JPH0693428B2 - 多層半導体基板の製造方法 - Google Patents
多層半導体基板の製造方法Info
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- Y10S117/904—Laser beam
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は半導体基板の製造方法に関し、特に絶縁体上
に形成された単結晶半導体基板上にトランジスタ等の回
路素子を形成する多層半導体基板の製造方法に関するも
のである。
に形成された単結晶半導体基板上にトランジスタ等の回
路素子を形成する多層半導体基板の製造方法に関するも
のである。
[従来の技術] 半導体装置の高性能化のため回路素子を誘導体で分離し
て浮遊容量の少ない半導体集積回路を製造する試み、ま
た回路素子を立体的に積層するいわゆる三次元回路素子
を製造する試みがなされており、その一方法として絶縁
層上に非単結晶の半導体層を形成し、これをレーザ光等
のエネルギ線を照射することによって表面層のみを加熱
し単結晶の半導体層を形成する方法がある。この際絶縁
体に部分的に半導体単結晶基板に達する開口部を設けて
おき、非単結晶の半導体層の溶融を開口部の単結晶半導
体を基板の表面にまで及ぼさせるこにより、非単結晶の
半導体層基板単結晶と同一の結晶軸を持った単結晶にす
ることが試みられている。
て浮遊容量の少ない半導体集積回路を製造する試み、ま
た回路素子を立体的に積層するいわゆる三次元回路素子
を製造する試みがなされており、その一方法として絶縁
層上に非単結晶の半導体層を形成し、これをレーザ光等
のエネルギ線を照射することによって表面層のみを加熱
し単結晶の半導体層を形成する方法がある。この際絶縁
体に部分的に半導体単結晶基板に達する開口部を設けて
おき、非単結晶の半導体層の溶融を開口部の単結晶半導
体を基板の表面にまで及ぼさせるこにより、非単結晶の
半導体層基板単結晶と同一の結晶軸を持った単結晶にす
ることが試みられている。
第5図は従来のエネルギ線を照射する直前の半導体基板
の平面図であり、第6図は第5図のVI−VI断面図であ
る。
の平面図であり、第6図は第5図のVI−VI断面図であ
る。
以下、両図を参照してその構成について説明する。
まず、単結晶よりなるシリコン基板1上に二酸化シリコ
ンよりなる酸化膜2が厚さ1μmで形成され、所定位置
にシリコン基板1に達する開口3が設けられる。開口3
内部を含み酸化膜2上に化学的気相成長法(CVD法)で
0.5μmの厚さに多結晶シリコン5を堆積させ、その上
にやはりCVD法で100Åの厚さに酸化膜6を堆積させる。
さらに酸化膜6上には開口3上方位置にCVD法で500Åの
厚さにストライプ状に窒化膜7が堆積される。また窒化
膜7同士に挾まれた酸化膜6上には、同じくCVD法で500
Åの厚さの窒化膜12が幅5μm、間隔10μmで形成され
る。ここで開口3は通常スクライブ線と呼ばれ、幅100
〜200μm、長さ10〜20mmで半導体集積回路のチップを
分断するための領域として設けられている。
ンよりなる酸化膜2が厚さ1μmで形成され、所定位置
にシリコン基板1に達する開口3が設けられる。開口3
内部を含み酸化膜2上に化学的気相成長法(CVD法)で
0.5μmの厚さに多結晶シリコン5を堆積させ、その上
にやはりCVD法で100Åの厚さに酸化膜6を堆積させる。
さらに酸化膜6上には開口3上方位置にCVD法で500Åの
厚さにストライプ状に窒化膜7が堆積される。また窒化
膜7同士に挾まれた酸化膜6上には、同じくCVD法で500
Åの厚さの窒化膜12が幅5μm、間隔10μmで形成され
る。ここで開口3は通常スクライブ線と呼ばれ、幅100
〜200μm、長さ10〜20mmで半導体集積回路のチップを
分断するための領域として設けられている。
第7図はエネルギ線の照射時における半導体基板の断面
図である。
図である。
以下、図を参照して照射状態について説明する。
第6図のような構造の基板に連続発振のアルゴンレーザ
光9を100μmに絞って走査速度25cm/sで走査しながら
照射し、多結晶シリコン5を溶融させる。溶融された溶
融シリコン10の固化再結晶化は、開口3の単結晶シリコ
ン基板1から酸化膜2上の多結晶シリコン5に向かって
起こり、酸化膜2上の多結晶シリコン5はレーザ光の照
射が終了すると、基板単結晶シリコンと同一の結晶軸を
持った単結晶化シリコン11になる。この際開口3上の窒
化膜7はレーザ光照射時にレーザ光の反射防止膜として
は働き、酸化膜2より熱拡散が大きい開口3中の多結晶
シリコンの温度下降を防ぐために設けられている。さら
に、酸化膜2上の多結晶シリコン5上に設けられたスト
ライプ状の窒化膜12はレーザ光照射時の多結晶シリコン
5の横方向温度分布を制御し、単結晶成長がチップ全体
に続くようにするために設けられており、その再結晶化
の機構については特願昭61−048468に詳細に述べられて
いる。また酸化膜6はレーザ光照射時に溶融した溶融シ
リコン10中へ窒化膜7,12中の窒素が混入しないための混
入阻止膜として設けられている。レーザ光照射が終了
し、チップ内の多結晶シリコン5が単結晶化した後、窒
化膜7,12および酸化膜6は除去され、後は通常の集積回
路製造プロセスによって酸化膜2上の単結晶化シリコン
11上に回路素子が形成される。全プロセス終了後に半導
体基板は開口3に沿って分断(スクライブ)され、10〜
20mm角の半導体集積回路のチップが完成する。したがっ
て、開口3は酸化膜2上に単結晶化シリコン基板1と同
じ結晶軸を持った単結晶化シリコン膜11を製造する役割
と、全プロセス終了後集積回路チップを分断するための
スクライブ線としての役割を持っている。
光9を100μmに絞って走査速度25cm/sで走査しながら
照射し、多結晶シリコン5を溶融させる。溶融された溶
融シリコン10の固化再結晶化は、開口3の単結晶シリコ
ン基板1から酸化膜2上の多結晶シリコン5に向かって
起こり、酸化膜2上の多結晶シリコン5はレーザ光の照
射が終了すると、基板単結晶シリコンと同一の結晶軸を
持った単結晶化シリコン11になる。この際開口3上の窒
化膜7はレーザ光照射時にレーザ光の反射防止膜として
は働き、酸化膜2より熱拡散が大きい開口3中の多結晶
シリコンの温度下降を防ぐために設けられている。さら
に、酸化膜2上の多結晶シリコン5上に設けられたスト
ライプ状の窒化膜12はレーザ光照射時の多結晶シリコン
5の横方向温度分布を制御し、単結晶成長がチップ全体
に続くようにするために設けられており、その再結晶化
の機構については特願昭61−048468に詳細に述べられて
いる。また酸化膜6はレーザ光照射時に溶融した溶融シ
リコン10中へ窒化膜7,12中の窒素が混入しないための混
入阻止膜として設けられている。レーザ光照射が終了
し、チップ内の多結晶シリコン5が単結晶化した後、窒
化膜7,12および酸化膜6は除去され、後は通常の集積回
路製造プロセスによって酸化膜2上の単結晶化シリコン
11上に回路素子が形成される。全プロセス終了後に半導
体基板は開口3に沿って分断(スクライブ)され、10〜
20mm角の半導体集積回路のチップが完成する。したがっ
て、開口3は酸化膜2上に単結晶化シリコン基板1と同
じ結晶軸を持った単結晶化シリコン膜11を製造する役割
と、全プロセス終了後集積回路チップを分断するための
スクライブ線としての役割を持っている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のような従来の製造方法においては、開口3が直線
状に大きな領域にわたって形成されている。したがって
開口3中の多結晶シリコン5と酸化膜2上の多結晶シリ
コン5の溶融時の温度分布が違う(酸化膜2上の多結晶
シリコン5の温度が高い)ため、溶融シリコン10の粘度
は酸化膜2上の方が小さくなる。そのため酸化膜2,6と
の界面に働く表面張力により、開口3端に接する酸化膜
2上の単結晶シリコン基板1と同じ結晶軸を持った単結
晶化シリコン5は再結晶化時(単結晶化時)にその膜厚
が薄くなってしまう。
状に大きな領域にわたって形成されている。したがって
開口3中の多結晶シリコン5と酸化膜2上の多結晶シリ
コン5の溶融時の温度分布が違う(酸化膜2上の多結晶
シリコン5の温度が高い)ため、溶融シリコン10の粘度
は酸化膜2上の方が小さくなる。そのため酸化膜2,6と
の界面に働く表面張力により、開口3端に接する酸化膜
2上の単結晶シリコン基板1と同じ結晶軸を持った単結
晶化シリコン5は再結晶化時(単結晶化時)にその膜厚
が薄くなってしまう。
第8図はこの状態を示した半導体基板の断面図である。
図に示すように開口3端部の酸化膜2上の多結晶シリコ
ン5は凹んで凹部15となり、その凹んだ分は走査下流側
の開口3端部の酸化膜2上の多結晶シリコン5を膨れさ
せて凸部16を生じさせる。場合によってこの凹みがさら
に進み開口3端で単結晶化シリコン11が溶融時の溶融シ
リコン10の移動により消滅してしまう(膜厚が0にな
る)という問題点があった。この問題は開口3と酸化膜
2上での多結晶シリコン5の溶融時の温度を均一にすれ
ば解決することは明白であるが、事実上種々の構造にお
いて温度を均一にすることはコストの問題上困難であっ
た。ここで、さらにこの問題を解決するために開口部を
小さくして温度を均一にしようという試みがある。
ン5は凹んで凹部15となり、その凹んだ分は走査下流側
の開口3端部の酸化膜2上の多結晶シリコン5を膨れさ
せて凸部16を生じさせる。場合によってこの凹みがさら
に進み開口3端で単結晶化シリコン11が溶融時の溶融シ
リコン10の移動により消滅してしまう(膜厚が0にな
る)という問題点があった。この問題は開口3と酸化膜
2上での多結晶シリコン5の溶融時の温度を均一にすれ
ば解決することは明白であるが、事実上種々の構造にお
いて温度を均一にすることはコストの問題上困難であっ
た。ここで、さらにこの問題を解決するために開口部を
小さくして温度を均一にしようという試みがある。
第9図はこの実施例を示した平面図であり、第10図は第
9図のX−X′断面図である。
9図のX−X′断面図である。
両面を参照して、スクライブ線17の領域は開口を形成せ
ず、スクライブ線17の近傍に一辺5μmの正方形の開口
18を15μmごとに設けている。このように開口を小さく
して離散的に設けると、多結晶シリコン5の溶融時の温
度の不均一性は小さくた開口18に限定されるため、再結
晶化後の多結晶シリコン5の膜厚の不均一性は小さくな
り回路素子製造上の問題は避けられるようになる。しか
し実際には次工程のマスク合わせのためのアライメント
マーク等の直線上の開口部を設ける必要があるため、開
口部すべてを小さくして離散的に設けることは実用上問
題が多い。
ず、スクライブ線17の近傍に一辺5μmの正方形の開口
18を15μmごとに設けている。このように開口を小さく
して離散的に設けると、多結晶シリコン5の溶融時の温
度の不均一性は小さくた開口18に限定されるため、再結
晶化後の多結晶シリコン5の膜厚の不均一性は小さくな
り回路素子製造上の問題は避けられるようになる。しか
し実際には次工程のマスク合わせのためのアライメント
マーク等の直線上の開口部を設ける必要があるため、開
口部すべてを小さくして離散的に設けることは実用上問
題が多い。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、絶縁体に直線状の開口を有していても基板と
同一の結晶軸を持った単結晶でかつ膜厚の変化の少ない
半導体層を得ることを目的とする。
たもので、絶縁体に直線状の開口を有していても基板と
同一の結晶軸を持った単結晶でかつ膜厚の変化の少ない
半導体層を得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る多層半導体基板の製造方法においては、
直線状の開口から少なくとも10μmの距離で熱エネルギ
走査下流側の絶縁膜にその面積が25μm2以下の開口を設
けたものである。
直線状の開口から少なくとも10μmの距離で熱エネルギ
走査下流側の絶縁膜にその面積が25μm2以下の開口を設
けたものである。
[作用] この発明においては、直線状の開口部の近傍に設けられ
た面積25μm2以下の開口部が再結晶化後の多結晶シリコ
ンの膜厚変化を抑える。
た面積25μm2以下の開口部が再結晶化後の多結晶シリコ
ンの膜厚変化を抑える。
[実施例] 第1A図〜第1F図はこの発明の一実施例における製造方法
を示す概略工程断面図であり、第2図はエネルギ線照射
前の第1D図に対応する半導体基板の平面図である。
を示す概略工程断面図であり、第2図はエネルギ線照射
前の第1D図に対応する半導体基板の平面図である。
以下、これらの図を参照してこの製造方法について説明
する。
する。
まず、多結晶よりなるシリコン基板1上に厚さ1μmの
酸化シリコンよりなる酸化膜2を形成し(第1A図参
照)、これをパターニングすることによってシリコン基
板1に達する開口3,4を形成する。ここで開口3はスク
ライブ線(幅100〜200μm、長さ10〜20mm)として用い
るものであり開口4は一辺が5μmの正方形の開口断面
を有し、開口3から距離aが50μmで開口3に沿って15
μmごとに離散的に設けられる(第1B図参照)。
酸化シリコンよりなる酸化膜2を形成し(第1A図参
照)、これをパターニングすることによってシリコン基
板1に達する開口3,4を形成する。ここで開口3はスク
ライブ線(幅100〜200μm、長さ10〜20mm)として用い
るものであり開口4は一辺が5μmの正方形の開口断面
を有し、開口3から距離aが50μmで開口3に沿って15
μmごとに離散的に設けられる(第1B図参照)。
次に、開口3,4内部を含み、酸化膜2上にCVD法で多結晶
シリコンを厚さ0.5μmに堆積させ、さらにその上に同
じくCVD法で酸化膜6を厚さ100Åに堆積させる(第1C図
参照)。
シリコンを厚さ0.5μmに堆積させ、さらにその上に同
じくCVD法で酸化膜6を厚さ100Åに堆積させる(第1C図
参照)。
続いて、酸化膜6上にCVD法で窒化膜を堆積し、これを
パターニングすることによって開口3,4のそれぞれ上方
の対応する位置に厚さ500Åのストライプ状および矩形
状の窒化膜7,8を形成する(第1D図参照)。
パターニングすることによって開口3,4のそれぞれ上方
の対応する位置に厚さ500Åのストライプ状および矩形
状の窒化膜7,8を形成する(第1D図参照)。
第1D図の状態の平面図を示したのが第2図である(第1D
図は第2図のX−X′断面図である)が、第2図に示す
ように窒化膜7で囲われた酸化膜6上への領域にはさら
にストライプ状の窒化膜12が所定間隔で設けられてい
る。この窒化膜12はレーザ光照射時の多結晶シリコン5
の横方向(レーザ走査方向)の温度分布を制御して単結
晶成長がチップ全体に続くように機能するのは従来例と
同じである。また窒化膜12に挾まれる位置には開口4に
対応する窒化膜8が離散的に形成されている。
図は第2図のX−X′断面図である)が、第2図に示す
ように窒化膜7で囲われた酸化膜6上への領域にはさら
にストライプ状の窒化膜12が所定間隔で設けられてい
る。この窒化膜12はレーザ光照射時の多結晶シリコン5
の横方向(レーザ走査方向)の温度分布を制御して単結
晶成長がチップ全体に続くように機能するのは従来例と
同じである。また窒化膜12に挾まれる位置には開口4に
対応する窒化膜8が離散的に形成されている。
このような構成の半導体基板の上方からビーム径100μ
mのアルゴンレーザ光9を第2図X→X′の方向に走査
しながら照射する。すると多結晶シリコン5は左側の開
口3(X側)から溶融して溶融シリコン10となり、固化
再結晶化が図中右方向に進行する。この場合、開口3に
接している部分の酸化膜2上の多結晶シリコン5の温度
は、開口3の多結晶シリコン5の温度より高くなるた
め、開口3と開口4で挾まれた領域の多結晶シリコン5
は再結晶化後その単結晶化シリコン11の膜厚は減少す
る。しかし開口4から右側では開口4による多結晶シリ
コン5の溶融時の温度の不均一な領域は小さいため、多
結晶シリコン5の再結晶化後の単結晶化シリコン11の膜
厚の減少はない(第1E図参照)。このように適切な位置
に開口4を形成することによって、単結晶化シリコン11
の膜厚の減少を直線状の開口3と正方形断面形状の開口
4に挾まれた領域に限定することが可能である。そして
このような領域は小さい程集積度の点から望ましい。し
かし開口3と開口4を10μm未満に近づけると、溶融シ
リコン10は直径100μm程度の大きさ(レーザ光のビー
ム径は100μmであるため)を持っているため開口3と
開口4の間の酸化膜2上の多結晶シリコン5の温度は隣
接する開口3,4の存在のため上昇せず、この部分での単
結晶化シリコン11の際は減少しなくなる。しかし開口3
と開口4との間の多結晶シリコン5の温度は全体的に低
くなり、開口4の右側の多結晶シリコン5の温度は高く
なるため開口4の両端の多結晶シリコン5の温度の不均
一性は広範囲にわたり、再結晶化後の単結晶化シリコン
11の膜厚の減少は避けられなくなる。したがって、直線
状の開口3に対し、面積25μm2以下の小さな開口4は10
μm以上離す必要がある。
mのアルゴンレーザ光9を第2図X→X′の方向に走査
しながら照射する。すると多結晶シリコン5は左側の開
口3(X側)から溶融して溶融シリコン10となり、固化
再結晶化が図中右方向に進行する。この場合、開口3に
接している部分の酸化膜2上の多結晶シリコン5の温度
は、開口3の多結晶シリコン5の温度より高くなるた
め、開口3と開口4で挾まれた領域の多結晶シリコン5
は再結晶化後その単結晶化シリコン11の膜厚は減少す
る。しかし開口4から右側では開口4による多結晶シリ
コン5の溶融時の温度の不均一な領域は小さいため、多
結晶シリコン5の再結晶化後の単結晶化シリコン11の膜
厚の減少はない(第1E図参照)。このように適切な位置
に開口4を形成することによって、単結晶化シリコン11
の膜厚の減少を直線状の開口3と正方形断面形状の開口
4に挾まれた領域に限定することが可能である。そして
このような領域は小さい程集積度の点から望ましい。し
かし開口3と開口4を10μm未満に近づけると、溶融シ
リコン10は直径100μm程度の大きさ(レーザ光のビー
ム径は100μmであるため)を持っているため開口3と
開口4の間の酸化膜2上の多結晶シリコン5の温度は隣
接する開口3,4の存在のため上昇せず、この部分での単
結晶化シリコン11の際は減少しなくなる。しかし開口3
と開口4との間の多結晶シリコン5の温度は全体的に低
くなり、開口4の右側の多結晶シリコン5の温度は高く
なるため開口4の両端の多結晶シリコン5の温度の不均
一性は広範囲にわたり、再結晶化後の単結晶化シリコン
11の膜厚の減少は避けられなくなる。したがって、直線
状の開口3に対し、面積25μm2以下の小さな開口4は10
μm以上離す必要がある。
第3図は直線状開口部と一辺5μmの正方形の開口部と
の距離と再結晶化後のシリコン膜厚と溶融前の多結晶シ
リコン膜厚との比の関係の実験結果を示す図である。
の距離と再結晶化後のシリコン膜厚と溶融前の多結晶シ
リコン膜厚との比の関係の実験結果を示す図である。
図において、横軸に直線状開口部と一辺5μmの正方形
の開口部との距離(μm)をとり、縦軸に再結晶化後の
シリコン膜厚と溶融前の多結晶シリコンの膜厚との比が
とられている。
の開口部との距離(μm)をとり、縦軸に再結晶化後の
シリコン膜厚と溶融前の多結晶シリコンの膜厚との比が
とられている。
図に示すごとく、直線状開口部と正方形開口部との距離
が10μm未満のとき、膜厚比は極端に減少し、すなわち
単結晶化シリコンの膜厚が極度に薄くなってしまうこと
が判明する。したがってこの距離(第1B図におけるa寸
法)は少なくとも10μmを保つことが重要である。
が10μm未満のとき、膜厚比は極端に減少し、すなわち
単結晶化シリコンの膜厚が極度に薄くなってしまうこと
が判明する。したがってこの距離(第1B図におけるa寸
法)は少なくとも10μmを保つことが重要である。
レーザ光9の照射が終了した後には、窒化膜7,8,12およ
び酸化膜6を除去し、単結晶化シリコン11上に通常の集
積回路製造プロセスによって回路素子を形成することが
できる(第1F図参照)。
び酸化膜6を除去し、単結晶化シリコン11上に通常の集
積回路製造プロセスによって回路素子を形成することが
できる(第1F図参照)。
なお、上記実施例では、一辺5μmの正方形の開口部を
直線状の開口部の右側(レーザ光走査方向下流側)にの
み設けたが、直線状開口部の周辺全部に設けてもよい。
直線状の開口部の右側(レーザ光走査方向下流側)にの
み設けたが、直線状開口部の周辺全部に設けてもよい。
また、上記実施例では、直線状開口部の周囲に設けてい
る開口部の形を一辺5μmの正方形としたが、その面積
が25μm2以下であればその形は正方形に限定されない。
る開口部の形を一辺5μmの正方形としたが、その面積
が25μm2以下であればその形は正方形に限定されない。
さらに、上記実施例では、絶縁膜の下にデバイスが形成
されていない例を示したがデバイスが形成されていても
同様の効果を奏する。
されていない例を示したがデバイスが形成されていても
同様の効果を奏する。
第4図は他の実施例としてこのような構成を示す概略断
面図である。
面図である。
図において、シリコン基板1上にゲート電極や配線等に
より構成されたデバイスが酸化膜2に覆れており、その
上に多結晶シリコン5さらに酸化膜6が形成されてい
る。レーザ光の照射要領等は上記実施例と同様である。
より構成されたデバイスが酸化膜2に覆れており、その
上に多結晶シリコン5さらに酸化膜6が形成されてい
る。レーザ光の照射要領等は上記実施例と同様である。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、直線状の開口より10μ
m離れた位置で開口面積が25μm2以下の開口を直線状の
開口に沿って形成したので、熱エネルギ走査後の単結晶
化した半導体層は膜厚の凹凸が少なく安定した状態で絶
縁体上に得られる効果がある。
m離れた位置で開口面積が25μm2以下の開口を直線状の
開口に沿って形成したので、熱エネルギ走査後の単結晶
化した半導体層は膜厚の凹凸が少なく安定した状態で絶
縁体上に得られる効果がある。
第1A図〜第1F図はこの発明の一実施例における製造方法
を示す概略工程断面図、第2図は第1D図に対応する平面
図(第1D図は第2図のX−X′断面図)、第3図は直線
状開口部と一辺5μmの正方形の開口部との距離と再結
晶化前後のシリコン膜厚との比との関係を示した図、第
4図はこの発明の他の実施例におけるエネルギ線照射前
の概略断面図である。 第5図〜第10図はすべて従来例を示すものであり、第5
図はエネルギ線照射前の半導体基板の平面図、第6図は
第5図のVI−VI断面図、第7図はエネルギ線照射前の半
導体基板の断面図、第8図はエネルギ線照射後の半導体
層の状態を示した半導体基板の断面図、第9図は従来例
の他の例を示した平面図、第10図は第9図のX−X断面
図である。 図において、1はシリコン基板、2は酸化膜、3,4は開
口、5は多結晶シリコン、6は酸化膜、7,8は窒化膜、
9はレーザ光、10は溶融シリコン、11は単結晶化シリコ
ン、12は窒化膜である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
を示す概略工程断面図、第2図は第1D図に対応する平面
図(第1D図は第2図のX−X′断面図)、第3図は直線
状開口部と一辺5μmの正方形の開口部との距離と再結
晶化前後のシリコン膜厚との比との関係を示した図、第
4図はこの発明の他の実施例におけるエネルギ線照射前
の概略断面図である。 第5図〜第10図はすべて従来例を示すものであり、第5
図はエネルギ線照射前の半導体基板の平面図、第6図は
第5図のVI−VI断面図、第7図はエネルギ線照射前の半
導体基板の断面図、第8図はエネルギ線照射後の半導体
層の状態を示した半導体基板の断面図、第9図は従来例
の他の例を示した平面図、第10図は第9図のX−X断面
図である。 図において、1はシリコン基板、2は酸化膜、3,4は開
口、5は多結晶シリコン、6は酸化膜、7,8は窒化膜、
9はレーザ光、10は溶融シリコン、11は単結晶化シリコ
ン、12は窒化膜である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】主面を有する単結晶からなる半導体基板を
準備する工程と、 前記半導体基板の前記主面上に第1の絶縁膜を形成する
工程と、 前記絶縁膜の所定の位置に前記半導体基板に達する所定
の大きさの直線状の第1の開口を形成する工程と、 前記第1の開口の外縁から少なくとも10μm離れた位置
で前記絶縁膜に、開口面積が25μm2以下の前記半導体基
板に達する第2の開口を前記第1の開口に沿って形成す
る工程と、 前記第1および第2の開口内部を含み、前記第1の絶縁
膜上に非単結晶からなる半導体層を形成する工程と、 前記半導体層上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 熱エネルギを前記第1の開口から前記第2の開口へ向か
う方向に走査して前記半導体層に与え、前記熱エネルギ
によって前記半導体層を溶融して前記半導体層を単結晶
化する工程と、 前記第2の絶縁膜を除去する工程とを備えた、多層半導
体基板の製造方法。 - 【請求項2】前記第1および第2の開口の上方の前記第
2の絶縁膜上に前記第1および第2の開口の大きさに対
応した第1の窒化膜を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜上方の前記第2の絶縁膜上に、前記熱
エネルギの走査方向に沿ったストライプ状の第2の窒化
膜を形成する工程とをさらに備えた、特許請求の範囲第
1項記載の多層半導体基板の製造方法。 - 【請求項3】前記半導体基板は、シリコン基板であり、
前記半導体層は多結晶シリコンであり、前記第1および
第2の絶縁膜は二酸化シリコンである、特許請求の範囲
第1項または第2項記載の多層半導体基板の製造方法。 - 【請求項4】前記熱エネルギは、エネルギ線の照射によ
って発生する、特許請求の範囲第1項、第2項または第
3項記載の多層半導体基板の製造方法。 - 【請求項5】前記エネルギ線は、連続発振のアルゴンレ
ーザ光である、特許請求の範囲第1項ないし第4項のい
ずれかに記載の多層半導体基板の製造方法。 - 【請求項6】前記開口は、熱エネルギの走査方向に対し
て直角方向に5μm以上の長さを有する、特許請求の範
囲第1項ないし第5項のいずれかに記載の多層半導体基
板の製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62305890A JPH0693428B2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | 多層半導体基板の製造方法 |
| US07/243,706 US5401683A (en) | 1987-12-04 | 1988-09-13 | Method of manufacturing a multi-layered semiconductor substrate |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62305890A JPH0693428B2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | 多層半導体基板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01147826A JPH01147826A (ja) | 1989-06-09 |
| JPH0693428B2 true JPH0693428B2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=17950542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62305890A Expired - Lifetime JPH0693428B2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | 多層半導体基板の製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5401683A (ja) |
| JP (1) | JPH0693428B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005175151A (ja) * | 2003-12-10 | 2005-06-30 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | Soiウェハとその製造方法およびそのsoiウェハを用いた半導体装置の製造方法 |
| US7576013B2 (en) * | 2004-07-27 | 2009-08-18 | United Microelectronics Corp. | Method of relieving wafer stress |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5745920A (en) * | 1980-09-02 | 1982-03-16 | Fujitsu Ltd | Forming method for semiconductor single crystal by energy beam emission |
| JPS5749226A (en) * | 1980-09-09 | 1982-03-23 | Fujitsu Ltd | Single-crystallizing method for non-single crystalline semiconductor layer |
| JPS58114422A (ja) * | 1981-12-28 | 1983-07-07 | Fujitsu Ltd | 半導体装置用基板の製造方法 |
| JPS58180019A (ja) * | 1982-04-15 | 1983-10-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体基体およびその製造方法 |
| JPS59108313A (ja) * | 1982-12-13 | 1984-06-22 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体単結晶層の製造方法 |
| JPS633447A (ja) * | 1986-06-24 | 1988-01-08 | Nec Corp | Cmos半導体集積回路装置の製造方法 |
-
1987
- 1987-12-04 JP JP62305890A patent/JPH0693428B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-09-13 US US07/243,706 patent/US5401683A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01147826A (ja) | 1989-06-09 |
| US5401683A (en) | 1995-03-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |