JPH0690385B2 - モ−タドライブカメラ - Google Patents

モ−タドライブカメラ

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JPH0690385B2
JPH0690385B2 JP29802085A JP29802085A JPH0690385B2 JP H0690385 B2 JPH0690385 B2 JP H0690385B2 JP 29802085 A JP29802085 A JP 29802085A JP 29802085 A JP29802085 A JP 29802085A JP H0690385 B2 JPH0690385 B2 JP H0690385B2
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mirror
motor
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shutter
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ミラーアップ駆動、フィルム巻上げおよびシ
ャッタチャージ等を行なうモータからの駆動系をカメラ
ボディ内に効率よく組込み配置させるようにしてなるモ
ータドライブカメラの改良に関する。
〔従来の技術〕
最近の一眼レフカメラは、その多機能化が著しく、これ
らを可能な限り自動化することで、速写性や操作性等を
大幅に向上させることが必要とされている。そして、こ
のような点を満足し得るものとして、カメラボディ内に
モータを内蔵することで、ミラーアップ、フィルム巻上
げおよびシャッタチャージ等の撮影動作を自動的に行な
うモータドライブカメラが普及しつつあり、本出願人
も、たとえば特開昭53−141615号公報や特開昭57−9963
0号公報等に示されるような構成を有するものを既に提
案している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した従来構成によるモータドライブ
カメラによれば、その構成部品点数が多く、構造が複雑
で、組立性の面で問題となるばかりでなく、モータおよ
びその駆動系の組込みスペースがある程度要求されるこ
とから、カメラボディ全体の大型化等を招く虞れもあ
り、上述したモータおよびその駆動系をコンパクトな構
成とし、かつこれらをカメラボディ内に効率よく組込む
ことが可能となる何らかの対策を講じることが必要とさ
れている。
すなわち、上述した従来装置では、モータの出力軸をカ
メラボディの上、下方向に引出し、これらをカメラボデ
ィ上、下側にそれぞれ配設したフィルム巻上げ機構およ
びミラーアップ機構を駆動する駆動源として用いるよう
な構成としており、クラッチ機構等の使用を必要最小限
とし、各部の動作上の信頼性をある程度確保し得るもの
の、構成部品点数が増大し、組立性等の面で問題で、ま
たモータからの駆動力伝達に関与する部品が多いことか
ら、モータの小型化を図るうえでも問題をもつものであ
った。さらに、この種のモータドライブカメラでは、ボ
ディ下部にモータを駆動するためのバッテリの収納部を
設けることが必要で、モータ下端からも出力軸を引出す
従来構成では、全体の大型化を避けることができず、実
用上問題の大きいものであった。
特に、この種のモータドライブカメラにおいては、シャ
ッタチャージ機構やミラーアップ機構を構成するリン
ク、レバー系の終端部分を、ミラーボックスの側部に効
率よく組込み、その部分のコンパクト化や構成の簡素化
を図ることが望まれており、これはモータへの負荷を軽
減するためにも大きく影響するもので、これらの点を考
慮しなければならないものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このような要請に応えるために本発明に係るモータドラ
イブカメラは、ミラーボックス側部下側からモータ正転
時に駆動されるスライドレバーと、これに下端側が連結
されるとともにスプリングにより常時は一体に回動して
ミラーアップを行なえるようにダブルレバー構造とされ
た第1および第2のミラーアップレバーとでミラーアッ
プレバー系を構成し、一方ミラーボックス側部上側から
モータ逆転時に回動される第1のリンクレバー、前記第
2のミラーアップレバーと干渉しない状態で下方に延設
された第2のリンクレバー、および他端部にシャッタチ
ャージピンを有する回動自在な第3のリンクレバーとで
シャッタチャージリンク系を構成し、かつそのシャッタ
チャージピンをシャッタチャージ状態で係止保持すると
ともにミラーアップ時における移動終期においてスライ
ドレバーと係合して係止状態が解除されるセットレバー
を付設するようにしたものである。
〔作用〕
本発明によれば、モータの正、逆両方向への回転力によ
り選択的にミラーアップ側のスライドレバー、シャッタ
チャージ側の第1のリンクレバーを適宜駆動すること
で、ミラーアップおよびシャッタチャージを必要に応じ
て効率よく駆動し得るとともに、簡単なレバー、リンク
構成であるため、コンパクト化されてなるミラーボック
ス側部機構部を構成し得るものである。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示した実施例を用いて詳細に説明
する。
第1図ないし第8図は本発明に係るモータドライブカメ
ラの一実施例を示し、これらの図において、まず、全体
を符号1で示すモータドライブカメラの概略構成を第1
図を用いて簡単に説明すると、符号2は外観を想像線で
示したカメラボディ1aの図中左側に配設されてなるフィ
ルムの巻取りスプールで、このスプール2には周知のよ
うに、カメラボディ1aの右側に設けられた巻戻し軸3に
装填されているパトローネ4から引出されるフィルム
(図示せず)が巻上げ操作に応じて順次巻付けられるも
のである。なお、図中1bは前記カメラボディ1aの下部に
一体的に付設されたバッテリ収納部、5はカメラボディ
1aの中央部に配設されてなるミラーボックスで、さらに
本実施例では上述した巻戻し軸3をその上部に配設した
小型モータ6で単独に回転駆動し得るような構成とした
場合を示している。
また、前記ミラーボックス5の後方に配設されるシャッ
タ機構7は、第2図に示すような枠体7a上を、マグネッ
トによるホールド状態が解除されることで走行する先
幕、後幕(図示せず)を備えてなる構成であり、図中8
は後述するシャッタチャージ機構のチャージピンにより
図中矢印方向に押上げられることでチャージ状態とされ
るシャッタセットレバーである。
そして、本実施例によるモータドライブカメラ1によれ
ば、第1図、さらには第3図ないし第6図に示すよう
に、フィルムの巻取りスプール2内に組込み配置され出
力軸10aをカメラボディ1a上方に突出させてなる正、逆
両方向に回転可能なモータ10と、その回転力を伝達する
減速歯車列11を有しカメラボディ1a上側に配設された上
部ユニット12と、これに対向してミラーボックス5の下
側に配設され前記減速歯車列11で減速されたモータ10の
回転力が上部ユニット12から垂下して設けられた回転伝
達軸13を介して伝達される下部ユニット14と、これら
上、下ユニット12,14間でミラーボックス5側方に配設
された側部ユニット15を備えてなる構成としている。そ
して、前記上部ユニット12において減速歯車列11の途中
には、一方向クラッチ16を介して選択的に接続されるフ
ィルム巻上げ機構17およびシャツタチャージ機構18を構
成する部材が適宜配設されるとともに、下部ユニット14
には、前記モータ10の回転方向に応じてミラーボックス
5内でミラー(図示せず)をスプリング等による復帰習
性に抗して上昇させるミラーアップ機構19を構成する部
材が配設され、さらに側部ユニット15には、前記シャッ
タチャージ機構18およびミラーアップ機構19を構成する
リンク、レバー系が適宜配設されている。
これを第3図以下を用いて詳述すると、まず、前記減速
歯車列11は、第3図に示す上部ユニット12内で前記モー
タ10の出力軸10a上に設けられた歯車11a、その周囲を取
囲むごとく配設された複数の段付歯車11b,11c,11d,11e
および前記一方向クラッチ16(たとえばボールクラッチ
等)を組込んでなる大、小歯車20a,20bのうちの大歯車2
0aによって構成され、かつこの大歯車20aは、第5図か
ら明らかなように、前記回転伝達軸13上に設けられた歯
車13aに噛合することで、モータ10の正、逆両方向での
回転を下部ユニット14側のミラーアップ機構19(第6図
および第4図参照)に伝達して所要のミラーアップ動作
を行なうような構成とされている。なお、第3図中実線
で示す矢印aは、モータ10の正転時の各部の回転方向、
破線で示す矢印bは逆転時における回転方向で、また第
5図中12a,12bは前記上部ユニット12が介在される上、
下地板である。
一方、前記減速歯車列11に対し一方向クラッチ16を介し
て選択的に連結される小歯車20bは、モータ10の逆転時
においてのみ回転駆動されるように構成されており、か
つこの小歯車20bに噛合する歯車21,22により、前記フィ
ルム巻上げ機構17およびシャッタチャージ機構18が適宜
駆動される。すなわち、第3図中23,24は前記フィルム
巻上げ機構17を構成する歯車21に噛合するフィルムこま
送り用のスプロケットギヤおよびスプールギヤで、これ
によりフィルムが一こまづつスプール2に巻取られるも
のである。なお、図中21aは逆転防止用の爪レバーであ
る。そして、このような構成において、モータ10の逆転
時には、フィルムの巻上げ動作が自動的に行なわれるこ
とは明らかであろう。
また、前記歯車22はシャッタチャージ機構18を構成する
チャージカム25と一体の歯車26に噛合し、モータ10の逆
転時にシャッタチャージを行なうような構成とされてい
る。すなわち、図中27,28は前記チャージカム25により
所要の方向に回動される第1および第2のセットレバー
で、その第2のセットレバー28の先端28aが第4図に示
す側部ユニット15においてその上端部側に設けられてい
る第1のリンクレバー29の一端に突設された係合ピン29
aと係合し、これを回動させることでシャッタチャージ
を行なうものである。
このような側部ユニット15側でのリンク構成を第4図を
用いて説明すると、図中30は第1のリンクレバー29の他
端に枢支された第2のリンクレバー、31はその他端に一
端が枢支されかつ他端にシャッタチャージピン32を有す
る第3のリンクレバーで、このシャッタチャージピン32
が第2図においてシャッタセットレバー8を押圧するこ
とでチャッタチャージが行なわれるものである。なお、
図中33は側部ユニット15の地板、34は第1のリンクレバ
ー29を支軸29bを介して図中反時計方向に付勢するスプ
リング、31aは第3のリンクレバー31の支軸、30a,30bは
第2のリンクレバー30両端の連結ピンである。さらに、
図中35は地板33上に支軸35aを介して枢支されかつスプ
リング36により常時反時計方向に付勢されているセット
レバーで、このセットレバー35の係止部35bで前記シャ
ッタチャージピン32が係止されることで、シャッタチャ
ージ状態が保持されるような構成とされ、かつこのセッ
トレバー35は後述するミラーアップ機構18側のレバー系
の一部にてその他端35cが押圧されることによりミラー
アップ動作終端部付近で係止状態が解除されるようにな
っている。
なお、第3図において符号37は前記モータ10の停止信号
を送出するタイミングスイッチ38をオン・オフさせるス
イッチレバーで、スプリング37aにより常時反時計方向
に付勢されるとともに、前記第2のセットレバー28の一
部に突設されている係合ピン28bによりミラーアップ時
において時計方向に回動され、スイッチ38をオンさせる
ような構成とされている。さらに、このスイッチレバー
37の先端に形成されている爪部37bは前記チャージカム2
5および歯車26と一体に設けられた円板26aの周縁に形成
されている切欠き26bに対しシャッタチャージ状態に噛
合するような構成とされている。また、図中39は第1の
セットレバー27の他端27aの動きに連動して絞り機構
(図示せず)側を制御するレバーである。
一方、下部ユニット14内に設けられているミラーアップ
機構19は、第6図に示すように、前記回転伝達軸13の下
端に設けられた歯車13bに噛合する歯車列40a,40b,40cを
介してモータ10の回転力が伝達される歯車41上に設けら
れたラチェットギヤ42を有し、このラチェットギヤ42の
周方向に設けられた複数のカム溝42aに係合する係合ピ
ン43aを有するラチェットアーム43と、このアーム43の
支軸43bが設けられたミラーレバー44とが配設されてい
る。なお、図中42bはラチェットギヤ42の支軸、44aはミ
ラーレバー44の支軸、45はこのレバー44を図中時計方向
に付勢するスプリング、46は前記アーム43の先端を図中
想像線で示すミラーアップ状態において係止する係止ピ
ンで、また47aは前記側部ユニット15側のミラーアップ
用のスライドレバー47の係合端である。
そして、このような構成によれば、モータ10の正転時に
おいてラチェットギヤ42が図中a方向に回転することに
より係合ピン43aを介して押出されるアーム43により付
勢力に抗してミラーレバー44が回動されることで、後述
するミラーアップが行なわれるとともに、その終端部に
おいて図中想像線で示すように、アーム43の係合ピン43
a部分がラチェットギヤ42の支軸42bとアーム支軸43bと
を結ぶ線分(デッドポイント)を乗越え、アーム43が食
込み状態で係止保持されることで、ミラーアップ状態が
維持されるものである。また、撮影が終了してモータ10
が逆転すると、アーム43の係合ピン43a部分が、スプリ
ング45の付勢力に補助されてデッドポイントを逆に乗越
え、その結果ミラーレバー44は図中実線で示す元の状態
に回動復帰するものである。
一方、側部ユニット15側のミラーアップ機構19は、第4
図に示すように、地板33上でその高さ方向中央部分の支
軸48を中心に回動自在に支持され常時は一体的に回動す
るダブルレバーとしての第1および第2のミラーアップ
レバー49,50を有し、これらはスプリング51の付勢力に
より互いに逆方向への付勢力を与えられている。すなわ
ち、第1のミラーアップレバー49は、地板33下側で左、
右方向に摺動自在に支持されているスライドレバー47の
他端側に連結されることで、このレバー47にその一端51
aが係止されているスプリング51により図中反時計方向
に付勢されている。一方、この第1のミラーアップレバ
ー49の突設された係合部49aに対し下端部50aが係合しか
つ上端部50bが地板33上に穿設された弧状溝52から突出
している図示せぬミラー側のピン53と対向するように延
設されている第2のミラーアップレバー50は、スプリン
グ51の他端51bが係止されることで、支軸48を中心とし
て図中時計方向に付勢されており、これによりこの第2
のミラーアップレバー50は前記係合部49aに係合して常
時は第1のミラーアップレバー49と一体に回動動作され
る。
ここで、このスプリング51は、第2のミラーアップレバ
ー50の一部に突設されたボス部50cに巻回されることで
装着されているが、これはスペース的な理由からで、前
記支軸48上に巻回して装着してもよいことは容易に理解
されよう。また、上述したスプリング51の下端係止部分
としては、図示した例に限定されず、第1のミラーアッ
プレバー49に直接係止させるようにしてもよいものであ
る。なお、上述したようにスプリング51の他端51bで弾
性支持されている第2のミラーアップレバー50の上端部
50bは、前記ミラー側のピン53よりも上方に移動し得る
ように構成され、ミラーアップ時においてピン53に係合
して前記係合部49aから離間するようにスプリング51を
たわませることで、ミラーのバウンド等を吸収し得るよ
うな構成とされている。
以上の構成によるモータドライブカメラ1によれば、レ
リーズ信号によりスプール2内に組込まれたモータ10が
正転する{第9図(a)参照}ことにより、前記回転伝
達軸13を介して上部ユニット12に連結されている下部お
よび側部ユニット14,15に配設したミラーアップ機構19
が前述したように作動してミラーが上昇動作し、かつこ
れに連動して予めチャージ状態とされているシャッタ7
が撮影動作を行なうものである。すなわち、上述したレ
リーズ信号によりシャッタ機構7内のFCマグネット、SC
マグネットがそれぞれ先幕、後幕をホールドするととも
に、上述したミラーアップ動作の最終時点で前記スライ
ドレバー端47aがセットレバー35を解除し、シャッタ走
行可能な状態とされる。また、その結果として元の状態
に復帰するシャッタチャージ機構18によりその内部に組
込まれたタイミングスイッチ38がオンし、これによりモ
ータ10の回転が停止されるとともに、その信号からタイ
マ等で△t1遅延した時点で先幕がスタートし、次でこれ
に所定時間遅れて後幕がスタートし、一連の露光動作が
行なわれるものである。
そして、この後幕スタート時点からΔt2だけ遅れてモー
タ10が逆転を開始し、これにより前記ミラーアップ機構
19におけるラチェットアーム43の食込みで係止保持され
ているミラーアップ状態が解除され、ミラーはそれ自身
に付設されている復旧用スプリングで下降動作する。ま
た、このモータ10の逆転動作時には、前記一方向クラッ
チ16を介してフィルム巻上げ機構17およびシャッタチャ
ージ機構18がモータ10と連結され、フィルムの巻上げ動
作を行なうとともに、前記チャージカム25の回転により
セットレバー27,28、さらにリンクレバー29,30,31の働
きにより、シャッタチャージが行なわれるものである。
そして、このシャッタチャージ状態は、前記スイッチレ
バー37の爪部37bがチャージカム25側の切欠き26bに係合
することで、レリーズ待期状態として保持され、またこ
のときスイッチ38がオフされることで、第9図(a)に
示すように、モータ10が停止され、一連の撮影動作が行
なわれるものである。
なお、上述した構成によるモータドライブカメラ1にお
いて、フィルムの巻戻し時においては、モータ10の回転
伝達系から、フィルムの回転に関与するスプロケットギ
ヤ23およびスプールギヤ24(第3図参照)を切離すこと
が必要とされる。このため、本実施例によれば、第7図
および第8図に示すスプロケット解除釦60を押圧操作す
ることで、フィルム側のスプール2およびスプロケット
61を、モータ10と連結された歯車21a(第3図中21参
照)を歯車列から切離してフリー状態とし、かつ前記解
除釦60の押圧操作に連動してオンするスイッチ(図示し
ない)からの信号により駆動される別置の小型モータ6
により、供給スプール側を回転駆動してフィルムの巻戻
し動作を行なわせるものである。ここで、図中21bは前
記スプロケットギヤ23、スプールギヤ24に常時噛合する
歯車、62はこの歯車21bとかしめ等で一体化されるとと
もに前記釦60の押圧操作によって歯車21aとの係合状態
が解除されるクラッチ板、63はばね受け、64はばねで、
また65は解除釦60の先端側の一部に凹設された係止部60
aに係合することで、この釦60を押圧状態に係止保持す
るセットレバー、65aはその付勢用スプリングである。
そして、解除釦60によるクラッチ板62切離し時には、こ
のクラッチ板62は前記スプール2側の歯車21bとは釦60
の周囲で自由に回転し、一方モータ10側が再び回転して
歯車21a側に回転が伝達されると、解除釦60も回転して
係止状態が解除され、その結果クラッチ板62が接合され
た通常状態に戻るものである。このときのタイムチャー
トを第9図(b)に示している。
したがって、上述した構成によるモータドライブカメラ
1によれば、モータ10の正、逆両方向での回転出力を利
用することでその駆動系に加わる負荷を適切かつバラン
スよく分散し、駆動効率を向上させ得るとともに、正転
時におけるミラーアップ、逆転時における巻上げおよび
シャッタチャージ動作を行なうにあたっての減速歯車列
11の共用化を図れ、これにより負荷も軽減されることか
らモータ10の小型化をも図れる等といった利点を奏する
ものである。さらに、上述したようにスプール2内にモ
ータ10を組込むとともに、その出力軸10aをボディ1a上
方のみに突出させることで、ボディ1aの下側にバッテリ
収納部1b等が付設される場合にあたっても、何ら支障を
生じないものであり、機構全体のコンパクト化を図り、
効率のよいカメラボディ1a内での配設状態を得ることも
可能である。
特に、本発明によれば、ミラーボックス5側部下側から
モータ10正転時に駆動されるスライドレバー47、スプリ
ング51で常時は一体に回動されるダブルレバー構造であ
る第1および第2のミラーアップレバー49,50でミラー
アップレバー系を構成し、一方ミラーボックス5側部上
側からモータ逆転時に回動される第1のリンクレバー2
9、前記第2のミラーアップレバー50と干渉しない状態
で下方に延設されている第2のリンクレバー30、および
シャッタチャージピン32を有する第3のリンクレバー31
でシャッタチャージリンク系を構成してなる構成である
ため、その構成が簡素化され、しかも全体としてコンパ
クト化された効率のよい構造であり、その利点は大きい
ものである。
さらに、上述した本発明による構成では、シャッタチャ
ージピン32をシャッタチャージ状態で係止保持するとと
もにミラーアップ時における移動終期においてスライド
レバー47と係合して係止状態が解除されるセットレバー
35を付設するようにしているため、シャッタ機構7とし
て応答性のよいものを使用すれば、モータ10の停止信号
を送出するスイッチ(38)をいずれか一方の機構部に一
つだけ付設すればよいという利点を有しているものであ
る。
なお、本発明は上述した実施例構造に限定されず、各部
の形状、構造等を、適宜変形、変更することは自由であ
る。たとえば上述した実施例では、フィルムの巻戻しを
カメラボディ1a内の別の個所に内設した小型モータ6を
用いるようにした場合を示しているが、本発明はこれに
限定されず、クラッチ等を介して本発明によるスプール
2内モータ10を利用したり、あるいは手動操作により巻
戻し動作を行なわせるようにしてもよいことは勿論であ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係るモータドライブカメ
ラによれば、ミラーボックス側部下側からモータ正転時
に駆動されるスライドレバー、スプリングにより常時は
一体に回動されるダブルレバー構造である第1および第
2のミラーアップレバーでミラーアップレバー系を構成
し、一方ミラーボックス側部上側からモータ逆転時に回
動される第1のリンクレバー、前記第2のミラーアップ
レバーとは干渉しないように配設された第2のリンクレ
バー、シャッタチャージピンを有する第3のリンクレバ
ーでシャッタチャージリンク系を構成し、かつシャッタ
チャージピンをシャッタチャージ状態で係止保持しミラ
ーアップ時における移動終期にスライドレバーと係合し
て係止状態が解除されるセットレバーを付設するように
したので、簡単かつ安価な構成にもかかわらず、モータ
の正、逆両方向への回転力により選択的にミラーアップ
側のスライドレバー、シャッタチャージ側の第1のリン
クレバーを適宜駆動することで、ミラーアップおよびシ
ャッタチャージを必要に応じて効率よく駆動し得るとと
もに、簡単なレバー、リンク構成であるため、コンパク
ト化されてなるミラーボックス側部機構部を構成し得る
等といった種々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本発明に係るモータドライブカメラの一実施例を示
すものであり、第1図はカメラボディ内での各部の位置
関係を説明するための概略構成図、第2図はシャッタ機
構の概略正面図、第3図は減速歯車列を有する上部ユニ
ットの概略平面図、第4図は側部ユニットの概略側面
図、第5図は上部ユニットの要部断面図、第6図は下部
ユニットの概略底面図、第7図および第8図は上部ユニ
ットにおけるフィルム巻戻し操作釦部分の要部断面図お
よびその係止構造を示す概略斜視図、第9図(a),
(b)は撮影時および巻戻し時におけるタイムチャート
図である。 1……モータドライブカメラ、1a……カメラボディ、2
……巻取りスプール、5……ミラーボックス、7……シ
ャッタ機構、10……モータ、10a……出力軸、11……減
速歯車列、12……上部ユニット、13……回転伝達軸、14
……下部ユニット、15……側部ユニット、16……一方向
クラッチ、17……フィルム巻上げ機構、18……シャッタ
チャージ機構、19……ミラーアップ機構、25……チャー
ジカム、27,28……セットレバー、29,30,31……リンク
レバー、32……シャッタチャージピン、35……セットレ
バー、37……スイッチレバー、38……タイミングスイッ
チ、42……ラチェットギヤ、43……ラチェットアーム、
44……ミラーレバー、47……スライドレバー、49,50…
…ミラーアップレバー、51……スプリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミラーボックス側部下側で水平方向に摺動
    可能に支持されたミラーアップ用スライドレバーと、そ
    の上方で一方向への回動習性を付与された状態で回動可
    能に支持され先端がスライドレバー側に連結された第1
    のミラーアップレバーと、この第1のレバーと同軸上で
    回動可能に支持され下端部が第1のレバーの反付勢方向
    側に設けた係合部に係合可能に延設されかつ上端部がミ
    ラーボックス側部に突出しているミラー連結ピンに係合
    可能に対設され第1のレバーと逆方向への付勢力が与え
    られている第2のミラーアップレバーと、前記ミラーボ
    ックス側部上側で回動可能に支持され一方向への回動習
    性が付与された第1のリンクレバーと、その下端側に連
    結されかつ前記第2のミラーアップレバーと干渉しない
    状態で下方に延設された第2のリンクレバーと、その下
    端に一端部が連結されるとともに他端部にシャッタチャ
    ージピンが設けられた回動自在な第3のリンクレバー
    と、これをシャッタチャージ状態で係止保持するととも
    に前記スライドレバーのミラーアップ時における移動終
    期において係合して係止状態が解除されるセットレバー
    を備え、モータ正転時において第2のミラーアップレバ
    ーがミラーアップ方向に回動するように前記スライドレ
    バーを移動させるとともに、モータ逆転時においては前
    記第1のリンクレバーをシャッタチャージ方向に回動さ
    せるように構成したことを特徴とするモータドライブカ
    メラ。
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