JPH07101973A - Wk−3419a物質およびwk−3419b物質並びにその製造法 - Google Patents

Wk−3419a物質およびwk−3419b物質並びにその製造法

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JPH07101973A
JPH07101973A JP5248035A JP24803593A JPH07101973A JP H07101973 A JPH07101973 A JP H07101973A JP 5248035 A JP5248035 A JP 5248035A JP 24803593 A JP24803593 A JP 24803593A JP H07101973 A JPH07101973 A JP H07101973A
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inhibitor
producing
protein
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Satoshi Omura
智 大村
Haruo Tanaka
晴雄 田中
Hodaka Ikeda
穂高 池田
Keiichi Matsuzaki
桂一 松崎
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Kitasato Institute
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低分子のgp120とCD4蛋白質との結合
阻害物質およびそのgp120とCD4蛋白質との結合
阻害物質を精製する方法を得る。 【構成】 gp120とCD4蛋白質との結合阻害物質
WK−3419、およびストレプトミセス属に属するg
p120とCD4蛋白質との結合阻害物質WK−341
9生産菌を培地に培養し、その培養物からgp120と
CD4蛋白質との結合阻害物質WK−3419を採取す
ることにより、gp120とCD4蛋白質との結合阻害
物質WK−3419A物質およびWK−3419Bを物
質を採取するものである。 【効果】 gp120とCD4蛋白質との結合阻害物質
WK−3419A物質およびWK−3419B物質はg
p120とCD4蛋白質との結合阻害を有する低分子物
質であり、gp120とCD4蛋白質との結合によって
生じるAIDSに対して有効な治療効果が期待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒトの免疫機構に作用
して免疫機構そのものを破壊する疾病に対する治療薬お
よび予防薬として有用なgp120とCD4との結合阻
害物質WK−3419A物質およびWK−3419B物
質並びにそれらの製造法、並びにこれら物質を生産する
能力を有する実質的に純粋な微生物に関する。
【0002】
【従来の技術】AIDSは、ヒトの免疫機構に作用して
免疫機構そのものを破壊する疾病であり、全世界的に重
要な疾患の一つである。AIDSの原因ウイルスがHI
Vと確認されて以来(Gallo,R.C.,et a
l.Science1984;224:500−50
3、Barre−Sinoussi,F.,et a
l.1983;220:868−871)、色々なタイ
プの抗HIV薬の開発が行われている。しかし、それら
はAIDSを完全に治療できる抗AIDS薬ではなかっ
た。
【0003】現在までの研究の結果、HIVの抗原糖蛋
白質であるgp120、宿主であるヒトの免疫担当細胞
であるCD4+細胞の膜表面上に存在する受容体である
CD4蛋白質(以下、CD4と称する)は、HIVが宿
主細胞に感染する際に最も重要な働きをしていることが
判明した。さらに、近年、HIVは免疫担当細胞である
CD4+細胞だけではなく、マクロフアージや脳に存在
しているグリア細胞などにも感染することが報告されて
きているが、そのような細胞の膜表面上にもCD4が存
在し、HIVとの結合に関与していることが示唆された
(Jordan,C.A.,et al.:J.Vir
ol.1991;65:736−742.Olfsso
n,K.,et al.J.Acq.Immunue.
Defic.Synd.1991;4:154−16
4)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、HIVの
ヒトへの感染にはgp120とCD4が非常に重要な働
きをしていることが判明して以来、gp120とCD4
との結合を阻害する試みが幾つか試行された。例えば、
可溶性のCD4を遺伝子工学的に作成し、それをヒトの
体内に投与するような試みなども行われた。(Smit
h.D.H.,et al.:Science,198
7;238:1704−1707)。しかしながら、こ
のような方法でgp120とCD4との結合を完全に阻
害することはできなかった。それ故、直接gp120と
CD4との結合を完全に阻害する化合物の出現が要望さ
れていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らはg
p120とCD4との結合阻害物質を微生物が生産する
代謝産物の中から検索した結果、土壌から分離したスト
レプトミセス属に属するWK−3419株の培養物がg
p120とCD4との結合阻害活性を有することを見出
し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0006】次いで、該培養物からgp120とCD4
との結合阻害物質を分離、精製した結果、後記の理化学
的性質を有する各物質を得た。これらの物質は従来全く
知られていないことから、本物質をWK−3419A物
質およびWK−3419B物質と命名した。本発明はか
かる知見に基づいて完成されたものであって、後記の理
化学的性状を有するWK−3419A物質およびWK−
3419B物質を提供するものである。
【0007】更に本発明は、ストレプトミセス属に属
し、gp120とCD4との結合阻害物質WK−341
9A物質およびWK−3419B物質を生産する能力を
有する微生物を培地中で培養して培養物中にWK−34
19A物質およびWK−3419B物質を蓄積せしめ、
該培養物からWK−3419A物質およびWK−341
9B物質を採取することを特徴とするgp120とCD
4との結合阻害物質WK−3419A物質およびWK−
3419B物質の製造法を提供するものである。
【0008】更にまた、本発明は、ストレプトミセス属
に属し、gp120とCD4との結合阻害物質WK−3
419A物質およびWK−3419B物質を生産する能
力を有する実質的に純粋な微生物を提供するものであ
る。
【0009】本発明のWK−3419A物質およびWK
−3419B物質の理化学的性状を述べると以下の通り
である。 WK−3419A物質 (1)性状 黄色粉末 (2)比旋光度 +10℃(c=0.1,pyridine) (3)分子量 1325(質量分析による) (4)分子式 C61457 15Cl6 (5)紫外線吸収スペクトル(CH3 OH中) 図1に示す通り、少なくとも213、239(肩)、2
83、288nm付近に特徴的な吸収を有する (6)赤外線吸収スペクトル(KBr錠) 図2に示す通り、少なくとも3390、3280、16
50、1500、1490、1410、1210cm-1
付近に特徴的な吸収を有する (7)溶剤に対する溶解性 メタノール、エタノール、ジメチルスルフオキシド、ア
ルカリ水に可溶性、ヘキサン、ジエチルエーテル、アセ
トン、酢酸エチルエステル、クロロホルム、ベンゼンに
不溶性
【0010】WK−3419B物質 (1)性状 黄色粉末 (2)比旋光度 +12℃(c=0.1,pyridine) (3)分子量 1325(質量分析による) (4)分子式 C61457 15Cl6 (5)紫外線吸収スペクトル(CH3 OH中) 図3に示す通り、少なくとも214、239(肩)、2
85(肩)、291、304nm付近に特徴的な吸収を
有する (6)赤外線吸収スペクトル(KBr錠) 図4に示す通り、少なくとも3385、1640、15
00、1410、1215cm-1付近に特徴的な吸収を
有する (7)溶剤に対する溶解性 メタノール、エタノール、ジメチルスルフオキシド、ア
ルカリ水に可溶性、ヘキサン、ジエチルエーテル、アセ
トン、酢酸エチルエステル、クロロホルム、ベンゼンの
各試薬に不溶性
【0011】上記の物質を生産する能力を有する微生物
(以下、WK−3419生産菌と称する)はストレプト
ミセス属に属するが、本発明においては該物質WK−3
419AおよびWK−3419B生産能を有するもので
あればよく、特に制限されることはない。例えば、本発
明者らが分離したストレプトミセス エスピーWK−3
419菌株は本発明の最も有効に使用され得る菌株の一
例であつて、本菌株の菌学的性状を示すと以下の通りで
ある。
【0012】I.形態的性質 栄養菌糸は各種寒天培地で良く発達し、分断は観察され
ない。気菌糸はグルコース・アスパラギン寒天培地、ス
ターチ無機塩寒天培地などで豊富に着生し、ブルー系の
色調を呈する。顕微鏡下での観察では気菌糸の先端はら
旋状を呈し、20個以上の胞子の連鎖が認められる。胞
子の大きさは、1.4×0.9μmで卵型である。胞子
の表面はとげ状である。菌核、胞子のうおよび遊走子は
見い出されない。
【0013】II.各種培地上での性状 イー・ビー・シャーリング(E.B.Shirlin
g)とデー・ゴツトリーブ(D.Gottlieb)の
方法(インターナショナル・ジャーナル・オブ・システ
マテイツク・バクテリオロジー、第16巻、第313
頁、1966年)によつて調べた本生産菌の培養性状を
下記の表1および表2に示す。色調は標準色として、カ
ラー・ハーモニー・マニュアル第4版(コンテナー・コ
ーポレーション・オブ・アメリカ・シカゴ、1958
年)を用いて決定し、色票名とともに括弧内にそのコー
ドを併せて記した。以下は特記しない限り、各種培地上
で27℃、14日間培養した場合の観察の結果である。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】III .生理学的諸性質 (1)メラニン色素の生成 (イ)チロシン寒天 陽性 (ロ)ペプトン・イースト・鉄寒天 擬陽性 (ハ)トリプトン・イースト液 陽性 (2)チロシナーゼ反応 陽性 (3)硫化水素の生成 擬陽性 (4)硝酸塩の還元 陽性 (5)ゼラチンの液化(21〜23℃) 陰性 (グルコース・ペプトン・ゼラチン培地)
【0017】 (6)スターチの加水分解 陽性 (7)脱脂乳の凝固(37℃) 陰性 (8)脱脂乳のペプトン化(37℃) 陽性 (9)生育温度範囲 12〜3
8℃ (10)炭素源の利用性(プリーダム・ゴツトリーブ寒
天培地) グルコース、アラビノース、キシロース、ラフイノー
ス、メリビオース、マンニトール、フラクトース、ラム
ノース、イノシトール、シュークロースを利用する。 (11)セルロースの分解 陰性
【0018】IV. 細胞壁組成 細胞壁のジアミノピメリン酸はLL型である。以上、本
菌の菌学的性状を要約すると次のとおりである。細胞壁
中のジアミノピメリン酸はLL型である。気菌糸の形態
はらせん状で、長い胞子鎖を形成する。胞子の表面はと
げ状である。各種培地上の諸性質としては、栄養菌糸は
黄色の色調を呈し、気菌糸はブルーあるいはブルーグレ
ー系の色調を呈する。可溶性色素はシュークロース・硝
酸塩寒天、酵母エキス・麦芽エキス寒天等で産生する。
【0019】これらの結果から、本菌株はストレプトミ
セス属に属する菌種であり、プリドハムとトレスナーの
分類(バージーズ・マニュアル・オブ・デターミネーテ
イブ・バクテリオロジー、第8版、第748〜829
頁、1974年)によるブルーシリーズに属する菌種で
あると考えられる。
【0020】したがって、本菌株をストレプトミセス属
に属する菌株と同定し、ストレプトミセス エスピー
(Streptomyces sp.)WK−3419
と命名した。本菌株は、ストレプトミセス エスピーW
K−3419として工業技術院生命工学工業技術研究所
に寄託されている(5生寄分第620号、FERMP−
13583)。本菌株の寄託日は平成5年4月2日であ
る。
【0021】以上、WK−3419A物質およびWK−
3419B物質について説明したが、菌の一般的性状と
しての菌学上の性状はきわめて変異し易く、一定したも
のではなく、自然的にあるいは通常行われる紫外線照射
または変異誘導体、例えばN−メチル−N’−ニトロ−
N−ニトロソグアジン、エチルメタンスルホネートなど
を用いる人工的変異手段により変異することは周知の事
実であり、このような人工的変異株は勿論、自然変異株
も含め、ストレプトミセス属に属し、WK−3419A
物質およびWK−3419B物質を生産する能力を有す
る菌株はすべて本発明に使用することができる。
【0022】また、細胞融合、遺伝子操作などの細胞工
学的に変異させた菌株も本発明のWK−3419A物質
およびWK−3419B物質生産菌として包含される。
本発明において用いられる窒素栄養源としては、例えば
ペプトン、肉エキス、コーン・スティープ・リカー、綿
実粉、落花生粉、大豆粉、酵母エキス、NZ−アミン、
カゼインの水解物、硝酸ソーダ、硝酸アンモニウムなど
が使用できる。また、本発明において用いられる炭素源
としては、例えばグリセリン、澱粉、グルコース、ガラ
クトース、マンノース等の炭水化物、あるいは脂肪等が
使用できる。
【0023】無機物としては、例えば食塩、リン酸塩、
炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム、さらには微量の重
金属塩が添加される。その他必要に応じて微量の金属
塩、消泡剤としての動・植・鉱物油等を添加することも
できる。これらのものはWK−3419A物質およびW
K−3419B物質の生産に役立つものであればよく、
公知の放線菌の培養材料はすべて用いることができる。
【0024】上記のWK−3419A物質およびWK−
3419B物質生産菌の大量培養には液体培養が好まし
く、培養温度は生産菌が発育し、物質WK−3419A
物質およびWK−3419B物質を生産できる範囲で適
用できる。培養は以上に述べた条件を使用する物質WK
−3419A物質およびWK−3419B物質生産菌の
性質に応じて適宜選択して行うことができる。
【0025】本物質WK−3419AおよびWK−34
19Bは、培養物中、菌体内に主に存在する。菌体より
はアセトン、メタノール、エタノールなどの水混和性の
有機溶媒およびそれらの水混和溶液すなわち、含水アセ
トン、含水メタノール、含水エタノールなどで抽出する
ことができる。上述の抽出方法に加え、微生物生産物質
の精製採取に用いられる公知の方法、例えば吸着クロマ
トグラフイー、分配クロマトグラフイー、イオン交換ク
ロマトグラフイー、ゲル濾過クロマトグラフイー、薄層
クロマトグラフイーよりのかき取り、高速液体クロマト
グラフイー、遠心向流分配クロマトグラフイーなどを適
宜組合せあるいは繰り返すことによって、WK−341
9A物質およびWK−3419B物質を純粋に採取する
ことができる。
【0026】このようにして、得られたWK−3419
A物質およびWK−3419B物質は、遺伝子工学的に
作成したgp120と、同じく遺伝子工学的に作成した
CD4蛋白質との結合阻害を、抗体を用いたELISA
法によつて測定したところ、IC50(50%阻害濃度)
はそれぞれ4.4および2.7μg/mlであった。
【0027】
【発明の効果】以上に述べたとおり、本発明のWK−3
419A物質およびWK−3419B物質は、gp12
0とCD4との結合阻害活性を示す。従って、本発明の
方法により得られたgp120とCD4との結合阻害物
質は単に、gp120とCD4細胞との結合を阻害する
だけでなく、抗AIDS薬として有効である。
【0028】次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、これによつて限定されるものではない。寒天
斜面培地で培養したストレプトミセス エスピーWK−
3419株(FERM P−13583)より、グルコ
ース2.0%、澱粉(溶性)〔関東化学(株)製〕2.
4%、ペプトン〔極東製薬工業(株)製〕0.3%、肉
エキス〔極東製薬工業(株)製〕0.3%、酵母エキス
〔オリエンタル酵母工業(株)製〕0.5%からなる液
体培地(pH7.0)を100mlずつ分注した500
ml容三角フラスコ6本に、1白金耳づつ採取した菌体
を無菌的に接種し、27℃で4日間振とう培養して種培
養液を得た。
【0029】この種培養液をスターチ2.4%、グルコ
ース0.1%、ペプトン0.3%、肉エキス0.5%、
酵母エキス0.5%、炭酸カルシウム0.4%、トレー
スメタル1ml/100ml、セカード0.1%からな
る液体培地(pH7.0)30l の入った50容ジャー
・ファーメンターに接種し、27℃で6日間通気攪拌培
養した。
【0030】この培養液は遠心分離し、得られた菌体に
含水アセトンを加え、1時間攪拌した。菌体は濾過し、
得られた抽出液は減圧濃縮し、アセトンを留去した。ア
セトンを留去後、濃縮液を2NHCl にてpH2に調整
し、等量の酢酸エチルエステルを加え、酢酸エチルエス
テルを抽出した。酢酸エチルエスエル抽出液は減圧濃縮
し、20gの黄褐色粗物質Iを得た。これを少量のメタ
ノールに溶解し、少量のシリカゲル(Silica g
el 60、メルク社製)を添加、エバポレータにて溶媒
を除去し、粗物質Iをシリカゲルに吸着させた。
【0031】粗物質Iを吸着させたシリカゲルは、クロ
ロホルム−メタノール−水(40:16:3)で調製し
たシリカゲルカラム〔5.0×24cm、Silica
gel 60、メルク社製〕に付し、クロロホルム−メ
タノール−水(40:16:3)4000ml、クロロ
ホルム−メタノール−水(15:10:2)4000m
l、及び100%メタノールで順次溶出した。gp12
0とCD4との結合阻害活性のある溶出画分を集めて減
圧濃縮し、500mgの黄色粗物質IIを得た。
【0032】これを少量の50%メタノールに溶解し、
50%メタノール溶液で調製したセファデックスLH2
0カラム(2.0×60cm、ファルマシア社製)にて
ゲル濾過クロマトグラフイーを行い、50%メタノール
溶液で展開した。gp120とCD4との結合阻害活性
のある溶出画分を集めて減圧濃縮し、200mgの黄色
物質III を得た。
【0033】これをアセトニトリル−メタノール−4%
酢酸水(40:5:55)の混合溶液に溶解し、高速液
体クロマトグラフイー〔Capcell pakC18
SG120、10mmI.D.×250mm(株)資生
堂社製〕に数回に分けてかけ、アセトニトリル−メタノ
ール−4%酢酸水(40:5:55)の混合溶液を移動
相として240nmの吸収を検出しながら、3.0ml
/分の流速において、20〜30分および33〜45分
に溶出するgp120とCD4との結合阻害活性のある
ピークを集めた。それを減圧濃縮して溶媒を除去し、1
2mgおよび23mgのWK−3419A物質およびW
K−3419B物質の黄色粉末をそれぞれ得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】WK−3419A物質の紫外部吸収スペクトル
である。
【図2】WK−3419A物質の赤外部吸収スペクトル
である。
【図3】WK−3419B物質の紫外部吸収スペクトル
である。
【図4】WK−3419B物質の赤外部吸収スペクトル
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12N 1/20 C12R 1:465) (72)発明者 松崎 桂一 東京都港区白金5丁目9番1号 社団法人 北里研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の理化学的性質を有するgp120と
    CD4との結合阻害物質WK−3419A物質およびW
    K−3419B物質またはその塩。 WK−3419A物質 (1)性状 黄色粉末 (2)比旋光度 +10℃(c=0.1,pyridine) (3)分子量 1325(質量分析による) (4)分子式 C61457 15Cl6 (5)紫外線吸収スペクトル(CH3 OH中) 少なくとも213、239(肩)、283、288nm
    付近に特徴的な吸収を有する (6)赤外線吸収スペクトル(KBr錠) 少なくとも3390、3280、1650、1500、
    1490、1410、1210cm-1付近に特徴的な吸
    収を有する (7)溶剤に対する溶解性 メタノール、エタノール、ジメチルスルフォキシド、ア
    ルカリ水に可溶性、ヘキサン、ジエチルエーテル、アセ
    トン、酢酸エチルエステル、クロロホルム、ベンゼンに
    不溶性 WK−3419B物質 (1)性状 黄色粉末 (2)比旋光度 +12℃(c=0.1,pyridine) (3)分子量 1325(質量分析による) (4)分子式 C61457 15Cl6 (5)紫外線吸収スペクトル(CH3 OH中) 少なくとも214、239(肩)、285(肩)、29
    1、304nm付近に特徴的な吸収を有する (6)赤外線吸収スペクトル(KBr錠) 少なくとも3385、1640、1500、1410、
    1215cm-1付近に特徴的な吸収を有する (7)溶剤に対する溶解性 メタノール、エタノール、ジメチルスルフォキシド、ア
    ルカリ水に可溶性、ヘキサン、ジエチルエーテル、アセ
    トン、酢酸エチルエステル、クロロホルム、ベンゼンに
    不溶性
  2. 【請求項2】 ストレプトミセス属に属し、gp120
    とCD4との結合阻害物質WK−3419A物質および
    WK−3419B物質を生産する能力を有する微生物を
    培地に培養し、その培養物にgp120とCD4との結
    合阻害物質WK−3419A物質およびWK−3419
    B物質を蓄積せしめ、該培養物からgp120とCD4
    との結合阻害物質WK−3419A物質およびWK−3
    419B物質を採取することを特徴とするgp120と
    CD4との結合阻害物質WK−3419A物質およびW
    K−3419B物質の製造法。
  3. 【請求項3】 ストレプトミセス属に属し、gp120
    とCD4との結合阻害物質WK−3419A物質および
    WK−3419B物質を生産する能力を有する微生物が
    ストレプトミセス エスピーWK−3419(FERM
    P−13583)である請求項2記載の製造法。
  4. 【請求項4】 ストレプトミセス属に属し、gp120
    とCD4との結合阻害物質WK−3419A物質および
    WK−3419B物質を生産する能力を有する実質的に
    純粋な微生物。
  5. 【請求項5】 微生物がストレプトミセス エスピーW
    K−3419である請求項4に記載の微生物。
JP5248035A 1993-10-04 1993-10-04 Wk−3419a物質およびwk−3419b物質並びにその製造法 Pending JPH07101973A (ja)

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