JPH07101307B2 - 水なし平版印刷版の絵柄内欠点の修正方法および水なし平版印刷版用絵柄内欠点消去液 - Google Patents
水なし平版印刷版の絵柄内欠点の修正方法および水なし平版印刷版用絵柄内欠点消去液Info
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- JPH07101307B2 JPH07101307B2 JP62193319A JP19331987A JPH07101307B2 JP H07101307 B2 JPH07101307 B2 JP H07101307B2 JP 62193319 A JP62193319 A JP 62193319A JP 19331987 A JP19331987 A JP 19331987A JP H07101307 B2 JPH07101307 B2 JP H07101307B2
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- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、シリコーンゴム層をインキ反撥層とする水な
し平版印刷版の絵柄内欠点の修正方法に関するものであ
る。
し平版印刷版の絵柄内欠点の修正方法に関するものであ
る。
[従来技術] シリコーンゴム層をインキ反撥層とする水なし平版印刷
版については、種々のものが提案されているが、中でも
基板上に感光層とシリコーンゴム層を順次塗設してなる
ものが東レ(株)より“東レ水なし平版”なる商品名で
市販されている。
版については、種々のものが提案されているが、中でも
基板上に感光層とシリコーンゴム層を順次塗設してなる
ものが東レ(株)より“東レ水なし平版”なる商品名で
市販されている。
このような印刷版を用いて印刷を行なう場合、シリコー
ンゴム層に生じたスクラッチ傷、ピンポール等の欠点、
あるいはフィルムエッジに基づく欠点等を消去修正する
手段が必要であり、また場合によっては通常の画線部を
消去して非画線部とすることも必要である。
ンゴム層に生じたスクラッチ傷、ピンポール等の欠点、
あるいはフィルムエッジに基づく欠点等を消去修正する
手段が必要であり、また場合によっては通常の画線部を
消去して非画線部とすることも必要である。
かかる目的のためには、例えば特開昭54-22203号に開示
されているように、硬化性シリコーンゴム溶液からなる
版面修正液を、修正を必要とする部分に塗布、硬化して
インキ反撥性のシリコーンゴム被膜を形成せしめる方法
を用いることが知られている。ここに提案された版面修
正方法は、絵柄外のスクラッチ傷やピンホール状の欠点
およびフィルムエッジに基ずく欠点を修正する場合は非
常に有効であるが、絵柄内に生じたスクラッチ傷等を消
去する場合は、必要な絵柄内の画線部までも消去してし
まうため使用できないという問題がある。
されているように、硬化性シリコーンゴム溶液からなる
版面修正液を、修正を必要とする部分に塗布、硬化して
インキ反撥性のシリコーンゴム被膜を形成せしめる方法
を用いることが知られている。ここに提案された版面修
正方法は、絵柄外のスクラッチ傷やピンホール状の欠点
およびフィルムエッジに基ずく欠点を修正する場合は非
常に有効であるが、絵柄内に生じたスクラッチ傷等を消
去する場合は、必要な絵柄内の画線部までも消去してし
まうため使用できないという問題がある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者らは、かかる現状に鑑み鋭意検討した結果、絵
柄内のスクラッチ傷等の欠点でも良好にに修正できるこ
と見出し、本発明に到達した。
柄内のスクラッチ傷等の欠点でも良好にに修正できるこ
と見出し、本発明に到達した。
したがって、本発明の目的は、水なし平版印刷版の刷版
の絵柄内に生じた欠点を、必要な絵柄を消去することな
く、確実に修正することができる絵柄内欠点の修正方法
を提供することにある。
の絵柄内に生じた欠点を、必要な絵柄を消去することな
く、確実に修正することができる絵柄内欠点の修正方法
を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] かかる本発明の目的は、シリコーンゴム層をインキ反撥
層とする水なし平版印刷版からなる刷版の版面上絵柄内
に形成された下層に到達しない欠点を修正するに際し、
該絵柄内のシリコーンゴム層の欠点部分を含む版面上
に、固形分濃度5重量%以下のシリコーンガム溶液を塗
布、硬化せしめてシリコーンゴム薄膜を形成せしめ、次
いでこの形成されたシリコーンゴム薄膜のうち、画線部
に位置するシリコーンゴム薄膜部分を除去することを特
徴とする水なし平版印刷版の絵柄内欠点の修正方法およ
び固形分濃度が5重量%以下のシリコーンガム組成物か
らなることを特徴とする水なし平版印刷版用絵柄内欠点
消去液により達成される。
層とする水なし平版印刷版からなる刷版の版面上絵柄内
に形成された下層に到達しない欠点を修正するに際し、
該絵柄内のシリコーンゴム層の欠点部分を含む版面上
に、固形分濃度5重量%以下のシリコーンガム溶液を塗
布、硬化せしめてシリコーンゴム薄膜を形成せしめ、次
いでこの形成されたシリコーンゴム薄膜のうち、画線部
に位置するシリコーンゴム薄膜部分を除去することを特
徴とする水なし平版印刷版の絵柄内欠点の修正方法およ
び固形分濃度が5重量%以下のシリコーンガム組成物か
らなることを特徴とする水なし平版印刷版用絵柄内欠点
消去液により達成される。
本発明の絵柄内の版面修正方法は、公知の、シリコーン
ゴム層をインキ反撥層とする水なし平版印刷版のいずれ
にも適用できる。中でも、基板上に光重合性感光層とシ
リコーンゴム層あるいは光剥離性感光層とシリコーンゴ
ム層を有する水なし平版印刷版に好適に適用される。
ゴム層をインキ反撥層とする水なし平版印刷版のいずれ
にも適用できる。中でも、基板上に光重合性感光層とシ
リコーンゴム層あるいは光剥離性感光層とシリコーンゴ
ム層を有する水なし平版印刷版に好適に適用される。
すなわち、このような水なし平版印刷版を、露光、現像
した後の刷版の絵柄内のシリコーンゴム層部分に欠点が
生じた場合、該欠点を含む版面上にシリコーンガム溶液
を塗布し、乾燥、硬化させることによって上記絵柄内の
シリコーンゴム層と強固に接着したシリコーンゴム薄膜
を形成せしめ、次いで画線部上に塗布させたシリコーン
ゴム薄膜部分を摩擦等によりこすり取るか、または現像
等の方法で除去することにより、絵柄内の欠点を修正す
るものである。この場合、固形分濃度5重量%以下の低
濃度のシリコーンガム溶液を用いることにより、欠点部
を含む版面上に新たに形成されたシリコーンゴム薄膜
は、絵柄内のシリコーンゴム層と強固に接着し、現像等
の除去処理によっても剥離されることがないためシリコ
ーンゴム層の欠点部が修正されるものであり、一方、画
線部感光層は光重合性感光層または光剥離性感光層から
なっているため、この部分に塗布されたシリコーンゴム
薄膜との接着力は弱く、摩擦処理や現像操作等により簡
単に除去できるのであり、このため刷版のシリコーンゴ
ム層の傷のみを確実に修正できるものである。
した後の刷版の絵柄内のシリコーンゴム層部分に欠点が
生じた場合、該欠点を含む版面上にシリコーンガム溶液
を塗布し、乾燥、硬化させることによって上記絵柄内の
シリコーンゴム層と強固に接着したシリコーンゴム薄膜
を形成せしめ、次いで画線部上に塗布させたシリコーン
ゴム薄膜部分を摩擦等によりこすり取るか、または現像
等の方法で除去することにより、絵柄内の欠点を修正す
るものである。この場合、固形分濃度5重量%以下の低
濃度のシリコーンガム溶液を用いることにより、欠点部
を含む版面上に新たに形成されたシリコーンゴム薄膜
は、絵柄内のシリコーンゴム層と強固に接着し、現像等
の除去処理によっても剥離されることがないためシリコ
ーンゴム層の欠点部が修正されるものであり、一方、画
線部感光層は光重合性感光層または光剥離性感光層から
なっているため、この部分に塗布されたシリコーンゴム
薄膜との接着力は弱く、摩擦処理や現像操作等により簡
単に除去できるのであり、このため刷版のシリコーンゴ
ム層の傷のみを確実に修正できるものである。
以下本発明を添付図面を参照して説明する。
第1図は、基板1上に光重合性感光層ないし光剥離性感
光層2とシリコーンゴム層3とを有する水なし平版印刷
版を露光、現像した後、得られた刷版の断面構造を示す
もので、4は現像操作等により発生したスクラッチ傷な
どの欠点部で修正したい部分を示し、5は欠点部に隣接
した画線部でインキ受容部となるものである。
光層2とシリコーンゴム層3とを有する水なし平版印刷
版を露光、現像した後、得られた刷版の断面構造を示す
もので、4は現像操作等により発生したスクラッチ傷な
どの欠点部で修正したい部分を示し、5は欠点部に隣接
した画線部でインキ受容部となるものである。
第2図は絵柄内の修正部分にシリコーンガム溶液を塗布
し、乾燥、硬化してシリコーンゴム薄膜6を形成させた
印刷版の断面構造を示すものである。
し、乾燥、硬化してシリコーンゴム薄膜6を形成させた
印刷版の断面構造を示すものである。
第3図は画線部(すなわち画線部感光層)5に塗布され
たシリコーンゴム薄膜のみが現像操作等により除去さ
れ、第1図に示したシリコーンゴム層に発生した欠点部
4部分がシリコーンゴム薄膜により修正された状態を示
すもので、7は修正後のシリコーンゴム薄膜部分であ
る。
たシリコーンゴム薄膜のみが現像操作等により除去さ
れ、第1図に示したシリコーンゴム層に発生した欠点部
4部分がシリコーンゴム薄膜により修正された状態を示
すもので、7は修正後のシリコーンゴム薄膜部分であ
る。
本発明において、シリコーンガム溶液を塗布する前にイ
ンキ洗浄等の目的で、予め修正部分を処理しておくこと
が好ましい。かかる処理液としては、画像部感光層と修
正液として用いられるシリコーンガム溶液との接着力を
低下させるものが好ましく用いられる。例えば、脂肪族
炭化水素類、(ペンタン、ヘプタン、オクタン、ガソリ
ン、灯油、軽油、重油、“アイソパー"E、G、H、M
(エクソン化学製)など、芳香族炭化水素類(トルエ
ン、キシレンなど)、アルコール類(エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリ
プロピレングリコールなど)、ポリビニルアルコールの
水溶液等が用いられる。
ンキ洗浄等の目的で、予め修正部分を処理しておくこと
が好ましい。かかる処理液としては、画像部感光層と修
正液として用いられるシリコーンガム溶液との接着力を
低下させるものが好ましく用いられる。例えば、脂肪族
炭化水素類、(ペンタン、ヘプタン、オクタン、ガソリ
ン、灯油、軽油、重油、“アイソパー"E、G、H、M
(エクソン化学製)など、芳香族炭化水素類(トルエ
ン、キシレンなど)、アルコール類(エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリ
プロピレングリコールなど)、ポリビニルアルコールの
水溶液等が用いられる。
これらのうちで特に好ましいものは、脂肪族炭化水素類
(“アイソパー"E、G、H、M)である。
(“アイソパー"E、G、H、M)である。
かかる処理液を塗布する場合は、絵柄内の欠点部分に刷
毛、スポンジまたはウエス等で塗布するのがよい。
毛、スポンジまたはウエス等で塗布するのがよい。
本発明において、版面修正液として用いられるシリコー
ンガム溶液としては、線状ジオルガノポリシロキサン
に、必要に応じて架橋剤や触媒などを添加したシリコー
ンガム組成物を適当な溶媒で希釈したものが好ましく使
用される。
ンガム溶液としては、線状ジオルガノポリシロキサン
に、必要に応じて架橋剤や触媒などを添加したシリコー
ンガム組成物を適当な溶媒で希釈したものが好ましく使
用される。
ここでいう線状ジオルガノポリシロキサンは下記一般式
で示されるようなくり返し単位を有するポリマで、Rお
よびR′は炭素数1〜10のアルキル、ビニル、アリール
基であり、適当な置換基を有していてもよい。Rおよび
R′は同一でも異なっていてもよく、またポリマの主鎖
にそってくり返し単位が異なっていてもよい。
で示されるようなくり返し単位を有するポリマで、Rお
よびR′は炭素数1〜10のアルキル、ビニル、アリール
基であり、適当な置換基を有していてもよい。Rおよび
R′は同一でも異なっていてもよく、またポリマの主鎖
にそってくり返し単位が異なっていてもよい。
このような線状ジオルガノポリシロキサンは、例えば有
機過酸化物の添加等により強固に架橋させることができ
るが、本発明の目的を有利に遂行、すなわちシリコーン
ゴム層の欠点部との良好な接着力を得るためには、縮合
型の架橋を行なわせるのが好ましい。中でも、片末端ま
たは両末端に水酸基を有する線状ジオルガノポリシロキ
サン(数平均分子量3,000〜百万)に縮合型の架橋剤、
またはその縮合物を添加して、縮合架橋せしめるのがよ
い。
機過酸化物の添加等により強固に架橋させることができ
るが、本発明の目的を有利に遂行、すなわちシリコーン
ゴム層の欠点部との良好な接着力を得るためには、縮合
型の架橋を行なわせるのが好ましい。中でも、片末端ま
たは両末端に水酸基を有する線状ジオルガノポリシロキ
サン(数平均分子量3,000〜百万)に縮合型の架橋剤、
またはその縮合物を添加して、縮合架橋せしめるのがよ
い。
ここで述べた縮合型の架橋剤としては下記の一般式で示
されるようなものが好ましい。
されるようなものが好ましい。
Rm・Si・Xn (m+m=4,nは1以上の整数) ここでRは先に説明したRと同じ意味であり、Xは次に
示すような置換基である。
示すような置換基である。
Cl,Br,Iなどのハロゲン OHまたはOCOR、OR2, などの有機官能基。
ここでR1,R2,R3,R4,R5,R6はアルキル基または置換
アルキル基を示す。
アルキル基を示す。
このような縮合型の架橋を行なうシリコーンガム組成物
には反応促進等の目的で、錫、亜鉛、鉛、カルシウム、
マンガンなどの金属の有機カルボン酸塩、例えば酢酸ジ
ブチル錫、ラウリン酸ジブチル錫、オクチル酸錫、ナフ
チル酸鉛など、あるいは塩化白金酸のような触媒を添加
してもよい。
には反応促進等の目的で、錫、亜鉛、鉛、カルシウム、
マンガンなどの金属の有機カルボン酸塩、例えば酢酸ジ
ブチル錫、ラウリン酸ジブチル錫、オクチル酸錫、ナフ
チル酸鉛など、あるいは塩化白金酸のような触媒を添加
してもよい。
本発明において用いられる版面修正液としてのシリコー
ンガム組成物の代表的な組成比は次のようなものであ
る。
ンガム組成物の代表的な組成比は次のようなものであ
る。
線状ジオルガノポリシロキサン (数平均分子量3,000から1,000,000) 100重量部 縮合型架橋剤 3〜70重量部 触媒 0.01〜40重量部 さらに、シリコーンゴム薄膜の強度を向上させるため
に、シリコーンゴムに各種の充填材を混合することがで
きる。また塗膜を着色して見やすくするために染料、顔
料などの着色剤、更には他の各種の添加剤を混合しても
よい。
に、シリコーンゴムに各種の充填材を混合することがで
きる。また塗膜を着色して見やすくするために染料、顔
料などの着色剤、更には他の各種の添加剤を混合しても
よい。
上記の修正液を形成する際の溶媒としては、パラフィン
系炭化水素、イソパラフィン系炭化水素、シクロパラフ
ィン系炭化水素、芳香族炭化水素、カルボン酸アルキル
エステル類、エーテル類、ケトン類、ハロゲン化炭化水
素類等、更にはこれらの混合物等が有利に用いられる
が、塗工性等の点よりパラフィン系あるいはイソパラフ
ィン系炭化水素を主成分とするのが特に好ましい。この
ような炭化水素類の代表的な例としては石油の分留品お
よびその改質品等がある。
系炭化水素、イソパラフィン系炭化水素、シクロパラフ
ィン系炭化水素、芳香族炭化水素、カルボン酸アルキル
エステル類、エーテル類、ケトン類、ハロゲン化炭化水
素類等、更にはこれらの混合物等が有利に用いられる
が、塗工性等の点よりパラフィン系あるいはイソパラフ
ィン系炭化水素を主成分とするのが特に好ましい。この
ような炭化水素類の代表的な例としては石油の分留品お
よびその改質品等がある。
このようなシリコーンガム組成物の中でも、特に、片末
端または両末端が水酸基のジオルガノポリシロキサン
(数平均分子量3,000〜1,000,000)と次式で示されるよ
うなオキシムシランと必要に応じて適当な触媒を混合、
さらに反応せしめたものが最も好ましく、良好な接着力
が得られる。
端または両末端が水酸基のジオルガノポリシロキサン
(数平均分子量3,000〜1,000,000)と次式で示されるよ
うなオキシムシランと必要に応じて適当な触媒を混合、
さらに反応せしめたものが最も好ましく、良好な接着力
が得られる。
(mは3または4) ここでR、R′およびR″は先に説明したものと同様で
ある。
ある。
これらの好ましい混合割合は、ジオルガノポリシロキサ
ン100重量部に対して、前式で示されるオキシムシラン
(あるいは縮合物)3〜100重量部、更に好ましくは5
〜50重量部、触媒0.1〜50重量部、更に好ましくは0.2〜
20重量部である。オキシムシランの添加量が少なすぎる
と十分な接着力が得られにくく、多すぎるとシリコーン
ゴム薄膜が硬くなりすぎてもろくなったり、あるいは十
分なインキ反撥力が得られない弊害が生じやすい。また
触媒が少なすぎると、硬化が遅すぎたり、あるいは十分
な接着力が得られず、多すぎるとキュアが早すぎて塗布
しにくくなったり、あるいは十分なインキ反撥力が得ら
れにくい弊害を生ずる。
ン100重量部に対して、前式で示されるオキシムシラン
(あるいは縮合物)3〜100重量部、更に好ましくは5
〜50重量部、触媒0.1〜50重量部、更に好ましくは0.2〜
20重量部である。オキシムシランの添加量が少なすぎる
と十分な接着力が得られにくく、多すぎるとシリコーン
ゴム薄膜が硬くなりすぎてもろくなったり、あるいは十
分なインキ反撥力が得られない弊害が生じやすい。また
触媒が少なすぎると、硬化が遅すぎたり、あるいは十分
な接着力が得られず、多すぎるとキュアが早すぎて塗布
しにくくなったり、あるいは十分なインキ反撥力が得ら
れにくい弊害を生ずる。
塗布液の固形分濃度は5重量%以下である必要がある。
固形分濃度が大きい場合には、シリコーンゴム塗布膜の
接着性が高くなり、感光層(画線部)に接着した塗布膜
を剥離することができず、欠点のみならず画線部までを
消去(非画線部化)してしまうことになる。したがっ
て、画線部に塗布されたシリコーンゴム塗布膜を容易に
除去できるよう、固形分濃度は5重量%以下としなけれ
ばならない。シリコーンゴム塗布膜のシリコーンゴム層
に対する接着性は、感光層に対する接着性よりも高いた
め、シリコーンゴム層に塗布された塗布膜は強固に接着
するので、絵柄内に形成された下層(感光層)に到達し
ない欠点、すなわちシリコーンゴム層中の傷等を効果的
に消去できる。
固形分濃度が大きい場合には、シリコーンゴム塗布膜の
接着性が高くなり、感光層(画線部)に接着した塗布膜
を剥離することができず、欠点のみならず画線部までを
消去(非画線部化)してしまうことになる。したがっ
て、画線部に塗布されたシリコーンゴム塗布膜を容易に
除去できるよう、固形分濃度は5重量%以下としなけれ
ばならない。シリコーンゴム塗布膜のシリコーンゴム層
に対する接着性は、感光層に対する接着性よりも高いた
め、シリコーンゴム層に塗布された塗布膜は強固に接着
するので、絵柄内に形成された下層(感光層)に到達し
ない欠点、すなわちシリコーンゴム層中の傷等を効果的
に消去できる。
また、塗布液の固形分濃度は、好ましくは0.5〜5重量
%、より好ましくは1〜5重量%である。固形分濃度が
薄い場合には、シリコーンゴム塗布膜のシリコーンゴム
層に対する接着性が低くなり、効果的に欠点を消去する
ことができにくくなる。
%、より好ましくは1〜5重量%である。固形分濃度が
薄い場合には、シリコーンゴム塗布膜のシリコーンゴム
層に対する接着性が低くなり、効果的に欠点を消去する
ことができにくくなる。
このようなシリコーンガム溶液は通常の筆、スポンジ、
ピペット、注射器等の用具を用いて修正部分に塗布する
ことができる。塗布した後、適当な手段で加熱すること
もできる。
ピペット、注射器等の用具を用いて修正部分に塗布する
ことができる。塗布した後、適当な手段で加熱すること
もできる。
次いで必要な画線部に塗布されたシリコーンゴム層部分
が除去される。除去する方法としては、印刷工程で印刷
版とブランケットの摩擦力で取除く方法、柔らかなゴ
ム、指などでこすり取る方法、あるいは水なし平版用に
提案されている現像液で取除く(現像する)方法があ
る。特に好ましいものは現像液で現像し、必要な画線部
に塗布されたシリコーンゴム層を除去する方法である。
が除去される。除去する方法としては、印刷工程で印刷
版とブランケットの摩擦力で取除く方法、柔らかなゴ
ム、指などでこすり取る方法、あるいは水なし平版用に
提案されている現像液で取除く(現像する)方法があ
る。特に好ましいものは現像液で現像し、必要な画線部
に塗布されたシリコーンゴム層を除去する方法である。
本発明に用いられる現像液としては、画線部に塗布され
たシリコーンゴム層が容易に除去され、かつシリコーン
ゴム層の欠点部に塗布されたシリコーンゴム層が除去さ
れないものが好適である。
たシリコーンゴム層が容易に除去され、かつシリコーン
ゴム層の欠点部に塗布されたシリコーンゴム層が除去さ
れないものが好適である。
例えば、水に下記の極性溶媒を添加したもの、脂肪族炭
化水素類、(ペンタン、ヘプタン、オクタン、ガソリ
ン、灯油、“アイソパー"E、G、Hなど)に下記の極性
溶媒を添加したものが好適である。
化水素類、(ペンタン、ヘプタン、オクタン、ガソリ
ン、灯油、“アイソパー"E、G、Hなど)に下記の極性
溶媒を添加したものが好適である。
アルコール類(メタノール、エタノール、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
ポリプロピレングリコールなど) エーテル類(エチルセロソルブ、エチルカルビトール、
ブチルカルビトールなど) エステル類(セロソルブアセテート、カルビトールアセ
テートなど) ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトンなど) 本発明に用いられる現像液には必要に応じて、種々の界
面活性剤、染料などが添加されてもよい。
コール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
ポリプロピレングリコールなど) エーテル類(エチルセロソルブ、エチルカルビトール、
ブチルカルビトールなど) エステル類(セロソルブアセテート、カルビトールアセ
テートなど) ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトンなど) 本発明に用いられる現像液には必要に応じて、種々の界
面活性剤、染料などが添加されてもよい。
以下に実施例によって本発明をさらに詳しく説明する。
[実施例] 実施例1 東レ(株)製“東レ水なし平版"TAPに150線/インチの4
0%の網点を有するポジ平網フィルムを焼付け、現像し
て刷版を作製した。この印刷版をオフセット印刷機に取
り付け、東洋インキ(株)製“東洋キングウルトラTKU
アクワレスGアイPL"を用いて印刷を行なった。
0%の網点を有するポジ平網フィルムを焼付け、現像し
て刷版を作製した。この印刷版をオフセット印刷機に取
り付け、東洋インキ(株)製“東洋キングウルトラTKU
アクワレスGアイPL"を用いて印刷を行なった。
印刷版に発生したスクラッチ傷による欠点部が、印刷物
に欠点となって印刷された。そこで印刷版の欠点部分に
“アイソパー"Mをスポンジを用いて塗布してインキを取
除いた後、下記組成のシリコーンガム溶液をスポンジを
用いて塗布した。
に欠点となって印刷された。そこで印刷版の欠点部分に
“アイソパー"Mをスポンジを用いて塗布してインキを取
除いた後、下記組成のシリコーンガム溶液をスポンジを
用いて塗布した。
シリコーンガム組成 ジメチルポリシロキサン(数平均分子量約2万)10
0重量部 ビニルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラン
10重量部 酢酸ジブチル錫 4重量部 “アイソパー"E 2200重量部 溶液を塗布後、3分放置して硬化せしめた後、“アイソ
パー"H/ポリプロピレングリコール(分子量400)=93/7
(重量比)からなる現像液をソフパッド(大日本スクリ
ーン(株)製)に含ませ、シリコーンガム溶液を塗布し
た部分を軽くこすると必要な絵柄の画線部に塗布された
シリコーンゴム層が除去された。
0重量部 ビニルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラン
10重量部 酢酸ジブチル錫 4重量部 “アイソパー"E 2200重量部 溶液を塗布後、3分放置して硬化せしめた後、“アイソ
パー"H/ポリプロピレングリコール(分子量400)=93/7
(重量比)からなる現像液をソフパッド(大日本スクリ
ーン(株)製)に含ませ、シリコーンガム溶液を塗布し
た部分を軽くこすると必要な絵柄の画線部に塗布された
シリコーンゴム層が除去された。
絵柄内のスクラッチ傷が修正できたかどうかを確かめる
ために、オフセット印刷機で印刷を行なったところ、印
刷版に発生したスクラッチ傷だけが消去されたきれいな
印刷物が得られた。さらに修正部分の耐刷力を調べるた
めに、5000枚印刷をおこなった後、修正部分のスクラッ
チ傷は印刷物に現われず良好な印刷物が得られた。
ために、オフセット印刷機で印刷を行なったところ、印
刷版に発生したスクラッチ傷だけが消去されたきれいな
印刷物が得られた。さらに修正部分の耐刷力を調べるた
めに、5000枚印刷をおこなった後、修正部分のスクラッ
チ傷は印刷物に現われず良好な印刷物が得られた。
実施例2 東レ(株)製“東レ水なし平版"TANに150線/インチの6
0%の網点を有するネガ平網フィルムを焼付け、現像し
て刷版を作製した。この印刷版を実施例1と同様に印刷
を行なった。
0%の網点を有するネガ平網フィルムを焼付け、現像し
て刷版を作製した。この印刷版を実施例1と同様に印刷
を行なった。
印刷版に発生したスクラッチ傷による欠点部を修正する
ため、先ずプレートリーナPC−1(東レ(株)製)で該
部分のインキを洗浄し、実施例1で用いたシリコーンガ
ム溶液をスポンジを用いて塗布した。
ため、先ずプレートリーナPC−1(東レ(株)製)で該
部分のインキを洗浄し、実施例1で用いたシリコーンガ
ム溶液をスポンジを用いて塗布した。
溶液を塗布後、4分放置して硬化せしめた後、“アイソ
パー"E/エタノール=80/20(重量比)からなる現像液を
ソフパッドに含ませ、シリコーンガム溶液を塗布した部
分を軽くこすると必要な絵柄の画線部に塗布されたシリ
コーンゴム層が除去された。
パー"E/エタノール=80/20(重量比)からなる現像液を
ソフパッドに含ませ、シリコーンガム溶液を塗布した部
分を軽くこすると必要な絵柄の画線部に塗布されたシリ
コーンゴム層が除去された。
絵柄内のスクラッチ傷が修正できたかどうかを調べるた
めに、実施例1と同様に印刷を行なったところ、印刷版
に発生したスクラッチ傷だけが消去されたきれいな印刷
物が得られた。
めに、実施例1と同様に印刷を行なったところ、印刷版
に発生したスクラッチ傷だけが消去されたきれいな印刷
物が得られた。
実施例3〜11、比較例1〜4 実施例1のシリコーンガム組成を表1および表2のよう
に変更した以外は実施例1と同様にして、絵柄内欠点の
消去を行なった。その結果を表1および表2に示す。
に変更した以外は実施例1と同様にして、絵柄内欠点の
消去を行なった。その結果を表1および表2に示す。
[発明の効果] 本発明は上述の構成を有するため、水なし平版印刷版の
刷版の絵柄内にスクラッチ傷等に起因する欠点部が発生
しても、該欠点を必要な絵柄を消去することなく、簡単
かつ確実に修正することができるものであり、極めて実
用効果の大きい発明である。
刷版の絵柄内にスクラッチ傷等に起因する欠点部が発生
しても、該欠点を必要な絵柄を消去することなく、簡単
かつ確実に修正することができるものであり、極めて実
用効果の大きい発明である。
第1図〜第3図は本発明方法を説明するためのもので、
第1図は水なし平版印刷版の刷版の1例を示す概略断面
図、第2図は修正液を塗布した後の刷版を示す概略断面
図、第3図は修正後の刷版を示す概略断面図である。 1:基板、2:感光層、3:シリコーンゴム層、4:シリコーン
ゴム層の欠点部、5:欠点部に隣接した画線部、6:塗布後
のシリコーンゴム薄膜、7:修正後のシリコーンゴム薄
膜。
第1図は水なし平版印刷版の刷版の1例を示す概略断面
図、第2図は修正液を塗布した後の刷版を示す概略断面
図、第3図は修正後の刷版を示す概略断面図である。 1:基板、2:感光層、3:シリコーンゴム層、4:シリコーン
ゴム層の欠点部、5:欠点部に隣接した画線部、6:塗布後
のシリコーンゴム薄膜、7:修正後のシリコーンゴム薄
膜。
Claims (2)
- 【請求項1】シリコーンゴム層をインキ反撥層とする水
なし平版印刷版からなる刷版の版面上絵柄内に形成され
た下層に到達しない欠点を修正するに際し、該絵柄内の
シリコーンゴム層の欠点部分を含む版面上に、固形分濃
度5重量%以下のシリコーンガム溶液を塗布、硬化せし
めてシリコーンゴム薄膜を形成せしめ、次いでこの形成
されたシリコーンゴム薄膜のうち、画線部上に位置する
シリコーンゴム薄膜部分を除去することを特徴とする水
なし平版印刷版の絵柄内欠点の修正方法。 - 【請求項2】固形分濃度が5重量%以下のシリコーンガ
ム組成物からなることを特徴とする水なし平版印刷版用
絵柄内欠点消去液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62193319A JPH07101307B2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 | 水なし平版印刷版の絵柄内欠点の修正方法および水なし平版印刷版用絵柄内欠点消去液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62193319A JPH07101307B2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 | 水なし平版印刷版の絵柄内欠点の修正方法および水なし平版印刷版用絵柄内欠点消去液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6434793A JPS6434793A (en) | 1989-02-06 |
| JPH07101307B2 true JPH07101307B2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=16305926
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62193319A Expired - Lifetime JPH07101307B2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 | 水なし平版印刷版の絵柄内欠点の修正方法および水なし平版印刷版用絵柄内欠点消去液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07101307B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5422203A (en) * | 1977-07-21 | 1979-02-20 | Toray Industries | Method and liquid for correcting nonnwater flat printing plate |
| JPS5713447A (en) * | 1980-06-27 | 1982-01-23 | Toray Ind Inc | Method for repairing surface of lithographic plate requiring no dampening water |
| JPS62114170A (ja) * | 1985-11-14 | 1987-05-25 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気デイスク装置の磁気ヘツド制御装置 |
-
1987
- 1987-07-30 JP JP62193319A patent/JPH07101307B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6434793A (en) | 1989-02-06 |
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