JPH0693083A - 熱硬化性エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及び積層板 - Google Patents

熱硬化性エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及び積層板

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JPH0693083A
JPH0693083A JP24325092A JP24325092A JPH0693083A JP H0693083 A JPH0693083 A JP H0693083A JP 24325092 A JP24325092 A JP 24325092A JP 24325092 A JP24325092 A JP 24325092A JP H0693083 A JPH0693083 A JP H0693083A
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JP
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epoxy resin
resin
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meth
acid
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JP24325092A
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Hisafumi Sekiguchi
尚史 関口
Riichi Otake
利一 大竹
Yoshinori Shimane
義憲 島根
Munekazu Hayashi
宗和 林
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/032Organic insulating material consisting of one material
    • H05K1/0326Organic insulating material consisting of one material containing O

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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 架橋密度が高く、可撓性が良好な硬化物が得
られる熱硬化性樹脂組成物。 【構成】 TBBPA型エポキシ樹脂、TBBPA/B
PA共縮型エポキシ樹脂、O−クレゾールノボラック型
エポキシ樹脂、TBBPA型エポキシ樹脂のジメタクリ
レートに、B−ヒドロキシメタクリレート/トリメリッ
ト酸無水物付加物たるメタアクリロイル基を有するジカ
ルボン酸を硬化剤として加えた組成物。当該組成物をガ
ラスクロスに含浸し乾燥させたB化プリプレグ、及び当
該プリプレグを複数枚重ね合わせ、銅箔とともの加熱硬
化させた積層板(実施例1)。 【効果】 架橋密度が高く、可撓性良好な硬化物が得ら
れた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱硬化性エポキシ樹脂
組成物、プリプレグ及び積層板に関する。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂とビニルエステル樹脂とを
それぞれ硬化させるのと同時に、エポキシ樹脂とビニル
エステル樹脂との分子間を架橋させる際には、トリメリ
ット酸無水物、ピロメリット酸等の多塩基酸無水物が用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た様に多塩基酸無水物をエポキシ樹脂の硬化剤兼ビニル
エステル樹脂同志との架橋剤として用いた場合、そのエ
ポキシ樹脂組成物を用いて得た積層板は、剥離強度が劣
るという欠点があった。
【0004】そこで、フタル酸無水物に2−ヒドロキシ
エチルメタアクリレートを付加させた構造のメタアクリ
ロイル基を有する芳香族モノカルボン酸を、トリメリッ
ト酸無水物の代わりに用いる方法を検討を行ったが、剥
離強度がほとんど改善されないばかりか、架橋密度も低
すぎ、適当な可撓性も発現しにくいという欠点があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者等は、上
記問題点に鑑みてトリメリット酸無水物や(メタ)アク
リロイル基を有する芳香族モノカルボン酸の長所を兼備
する硬化剤兼架橋剤を得るべく鋭意検討したところ、
(メタ)アクリロイル基を有する多価カルボン酸を用い
ると、上記課題が解決されることを見い出し本発明を完
成するに至った。
【0006】即ち本発明は、エポキシ樹脂とビニルエス
テル樹脂との混合物(A)及び/又はエポキシ基とビニ
ル基とを有する合成樹脂(B)と、(メタ)アクリロイ
ル基を有する多価カルボン酸(C)とを必須成分とする
熱硬化性エポキシ樹脂組成物、それを繊維質基材に含浸
させて樹脂含浸繊維質基材を得た後、B−ステージ化し
た熱硬化性プリプレグ及び当該プリプレグを複数枚重ね
て加熱硬化せしめてなる積層板を提供するものである。
【0007】本発明の組成物の形態としては、エポキ
シ樹脂とビニルエステル樹脂との混合物(A)と、(メ
タ)アクリロイル基を有する多価カルボン酸(C)とを
必須成分とするもの、エポキシ樹脂とビニル基とを併
有する合成樹脂(B)と、(メタ)アクリロイル基を
有する多価カルボン酸(C)とを必須成分とするもの、
及び前2者を併用するものが挙げられる。
【0008】尚、本発明において「ビニル基」とは、重
合性炭素−炭素二重結合基を意味するものとし、CH2
=CH−(ビニル基)のみならず、CH2=CHCOO
−(アクリロイル基)やCH2=C(CH3)COO−
(メタアクリロイル基)をも包含するものとする。
【0009】本発明に係る混合物(A)で用いるエポキ
シ樹脂としては、常温で液状のエポキシ樹脂、固状のエ
ポキシ樹脂がいずれも使用できる。通常は平均エポキ当
量が100〜2000、好ましくは100〜1000の
ものを使用する。その代表例を挙げると、エピクロルヒ
ドリンとビスフェノールA、ビスフェノールF、テトラ
ブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノール
F、レゾルシン等2価フェノールとから得られるエポキ
シ樹脂:フェノールまたはアルキルフェノール・ノボラ
ック樹脂のポリグリシジルエーテル類:エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン又はビスフェノールAのエチレンオキサイド
もしくはプロピレンオキサイド付加物の如き多価アルコ
ールのポリグリシジルエーテル類:アジピン酸、フタル
酸、ヘキサヒドロフタル酸又はダイマー酸の如きポリカ
ルボン酸のポリグリシジルエステル類;シクロヘキセン
またはその誘導体を過酢酸などでエポキシ化させること
により得られるシクロヘキセン系のエポキシ化合物類
(3,4−エポキシ−6−メチル−シクロヘキシル−
3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカルボキ
シレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−
3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、1
−エポキシエチル−3,4−エポキシシクロヘキサンな
ど)、シクロペンタジエンもしくはジシクロペンタジエ
ン又はそれらの誘導体を過酢酸などでエポキシ化させる
ことにより得られるシクロペンタジエン系のエポキシ化
合物類(シクロペンタジエンオキサイド、ジシクロペン
タジエンオキサイド、2,3−エポキシシクロペンチル
エーテルなど)、リモネンジオキサイドあるいはヒドロ
キシ安息香酸のグリシジルエーテルエステルなどがあ
り、なかでも性能上のバランスが良好で価格が安い点で
エピクロルヒドリンとビスフェノール類とから得られる
エポキシ樹脂や、フェノールノボラック樹脂、クレゾー
ルノボラック樹脂等のノボラック系樹脂とエピクロルヒ
ドリンとから得られるエポキシ樹脂が好ましい。
【0010】更に本発明で用いるビニルエステル樹脂と
しては、公知慣用のものがいずれも使用できるが、エポ
キシ樹脂に不飽和一塩基酸を反応させたものが一般的で
あり、例えばエポキシ樹脂として前記した如き各種のエ
ポキシ樹脂の、好ましくはビスフェノール・タイプまた
はノボラック・タイプのエポキシ樹脂の、それぞれ単独
または混合物と、当量の不飽和一塩基酸とを、エステル
化触媒の存在下で反応させて得られるビニルエステル樹
脂が挙げられる。
【0011】ここにおいて、不飽和一塩基酸として代表
的なものにはアクリル酸、メタクリル酸、桂皮酸、クロ
トン酸、モノメチルマレート、モノプロピルマレート、
モノブチルマレート、ソルビン酸またはモノ(2−エチ
ルヘキシル)マレート等があるが、これらは単独でも二
種以上の混合においても用いることができる。
【0012】混合物(A)を調製するに当たってのエポ
キシ樹脂とビニルエステル樹脂との混合割合は特に制限
されるものではないが、エポキシ樹脂/ビニルエステル
樹脂(重量比)=9/1〜1/9なかでも8/2〜4/
6であることが好ましい。
【0013】次にエポキシ基とビニル基とを有する合成
樹脂(B)としては、公知慣用のものがいずれも使用で
きるが、例えば前記エポキシ樹脂と当量未満の前記不飽
和一塩基酸とを、エステル化触媒の存在下で反応させた
ものが挙げられる。合成樹脂(B)としては、ビスフェ
ノール・タイプまたはノボラック・タイプのエポキシ樹
脂と不飽和一塩基酸とを反応させたものが好ましい。
【0014】本発明の組成物は、(メタ)アクリロイル
基を有する多価カルボン酸(C)を含有している点が特
徴である。このカルボン酸(C)は、一分子中に少なく
とも1つの(メタ)アクリロイル基を有するとともに、
少なくとも2つのカルボキシル基をも有している化合物
である。
【0015】異なる2種のカルボン酸(C)同志を比較
するに当たって、同一骨格であっても分子中に含有する
(メタ)アクリロイル基数が多くなる程、硬化架橋後の
硬化物の硬度が高くなり、一方分子中に含有する(メ
タ)アクリロイル基数が同じときは、分子中に芳香環を
含有するもののほうが硬化架橋後の硬化物の耐熱性が良
好となる。
【0016】カルボン酸(C)としては、公知慣用のも
のがいずれも使用できるが、例えば3つ以上のカルボキ
シル基を有する多価カルボン酸の無水物(以下、単に多
価カルボン酸無水物という。)と(メタ)アクリロイル
基を有するモノアルコールとを反応させたものが挙げら
れる。このカルボン酸(C)を得る際の反応条件は特に
制限されるものではないが、酸無水物基/水酸基(当量
比)1/1〜1/1.2で有機溶剤中、必要に応じて触
媒の存在下、60〜150℃で通常行われる。
【0017】尚、本発明においてはフタル酸無水物等の
二価カルボン酸無水物は、上記多価カルボン酸無水物と
は区別する。ここでカルボン酸(C)を得るに際して用
いる多価カルボン酸無水物としては、例えばトリメリッ
ト酸無水物、ピロメリット酸無水物、ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸無水物、シクロペンタンテトラカルボン
酸無水物、5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフリ
ル)−3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカ
ルボン酸無水物などが挙げられるが、これらは単独で、
あるいは二種以上の混合物として用いられる。またフタ
ル酸無水物、テトラヒドロフタル酸無水物、ヘキサヒド
ロフタル酸無水物、メチルテトラヒドロフタル酸無水
物、メチルヘキサヒドロフタル酸無水物、ナジック酸無
水物、メチルナジック酸無水物、マレイン酸無水物、コ
ハク酸無水物、イタコン酸無水物、シトラコン酸無水
物、ドデセニルコハク酸無水物、クロレンデイック酸無
水物など二価カルボン酸無水物を上記多価カルボン酸無
水物に併用することもできる。
【0018】また、カルボン酸(C)を得るに際して用
いる(メタ)アクリロイル基を有するモノアルコールと
しては、エチレングリコール、プロピレングリコール、
ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、1,3−ブタンジオール、1,4
−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジブロ
モネオペンチルグリコール、ポリテトラメチレングリコ
ール等の2価のアルコールのモノ(メタ)アクリレー
ト;ビスフェノールAまたはビスフェノールFのエチレ
ンオキサイド付加物、ビスフェノールAまたはビスフェ
ノールFのプロピレンオキサイド付加物等の2価フェノ
ールのアルキレンオキサイド付加物のモノ(メタ)アク
リレート;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、2−アク
リロイルオキシエチル−2−ヒドロキシエチルフタル
酸、3−アクリロイルオキシグリセリンモノメタクリレ
ート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジ(メタ)アク
リロキシプロパン、2−ヒドロキシ−1−アクリロキシ
−3−メタクリロキシプロパン、ε−カプロラクトン変
性β−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコール・ポリプロピレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコール・ポリテト
ラメチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリ
プロピレングリコール・ポリテトラメチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンモノ
(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレ
ート、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0019】また、有機溶剤としては、先づ上記のエス
テル化反応において、系内を均一かつ溶解するものが好
ましく、ジメチルフオルムアシド、ジメチルスルホオキ
サイド、テトラヒドロフラン、ジオキサン等が好適に用
いられる。また、次いで本発明の熱硬化性樹脂組成物中
には、均一な溶解を保持できる程度のその他の公知慣用
の有機溶剤、例えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン等のケトン類を適宜使用することができる。
【0020】本発明の熱硬化性樹脂組成物を調製するに
際して、混合物(A)及び/又は合成樹脂(B)と、カ
ルボン酸(C)との混合割合は特に制限されるものでは
ないが、組成物中に含まれるビニル基濃度が全官能基濃
度の50モル%未満となる様に通常調製される。本発明
の組成物を熱硬化性プリプレグを得るために使用する場
合には、30モル%以下とするとプリプレグの作成時に
安定的にB−ステージ化を行うことができるので好まし
い。
【0021】又、混合物(A)及び/又は合成樹脂
(B)へのカルボン酸(C)の配合量をカルボキシル基
とエポキシ基との割合から決定するとすれば、カルボン
酸(C)中のカルボキシル基1個当たり、混合物(A)
及び/又は合成樹脂(B)中のエポキシ基が0.3〜
1.0個となる様にするのが好ましい。
【0022】上記範囲で調製された本発明組成物の硬化
物は、混合物(A)中のエポキシ樹脂とビニルエステル
樹脂又は合成樹脂(B)自身の硬化は勿論、それら分子
間の架橋も充分に行われるので、強度が極めて良好なも
のとなる。
【0023】更に、本発明で用いる熱硬化性樹脂組成物
には、エポキシ樹脂用の硬化促進剤および重合性不飽和
基重合用の高温分解型ラジカル重合開始剤を添加するこ
とが好ましく、いずれも公知慣用の促進剤と開始剤が用
いられる。
【0024】また、上記熱硬化性樹脂組成物には、更に
必要に応じて充填剤を加えることもできる。これらは要
求性能、作業条件などにより適宜選択されるが、例を挙
げると水酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、コロ
イダルシリカ、炭酸カルシウム、マイカ、タルク、二酸
化チタン、石英粉末、ケイ酸ジルコニウム、ガラス粉
末、珪藻土、二酸化アンチモンなどがある。
【0025】本発明の組成物を繊維質基材に含浸して、
樹脂含浸繊維質基材を得て、これをB−ステージ化すれ
ば容易に熱硬化性プリプレグを得ることができる。他
方、本発明で用いる繊維質基材として代表的なものを挙
げれば、ガラス繊維、炭素繊維または芳香族ポリアミド
系繊維などであり、なかでもガラス繊維が好ましい。こ
れらのうちガラス繊維としては、その原料面から、E−
ガラス、C−ガラス、A−ガラスなどが存在している
が、本発明においてはいずれの種類のものも適用でき
る。
【0026】コンテイニアスマット、クロス、不織布、
ロービングクロス、サーフェシングマット及びチョップ
ドストランドがあるが、上掲した如き種類や形状は、目
的とする成形物の用途および性能により適宜選択される
ものであって、必要によっては二つ以上の種類または形
状からの混合使用であってもよい。なかでもクロス、不
織布が好ましい。
【0027】本発明の熱硬化性樹脂組成物を繊維質基材
に含浸させるに当って従来公知の方法に従って実施する
ことが出来る。例えば繊維質基材に必要に応じて有機溶
剤を含有させた熱硬化性樹脂組成物を塗布含浸させる方
法あるいは組成物中をディップさせながら通過させて含
浸させる方法等である。
【0028】上記のようにして得られた樹脂含浸繊維質
基材は、従来公知の方法、例えば加熱乾燥法、減圧乾燥
法、高周波加熱法、赤外線や遠赤外を用いる方法等によ
り、プリプレグへと導かれる。このプリプレグは複数枚
重ね合わせて加熱硬化成形することにより積層板を得る
ことができる。
【0029】積層板を得るに際してのプリプレグの加熱
成形方法としては、通常プリプレグを1枚もしくは複数
枚を重ね合せ、更に両面に離型フィルム及び/または金
属箔を重ね合せ、従来公知のスタテックプレス、連続ベ
ルトプレス等で加熱成形する方法等が挙げられる。成形
温度は通常130〜220℃、好ましくは140〜18
0℃である。成形圧力は、通常接触圧〜50kg/cm
2であり、好ましくは5〜40kg/cm2である。例え
ば、スタテックプレスでの成形では、プリプレグを所定
サイズに切断後、重ね合せるが、連続ベルトプレスでの
成形では、プリプレグは長尺のまま、必要であれば連続
的に重ね合せ積層した後連続ベルトプレスで成形され
る。この際必要であれば、加熱成形機から取り出した
後、更に後硬化を施すこともできる。
【0030】本発明の方法によって得られたプリプレグ
は湿気による変質がなく、貯蔵安定性もよい。また得ら
れた積層板は耐熱性にすぐれ、特に銅剥離強度と層間接
着強度が高い。またプレッシャークッカー後の吸水率も
低く、優れた積層板としての特性を有している。
【0031】以下、例を挙げて本発明をより詳しく説明
するが、例中の部及び%は特に断りのない限りすべて重
量基準である。 参考例1〜4〔(メタ)アクリロイル基を有するカルボ
ン酸の製造例〕 表−1に示す配合組成で硬化剤原料を一括混合した後、
80℃で6〜8時間撹拌を続けて硬化剤H−1,H−
2,H−3,H−4〔以上、(メタ)アクリロイル基を
有する多価カルボン酸〕及びH−5〔(メタ)アクリロ
イル基を有するモノカルボン酸〕を得た。
【0032】
【表1】
【0033】また実施例および比較例に用いたエポキシ
樹脂、ビニルエステル樹脂およびエポキシ基とビニル基
とを有する合成樹脂は下記の通りでいずれも大日本イン
キ化学工業(株)製である。 〔エポキシ樹脂〕 エピクロン153−60T:テトラブロモビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂/トルエン=60/40(重量比)
溶液 エポキシ当量 400(固形分値) 臭素含有量 48%(固形分値) エピクロン1125−75M:テトラブロモビスフェノ
ールA/ビスフェノールA共縮型エポキシ樹脂/MEK
=75/25(重量比)溶液 エポキシ当量 695(固形分値) 臭素含有量 25%(固形分値) エピクロンN−660−70T:O−クレゾールノボラ
ック型エポキシ樹脂/トルエン=70/30(重量比)
溶液 エポキシ当量 215(固形分値) 〔ビニルエステル樹脂〕 ディックライトUE−7016:テトラブロモビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂のジメタクリレート 固形分 73% スチレン溶液、 臭素含有量39(固形分値) 〔エポキシ基とビニル基とを有する合成樹脂〕 ディックライトUE−Exp793:テトラブロモビス
フェノールA/ビスフェノールA共縮型エポキシ樹脂の
エポキシ基1個に対して0.2モルメタクリル酸付加物 固形分 89% スチレン溶液、 エポキシ当量 375(固形分値) 臭素含有量 32%(固形分値) 実施例1 エピクロン153−60T28.3部、エピクロン11
25−75M63.1部、エピクロンN−660−70
T12.0部、ディックライトUE−70163.0
部、ハイドロキノン0.04部および1,1−ビス(t
−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘ
キサン(重合開始剤)0.1部を混合せしめ、次いで硬
化剤(H−1)49.6部を混合し、均一な熱硬化性樹
脂組成物(1)を調製した。この組成物(1)に旭シュ
エーベル(株)製7628タイプガラスクロスを含浸
し、直ちに140℃、5分間乾燥を行って樹脂含有量4
2重量%のプリプレグ(1)を得た。このプリプレグ
(1)は、40℃1週間の貯蔵安定性に優れていた。ま
たこのプリプレグ(1)を8枚重ね合わせ上下に福田金
属(株)製銅箔CF−78(厚さ35μm)を当てがい
金型に挟んで温度170℃、圧力40kg/cm2時間
60分間の条件で加熱加圧を行い、厚さ1.6mmの両
面銅張積層板(1)を得た。
【0034】このものの特性は表−2に示すように耐熱
性、銅箔剥離強度及び層間剥離強度に優れていた。尚、
可撓性の評価は次の通りに行った。銅箔を除去した積層
板上に直径0.5インチの半鋼球の冶具を接触させて、
30cmの高さから300gの厚鋼板をこの冶具上に落
下させ、積層板に生じる白化及び亀裂の広がりの程度を
目視で評価した。 比較例1 実施例1の硬化剤(H−1)49.6部の代わりに、
(メタ)アクリロイル基を有するモノカルボン酸(H−
5)86.0部を用いる以外は、実施例1と同様にして
組成物を調製し、同様な操作によりプリプレグ及び積層
板を得、次いで物性の測定を行った。結果を表−2に示
す。 比較例2 実施例1の硬化剤(H−1)49.6部の代わりに、ト
リメリット酸無水物/ジメチルホルムアミド=50/5
0(重量比)溶液58.6部を用いる以外は、実施例1
と同様にして組成物を調製し、同様な操作によりプリプ
レグ及び積層板を得、次いで物性の測定を行った。結果
を表−2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】表−2からわかる通り、(メタ)アクリロ
イル基を有するジカルボン酸を硬化剤として用いる実施
例1の組成物は、(メタ)アクリロイル基を有するモノ
カルボン酸を硬化剤として用いる比較例1の組成物に比
べて、剥離強度に優れた硬化物が得られていることが明
らかである。 実施例2〜4 硬化剤(H−1)49.6部の代りに表−3に示す量の
所定硬化剤を用いた以外は実施例1と同様にして組成物
を調製し、プリプレグ及び積層板を得、次いで同様に物
性の測定を行った。結果を表−3に示す。 実施例5 ディックライトUE−7016 3.0部を9.0部用
いる様に変更した他は実施例1と同様の操作を行い、組
成物、プリプレグ及び積層板を得、物性の測定を行っ
た。結果を表−3に示す。 実施例6 ディックライトUE−7016 3.0部の代わりに、
ディックライトUE−Exp793 3.0部を用いる
以外は実施例1と同様の操作を行い、組成物、プリプレ
グ及び積層板を得、物性の測定を行った。結果を表−3
に示す。 実施例7 ディックライトUE−Exp793 3.0部を9.0
部用いる様に変更した他は実施例6と同様な操作を行
い、組成物、プリプレグ及び積層板を得、物性の測定を
行った。結果を表−3に示す。
【0037】
【表3】
【0038】
【発明の効果】本発明の組成物は、(メタ)アクリロイ
ル基を有するモノカルボン酸の代わりに(メタ)アクリ
ロイル基を有する多価カルボン酸を硬化剤兼架橋剤とし
て用いるので、従来の組成物から得られる硬化物からな
る積層板に比べ剥離強度が良好で、架橋密度が高く、可
撓性良好な硬化物が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 5/24 CFC 7310−4F // C08L 63:00 8830−4J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ樹脂とビニルエステル樹脂との
    混合物(A)及び/又はエポキシ基とビニル基とを有す
    る合成樹脂(B)と、(メタ)アクリロイル基を有する
    多価カルボン酸(C)とを必須成分とする熱硬化性樹脂
    組成物。
  2. 【請求項2】 カルボン酸(C)が、(メタ)アクリロ
    イル基を有する芳香族ジカルボン酸である請求項1記載
    の組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1の組成物を繊維質基材に含浸さ
    せて樹脂含浸繊維質基材を得た後、B−ステージ化した
    熱硬化性プリプレグ。
  4. 【請求項4】 請求項3のプリプレグを複数枚重ねて加
    熱硬化せしめてなる積層板。
JP24325092A 1992-09-11 1992-09-11 熱硬化性エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及び積層板 Pending JPH0693083A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02170155A (ja) * 1988-10-11 1990-06-29 Eastman Kodak Co 硬調現像用の写真要素及び方法
CN113950507A (zh) * 2019-07-08 2022-01-18 Dic株式会社 树脂组合物、预浸体、层叠板、多层印刷配线板及半导体封装

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