JPH07101024A - 難燃性印刷用受容シート - Google Patents

難燃性印刷用受容シート

Info

Publication number
JPH07101024A
JPH07101024A JP25200293A JP25200293A JPH07101024A JP H07101024 A JPH07101024 A JP H07101024A JP 25200293 A JP25200293 A JP 25200293A JP 25200293 A JP25200293 A JP 25200293A JP H07101024 A JPH07101024 A JP H07101024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flame
retardant
receiving sheet
printing
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25200293A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuji Nakahara
勝次 中原
Masaaki Sudo
正昭 須藤
Kazuo Matsuura
和夫 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP25200293A priority Critical patent/JPH07101024A/ja
Publication of JPH07101024A publication Critical patent/JPH07101024A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】プラスチックフイルムの少なくとも片面に、反
応性モノマーを含有するポリ(メタ)アクリル酸エステ
ル共重合体と、カチオン系ポリマーとを主成分とする高
分子結着剤と、吸油量が200〜400ml/100g
の多孔質粒子とを含み、さらに、該反応性モノマーを含
有するポリ(メタ)アクリル酸エステル共重合体の樹脂
水酸基価が40以上である被覆層を有する印刷用受容シ
ートにおいて、該プラスチックフイルムが難燃元素を
0.5〜5.0重量%を含む線状ポリエステルA、Cと
難燃元素を0.5重量%未満含む線状ポリエステルBと
が厚さ方向にA/B/Cの順に積層されてなるポリエス
テルフイルムである難燃性印刷用受容シート。 【効果】通常のポリエステルフイルムが有する高い耐熱
性、耐加水分解性、機械特性、耐薬品性などを保持しつ
つ、優れた印刷特性を有し、かつ高い難燃性を付与で
き、UL−94でVTM−2のランクを十分に達成する
印刷用受容シートを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷用受容シートに関
するものであり、オフセット印刷などの各種印刷シート
に適用されるものである。詳しくは、印刷性、インクセ
ット性、インク乾燥性、インク密着性、耐水性に優れた
印刷用受容シートに関するものである。さらに詳しく
は、ポリエステルの特徴を残しつつ、米国アンダーライ
ターズラボラトリーズ(UNDERWRITERS L
ABORATORIES)社規格UL−94に規定され
たVTM−2相当の難燃レベルを有する難燃性印刷用受
容シートに関するものである。
【0002】特に、家電機器や自動販売機のコーション
ラベルや難燃性を要する工程管理ラベルなどの用途に適
した高い難燃性を有する難燃性印刷用受容シートを提供
するものである。
【0003】
【従来の技術】印刷用受容シートは、従来より紙支持体
が支配的であったが、近年プラスチックフイルムが支持
体として使用され始めている。またプラスチックフイル
ムの中でも機械的性質、透明性などの優れた特性を有す
るポリエステルフイルムが普及しつつある。しかし、一
般にポリエステルフイルム表面は凝集性が高く、しかも
接着性に乏しいため表面上に種々の印刷処理を施すにあ
たっては、インク接着性を強靱なものとするために、イ
ンクとの親和性に優れた被覆層を形成することが盛んに
実施されている。このような印刷用受容シートとして
は、ポリエステルフイルム表面上に白色顔料を含有した
水性高分子樹脂からなる被覆層を設けた印刷用受容シー
ト、例えば特開昭57−82085号公報などが知られ
ている。
【0004】また最近では、アクリル樹脂などの高分子
結着剤と無機または有機粒子を含有する被覆層を設けて
なる印刷用受容シートが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら水性高分
子樹脂を用いた場合、このような印刷用受容シートは、
被覆層の耐水性、耐温水性が劣るため高温または高湿雰
囲気下で被覆層の溶解や膨張などの変形を生じたり、温
水処理を受けた場合など被覆層の密着強度の低下が著し
いものとなる。
【0006】また、アクリル樹脂などの高分子結着剤と
無機または有機粒子を含有する被覆層を設けたものは、
被覆層のインク吸収量が比較的低いため、インクセット
性、インク乾燥性などの印刷適性が劣り、また無機また
は有機粒子との親和性の悪い高分子結着剤を用いると被
覆層の外観が極端に悪いものとなる。さらには難燃性が
不十分で、上記のような高い難燃性を要求される用途に
は問題点を残している。
【0007】本発明は、係る問題点を改善し、良好な印
刷特性を有し、かつ高い難燃性を有する印刷用受容シー
トを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような目
的を達成するために、プラスチックフイルムの少なくと
も片面に、反応性モノマーを含有するポリ(メタ)アク
リル酸エステル共重合体と、カチオン系ポリマーとを主
成分とする高分子結着剤と、吸油量が200〜400m
l/100gの多孔質粒子とを含み、さらに、該反応性
モノマーを含有するポリ(メタ)アクリル酸エステル共
重合体の樹脂水酸基価が40以上である被覆層を有する
印刷用受容シートにおいて、該プラスチックフイルムが
難燃元素を0.5〜5.0重量%を含む線状ポリエステ
ルA、Cと難燃元素を0.5重量%未満含む線状ポリエ
ステルBとが厚さ方向にA/B/Cの順に積層されてな
るポリエステルフイルムであることを特徴とする難燃性
印刷用受容シートを要旨とするものである。
【0009】本発明においていう線状ポリエステルA、
B、Cとは、芳香族ジカルボン酸を主とする酸成分とグ
リコール成分とからなる線状ポリエステルである。芳香
族ジカルボン酸としては、例えばテレフタル酸、イソフ
タル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナ
フタレンジカルボン酸、4,4′−ジフェニルエーテル
ジカルボン酸、4,4′−ジフェニルスルホンジカルボ
ン酸、4,4′−ジフェニルジカルボン酸、4,4′−
ジフェニルエタンジカルボン酸などを挙げることができ
る。これらのうち、テレフタル酸および2,6−ナフタ
レンジカルボン酸が好ましく、特にテレフタル酸が好ま
しい。
【0010】グリコール成分としては、アルキレングリ
コールが好ましく、例えばエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサ
メチレングリコール、デカメチレングリコールなどを挙
げることができる。これらのうち、エチレングリコール
が特に好ましい。
【0011】本発明には線状ポリエステルとしてポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレン2,6−ナフタレ
ートが好ましく、特にポリエチレンテレフタレートが好
ましい。
【0012】また本発明でいう線状ポリエステルは、上
記よりなるエステルの酸成分の一部またはグリコール成
分の一部が他のジカルボン酸成分、例えばイソフタル
酸、ナトリウムスルホイソフタル酸、ジフェノキシジエ
タンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸など、ある
いは他のグリコール成分、例えばジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、
テトラメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレング
リコール、ビスフェノールA成分などで置換された共重
合ポリエステルであってもよい。
【0013】難燃元素(難燃性元素ともいう)とはリ
ン、ハロゲン化元素などの元素、あるいは三酸化アンチ
モン、水酸化アルミニウム、酸化スズ水和物などの難燃
性化合物となるアンチモン、アルミニウム、スズなどの
元素で、これらの難燃性元素、難燃性化合物は「プラス
チックの難燃化」(英一太著、日刊工業新聞社出版、昭
和53年発行)などに詳細に記載されている。中でもリ
ン、ハロゲン元素が好ましく、特にこれらの元素が化合
物としてポリエステルに共重合されていることが好まし
い。特にリン元素が好ましく、中でもリン元素を含むリ
ン化合物が特に好ましい。さらにポリエステル中に共重
合されているか、あるいは該共重合物と共重合されてい
ないポリエステルとの混合物であることが特に好まし
い。
【0014】本発明で使用する好ましいリン化合物と
は、エステル形成性官能基を2個有するリン化合物であ
り、化7で示されるホスフェート、化8で示されるホス
フィネート、あるいは化9で示されるホスフィンオキシ
ドなどが挙げられる。
【0015】
【化7】
【化8】
【化9】 式中、R1 、R5 はそれぞれ同じかまたは異なる基であ
って炭素数が1〜18の炭化水素基をあらわし、R2
3 はそれぞれ同じかまたは異なる基であって炭素数が
1〜18の炭化水素基または炭素数が1〜18のヒドロ
キシアルキル基または水素原子をあらわし、A1 、A2
は炭素数が2〜8の2価または3価の有機残基をあらわ
し、R4 はカルボキシ基またはヒドロキシル基またはそ
のエステルをあらわし、R6 はカルボキシ基またはヒド
ロキシル基またはそのエステル、あるいは互いに下記化
10で示される基を介してA2 と環を形成する2価のエ
ステル形成性官能基をあらわす。
【0016】
【化10】 上記化7で示されるリン化合物の好ましい例としてフェ
ニルホスホン酸ジメチル、フェニルホスホン酸ジフェニ
ルなどが挙げられる。
【0017】上記化8で示されるリン化合物の好ましい
例としては、(2−カルボキシエチル)メチルホスフィ
ン酸、(2−メトキシカルボニルエチル)メチルホスフ
ィン酸メチル、(2−カルボキシエチル)フェニルホス
フィン酸、(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル
ホスフィン酸メチル、(4−メトキシカルボニルフェニ
ル)フェニルホスフィン酸メチル、(2−(β−ヒドロ
キシエトキシカルボニル)エチル)メチルホスフィン酸
あるいはこれらのエチレングリコールエステルなどが挙
げられる。
【0018】上記化9で示されるリン化合物の好ましい
例としては、(1,2−ジカルボキシエチル)ジメチル
ホスフィンオキシド、(2,3−ジカルボキシプロピ
ル)ジメチルホスフィンオキシド、(1,2−ジメトキ
シカルボニルエチル)ジメチルホスフィンオキシド、
(2,3−ジメトキシカルボニルエチル)ジメチルホス
フィンオキシド、(1,2−ジ(β−ヒドロキシエトキ
シカルボニル)エチル)ジメチルホスフィンオキシド、
(2,3−ジ(β−ヒドロキシエトキシカルボニル)エ
チル)ジメチルホスフィンオキシドなどが挙げられる。
【0019】これらの化合物の中で特に化8の化合物が
ポリエステルとの共重合反応性がよいこと、および重合
反応時の飛散が少ないことなどから好ましい。さらに他
の好ましいリン化合物としては、下記化11、化12で
示されるモノアルキルアシッドホスフェートおよびジア
ルキルアシッドホスフェートあるいはこれらの混合物で
ある。
【0020】
【化11】
【化12】 (式中Rは炭素数1〜8のアルキル基) 上記化8の化合物のうち、特に下記化13、化14が好
ましく、これらの併用、あるいは他のリン化合物を併用
してもよい。
【0021】
【化13】
【化14】 リン元素の好ましい含有量は、線状ポリエステルA、C
では0.5〜5.0重量%、より好ましくは1.0〜
2.0重量%であり、線状ポリエステルBでは0.5重
量%未満、より好ましくは0.2重量%未満である。線
状ポリエステルA、Cのリン元素含有量が0.5重量%
未満では難燃性の効果が認められず、5.0重量%を超
えると耐加水分解性、耐熱性などの低下による品質低
下、あるいは融点の低下に伴うフイルムの製膜時の延伸
ロールへの粘着などが生じ、フイルムの製膜が著しく困
難になる。線状ポリエステルBのリン元素含有量が0.
5重量%以上になると、フイルムの耐加水分解性、耐熱
性などの品質が低下し、ポリエステルフイルムの持つ優
れた特性が損なわれる。
【0022】難燃元素を含む化合物をポリエステルに添
加、あるいは共重合する方法は特に限定されないが、例
えば、特開昭51−82392、特開平2−5382
1、特開昭63−133589、特開昭62−2774
29号公報などに示されている常法の重合方法にて行な
うことができる。
【0023】尚、本発明における線状ポリエステルには
従来公知の添加剤が本発明の目的を損なわない範囲に添
加されてもよい。例えば、ポリエステルフイルムに通常
用いられている顔料、安定化剤、可塑剤、アルキルベン
ゼンスルホン酸リチウム塩などの制電剤、滑剤などが添
加されていてもよい。
【0024】本発明のポリエステルフイルムは、線状線
状ポリエステルA、線状ポリエステルB、線状ポリエス
テルCが厚さ方向にA/B/Cに積層されていることが
後述する被覆層を積層した場合、難燃性のUL−94、
VTM−2に適合させるために必須である。A/B、B
/A/C、A/C/B、B/A/Bなどの構成では難燃
性レベルが低下する。なお、線状ポリエステルAとCの
難燃性元素の種類、量は同じであっても、異なってもよ
いが、同じの方が製膜上有利であり、通常の用途ではフ
イルムの表裏の区別がなく好ましい。
【0025】線状ポリエステルA、B、Cを積層させる
方法は、接着剤を用いて互いに積層させる方法、あるい
は互いのポリマを溶融状態で接着剤を介することなく直
接積層する方法などがとれるが、難燃性、フイルムとし
ての可とう性、機械特性、加工適性から溶融状態で積層
させることが最も好ましい。
【0026】本発明のフイルムにおける線状ポリエステ
ルA、Cの厚さは、好ましくは線状ポリエステルBの厚
さの0.01〜3倍、より好ましくは0.05〜1倍で
あり、かつA、Cの具体的な厚さは好ましくは0.05
〜250μm、より好ましくは1〜200μmである。
線状ポリエステルA、Cの厚さが線状ポリエステルBの
厚さの0.01倍未満、あるいは0.05μm未満にな
ると目的とするUL−94、VTM−2に適合しなくな
り、3倍を超えるか、250μmを超えると耐熱性、耐
加水分解性などポリエステルフイルムに要求される特性
が得られなくなる。なお、線状ポリエステルAとCは同
じ厚さであっても、異なってもよいが、製膜上およびフ
イルムに表裏の差がないことからできるだけ同一厚さの
方が好ましい。また、本発明のポリエステル全体の厚さ
は特に限定されないが、10〜500μmが好ましい。
【0027】本発明において少なくとも一方向に配向し
たフイルムとは、上記積層された線状ポリエステルA/
B/Cを少なくとも一方向、好ましくは縦、横二方向に
配向させたフイルムであって、その配向度は特に限定さ
れないが、ポリエステルフイルムの特徴が発揮されるた
めには次式で定義される面配向の複屈折Δn が0.1以
上であることが好ましい。
【0028】Δn =(nγ+nβ)/2−nα ここでnは屈折率、添字αβγはポリエステルの光学的
3主軸であり、nα≦nβ≦nγと定められている。配
向したポリエステルフイルムではαが厚さ方向、β、γ
はフイルム面内にある。3方向の屈折率はアッベの屈折
計と検光子を用いて測定できる。
【0029】次に、本発明のポリエステルフイルムの製
造方法は特に限定されないが、好ましくは線状ポリエス
テルA、B、Cをそれぞれ常法により押出機A、B、C
へ供給して、Tダイに入る前、あるいはTダイ積層口金
内でA/B/Cの3層に積層し、この溶融されたシート
をドラム表面温度10〜60℃に冷却されたドラム上に
静電気力で密着個化し、該未延伸フイルムを80〜12
0℃に加熱されたロール群に導き、長手方向に2〜5倍
縦延伸し、20〜50℃のロール群で冷却する。続い
て、90〜140℃に加熱された雰囲気で長手方向に垂
直な方向に横延伸する。延伸倍率は縦、横それぞれ2〜
5倍に延伸するがその面積倍率は6〜20倍であること
が好ましい。面積倍率が6倍未満では白色化が十分に行
なわれず、20倍を越えると延伸時に破れを生じやすく
なる。こうして二軸延伸されたフイルムは150〜24
0℃の熱固定を行ない、均一に徐冷後本発明のフイルム
を得る。
【0030】本発明に用いるポリエステルフイルムに
は、線状ポリエステルフイルムAおよび/またはCと被
覆層をより接着せしめるために被覆層と接する線状ポリ
エステルフイルムAおよび/またはCに本発明の目的を
損なわない範囲にコロナ放電処理加工、ウレタン樹脂、
アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂など公
知のアンカー処理剤を用いてアンカー処理加工を施して
もよい。
【0031】特に水酸基とリン酸の部分エステル基を含
有するビニル系共重合体とポリイソシアネート化合物と
の反応生成物を下塗りしたもの(特公昭58−3514
5公報記載)、または親水基含有ポリエステル樹脂にア
クリル系化合物をグラフト化させた共重合体と架橋結合
剤からなる組成物を下塗りしたものが、被覆層とポリエ
ステルフイルム層との接着性が向上し、耐湿熱性、耐沸
水性などの耐久性に優れたフイルムとして好ましい。
【0032】本発明において高分子結着剤とは、反応性
モノマーを含有するポリ(メタ)アクリル酸エステル共
重合体とカチオン系ポリマーとを主成分とするものであ
る。本発明における主成分とするものとは、そのものが
高分子結着剤中50重量%以上、好ましくは60重量%
以上であるものを指し、必要に応じ特性を損なわない範
囲でその他の物質を添加してもよい。
【0033】本発明でいうポリ(メタ)アクリル酸エス
テル共重合体とは、反応性モノマーを含有するポリ(メ
タ)アクリル酸エステル共重合体である。かかる反応性
モノマーとしては公知のものから選んで使用できる。例
えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、カルボ
キシエチルアクリレート、カルボキシフェニルアクリレ
ートなどのカルボキキシル基を有するもの、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート、3−ヒドロキシブチルアクリ
レート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、3−ヒ
ドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート、3−ヒドロキシブチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシブチルメタクリレート、4−ヒドロ
キシブチルメタクリレートなどの水酸基を有するもの、
アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルアクリ
ルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−エチルメ
タクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N,N−
ジメチルアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミ
ド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、N,N−ジエ
チルアクリルアミド、N,N−ジエチルメタクリルアミ
ド、N−メチロールメタクリルアミドなどのアミド基を
有するもの、グリシジルアクリレート、グリシジルメタ
クリレートなどのグリシジル基を有するもの、7−アミ
ノ−3,7−ジメチルオクチルアクリレート、2−ジメ
チルアミノエチルアクリレート、2−ジエチルアミノエ
チルアクリレート、7−アミノ−3,7−ジメチルオク
チルメタクリレート、2−ジメチルアミノエチルメタク
リレート、2−ジエチルアミノエチルメタクリレートな
どのアミノ基を有するものなどが挙げられるれる。ま
た、本発明におけるポリ(メタ)アクリル酸エステル共
重合体のモノマー単位としては、例えばメチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、プロ
ピルアクリレート、ペンチルアクリレート、ヘキシルア
クリレート、ヘプチルアクリレート、オクチルアクリレ
ート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
ブチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、メペ
ンチルタクリレート、ヘキシルメタクリレート、ヘプチ
ルメタクリレート、オクチルメタクリレートなどが挙げ
られる。
【0034】本発明で規定する樹脂水酸基価とは以下の
ように定義される。すなわち、試料樹脂1g中に含まれ
る水酸基のモル数に相当する水酸化カリウムのmg数で
ある。本発明において樹脂水酸基価は、反応性モノマー
を含有するポリ(メタ)アクリル酸エステルの重合過程
において仕込まれるモノマーの水酸基より計算して求め
る。
【0035】本発明に使用される反応性モノマーを含有
するポリ(メタ)アクリル酸エステルの樹脂水酸基価は
40以上であることが必要である。樹脂水酸基価が40
未満であると、多孔質粒子との親和性に劣り、基材との
密着性、塗膜の外観性などが悪くなりやすいため好まし
くは40以上、さらに好ましくは50以上である。
【0036】本発明における高分子結着剤には、被覆層
の電気抵抗を調整するために通常、高分子電解質が添加
される。本発明において高分子電解質としては、導電性
能や高分子結着剤との相溶性などの点から第4級アンモ
ニウム塩重合物などのカチオン系ポリマーが好ましく使
用される。第4級アンモニウム塩重合物とは、繰り返し
単位鎖中に少なくとも1個の第4級アンモニウム塩を有
する高分子で、例えば、ポリ(2−ヒドロキシ−3−メ
タクリロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライ
ド)、ポリ(2−ヒドロキシ−3−メタクリロプロピル
トリエチルアンモニウムクロライド)、ポリ(2−ヒド
ロキシ−2−アクリロキシプロピルトリメチルアンモニ
ウムクロライド)、ポリ(2−ヒドロキシ−3−アクリ
ロキシプロピルトリエチルアンモニウムクロライド)、
ポリ(2−メタクリロキシエチルトリメチルアンモニウ
ムクロライド)、ポリ(2−メタクリロキシエチルトリ
エチルアンモニウムクロライド)、ポリ(2−アクリロ
キシエチルトリメチルアンモニウムクロライド)、ポリ
(2−アクリロキシエチルトリエチルアンモニウムクロ
ライド)、ポリ(ビニルベンジルトリメチルアンモニウ
ムクロライド)、ポリ(ビニルベンジルトリエチルアン
モニウムクロライド)、ポリ(4−ビニルNメチルピリ
ジウムクロライド)、N,N−ジメチル置換−3,5−
メチルピペリジニウムクロライド樹脂、ポリ(ジメチル
ジアリルアンモニウムクロライド)、ポリ(ジエチルジ
アリルアンモニウムクロライド)、ポリエチレンイミン
ハイドロクロライドなどや界面活性剤便覧(産業図書1
960年)記載の各種第4級アンモニウム塩やピリジニ
ウム塩の重合物であるが、その他公知の各種第4級アン
モニウム塩を有する高分子が使用できる。
【0037】また、第4級アンモニウム塩重合物は単独
でも、2種以上の混合系で用いてもよい。さらに、第4
級アンモニウム塩とスチレンやアクリル酸系エステルと
の共重合物であってもよい。ここでいうアクリル酸系エ
ステルとはアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル
を指すもので、例えば、メチルアクリレート、エチルア
クリレート、ブチルアクリレート、プロピルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート、メチルメタク
リレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレー
ト、プロピルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレートなどが挙げられる。
【0038】本発明に使用される第4級アンモニウム塩
重合物の具体例としては、例えば、エレコンド(綜研化
学)、ケミスタット(三洋化成)、コルコート(コルコ
ート社)、SAT−5(日本純薬)、ダウECR(ダウ
・ケミカル)などが挙げられる。
【0039】本発明における多孔質粒子とは、粒子表面
に細孔を有する多孔質状のもので、中空多孔質あるいは
非中空多孔質形態として内部に液体、固体や気体を自由
に封入、放出できるものがインク吸収性の点から好まし
い。
【0040】多孔質粒子を構成するものとしては、非晶
質シリカ、無水シリカ、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マ
グネシウム、ケイ酸亜鉛、ケイ酸カルシウム、ハイドロ
タルサイト、ゼオライト、サチンホワイト、酸化チタ
ン、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシ
ウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、ケイ藻土、カオ
リン、タルク、酸性白土、活性白土、ベントナイト、イ
オン交換樹脂粉末、尿素樹脂粉末、ポリエチレン樹脂粉
末、尿素ホルマリン樹脂粉末、アクリル樹脂粉末、スチ
レン−アクリル樹脂粉末などが挙げられる。
【0041】また、これらの多孔質粒子の吸油量は、2
00〜400ml/100gであることが必要である。
吸油量が200ml/100g未満であると、得られる
電飾用シートの油性オフセットインクの吸収性が劣り、
十分なインクセット性、インク乾燥性が得られず、40
0ml/100gを超えると得られる印刷物が淡くな
り、いわゆる沈んだ印刷物になりやすい。
【0042】本発明に用いる多孔質粒子の平均粒子径は
0.1μm〜25μm好ましくは0.5μm〜10μm
のものが取扱い性、塗工性、印刷適性などの点から好ま
しい。
【0043】また、多孔質粒子の受容層内での含有量は
前記ポリオレフィン系樹脂/高分子結着剤100重量部
に対して好ましくは20〜100重量部、さらに好まし
くは30〜70重量部である。含有量が20重量部未満
ではインクセット性、インク乾燥性が不十分となり、1
00重量部を超えると、受容層とフイルム支持体との密
着性が低下しやすい。
【0044】本発明の印刷用受容シートを構成する被覆
層の平滑度は、好ましくは2〜5000秒、さらに好ま
しくは10〜3000秒である。平滑度が本発明の範囲
より小さい場合には、インク浸透速度が高すぎるため印
刷物が淡くなるので好ましくない。また、本発明の範囲
より大きい場合には、インク浸透速度が低すぎるため被
覆層表面にインクが残りやすく、印刷面がこすれた時、
印刷面が残留インクで汚れやすくなるため好ましくな
い。
【0045】さらに、本発明の印刷用受容シートを構成
する被覆層の厚さは、特に限定されるものではないが、
0.5〜50μmが好ましく、1.0〜20μmの範囲
にあるものが被覆層の均一形成性、密着性などの点で望
ましい。また、被覆層には必要に応じて本発明の特性を
損なわない範囲で公知の添加剤、例えば、塗布性改良
剤、増粘剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、染料などを含
有せしめてもよい。
【0046】本発明の印刷用受容シートの油性オフセッ
トインクのセット時間は30分以内、好ましくは20分
以内であることが好ましい。インクのセット時間が30
分以上であると、インク乾燥時間が遅くなるばかりか、
印刷時に裏移りなどの問題が生じてくる。ここで油性オ
フセットインクのセット時間とは、以下のような測定法
に基づき求められる値である。すなわち、印刷適性試験
機RI−2型((株)明製作所製)に、直径6.5c
m、幅4.7cmの4分割ロールをセットし、それぞれ
のロールに油性オフセット印刷用インク“TKマークフ
ァイブニュー”紅(東洋インキ(株)製)をインキピペ
ッターにより0.3cc盛りつけ、ベタ塗り印刷を行な
う。続いて、印刷面にOKコート紙(王子製紙(株)
製)のコート面を重ね合わせた上から、線圧353g/
cmの金属ロールを走行させOKコート紙に転写しなく
なるまでの時間を観察するというものである。
【0047】本発明において、被覆層を設ける方法とし
ては、製膜工程内で基材となるフイルム支持体をあら
かじめ延伸しておき、次いで所定量に調整した液体を塗
布し、しかる後乾燥する方法、基材フイルム単膜とし
て巻き取った後、塗布−乾燥の工程を設ける方法、など
が好ましく適用される。
【0048】塗布方法は特に限定されないが、高速で薄
膜コートすることが可能であるという理由から、グラビ
アコート法、リバースコート法、リバースグラビアコー
ト法、キスコート法、ダイコート法、バーコート法など
公知の方法を適用できる。尚、塗布速度、塗膜乾燥条件
は特に限定されるものではないが、塗膜乾燥条件は被覆
層や支持体の諸特性に悪影響を及ぼさない範囲で行なう
ことが望ましい。
【0049】
【特性の測定法】まず、本発明における各種特性の測定
法について説明する。
【0050】(1)平滑度 旭精工(株)製王研式平滑度試験機(型式KB−15)
で測定した。n=5の平均で示した。
【0051】(2)表面粗さ JIS B0601−1967に従い、カットオフ0.
25mm、測定長4mmで中心線平均粗さRa(μ
m)、および最大粗さRt(μm)を求める。
【0052】(3)多孔質粒子の吸油量 JIS K−5101に準じて測定し、粒子100gに
相当する吸油量(ml/100g)を求めた。
【0053】(4)被覆層の密着性 被覆層/支持体の密着性は、被覆層上にクロスカット
(100ケ/cm2 )をいれ、該クロスカット面に対し
45°にセロテープ:CT−24(ニチバン(株)製)
を貼り、ハンドローラーを用いて約5kgの荷重で10
回往復して圧着させ、セロテープを180°方向に強制
剥離し、被覆層の剥離度合を観察し評価した。判定基準
は次の通り。
【0054】◎:非常に良好(剥離なし) ○:良好(剥離面積5%未満) △:やや劣る(剥離面積5%以上20%未満) ×:不良(剥離面積20%以上)
【0055】(5)被覆層耐水性 綿棒に水をつけ、被覆層をかるくこすって評価した。判
定基準は次の通り。
【0056】◎:非常に良好(まったく剥がれない) ○:良好(10〜15回こすると剥がれる) △:やや劣る(5〜9回こすると剥がれる) ×:不良(5回未満で剥がれる)
【0057】(6)被覆層厚さ マイクロメーターあるいはダイヤルゲージなどで測定し
求めた。
【0058】(7)インクセット性 前述した評価方法により、以下の判定基準で判定した。
【0059】◎:30分未満 ○:30分以上45分未満 △:45分以上60分未満 ×:60分以上
【0060】(8)インク乾燥時間 インクセット性の測定と同様にして印刷し、印刷面にO
Kコート紙のコート面を重ね合わせ、そのままの状態で
24時間静置し、印刷面をかるく爪でこすって評価し
た。判定基準は次の通り。
【0061】○:剥がれない △:何回もこすると剥がれる ×:簡単に剥がれる
【0062】(9)電子写真複写記録性 キャノン(株)製フルカラー静電複写機PIXEL D
ioを用いてフルカラーテストパターンを印字し、印字
品質、走行性を評価し、記録性を下記基準により判定し
た。
【0063】◎:非常に良好 ○:良好 △:やや劣る ×:不良
【0064】(10)難燃性 米国アンダーライターズラボラトリーズ(UNDARW
RITERS LABORATORIES)社規格のU
L−94に準じて評価した。
【0065】
【実施例】次に、本発明を実施例により、具体的に説明
する。尚、実施例中の配合部数はすべて重量部数であ
る。
【0066】実施例1 テレフタル酸とエチレングリコールより直接エステル化
法でビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレートおよび
その低重合体を合成し、三酸化アンチモンおよび(2−
カルボキシエチル)メチルホスフィン酸のエチレングリ
コールエステルをポリマに対しリン元素量がAおよびC
に2.0重量%添加した後、常法通り重縮合反応を行な
って極限粘度が0.64〜0.68のポリエステルを得
た。該ポリマを押出機A、Bを用いて270〜280℃
で溶融し、Tダイ中でA/B/Cの順に3層に積層後、
28℃の冷却ドラム上でシート状に成形したのち、90
℃で縦方向に3.2倍延伸し、ついで横方向に125℃
で3.3倍に延伸し、さらに225℃で熱処理を行ない
厚さ100μmの二軸延伸フイルムを得た。
【0067】次に、得られたポリエステルフイルムのA
層面に下記組成の被覆層をグラビアコータで塗工した
(被覆層の乾燥後の塗布量は5μmであった)。
【0068】[被覆層]冷却器、温度計、撹拌器を備え
たフラスコ中にトルエン38重量部、イソブタノール1
0.5重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート7
重量部、n−ブチルメタクリレート10重量部、アクリ
ルアミド1重量部、メチルメタクリレート28重量部、
アクリル酸0.3重量部、アゾビスイソブチロニトリル
0.5重量部を仕込み、80℃で2時間かきまぜ重合を
完了し、樹脂水酸基価が64のポリ(メタ)アクリル酸
エステル共重合体を得た。この反応性モノマを含有する
ポリ(メタ)アクリル酸エステル共重合体70重量部、
カチオン系ポリマ“エレコンド”(綜研化学製)30重
量部と難燃剤(大八化学製“CR−509”)1重量部
と多孔質粒子として“ファインシール”(徳山曹達製
平均粒子径3.5μm 吸油量260ml/100g)
40重量部をトルエン/MEK混合溶媒(1/1)で1
5重量%に希釈した塗剤をえた。
【0069】かくして得られた印刷用受容シートは表1
に示す通り耐水性、密着性、インクセット性、インク乾
燥性、電子写真複写記録性、塗膜外観の優れており、難
燃性もランクVTM−2を有している。
【0070】実施例2 実施例1で用いたポリエステルのリン元素をAおよびC
に2.0重量%、Bに0.4重量%添加した他は、実施
例1と同様にして本発明の印刷用受容シートを得た。
【0071】得られた印刷用受容シートの特性は表1に
示すように、耐水性、密着性、インクセット性、インク
乾燥性、電子写真複写記録性、塗膜外観の優れており、
難燃性もランクVTM−2を有している。
【0072】実施例3 テレフタル酸とエチレングリコールより直接エステル化
法でビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレートおよび
その低重合体を合成し、三酸化アンチモンおよび(2−
カルボキシエチル)メチルホスフィン酸のエチレングリ
コールエステルをポリマに対しリン元素量がAおよびC
に2.0重量%添加した後、常法通り重縮合反応を行な
って極限粘度が0.64〜0.68のポリエステルを得
た。該ポリマを押出機A、Bを用いて270〜280℃
で溶融し、Tダイ中でA/B/Cの順に3層に積層後、
28℃の冷却ドラム上でシート状に成形したのち、90
℃で縦方向に3.2倍延伸した。
【0073】次にアクリルをグラフト化させた水分散性
ポリエステル共重合体として“ペスレジン”604G
(高松油脂製)に水を加えて希釈し架橋結合剤として
“ニカラック”MW12LF(三和ケミカル製)を樹脂
固形分100重量部に対して4重量部添加し、さらに滑
剤として平均粒径0.10μmのシリカゾル“キャタロ
イド”(触媒化成製)を樹脂固形分100重量部に対し
て0.5重量部添加し、濃度を3.0重量%とした塗剤
を上記一軸延伸フイルムの片面にメタリングバー方式で
塗布したのち該塗布層を乾燥しつつ横方向に125℃で
3.3倍に延伸し、さらに225℃で熱処理を行ないア
ンカー層0.1μmが積層された厚さ100μmの二軸
延伸フイルムを得た。次に得られたポリエステルフイル
ムのアクリルをグラフトさせた親水基含有ポリエステル
樹脂を下塗りした面に、実施例1と同じ塗剤を用いて実
施例1と同様にして本発明の印刷用受容シートを得た。
【0074】得られた印刷用受容シートの特性は表1に
示すように、耐水性、密着性、インクセット性、インク
乾燥性、電子写真複写記録性、塗膜外観の優れており、
難燃性もランクVTM−2を有している。
【0075】比較例1 実施例1で得られたポリエステルフイルムのみでは表1
に示すように難燃性はVTM−0と高い難燃性が得られ
たが、印刷特性は不良である。このように被覆層を施さ
ない場合は、印刷特性に優れたものは得られない。
【0076】比較例2 実施例1の線状ポリエステルA、C層のリン元素の添加
量をなしにした他は全く同様の方法で100μmのフイ
ルムを得た。
【0077】次に、得られたポリエステルフイルムのA
層面に実施例1と同じ塗剤を用いて実施例1と同様にし
て印刷用受容シートを得た。
【0078】この印刷用受容シートの特性は表1に示す
ように印刷特性は優れているが、難燃性テストではVT
M−2規格より低く、高い難燃性を得ることはできなか
った。
【0079】
【表1】
【0080】
【発明の効果】本発明はプラスチックフイルムの少なく
とも片面に特定の被覆層を積層してなる印刷用受容シー
トにおいて特定のプラスチックフイルムを適用すること
により良好な印刷特性を有し、かつ高い難燃性を有する
印刷用受容シートを得ることができたものである。
【0081】かくして得られた本発明の印刷用受容シー
トは優れた特性を有するので、特に、家電機器や自動販
売機のコーションラベルや難燃性を要する工程管理ラベ
ルなどの用途に適した高い難燃性を付与でき、UL−9
4でVTM−2のランクを十分に達成することができ
る。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフイルムの少なくとも片面
    に、反応性モノマーを含有するポリ(メタ)アクリル酸
    エステル共重合体と、カチオン系ポリマーとを主成分と
    する高分子結着剤と、吸油量が200〜400ml/1
    00gの多孔質粒子とを含み、さらに、該反応性モノマ
    ーを含有するポリ(メタ)アクリル酸エステル共重合体
    の樹脂水酸基価が40以上である被覆層を有する印刷用
    受容シートにおいて、該プラスチックフイルムが難燃元
    素を0.5〜5.0重量%を含む線状ポリエステルA、
    Cと難燃元素を0.5重量%未満含む線状ポリエステル
    Bとが厚さ方向にA/B/Cの順に積層されてなるポリ
    エステルフイルムであることを特徴とする難燃性印刷用
    受容シート。
  2. 【請求項2】 難燃元素がリンまたはハロゲンであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の難燃性印刷用受容シー
    ト。
  3. 【請求項3】 難燃元素がリンまたはハロゲンの化合物
    からなる難燃剤として、線状ポリエステルA、Cおよび
    Bに共重合されていることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の難燃性印刷用受容シート。
  4. 【請求項4】 線状ポリエステルA、CおよびBが芳香
    族ジカルボン酸を主たる酸成分とし、エチレングリコー
    ルを主たるジオール成分とする線状ポリエステルである
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載
    の難燃性印刷用受容シート。
  5. 【請求項5】 線状ポリエステルA、CおよびBの芳香
    族ジカルボン酸がテレフタル酸または2,6−ナフタレ
    ンジカルボン酸であることを特徴とする請求項4に記載
    の難燃性印刷用受容シート。
  6. 【請求項6】 難燃元素が下記化1、化2および化3で
    示されるリン化合物から選ばれた1種以上の化合物から
    なる難燃剤として含有されていることを特徴とする請求
    項1〜請求項5のいずれかに記載の難燃性印刷用受容シ
    ート。 【化1】 【化2】 【化3】 式中、R1 、R5 はそれぞれ同じかまたは異なる基であ
    って炭素数が1〜18の炭化水素基をあらわし、R2
    3 はそれぞれ同じかまたは異なる基であって炭素数が
    1〜18の炭化水素基または炭素数が1〜18のヒドロ
    キシアルキル基または水素原子をあらわし、A1 、A2
    は炭素数が2〜8の2価または3価の有機残基をあらわ
    し、R4 はカルボキシ基またはヒドロキシル基またはそ
    のエステルをあらわし、R6 はカルボキシ基またはヒド
    ロキシル基またはそのエステル、あるいは互いに下記化
    4で示される基を介してA2 と環を形成する2価のエス
    テル形成性官能基をあらわす。 【化4】
  7. 【請求項7】 難燃元素が下記化5、化6で示されるモ
    ノアルキルアシッドホスフェート、ジアルキルアシッド
    ホスフェートのいずれかの単独、または両者の混合物か
    らなる難燃剤として含有されていることを特徴とする請
    求項1〜請求項5のいずれかに記載の難燃性印刷用受容
    シート。 【化5】 【化6】 (式中Rは炭素数1〜8のアルキル基)
  8. 【請求項8】 線状ポリエステルA、Cがリン元素を
    1.0〜2.0重量%含有し、線状ポリエステルBがリ
    ン元素を0.2重量%未満含有することを特徴とする請
    求項1〜請求項6のいずれかに記載の難燃性印刷用受容
    シート。
  9. 【請求項9】 線状ポリエステルA、Cの厚さが線状ポ
    リエステルBの厚さの0.01〜3倍でかつ線状ポリエ
    ステルA、Cの厚さが0.5〜200μmであることを
    特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の難燃
    性印刷用受容シート。
  10. 【請求項10】 線状ポリエステルA、Cの厚さが線状
    ポリエステルBの厚さの0.05〜1倍でかつ線状ポリ
    エステルA、Cの厚さが1〜100μmであることを特
    徴とする請求項9に記載の難燃性印刷用受容シート。
JP25200293A 1993-10-07 1993-10-07 難燃性印刷用受容シート Pending JPH07101024A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25200293A JPH07101024A (ja) 1993-10-07 1993-10-07 難燃性印刷用受容シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25200293A JPH07101024A (ja) 1993-10-07 1993-10-07 難燃性印刷用受容シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07101024A true JPH07101024A (ja) 1995-04-18

Family

ID=17231200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25200293A Pending JPH07101024A (ja) 1993-10-07 1993-10-07 難燃性印刷用受容シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07101024A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11282188A (ja) * 1998-03-31 1999-10-15 Konica Corp 電子写真感光体用透光性基体及びその製造方法、それを用いた電子写真感光体、画像形成方法及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11282188A (ja) * 1998-03-31 1999-10-15 Konica Corp 電子写真感光体用透光性基体及びその製造方法、それを用いた電子写真感光体、画像形成方法及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1376247B1 (en) Image recording material and image display material using the same
EP0764708B1 (en) Antistatic polyester film
JPH07101022A (ja) 難燃性コーティング積層体
JP4419254B2 (ja) 白色ポリエステル積層フィルム、並びにそれを用いた磁気カードおよびicカード
JPH07101011A (ja) 難燃性電飾用シート
JPH071822A (ja) 印刷用受容シート
JP2001232738A (ja) 記録用白色ポリエステルフィルム
JPH07101024A (ja) 難燃性印刷用受容シート
JPH0693122A (ja) 透明印刷用フイルム
JPH07101021A (ja) 難燃性ラベル用積層体
JPH07100981A (ja) 難燃性表面多孔質フイルム
JP3049830B2 (ja) コーティング積層体
JPH07304244A (ja) 記録シート
JPH0718105A (ja) 印刷・記録用シート
JPH07101023A (ja) 難燃性記録シート
JPH079624A (ja) ラベル用積層体
JPH06279605A (ja) 印刷・記録用フィルム
JPH05201118A (ja) 印刷用受容シート
JP3021519B2 (ja) 印刷用受容シート
JP2001096696A (ja) 被覆ポリエステルフィルム
JPH071823A (ja) 電飾用シート
JPH05229084A (ja) 積層シートおよびそれを用いてなる記録シート
JPH05230245A (ja) 積層シートおよびそれを用いてなる記録シート
JPH0695420A (ja) ラベル用積層体
JPH07101020A (ja) 難燃性静電記録フイルム