JPH0683575B2 - サイクロコンバ−タ装置 - Google Patents

サイクロコンバ−タ装置

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JPH0683575B2
JPH0683575B2 JP18774186A JP18774186A JPH0683575B2 JP H0683575 B2 JPH0683575 B2 JP H0683575B2 JP 18774186 A JP18774186 A JP 18774186A JP 18774186 A JP18774186 A JP 18774186A JP H0683575 B2 JPH0683575 B2 JP H0683575B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、電源トランスの容量を低減させたサイクロコ
ンバータ装置に関する。
(従来の技術) サイクロコンバータは一定周波数の交流電力を他の異な
る周波数の交流電力に直接変換する装置であるが、その
構成素子たるサイリスタを電源電圧によって転流させる
ため、電源から多くの無効電力をとる欠点がある。ま
た、その無効電力は負荷側の周波数に同期して常に変動
している。このため、電源系統設備の容量を増大させる
だけでなく、無効電力変動により同一系統に接続された
電気機器に種々の悪影響を及ぼしている。
このようなサイクロコンバータの無効電力を補償する方
法として、特開昭56-44382等の技術がある。
すなわち、サイクロコンバータの受電端に一定の進み無
効電力をとる進相コンデンサを設置し当該サイクロコン
バータの遅れ無効電力が進相コンデンサの進み無効電力
と常に等しくなるようにサイクロコンバータの循環電流
を調整するものである。
一方、この無効電力補償形サイクロコンバータ装置で
は、交流電源と各コンバータとの間に、降電圧あるいは
昇電圧の目的で、もしくはコンバータの絶縁の目的で電
源トランスを設置するが、この電源トランスの容量とし
て各コンバータの遅れ無効電力をも供給しうる容量が必
要とされた。すなわち、負荷に供給し得る電力に加えて
進相コンデンサの進み無効電力に対向する遅れ無効電力
を電源トランスを介してサイクロコンバータに供給しな
ければならない。そのため、当該電源トランスが大形大
量化し、高価なものとなる。
これに鑑み、特開昭57-80267が提案された。第4図はそ
の従来のサイクロコンバータ装置の主回路構成図を示す
ものである。
図中、BUSは3相交流電源の電線路、TrU,TrV,TrWは電源
トランス、CAPU1〜CAPU4,CAPV1〜CAPV4,CAPW1〜CAPW4
は進相コンデンサ、CC−U,CC−V,CC−Wは循環電流式サ
イクロコンバータ、U,V,Wは3相交流負荷をそれぞれ表
わす。
U相サイクロコンバータCC−Uは、正群コンバータSS
PU,SDPUと負群コンバータSSNU,SDNU及び直流リアクト
ルLOUから構成されている。いわゆる制御相数(制御パ
ルス数)が12パルスの循環電流式サイクロコンバータと
なっている。
V相及びW相のサイクロコンバータCC−V,CC−Wも同様
に構成されている。
U相サイクロコンバータCC−Uの入力側には、電源トラ
ンスTrUの2次巻線側に4分割された進相コンデンサCAP
U1〜CAPU4が接続されている。
このように進相コンデンサCAPU1〜CAPU4を電源トランス
TrUの2次巻線側に接続することによりサイクロコンバ
ータCC−Uがとる遅れ無効電力と進相コンデンサCAPU1
〜CAPU4がとる進み無効電力がある程度打ち消し合い、
電源トランスTrUの容量を低減させる効果がある。V相
及びW相も同様である。
第5図は、第4図のサイクロコンバータCC−Uの入力側
の電流値を示したもので、ISSPUは正群コンバータSSPU
の入力電流、ISSNUは負群コンバータSSNUの入力電流、I
capu1及びIcapu2は進相コンデンサCAPU1及びCAPU2の電
流の大きさを示す。
負荷U,V,Wが交流電動機の場合、始動及び低速運転時に
は逆起電力がほとんど発生せずサイクロコンバータの出
力電圧も小さく、その制御位相角αは大略90°に近いと
ころで運転される。従って、各コンバータの入力電流I
SSPU,ISSNU等は大部分が遅れ無効電流であると見てよ
い。
従って、電源トランスTrUの2次巻線に流れる電流ITr2
の大きさは、 ITr2=|ISSPU−Icapu1| となり、また、TrUの1次巻線に流れる電流のITr1の大
きさは、 ITr1=2×|ISSPU+ISSNU−Icapu1−Icapu2| となる。
このように、電源トランスTrUの容量を低減させること
ができるが、進相コンデンサCAPU1〜CAPU4に流れる進み
電流Icapu1〜Icapu4が一定値となっているのに対し、各
コンバータの入力電流ISSPU,ISSNU等は出力電流IUに応
じて図のように変化するため、その差分の電流が電流ト
ランスTrUに流れる。
交流電動機負荷の速度が高くなるに従い、有効電力を消
費するようになり、上記無効電力分に加えて、当該有効
電力分も電源トランスTrUが負担しなければならないの
は言うまでもない。
(発明が解決しょうとする問題点) 上記従来のサイクロコンバータ装置は、進相コンデンサ
CAPU1〜CAPU4等を分割して電源トランスTrU等の2次巻
線側に接続することにより、当該電源トランスTrU等の
容量をある程度低減させることができる。
しかし、進相コンデンサに流れる電流が一定値であるの
に対し、各コンバータの入力電流は、サイクロコンバー
タの出力電流に応じて大きく変化するため、その差分の
無効電流は電源トランスが負担しなければならず、容量
低減させる効果が半減していた。特に、トランスの2次
電流の容量低減はあまり期待できないのが現状である。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたもので、電源
トランスの容量を大幅に低減させたサイクロコンバータ
装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 以上の目的を達成するため、本発明は交流電源と、各相
毎に絶縁された負荷装置と、当該負荷の各相毎に電流を
供給するため正群及び負群コンバータを有するサイクロ
コンバータと、当該サイクロコンバータの各相正群コン
バータの入力側共通端子に接続された第1の進相コンデ
ンサと、前記サイクロコンバータの各相負群コンバータ
の入力側共通端子に接続された第2の進相コンデンサ
と、前記交流電源と前記サイクロコンバータとの間に介
在する電源トランスとでサイクロコンバータ装置を構成
している。
また、サイクロコンバータの制御相数(制御パルス数)
に応じて前記第1及び第2の進相コンデンサをさらに分
割して構成している。
(作用) すなわち、サイクロコンバータの出力相数が3相の場
合、各相サイクロコンバータの正群コンバータの入力側
端子を共通の第1の進相コンデンサに接続し、その端子
を電源トランスの2次巻線に接続することにより、3相
分の正群コンバータの入力電流の遅れ無効分と前記第1
の進相コンデンサの進み電流が打ち消し合い、電源トラ
ンスの2次巻線には有効電源しか流れない。負群コンバ
ータの入力側も同様に作用し、結果的に電源トランスの
容量を大幅に低減させることが可能となる。
このとき、サイクロコンバータの負荷は各相毎に絶縁さ
れており、電源短絡が生じることを防止している。
サイクロコンバータの制御相数(制御パルス数)が増加
した場合には、それに応じて前記第1及び第2の進相コ
ンデンサをさらに分割し、出力電流リップルの小さい運
転を行うことができる。この場合でも、電源トランスの
容量低減の効果は同じである。
(実施例) 第1図は、本発明のサイクロコンバータ装置の実施例を
示す構成図である。
図中、SUPは3相交流電源、MTRは電源トランス、CA
P11,CAP12は第1の進相コンデンサ、CAP21,CAP22は第
2の進相コンデンサ、CC−U,CC−V,CC−Wは循環電流式
サイクロコンバータ、U,V,Wは3相交流負荷である。
U相サイクロコンバータCC−Uは正群コンバータSSPU,
SDPUと負群コンバータSSNU,SDNU及び直流リアトルLOU
(LOU1〜LOU5)で構成されている。V相及びW相のサイ
クロコンバータCC−V,CC−Wも同様である。
また、CTsは3相交流電流検出用変流器、PTsは3相交流
電圧検出用変成器、VARは無効電力演算回路、CTU,CTV,C
TWは出力電流検出器、CTPU,CTNU,CTPV,CTNV,CTPW,CTNW
は各コンバータの出力電流検出器である。
第2図は、第1図の装置の制御回路の実施例を示す構成
図である。
図中、VRQは無効電力設定器、HQ(s)は無効電力制御
補償回路、GOU(s),GOV(s),GOW(s)は負荷電
流制御償回路、GU(s),GV(s),GW(s)は負荷電
流制御補償回路、OC1〜OC3は循環電流演算回路、C1〜C7
は比較器、A1〜A6は加算器、INV1〜INV3は反転増幅器を
それぞれ表わす。
以下、第1図及び第2図の実施例を参照しながら本発明
装置の動作を説明する。
まず、負荷電流IU,IV,IWの制御動作を説明する。U相
サイクロコンバータCC−Uを例にとって説明する。
負荷電流IUを変流器CTUによって検出し、比較器C3に入
力する。比較器C3により、当該電流検出器IUとその指令
値IU *を比較し、その偏差εU=IU *−IUを求める。当該
偏差εUを次の電流制御補償回路GU(s)に入力し増幅
する。GU(s)の出力信号は、1つは加増器A1を介して
正群コンバータSSPU,SDPUの位相制御回路PHPUに入力す
る。またGU(s)の出力信号の他の1つは反転増幅器IN
V1及び加算器A2を介して負群コンバータSSNU,SDNUの位
相制御回路PHNUに入力する。
いま、仮に循環電流制御回路GOU(s)からの出力信号
が十分小さいものとして無視すると、上記位相制御回路
PHPU及びPHNUの入力信号vαPU及びvαNUは次の関係を
する。ただし、GU(s)は比例要素KUだけとする。
vαPU=εU・KU vαNU=−εU・KU また、正群及び負群コンバータの出力電圧VPU,VNUを第
1図の矢印の方向を正として考えると、次のような関係
を有する。
VPU=kV・VS・cos αPU VNU=−kV・VS・cos αNU ただし、kVは変換定数、VSは電源電圧、αPU,αNUは正
群及び負群コンバータの制御位相角である。
さらに、cosαPU=k・vαPU,cosαNU=k・vαNUの
関係があるので、VPU=VNUとなり、このときの制御位相
角はαNU=180°−αPUの関係を有する。
負荷Uに印加される電圧VUは、正群及び負群コンバータ
の出力電圧VPU,VNUの平均値となる。
VU=(VPU+VNU)/2 =kV・k・VS・εU・KU すなわち、電流偏差εUに比例した電圧VUが負荷に印加
される。
IU *>IUの場合、偏差εUは正の値となり、出力電圧VUを
増大させて、電流IUを増やす故に最終的にIU≒IU *とな
るように制御される。
逆にIU *<IUとなった場合、偏差εUは負の値となり、VU
を負の値にして、電流IUを減少させ、やはり、IU≒IU *
となって落ち着く、電流指令値IU *を正弦波状に変化さ
せると、それに応じて、実電流IUも正弦波に制御され
る。
このとき、常にVPU=VNUを満足しており、循環電流IOU
の増減はない。
V相,W相の負荷電流IV,IWも同様に制御される。
次に循環電流IOU,IOV,IOWの制御動作を説する。やは
り、U相サイクロコンバータCC−Uを例にとって説明す
る。
U相サイクロコンバータの循環電流IOUは、変流器CTPU
及びCTNUによって検出された正群及び負群コンバータの
出力電流IPU及びINUを演算回路OC1に入力し、次の演算
を行うことにより求められる。
IOU=(IPU+INU−|(IPU−INU)|)/2 ここで、IPU−INU=IUの関係がある。
このようにして、求められた循環電流検出値IOUを比較
器C2に入力し、循環電流指令値IO * Uと比較する。当該偏
差εOU=IO * U−IOUを電流制御補償回路GOU(s)に入力
し、増幅する。GOU(s)の出力信号は各々加算器A1及
びA2を介して、前記位相制御回路PHPU,PHNUに入力され
る。
故に、前記PHPU,PHNUの入力信号vαPU,vαNUは、次の
ように変更される。ただし、GOU(s)=KOUとして考え
る。
vαPU=εU・KU+εOU・KOU vαNU=−εU・KU+εOU・KOU 従って、正群及び負群コンバータの出力電圧VPU及びVNU
は、上記εOU・KOUの分だけバランスがくずれ、循環電
流IOUを増減させる。
すなわち、IOU *>IOUとなった場合、偏差εOUは正の値
となり、その分だけVPU>VNUとなる。故に循環電流IOU
=IOU *となって落ち着く。
逆にIOU *<IOUとなった場合、偏差εOUは負の値となり
その分だけ、VPU<VNUとなる。故にIOUは減少し、やは
り、IOU=IO * Uとなるように制御される。
V相,W相の循環電流IOV,IOWも同様に制御される。
上記循環電流の指令値IO * U,IO * V,IO * Wは無効電力制御
回路HQ(s)からの出力信号によって与えられる。
次にその無効電力制御の動作を説明する。サイクロコン
バータの受電端に設置された変流器CTS及び変成器PTSに
よつて、3相交流電流及び3相交流電圧を検出し、無効
電力演算回路VARに入力する。受電端の無効電力QSは、
上記電源電圧vR,vS,vTを90°だけ位相を遅らせ、各相
電流iR,iS,vTをそれぞれ乗じ3相分加えて求める。す
なわちQS=vR′・iR+vS′・iS+vT′・iT によって瞬時無効電力QSが検出される。
当該無効電力検出値QSを比較器C1に入力し、無効電力設
定器VRQからの指令値QS *と比較する。当該偏差εQ=QS *
−QSを無効電力制御補償回路HQ(s)に入力し、積分増
幅あるいは比例増幅を行う。通常、定常偏差εQを零に
するためHQ(s)には積分要素が使われる。
HQ(s)の出力信号は各相サイクロコンダータの循環電
流の指令値IO * U,IO * V,IO * Wとなる。
QS *>QSとなった場合、偏差εQは正の値となり、循環電
流指令値IO * U,IO * V,IO * Wを増加させる。実際の循環電
流IOU,IOV,IOWは前に述べた通り、IOU≒IO * U,IOV≒I
O * V,IOW≒IO * Wとなるように制御されるので、当該循環
電流IOU,IOV,IOWも増加し、受電端の遅れ無効電力QS
を増大させQS=QS *となって落ち着く。
逆にQS *<QSとなった場合、偏差εQは負の値となり、各
相循環電流IOU,IOV,IOWを増加させ、受電端の遅れ無
効電力QSを減らしてやはりQS=QS *となるように制御さ
れる。
なお、この場合、無効電力検出値QSは遅れを正の値とし
て取り扱う。
また、一般には入力力率=1の運転を行うため前記無効
電力指令値QS *=0として与える。
サイクロコンバータCC−U,CC−V,CCWは電源電圧を利用
して自然転流させるため、常に遅れ無効電力QCCをと
る。当該遅れ無効電力QCCは負該電流IU,IV,IWの値に
より、また、そのときの各コンバータの制御位相角
αPU,αNU,αPV,αNV,αPW,αNWの値により変化す
るが、前述のように各相サイクロコンバータの循環電流
IOU,IOV及びIOWを調整することにより、QCCを一定値に
することができる。
これに対し、電源トランスMTRの2次巻線側に分割して
接続された進相コンデンサCAP11,CAP12,CAP21,CA22
は一定の進み無効電力Qcapをとり、前記遅れ無効電力Q
CCと打ち消し合って電源SUPからは有効電力PSだけを供
給すればよいことになる。
さて、本発明装置のサイクロコンバータ装置ではCC−U
の正群コンバータSSPUとCC−Vの正群コンバータSSPV及
びCC−Wの正群コンバータSSPWの入力側端子は、共通の
進相コンデンサCAP11に接続され、CAP11の進み無効電力
Qcap11とSSPU,SSPV及びSSPWの遅れ無効電力の和QSSP1
が打ち消し合う。このときQSSP1は次式のように表わす
ことができる。
QSSP1=kQ(IPU・sinαPU+IPU・sinαPV+IPW・sinα
PW) ただし、kQは比例数 負荷U,V,Wが交流電動機の電機子巻線とした場合、始
動、低速運転時には、速度起電力が小さいため、サイク
ロコンバータの出力電圧VU,VV,VWは小さく、制御位相角
αPU≒αPV≒αPW≒90°の状態で運転される。このと
き、サイクロコンバータのとる遅れ無効電力QSは最大と
なり循環電流IOU,IOV,IOWは最小値となる。
進相コンデンサCAP11,CAP12,CAP21,CAP22は、αPU=α
NU=αPV=αNV=αPW=αNW=90°のとき、負荷電流
IU,IV,IWが最大値をとるときのサイクロコンバータの遅
れ無効電力QCCを打ち消すように、Qcap=Qcap11+Q
cap12+Qcap21+Qcap22を用意する。故にQcap11=Qcap/
4となる。
第3図は、循環電流IOU=IOV=IOW≒0として、正群コ
ンバータSSPU,SSPV,SSPWの出力電流IOU,IOV,IOWと
遅れ無効電力QSSP1の波形を表わす。ただし、αPU≒α
PV≒αPW≒0として取扱っている。
電源トランスMTRのΔ結果の2次線に接続された正群コ
ンバータSDPU,SDPV,SDPWの遅れ無効電力QSDP1も同様に
なる。すなわち、 QSDP1=QSSP1 となる。
一方、負群コンバータSSNU,SSNV及びSSNWの出力電流I
NU,INV,INWは第3図の電流波形IPU,IPV及びIPWとは位
相が180°ずれるが、無効電力QSSN1は、 QSSN1=kQ(INU・sinαNU+INU・sinαNV+INW・sinα
NW)となり、前記正群コンバータのとる無効電力QSSN1
と一致する。
すなわち、 QSSP1=QSDP1=QSSN1=QSDN1 =QCC/4 が成り立つ。進相コンデンサCAP11,CAP12,CAP21,CAP
22がとる進み無効電力Qcapを上記サイクロコンバータが
とれる遅れ無効電力QCCの最大値QCC(max)だけ用意し
た場合、常にQCC=Qcapとなるように循環電流IOU,
IOV,IOWが流れ、 QSSP1=Qcap11 を満足することになる。
すなわち、電源トランスMTRの2次側で、進相コンデン
サCAP11がとる進み無効電力Qcap11と正群コンバータSSP
U,SSPV,SSPWがとる遅れ無効電力QSSP1が完全に打ち消し
合いトランスMTRの2次巻線には有効電流だけが流れる
ことになる。
他の2次巻線も同様である。
サイクロコンバータCC−U,CC−V,CC−Wの出力端子は負
荷の各相毎に分離されており、入力側を共通にしても短
絡電流は流れることはない。
第1図の装置は、12パルスのサイクロコンバータについ
て説明したが、6パルスのサイクロコンバータでは、第
1の進相コンデンサCAP1と第2の進相コンデンサCAP2を
用意すればよく、また、24パルスのサイクロコンバータ
では、第1の進相コンデンサを4分割し、CAP11,CAP12,
CAP13,CAP14とし第2の進相コンデンサも4分割し、CAP
21,CAP22,CAP23,CAP24とすればよい。
第1図の装置は循環電流式サイクロコンバータについて
説明したが、非循環電流式サイクロコンバータの力率改
善に適用しても同様のことができるとは言うまでもな
い。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明のサイクロコンバータ装置では、
電源トランスMTRの2次側で完全に無効電力を打ち消し
合うことができ、当該トランスの容量を大幅に低減させ
ることが可能である。特に2次巻線に流れる電流が有効
電流だけとなり、従来の装置のように2次巻線の電流容
量を増やす必要がなくなる。
また、電源トランスの数は従来の装置の1/3となり、そ
の分のコスト低減を図れる。
さらに軽負荷運転時には電源トランスに流れる電流も小
さくなり、その分損失も小さくなって効率の良い運転が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のサイクロコンバータ装置の実施例を示
す構成図、第2図は第1図の装置の制御回路の実施例を
示す構成図、第3図は第1図の装置の動作を説明するた
めの波形図、第4図は従来のサイクロコンバータ装置の
構成図、第5図は第4図の装置の動作を説明するための
波形図である。 SUP…3相交流電源 MTR…電源トランス CAP11,CAP12…第1の進相コンデンサ CAP21,CAP22…第2の進相コンデンサ CC−U,CC−V,CC−W…循環電流式サイクロコンバータ U,V,W…交流負荷 SSPU,SSPU,SSPW(正群コンバータ) SDPU,SDPV,SDPW(正群コンバータ) SSNU,SSNV,SSNW(負群コンバータ) SDNU,SDNV,SDNW(負群コンバータ) LOU1〜LOU5…(直流リアクトル) LOV1〜LOV5…(直流リアクトル) LOW1〜LOW5…(直流リアクトル)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源と、各相毎に絶縁された負荷装置
    と、当該負荷装置の各相毎に電流を供給するための正群
    及び負群コンバータを有するサイクロコンバータと、当
    該サイクロコンバータの各相正群コンバータの入力側共
    通端子に接続された第1の進相コンデンサと、前記サイ
    クロコンバータの各相負群コンバータの入力側共通端子
    に接続された第2の進相コンデンサと、前記交流電源と
    前記サイクロコンバータとの間に介在する電源トランス
    とから構成されるサイクロコンバータ装置。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2の進相コンデンサを前記
    サイクロコンバータの制御パルス数に応じて分割したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のサイクロコ
    ンバータ装置。
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