JPH0690203B2 - 前立腺特異抗原とα▲下1▼−アンチトリプシン複合体の定量方法 - Google Patents
前立腺特異抗原とα▲下1▼−アンチトリプシン複合体の定量方法Info
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- JPH0690203B2 JPH0690203B2 JP18523285A JP18523285A JPH0690203B2 JP H0690203 B2 JPH0690203 B2 JP H0690203B2 JP 18523285 A JP18523285 A JP 18523285A JP 18523285 A JP18523285 A JP 18523285A JP H0690203 B2 JPH0690203 B2 JP H0690203B2
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、ヒト精漿中に特異的に存在する蛋白であるγ
−セミノプロテイン(γ−Seminoprotein)(以下「γ
−Sm」と略記する)とα1−アンチトリプシンからなる
複合体(以下「γ−Sm−α1AT複合体」と略記する)の
定量方法に関する。
−セミノプロテイン(γ−Seminoprotein)(以下「γ
−Sm」と略記する)とα1−アンチトリプシンからなる
複合体(以下「γ−Sm−α1AT複合体」と略記する)の
定量方法に関する。
本発明者は、血清中のγ−Smの性状を調べる目的で、前
立腺癌患者血清をゲルろ過し、γ−Smの酵素免疫測定
(EIA)法でγ−Smを検出したところ、低分子量(分子
量約3万)と高分子量(分子量約9万)の分画にγ−Sm
が検出された。低分子量のγ−Smは精漿から単離される
γ−Sm(分子量33000〜34000)と同じであるが、高分子
量のγ−Smは血清中に存在する蛋白と結合した複合体で
はないかと示唆された。そこで、γ−Smと複合体を形成
する血清中に存在する蛋白について検討した結果、α1
−アンチトリプシンがγ−Smと複合体を形成することが
わかった。すなわち、γ−Smは血清中において遊離のγ
−Smおよびγ−Sm−α1AT複合体の状態で存在してい
る。
立腺癌患者血清をゲルろ過し、γ−Smの酵素免疫測定
(EIA)法でγ−Smを検出したところ、低分子量(分子
量約3万)と高分子量(分子量約9万)の分画にγ−Sm
が検出された。低分子量のγ−Smは精漿から単離される
γ−Sm(分子量33000〜34000)と同じであるが、高分子
量のγ−Smは血清中に存在する蛋白と結合した複合体で
はないかと示唆された。そこで、γ−Smと複合体を形成
する血清中に存在する蛋白について検討した結果、α1
−アンチトリプシンがγ−Smと複合体を形成することが
わかった。すなわち、γ−Smは血清中において遊離のγ
−Smおよびγ−Sm−α1AT複合体の状態で存在してい
る。
遊離のγ−Smおよびγ−Sm−α1AT複合体の総量を測定
するには、例えば抗γ−Sm抗体を用いたラジオイムノア
ッセイ(RIA)法,EIA法等で行うことができる。この方
法は、文献,日泌尿会誌,74巻,1320〜1325頁,1983年
(岡部勉他),臨床検査,28巻,1755〜1758頁,1984年
(蒲池信一他)に報告されている。
するには、例えば抗γ−Sm抗体を用いたラジオイムノア
ッセイ(RIA)法,EIA法等で行うことができる。この方
法は、文献,日泌尿会誌,74巻,1320〜1325頁,1983年
(岡部勉他),臨床検査,28巻,1755〜1758頁,1984年
(蒲池信一他)に報告されている。
しかし、γ−Sm−α1AT複合体のみを測定することは上
記文献記載の方法ては不可能である。本発明者は、当該
複合体のみを測定する目的で、抗γ−Sm抗体および抗α
1−アンチトリプシン抗体を使用するイムノアッセイ法
を確立した。
記文献記載の方法ては不可能である。本発明者は、当該
複合体のみを測定する目的で、抗γ−Sm抗体および抗α
1−アンチトリプシン抗体を使用するイムノアッセイ法
を確立した。
すなわち、本発明は抗γ−Sm抗体ならびに抗α1−アン
チトリプシン抗体を用いることからなるγ−Smとα1−
アンチトリプシンの複合体(γ−Sm−α1AT複合体)の
測定方法および少なくとも当該2種の抗体を含むγ−Sm
−α1AT複合体測定用組成物である。
チトリプシン抗体を用いることからなるγ−Smとα1−
アンチトリプシンの複合体(γ−Sm−α1AT複合体)の
測定方法および少なくとも当該2種の抗体を含むγ−Sm
−α1AT複合体測定用組成物である。
本発明はこの分野で一般に実施されているサンドイッチ
型のイムノアッセイ法によって行うことができ、例えば
不溶性担体に抗γ−Sm抗体を吸着または結合させること
により不溶化抗体とし、また抗α1−アンチトリプシン
抗体に酵素,放射性同位元素あるいは蛍光物質の如き標
識剤で標識することにより標識抗体とし、この2つの抗
体を被検試料中のγ−Sm−α1AT複合体と抗原抗体反応
させ、結合した標識剤の量から当該複合体の量を求める
ことができる。また、上記とは逆に抗α1−アンチトリ
プシン抗体を不溶化抗体とし、一方抗γ−Sm抗体を標識
抗体としてもよい。
型のイムノアッセイ法によって行うことができ、例えば
不溶性担体に抗γ−Sm抗体を吸着または結合させること
により不溶化抗体とし、また抗α1−アンチトリプシン
抗体に酵素,放射性同位元素あるいは蛍光物質の如き標
識剤で標識することにより標識抗体とし、この2つの抗
体を被検試料中のγ−Sm−α1AT複合体と抗原抗体反応
させ、結合した標識剤の量から当該複合体の量を求める
ことができる。また、上記とは逆に抗α1−アンチトリ
プシン抗体を不溶化抗体とし、一方抗γ−Sm抗体を標識
抗体としてもよい。
本発明における抗γ−Sm抗体および抗α1−アンチトリ
プシン抗体はポリクローナル抗体またはモノクローナル
抗体のいずれであってもよく、それぞれγ−Smあるい
は、α1−アンチトリプシンを抗原として宿主動物(マ
ウス,ラット,ウサギ,ヤギ等)に免疫して、該動物の
血清中からポリクローナル抗体として得るとか、あるい
は該宿主動物の脾臓細胞とミエローマ細胞との融合細胞
からモノクローナル抗体として得る等、いずれも当該分
野における既知の技術によって得ることができる。
プシン抗体はポリクローナル抗体またはモノクローナル
抗体のいずれであってもよく、それぞれγ−Smあるい
は、α1−アンチトリプシンを抗原として宿主動物(マ
ウス,ラット,ウサギ,ヤギ等)に免疫して、該動物の
血清中からポリクローナル抗体として得るとか、あるい
は該宿主動物の脾臓細胞とミエローマ細胞との融合細胞
からモノクローナル抗体として得る等、いずれも当該分
野における既知の技術によって得ることができる。
不溶化抗体を作製する際の不溶化担体は、一般のイムノ
アッセイ用の担体でよく、任意であってよい。担体の形
状はボール状,プレート状,棒状,角状その他任意であ
ってよく、ゲルろ過に用いる担体、例えばセファロース
4B等でもよい。担体の材質は、ポリスチレン,ポリアセ
テート,ポリカーボネート,アクリルニトリル−ブタジ
エン−スチレン共重合体等のプラスチック,セルロース
等の紙類,その他イムノアッセイに従来使用されている
任意の材料でよい。また、当該担体に抗体を結合させる
には、物理化学的な吸着あるいは化学的に結合させる等
の既知の技術によって達成できる。
アッセイ用の担体でよく、任意であってよい。担体の形
状はボール状,プレート状,棒状,角状その他任意であ
ってよく、ゲルろ過に用いる担体、例えばセファロース
4B等でもよい。担体の材質は、ポリスチレン,ポリアセ
テート,ポリカーボネート,アクリルニトリル−ブタジ
エン−スチレン共重合体等のプラスチック,セルロース
等の紙類,その他イムノアッセイに従来使用されている
任意の材料でよい。また、当該担体に抗体を結合させる
には、物理化学的な吸着あるいは化学的に結合させる等
の既知の技術によって達成できる。
標識抗体は、抗体を3H,14C,125I,131I等の放射性同位元
素,ペルオキシダーゼ,アルカリ性フォスファターゼ,
β−ガラクトシダーゼ等の酵素,フルオレッセイン,ロ
ーダミンBの蛍光物質,イソルミノール誘導体等の発光
物質等当該分野で一般的に用いられている標識剤で常法
により標識することにより得られる。
素,ペルオキシダーゼ,アルカリ性フォスファターゼ,
β−ガラクトシダーゼ等の酵素,フルオレッセイン,ロ
ーダミンBの蛍光物質,イソルミノール誘導体等の発光
物質等当該分野で一般的に用いられている標識剤で常法
により標識することにより得られる。
次に、不溶化抗体および標識抗体を用いた本発明の実施
方法を簡単に説明する。
方法を簡単に説明する。
先ず、測定すべき試料を一定量、反応容器にとり、ウジ
血清アルブミン(BSA),ウシγ−グロブリンまたは動
物血清を0.1〜5%好ましくは0.5〜2%BSAを含む緩衝
液を一定量加えて混和する。この場合の緩衝液は、0.01
〜0.5Mのホウ酸塩緩衝液(pH7.2〜9.0),0.01〜0.5Mの
リン酸塩緩衝液(pH5.2〜8.5),0.01〜0.5Mのベロナー
ル緩衝液(pH6.8〜9.6)または0.01〜0.5Mのトリス−塩
酸緩衝液(pH7.2〜9.1)等の緩衝液,あるいは0.05〜0.
5Mの塩化ナトリウム,0.05〜0.5Mの塩化カリウム等の塩
を含む上記緩衝液を使用する。次に、試料と緩衝液の混
合液に不溶化抗体(抗γ−Sm抗体または抗α1−アンチ
トリプシン抗体を結合した担体)に加え、一定時間反応
させる。反応後、担体を場合により洗浄してから、上記
の緩衝液に溶解した標識抗体(不溶化抗体が抗γ−Sm抗
体の場合は、標識剤で標識した抗α1−アンチトリプシ
ン抗体、不溶化抗体が抗α1−アンチトリプシン抗体の
場合は標識剤で標識した抗γ−Sm抗体を用いる)と担体
を一定時間反応させる。反応後、担体を洗浄してから、
担体に結合している標識抗体の標識剤の量を検出するこ
とにより、γ−Sm−α1AT複合体の量を知ることができ
る。
血清アルブミン(BSA),ウシγ−グロブリンまたは動
物血清を0.1〜5%好ましくは0.5〜2%BSAを含む緩衝
液を一定量加えて混和する。この場合の緩衝液は、0.01
〜0.5Mのホウ酸塩緩衝液(pH7.2〜9.0),0.01〜0.5Mの
リン酸塩緩衝液(pH5.2〜8.5),0.01〜0.5Mのベロナー
ル緩衝液(pH6.8〜9.6)または0.01〜0.5Mのトリス−塩
酸緩衝液(pH7.2〜9.1)等の緩衝液,あるいは0.05〜0.
5Mの塩化ナトリウム,0.05〜0.5Mの塩化カリウム等の塩
を含む上記緩衝液を使用する。次に、試料と緩衝液の混
合液に不溶化抗体(抗γ−Sm抗体または抗α1−アンチ
トリプシン抗体を結合した担体)に加え、一定時間反応
させる。反応後、担体を場合により洗浄してから、上記
の緩衝液に溶解した標識抗体(不溶化抗体が抗γ−Sm抗
体の場合は、標識剤で標識した抗α1−アンチトリプシ
ン抗体、不溶化抗体が抗α1−アンチトリプシン抗体の
場合は標識剤で標識した抗γ−Sm抗体を用いる)と担体
を一定時間反応させる。反応後、担体を洗浄してから、
担体に結合している標識抗体の標識剤の量を検出するこ
とにより、γ−Sm−α1AT複合体の量を知ることができ
る。
次に、試験例によって前立腺癌患者の血清中のγ−Sm−
α1AT複合体の検出と、該複合体のみの測定によっても
前立腺癌の診断が可能であることを説明する。尚、試験
例ならびに後述する実施例において用いたγ−Smモノク
ローナル抗体は文献,臨床検査,28巻,1755〜1758頁,198
4年(蒲池信一他)に従って作製したものを用いた。
α1AT複合体の検出と、該複合体のみの測定によっても
前立腺癌の診断が可能であることを説明する。尚、試験
例ならびに後述する実施例において用いたγ−Smモノク
ローナル抗体は文献,臨床検査,28巻,1755〜1758頁,198
4年(蒲池信一他)に従って作製したものを用いた。
試験例1 前立腺癌患者血清中のγ−Sm−α1AT複合体
の検出 前立腺癌患者血清30mlをセファデックスG−100カラム
(5×90cm)に添加後,0.9%塩化ナトリウムを含む0.1M
ホウ酸塩緩衝液(pH8.0)で溶出し、10mlずつ分取し
た。各フラクション100μlを用いて、前出の文献,臨
床検査,28巻,1755〜1758頁,1984年(蒲池信一他)の測
定操作法に従って抗γ−Smモノクローナル抗体結合ABS
ビーズとペルオキシダーゼ標識抗γ−Sm抗体で遊離のγ
−Smとγ−Sm−α1AT複合体の両方を合わせて測定し、
一方抗γ−Smモノクローナル抗体結合ABSビーズとペル
オキシダーゼ標識抗α1−アンチトリプシン抗体を用い
て後述する実施例(4)に従って、γ−Sm−α1AT複合
体のみを測定した。結果を第1図に示した。この結果よ
り、前出の文献,臨床検査,28巻,1755〜1758頁,1984年
(蒲池信一他)に従って不溶化抗体と酵素標識抗体の両
者とも抗γ−Sm抗体を使用すると、遊離のγ−Smとγ−
Sm−α1AT複合体の両者が検出され、一方不溶化抗体と
酵素標識抗体に、異なる抗体(抗γ−Sm抗体およびα1
−アンチトリプシン抗体)を使用することによりγ−Sm
−α1AT複合体のみを検出することができる。
の検出 前立腺癌患者血清30mlをセファデックスG−100カラム
(5×90cm)に添加後,0.9%塩化ナトリウムを含む0.1M
ホウ酸塩緩衝液(pH8.0)で溶出し、10mlずつ分取し
た。各フラクション100μlを用いて、前出の文献,臨
床検査,28巻,1755〜1758頁,1984年(蒲池信一他)の測
定操作法に従って抗γ−Smモノクローナル抗体結合ABS
ビーズとペルオキシダーゼ標識抗γ−Sm抗体で遊離のγ
−Smとγ−Sm−α1AT複合体の両方を合わせて測定し、
一方抗γ−Smモノクローナル抗体結合ABSビーズとペル
オキシダーゼ標識抗α1−アンチトリプシン抗体を用い
て後述する実施例(4)に従って、γ−Sm−α1AT複合
体のみを測定した。結果を第1図に示した。この結果よ
り、前出の文献,臨床検査,28巻,1755〜1758頁,1984年
(蒲池信一他)に従って不溶化抗体と酵素標識抗体の両
者とも抗γ−Sm抗体を使用すると、遊離のγ−Smとγ−
Sm−α1AT複合体の両者が検出され、一方不溶化抗体と
酵素標識抗体に、異なる抗体(抗γ−Sm抗体およびα1
−アンチトリプシン抗体)を使用することによりγ−Sm
−α1AT複合体のみを検出することができる。
試験例2 血清中のγ−Sm−α1AT複合体と前立腺癌と
の関連の検討 正常者19例,前立腺肥大症患者19例および前立腺癌患者
(未治療)19例の血清中のγ−Sm−α1AT複合体を後述
する実施例(4)に従って測定した。この結果を第2図
に示す。結果から明らかな如く、前立腺癌患者血清中の
γ−Sm−α1AT複合体の濃度は正常者および前立腺肥大
症患者よりも高濃度であった。以上の試験例から明らか
な如く、本発明のγ−Sm−α1AT複合体の測定は前立腺
癌の診断に有用なものである。
の関連の検討 正常者19例,前立腺肥大症患者19例および前立腺癌患者
(未治療)19例の血清中のγ−Sm−α1AT複合体を後述
する実施例(4)に従って測定した。この結果を第2図
に示す。結果から明らかな如く、前立腺癌患者血清中の
γ−Sm−α1AT複合体の濃度は正常者および前立腺肥大
症患者よりも高濃度であった。以上の試験例から明らか
な如く、本発明のγ−Sm−α1AT複合体の測定は前立腺
癌の診断に有用なものである。
次に、実施例によって本発明を説明する。
実施例 (1)不溶化抗体の調整 抗γ−Smモノクローナル抗体または抗α1−アンチトリ
プシン抗体を6%塩化ナトリウムを含む0.1Mホウ酸塩緩
衝液(pH8.0)で15μg/mlとした。球状(直径6.35mm)
のアクリルニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)ビ
ーズを洗剤と蒸留水にてよく洗浄し、各々の抗体溶液20
mlにABSビーズ100個を浸した。37℃で24時間放置後、0.
9%塩化ナトリウム液でABSビーズを洗浄し、1%ウシ血
清アルブミン,0.1%アジ化ナトリウムおよび0.9%塩化
ナトリウムを含む0.1Mホウ酸塩緩衝液(pH7.4)に浸し
4℃で保存した。
プシン抗体を6%塩化ナトリウムを含む0.1Mホウ酸塩緩
衝液(pH8.0)で15μg/mlとした。球状(直径6.35mm)
のアクリルニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)ビ
ーズを洗剤と蒸留水にてよく洗浄し、各々の抗体溶液20
mlにABSビーズ100個を浸した。37℃で24時間放置後、0.
9%塩化ナトリウム液でABSビーズを洗浄し、1%ウシ血
清アルブミン,0.1%アジ化ナトリウムおよび0.9%塩化
ナトリウムを含む0.1Mホウ酸塩緩衝液(pH7.4)に浸し
4℃で保存した。
(2)酵素標識抗体の調整 i)ペルオキシダーゼ標識抗γ−Sm抗体 抗γ−Smウサギ血清から常法によりF(ab′)2の精製
し、2−メルカプトエチルアミン・塩酸で還元してFa
b′を得た。次にペルオキシダーゼにN−(4−カルボ
キシシクロヘキシルメチル)マレイミドのN−ハイドロ
キシサクシニミドエステルを用いてマレイミド基を導入
し、Fab′のチオール基を反応させ、ペルオキシダーゼ
標識抗γ−Sm抗体を調製した。
し、2−メルカプトエチルアミン・塩酸で還元してFa
b′を得た。次にペルオキシダーゼにN−(4−カルボ
キシシクロヘキシルメチル)マレイミドのN−ハイドロ
キシサクシニミドエステルを用いてマレイミド基を導入
し、Fab′のチオール基を反応させ、ペルオキシダーゼ
標識抗γ−Sm抗体を調製した。
ii)ペルオキシダーゼ標識抗α1−アンチトリプシン抗
体 ペルオキシダーゼ標識抗α1−アンチトリプシン抗体
(ヤギ,カッペル社製)を適量に希釈して調整した。
体 ペルオキシダーゼ標識抗α1−アンチトリプシン抗体
(ヤギ,カッペル社製)を適量に希釈して調整した。
(3)γ−Sm−α1AT複合体の調製 ヒト血清6mlにγ−Sm溶液(2.6mg/ml)2mlを加え、37℃
で48時間放置後、混合液をセファデックスG−100カラ
ム(5×90cm)に添加し、0.9%塩化ナトリウムを含む
0.1Mホウ酸緩衝液(pH8.0)で溶出し、5mlずつ分取し
た。γ−Sm−α1AT複合体を含む分画を集め、抗γ−Sm
モノクローナル抗体を結合したセファロース4Bカラム
(1×10cm)に添加した。カラムを0.5%塩化ナトリウ
ムを含む0.1Mホウ酸塩緩衝液(pH8.0)約50mlで洗った
後、3.5Mチオシアン酸カリウムを含む0.1Mホウ酸塩緩衝
液(pH8.0)で溶出し、3mlずつ分取した。γ−Sm−α1A
T複合体を含む分画を集めて濃縮し(約5ml)、0.9%塩
化ナトリウムを含む0.1Mホウ酸塩緩衝液(pH8.0)5
に対して透析した。透析後、セファデックスG−100カ
ラム(2×90cm)に添加し、0.9%塩化ナトリウムを含
む0.1Mホウ酸塩緩衝液(pH8.0)で溶出し、3mlずつ分取
した。γ−Sm−α1AT複合体を含む分画を集めて濃縮す
ることによりγ−Sm−α1AT複合体を得た。
で48時間放置後、混合液をセファデックスG−100カラ
ム(5×90cm)に添加し、0.9%塩化ナトリウムを含む
0.1Mホウ酸緩衝液(pH8.0)で溶出し、5mlずつ分取し
た。γ−Sm−α1AT複合体を含む分画を集め、抗γ−Sm
モノクローナル抗体を結合したセファロース4Bカラム
(1×10cm)に添加した。カラムを0.5%塩化ナトリウ
ムを含む0.1Mホウ酸塩緩衝液(pH8.0)約50mlで洗った
後、3.5Mチオシアン酸カリウムを含む0.1Mホウ酸塩緩衝
液(pH8.0)で溶出し、3mlずつ分取した。γ−Sm−α1A
T複合体を含む分画を集めて濃縮し(約5ml)、0.9%塩
化ナトリウムを含む0.1Mホウ酸塩緩衝液(pH8.0)5
に対して透析した。透析後、セファデックスG−100カ
ラム(2×90cm)に添加し、0.9%塩化ナトリウムを含
む0.1Mホウ酸塩緩衝液(pH8.0)で溶出し、3mlずつ分取
した。γ−Sm−α1AT複合体を含む分画を集めて濃縮す
ることによりγ−Sm−α1AT複合体を得た。
なお、280nmにおける吸光度を測定し、吸光度1.000を示
す濃度を1単位/mlのγ−Sm−α1AT複合体と規定した。
これを基に実施例(4)におけるγ−Sm−α1AT複合体
の標準液を調製した。
す濃度を1単位/mlのγ−Sm−α1AT複合体と規定した。
これを基に実施例(4)におけるγ−Sm−α1AT複合体
の標準液を調製した。
(4)γ−Sm−α1AT複合体の測定 検体または標準液100μlの試験管に取り、1%ウシ血
清アルブミン、0.3M塩化ナトリウムを含む0.1Mホウ酸塩
緩衝液(pH7.4)200μlを加え撹拌した。これに抗γ−
Smモノクローナル抗体結合ABSビーズ1個を入れ、4℃
で15時間放置した。0.05%ツィーン20を含む生理食塩水
4mlでABSビーズを2回洗浄した。ペルオキシダーゼ標識
抗α1−アンチトリプシン抗体(1%ウシ血清アルブミ
ン、0.3M塩化ナトリウムを含む0.1Mホウ酸塩緩衝液、pH
7.4で希釈して調製)300μlを加え、室温で2時間放置
した。0.05%ツィーン20を含む生理食塩水4mlでABSビー
ズを洗浄した。新しい試験管に0.2%O−フェニレンジ
アミン二塩酸塩と0.015%過酸化水素水を含むクエン酸
−リン酸塩緩衝液(pH6.0)0.5mlを取り、これに洗浄し
たABSビーズを入れ、室温で1時間放置した。2N硫酸2.0
mlを加えて撹拌し、492nmにおける吸光度を測定して、
標準曲線から検体中のγ−Sm−α1AT複合体の濃度を求
めた。
清アルブミン、0.3M塩化ナトリウムを含む0.1Mホウ酸塩
緩衝液(pH7.4)200μlを加え撹拌した。これに抗γ−
Smモノクローナル抗体結合ABSビーズ1個を入れ、4℃
で15時間放置した。0.05%ツィーン20を含む生理食塩水
4mlでABSビーズを2回洗浄した。ペルオキシダーゼ標識
抗α1−アンチトリプシン抗体(1%ウシ血清アルブミ
ン、0.3M塩化ナトリウムを含む0.1Mホウ酸塩緩衝液、pH
7.4で希釈して調製)300μlを加え、室温で2時間放置
した。0.05%ツィーン20を含む生理食塩水4mlでABSビー
ズを洗浄した。新しい試験管に0.2%O−フェニレンジ
アミン二塩酸塩と0.015%過酸化水素水を含むクエン酸
−リン酸塩緩衝液(pH6.0)0.5mlを取り、これに洗浄し
たABSビーズを入れ、室温で1時間放置した。2N硫酸2.0
mlを加えて撹拌し、492nmにおける吸光度を測定して、
標準曲線から検体中のγ−Sm−α1AT複合体の濃度を求
めた。
第1図は、試験例1における前立腺癌患者血清中の遊離
γ−Smとγ−Sm−α1AT複合体を分離した、クロマトグ
ラムである。実線は、不溶化抗体として抗γ−Smモノク
ローナル抗体、酵素標識抗体として抗α1−アンチトリ
プシン抗体を用いて検出した結果を示す。破線は、不溶
化抗体,酵素標識抗体の両方に抗γ−Sm抗体を用いて検
出した結果を示す。 第2図は、正常者,前立腺肥大症(BPH)患者および前
立腺癌(PCa)患者血清中のγ−Sm−α1AT複合体濃度
(μUnit/ml)を示すグラフである。
γ−Smとγ−Sm−α1AT複合体を分離した、クロマトグ
ラムである。実線は、不溶化抗体として抗γ−Smモノク
ローナル抗体、酵素標識抗体として抗α1−アンチトリ
プシン抗体を用いて検出した結果を示す。破線は、不溶
化抗体,酵素標識抗体の両方に抗γ−Sm抗体を用いて検
出した結果を示す。 第2図は、正常者,前立腺肥大症(BPH)患者および前
立腺癌(PCa)患者血清中のγ−Sm−α1AT複合体濃度
(μUnit/ml)を示すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】被検試料中に存在するγ−Smとα1−アン
チトリプシンからなる複合体をサンドイッチ型のイムノ
アッセイ法により定量する方法において、抗γ−Sm抗体
と抗α1−アンチトリプシン抗体を用いることを特徴と
する該複合体の定量方法。 - 【請求項2】抗γ−Sm抗体または抗α1−アンチトリプ
シン抗体のいずれか一方が不溶化され、他方が標識化さ
れた抗体であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の方法。 - 【請求項3】少なくとも抗γ−Sm抗体および抗α1−ア
ンチトリプシン抗体の2つを含むことを特徴とするγ−
Smとα1−アンチトリプシンからなる複合体の定量用試
薬。 - 【請求項4】抗γ−Sm抗体または抗α1−アンチトリプ
シン抗体のいずれか一方が不溶化され、他方が標識化さ
れた抗体であることを特徴とする特許請求の範囲第3項
記載の定量用試薬。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18523285A JPH0690203B2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 前立腺特異抗原とα▲下1▼−アンチトリプシン複合体の定量方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18523285A JPH0690203B2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 前立腺特異抗原とα▲下1▼−アンチトリプシン複合体の定量方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6246263A JPS6246263A (ja) | 1987-02-28 |
| JPH0690203B2 true JPH0690203B2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=16167185
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18523285A Expired - Lifetime JPH0690203B2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 前立腺特異抗原とα▲下1▼−アンチトリプシン複合体の定量方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0690203B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0313863A (ja) * | 1989-06-08 | 1991-01-22 | Eiken Chem Co Ltd | 免疫学的ラテックス凝集反応をもちいた糞便中のα1‐アンチトリプシンの測定方法および該方法に使用する試薬 |
| SE9002480D0 (sv) * | 1990-07-23 | 1990-07-23 | Hans Lilja | Assay of free and complexed prostate-specific antigen |
| US5614372A (en) * | 1995-02-24 | 1997-03-25 | Lilja; Hans | Early detection of prostate cancer (CAP) by employing prostate specific antigen (PSA) and human glandular kallikrein (hGK-1) |
| IL121659A (en) * | 1996-10-25 | 2000-07-16 | Bayer Ag | Method for determining CPSA in a blood sample |
| US5840501A (en) * | 1996-10-25 | 1998-11-24 | Bayer Corporation | Determination of cPSA |
-
1985
- 1985-08-23 JP JP18523285A patent/JPH0690203B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6246263A (ja) | 1987-02-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |