JPH0697644A - クリームはんだ溶着用リフロー炉およびクリームはんだを利用したはんだ溶着方法 - Google Patents

クリームはんだ溶着用リフロー炉およびクリームはんだを利用したはんだ溶着方法

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JPH0697644A
JPH0697644A JP27089892A JP27089892A JPH0697644A JP H0697644 A JPH0697644 A JP H0697644A JP 27089892 A JP27089892 A JP 27089892A JP 27089892 A JP27089892 A JP 27089892A JP H0697644 A JPH0697644 A JP H0697644A
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solder
cream
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    • H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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    • H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors
    • H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリームはんだを加熱してはんだ溶着するリ
フロー炉において、はんだブリッジの発生を抑さえプリ
ント基板の生産性を向上させる。 【構成】 一定速度で回転しているコンベア10にプリ
ント基板を載置することで、熱処理の順序及びその工程
に必要な時間に応じて連続配置された所定工程長の各熱
処理部をプリント基板が通過し、一連のはんだ溶着作業
が完了する。各熱処理部は、クリームはんだ含有の有機
溶剤を揮発させて後工程でのはんだの熱ダレを防止する
クリームはんだ乾燥部A、フラックスを活性化させるた
めの予熱昇温部B、その予熱昇温部Bにて昇温したプリ
ント基板を熱平衡するまで保温する予熱保温部C、クリ
ームはんだ主成分のはんだ粉を溶融させてはんだ溶着を
実現するリフロー部D、そのリフロー部で高温に加熱さ
れたプリント基板を冷却する冷却部Eの5つである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板に形成さ
れた導電パターンと電子部品との間に装填されたクリー
ムはんだをはんだ溶融温度以上に加熱し、導電パターン
と電子部品とをはんだ溶着するリフロー炉およびはんだ
溶着方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、所定導電パターンが描かれたプリン
ト基板に表面実装用の電子部品などをはんだ付けするに
際して、はんだ粉(例えば、Sn63,Pb37)に対
し、はんだ粉の接着性を高めるフラックスとして例えば
ロジン(例えば、アビエチン酸),活性剤(例えば、塩
素化合物),チキソ剤(例えば、SiO2 )を5〜7w
t%、これらをクリーム状に練り上げるための溶剤とし
て例えばカルビトール系の有機溶剤を3〜5wt%添加
したクリームはんだが利用される。この種のクリームは
んだを利用したプリント基板は、リフロー炉に入れら
れ、そのリフロー部においてはんだ溶融温度以上に加熱
され導電パターンと電子部品とのはんだ接続が行なわれ
る。
【0003】また、一般的なリフロー炉は、前記リフロ
ー部の前段に昇温加熱部および恒温部が配置されてお
り、クリームはんだに含有されるフラックスが活性化す
る温度(一般的には120℃〜150℃)にまでクリー
ムはんだを加熱し、熱容量の異なる各電子部品に盛られ
たクリームはんだが総てフラックス活性化温度となるま
で維持される。そして、リフロー部を経たプリント基板
は、リフロー部の後段に配置された冷却部により直ちに
冷却される。はんだを急速に凝固して、電子部品の位置
ずれを防止しているのである。こうしたリフロー炉の温
度プロファイルを図5に示す。
【0004】この様なクリームはんだ溶着用のリフロー
炉およびクリームはんだを利用したはんだ溶着方法によ
れば、はんだをプリント基板の所定箇所に盛り付ける工
程とはんだを溶融させるはんだ接続工程とが分離され、
印刷などの手法によりクリームはんだをプリント基板の
所定位置に塗布し、更に所定の位置に部品を載置し、そ
の後リフロー炉により一斉にはんだ付けする大量生産工
程を作り上げることが可能となり、小型軽量の回路基板
を大量に生産する方式として広く採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、クリーム
はんだは、溶剤によりはんだ粉やフラックスをクリーム
状に練り上げた構成であり、そのために、プリント基板
にはんだを盛り付ける工程とはんだ接続工程とが分離さ
れ、回路基板生産の自動化を図ることができるが、上記
従来の方式では、次のような問題が頻発し、小型軽量の
回路基板を大量に生産する方式としては未だに不十分で
あった。
【0006】このクリームはんだに不可欠の組成物であ
る溶剤は、当然に溶剤独自の熱的特性を呈し、高温とな
るにつれてその粘度が低下する一般的な物性を有してい
る。従って、フラックス活性化温度あるいははんだ溶融
温度にまでクリームはんだを加熱する間に、クリームは
んだの流動性が高まり、ランドパターンから流れ出し、
本来ならば離隔してはんだ溶着されるべき隣接したクリ
ームはんだ同士が連続するいわゆるはんだブリッジが発
生するのである。
【0007】特に、ピッチ間隔が狭いプリント基板では
上記現象の発生確率が高く、はんだ付け工程後の品質検
査工程で数多く発見されるはんだブリッジを解消するた
めに、多くの時間と人手を必要とし、生産効率向上を阻
害する大きな要因となっている。しかも、現在は、半導
体チップの集積度向上が著しく、また抵抗やコンデンサ
などその他の電子部品も表面実装用に小型化が急速に進
展しており、ピッチ間隔0.5mm以下のピッチで導電
パターンを設計する箇所が数十、ときには数百を越える
プリント基板が一般的となっている。従って、上記発生
メカニズムによるはんだブリッジの発生率が僅か数%の
オーダーであっても、1つのプリント基板には必ず数カ
所のはんだブリッジが発生することになり、電子部品の
小型化が進むにつれてプリント基板生産効率は低下する
一方であった。
【0008】本発明は、こうした問題点を解決し、たと
えピッチ間隔の狭いはんだ接続部であってもはんだブリ
ッジを発生させることなく、クリームはんだを利用した
工程分離による生産性向上の効果を最大限に活用するこ
とを目的としてなされ、次の構成を採った。
【0009】
【課題を解決するための手段】第一発明のクリームはん
だ溶着用のリフロー炉は、プリント基板に形成された導
電パターンと電子部品との間に装填されたクリームはん
だをリフロー部においてはんだ溶融温度以上に加熱し、
前記導電パターンと前記電子部品とをはんだ接続するリ
フロー炉において、前記プリント基板を、前記クリーム
はんだに含有されるフラックスを活性化させる温度に加
熱する工程より前に、該フラックスの活性化温度以下で
かつ該クリームはんだの含有する溶剤を揮発させる温度
に加熱するクリームはんだ乾燥部を配置したことを特徴
とする。
【0010】ここで、前記クリームはんだの含有する溶
剤の揮発量は、少なくとも30%が好ましく、より好ま
しくは50%以上であればよい。また、この様な溶剤揮
発量の管理は、少なくともはんだブリッジが発生し易い
箇所、例えば0.5mmピッチ以下の間隔でプリント基
板に盛られたクリームはんだに対して確保されることが
望ましい。クリームはんだ乾燥部の温度は、クリームは
んだ溶剤の粘度が低下する温度よりも低いことが必要で
あり、フラックス活性化温度よりも低い120℃以下で
あることが好ましく、より好ましくは50℃ないし10
0℃の温度範囲である。なお、クリームはんだ乾燥部に
おけるクリームはんだの乾燥工程は、溶剤の揮発量やク
リームはんだの温度を現実に測定しつつ実施してもよ
く、簡易的にはクリームはんだに含有される溶剤の材質
および含有量に基づき決定される乾燥時間により管理す
ればよい。
【0011】第二発明のクリームはんだ溶着用のリフロ
ー炉は、プリント基板に形成された導電パターンと電子
部品との間に装填されたクリームはんだをリフロー部に
おいてはんだ溶融温度以上に加熱し、前記導電パターン
と前記電子部品とをはんだ接続するリフロー炉におい
て、前記クリームはんだをはんだ溶融温度以上に加熱す
るリフロー部より前の工程に、前記プリント基板に載置
された前記クリームはんだの粘度を所定値以上に維持し
つつ該クリームはんだを加熱して該クリームはんだの含
有する溶剤の残存量が所定値以下となるまで該溶剤を揮
発させるクリームはんだ乾燥部を配置したことを特徴と
する。
【0012】ここで、クリームはんだ乾燥部にて維持す
るクリームはんだの粘度は、15×104 cps(25
℃10rpm)以上であることが好ましいが、これより
粘度が低い場合でも、はんだの表面は乾燥部により乾燥
されて、内部より粘度の高い状態となり、いわゆるスキ
ン状となってはんだの流れ出しを防止する。この様な粘
度の管理は、少なくともはんだブリッジが発生し易い箇
所、例えば0.5mmピッチ以下の間隔でプリント基板
に盛られたクリームはんだに対して確保されることが望
ましい。また、溶剤の残存量は50%以下であることが
好ましく、より好ましくは30%以下である。この範囲
以外であっても、はんだ表面の粘度が高まりスキン状と
なってはんだの流れ出しを防止するので、本発明の作用
効果を奏することに相違はない。この溶剤残存量の管理
も、少なくとも0.5mmピッチ以下の間隔でプリント
基板に盛られたクリームはんだに対して確保されること
が好ましい。なお、この様なクリームはんだ乾燥部にお
けるクリームはんだの乾燥工程は、クリームはんだに含
有される溶剤の材質および含有量に基づき決定される乾
燥時間により簡易的に管理すればよい。
【0013】第三発明のクリームはんだを利用したはん
だ溶着方法は、プリント基板に形成された導電パターン
と電子部品との間にクリームはんだを装填し、該クリー
ムはんだをはんだ溶融温度以上に加熱し、前記導電パタ
ーンと前記電子部品とをはんだ接続するクリームはんだ
を利用したはんだ溶着方法において、前記クリームはん
だをはんだ溶融温度以上に加熱する工程より前に、前記
クリームはんだに含有されるフラックスを活性化させる
温度以下の低温度で該クリームはんだを加熱して該クリ
ームはんだの含有する溶剤を揮発させるクリームはんだ
乾燥工程を行なうことを特徴とする。
【0014】このクリームはんだを利用したはんだ溶着
方法において、溶剤の揮発量、揮発量を管理する部位、
クリームはんだ乾燥部の温度、その乾燥工程の簡易的な
管理は、上記第一発明と同じ技術的思想が適用される。
【0015】また、第四発明のクリームはんだを利用し
たはんだ溶着方法は、プリント基板に形成された導電パ
ターンと電子部品との間にクリームはんだを介在させ、
該クリームはんだをはんだ溶融温度以上に加熱し、前記
導電パターンと前記電子部品とをはんだ接続するクリー
ムはんだを利用したはんだ溶着方法において、前記クリ
ームはんだをはんだ溶融温度以上に加熱する前の工程
に、前記プリント基板に載置された前記クリームはんだ
の粘度を所定値以上に維持しつつ該クリームはんだを加
熱して該クリームはんだの含有する溶剤の残存量が所定
値以下となるまで該溶剤を揮発させるクリームはんだ乾
燥工程を行なうことを特徴とする。
【0016】このクリームはんだを利用したはんだ溶着
方法において、クリームはんだの粘度、その粘度管理の
部位、溶剤の残存量、その溶剤残存量管理の部位、クリ
ームはんだの乾燥工程の簡易的な管理については、上記
第二発明と同様の技術的思想が適用される。
【0017】
【作用】以上のように構成される本発明のクリームはん
だ溶着用のリフロー炉およびクリームはんだを利用した
はんだ溶着方法によれば、クリームはんだ乾燥部あるい
はクリームはんだ乾燥工程により、クリームはんだの温
度をはんだ溶融温度にまで高める以前に、クリームはん
だがプリント基板上に装填された際の形状を保ったまま
含有溶剤を揮発させ、はんだの流れ出しによりはんだブ
リッジの発生を抑制する。
【0018】
【実施例】以上説明した本発明の構成、作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図1は実施例であるリフロー炉の構成説明図、
図2はその各熱処理部の設定温度やクリームはんだの温
度推移を説明する温度プロファイルである。図1に示す
ように本実施例のリフロー炉1は、一定速度で回転して
いるコンベア10にプリント基板を載置することで、熱
処理の順序およびその熱処理に必要な時間に応じて予め
連続配置された所定工程長の各熱処理部をプリント基板
が通過し、一連のはんだ溶着作業が完了する構成を採用
している。
【0019】なお、本実施例および後述する従来方式の
リフロー炉においてはんだ溶着に用いたクリームはんだ
の組成は、はんだ粉(Sn63,Pb37)に対してフ
ラックスとして5〜7wt%のロジン(アビエチン
酸)、活性剤(塩素化合物)、チキソ剤(ワックス、S
iO2 )および溶剤として3〜5wt%の有機溶剤(カ
ルビトール系)を添加した一般的なものである。
【0020】各熱処理部とは、クリームはんだに含有さ
れる有機溶剤を揮発させるためのクリームはんだ乾燥部
A、フラックスを活性化させるための予熱昇温部B、そ
の予熱昇温部Bにて昇温したプリント基板を熱平衡する
まで保温する予熱保温部C、クリームはんだの主成分で
あるはんだ粉を溶融させてはんだ溶着を実現するリフロ
ー部D、そのリフロー部で高温に加熱されたプリント基
板を冷却する冷却部Eの5つである。また、これら5つ
の熱処理部の前後には、クリームはんだの塗布および部
品の載置を完了したプリント基板を載置するプリント基
板載置部、そして総ての熱処理を終えてはんだ溶着の完
了したプリント基板を取り出すプリント基板取出部が用
意される。
【0021】クリームはんだ乾燥部Aは、熱源としてフ
ァンとヒータとからなる第1ファンヒータA1を備え、
ヒータの熱をファンにより満遍なくプリント基板に伝え
る。第1ファンヒータA1の設定温度は、図2に示すよ
うに略100℃である。従って、コンベア10に搬送さ
れてこのクリームはんだ乾燥部Aに入ったプリント基板
は、室温約20℃から徐々に熱せられ、予熱昇温部Bへ
到達するまでの約60〜90秒の間、100℃以下で加
熱され続ける。この温度は、フラックス活性化温度12
0〜150℃よりも低く、かつ、有機溶剤の粘性低下現
象が認められない温度である。従って、プリント基板に
使用されたクリームはんだは、その使用された時点での
形状を保持したまま加熱され、その含有する有機溶剤が
徐々に揮発する。本実施例のリフロー炉では、約60〜
90秒間この状態が継続するため、クリームはんだの含
有する有機溶剤のうち約30〜70%が失われる。もと
より、有機溶剤の揮発の割合は、溶剤の揮発性により大
きく影響を受ける。しかしながら、本実施例のようにク
リームはんだ乾燥部Aを設けることで、揮発性の低い溶
剤を用いたクリームはんだでも、少なくとも表面の溶剤
は揮発し、クリームはんだの表面はいわゆるスキン状と
なる。
【0022】予熱昇温部Bおよび予熱保温部Cの設定温
度は、フラックス活性化温度の150℃である。予熱昇
温部Bの熱源としては、設定温度が比較的高温であるた
め、第2ファンヒータB1に加えて第1遠赤外線ヒータ
B2が使用される。一方、予熱保温部Cの設定温度も1
50℃と高温であるが、この予熱保温部Cの左右には予
熱昇温部Bおよび更に高温のリフロー部Dがあって放熱
が少ない。このため、その熱源としては、第3ファンヒ
ータC1のみを備えている。
【0023】プリント基板に使用されたクリームはんだ
は、この予熱昇温部Bおよび予熱保温部Cにてフラック
ス活性化温度の150℃近辺にまで加熱され、その工程
長から30秒〜120秒間この状態が維持される。これ
は、プリント基板に使用された各種の電子部品の熱容量
が異なるためであり、総ての電子部品のはんだ溶着に使
用されたクリームはんだがフラックス活性化温度にまで
達するようにここでの工程長が決定される。
【0024】この予熱昇温および予熱保温工程の設定温
度であるフラックス活性化温度は、クリームはんだの含
有するフラックスを活性化させるに適した温度であるこ
とは勿論であるが、有機溶剤の粘性が低下してクリーム
はんだの流動性が増す温度でもある。しかし、本実施例
のリフロー炉は、前述のごとくクリームはんだ乾燥部A
をこの工程の前に備えており、フラックス活性化温度に
までプリント基板を加熱する以前にプリント基板に使用
されたクリームはんだの含有する有機溶剤の30〜70
%を既に揮発させている。このときのクリームはんだの
粘度は、実施例では、およそ15×104 cps(マル
コム社性粘度計により測定、測定条件25℃、10rp
m)であった。この結果、プリント基板に使用されたク
リームはんだは、この予熱昇温および予熱保温工程にお
いてもその形状を変化させることなく、フラックスの活
性化の工程において流れ出すことがない。
【0025】なお、揮発性が低い溶剤を用いたクリーム
はんだを使用した場合には、乾燥部Aを通過しても溶剤
の30%も揮発していないことがある。この場合でも、
既述したように、乾燥部Aを通過することで、クリーム
はんだの表面はスキン状になり、予熱昇温部B,予熱保
温部Cによりフラックスの活性化を行なう工程におい
て、はんだが流れ出すことはない。
【0026】こうして、フラックス活性化処理が施され
たプリント基板は、次段のリフロー部Dへと搬送され、
ここで一気にはんだ溶融温度である183℃を上回る最
高温度に加熱される。リフロー部Dの熱源として、第4
ファンヒータD1ばかりでなく、コンベア10の上下に
第2,第3の遠赤外線ヒータD2,D3が設けられてお
り、比較的短時間の30〜45秒でプリント基板を最高
温度にまで加熱される。実施例では、コンベアガイドで
の熱吸収を補うために、更に左右に第4,第5の遠赤外
線ヒータD4,D5が配置したが、これらの遠赤外線ヒ
ータD4,D5はなくとも差し支えない。
【0027】リフロー部Dでのはんだ溶融が完了する
と、プリント基板は次段の冷却部Eへと搬送され、ファ
ンE1を用いて急速に空冷される。この冷却部Eによ
り、クリームはんだを、その溶融温度以下に急速に冷却
して固化し、プリント基板に使用された電子部品の冷却
時における位置ずれの発生を防止している。こうして、
はんだ溶着が完了する。
【0028】以上の説明から明らかなように、本実施例
のリフロー炉によれば、プリント基板に使用されたクリ
ームはんだはその使用された時点の形状を保持したまま
はんだ溶着に供され、クリームはんだのブリッジが確実
に解消される。この実施例の効果は、従来方式のリフロ
ー炉でのブリッジ発生率との比較から明らかである。図
3は、本実施例および従来方式のリフロー炉を用いて、
特にはんだブリッジの発生し易い0.5mmピッチのは
んだ溶着を必要とするLSIのTSOP(ThinSmall Ou
tline Package)をはんだ溶着した場合のブリッジ発生
率の比較結果である。この結果から明らかなように、従
来方式のリフロー炉によれば、数%〜十数%の確率でブ
リッジが発生していたものが、本実施例のリフロー炉に
よればその確率が1/100〜1/1000にまで飛躍
的に改善されていることが分かる。
【0029】この様に、はんだブリッジの発生率が飛躍
的に低減するため、本実施例のリフロー炉を使用するな
らば、はんだ溶着の歩留まりが大きく改善され、その後
の工程作業が軽減され、プリント基板の生産性を向上さ
せることができる。
【0030】以上、本実施例のリフロー炉について詳細
に説明したが、本発明はこの実施例に何等限定されるも
のではなく、種々なる態様により具現化されることは勿
論である。例えば、図4に示すように、従来のリフロー
炉における温度プロファイルを変更し、予熱保温部をな
くして、クリームはんだ乾燥部、予熱昇温部、リフロー
部、冷却部からなる構成とすることもできる。こうした
構成は、特にはんだ付けされる部品が小型化してその熱
容量が小さくなり、予熱保温部を十分にとらなくても、
各部の温度がリフロー部に導入する状態まで十分昇温で
きる場合、有効である。この場合には、工程数が従来と
同じにできるため、リフロー炉の小型化、はんだ付け工
程の短縮が可能となる。
【0031】また、各熱処理工程における処理時間は、
上述した実施例に限定されず、クリームはんだの使用量
やはんだ溶着する電子部品の熱容量に応じて適宜選択さ
れる。クリームはんだ含有の有機溶剤の揮発量の管理
(本実施例の場合は工程時間により簡易的に管理)など
は、プリント基板に描かれた導電パターンの中で特には
んだブリッジの発生し易い箇所においてのみ行なっても
よい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明のクリームは
んだ溶着用リフロー炉およびクリームはんだを利用した
はんだ溶着方法は、たとえピッチ間隔の狭いはんだ接続
部であってもはんだブリッジを発生という問題をほぼ完
全に解消することができるという優れた効果を奏する。
従って、プリント基板、特に導電パターンのピッチが
0.5mm程度以下と狭いプリンタ基板のはんだ付けの
歩留まりを大幅に向上させ、生産効率の改善、コストの
低減を実現する。この結果、クリームはんだを利用した
工程分離による生産性向上の効果を最大限に活用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるリフロー炉の構成説明
図である。
【図2】そのリフロー炉の温度プロファイルの説明図で
ある。
【図3】実施例リフロー炉と従来方式リフロー炉とのブ
リッジ発生の比較結果を示す説明図である。
【図4】本発明の他の実施例の温度プロファイルを示す
説明図である。
【図5】従来のリフロー炉の温度プロファイルを示す説
明図である。
【符号の説明】
1…リフロー炉 10…コンベア A…クリームはんだ乾燥部 A1…第1ファンヒータ B…予熱昇温部 B1…第2ファンヒータ B2…第1遠赤外線ヒータ C…予熱保温部 C1…第3ファンヒータ D…リフロー部 D1…第4ファンヒータ D2ないしD5…第2ないし第5の遠赤外線ヒータ D4…第4の遠赤外線ヒータ E…冷却部 E1…ファン

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板に形成された導電パターン
    と電子部品との間に装填されたクリームはんだをリフロ
    ー部においてはんだ溶融温度以上に加熱し、前記導電パ
    ターンと前記電子部品とをはんだ接続するリフロー炉に
    おいて、 前記プリント基板を、前記クリームはんだに含有される
    フラックスを活性化させる温度に加熱する工程より前
    に、該フラックスの活性化温度以下でかつ該クリームは
    んだの含有する溶剤を揮発させる温度に加熱するクリー
    ムはんだ乾燥部を配置したことを特徴とするクリームは
    んだ溶着用リフロー炉。
  2. 【請求項2】 前記クリームはんだ乾燥部において、前
    記クリームはんだの含有する溶剤の少なくとも30%を
    揮発させる請求項1記載のクリームはんだ溶着用リフロ
    ー炉。
  3. 【請求項3】 少なくとも0.5mmピッチ以下の間隔
    で前記プリント基板に盛られたクリームはんだに対し
    て、前記溶剤の揮発量が確保される請求項2記載のクリ
    ームはんだ溶着用リフロー炉。
  4. 【請求項4】 前記クリームはんだ乾燥部の温度が12
    0℃以下である請求項1ないし請求項3いずれか記載の
    クリームはんだ溶着用リフロー炉。
  5. 【請求項5】 前記クリームはんだ乾燥部におけるクリ
    ームはんだの乾燥工程を、前記クリームはんだに含有さ
    れる前記溶剤の材質および含有量に基づき決定される乾
    燥時間により管理する請求項1ないし請求項4いずれか
    記載のクリームはんだ溶着用リフロー炉。
  6. 【請求項6】 プリント基板に形成された導電パターン
    と電子部品との間に装填されたクリームはんだをリフロ
    ー部においてはんだ溶融温度以上に加熱し、前記導電パ
    ターンと前記電子部品とをはんだ接続するリフロー炉に
    おいて、 前記クリームはんだをはんだ溶融温度以上に加熱するリ
    フロー部より前の工程に、前記プリント基板に載置され
    た前記クリームはんだの粘度を所定値以上に維持しつつ
    該クリームはんだを加熱して該クリームはんだの含有す
    る溶剤の残存量が所定値以下となるまで該溶剤を揮発さ
    せるクリームはんだ乾燥部を配置したことを特徴とする
    クリームはんだ溶着用のリフロー炉。
  7. 【請求項7】 前記クリームはんだ乾燥部にて最終的に
    得られる前記クリームはんだの粘度が15×104 cp
    s(25℃10rpm)以上である請求項6記載のクリ
    ームはんだ溶着用リフロー炉。
  8. 【請求項8】 前記クリームはんだの粘度が、0.5m
    mピッチ以下の間隔で前記プリント基板に盛られたクリ
    ームはんだに対して確保される請求項7記載のクリーム
    はんだ溶着用リフロー炉。
  9. 【請求項9】 前記クリームはんだ乾燥部における最終
    的な溶剤の残存量が多くとも70%である請求項6ない
    し請求項8いずれか記載のクリームはんだ溶着用リフロ
    ー炉。
  10. 【請求項10】 前記溶剤の残存量が、0.5mmピッ
    チ以下の間隔で前記プリント基板に盛られたクリームは
    んだに対して確保される請求項9記載のクリームはんだ
    溶着用リフロー炉。
  11. 【請求項11】 前記クリームはんだ乾燥部におけるク
    リームはんだの乾燥工程を、前記クリームはんだに含有
    される前記溶剤の材質および含有量に基づき決定される
    乾燥時間により管理する請求項6ないし請求項10いず
    れか記載のクリームはんだ溶着用リフロー炉。
  12. 【請求項12】 プリント基板に形成された導電パター
    ンと電子部品との間にクリームはんだを装填し、該クリ
    ームはんだをはんだ溶融温度以上に加熱し、前記導電パ
    ターンと前記電子部品とをはんだ接続するクリームはん
    だを利用したはんだ溶着方法において、 前記プリント基板を、前記クリームはんだに含有される
    フラックスを活性化させる温度に加熱する工程より前
    に、該フラックスの活性化温度以下でかつ該クリームは
    んだの含有する溶剤を揮発させる温度に加熱するクリー
    ムはんだ乾燥工程を行なうことを特徴とするクリームは
    んだを利用したはんだ溶着方法。
  13. 【請求項13】 前記クリームはんだ乾燥工程は、前記
    クリームはんだの含有する溶剤の少なくとも30%が揮
    発するまで継続される請求項12記載のクリームはんだ
    を利用したはんだ溶着方法。
  14. 【請求項14】 前記溶剤の揮発量が、0.5mmピッ
    チ以下の間隔で前記プリント基板に盛られたクリームは
    んだに対して確保される請求項13のクリームはんだを
    利用したはんだ溶着方法。
  15. 【請求項15】 前記クリームはんだ乾燥工程が、12
    0℃以下の温度で行なわれる請求項12ないし請求項1
    4いずれか記載のクリームはんだを利用したはんだ溶着
    方法。
  16. 【請求項16】 前記クリームはんだ乾燥工程を、前記
    クリームはんだに含有される前記溶剤の材質および含有
    量に基づき決定される乾燥時間継続して行なう請求項1
    2ないし請求項15いずれか記載のクリームはんだを利
    用したはんだ溶着方法。
  17. 【請求項17】 プリント基板に形成された導電パター
    ンと電子部品との間にクリームはんだを介在させ、該ク
    リームはんだをはんだ溶融温度以上に加熱し、前記導電
    パターンと前記電子部品とをはんだ接続するクリームは
    んだを利用したはんだ溶着方法において、 前記クリームはんだをはんだ溶融温度以上に加熱する前
    の工程に、前記プリント基板に載置された前記クリーム
    はんだの粘度を所定値以上に維持しつつ該クリームはん
    だを加熱して該クリームはんだの含有する溶剤の残存量
    が所定値以下となるまで該溶剤を揮発させるクリームは
    んだ乾燥工程を行なうことを特徴とするクリームはんだ
    を利用したはんだ溶着方法。
  18. 【請求項18】 前記クリームはんだ乾燥工程は、前記
    クリームはんだの粘度が15×104 cps(25℃1
    0rpm)以上に維持して行なわれる請求項17記載の
    クリームはんだを利用したはんだ溶着方法。
  19. 【請求項19】 前記クリームはんだの粘度が、0.5
    mmピッチ以下の間隔で前記プリント基板に盛られたク
    リームはんだに対して確保される請求項19記載のクリ
    ームはんだを利用したはんだ溶着方法。
  20. 【請求項20】 前記クリームはんだ乾燥工程は、前記
    溶剤の残存量が少なく70%以下まで行なわれる請求項
    17ないし請求項19いずれか記載のクリームはんだを
    利用したはんだ溶着方法。
  21. 【請求項21】 前記溶剤の残存量が、0.5mmピッ
    チ以下の間隔で前記プリント基板に盛られたクリームは
    んだに対して行なわれる請求項20記載のクリームはん
    だを利用したはんだ溶着方法。
  22. 【請求項22】 前記クリームはんだ乾燥工程を、前記
    クリームはんだに含有される前記溶剤の材質および含有
    量に基づき決定されるにおける乾燥時間継続して行なう
    請求項17ないし請求項22いずれか記載のクリームは
    んだを利用したはんだ溶着方法。
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