JPH0683607B2 - 歩行型水田作業車における感知フロート構造 - Google Patents

歩行型水田作業車における感知フロート構造

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JPH0683607B2
JPH0683607B2 JP16370987A JP16370987A JPH0683607B2 JP H0683607 B2 JPH0683607 B2 JP H0683607B2 JP 16370987 A JP16370987 A JP 16370987A JP 16370987 A JP16370987 A JP 16370987A JP H0683607 B2 JPH0683607 B2 JP H0683607B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、田植機、施肥機、播種機等の歩行型水田作業
車における感知フロート構造に関するものである。
[従来技術及び発明が解決しようとする問題点] 一般に、この種歩行型の水田作業車のなかには、メイン
フロートの前部左右両外側方に感知フロートを配し、該
感知フローが耕盤の凹凸によつて上下背反的な揺動をし
たことを感知して機体の左右水平姿勢制御を行うように
したものがある。
ところで、歩行型の水田作業車では、メインフロートの
前頭部を接地させて機体の回行作業を行うことになり、
この結果、メインフロートの前頭部を幅広にして接地面
積を広くして回行作業が容易となるようにすることが好
ましく、一方、植付け時の直進性を良くするため滑走面
は幅狭にすることが好ましい。そこで、メインフロート
の形状を、前頭部を幅広にしその後方を幅狭にしたもの
が知られている。
そして、この様な形状のメインフロートの側方に感知フ
ロートを配するにあたり、第11図(B)に示す如く、メ
インフロート10の幅広な前頭部10a側方に配することが
試みられている。しかるにこのものは、両フロート間に
形成される泥水流路Xが幅広部位置に対応して形成され
るため、どうしても隣接する既植苗列Nに近い状態で後
方に流れてしまうことになる。そのうえ、機体が左右ロ
ーリングした場合に、メインフロートの外側縁が浮沈す
ることになるが、前頭部10aの後側コーナー部10cの浮沈
によつて大きな波Yが発生する。そしてこの波Yは、感
知フロート11に殆ど遮られることなく後方外側方に広が
る状態で伝播していくことになり、このことと、前記泥
水流路Xが隣接既植苗Nに近い状態で後方に流れること
とが相俟つて、隣接既植苗への影響が大きく、押し止せ
る泥水により既植付苗が押し倒されたり乱されたりする
という問題がある。
これに対し、第11図(C)に示す如く、感知フロート11
を後方に長く延長して後側コーナー部10cを覆う構成に
することが提唱されるが、泥水流路Xが隣接する既植苗
列Nに依然として近いことに代わりないうえ、左右ロー
リングに基づいてコーナー部10cから発生する泥水波Y
が後方外側方に広がるのを遮るには、感知フロートを必
要以上に長いものにしなければならないことになつて事
実上採用できないことになる。
[問題を解決するための手段] 本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの問題を一掃す
ることできる歩行型水田作業車における感知フロート構
造を提供することを目的として創案されたものであつ
て、前頭部が幅広で後部が幅狭に形成されたメインフロ
ートの幅広部から幅狭部に至る部位の外側方に感知フロ
ートを配するにあたり、前記感知フロートを、前部が幅
狭で後部がメインフロート側に膨出した形状として、感
知フロートのメインフロート側の内側縁がメインフロー
トの外側縁形状に略沿うように構成したことを特徴とす
るものである。
そして本発明は、この構成によつて、メインフロートと
感知フロートとの間を流れる泥水の既値苗への影響を可
及的に小さくすることができるようにしたものである。
[実施例] 次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は水田作業車の一例である歩行型田植機
の走行機体であつて、該走行機体1の機体フレーム2の
前部にはエンジン3が設けられ、後部には苗載台4、植
付爪5、運転ハンドル6等の部材が設けられていること
は何れも従来通りである。さらに7は走行車輪、8はチ
エンケース、9はボンネツトであり、これらも従来通り
である。
前記機体フレーム2の下方にはメインフロート10が装着
されているが、該メインフロート10の前部左右両側には
感知フロート11がそれぞれ配されている。メインフロー
ト10は、前頭部10aが幅広になつていて、機体回行時に
接地面積を広く確保できるようになつており、そして植
付け時の直進性を良くするため滑走面はその後部10bで
幅狭な形状になつている。一方、感知フロート11は、前
記メインフロート10の前頭部10aから後部10bに至る部位
の外側方に配されているが、該感知フロート11の外側縁
は前後方向に略直線状になつており、また内側縁形状
は、前部11aがメインフロート10の幅広な前頭部10aの外
側縁に沿い、後部11bがメインフロート10の幅狭な後部1
0bの外側縁に沿うよう中間部が折曲した形状になつてい
て、後部11bがメインフロート10側に膨出している。し
かも感知フロート11の水切りをする底面は泥水が感知フ
ロート11とメインフロート10との間隙に積極的に流入案
内するよう、感知フロート11の外側縁部を頂部として内
側に括れた形状になつている。この感知フロート11の前
部11aにブラケツト12が一体的に取付けられているが、
該ブラケツト12は、機体フレーム2側に一体的に固着さ
れたエンジンベース3a側から延びる支持フレーム13の前
端部に支軸12aを介して上下方向揺動自在に枢支されて
おり、これによつて感知フロート11は、低位となつた後
部11bが耕盤の凹凸に倣つて上下揺動するようになつて
いる。前記支持フレーム13の中間部にはさらに支軸14が
ブラケツト13aを介して軸芯回りに回動自在に軸支され
ているが、該支軸14の外端部は感知フロート11の幅狭な
上面部位まで延設されていて、感知フロート11の上動
を、感知フロート11が支軸14に接当するまでの範囲に規
制するようになつている。さらに感知フロート11の後部
(支軸14部位よりも後方)上面に形成したリブ11dには
ガイド板15の下端部がピン5aによつて枢支されている
が、該ガイド板15に形成した長孔15bには前記支軸14が
摺動自在に嵌合していて、感知フロート11が上下揺動を
する際のガイドとなるように構成されている。
また、感知フロート11の前部ブラケツト12にはリンク16
の上端部が一体的に固定されており、一方、支軸14には
さらにリンク17が上下揺動自在に軸支されている。この
リンク17の一方の腕体17aと前記リンク16の下端部の間
には連結リンク18が介装されている。さらに上記リンク
17の他方の腕体17bには感知ロツド19の下端部が揺動自
在に枢結されている。そして感知フロート11が耕盤の凹
凸に倣つて支軸12aの軸芯回りに上下揺動した場合に、
この揺動に連繋するリンク16、連結リンク18、リンク17
のリンク作動で感知ロツド19が上下の感知作動をするよ
うになつている。尚、20はエンジンベース2aに一体的に
設けられたバンパであるが、感知フロート11が取付けら
れる支持フレーム13とは別体になつている。
一方、21はシリンダ筒21a側が機体フレーム2側にブラ
ケツト2c等の適宜固定部材を介して一体的に取付けられ
る昇降制御用シリンダであつて、該昇降制御用シリンダ
21は、シリンダロツト21bが後方に向けて伸縮するよう
になつており、その先端部に天秤腕22の中央部が支軸22
aを介して水平揺動自在に取付けられている。そしてこ
の天秤腕22の両端部は、連結ロツド23を介して前記チエ
ンケース8側に連繋されているが、天秤腕22は、昇降制
御用シリンダ21が伸縮作動した場合に、機体フレーム2
側に一体的に組付けられたガイド棒24にガイドされなが
ら前後移動をし、これによつて走行車輪7の同時の上下
動変位を行つて機体の昇降動制御を行うようになつてい
る。
さらに上記ガイド棒24に摺動自在に取付けられたホルダ
25に、シリンダロツド26aの両端部が固定された復動式
の水平制御用シリンダ26が設けられている。またホルダ
25から突出した腕体25aの先端部は、天秤腕22側に一体
化した腕体22bの基端部に、天秤腕22の支軸22aと略同芯
位置でピン22cを介して揺動自在に枢支されている一
方、腕体22bの先端部に形成した長孔22dに水平制御用シ
リンダ26のシリンダ筒26bから突設したピン26cが嵌入係
合している。そして後述するように水平制御用バルブ28
の切換えで水平制御用シリンダ26が、シリンダ筒26bの
左右方向を向いた変位作動をすることによつて、天秤腕
22は支軸22aを支点として水平揺動をし、これによつて
左右走行車輪7の背反した上下動を行い機体の水平制御
をするようになつている。尚、25bはホルダ25に穿設し
たピン26c用のガイド孔である。
27は昇降制御用シリンダ21の前部に一体的に取付けられ
た昇降制御用バルブであつて、該バルブ27は、例えばメ
インフロート10の田面変化に倣つた上下動感知に連繋し
て切換るように構成されており、昇降制御用シリンダ21
の伸縮作動を行わしめるものであるが、この昇降制御用
バルブ27の側方(実施例では左側方)に水平制御用バル
ブ28が連結板29、ボルト29a等の適宜連結部材を介して
一体的に組付けられている。さらに昇降制御用バルブ27
の上面にはブラケツト30が一体的にボルト30a固定され
ているが、このブラケツト30に一体固定された支持板31
には支軸32が突成されている。一方、33は平面視におい
略コ字形をした板状の揺動腕であつて、該揺動腕33の中
央部は後方に向けて略逆L形状の補助板33aが一体的に
突設されている。そして揺動腕33は、補助板33aの折曲
される先端片を支持板31に摺動自在に当てがう状態で支
軸32が補助板33aの先端部および揺動腕33を揺動自在に
貫通することで支軸32回りに上下揺動自在に支持されて
いる。この揺動腕33の両端部33bには、作動軸34が、軸
芯方向の移動はEピン34bによつて規制される状態で軸
芯回りには回動自在となるよう貫通支架されている。ま
たブラケツト30には後方に向けて取付け片30bが折曲形
成されており、この取付け片30bに燃料タンク35を組付
けるための取付け孔30cが穿設されている。
前記揺動腕33の一端部は、前述したように昇降制御用バ
ルブ27の側方に組付けた水平制御用バルブ28側に向けて
長く延出しており、この延出片33cに連結ピン33dを介し
て水平制御用バルブ28のスプール28aが止着されてい
る。そして後述するように揺動腕33が支軸32を支点とし
て上下揺動することによつてスプール28aが押し引き作
動され、水平制御用バルブ28のバルブ切換えが成される
ようになつている。そしてこのものは、中立状態、つま
り感知フロート11が左右何れも同一高さ姿勢となつてい
る場合に、正面視において水平方向を向く揺動腕33、こ
の支軸32、並びにスプール28aの連結ピン33bは略一直線
上に位置した略同一高さ位置となる配置構成となつてい
る。
さらに、前記揺動腕33の上下揺動は次の構成で成される
ようになつている。つまり、前述した作動軸34の左右両
端部にはリンク板34aの基端部が一体的に固定されてい
るが、このリンク板34aの先端部には、略L字形をした
アジヤスタ板36の一片がピン36aを介して揺動自在に枢
結されている。さらにアジヤスタ板36の他片には前記感
知ロツド19の螺子溝19aを刻設した上端部が、ナツト19b
によつてロツド長調節ができるよう遊嵌状に貫通取付さ
れている。そして左右の感知フロート11が、耕盤の凹凸
変化によつて左右背反的な揺動をした場合に、これに連
動した感知ロツド19の上下背反した逆移動によつて、揺
動腕33は支軸32を支点として上下揺動をし、これによつ
てスプール28aの押し引き作動が成されて、水平制御用
バルブ28が切換え制御され、上動した感知フロート11側
の走行車輪7が下動する側に天秤腕22の揺動をするよう
水平制御用シリンダ26が作動する構成となつている。と
ころで、感知フロート11が同時に上下揺動をした場合
は、作動軸34が揺動腕33に対して軸芯回りに回動するこ
とで吸収されるようになつている。
尚、水平制御用バルブ28から水平制御用シリンダ26への
配管37は、水平制御用バルブ28を外側面から延び、昇降
制御用シリンダ21を横切つて反対側からシリンダ筒26b
に達する略S字形状に配されており、また水平制御用バ
ルブ28からトランスミツシヨンケース38側への戻り配管
39は、昇降制御用バルブ27の前方に配されたエンジン用
エアクリーナ40の側枠外側方を迂回するように沿わせて
配管され、戻し油の積極的な冷却を行うようになつてい
る。
叙述の如く構成された本発明の実施例において、メイン
フロート10は、機体回行時に広い接地面積を確保できる
よう前頭部10aが幅広に形成されており、一方、植付け
時の直進性を確保できるよう後部10bは幅狭となつてい
るものであるが、その幅広部から幅狭部に至る部位の外
側方に配される感知フロート11は、内側縁の形状がメイ
ンフロート10の外側縁の形状に沿うよう後部11bにおい
てメインフロート10側に膨出するよう折曲している。こ
の結果、機体走行に伴いメインフロート10と感知フロー
ト11との間に流入する泥水は、折曲した感知フロート11
の内側縁によつて既植苗列Nから遠くなるメインフロー
ト10の幅狭な後部10b側に強制的に寄せられ、そして感
知フロート11を越えた泥水はそのままメインフロート後
部10bの外側縁に沿つて後方に流れることになつて、泥
水流路Xが既植苗列Nから遠くなる。
しかも、機体1が左右ローリングした場合に、メインフ
ロート前頭部10aの後側コーナー部10cから発生する泥水
波は、メインフロート10側に膨出した感知フロート後部
11bによつて確実に遮られて消波せしめられることにな
り、このことと、前記泥水流路Xが既植苗列Nから遠い
メインフロート幅狭部に沿つて後方に流れることとが相
俟つて、泥水が既植苗列Nに対して影響を与えてしまう
ことを確実に防止できる。
そのうえ、しかも感知フロート11の後部11bがメインフ
ロート10側に膨出していて幅広となつているため、実質
的な接地面積が増大することになり、このため感知フロ
ート11の感度が大いに向上することになつて、水平姿勢
制御の精度向上寄与できることになる。
さらに感知フロート11の水切り部11cにおいては、泥水
をメインフロート10との間隙側に積極的に案内するよう
外側縁部を頂きとして内側をえぐつているので、ここで
も泥水が既植苗側に流れて押し倒したりすることを防止
できることになる。
さらに感知フロート11については、その上動規制が、感
知ロツド19の下端部が連結されるリンク17が枢支された
支軸14によつて成され、しかも感知フロート11の揺動ガ
イドは、支軸14に融通されるガイド板15によつて成され
るものであるが、感知フロート11が大きく上動したため
ガイド板15が反転したとしても、感知フロート11のその
対応部位は切欠かれた状態になつているので、何ら支障
のないものである。この結果、感知フロート11の揺動高
さを大きく取れることになつて、感知フロート11のビツ
チングに対する田面との追従性が大いに改善されること
になる。
そのうえ感知フロート11は、バンパ20とは別体となつた
支持フレーム13に取付けられているため、バンパ20が障
害物に衝突して変形したとしてもこれには関係なく正常
の感知作動ができることになる。しかもバンパ20と支持
フレーム13との間に間隙があるため、荷造り時等におい
て、ロープをこの間隙を利用して通すことで迅速な荷造
り作業ができて都合が良い。しかもこの間隙は、メイン
フロート10の前端部よりも後方位置になつているので、
切り離したことによる影響は実質的には何もないもので
ある。
[作用効果] 以上要するに、本発明は叙述の如く構成されたものであ
るから、メインフロートは、前頭部が幅広で形成されて
いて機体回行時に広い接地面積を確保することができる
一方、後部は幅狭に形成されていて植付け時の直進性を
確保できるものであるが、このメインフロート外側縁の
幅広部から幅狭部に至る部位の外方に間隙を存して配さ
れる感知フロートは、その内側縁がメインフロートの外
側縁に沿うよう後部がメインフロート側に膨出した形状
になつている。この結果、両フロートの間隙を流れる泥
水は、メインフロートの幅広部から幅狭部に至る過程
で、内側に折曲するメインフロート外側縁に沿う状態で
積極的に流れることになつて、泥水流路が既植苗列から
は遠くなる。
しかも、機体が左右ローリングした場合に、メインフロ
ート前頭部の後側コーナー部から発生する泥水波は、メ
インフロート側に膨出した感知フロート後部によつて確
実に遮られて消波せしめられることになり、このこと
と、前記泥水流路が既植苗列から遠いメインフロート幅
狭部に沿うよう遊動されて後方に流れることとが相俟つ
て、泥水が既植苗列に対して影響を与えてしまうことを
確実に防止でき、整然とした植付けを行うことができ
る。
そのうえ感知フロートは、実際に田面に接する後部がメ
インフロート側に膨出していて幅広となつているため接
地面積が広くなつて、感度向上にも大いに寄与できるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に係る歩行型水田作業車における感知フ
ロート構造の実施例を示したものであつて、第1図は歩
行型田植機の側面図、第2図は同上平面図、第3図は水
平制御機構の正面図、第4図は感知フロート部の側面
図、第5図は感知フロート部を省いたフレーム部の側面
図、第6図は同上平面図、第7図は水平制御用バルブ部
の斜視図、第8図は制御シリンダ部の平面図、第9図は
同上側面図、第10図は同上正面図、第11図(A)は本発
明における泥水の流れを示す説明図、(B)は従来例に
おける泥水の流れを示す説明図、(C)は感知フロート
を後方に延長したものにおける泥水の流れを示す説明図
である。 図中、1は走行機体、10はメインフロート、11は感知フ
ロートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前頭部が幅広で後部が幅狭に形成されたメ
    インフロートの幅広部から幅狭部に至る部位の外側方に
    感知フロートを配するにあたり、前記感知フロートを、
    前部が幅狭で後部がメインフロート側に膨出した形状と
    して、感知フロートのメインフロート側の内側縁がメイ
    ンフロートの外側縁形状に略沿うように構成したことを
    特徴とする歩行型水田作業車における感知フロート構
    造。
JP16370987A 1987-06-30 1987-06-30 歩行型水田作業車における感知フロート構造 Expired - Lifetime JPH0683607B2 (ja)

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