JPH0692269B2 - 不浸透性炭素材 - Google Patents
不浸透性炭素材Info
- Publication number
- JPH0692269B2 JPH0692269B2 JP62055265A JP5526587A JPH0692269B2 JP H0692269 B2 JPH0692269 B2 JP H0692269B2 JP 62055265 A JP62055265 A JP 62055265A JP 5526587 A JP5526587 A JP 5526587A JP H0692269 B2 JPH0692269 B2 JP H0692269B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- carbon material
- resin
- phosphoric acid
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、熱伝導性、電気伝導性及び耐薬品性に優れ
ると共に、高い機械的強度を備えたガス不浸透性炭素材
に関するものである。
ると共に、高い機械的強度を備えたガス不浸透性炭素材
に関するものである。
<背景技術> 近年、軽量である上、寸法安定性,耐熱性,電気伝導
性,熱伝導性並びに耐薬品性に優れた素材として炭素成
形材が注目されるようになり、半導体の冶工具,原子炉
材或いは電極等、多方面の分野においてその利用が推進
されている。
性,熱伝導性並びに耐薬品性に優れた素材として炭素成
形材が注目されるようになり、半導体の冶工具,原子炉
材或いは電極等、多方面の分野においてその利用が推進
されている。
中でも、特に“ガス不浸透性炭素材”は、ガスの透過遮
断物性のほか、低電気抵抗や良好な耐薬品性を示すこと
から“リン酸型燃料電池の分離板”としての適用が注目
を集めている。なぜなら、リン酸型燃料電池の分離板
は、燃料として供給される水素や天然ガスと燃焼用の空
気との仕切りの役目を果たすものであることから両者の
混和を防止する機能が必要であり、また発生した電気や
熱の良導体であることや、更には約200℃のリン酸に対
する優れた耐食性が要求されていたが、ガス不浸透性炭
素材の有する物性はこれら要求特性に極めて近いものだ
ったからである。
断物性のほか、低電気抵抗や良好な耐薬品性を示すこと
から“リン酸型燃料電池の分離板”としての適用が注目
を集めている。なぜなら、リン酸型燃料電池の分離板
は、燃料として供給される水素や天然ガスと燃焼用の空
気との仕切りの役目を果たすものであることから両者の
混和を防止する機能が必要であり、また発生した電気や
熱の良導体であることや、更には約200℃のリン酸に対
する優れた耐食性が要求されていたが、ガス不浸透性炭
素材の有する物性はこれら要求特性に極めて近いものだ
ったからである。
それ故、これまでにも“リン酸型燃料電池の分離板”等
としても十分に満足できる特性を備えたガス不浸透性炭
素材を実現すべく様々な提案がなされてきた。
としても十分に満足できる特性を備えたガス不浸透性炭
素材を実現すべく様々な提案がなされてきた。
例えば、特公昭56−22836号公報には、硬化し得る樹脂
と硬化フェノール樹脂繊維との混和物を成形・硬化した
後、これを800℃以上の温度で焼成して成る炭素材が示
されている。ところが、該公報に示された炭素材は、無
定形炭素質であるので黒鉛質の炭素材に比べ電気や熱の
伝導性や耐リン酸性に劣ると言う問題点に加えて、加工
性(例えばリブ付きの分離板に加工する場合の溝の加工
性)の点で十分に満足できるものでは無かった。
と硬化フェノール樹脂繊維との混和物を成形・硬化した
後、これを800℃以上の温度で焼成して成る炭素材が示
されている。ところが、該公報に示された炭素材は、無
定形炭素質であるので黒鉛質の炭素材に比べ電気や熱の
伝導性や耐リン酸性に劣ると言う問題点に加えて、加工
性(例えばリブ付きの分離板に加工する場合の溝の加工
性)の点で十分に満足できるものでは無かった。
そこで、上記の電気導電性,熱伝導性,耐リン酸性並び
に加工性を改善した炭素材として、熱硬化性樹脂に黒鉛
粉を混合した原料を焼成したものが提案された(特開昭
57−72273号,特開昭59−195514号,特開昭59−232906
号等)。そして、これらの炭素材は、無定形炭素質(所
謂“グラッシーカーボン質”)のマトリックス中に電気
や熱の良導体であると共に耐リン酸性や加工性の良好な
黒鉛質粉末が分散したものであることから、確かに無定
形炭素質単独の場合に比べて電気伝導性,熱伝導性,耐
リン酸性及び加工性に優れた特性を有してはいた。
に加工性を改善した炭素材として、熱硬化性樹脂に黒鉛
粉を混合した原料を焼成したものが提案された(特開昭
57−72273号,特開昭59−195514号,特開昭59−232906
号等)。そして、これらの炭素材は、無定形炭素質(所
謂“グラッシーカーボン質”)のマトリックス中に電気
や熱の良導体であると共に耐リン酸性や加工性の良好な
黒鉛質粉末が分散したものであることから、確かに無定
形炭素質単独の場合に比べて電気伝導性,熱伝導性,耐
リン酸性及び加工性に優れた特性を有してはいた。
しかしながら、熱硬化性樹脂を原料とした上記炭素材
は、その炭化焼成過程において「熱硬化性樹脂が著しく
収縮するのに対して黒鉛は全く収縮せず、そのため収縮
率の差に起因して両者の界面に亀裂が発生するのを防止
できない」との問題を抱えるものであり、従ってガス不
浸透性に対する信頼性の乏しいものだったのである。
は、その炭化焼成過程において「熱硬化性樹脂が著しく
収縮するのに対して黒鉛は全く収縮せず、そのため収縮
率の差に起因して両者の界面に亀裂が発生するのを防止
できない」との問題を抱えるものであり、従ってガス不
浸透性に対する信頼性の乏しいものだったのである。
<問題点を解決する手段> 本発明者等は、上述のような観点から、ガス遮蔽性に優
れることは勿論、申し分のない電気伝導性,熱伝導性,
対リン酸性並びに加工性を備え、リン酸型燃料電池の分
離板に適応しても十分に満足できる不浸透性炭素材を提
供すべく研究を行ったところ、「易黒鉛化物質であるメ
ソフェーズ粉は、その炭化焼成の過程で収縮する」点に
強い関心が向くこととなり、「炭化焼成の過程で著しい
収縮を見せる熱硬化性樹脂にメソフェーズ粉を混合した
場合には、該メソフェーズ粉が熱硬化性樹脂と同じく炭
化焼成の際に収縮することから、マトリックスの熱硬化
性樹脂との界面に収縮率差に基づく亀裂の生成が抑制さ
れるはずである」との推測の下に、熱硬化性樹脂とメス
フェーズ粉との混合物を出発物質とする炭素材に付いて
更に研究を重ねた結果、 「該混合物を炭化焼成したものは、“メソフェーズ粉由
来の炭化物”と“熱硬化性物質由来の炭化物”の両者の
界面に亀裂が認められず、不浸透性に優れた炭素材とな
っている上、電気伝導性,熱伝導性,耐リン酸性並びに
加工性の面でも十分に満足できるものである」 との知見を得るに至ったのである。
れることは勿論、申し分のない電気伝導性,熱伝導性,
対リン酸性並びに加工性を備え、リン酸型燃料電池の分
離板に適応しても十分に満足できる不浸透性炭素材を提
供すべく研究を行ったところ、「易黒鉛化物質であるメ
ソフェーズ粉は、その炭化焼成の過程で収縮する」点に
強い関心が向くこととなり、「炭化焼成の過程で著しい
収縮を見せる熱硬化性樹脂にメソフェーズ粉を混合した
場合には、該メソフェーズ粉が熱硬化性樹脂と同じく炭
化焼成の際に収縮することから、マトリックスの熱硬化
性樹脂との界面に収縮率差に基づく亀裂の生成が抑制さ
れるはずである」との推測の下に、熱硬化性樹脂とメス
フェーズ粉との混合物を出発物質とする炭素材に付いて
更に研究を重ねた結果、 「該混合物を炭化焼成したものは、“メソフェーズ粉由
来の炭化物”と“熱硬化性物質由来の炭化物”の両者の
界面に亀裂が認められず、不浸透性に優れた炭素材とな
っている上、電気伝導性,熱伝導性,耐リン酸性並びに
加工性の面でも十分に満足できるものである」 との知見を得るに至ったのである。
この発明は、上記知見に基づいて成されたものであり、 不浸透性炭素材を、メソフェーズ粉5〜70重量%と熱硬
化性樹脂30〜95重量%との混合・焼成物で構成すること
により、優れたガス遮蔽性,電気伝導性,熱伝導性,耐
リン酸性,強度並びに加工性を兼備せしめた点、 に特徴を有するものである。
化性樹脂30〜95重量%との混合・焼成物で構成すること
により、優れたガス遮蔽性,電気伝導性,熱伝導性,耐
リン酸性,強度並びに加工性を兼備せしめた点、 に特徴を有するものである。
この発明の対象とする熱硬化性樹脂は、炭化焼成するこ
とによって炭化物を与えることができる樹脂であり、例
えばフェノール樹脂,フラン樹脂,キシレン樹脂,エポ
キシ樹脂等を挙げることができるが、炭化収率の高いフ
ェノール樹脂やフラン樹脂が好ましく、出来れば50重量
%以上の炭化収率のものを選ぶのが良い。このような樹
脂が出発原料であれば、十分に優れた不浸透性の炭素材
が得られる。
とによって炭化物を与えることができる樹脂であり、例
えばフェノール樹脂,フラン樹脂,キシレン樹脂,エポ
キシ樹脂等を挙げることができるが、炭化収率の高いフ
ェノール樹脂やフラン樹脂が好ましく、出来れば50重量
%以上の炭化収率のものを選ぶのが良い。このような樹
脂が出発原料であれば、十分に優れた不浸透性の炭素材
が得られる。
また、メソフェーズ粉は、石油系或いは石炭系等の何れ
のピッチから製造したものでも良い。ただ、耐リン酸腐
食性や電池反応の安定性の面から不純物の少ない炭素材
が要求されるので、石炭系メソフェーズ粉の場合にはメ
ソフェーズ製造用原料は精製しておいた方が好ましい。
のピッチから製造したものでも良い。ただ、耐リン酸腐
食性や電池反応の安定性の面から不純物の少ない炭素材
が要求されるので、石炭系メソフェーズ粉の場合にはメ
ソフェーズ製造用原料は精製しておいた方が好ましい。
通常、石油系又は石炭系の重質油或いはピッチを350〜5
00℃で熱処理すると、熱処理の初期には球晶と称する光
学的に異方性の球体がピッチの母相中に生成し、更に熱
処理を続けて行くと球晶が合体・成長を繰り返してピッ
チ全体が光学的に異方性の物質、所謂“バルクメソフェ
ーズ”となる。上記の球晶やバルクメソフェーズは、熱
処理条件によっても異なるが、一般的には軟化点を示さ
ない。つまり、不融性と言うコークス的な性質がある反
面、揮発分を数重量%含有すると言うピッチ的な性質を
も併せ持つ炭素前駆体である。
00℃で熱処理すると、熱処理の初期には球晶と称する光
学的に異方性の球体がピッチの母相中に生成し、更に熱
処理を続けて行くと球晶が合体・成長を繰り返してピッ
チ全体が光学的に異方性の物質、所謂“バルクメソフェ
ーズ”となる。上記の球晶やバルクメソフェーズは、熱
処理条件によっても異なるが、一般的には軟化点を示さ
ない。つまり、不融性と言うコークス的な性質がある反
面、揮発分を数重量%含有すると言うピッチ的な性質を
も併せ持つ炭素前駆体である。
本発明が対象とするメソフェーズ粉は、“バルクメソフ
ェーズを粉砕したもの”である。
ェーズを粉砕したもの”である。
例えば、「炭素含有率が92重量%以上であり、900℃ま
での揮発分が7〜20重量%、500℃まで加熱した時の線
収縮率が1%以上のバルクメソフェーズを平均粒径40μ
m以下に粉砕したメソフェーズ粉」が好ましい対象とな
る。
での揮発分が7〜20重量%、500℃まで加熱した時の線
収縮率が1%以上のバルクメソフェーズを平均粒径40μ
m以下に粉砕したメソフェーズ粉」が好ましい対象とな
る。
ここで、炭素含有率92%未満の場合は、炭素以外の元素
が焼成過程が分解・ガス化して重量減少量が増加すると
共に、炭素以外の原子が黒鉛化性を阻害し、熱伝導性,
電気伝導性,耐リン酸性が向上しない恐れがある。
が焼成過程が分解・ガス化して重量減少量が増加すると
共に、炭素以外の原子が黒鉛化性を阻害し、熱伝導性,
電気伝導性,耐リン酸性が向上しない恐れがある。
また、900℃までの揮発分が7重量%未満であると燃焼
過程でマトリックスの熱硬化性樹脂との濡れ性が悪く、
メソフェーズ粉とマトリックスとの界面に隙間(クラッ
ク)が発生し不浸透性の低下を招く恐れがあり、一方、
13重量%を超えると、メソフェーズ粉内部から多量に発
生する揮発分により発泡乃至は多孔性となって不浸透性
が低下する点が懸念されるようになる。
過程でマトリックスの熱硬化性樹脂との濡れ性が悪く、
メソフェーズ粉とマトリックスとの界面に隙間(クラッ
ク)が発生し不浸透性の低下を招く恐れがあり、一方、
13重量%を超えると、メソフェーズ粉内部から多量に発
生する揮発分により発泡乃至は多孔性となって不浸透性
が低下する点が懸念されるようになる。
そして、500℃までに加熱した時の線収縮率とは、メソ
フェーズ粉単独を2t/cm2以上の圧力で加圧成形し、得ら
れた成形体から試片を採取して測定した値である。この
線収縮率が1%未満の場合には、炭化・焼成後のメソフ
ェーズ粉由来の炭素粒子と熱硬化性樹脂由来のマトリッ
クス炭素との界面に隙間が発生し不浸透性が低下しがち
となるので好ましくない。
フェーズ粉単独を2t/cm2以上の圧力で加圧成形し、得ら
れた成形体から試片を採取して測定した値である。この
線収縮率が1%未満の場合には、炭化・焼成後のメソフ
ェーズ粉由来の炭素粒子と熱硬化性樹脂由来のマトリッ
クス炭素との界面に隙間が発生し不浸透性が低下しがち
となるので好ましくない。
次に、かかる性状を有するメソフェーズ粉と熱硬化性樹
脂を用いた不浸透性炭素材の製造条件について説明す
る。
脂を用いた不浸透性炭素材の製造条件について説明す
る。
メソフェーズ粉は、熱硬化性樹脂との混合物において5
〜70重量%の範囲の割合になるように配合される。
〜70重量%の範囲の割合になるように配合される。
この配合割合が5重量%未満の場合にはメソフェーズ粉
の配合硬化が得られず、熱伝導性,電気伝導性,耐リン
酸性並びに加工性が低下する。一方、70重量%を超えて
配合すると、メソフェーズ粉の表面積が増えて熱硬化性
樹脂により均一にメソフェーズ粉を結着できなくなって
強度低下を招く。
の配合硬化が得られず、熱伝導性,電気伝導性,耐リン
酸性並びに加工性が低下する。一方、70重量%を超えて
配合すると、メソフェーズ粉の表面積が増えて熱硬化性
樹脂により均一にメソフェーズ粉を結着できなくなって
強度低下を招く。
不浸透性炭素材を製造するには、上述のように配合した
混合物を金型に仕込み、通常は130〜200℃の温度で5〜
150kg/cm2の圧力にて加圧成形する。次いで、この成形
体を必要に応じて130〜200℃で10〜30時間加熱して“後
硬化”させる。後硬化した成形体は、非酸化性雰囲気
(例えばN2ガスやArガスの流通下)で昇温速度:0.5〜50
℃/hrにて少なくとも800℃まで炭化焼成し、必要に応じ
て更に黒鉛化して不浸透性炭素材とされる。
混合物を金型に仕込み、通常は130〜200℃の温度で5〜
150kg/cm2の圧力にて加圧成形する。次いで、この成形
体を必要に応じて130〜200℃で10〜30時間加熱して“後
硬化”させる。後硬化した成形体は、非酸化性雰囲気
(例えばN2ガスやArガスの流通下)で昇温速度:0.5〜50
℃/hrにて少なくとも800℃まで炭化焼成し、必要に応じ
て更に黒鉛化して不浸透性炭素材とされる。
以下、実施例によってこの発明を更に具体的に説明す
る。
る。
<実施例> 実施例 1炭素含有率:93.3重量%,900℃までの揮発分:
10.3重量%,500℃までの線収縮率が3%で、平均粒子径
が15μmのメソフェーズ粉と、1000℃における炭化収率
が52重量%のフェノール・ノボラック樹脂粉末とを第1
表の配合割合で混合した後(第1表はメソフェーズ粉の
配合割合のみを示したが、残部は配合樹脂である)、1m
×1mの平面積をもつ金型に仕込み、温度:180℃,圧力:8
kg/cm2で30分間加熱・加圧成形して厚さ1mmの成形体を
得、次いでこの成形体を20時間かけて200℃まで昇温し
た後、200℃で20時間保持して“後硬化”させた。
10.3重量%,500℃までの線収縮率が3%で、平均粒子径
が15μmのメソフェーズ粉と、1000℃における炭化収率
が52重量%のフェノール・ノボラック樹脂粉末とを第1
表の配合割合で混合した後(第1表はメソフェーズ粉の
配合割合のみを示したが、残部は配合樹脂である)、1m
×1mの平面積をもつ金型に仕込み、温度:180℃,圧力:8
kg/cm2で30分間加熱・加圧成形して厚さ1mmの成形体を
得、次いでこの成形体を20時間かけて200℃まで昇温し
た後、200℃で20時間保持して“後硬化”させた。
次に、後硬化させた成形体を“粉コークスを詰めた容
器”内にて4℃/hrの速度で1000℃まで昇温して炭化し
た後、アルゴン雰囲気中で4℃/minの速度で2500℃まで
昇温し、厚さ0.8mmの黒鉛化物を得た。
器”内にて4℃/hrの速度で1000℃まで昇温して炭化し
た後、アルゴン雰囲気中で4℃/minの速度で2500℃まで
昇温し、厚さ0.8mmの黒鉛化物を得た。
得られた黒鉛化物の物性を測定したが、この結果を第1
表に示す。
表に示す。
なお、第1表における「通気度」は、差圧1kg/cm2のN2
ガスの通過量を室温にて測定すること によって求めた。
ガスの通過量を室温にて測定すること によって求めた。
また、「耐リン酸性」は、200℃の100%リン酸液に1000
時間浸漬して後の初期重量に対する重量減量率である。
時間浸漬して後の初期重量に対する重量減量率である。
実施例2 炭素含有率:93.3重量%,900℃までの揮発分:9.8重量%,
500℃までの線収縮率が2%で、平均粒子径3が30μm
のメソフェーズ粉:50重量部に、フェノール・ノゾール
樹脂液:25重量部を混練した後、80℃で10分間乾燥し
た。このようにして得られた乾燥粉末にフェノール・ノ
ボラック樹脂粉末:25重量部を添加して出発混合物とし
て以外は、実施例1と同じ方法で黒鉛化物を製造した。
500℃までの線収縮率が2%で、平均粒子径3が30μm
のメソフェーズ粉:50重量部に、フェノール・ノゾール
樹脂液:25重量部を混練した後、80℃で10分間乾燥し
た。このようにして得られた乾燥粉末にフェノール・ノ
ボラック樹脂粉末:25重量部を添加して出発混合物とし
て以外は、実施例1と同じ方法で黒鉛化物を製造した。
得られた黒鉛化物の物性を測定し、その結果を同じく第
1表に示す。
1表に示す。
比較例 1 固定炭素:97.0重量%,灰分:2重量%,揮発分:1重量%
で、平均粒径:10μmの天然黒鉛をメソフェーズ粉の代
わりに用いた以外は、実施例1と全く同じ方法で黒鉛化
物を製造した。
で、平均粒径:10μmの天然黒鉛をメソフェーズ粉の代
わりに用いた以外は、実施例1と全く同じ方法で黒鉛化
物を製造した。
得られた黒鉛化物の物性を測定し、その結果を同じく第
1表に示す。
1表に示す。
比較例 2 実施例1で用いたのと同一の原料を用い、配合割合のみ
を変えて、実施例1と同じ方法で黒鉛化物を製造した。
を変えて、実施例1と同じ方法で黒鉛化物を製造した。
得られた黒鉛化物の物性を測定し、その結果を同じく第
1表に示す。
1表に示す。
比較例 3 フェノール・ノボラック樹脂:50重量部と、硬化フェノ
ール樹脂繊維〔カイノールKF1010:群栄化学K.K.の商品
名〕の10mm長のチョップ:50重量部とを混合した後、実
施例1と同じ方法で成形し、後硬化し、炭化し、更に黒
鉛化した。
ール樹脂繊維〔カイノールKF1010:群栄化学K.K.の商品
名〕の10mm長のチョップ:50重量部とを混合した後、実
施例1と同じ方法で成形し、後硬化し、炭化し、更に黒
鉛化した。
得られた黒鉛化物の物性を測定し、その結果を同じく第
1表に示す。
1表に示す。
なお、得られた1000℃焼成品、2500℃焼成品とも加工は
非常に困難であった。
非常に困難であった。
<効果の総括> 以上に説明した如く、この発明によれば、ガス遮蔽性,
電気伝導性,熱伝導性,対リン酸性,強度並びに加工性
が共に優れ、リン酸型燃料電池の分離板に適用したとし
ても十分に満足できる不浸透性炭素材を提供できるな
ど、産業上有用な効果がもたらされるのである。
電気伝導性,熱伝導性,対リン酸性,強度並びに加工性
が共に優れ、リン酸型燃料電池の分離板に適用したとし
ても十分に満足できる不浸透性炭素材を提供できるな
ど、産業上有用な効果がもたらされるのである。
Claims (1)
- 【請求項1】メソフェーズ粉5〜70重量%と熱硬化性樹
脂30〜95重量%との混合・焼成物からなる不浸透性炭素
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62055265A JPH0692269B2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-03-12 | 不浸透性炭素材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62055265A JPH0692269B2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-03-12 | 不浸透性炭素材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63222072A JPS63222072A (ja) | 1988-09-14 |
| JPH0692269B2 true JPH0692269B2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=12993770
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62055265A Expired - Lifetime JPH0692269B2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-03-12 | 不浸透性炭素材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0692269B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3364968B2 (ja) * | 1992-09-01 | 2003-01-08 | 株式会社デンソー | 電 池 |
| JP2001351644A (ja) * | 2000-06-07 | 2001-12-21 | Kawasaki Steel Corp | 燃料電池用セパレータおよび燃料電池 |
| JP2001351645A (ja) * | 2000-06-09 | 2001-12-21 | Kawasaki Steel Corp | 燃料電池用セパレータおよび燃料電池 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62252308A (ja) * | 1986-04-24 | 1987-11-04 | Kawasaki Steel Corp | 炭素板の製造方法 |
| JPS6364963A (ja) * | 1986-09-01 | 1988-03-23 | 川崎製鉄株式会社 | 炭素材及びその製造方法 |
-
1987
- 1987-03-12 JP JP62055265A patent/JPH0692269B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63222072A (ja) | 1988-09-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4734674B2 (ja) | 低cte高等方性黒鉛 | |
| JP3142587B2 (ja) | 炭素質組成物、燃料電池用炭素材およびその製造方法 | |
| CN111018554A (zh) | 一种利用石墨烯制备超高功率石墨电极的方法 | |
| JPS61161666A (ja) | 電気化学的電池セパレーター板、その製造方法及び燃料電池 | |
| US3993738A (en) | High strength graphite and method for preparing same | |
| JPH0692269B2 (ja) | 不浸透性炭素材 | |
| US4137150A (en) | Method for the manufacture of a coal-tar pitch coke | |
| JPH07165467A (ja) | 等方性黒鉛材の製造方法 | |
| JP3135187B2 (ja) | イオン注入部材用の炭素材料およびその製造方法 | |
| KR101144817B1 (ko) | 표면처리에 의한 연료전지 분리판의 제조방법 및 이에 의하여 제조된 연료전지 분리판 | |
| JP2003213137A (ja) | 熱硬化性樹脂成形材料およびこれを成形してなる成形品 | |
| JPH0768064B2 (ja) | 炭素繊維強化複合材料 | |
| JP4854979B2 (ja) | 燃料電池セパレータ用組成物、燃料電池セパレータの製造方法および燃料電池セパレータ | |
| JPH01264917A (ja) | 不浸透性炭素材の製造方法 | |
| JPS63233074A (ja) | 不浸透性炭素材の製造方法 | |
| JPH0597549A (ja) | 金属蒸着用黒鉛製ルツボ | |
| JP3517276B2 (ja) | フラーレン類の製造方法 | |
| JPH08222357A (ja) | カーボン発熱体の製造方法 | |
| JPH0151441B2 (ja) | ||
| JPH05279005A (ja) | 高密度炭素材の製造方法 | |
| JP4633356B2 (ja) | 燃料電池セパレータ用組成物及び燃料電池セパレータの製法 | |
| JPH01115882A (ja) | 多孔質炭素材の製造方法 | |
| JPH05270938A (ja) | 多孔質炭素材の製造方法 | |
| JPS6236075A (ja) | 繊維強化炭素材料 | |
| KR20260058576A (ko) | 바인더 피치, 이를 이용하여 제조된 탄소/흑연 성형체 및 이의 제조 방법 |