-11-14 | Hillerich & Bradsby Co | 強化木製バット |
| JP2010076318A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | 中空プラスチックシート用サイジング装置およびそれを用いた中空プラスチックシートの製造方法 |
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