JPH0686880B2 - 車両用燃料タンク装置のエゼクタポンプ - Google Patents
車両用燃料タンク装置のエゼクタポンプInfo
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- JPH0686880B2 JPH0686880B2 JP62025341A JP2534187A JPH0686880B2 JP H0686880 B2 JPH0686880 B2 JP H0686880B2 JP 62025341 A JP62025341 A JP 62025341A JP 2534187 A JP2534187 A JP 2534187A JP H0686880 B2 JPH0686880 B2 JP H0686880B2
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- fuel
- return pipe
- suction pipe
- throat
- ejector pump
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は車両用燃料タンク装置のエゼクタポンプに関す
る。
る。
従来の技術 自動車の燃料タンク装置の中には、例えば特開昭61−65
067号公報に示されているように、タンク本体を搭載す
る部位の構造上の理由によって、タンク本体の底壁に内
側に向けて膨出部が形成され、この膨出部によってタン
ク部の略下半部に主室と副室とが隔成されているものが
ある。
067号公報に示されているように、タンク本体を搭載す
る部位の構造上の理由によって、タンク本体の底壁に内
側に向けて膨出部が形成され、この膨出部によってタン
ク部の略下半部に主室と副室とが隔成されているものが
ある。
この構造にあっては、燃料残量が少なくなると共に燃料
液面が下がると副室に多くの燃料が残留されることか
ら、主室にフィードポンプと、これに接続されて吐出燃
料の一部を導出するリターンパイプと、これの端部に形
成されたエゼクタポンプとを配設させると共に、エゼク
タポンプに副室の底部近傍に吸入口の配置される吸入パ
イプを接続させ、フィードポンプの駆動によって主室内
の燃料をエンジンの燃料供給装置へ移送させると同時
に、エゼクタポンプでのエゼクタ作用によって副室内の
燃料を主室側に移送させるようにしている。
液面が下がると副室に多くの燃料が残留されることか
ら、主室にフィードポンプと、これに接続されて吐出燃
料の一部を導出するリターンパイプと、これの端部に形
成されたエゼクタポンプとを配設させると共に、エゼク
タポンプに副室の底部近傍に吸入口の配置される吸入パ
イプを接続させ、フィードポンプの駆動によって主室内
の燃料をエンジンの燃料供給装置へ移送させると同時
に、エゼクタポンプでのエゼクタ作用によって副室内の
燃料を主室側に移送させるようにしている。
発明が解決しようとする問題点 前述のエゼクタポンプはリターンパイプと、吸入パイプ
と、ノズルと、負圧室を含む排出パイプとからなる4つ
の部品で構成されている。しかも、リターンパイプ,吸
入パイプおよび排出パイプそれぞれがノズルを含む負圧
室から互いに異なる方向、つまり3方向に突出されてい
る。このため、エゼクタポンプをタンク本体に形成され
た作業孔からタンク本体内に装着する際に、例えばリタ
ーンパイプと排出パイプとを上下方向に向けて作業孔を
通過させようとすると、吸入パイプが横方向に突出した
状態になるので、吸入パイプが通過できるように作業孔
を大きく形成する必要がある。しかしながら、作業孔を
大きくするとタンク本体の強度が低下する虞れがある。
と、ノズルと、負圧室を含む排出パイプとからなる4つ
の部品で構成されている。しかも、リターンパイプ,吸
入パイプおよび排出パイプそれぞれがノズルを含む負圧
室から互いに異なる方向、つまり3方向に突出されてい
る。このため、エゼクタポンプをタンク本体に形成され
た作業孔からタンク本体内に装着する際に、例えばリタ
ーンパイプと排出パイプとを上下方向に向けて作業孔を
通過させようとすると、吸入パイプが横方向に突出した
状態になるので、吸入パイプが通過できるように作業孔
を大きく形成する必要がある。しかしながら、作業孔を
大きくするとタンク本体の強度が低下する虞れがある。
そこで本発明は取付け作業性に支障を招くことなく、作
業孔を小さくしてタンク本体の強度を向上することがで
き、かつ効率の良いエゼクタ作用を確保することができ
る車両用燃料タンク装置のエゼクタポンプを提供するも
のである。
業孔を小さくしてタンク本体の強度を向上することがで
き、かつ効率の良いエゼクタ作用を確保することができ
る車両用燃料タンク装置のエゼクタポンプを提供するも
のである。
燃料タンクの一面をタンク本体からタンク本体内へ貫通
しこの一面に支持され延びているリターンパイプとこの
リターンパイプに平行に延びている吸入パイプとにそれ
ぞれ接続される車両用燃料タンク装置のエゼクタポンプ
であって、各々平行に突出しているリターンパイプ接続
部と吸入パイプ接続部とを備えると共にリターンパイプ
接続部の下端にノズルが設けられ、上記ノズルを内包す
る負圧室と前記吸入パイプ接続部から負圧室に至る導入
部とこの負圧室の下側に連なるスロート部が設けられ、
上記スロート部の長さLがスロート部の入口径Dの2〜
8倍に設定されている。
しこの一面に支持され延びているリターンパイプとこの
リターンパイプに平行に延びている吸入パイプとにそれ
ぞれ接続される車両用燃料タンク装置のエゼクタポンプ
であって、各々平行に突出しているリターンパイプ接続
部と吸入パイプ接続部とを備えると共にリターンパイプ
接続部の下端にノズルが設けられ、上記ノズルを内包す
る負圧室と前記吸入パイプ接続部から負圧室に至る導入
部とこの負圧室の下側に連なるスロート部が設けられ、
上記スロート部の長さLがスロート部の入口径Dの2〜
8倍に設定されている。
作用 リターンパイプを接続部と吸入パイプ接続部との作業孔
への干渉範囲を小さくして、作業孔の大径化が阻止でき
ると共に、エゼクタ作用を最も効率良く発揮させること
ができる。
への干渉範囲を小さくして、作業孔の大径化が阻止でき
ると共に、エゼクタ作用を最も効率良く発揮させること
ができる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
第1〜4図において、1はタンク本体を示し、その底壁
の略中央部には内側に向けて膨出部2を形成してあっ
て、タンク本体1の略下半部に主室3と副室4とが隔成
されている。この主室3上方のタンク本体1壁部には作
業孔5が設けられており、副室4上方のタンク本体1壁
部には別の作業孔6が設けられている。
の略中央部には内側に向けて膨出部2を形成してあっ
て、タンク本体1の略下半部に主室3と副室4とが隔成
されている。この主室3上方のタンク本体1壁部には作
業孔5が設けられており、副室4上方のタンク本体1壁
部には別の作業孔6が設けられている。
上記主室3内には、上記作業孔5から、図外の燃料供給
装置に接続されたアウトレットパイプ10が挿入され、こ
のアウトレットパイプ10の先端にはフィードポンプ7が
接続されている。尚、16は、フィードポンプ7用のフィ
ルタ、13は作業孔5を閉塞するリッド、14はこのリッド
13に固定され上記フィードポンプ7を支持するステーを
示す。
装置に接続されたアウトレットパイプ10が挿入され、こ
のアウトレットパイプ10の先端にはフィードポンプ7が
接続されている。尚、16は、フィードポンプ7用のフィ
ルタ、13は作業孔5を閉塞するリッド、14はこのリッド
13に固定され上記フィードポンプ7を支持するステーを
示す。
また、上記主室3内には、図外の燃料供給装置に接続さ
れたリターンパイプ8が挿入されると共に、前記副室4
側の作業孔6から副室4内に挿入された吸入パイプ11の
他端が挿入され、これらリターンパイプ8と吸入パイプ
11とに後述するエゼクタポンプ9が接続されている。
尚、15は副室4側の作業孔6のリッドを示し、12は吸入
パイプ11の吸入口11aに取付けられたフィルタを示す。
れたリターンパイプ8が挿入されると共に、前記副室4
側の作業孔6から副室4内に挿入された吸入パイプ11の
他端が挿入され、これらリターンパイプ8と吸入パイプ
11とに後述するエゼクタポンプ9が接続されている。
尚、15は副室4側の作業孔6のリッドを示し、12は吸入
パイプ11の吸入口11aに取付けられたフィルタを示す。
上記エゼクタポンプ9は、フィードポンプ7から燃料供
給装置に送給された燃料のうちの余剰燃料がリターンパ
イプ8に沿って主室3内へ戻る際の噴流を利用いてエゼ
クタポンプ9内に負圧領域を形成させて、この負圧によ
り、上記吸入パイプ11を介して副室4内に燃料を主室3
へ導くようにしたものである。
給装置に送給された燃料のうちの余剰燃料がリターンパ
イプ8に沿って主室3内へ戻る際の噴流を利用いてエゼ
クタポンプ9内に負圧領域を形成させて、この負圧によ
り、上記吸入パイプ11を介して副室4内に燃料を主室3
へ導くようにしたものである。
このエゼクタポンプ9を具体的に説明する。
第1,2図において、エゼクタポンプ9は、耐油性の樹脂
から成り、リターンパイプ接続部22と吸入パイプ接続部
23とが上方に向けて平行かつ一体的に形成されると共に
リターンパイプ接続部22の下端にノズル28が形成された
上部プレート20と、上記ノズル28の先端部分を同軸位置
で内包する負圧室30と前記吸入パイプ接続部23から負圧
室30に至る導入部31とこの負圧室30の下側に連なるスロ
ート部32とが一体形成された下部プレート21とを備えて
いる。
から成り、リターンパイプ接続部22と吸入パイプ接続部
23とが上方に向けて平行かつ一体的に形成されると共に
リターンパイプ接続部22の下端にノズル28が形成された
上部プレート20と、上記ノズル28の先端部分を同軸位置
で内包する負圧室30と前記吸入パイプ接続部23から負圧
室30に至る導入部31とこの負圧室30の下側に連なるスロ
ート部32とが一体形成された下部プレート21とを備えて
いる。
そして、上記上部プレート20の下面周縁に形成された凹
部29と下部プレート21の上面周縁に形成された凸部33と
を嵌合させて、上部プレート20と下部プレート21とを結
合することにより、上記負圧室30,導入部31を隔成する
ようになっている。
部29と下部プレート21の上面周縁に形成された凸部33と
を嵌合させて、上部プレート20と下部プレート21とを結
合することにより、上記負圧室30,導入部31を隔成する
ようになっている。
上記上部プレート20のリターンパイプ接続部22と吸入パ
イプ接続部23の上縁には、各々フランジ24,25が形成さ
れ、これらのフランジ24,25の内周縁にシール受容部26,
27が形成されている。
イプ接続部23の上縁には、各々フランジ24,25が形成さ
れ、これらのフランジ24,25の内周縁にシール受容部26,
27が形成されている。
一方、上記リターンパイプ接続部22の上下方向中間部に
は、リターンパイプ接続部22に設けた連通孔35を開閉す
るリリーフ弁60が分岐ポート34内に設けられている。
は、リターンパイプ接続部22に設けた連通孔35を開閉す
るリリーフ弁60が分岐ポート34内に設けられている。
このように構成された上記プレート20の上記リターンパ
イプ接続部22と吸入パイプ接続部23のフランジ24,25に
シールリング54,55を介して、パイプソケット36が取付
けられるようになっている。
イプ接続部22と吸入パイプ接続部23のフランジ24,25に
シールリング54,55を介して、パイプソケット36が取付
けられるようになっている。
上記パイプソケット36は、上記シールリング54,55に密
着すると共に前記リターンパイプ接続部22と吸入パイプ
接続部23の各フランジ24,25に係着するリターンパイプ
ソケット部37と吸入パイプソケット分岐38とこれらを連
続するブリッジ部39とで構成されている。
着すると共に前記リターンパイプ接続部22と吸入パイプ
接続部23の各フランジ24,25に係着するリターンパイプ
ソケット部37と吸入パイプソケット分岐38とこれらを連
続するブリッジ部39とで構成されている。
上記リターンパイプソケット部37と吸入パイプソケット
部38の下半部には複数のスリット40,41が周方向に一定
の間隔で形成され、スリット40,41の間に爪部44,45を備
えた弾性片42,43が各々形成されている。また、上記リ
ターンパイプソケット部37と吸入パイプソケット部38の
上部開口部には小径筒状のパイプアダプタ部46,47が設
けられ、このパイプアダプタ部46,47の内壁には前記リ
ターンパイプ8と吸入パイプ11の外壁に形成された凸部
56,58が受容する凹部50,51が形成されている。
部38の下半部には複数のスリット40,41が周方向に一定
の間隔で形成され、スリット40,41の間に爪部44,45を備
えた弾性片42,43が各々形成されている。また、上記リ
ターンパイプソケット部37と吸入パイプソケット部38の
上部開口部には小径筒状のパイプアダプタ部46,47が設
けられ、このパイプアダプタ部46,47の内壁には前記リ
ターンパイプ8と吸入パイプ11の外壁に形成された凸部
56,58が受容する凹部50,51が形成されている。
尚、上記パイプアダプタ部46,47には、リターンパイプ
8と吸入パイプ11をスムーズに受け入れるためのスリッ
ト52,53が形成されている。また、シールリング54,55の
内周壁にはリターンパイプ8と吸入パイプ11に密接する
シールリップ部54a,55aが形成されている。
8と吸入パイプ11をスムーズに受け入れるためのスリッ
ト52,53が形成されている。また、シールリング54,55の
内周壁にはリターンパイプ8と吸入パイプ11に密接する
シールリップ部54a,55aが形成されている。
そして、上記リターンパイプソケット部37と吸入パイプ
ソケット部38とが、各パイプアダプタ部46,47間に連絡
壁48,49を備えたブリッジ部39によって連結されてい
る。
ソケット部38とが、各パイプアダプタ部46,47間に連絡
壁48,49を備えたブリッジ部39によって連結されてい
る。
ここで、上記下部プレート21のスロート部32の長さL
は、スロート部32の入口径としての内径をDとした場合
L/D(スロート比)が2〜8に設定されている。尚、ス
ロート比(L/D)が上記範囲より小さい場合には、ノズ
ル28からの噴流がスロート部32を流れる際にスロート部
32と噴流との間に間隙が生じ、この部分から負圧室30内
に外気が導入され負圧効果を相殺しエゼクタ作用を発揮
できなくなり、逆にスロート比(L/D)が上記範囲より
大きい場合にはノズル28の先端部分で減圧沸騰が起こり
ベーパが発生すると共に内部圧力が増加して、エゼクタ
作用に支障を生じ、場合によってはスロート部32での流
路抵抗が大きくなり燃料が導入部31から吸入パイプ接続
部23へ逆流を起こすことがある。
は、スロート部32の入口径としての内径をDとした場合
L/D(スロート比)が2〜8に設定されている。尚、ス
ロート比(L/D)が上記範囲より小さい場合には、ノズ
ル28からの噴流がスロート部32を流れる際にスロート部
32と噴流との間に間隙が生じ、この部分から負圧室30内
に外気が導入され負圧効果を相殺しエゼクタ作用を発揮
できなくなり、逆にスロート比(L/D)が上記範囲より
大きい場合にはノズル28の先端部分で減圧沸騰が起こり
ベーパが発生すると共に内部圧力が増加して、エゼクタ
作用に支障を生じ、場合によってはスロート部32での流
路抵抗が大きくなり燃料が導入部31から吸入パイプ接続
部23へ逆流を起こすことがある。
上記スロート比(L/D)を決定するため、実験によって
明らかにされた結果を第5図に示すと、横軸をスロート
比(L/D)、縦軸を吸い上げ量(l/hr)として、リター
ンパイプ8に導出される余剰燃料が常温(20℃;実線で
示す)と高温(60℃;破線で示す)において、必要な吸
い上げ量として約10(l/hr)付近を確保するためには、
常温時,高温時ともスロート比(L/D)が2〜8である
場合が好ましいことが確認された。尚、このときのノズ
ル28の内径dとスロート部32の内径Dとの比(d/D)は
0.2〜1に設定し、余剰燃料流量として約80(l/hr)と
した。
明らかにされた結果を第5図に示すと、横軸をスロート
比(L/D)、縦軸を吸い上げ量(l/hr)として、リター
ンパイプ8に導出される余剰燃料が常温(20℃;実線で
示す)と高温(60℃;破線で示す)において、必要な吸
い上げ量として約10(l/hr)付近を確保するためには、
常温時,高温時ともスロート比(L/D)が2〜8である
場合が好ましいことが確認された。尚、このときのノズ
ル28の内径dとスロート部32の内径Dとの比(d/D)は
0.2〜1に設定し、余剰燃料流量として約80(l/hr)と
した。
ここで、この種の技術として、特開昭61−96200号公報
の従来技術にスロート比を5〜6倍にしたものが開示さ
れているが、この技術は水用のジェットポンプを対象に
しているものであって、更に、スロート管に水が充満し
た状態で使用されるものである。即ち、この技術はジェ
ットポンプ自体を水没させて作動させるものであって、
空気中にスロート管がある場合には、このスロート比5
〜6倍では吸い込み不良を起こすものである。(同公報
第2頁左上欄第2行〜第17行参照)。そのため、この水
ジェットポンプはスロート比を10倍以上にして、この問
題を解決しているのである。
の従来技術にスロート比を5〜6倍にしたものが開示さ
れているが、この技術は水用のジェットポンプを対象に
しているものであって、更に、スロート管に水が充満し
た状態で使用されるものである。即ち、この技術はジェ
ットポンプ自体を水没させて作動させるものであって、
空気中にスロート管がある場合には、このスロート比5
〜6倍では吸い込み不良を起こすものである。(同公報
第2頁左上欄第2行〜第17行参照)。そのため、この水
ジェットポンプはスロート比を10倍以上にして、この問
題を解決しているのである。
これに対して、本願は燃料用のエゼクタポンプであっ
て、エンジン始動後においては比較的高温のリターン燃
料を対象とし、エンジン負荷の大小によってリターン燃
料も刻々変化するもので、タンク本体1内に配設されて
いる関係で、スロート部32内に燃料が充満していない状
態から起動する場合もあるものである。また、実際にエ
ゼクタポンプ9の作動が必要となるのは、主室3側に燃
料が少なくなりエゼクタポンプ9が燃料液面より上に位
置して燃料内に没していない場合なのである。
て、エンジン始動後においては比較的高温のリターン燃
料を対象とし、エンジン負荷の大小によってリターン燃
料も刻々変化するもので、タンク本体1内に配設されて
いる関係で、スロート部32内に燃料が充満していない状
態から起動する場合もあるものである。また、実際にエ
ゼクタポンプ9の作動が必要となるのは、主室3側に燃
料が少なくなりエゼクタポンプ9が燃料液面より上に位
置して燃料内に没していない場合なのである。
そして、揮発性のある燃料を対象としている本願では、
この燃料が高温になることも手伝って、ノズル28から噴
出された燃料はスロート部32で減圧沸騰してベーパが発
生し易く、ベーパが発生すると噴射された燃料はスロー
ト部32で広がり易く、スロート部32内壁と接触してシー
ルすることになるので吸い上げ作用が働く。
この燃料が高温になることも手伝って、ノズル28から噴
出された燃料はスロート部32で減圧沸騰してベーパが発
生し易く、ベーパが発生すると噴射された燃料はスロー
ト部32で広がり易く、スロート部32内壁と接触してシー
ルすることになるので吸い上げ作用が働く。
したがって、あまりスロート比が大きいと(例えば、前
記公報の従来技術のように10以上)抵抗が大きく吸入効
率が低下したり、リターンパイプ8からの燃料が吸入パ
イプ11側へ逆流することがあり、反対に、小さすぎる
と、スロート部32をシールできなくなり、エゼクタ作用
が機能しなくなるのである。
記公報の従来技術のように10以上)抵抗が大きく吸入効
率が低下したり、リターンパイプ8からの燃料が吸入パ
イプ11側へ逆流することがあり、反対に、小さすぎる
と、スロート部32をシールできなくなり、エゼクタ作用
が機能しなくなるのである。
よって、起動時にスロート部32内に空気がある場合を前
提としており、かつ対象が燃料であることから、本願の
スロート比が2〜8倍なのである。
提としており、かつ対象が燃料であることから、本願の
スロート比が2〜8倍なのである。
また、余剰燃料はエンジンの駆動状態により刻々と変化
するがその場合の吸上量は余剰燃料が常温の場合で余剰
燃料の3〜4倍程度確保できることが確認された。
するがその場合の吸上量は余剰燃料が常温の場合で余剰
燃料の3〜4倍程度確保できることが確認された。
上記実施例構造によれば、フィードポンプ7が駆動する
と、主室3内の燃料はフィルタ16を介して吸入されアウ
トレットパイプ10を通って図外のエンジンの燃料供給装
置に移送されるが、エンジンの燃料供給装置では吐出燃
料ずべてが消費されるわけではないので、余剰燃料は図
外のエンジンの燃料供給装置からリターンパイプ8に導
出される。このリターンパイプ8に導出された燃料はフ
ィードポンプ7の吐出圧によってリターンパイプ接続部
22を通ってノズル28からエゼクタポンプ9の負圧室30を
経てスロート部32の入口に向けて噴出される。このノズ
ル28からの燃料の噴出により、負圧室30内には負圧が発
生し、この負圧によって副室4内の燃料が吸入パイプ11
から吸入パイプ接続部23,導入部31を経由して負圧室30
内に吸引されると共に、ノズル28からの噴出燃料と一緒
にスロート部32を通って主室3内に移送される。
と、主室3内の燃料はフィルタ16を介して吸入されアウ
トレットパイプ10を通って図外のエンジンの燃料供給装
置に移送されるが、エンジンの燃料供給装置では吐出燃
料ずべてが消費されるわけではないので、余剰燃料は図
外のエンジンの燃料供給装置からリターンパイプ8に導
出される。このリターンパイプ8に導出された燃料はフ
ィードポンプ7の吐出圧によってリターンパイプ接続部
22を通ってノズル28からエゼクタポンプ9の負圧室30を
経てスロート部32の入口に向けて噴出される。このノズ
ル28からの燃料の噴出により、負圧室30内には負圧が発
生し、この負圧によって副室4内の燃料が吸入パイプ11
から吸入パイプ接続部23,導入部31を経由して負圧室30
内に吸引されると共に、ノズル28からの噴出燃料と一緒
にスロート部32を通って主室3内に移送される。
この場合、上記スロート比(L/D)の適正な設定によ
り、燃料の温度にかかわらず、一定の吸い上げ量が確保
され、エゼクタ作用がスムーズになされる。
り、燃料の温度にかかわらず、一定の吸い上げ量が確保
され、エゼクタ作用がスムーズになされる。
一方、エゼクタポンプ9は、上部プレート20と下部プレ
ート21とで各々凹部29と凸部33とを気密裡に嵌合して組
付けられるので、組付けが簡単で信頼性も高い。
ート21とで各々凹部29と凸部33とを気密裡に嵌合して組
付けられるので、組付けが簡単で信頼性も高い。
また、リターンパイプ接続部22と吸入パイプ接続部23と
の上部それぞれを、リターンパイプソケット部37と吸入
パイプソケット部38とをブリッジ39で結合したパイプソ
ケット36によって結合してあるので、リターンパイプ8
や吸入パイプ11を嵌合するときに、第3図に示すような
外力Fによってリターンパイプ接続部22や吸入パイプ接
続部23の根本部からの折損を阻止することができる。
の上部それぞれを、リターンパイプソケット部37と吸入
パイプソケット部38とをブリッジ39で結合したパイプソ
ケット36によって結合してあるので、リターンパイプ8
や吸入パイプ11を嵌合するときに、第3図に示すような
外力Fによってリターンパイプ接続部22や吸入パイプ接
続部23の根本部からの折損を阻止することができる。
そして、リターンパイプ8と吸入パイプ11との径を異な
らせることによって、これらリターンパイプ8や吸入パ
イプ11を嵌合,装着させるパイプ受容部57,59やパイプ
アダプタ部46,47の口径も異なるので、リターンパイプ
8と吸入パイプ11との誤組付けを阻止することもでき
る。
らせることによって、これらリターンパイプ8や吸入パ
イプ11を嵌合,装着させるパイプ受容部57,59やパイプ
アダプタ部46,47の口径も異なるので、リターンパイプ
8と吸入パイプ11との誤組付けを阻止することもでき
る。
また、上部プレート20に一体に形成されたリターンパイ
プ接続部22と吸入パイプ接続部23とが、上部プレート20
から上方に向けて平行に突出されているため、エゼクタ
ポンプ9の横幅寸法が小さくなり、エゼクタポンプ9を
コンパクトに成形でき、したがって、エゼクタポンプ9
を挿入する作業孔5が小さくて済み、タンク本体1の強
度剛性を高めることができる。
プ接続部22と吸入パイプ接続部23とが、上部プレート20
から上方に向けて平行に突出されているため、エゼクタ
ポンプ9の横幅寸法が小さくなり、エゼクタポンプ9を
コンパクトに成形でき、したがって、エゼクタポンプ9
を挿入する作業孔5が小さくて済み、タンク本体1の強
度剛性を高めることができる。
そして、エゼクタポンプ9は簡単な構造で軽量であるの
で、パイプソケット36のみで支持でき、したがって特別
のブラケットが不要となり、取付作業性を高めるタンク
内スペースを充分に確保できると共に、タンク本体1内
のエゼクタポンプ9の占有スペースが少なくなり、他の
部品の配置スペースを充分に確保できる。
で、パイプソケット36のみで支持でき、したがって特別
のブラケットが不要となり、取付作業性を高めるタンク
内スペースを充分に確保できると共に、タンク本体1内
のエゼクタポンプ9の占有スペースが少なくなり、他の
部品の配置スペースを充分に確保できる。
そして、リターンパイプ接続部22と吸入パイプ接続部23
が上方に向けて平行に延びているので、リターンパイプ
接続部22と吸入パイプ接続部23との各々に、リターンパ
イプ8と吸入パイプ11とを接続する際、接続方向が一方
向となり、組付作業を容易化できると共に、製造の際に
上下方向で分かれるだけの単純な成形型を用いることが
できるため成形型の構造が簡単になり、製造コストを低
減できる。
が上方に向けて平行に延びているので、リターンパイプ
接続部22と吸入パイプ接続部23との各々に、リターンパ
イプ8と吸入パイプ11とを接続する際、接続方向が一方
向となり、組付作業を容易化できると共に、製造の際に
上下方向で分かれるだけの単純な成形型を用いることが
できるため成形型の構造が簡単になり、製造コストを低
減できる。
第6図は本発明の異なる例を示すものであって、アウト
レットパイプ10のタンク本体1内に在る部分に分岐ソケ
ット61を介装し、この分岐ソケット61にリターンパイプ
8Aと連結して、リターンパイプ8Aをタンク本体1外に露
出させないようにしたものである。
レットパイプ10のタンク本体1内に在る部分に分岐ソケ
ット61を介装し、この分岐ソケット61にリターンパイプ
8Aと連結して、リターンパイプ8Aをタンク本体1外に露
出させないようにしたものである。
発明の効果 以上のように本発明によれば、リターンパイプ接続部と
吸入パイプ接続部とが各々平行に突出しており、両者の
作業孔への干渉範囲が小さくなるため、タンク本体の作
業孔を小さくすることができ、タンク本体の強度を向上
することができると共にタンク本体内でのエゼクタポン
プ占有面積が少なくなるので、タンク本体内のフィード
ポンプ、リターンパイプ、その他の機能部品の配置自由
度を向上することができる。
吸入パイプ接続部とが各々平行に突出しており、両者の
作業孔への干渉範囲が小さくなるため、タンク本体の作
業孔を小さくすることができ、タンク本体の強度を向上
することができると共にタンク本体内でのエゼクタポン
プ占有面積が少なくなるので、タンク本体内のフィード
ポンプ、リターンパイプ、その他の機能部品の配置自由
度を向上することができる。
また、スロート部の長さLをスロート部の入口径Dとの
関係で最適値に設定してあるため燃料の温度状況にかか
わらず、常に最適なエゼクタ作用が確保され、信頼性を
より一層高められるという効果がある。
関係で最適値に設定してあるため燃料の温度状況にかか
わらず、常に最適なエゼクタ作用が確保され、信頼性を
より一層高められるという効果がある。
第1図は本発明の一実施例の要部を分解して示す縦断面
図、第2図は同実施例の要部を組付けて示す縦断面図、
第3図は同実施例の要部の組付け途中を示す概略側面
図、第4図は同実施例の全体を示す概略構成図、第5図
はグラフ図、第6図は他の実施例の概略構成図である。 1……タンク本体、9……エゼクタポンプ、22……リタ
ーンパイプ接続部、23……吸入パイプ接続部、28……ノ
ズル、30……負圧室、31……導入部、32……スロート
部。
図、第2図は同実施例の要部を組付けて示す縦断面図、
第3図は同実施例の要部の組付け途中を示す概略側面
図、第4図は同実施例の全体を示す概略構成図、第5図
はグラフ図、第6図は他の実施例の概略構成図である。 1……タンク本体、9……エゼクタポンプ、22……リタ
ーンパイプ接続部、23……吸入パイプ接続部、28……ノ
ズル、30……負圧室、31……導入部、32……スロート
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 順也 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 尾崎 克則 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 山本 清和 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社内 (72)発明者 松木 俊之 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−96200(JP,A) 特公 昭47−17687(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】燃料タンクの一面をタンク本体からタンク
本体内へ貫通しこの一面に支持され延びているリターン
パイプとこのリターンパイプに平行に延びている吸入パ
イプとにそれぞれ接続される車両用燃料タンク装置のエ
ゼクタポンプであって、各々平行に突出しているリター
ンパイプ接続部と吸入パイプ接続部とを備えると共にリ
ターンパイプ接続部の下端にノズルが設けられ、上記ノ
ズルを内包する負圧室と前記吸入パイプ接続部から負圧
室に至る導入部とこの負圧室の下側に連なるスロート部
が設けられ、上記スロート部の長さLがスロート部の入
口径Dの2〜8倍に設定されていることを特徴とする車
両用燃料タンク装置のエゼクタポンプ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62025341A JPH0686880B2 (ja) | 1987-02-05 | 1987-02-05 | 車両用燃料タンク装置のエゼクタポンプ |
| US07/100,101 US4834132A (en) | 1986-09-25 | 1987-09-23 | Fuel transfer apparatus |
| DE19873732415 DE3732415C3 (de) | 1986-09-25 | 1987-09-25 | Kraftstoffördereinrichtung mit einem Kraftstofftank |
| GB8722597A GB2196914B (en) | 1986-09-25 | 1987-09-25 | Fuel transfer apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62025341A JPH0686880B2 (ja) | 1987-02-05 | 1987-02-05 | 車両用燃料タンク装置のエゼクタポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63192999A JPS63192999A (ja) | 1988-08-10 |
| JPH0686880B2 true JPH0686880B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=12163201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62025341A Expired - Lifetime JPH0686880B2 (ja) | 1986-09-25 | 1987-02-05 | 車両用燃料タンク装置のエゼクタポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0686880B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0287000A (ja) * | 1988-09-26 | 1990-03-27 | Jidosha Denki Kogyo Co Ltd | 噴流ポンプ |
| JPH02141671U (ja) * | 1989-04-27 | 1990-11-29 | ||
| JPH03121300A (ja) * | 1989-10-03 | 1991-05-23 | Jidosha Denki Kogyo Co Ltd | 噴流ポンプ |
| JP3554404B2 (ja) * | 1995-05-15 | 2004-08-18 | 本田技研工業株式会社 | 燃料タンクにおける燃料チューブの接続構造 |
| JP4484399B2 (ja) * | 2001-06-08 | 2010-06-16 | 株式会社ニフコ | ジェットポンプ |
| GB2527096A (en) * | 2014-06-11 | 2015-12-16 | Transvac Systems Ltd | Ejector device and method |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6196200A (ja) * | 1984-10-15 | 1986-05-14 | Fuji Electric Co Ltd | 水ジエツトポンプ |
-
1987
- 1987-02-05 JP JP62025341A patent/JPH0686880B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63192999A (ja) | 1988-08-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |