JPH0699632A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0699632A
JPH0699632A JP27248692A JP27248692A JPH0699632A JP H0699632 A JPH0699632 A JP H0699632A JP 27248692 A JP27248692 A JP 27248692A JP 27248692 A JP27248692 A JP 27248692A JP H0699632 A JPH0699632 A JP H0699632A
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JP
Japan
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ink sheet
recording
ink
sheet
reel
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JP27248692A
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English (en)
Inventor
Takahiro Sakamoto
孝弘 坂本
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクシートの最終端及びインクシートに搬
送不良等の異常が発生したことを正確且つ確実に判断す
ること。 【構成】 インクシートを巻回可能な第一巻回部材25の
一端に放射状にスリットを持つ円板を設けると共に、装
置本体側に前記円板のスリットを光学的に検出する光学
的検出手段を設けて、インクシートの搬送に応じて、予
め記憶された所定周期の信号が前記光学的検出手段に得
られないときは、インクシートの最終端及びインクシー
トに異常が発生したことを判断するよう構成する。 【効果】 上記構成により、インクシートの最終端及び
インクシートに搬送不良等の異常が発生したことを速や
かに且つ正確に知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクシートを収納し
たインクシートカートリッジ及びインクシートを用いて
記録を行う記録装置に関し、特にインクシートの最終端
及びインクシートに異常が発生したことを検知する機能
を備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、情報処理システムの発達に伴い、
種々の情報処理機器が開発されている。これらの機器の
うち、ファクシミリ装置やプリンタ等の記録装置はオフ
ィスのみならず、一般家庭に於いても広く使用されるよ
うになっている。これらファクシミリ装置等にあっては
小型化を容易にするために、加熱により発色する感熱シ
ートを使用した所謂感熱記録方式が一般的に使用されて
いるが、近年ではインクシートを使用した所謂熱転写記
録方式に係るファクシミリ装置も開発されている。
【0003】例えば、図13に示すように、ベースフィル
ムにインクを塗布したインクシート100 を供給リール10
1 及び巻取リール102 に巻き付けて装置本体に装填す
る。そして記録に際しては前記インクシート100 を、駆
動回転する搬送ローラ103aとピンチローラ103bの回転に
より搬送すると共に、記録シート104 をプラテンローラ
105 で搬送し、前記記録ヘッド106 を画信号に応じて発
熱させることによって記録を行うものである。この熱転
写記録方式のファクシミリ装置にあっては、記録シート
として普通紙を用いることができると共に、画像も鮮明
に記録し得る利点がある。
【0004】上記構成の熱転写記録装置において、イン
クシート100 の最終端検知方法は、インクシート100 の
終端付近の裏面100a(記録紙と当接される面と反対側)
に反射率の高い部材(例えば銀紙)を貼り付け、インク
シート100 の裏面100aの反射率を検出する反射型光学セ
ンサ107 を設け、反射率の違いによりインクシート100
の終端を検出していた。また、インクシート100 の搬送
途中にインクシート100 が切れたり、ジャムした際に
は、供給リール101 の回転が止まる。供給リール101 の
一端には円板(不図示)が設けられ、その円板には放射
状にスリットがあり、このスリットを光学的検知するセ
ンサが装置本体側に取り付けられていて、供給リール10
1 の回転が止まるとセンサの出力が固定し、インクシー
ト100 の異常を検知できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、インクシート100 が搬送途中で切れたり、ジ
ャムした際に、供給リール101 の回転が止まれば良い
が、そのまま回転或いは振動する可能性があり、前記円
板のスリットを光学的に検知するセンサの出力も変化
し、あたかも供給リール101 が回転しているような信号
となり、誤判断する虞がある。
【0006】そこで、本発明の目的は前記課題を解決す
るものであり、インクシートの最終端及びインクシート
に異常が発生したことを正確且つ確実に検出するよう構
成した記録装置を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の代表的な記録装置の構成は、インクシートの
有するインクを記録媒体に転写して、前記記録媒体に画
像の記録を行う記録装置において、前記インクシートを
巻回可能な第一巻回部材と、前記インクシートを巻き取
り可能な第二巻回部材と、前記第一巻回部材及び前記第
二巻回部材を保持するための枠体と、を有し、更にスリ
ットを有する円板を前記第一巻回部材に設けると共に、
前記円板のスリットを検出する検出手段を設け、インク
シートの搬送に応じて、前記検出手段に予め記憶された
所定周期の信号が得られない時に、インクシートの最終
端若しくはインクシートに異常が発生したことを判断す
るよう構成したことを特徴としている。
【0008】
【作用】前記構成に係る記録装置にあっては、インクシ
ートを巻回可能な第一巻回部材にスリットを持つ円板を
設けると共に、前記円板のスリットを検出する検出手段
を設けて、前記スリットを検出可能とし、インクシート
を搬送している際に、予め記憶された所定周期の信号が
検出手段に得られない時に、インクシートの最終端及び
インクシートに異常が発生したことを判断するよう構成
することにより、インクシートの最終端及びインクシー
トに搬送不良等の異常が発生したことを正確且つ確実に
知ることが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して前記手段を記録装置に
適用した一実施例を例示して説明する。
【0010】〔第一実施例〕本実施例に係る記録装置A
はファクシミリ装置の記録系として構成されており、図
1はそのファクシミリ装置の全体構造説明図、図2は外
観斜視図、図3はインクシートの断面説明図、図4はイ
ンクシートカートリッジの展開説明図である。
【0011】(ファクシミリ全体説明)先ず、図1及び
図2によりファクシミリ装置の全体構成を説明する。こ
のファクシミリ装置は図1に示すように記録装置として
の記録系Aと、原稿に記載された画像を読み取るための
読取系Bと、操作部Cと、装填されたインクシートカー
トリッジDによって構成されている。
【0012】{記録系}記録系Aは他機から伝送された
画信号、或いは後述する読取系Bから伝送された画信号
に応じて記録シート1に画像を記録するものである。即
ち、重合した記録シート1とインクシート2とを記録手
段3を構成する記録ヘッド3aによってプラテンローラ
3b側に押圧し、プラテンローラ3bを図1の矢印方向
へ駆動回転させることで記録シート1を矢印a方向へ搬
送すると共に、後述する駆動機構によってインクシート
2を矢印b方向へ搬送する。前記記録シート1及びイン
クシート2の搬送と同期して記録ヘッド3aを画信号に
応じて発熱させてインクシート2を塗布したインクを溶
融(昇華を含む、以下同じ)させ、溶融したインクを記
録シート1に転写して画像を形成するものである。
【0013】そして所定の画像を形成した記録シート1
を更に矢印a方向に搬送し、カッター4によって切断し
た後、排出ローラ対5a,5bによって搬送して装置外
へ排出する。
【0014】前記記録シート1は、装置本体6に設けた
ロールホルダー7に収納されており、このロールホルダ
ー7及びプラテンローラ3b、カッター4、更には排出
ローラ対5a,5bは夫々装置本体6に設けられてい
る。
【0015】またインクシート2は、本実施例では後述
する構成よりなるインクシートカートリッジDに収納さ
れている。そしてこのインクシートカートリッジDは装
置本体6に回動軸8を介して回動可能に構成された蓋体
としての記録カバー9に着脱自在に装填される。また前
記記録ヘッド3aは前記記録カバー9の所定位置に設け
られている。
【0016】{読取系}一方、読取系Bは原稿10に光を
照射してその反射光を電気信号に変換し、この信号を操
作モードに応じて他機に伝送し、或いは自己の記録系A
に伝送するものである。即ち、記録カバー9の上面に形
成された原稿載置台9aに原稿10を複数枚載置し、この
原稿10を予備搬送ローラ11a及び押圧片11bで予備搬送
すると共に、分離ローラ12a及びこれに圧接する圧接片
12bによって一枚ずつ分離給送し、その原稿10を搬送ロ
ーラ対13a,13b及び排出ローラ対14a,14bによって
搬送して排出トレイ15へ排出するように構成している。
そして前記原稿10が搬送される間に光源16から原稿面に
光照射し、その反射光をミラー17及びレンズ18を介して
CCD等の光電変換素子19に至らせ、その画信号をコピ
ーモードの場合には自己の記録系に伝送し、送信モード
の場合は他機の記録系に伝送するように構成している。
【0017】{操作部}また操作部Cは、図2に示すよ
うに前記モード切り換え操作、コピー操作、送信操作等
の操作を行うためのパネルであり、各種操作に応じたキ
ーが設けられている。この操作部Cは、読取系Bに於け
る原稿搬送機構の上部に設けられており、装置本体6に
対して回動可能に構成されている。尚、操作部Cの一方
端側には送信・受信を行う電話機のハンドセット20が装
備されている。尚、図1に於いて、21は電装基板であ
り、22は電源部である。
【0018】次に、上記記録系A及びインクシートカー
トリッジD等の各部の構成について具体的に説明する。
【0019】(記録シート)記録シート1としては、普
通紙やプラスチックシート等及びその他の材質であっ
て、インクを転写し得るものを用いることが可能であ
る。本実施例では、B4サイズ幅又はA4サイズ幅の長
尺状の普通紙を記録シート1として用いる。そして記録
シート1をロール状に巻いたシートロール1aを装置本
体6の所定位置(図1の略中央)に設けたロールホルダ
ー7に収納している。
【0020】尚、前記記録シート1はロール状に巻き付
けられているためにカールが発生するおそれがある。そ
れでこれを除去する目的でロールホルダー7のプラテン
ローラ3b側近傍には、デカールシャフト23が設けられ
ている。前記デカールシャフト23は記録シート1に作用
する張力に応じて回動し、後述するガイドシャフト24と
協働して記録シート1のカールを除去するものである。
【0021】また本実施例ではランニングコストの低減
を図るために、記録シート1の搬送速度よりもインクシ
ート2の搬送速度を遅くして記録を行う所謂マルチプリ
ント方式を採用している。このマルチプリント方式は、
記録時に於ける記録シート1の搬送長さLP よりも、イ
ンクシート2の搬送長さLI を短く、(LP /LI =n
>1)として記録を行うものである。このようにする
と、記録シート1とインクシート2の搬送長さを同じに
した従来の記録方式(LP /LI =1)に比べてインク
シート2の使用効率をn倍にすることができる。
【0022】(インクシート)インクシート2は前述し
た如くマルチプリントを行うために、同一部分でn回分
のインク転写が可能となるように構成している。そのた
め、本実施例では図3に示すように第1層の耐熱コート
層2a、第2層のベースフィルム層2b、第3層のイン
ク層2c、第4層のトップコーティング層2dの4層で
構成してなる。
【0023】前記耐熱コート層2aはサーマルヘッドで
ある記録ヘッド3aの熱からベースフィルム層2bを保
護するものである。この耐熱コート層2aは同一箇所に
nライン分の熱エネルギーが印加される可能性のある
(発熱情報が連続したとき)マルチプリントには好適で
あるが、この耐熱コート層2aを設けるか否かは記録方
式に応じて適宜選択すれば良い。尚、ポリエステルフィ
ルムのように比較的耐熱性の低いベースフィルムには前
記耐熱コート層2aを設けることは有効である。
【0024】第2層のベースフィルム層2bはインクシ
ートの支持体となるものであり、マルチプリントの場
合、同一箇所に何回も熱エネルギーが印加されるため、
耐熱性の高い芳香族ポリアミドフィルムやコンデンサ紙
が有利であるが、従来のポリエステルフィルムでも使用
に耐える。これらの厚さは、媒体という役割からなるべ
く薄い方が印字品質の点で有利となるが、強度の点を加
味しなければならず、大体3μm〜8μm程度が好まし
い。
【0025】また第3層のインク層2cは記録シート1
にn回分の転写が可能な量のインクを含有した層であ
る。このインク成分は、接着剤としてのEVA等の樹
脂、着色のためのカーボンブラックやニグロシン染料バ
インディング材としてのカルナバワックス、パラフィン
ワックス等を主成分として同一箇所でn回の使用に耐え
るように配合されている。このインク層2cの塗布量に
よって感度や濃度が異なり、これは任意に選択すれば良
いが、4g/m2 〜8g/m2 程度が好ましい。
【0026】また第4層のトップコーティング層2dは
記録しない部分で記録シート1に第3層のインク層2c
が圧力転写されるのを防止するためのものであり、一般
に透明なワックス等で構成される。これにより非記録部
分で記録シート1に圧力転写されるのは透明なトップコ
ーティング層2dだけとなり、記録シート1の地汚れが
防止されるものである。
【0027】尚、インクシート2の構成はこの実施例の
ものに限定されるものでなく、例えば支持体となるベー
ス層及びベース層の片側に設けられたインクが含有され
た多孔性インク保持層とからなるものでも良く、またベ
ースフィルム上に微細多孔質網状構造を有する耐熱性イ
ンク層を設け、そのインク層内にインクを含有させたも
のでも良い。
【0028】またベースフィルム層2bの材質として
は、例えばポリイミド、ポリエチレン、ポリエステル、
ポリ塩化ビニル、トリアセチルセルロース、ナイロン等
からなるフィルム、或いは紙であっても良い。更に耐熱
コート層2aは必ずしも必要でないが、その材質として
は、例えばシリコン樹脂やエポキシ樹脂、フッ素樹脂、
エトロセルロース等であっても良い。
【0029】また熱昇華性インクを有するインクシート
2の一例としては、ポリエチレンナフタレート、芳香族
ポリアミドフィルム等で形成された基材上に、グアナミ
ン系樹脂とフッ素系樹脂で形成したスペーサ粒子及び染
料を含有する色材層を設けたインクシートが挙げられ
る。
【0030】本実施例にあっては、前記インクシート2
の取り扱いを容易にするために、これをインクシートカ
ートリッジDに装填している。
【0031】{インクシートカートリッジ}インクシー
トカートリッジDの構成は、図4に示すように第一巻回
部材となる供給リール25及び第二巻回部材となる巻取リ
ール26を枠体27の所定位置に装着すると共に、供給リー
ル25に巻き付けたインクシート2を巻取リール26側に張
り渡すことによって、インクシート2を装填している。
このインクシートカートリッジDを用いることによっ
て、記録系Aに対するインクシート2を極めて簡単に、
且つ確実に安定した状態で装填し得るものである。
【0032】前記インクシートカートリッジDはインク
シート2が使い終わると、そのインクシート2と共に廃
棄される。即ち、インクシートカートリッジDは使い捨
てとなるために、安価に提供し得ることが要求される。
次に前記インクシートカートリッジDの各部について具
体的に説明する。
【0033】(枠体)本実施例に於ける枠体27は第一筐
体27a,第二筐体27bが超音波溶着されている。即ち、
図4に示すように第一筐体27aと第二筐体27bとの連結
部の溶着部27c1,27c2を超音波溶着し、第一筐体27aの
略先端及び側端に形成した溶着部27a1,27a4と、第二筐
体27bの略先端及び側端に形成した溶着部27b1,27b6と
を超音波溶着することによって構成している。
【0034】前記溶着部27a1,27b1及び27c1,27c2は全
長にわたって形成しても良く、インクシート幅方向へ所
定の長さを持って断続的に形成しても良い。
【0035】前記枠体27の成形材料としては、ポリプロ
ピレン樹脂、ABS樹脂等の樹脂を用いることが可能で
ある。
【0036】前記枠体27に於いて、第一筐体27aの略中
央には図4に示すように記録ヘッド3aを挿入するため
の開口部である窓27dが形成されており、第二筐体27b
の略中央にはプラテンローラ3bを挿入するための開口
部である窓27eが形成されており、この窓27eに連続し
てプラテンローラ3bの軸部3b1(図1参照)を逃げる
ための切欠27e1が形成されている。
【0037】また前記第一筐体27a及び第二筐体27bの
両側面には、夫々側板27a2,27b2が起立形成されてお
り、溶着部27c1,27c2側及び開放側は夫々1/4円の曲
面が形成されている。そして第一筐体27aの開放側曲面
端部に形成された溶着部27a1には嵌入孔27a3が穿孔さ
れ、第二筐体27bの開放側曲面端部に形成された溶着部
27b1には前記嵌入孔27a3に嵌入する嵌入突起27b3が形成
されている。
【0038】また第二筐体27bの開放側曲面には、イン
クシートカートリッジDを記録カバー9に装着した際
に、該カバー9に設けたロックラッチと係合する係止突
起27b4が形成されている。更に第二筐体27bの側板27b2
の両側所定位置には、インクシートカートリッジDを記
録カバー9に装着する際のガイドとなるガイドピン27f
が形成されている。
【0039】前記側板27a2,27b2の所定位置には、供給
リール26の一方端に装着した軸受28aを保持するための
U溝27g1と、供給リール25の他方端に取り付ける滑りク
ラッチ29の軸部29aを保持するための角溝27g2が形成さ
れていると共に、巻取リール26の一方端に装着した軸受
28bを保持するためのU溝27g3と、巻取リール26の他方
端に取り付ける滑りクラッチ30の軸部30aを保持するた
めのU溝27g4が形成されている。また前記側板27a2,27
b2には後述するインクシート搬送部材であるキャプスタ
ンローラ31の軸受31aを保持するためのU溝27g5,27g6
が形成されている。更に第二筐体27bには巻取リール26
のリールギア32を露出するための開口27hが形成されて
いる。
【0040】(供給リール及び滑りクラッチ)供給リー
ル25はインクシート2を巻き付けるためのものである。
これは図4に示すようにインクシート2の幅寸法と略同
一の長さを有するリール軸25aの両端にフランジ25b1,
25b2が設けられ、一方のフランジ25b1側には軸受28aが
装填され、他方のフランジ25b2側にはテンション付与手
段である滑りクラッチ29が取り付けられている。
【0041】また、供給リール25の一端側、本実施例に
あってはフランジ25b1側には、図11に示すように放射状
に分割されたスリット50aを有する円板50が設けられて
おり、供給リール25の回転に伴って回転するよう構成さ
れている。更に、前記円板50のスリット50aを光学的に
検知する手段として、装置本体側にはセンサ(不図示)
が設けられている。
【0042】尚、本実施例では、前記円板50に図11に示
す如き形状のスリット50aを形成したが、この形状に限
るものではなく、前記光学的検知手段が検知し得る形状
であれば、どのような形状であっても良い。
【0043】また、前記滑りクラッチ29は供給リール25
から引き出されるインクシート2にバックテンションを
付与するためのものである。この滑りクラッチ29の構成
は、図5(a)の分解図及び図5(b)の断面図に示す
ように二方取りされた端部を有する軸29aにスプリング
バネ29bが締めつけるように取り付けられ、このバネ29
bにフック部29b1が形成されている。そして前記バネ29
bを取り付けた軸29aを鍔29cの貫通孔29c1に挿通し、
Eリング29dを軸29aの先端に取り付けて抜け止めす
る。このとき前記スプリングバネ29bのフック部29b1が
貫通孔29c1に形成した凹部29c2に係止するように取り付
ける。
【0044】更に前記鍔29cを中空状のリール軸25aに
嵌入し、鍔29cの外周部に突設した凸部29c3をリール軸
25aの端部に形成したコ字形溝25cに嵌入係止して取り
付ける。
【0045】前記構成に於いて、供給リール25を枠体27
に取り付けた状態でインクシート2が引き出されると、
供給リール25が図5(a)の矢印c方向(インクシート
2を繰り出す方向)に回転する。このとき軸29aは枠体
27の角溝27g2に嵌入して回転不能状態にあるために、軸
29aを締めつけているスプリングバネ29bはゆるみ方向
に回転力を受け、軸29aの外周とスプリングバネ29bの
内周との間に摩擦負荷が発生する。この摩擦負荷はイン
クシート2が搬送力を受け、供給リール25が所定トルク
以上の回転力を受けると、スプリングバネ29bが軸29a
の外周を前記所定トルクを受けながら滑る。
【0046】従って、供給リール25からインクシート2
を引き出す場合には常に一定の負荷がかかり、これによ
ってインクシート2にバックテンションが付与されるも
のである。尚、前記スプリングバネ29bのゆるみトルク
負荷は値が安定しているために、インクシート2には安
定したバックテンションが付与されるものである。
【0047】(巻取リール及び滑りクラッチ)次に巻取
リール26は記録に際して供給リール25から引き出された
インクシート2を巻き取るものである。これは図4に示
すように前述した供給リール25と同様にインクシート2
の幅寸法と略同一の長さを有するリール軸26aの両端に
フランジ26b1,26b2が設けられ、一方のフランジ26b1側
には軸受28bが装填され、他方のフランジ26b2側には回
転力伝達制限手段(トルク伝達手段)である滑りクラッ
チ30が取り付けられている。
【0048】前記滑りクラッチ30は巻取リール26に一定
の回転トルクを付与するためのものである。この滑りク
ラッチ30の構成は、図6(a)の分解図及び図6(b)
の断面図に示すようにDカット嵌合部30a1を有する軸部
30aにスプリングバネ30bが締めつけるように取り付け
られ、このバネ30bにフック部30b1が形成されている。
そして前記バネ30bを取り付けた軸部30aにリールギア
32を遊嵌すると共に、この軸部30aを鍔30cの貫通孔30
c1に挿通し、Eリング30d,30eを軸部30aの端部に取
り付けて抜け止めする。このとき前記スプリングバネ30
bのフック部30b1がリールギア32に形成した凹部32aに
係止するように取り付ける。
【0049】更に前記鍔30cを中空状のリール軸26aに
嵌入し、鍔30cの外周部に突設した凸部30c2をリール軸
26aの端部に形成したコ字形溝26cに嵌入係止して取り
付ける。
【0050】前記構成に於いて、後述する駆動系によっ
てリールギア32が図6(a)の矢印d方向(巻取リール
26がインクシート2を巻き取る方向)に回転すると、軸
部30aを締めつけているスプリングバネ30bはゆるみ方
向に回転力を受け、軸部30aの外周とスプリングバネ30
bの内周との間に摩擦負荷が発生する。この摩擦負荷を
受けて巻取リール26が図6(a)の矢印d方向に回転し
てインクシート2を巻き取るものである。
【0051】前記スプリングバネ30bは所定以上のトル
クを受けると軸部30aの外周を前記所定トルクを付与し
ながら滑る。従って、巻取リール26には常に一定のトル
クで回転力が付与されるものである。尚、前記スプリン
グバネ30bのゆるみトルク負荷は値が安定していること
は供給リール25の滑りクラッチ29の場合と同様である。
【0052】本実施例にあっては供給リール25に滑りク
ラッチ29を内蔵し、また巻取リール26に滑りクラッチ30
を内蔵することにより、前記滑りクラッチ29,30を設け
るための特別なスペースが不要となる。このため駆動系
の設計に於けるギア等の配置を容易なものとし、組立性
の向上が図れるものである。また前記クラッチ29,30は
インクシートカートリッジDと共に交換されるため、イ
ンクシート一巻分の耐久性があれば足りることになる。
更に前記クラッチ29,30は構造が簡単であるために、市
販されているパウダークラッチと比較して安価に製造し
得る等の利点がある。
【0053】ここで本実施例にあっては前記巻取リール
26にインクシート2を巻き取る場合、インクシート2の
端部であってベースフィルム2b側をテープ等によって
巻取リール26のリール軸27a外周面に貼り付け、インク
シート2のインク塗布面側が巻取ロールの内側を向くよ
うに巻取リール26を回転させるものである。
【0054】(キャプスタンローラ)次にキャプスタン
ローラ31はインクシート2に搬送力を付与するインクシ
ート搬送部材であり、本実施例にあっては図4に示す如
きインクシートカートリッジD内に収納されている。
【0055】このキャプスタンローラ31は金属材料で構
成された芯部31bの外周面にシリコンゴム等を吹き付け
塗装してローラ部31cを形成し、且つ芯部31bの端部に
ギア31dを固着して構成している。前記キャプスタンロ
ーラ31は図3に示す如き枠体27のU溝27g5,27g6に軸受
31aを嵌入して取り付けるが、枠体27内に収納するイン
クシート2の上面側に位置するように取り付ける。そし
てインクシートカートリッジDを記録系Aに装填した場
合、図1に示すようにインクシート2の記録搬送方向
(図1の矢印b方向)に於いて、記録手段3よりも下流
側であって巻取リール26よりも上流側でキャプスタンロ
ーラ31がインクシート2の上面側に接触するように構成
している。
【0056】記録に際してインクシート2は図1の矢印
e方向に回転するキャプスタンローラ31によって搬送さ
れるものである。本実施例のように記録シート1とイン
クシート2とを逆方向へ搬送しながら記録を行うマルチ
プリント方式にあっては、インクシート2を搬送する力
として最大15kg程度の力が必要とされている。そのた
め本実施例ではキャプスタンローラ31とインクシート2
間の摩擦係数が 1.5〜6.0の範囲になるように設定する
と、両者間でのスリップを防止することができる。尚、
本実施例では前記摩擦係数を約 2.6程度に設定してい
る。
【0057】また、図7に示すようにキャプスタンロー
ラ31に対するインクシート2の巻付角θが大きい程キャ
プスタンローラ31とインクシート2との接触面積が増す
ためにスリップが生じ難くなる。そこで本実施例では巻
取リール26にインクシート2が全く巻き付いていない状
態(巻取ロール径最小)で前記巻付角θが約 100°とな
るように設定している。そして図1からも明らかなよう
にインクシート2のインク面が内側に向かって巻き取ら
れるために、インクシート2が巻取リール26に巻き取ら
れ、巻取ロール径が大きくなると、前記巻付角θも大き
くなる。従って、インクシート2が巻取リール26に巻き
取られる程にキャプスタンローラ31によって確実にイン
クシート搬送力が付与されるものである。前記巻付角θ
は、基本的にはキャプスタンローラ31とインクシート2
が接触していれば良いのであるが、記録装置本体6及び
インクシートカートリッジD等の寸法精度のバラツキを
考慮すれば、キャプスタンローラ径にもよるが、5°≦
θ≦ 180°の範囲に、好ましくは70°≦θ≦ 180°の範
囲に、更に好ましくは90°≦θ≦ 180°になるように設
定すると良い。尚、本実施例では巻取ロール径の変化に
よって前記巻付角θが 100°〜 130°の範囲で変化する
ように構成している。
【0058】前述の如くインクシート2に対して高摩擦
係数のキャプスタンローラ31が所定の巻付角θで巻き付
くようにすることにより、インクシート2への搬送力付
与をキャプスタンローラ31のみで行うことが可能とな
り、従来の如きピンチローラが不要となる。
【0059】尚、前記インクシート2の搬送精度を高め
るためにはキャプスタンローラ31のローラ部31cの変形
が少ない方が良い。そのため本実施例では前記ローラ部
31cの厚さが約75μm程度となるように薄く構成してい
る。これによりキャプスタンローラ31のローラ部31cが
変形し難くなり、インクシート2の搬送精度が高まるも
のである。
【0060】更に本実施例に於いてはキャプスタンロー
ラ31をインクシートカートリッジD内に設けたために、
該カートリッジDを交換するとキャプスタンローラ31も
交換される。従って、キャプスタンローラ31の耐久性は
インクシート一巻分で良いため、該ローラ31の製造が容
易となる。
【0061】また、キャプスタンローラ31を一定速度で
回転した場合、インクシート2の搬送量はキャプスタン
ローラ31のローラ径に依存する。従って、特にマルチプ
リントの場合、記録n値(記録シート1の搬送量に対す
るインクシート2の搬送量の値)は所望のローラ径を有
するキャプスタンローラ31を収納してあるインクシート
カートリッジDを選択することにより容易に対応し得る
ものである。
【0062】(インクシートカートリッジの組立)次に
前記インクシートカートリッジDを組み立てるには、図
4に示すインクシート2を巻き付けた供給リール軸25a
の一方端に軸受28aを取り付け、該軸受28aを第二筐体
27bに形成したU溝27g1に嵌合すると共に、滑りクラッ
チ29の二方取りされた軸部29aを角溝27g2に嵌合する。
更に巻取リール軸26aの一方端に軸受28bを取り付け、
該軸受28bを第二筐体27bのU溝27g3に嵌合すると共
に、滑りクラッチ30の軸部30aをU溝27g4に嵌合する。
そしてキャプスタンローラ31の軸受31aを第二筐体27b
に形成したU溝27g5,27g6に嵌合する。次に第一筐体27
aを第二筐体27bと対向させ、溶着部27a1,27b1と溶着
部27a4,27b6を夫々超音波溶着することで、インクシー
ト2、供給リール25、巻取リール26、及びキャプスタン
ローラ31を装填したインクシートカートリッジDが組み
立てられる。
【0063】(インクシートカートリッジの装填方法)
このインクシートカートリッジDは図1に示す如く記録
系Aにおける記録カバー9を開き、カートリッジ元部の
ガイドピン27fを記録カバー9に形成された係止凹部9
aに係止すると共に、カートリッジ先端部の係止突起27
b4を記録カバー9に取り付けたラッチ部材33で係止する
ことにより記録系Aに装填するものである。
【0064】{記録構成}記録系Aにおける記録は前記
の如くしてインクシートカートリッジDを装填し、記録
手段3によって熱転写記録を行うものである。
【0065】(記録手段)次に記録手段3について説明
する。本実施例で用いている記録ヘッド3aは通電によ
り発熱する複数の発熱素子を一列に配列したライン型の
サーマルヘッドであり、図1に示すように記録カバー9
に設けたヘッド支持部3cに揺動可能に取り付けられて
いる。また記録ヘッド3aは、該ヘッド3aと記録カバ
ー9との間に配設されたバネ3dによってプラテンロー
ラ3b側に付勢されている。そしてこの付勢力によって
重合した記録シート1とインクシート2とをプラテンロ
ーラ3b側に圧接している。
【0066】また、記録ヘッド3aの長手方向両側には
図示しないフォーク部材が設けられている。このフォー
ク部材は、記録カバー9にインクシートカートリッジD
を装着する際に、プラテンローラ3bの軸部3b1が係合
してプラテンローラ3bに対する記録ヘッド3aの位置
を設定するための位置決め機能を有するものである。
【0067】プラテンローラ3bは装置本体6に対して
回動可能に取り付けられた軸部3b1に記録シート1の幅
寸法よりも軸方向に長いローラ部3b2が形成され、前記
軸部3b1の一端には図8に示す如くプラテンギア34が固
着されている。
【0068】(駆動伝達構成)次に前記記録シート1と
インクシート2の搬送駆動機構について図8を参照して
説明する。
【0069】図8において、装置本体6にはプラテンモ
ータ35及びインクシートモータ36が取り付けられてい
る。前記プラテンモータ35はモータギア35aとプラテン
ギア34とが噛合しており、該モータ35の駆動によりプラ
テンローラ3bが駆動回転し、記録シート1を搬送する
ものである。
【0070】一方、インクシートカートリッジDを装填
した記録カバー9を閉じると、インクシートモータ36の
モータギア36aにキャプスタンローラ31のギア31dが噛
合し、且つ前記モータギア36aと噛合した中間ギア37に
巻取リール26のリールギア32が噛合する。従って、前記
インクシートモータ36を図8の矢印g方向へ駆動回転さ
せると、キャプスタンローラ31が矢印e方向へ回転する
と共に、リールギア32が矢印d方向へ回転する。前記キ
ャプスタンローラ31の回転によってインクシート2が供
給リール25から引き出されると共に、図1の矢印b方向
へ搬送される。そして前記搬送されたインクシート2は
巻取リール26に巻き取られるものである。
【0071】前記キャプスタンローラ31の回転周速度よ
りも巻取リール26の回転周速度が速くなるようにギア比
が設定してあり、巻取リール26は滑りクラッチ30による
滑りを生じながら回転するように構成されている。そし
て前記滑りによりインクシート2はフロントテンション
を付与されつつ巻取リール26に巻き取られるものであ
る。
【0072】尚、前記インクシート2に搬送力を付与す
るキャプスタンローラ31をプラテンローラ3bの近くに
配置することにより、インクシート2の伸びを少なく
し、より正確な搬送を行うことができる。
【0073】また、前記キャプスタンローラ31の回転に
よってインクシート2が供給リール25から引き出される
と、その供給リール25の回転に伴って前述した円板50も
回転する。ここで、前記インクシート2が正常に搬送さ
れている時は、前記回転する円板50のスリット50aを光
学的に検知するセンサの出力波形が図12(a)に示すよ
うになり、一定のサンプリング時間T1 に対しての前記
センサの出力波形の2値化出力信号は図12(b)に示す
ようになる。
【0074】しかしながら、図12(a)に示すセンサの
出力波形は、供給リール25に巻かれているインクシート
2の径によって異なる。つまり、インクシート2の搬送
速度は一定であるため、供給リール25に巻かれているイ
ンクシート2の径が大きい時は、供給リール25の角速度
が遅く、前記センサの出力波形の周期も遅くなる。一
方、供給リール25に巻かれているインクシート2の径が
小さい時は、前述状態とは反対に供給リール25の角速度
が速く、前記センサの出力波形の周期も速くなる。故
に、前記供給リール25に巻かれているインクシート2の
径により、前記センサの出力波形の2値化出力信号は変
化する。
【0075】そこで、本発明は供給リール25に巻かれて
いるインクシート2の径が最大の時と最小の時の間のセ
ンサの2値化出力信号のパターンを装置の制御部等に記
憶しておき、インクシート2の搬送中に、センサに所定
周期の信号(前記記憶パターン)が得られないときは、
インクシート2の最終端若しくはインクシート2に搬送
不良等の異常が発生したことを検出し、装置の表示部に
表示するか、或いはエラー音等によりユーザに知らせる
ように構成している。
【0076】これにより、インクシート2が搬送途中で
ジャム等を起こした場合、前記供給リール25が不規則に
回転したり、或いは回転が停止してしまい、前記センサ
の2値化出力信号に変化が現れ、予め記憶されている所
定周期の信号が得られず、インクシート2の搬送不良、
即ちインクシート2に異常が発生したことを速やかに、
且つ正確に判断することができる。
【0077】(制御系の説明)次に前記各部材を駆動制
御する制御系について図9に示すブロック図を参照して
説明する。図9において、37は前記ファクシミリ装置の
制御部を示しており、装置全体に電力を供給する電源部
38、モデム基板ユニット39、電話器40を接続するNCU
基板ユニット41、更には操作部Cから入力した内容等を
表示する表示部42等が配置されている。
【0078】制御部37は、記録装置全体の制御を行うC
PU37aと、各種プログラムや各種データ等を格納した
ROM37bと、上記CPU37aのワークエリアとして使
用されると共に、記録枚数等の各種データの一時保存を
行うRAM37c等を有する。
【0079】また、37dは画像データの各ラインのイメ
ージを格納するラインメモリであって、原稿の送信若し
くはコピーの場合は原稿読取系Bからの1ライン分のイ
メージデータが格納され、画像データの受信の場合は復
号された1ライン分のデータが格納される。そして上記
ラインメモリ37dに格納された各種データは、記録系A
に出力されることによって、画像記録が行われる。
【0080】また、37eは送信する画像情報をMH符号
化等により符号化したり、受信した符号化画像データを
復号化してイメージデータに変換する符号化/復号化部
である。37fは送受信された符号化画像データを格納す
るバッファメモリである。
【0081】次に図10を参照して、前記記録系Aと制御
部37との電気系接続について説明する。
【0082】記録ヘッド3aは前記制御部37より1ライ
ン分のシリアル記録データ43aを入力するためのシフト
レジスタ44、ラッチ信号43bにより上記シフトレジスタ
44のデータをラッチするラッチ回路45、1ライン分の発
熱抵抗体からなる発熱素子3a1を装備している。上記発
熱素子3a1はm個のブロック(3a1−1……3a1−m)
に分割されて駆動されるものである。また上記記録ヘッ
ド3aには、温度を検出するための温度センサ46を装備
しており、この温度センサ46の出力信号43cは、制御部
C内でA/D変換されて前記CPU37に入力される。こ
れによって、前記CPU37aは記録ヘッド3aの温度を
検出して、その温度に応じてストローブ信号43dのパル
ス幅を変更したり、或いは記録ヘッド3aの駆動電圧等
を変更して、インクシート2の特性に応じて記録ヘッド
3aへの印加エネルギーを変更している。
【0083】前記インクシート2の種類(特性)は、操
作部Cから入力する等により選択されているが、インク
シート2に印刷されたマーク等を検出してその種類や特
性を判別することも可能である。またインクシート2を
収納するカートリッジに付されたマークや切欠或いは突
起等を判別することも可能である。
【0084】47は前記制御部37より記録ヘッド3aの駆
動信号を入力し、上記記録ヘッド3aを各ブロック単位
で駆動するストローブ信号43dを出力する記録ヘッド駆
動回路である。この記録ヘッド駆動回路47は前記制御部
37の指示により、記録ヘッド3aの発熱素子3a1に電流
を供給するための電源線43eに出力する電流の制御時間
を変更することによって、記録ヘッド3aの印加エネル
ギーを変更することができる。
【0085】また、48,49は前記駆動手段であるプラテ
ンモータ35,インクシートモータ36を夫々回転駆動する
モータ駆動回路である。尚、前記各モータ35,36として
は、ステッピングモータを使用しているが、これに限定
されるものではなく、DCモータやサーボモータ等であ
っても良い。
【0086】更に前記制御部37には記録シート1の有無
を検出する記録シートセンサS1 、インクシート2の有
無を検出するインクシート有無センサS2 、インクシー
ト2の搬送速度等を検出するインクシート速度センサS
3 からの検出信号を入力し、その検出信号に応じて表示
部42に所定表示をすると共に記録動作を制御する。
【0087】(記録動作)記録に際しては前記プラテン
ローラ3bによって記録シート1を図1の矢印a方向へ
搬送すると同時に、キャプスタンローラ31によってイン
クシート2を図1の矢印b方向へ搬送し、且つ巻取リー
ル26に巻き取りながら記録を行う。
【0088】前記の如く記録シート1とインクシート2
とを逆方向へ搬送して記録を行うマルチプリント方式を
採用した場合、インク層内においてインクを剪断しつつ
画像を形成することになる。従って、インクシート2の
搬送はインクシート2と記録ヘッド3aとの摩擦力と、
インクの剪断力とを加えた力が必要となる。このためイ
ンクシート2に対する搬送力は従来のワンタイムインク
シートを用いた場合の搬送力と比較して大きな力が必要
となる。
【0089】またマルチプリント記録方式にあっては、
記録シート1に1ライン分の画像を形成する毎にインク
シート2を1/nライン分だけ確実に搬送することが必
要であり(記録n値)、前記搬送を確実に行うことによ
って記録画像の品質を高めることが可能となる。
【0090】前記条件を満足されるために、本実施例で
はキャプスタンローラ31によりインクシート2に対して
高精度で確実な搬送力を付与するものである。
【0091】〔他の実施例〕次に前述したインクシート
カートリッジ及び記録装置における各部の他の実施例に
ついて説明する。
【0092】前述した実施例では記録シート1とインク
シート2とを逆方向へ搬送して記録を行うマルチプリン
ト方式を例示したが、ワンタイムインクシートを用い、
記録シートとインクシートとを同一方向へ搬送して記録
を行うワンタイムプリント方式であっても当然可能であ
る。
【0093】また前述した実施例ではキャプスタンロー
ラ31としてシリコンゴムを吹き付けてローラ部を構成す
るようにしたが、前記シリコンゴムに限定する必要がな
いことは当然である。即ち、インクシート2に対して前
述した範囲の摩擦係数が得られるものであれば良く、他
にも例えばクロロプレンゴム等の材料を使用し得る。ま
た前記材料を芯部に取り付ける方法としても、一枚の薄
板状の部材を芯部に巻き付けて取り付けるようにしても
良い。更に前記材料でパイプ状の部材を構成し、芯部を
パイプ内に通して取り付けても良い。また成型によりゴ
ム部を構成しても良い。
【0094】前述した薄板、パイプ、成型等の製作の場
合、ゴム外周面を鏡面仕上げしておくことが好ましい。
【0095】更に前述した実施例ではキャプスタンロー
ラ31をインクシートカートリッジDに内蔵したが、記録
装置としては前記ローラ31は必ずしもカートリッジDに
内蔵されている必要はなく、装置本体に取り付けるよう
にしても良い。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、供給リールの回転
と共に回転する円板を設けると共に、前記円板にスリッ
トを設け、更に前記円板のスリットを検出するセンサを
設け、インクシートの搬送時に予め記憶されている所定
周期の信号が前記センサに得られない時に、インクシー
トの最終端若しくはインクシートに搬送不良等の異常が
発生したことを判断するように構成したので、誤判断す
ることなくインクシートの最終端若しくはインクシート
に搬送不良等の異常が発生したことを速やかに、且つ正
確に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置の全体構造説明図である。
【図2】ファクシミリ装置の外観斜視説明図である。
【図3】インクシートの断面説明図である。
【図4】インクシートカートリッジの展開説明図であ
る。
【図5】供給リール側の滑りクラッチの構成説明図であ
る。
【図6】巻取リール側の滑りクラッチの構成説明図であ
る。
【図7】キャプスタンローラに対するインクシートの巻
付角の説明図である。
【図8】駆動伝達構成の説明図である。
【図9】制御系のブロック図である。
【図10】記録制御系のブロック図である。
【図11】供給リールと共に回転する円板の形状の説明
図である。
【図12】センサの出力電圧波形及び前記波形の2値化
後の出力信号の説明図である。
【図13】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
A…記録系、B…読取系、C…操作部、D…インクシー
トカートリッジ 1…記録シート、1a…シートロール、2…インクシー
ト、2a…耐熱コート層、2b…ベースフィルム層、2
c…インク層、2d…トップコーティング層、3…記録
手段、3a…記録ヘッド、3b…プラテンローラ、3b1
…軸部、4…カッター、5a,5b…排出ローラ対、6
…装置本体、7…ロールホルダー、8…回動軸、9…記
録カバー、10…原稿、11a…予備搬送ローラ、11b…押
圧片、12a…分離ローラ、12b…圧接片、13a,13b…
搬送ローラ、14a,14b…排出ローラ、15…排出トレ
イ、16…光源、17…ミラー、18…レンズ、19…光電変換
素子、20…ハンドセット、21…電装基板、22…電源部、
23…デカールシャフト、24…ガイドシャフト、25…供給
リール、25a…リール軸、25b1,25b2…フランジ、25c
…コ字形溝、26…巻取リール、26a…リール軸、26b1,
26b2…フランジ、26c…コ字形溝、27…枠体、27a…第
一筐体、27a1…溶着部、27a2…側板、27a3…嵌入孔、27
a4…溶着部、27b…第二筐体、27b1…溶着部、27b2…側
板、27b3…嵌入突起、27b4…係止突起、27b6…溶着部、
27c1,27c2…溶着部、27d,27e…窓、27f…ガイドピ
ン、27g1…U溝、27g2…角溝、27g3,27g4,27g5,27g6
…U溝、27h…開口、28a,28b…軸受、29…滑りクラ
ッチ、29a…軸、29b…スプリングバネ、29b1…フック
部、29c…鍔、29c1…貫通孔、29c2…凹部、29c3…凸
部、29d…Eリング、30…滑りクラッチ、30a…軸部、
30a1…Dカット嵌合部、30b…スプリングバネ、30b1…
フック部、30c…鍔、30c1…貫通孔、30c2…凸部、31…
キャプスタンローラ、31a…軸受、31b…芯部、31c…
ローラ部、31d…ギア、32…リールギア、33…ラッチ部
材、34…プラテンギア、35…プラテンモータ、35a…モ
ータギア、36…インクシートモータ、36a…モータギ
ア、37…制御部、37a…CPU、37b…ROM、37c…
RAM、37d…ラインメモリ、37e…符号化/復号化
部、37f…バッファメモリ、38…電源部、39…モデム、
40…電話器、41…NCU、42…表示部、43a…記録デー
タ、43b…ラッチ信号、43c…出力信号、43d…ストロ
ーブ信号、43e…電源線、44…シフトレジスタ、、45…
ラッチ回路、46…温度センサ、47…記録ヘッド駆動回
路、48,49…モータ駆動回路、50…円板、50a…スリッ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクシートの有するインクを記録媒体
    に転写して、前記記録媒体に画像の記録を行う記録装置
    において、 前記インクシートを巻回可能な第一巻回部材と、 前記インクシートを巻き取り可能な第二巻回部材と、 前記第一巻回部材及び前記第二巻回部材を保持するため
    の枠体と、 を有し、 更にスリットを有する円板を前記第一巻回部材に設ける
    と共に、前記円板のスリットを検出する検出手段を設
    け、インクシートの搬送に応じて、前記検出手段に予め
    記憶された所定周期の信号が得られない時に、インクシ
    ートの最終端若しくはインクシートに異常が発生したこ
    とを判断するよう構成したことを特徴とする記録装置。
JP27248692A 1992-09-17 1992-09-17 記録装置 Pending JPH0699632A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021131187A1 (ja) * 2019-12-27 2021-07-01 ブラザー工業株式会社 箔転写用フィルムカートリッジおよび箔転写装置

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