JPH0687745A - 血小板活性化因子拮抗剤 - Google Patents

血小板活性化因子拮抗剤

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JPH0687745A
JPH0687745A JP13080791A JP13080791A JPH0687745A JP H0687745 A JPH0687745 A JP H0687745A JP 13080791 A JP13080791 A JP 13080791A JP 13080791 A JP13080791 A JP 13080791A JP H0687745 A JPH0687745 A JP H0687745A
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JP
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group
compound
alkyl
halogen atom
formula
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Application number
JP13080791A
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English (en)
Inventor
Hideo Sugi
秀雄 杉
Toru Koyanagi
徹 小柳
Shinji Odawara
新二 小田原
Hiroshi Okada
宏 岡田
Hirohiko Kimura
博彦 木村
Masato Omatsu
正人 尾松
Hiroshi Sasaki
広志 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 血小板活性化因子拮抗剤の有効成分として有
用な2−クロロ−5−ピリジルメチレン系化合物を提供
する。 【構成】 [式中Qは 等 (Z,ZはCH等;jは零等;XはC等;
はCOOCH等;ZはCOOC(i)
等;ZはCH等)である。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血小板活性化因子拮抗剤
に関する。
【0002】
【従来の技術】血小板活性化因子(以下PAFと略す)
は人及び動物の細胞より放出される化学物質で、その構
造は、1−O−アルキル−2−アセチル−Sn−グリセ
リル−3−フォスホリルコリンであることが解明されて
いる。PAFは気道平滑筋の収縮、血管透過性の亢進、
血小板の凝集、血圧降下等の生理活性を有し、喘息のよ
うなアレルギー症、炎症、血栓症、ショック、腎炎等の
諸症状を惹き起こす因子の1つと考えられている。その
ためPAFの生理活性に拮抗する物質の研究が進められ
ており、現在種々のPAF拮抗剤が報告されている。
【0003】本発明者らは従来のPAF拮抗剤とは構造
が異なる化合物が、すぐれたPAF拮抗活性を有するこ
とを見出し本発明を完成した。
【0004】本発明の血小板活性化因子拮抗剤の有効成
分化合物は、例えば、特願平02−418047号、特
開昭64−3104号、EP公開No.392560、
EP公開No.366085、特開平2−258780
号、特願平01−340372号、特願平02−299
486号などに有害生物防除剤の有効成分として開示さ
れている。
【0005】
【発明の構成】本発明は一般式(I)
【0006】
【化5】
【0007】基{Z及びZは、各々独立してアルキ
ル基であるか又は、一緒に−CH−CH−基となっ
てそれらが結合する2つの窒素原子と共に環を形成し、
Xは置換されてもよいアルキル基、ハロゲン原子で置換
されてもよいフェニル基、ハロゲン原子で置換されても
よいアルケニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいア
ルキニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいベンゾイ
ル基又は
【0008】
【化6】
【0009】基(R及びRは各々独立してアルキル
基であり、Rは置換されてもよいフェニル基又は置換
されてもよいアルキル基である)であり、jは0〜2の
整数であり、但し、Z及びZが環を形成しない場
合、Xはアルキル基でかつjは0である}、
【0010】
【化7】
【0011】基(Z及びZは各々独立してアルコキ
シカルボニル基であり、Zは水素原子又はアルキル基
である)又は
【0012】
【化8】
【0013】基(Zはハロゲン原子であり、Zはア
ルキル基である)である〕で表わされる化合物又はそれ
らの塩を有効成分として含有することを特徴とする血小
板活性化因子拮抗剤に関する。
【0014】前記一般式(I)中、Xが表わす置換され
てもよいアルキル基の置換基としては、ハロゲン原子、
−COOR基(Rはアルキル基又はフェニル基であ
る)、アルコキシ基、アルキルチオ基、
【0015】
【化9】
【0016】基(jは前述の通りである)及び置換され
てもよいフェニル基が挙げられ、更にこの置換されても
よいフェニル基の置換基としては、ハロゲン原子、−C
OOR基(Rはアルキル基又はフェニル基であ
る)、ハロゲン原子で置換されてもよいアルキル基、ハ
ロゲン原子で置換されてもよいアルコキシ基及びハロゲ
ン原子で置換されてもよいアルケニル基が挙げられる。
【0017】Rが表わす置換されてもよいフェニル基
の置換基としては、ハロゲン原子;ハロゲン原子で置換
されてもよいアルキル基;アルコキシ基;フェニル基;
フェノキシ基;及びハロゲン原子で置換されてもよいア
ルキル基で、置換されてもよいピリジル基が挙げられ、
置換されてもよいアルキル基の置換基としては、フェニ
ル基及びハロゲン原子が挙げられる。
【0018】前記一般式(I)中、「ハロゲン原子で置
換されてもよい」又は「置換されてもよい」において置
換数が2以上の場合それらは同一であっても異なっても
よい。
【0019】前記一般式(I)に含まれるアルキル基又
はアルキル部分としては、炭素数1〜6のもの、例えば
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル
基、ヘキシル基などが挙げられ、アルケニル基又はアル
ケニル部分としては炭素数2〜6のもの、例えばビニル
基、プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセ
ニル基などが挙げられ、アルキニル基又はアルキニル部
分としては炭素数2〜6のもの、例えばエチニル基、プ
ロピニル基、ブチニル基、ペンチニル基、ヘキシニル基
などが挙げられ、上記各基又は各部分は直鎖又は枝分れ
脂肪鎖の構造異性のものも含む。
【0020】前記一般式(I)に含まれるハロゲン原子
としては例えば、弗素原子、塩素原子、臭素原子、沃素
原子が挙げられる。前記一般式(I)で表わされる化合
物の塩としては、医薬上許容されうる酸性物質又は塩基
性物質との塩が挙げられ、酸性物質との塩としては例え
ば、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩のような無機酸塩;酢酸
塩、タンニン酸塩、クエン酸塩のような有機酸塩;など
が挙げられ,塩基性物質との塩としては例えば、ナトリ
ウム塩、カリウム塩のようなアルカリ金属塩;マグネシ
ウム、カルシウムのようなアルカリ土類金属塩;などが
挙げられる。
【0021】一般式(I)で表わされる化合物にはE体
及びZ体の異性体が存在し、本発明にはそれら及びそれ
らの混合物も包含され、又、これらは互変異性体も存在
する。
【0022】前記一般式(I)で表わされる化合物は例
えば次のような方法によって製造できる。
【0023】(1)Qが
【0024】
【化10】
【0025】基のものは、例えば特開昭64−3104
号、EP公開No.392560などに記載された方法
又は特願平02−418047号に記載された下記方法
により製造できる。
【0026】(i)jが0の場合 〈反応工程1〉
【0027】
【化11】
【0028】(式中、Z,Z及びXは前述の通りで
ある)
【0029】(ii)jが1又は2の場合 <反応工程2>
【0030】
【化12】
【0031】(式中、Z,Z及びXは前述の通りで
あり、iは1又は2である) 反応工程1の反応は通常溶媒の存在下、通常20〜12
0℃望ましくは40〜100℃で、0.5〜6時間で行
なわれ、溶媒としては例えば、水;メタノール、エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、
t−ブタノールのようなアルコール類;などが挙げら
れ、これらを混合して使用することもできる。
【0032】反応工程1で使用されるホルムアルデヒド
は、通常水溶液のものを用いるが、粉末のパラホルムア
ルデヒドも使用することができる。反応工程2の反応は
通常溶媒の存在下、通常0〜110℃望ましくは10〜
100℃で、1〜24時間で行なわれ、溶媒としては例
えば酢酸のようなカルボン酸類;塩化メチレン、クロロ
ホルムのようなハロゲン化炭化水素類などが挙げられ
る。
【0033】反応工程2で使用される酸化剤としては例
えば、過酸化水素、m−クロロ過安息香酸などが挙げら
れ、酸化剤を一般式(I−1)で表わされる化合物と等
モル使用すると一般式(I−2)で表わされる化合物の
i=1のものが得られ、2倍モル使用すると一般式(I
−2)で表わされる化合物のi=2のものが得られる。
【0034】(2)Qが
【0035】
【化13】
【0036】基のものは例えば特願平02−29948
6号に記載された下記方法により製造できる。
【0037】(i)Zがアルキル基の場合 <反応工程3>
【0038】
【化14】
【0039】(式中、Zは前述の通りであり、Z
アルキル基であり、Halはハロゲン原子である) <反応工程4>
【0040】
【化15】
【0041】(式中、Z及びZは前述の通りであ
る) <反応工程5>
【0042】
【化16】
【0043】(式中、Z,Z及びZは前述の通り
であり、Halはハロゲン原子である)
【0044】(ii)Zが水素原子の場合 <反応工程6>
【0045】
【化17】
【0046】(式中、Zは前述の通りである) <反応工程7>
【0047】
【化18】
【0048】(式中、Zは前述の通りである) <反応工程8>
【0049】
【化19】
【0050】(式中、Z及びZは前述の通りであ
り、Halはハロゲン原子である)
【0051】反応工程3,5,6及び8の反応は通常溶
媒及び塩基の存在下、通常、78〜+80℃、望ましく
は0〜40℃で0.5〜8時間で行なわれ、溶媒として
は、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのよ
うなエーテル類;アセトニトリル、N,N−ジメチルホ
ルムアミドのような非プロトン性極性溶媒、塩化メチレ
ン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素;などが
挙げられ、これら溶媒は2種以上のものを混合して使用
することができ、塩基としては例えば水素化ナトリウ
ム、水素化カリウムのようなアルカリ金属の水素化物;
トリエチルアミンのような第三級アミン;n−ブチルリ
チウム、t−ブチルリチウムのような炭化水素のリチウ
ム塩;ピリジンなどが挙げられる。
【0052】反応工程4及び7の反応は通常溶媒の存在
下、通常20〜110℃望ましくは40〜80℃で0.
5〜24時間で行なわれ、溶媒としては、前記反応工程
3,5,6及び8で使用されるものと同様なものに加え
更に、メタノール、エタノールのようなアルコール類が
挙げられる。
【0053】(3)Qが
【0054】
【化20】
【0055】基のものは例えば特開平2−258780
号、EP公開No.366085などに記載された方法
によって製造できる。
【0056】次に前記一般式(I)で表わされる化合物
の具体的合成例を記載する。 合成例1
【0057】1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)
−2−(1−ニトロ−2−エトキシカルボニルメチルチ
オエチリデン)イミダゾリジン(化合物No.1)の合
【0058】1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)
−2−ニトロメチレンイミダゾリジン0.22g、37
%ホルムアルデヒド水溶液0.08g及びチオグリコー
ル酸エチル0.1gをエタノール5mlに加えた後還流
下で3時間反応させた。反応終了後、減圧下でエタノー
ルを留去し、残渣に少量の酢酸エチルを加えて不溶物を
濾取することにより、融点122.8〜124.3℃を
示す目的物(化合物No.1)0.25gを得た。
【0059】合成例2
【0060】1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)
−2−(1−ニトロ−2−アリルチオエチリデン)イミ
ダゾリジン(化合物No.3)の合成 1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−2−ニトロ
メチレンイミダゾリジン0.5g、37%ホルムアルデ
ヒド水溶液0.19g及びアリルメルカプタン0.22
gをエタノール10mlに加えた後還流下で2時間反応
させた。反応終了後、減圧下でエタノールを留去し、残
渣に少量の酢酸エチルを加えて不溶物を濾取することに
より、融点134.0〜135.0℃に示す目的物(化
合物No.3)0.33gを得た。
【0061】合成例3
【0062】メチル〔〔3−(2−クロロ−5−ピリジ
ニルメチル)−3−エトキシカルボニル−1−メチル−
2−ニトロ〕グアニジノ〕ホルマート(化合物No.4
4)の合成
【0063】(1) 1,2−ジメチル−3−ニトロイ
ソチオウレア1gをN,N−ジメチルホルムアミド15
mlに溶解させ、室温で60%水素化ナトリウム295
mgを加えた後30分間撹拌した。その後クロロギ酸メ
チル634mgを滴下し、室温で1時間撹拌下に反応さ
せた。
【0064】反応終了後、反応生成物を水中に投入し、
酢酸エチルで抽出した。次いで飽和食塩水で洗浄し、芒
硝で乾燥させた後溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル
=7:3)で精製して、油状のメチル(1,2−ジメチ
ル−3−ニトロ−1−イソチオウレイド)ホルマート
0.97gを得た。
【0065】(2) 前記(1)の反応で得られたメチ
ル(1,2−ジメチル−3−ニトロ−1−イソチオウレ
イド)ホルマート0.5g、2−クロロ5−ピリジニル
メチルアミン0.35g及びエタノール5mlの混合溶
液を1時間還流温度で反応させた。
【0066】反応終了後、エタノールを留去してシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=3:7)で精製して、融点106〜1
10℃のメチル〔〔3−(2−クロロ−5−ピリジニル
メチル)−1−メチル−2−ニトロ〕グアニジノ〕ホル
マート0.53gを得た。
【0067】(3) 前記(2)の反応で得られたメチ
ル〔〔3−(2−クロロ−6−ピリジニルメチル)−1
−メチル−2−ニトロ〕グアニジノ〕ホルマート0.5
3gをN,N−ジメチルホルムアミド6mlに溶解さ
せ、室温で60%水素化ナトリウム70mgを加えた後
30分攪拌した。その後クロロギ酸エチル0.19gを
滴下し、室温で30分間撹拌下に反応させた。
【0068】反応終了後、反応生成物を飽和食塩水中に
投入し、酢酸エチルで抽出した。芒硝で乾燥させた後溶
媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル−7:3)で精製し
て、屈折率1.5279(44.6℃)の目的物(化合
物No.44)0.58gを得た。
【0069】次に、一般式(I)で表わされる化合物の
代表例を第1表,第2表,第3表及び第4表に記載す
る。
【0070】
【表1】
【0071】
【表2】
【0072】
【表3】
【0073】
【表4】
【0074】
【表5】
【0075】
【表6】
【0076】
【表7】
【0077】本発明の血小板活性化因子(PAF)拮抗
剤は優れたPAF拮抗作用を示し、PAFの関与が推定
されている種々の疾病の治療、予防に有用である。特に
抗喘息剤のような抗アレルギー剤、抗炎症剤、ショック
症状の緩和剤、虚血性心疾患治療剤、血栓症の治療剤、
脳虚血障害治療剤、臓器移植時の拒絶抑制剤、抗潰瘍
剤、腎炎の治療剤、自己免疫疾患治療剤等として利用で
きる。
【0078】本発明の血小板活性化因子(PAF)拮抗
剤のPAF拮抗作用は次の方法によって確認されたもの
である。
【0079】(PAFに起因する血小板凝集に対する抑
制試験) 試験例1 日本白色種ウサギ(体重3〜4kg)の耳介静脈より、
90単位のヘパリンナトリウムを入れた10ml採血管
に血液を採取した。その血液を生理食塩水で1/2の濃
度に希釈しそこへ被検化合物の最終濃度が100ppm
となるようにジメチルスルホキシドに被検化合物を溶解
させた溶液を加えた。更にそこへ血小板凝集惹起物質と
して、血小板活性化因子(PAF)を最終濃度が0.0
1ppmとなるように加えサンプルとした。
【0080】PAFを加えてから約5分後にサンプル中
に浸した電極の、血小板の凝集による電極抵抗増加を測
定して血小板凝集程度を求め、下記式により血小板凝集
抑制率を求めたところ、化合物No.1〜46はすべて
50%以上を示した。
【0081】尚、コントロールは、被検化合物が無添加
であること以外上記サンプルと同様にして試験を行なっ
た。
【0082】血小板凝集抑制率(%)={(コントロー
ルの血小板凝集程度−サンプルの血小板凝集程度)÷コ
ントロールの血小板凝集程度}×100
【0083】(PAFに関連するショックに対する抑制
試験) 試験例2 被検化合物をNa塩にして生理食塩水に溶解させるか
又は2.5%のツウィーン80〔ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノオレート(ナカライテクス(株)製)〕を
含む生理食塩水に懸濁させた薬剤を、5週令のddY系
雄性マウスに被検化合物が100mg/kgとなるよう
に経口投与した。薬剤投与1時間後、生理食塩水にPA
Fを10μg/mlとなるように溶解させ溶液(ジメチ
ルスルホキシド1%含有)を10ml/kg尾静脈より
投与した。PAF投与1時間後マウスの生死を観察し、
下記式により生存率を求めたところ、化合物No.3,
4及び26は生存率100%、化合物No.9は生存率
90%であった。
【0084】又、コントロールとして被検化合物が無添
加であること以外同様にして試験を行なったところ、化
合物No.3及び4のものは生存率0%、化合物No.
9及び26のものは生存率22%であった。
【0085】生存率(%)=(生存数/供試数)×10
【0086】試験例3 4週令のddY系雄性マウスに卵白アルブミン10mg
/kgと百日咳死菌1010個/kgを同時に腹腔内投
与した。投与後19〜20日目に、被検化合物を2.5
%のツウィーン80を含む生理食塩水に懸濁させ、被検
化合物が100mg/kgとなるように経口投与した。
被検化合物投与1時間後に卵白アルブミンを尾静脈から
0.5〜2mg/kg投与することによりアナフィラキ
シーショックを誘発した。卵白アルブミン最終投与1時
間後にマウスの生死を観察し、前記試験例2と同様にし
て生存率を求めたところ、化合物No.9は生存率10
0%、化合物No.26は生存率75%であった。又、
コントロールとして被検化合物が無添加であること以外
同様にして試験を行なったところ化合物No.9のもの
及び26のもの共生存率は40%であった。
【0087】試験例4 被検化合物をNa塩又はC塩にして生理食塩水に溶
解させるか、或は2%のジメチルスルホキシド及び2%
のツウィーン80を含む生理食塩水に懸濁させた薬剤を
5週令のddY系雄性マウス被検化合物が100mg/
kgとなるように経口投与した。薬剤投与1時間後にイ
ー・コリー(E.Coli)由来のリポポリサッカライ
ドを30mg/kgとなるように腹腔内投与した。リポ
ポリサッカライド投与24時間後マウスの生死を観察
し、前記試験例2と同様にして生存率を求めたところ、
化合物No.3及び9は生存率100%、化合物No.
4は生存率80%であった。
【0088】又、コントロールとして被検化合物が無添
加であること以外同様にして試験を行なったところ、化
合物No.3,4,9及び26の各コントロールはすべ
て生存率43%であった。
【0089】(PAF受容体結合試験) 試験例5 ウサギ血液から準備した血小板50mgを0.4nM[
H〕−PAF及び化合物No.3の存在下、25℃で
60分間放置した。血小板を濾集し、3回洗浄した後、
H〕−PAF0.4nMの特異的結合を半分量阻害
する濃度(IC50)を求めたところ、化合物No.3
は4.9μMであった。又、阻害物質定数(Ki)は
3.2μMであった。尚、非特異的結合は1μMのPA
F存在下で見積った。この結果化合物No.3は明らか
にPAF受容体に結合することがわかる。
【0090】(急性毒性) 試験例6 ddY系雄性マウス(体重30〜40g)を用い1群5
匹とした。被検化合物を5%ジメチルスルホキシド及び
2.5%のツウイーン80を含む生理食塩水に懸濁させ
た薬剤を0.01ml/gの割合で経口的に投与した。
投与48時間後に死亡数/供試数を求め50%致死量L
50(mg/kg)を推定したところ、化合物No.
3,4,6,9,10及び24は100mg/kg以上
であった。
【0091】本発明血小板活性化因子拮抗剤PAFに関
連する病態の治療のために投与する場合は、単独あるい
は薬理的に許容される担体などと混合して、経口的、非
経口的、局所的又は直腸的な使用に適した製剤組成物、
例えば、錠剤、粉末包装剤、カプセル剤、顆粒剤、注射
剤、軟膏、吸入剤、坐剤等の形態で投与される。
【0092】経口的使用に適した製剤としては例えば錠
剤、カプセル剤、粉末剤、顆粒剤、トローチのような固
形組成物;シロップ懸濁液のような液状組成物等が挙げ
られる。錠剤、カプセル剤、粉末剤、顆粒剤、トローチ
のような固型組成物は、微結晶セルロース、アラビアゴ
ム、トラガントゴム、ゼラチン、ポリビニルピロリドン
のようなバインダー;澱粉、乳糖、カルボキシメチルセ
ルロースのような賦形剤;アルギン酸、コーンスター
チ、カルボキシメチルセルロースのような崩壊剤;ステ
アリン酸マグネシウム、軽質無水珪酸、コロイド2酸化
ケイ素のような潤滑剤;スクロースのような甘味剤;ペ
パーミント、サリチル酸メチルのようなフレーバー剤;
などを含有できる。シロップ、懸濁液のような液状組成
物は、ソルビトール、ゼラチン、メチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、落花生油のような植物油、
レシチンのような乳化剤などの他必要があれば、甘味
剤、保存剤、染料およびフレーバー剤などを含有でき、
これらは、乾燥製剤としても提供できる。これらの製剤
は、有効成分化合物を1〜95重量%含むことが望まし
い。
【0093】非経口的使用に適した製剤としては、例え
ば、注射剤等が挙げられる。注射剤としては、たとえば
塩の形で通常の注射用水などに溶かしてもよいし、懸濁
液又はエマルジョン(医学上許容しうる油又は液体の混
合物中)の注射しうる形にすることができる。この場
合、抗菌剤のベンジルアルコールなど、抗酸化剤のアス
コルビン酸など、医学上許される緩衝液又は浸透圧調節
のための試薬を含有してもよい。この注射剤は有効成分
化合物を0.1〜5重量%含むことが望ましい。
【0094】局所的又は直腸的使用に適した製剤として
は例えば吸入剤、軟膏、坐剤等が挙げられる。吸入剤と
しては、例えばエアゾル吸入などがあげられ、それによ
ると本発明化合物自体又は医学上許容される不活性担体
とともにエアゾル又はネブライザー用の溶液に溶解させ
るか或は吸入用微粉末として、呼吸器管へ投与できる。
吸入用微粉末の場合、粒子は50ミクロン以下、好まし
くは10ミクロン以下である。又これら吸入剤として使
用する場合、必要があれば他の抗喘息剤および気管支拡
張剤たとえばイソブレナリン、サンブタモール、エフェ
ドリン、テオフィリン、コルチコステロイド、ACTH
などと併用することも可能である。
【0095】軟膏は通常使用される基剤等を添加し、慣
用の方法により調整される。軟膏は有効成分化合物を
0.1〜30重量%含むことが望ましい。
【0096】坐剤は、当業界において周知の製剤用担
体、例えばポリエチレングリコール、ラノリン、カカオ
脂、脂肪酸トリグリセライド等を含有してもよい。坐剤
は、有効成分化合物を1〜95重量%含むことが望まし
い。
【0097】前記経口的、非経口的、局所的又は直腸的
な使用に適した製剤組成物は、公知の方法により、患者
に投与後、活性成分が急速に放出されるように、徐放的
に放出されるように、あるいは遅れて放出されるように
製剤化することができる。
【0098】本発明血小板活性化因子拮抗剤の投与量は
化合物の種類、投与方法、患者又は被処理動物の状況な
どに応じて変わることは勿論であり、一定の条件の下に
おける適量と投与回数は専門医の判断によって決定され
なければならないが、成人1日当たり、約0.1g〜約
10g、好ましくは約0.5g〜約5gを投与するのが
通常であろう。又、前記吸収法における1回当たりの本
発明化合物の投与量は、約0.01mg〜約100mg
が望ましい。
【0099】次に本発明の血小板活性化因子拮抗剤の具
体的製剤例を挙げる。
【0100】製剤例1(錠剤) (1)化合物No.3 200mg (2)乳 糖 150mg (3)デンプン 30mg (4)ステアリン酸マグネシウム 6mg 以上(1)〜(4)の成分を1錠として、錠剤に成型す
る。
【0101】製剤例2(散剤・細粒剤) (1)化合物No.4 200mg (2)シュガーエステル(第一工業:DKエステルF−160) 180mg (3)界面活性剤(日光ケミカルズ:デカグリーン1−L) 15mg (4)軽質無水珪酸 25mg 上記(1)を上記(3)が5%となる水溶液中で湿式粉
砕し、その後上記(2)を180mg添加し、これを凍
結乾燥にて乾燥する。乾燥したものを粉砕し、上記
(4)と混和する。以上を散剤あるいは細粒剤とする。
又、これらをカプセルに封入し、カプセル剤とすること
も可能である。
【0102】製剤例3(硬ゼラチンカプセル剤) (1)化合物No.8 250mg (2)デンプン 200mg (3)ステアリン酸マグネシウム 10mg 以上(1)〜(3)の成分を、1錠として硬ゼラチンカ
プセルにつめ、硬ゼラチンカプセル剤とする。
【0103】製剤例4(注射剤) (1)化合物No.4Cl塩 1g (2)ブドウ糖 10g (3)注射用蒸留水 全量 200ml 以上(1)〜(3)の成分を、注射剤の調整法に従って
注射剤とする。
【0104】製剤例5(皮膚用外用軟膏剤) (1)化合物No.26 5g (2)白色ワセリン 25g (3)ステアリルアルコール 22g (4)プロピレングリコール 12g (5)ラウリン硫酸ナトリウム 1.5g (6)パラオキシ安息香酸エチル 0.025g (7)パラオキシ安息香酸プロピル 0.015g (8)精製水 全量 100g 以上(1)〜(8)の成分を軟膏の一般的調製法により
調製し、皮膚用外用軟膏を得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 401/06 233 8829−4C 401/12 239 8829−4C (72)発明者 岡田 宏 滋賀県草津市西渋川二丁目3番1号 石原 産業株式会社中央研究所内 (72)発明者 木村 博彦 滋賀県草津市西渋川二丁目3番1号 石原 産業株式会社中央研究所内 (72)発明者 尾松 正人 滋賀県草津市西渋川二丁目3番1号 石原 産業株式会社中央研究所内 (72)発明者 佐々木 広志 滋賀県草津市西渋川二丁目3番1号 石原 産業株式会社中央研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 基{Z及びZは、各々独立してアルキル基であるか
    又は、一緒に−CH−CH−基となってそれらが結
    合する2つの窒素原子と共に環を形成し、Xは置換され
    てもよいアルキル基、ハロゲン原子で置換されてもよい
    フェニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいアルケニ
    ル基、ハロゲン原子で置換されてもよいアルキニル基、
    ハロゲン原子で置換されてもよいベンゾイル基又は 【化2】 基(R及びRは各々独立してアルキル基であり、R
    は置換されてもよいフェニル基又は置換されてもよい
    アルキル基である)であり、jは0〜2の整数であり、
    但し、Z及びZが環を形成しない場合、Xはアルキ
    ル基でかつjは0である}、 【化3】 基(Z及びZは各々独立してアルコキシカルボニル
    基であり、Zは水素原子又はアルキル基である)又は 【化4】 基(Zはハロゲン原子であり、Zはアルキル基であ
    る)である〕で表わされる化合物又はそれらの塩を有効
    成分として含有することを特徴とする血小板活性化因子
    拮抗剤。
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