JPH07106302B2 - 中空糸型濾過モジユール - Google Patents

中空糸型濾過モジユール

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JPH07106302B2
JPH07106302B2 JP63043449A JP4344988A JPH07106302B2 JP H07106302 B2 JPH07106302 B2 JP H07106302B2 JP 63043449 A JP63043449 A JP 63043449A JP 4344988 A JP4344988 A JP 4344988A JP H07106302 B2 JPH07106302 B2 JP H07106302B2
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module
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sleeve
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公一 安形
寅行 桜井
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旭化成工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は中空糸状半透膜を用いた流体分離用濾過モジユ
ールに関し、更には、該モジユール全体が半透膜と同等
の耐薬品性・耐熱性・低溶出性・耐冷熱履歴性を有する
流体分離用濾過モジユールに関する。
(従来の技術とその問題点) 逆浸透・限外濾過・ミクロフイルターに利用される中空
糸状半透膜は、モジユール化した時単位体積当りの膜面
積が多くとれるため経済的であり、又クロスフロー・逆
洗の採用により濾過速度の維持が容易である、2次側に
スペーサー・強度支持体等の異物がなくクリーンに状態
を維持しやすい等の優れた特長であり、半導体・医薬・
食品等の様々な分野で使用されている。従来、中空糸状
半透膜を熱硬化性樹脂で該中空糸の端部を液密的に固定
し12、外筒部と接着又は/及びO−リングシールする事
によりモジユール化していた。その一例のモジユール断
面図を第6図に示す。熱硬化性樹脂12としては、エポキ
シ樹脂、エポキシアクリレート、ウレタン樹脂等が使用
されているが、これらは以下に示す欠点を有しており、
そのため適用範囲が限定されていた。
i)近年、耐熱・耐薬品性中空糸状半透膜素材としてフ
ツ素樹脂が提案されているが、エポキシ樹脂等の熱硬化
性樹脂では該フツ素樹脂より耐熱・耐薬品性が劣るた
め、充分に中空糸状半透膜の性能を生かす事が出来な
い。
ii)熱硬化性樹脂は架橋剤又は硬化剤を使用しているた
め未反応の低分子物の溶出を完全には抑制する事が出来
ず、高度に安全性を要求される医薬分野、TOCの溶出を
嫌う半導体分野では、より一層の低溶出性が求められて
いる。
iii)熱硬化性樹脂と外筒部の素材が異なり、熱膨張率
が違うため、該モジユールが高温流体と低温流体に交互
に晒されると外筒部と熱硬化性樹脂の間で剥離が起った
り、熱硬化性樹脂に亀裂が入る等の不具合が生じる。
(発明の目的) 本発明の目的は、上述の問題点を解決するための中空糸
状半透膜が本来持つ耐熱性・耐薬品性・低溶出性・耐冷
熱履歴性を減少させる事のない、中空糸型濾過モジユー
ルを提供することにある。
(発明の構成) 本発明の中空糸型濾過モジユールは、少なくとも1つの
透過流体出口と被処理流体の入口を有する外筒内に多数
の中空糸状半透膜をほぼ直線状に配列した該モジユール
において、モジユールを構成する部材の少なくとも接液
部が熱可塑性樹脂より成り、望ましくは同一素材より成
る事を特徴とする。更には、該モジユールにおいて、少
なくとも中空糸状半透膜相互あるいは中空糸と中空糸の
間で該中空糸と同一素材のシール部材を介して、または
中空糸とスリーブあるいは中空糸とスリーブの間で該中
空糸と同一素材のシール部材を介して液密的に熱融着さ
れて開口端部を形成している事を特徴とする。更には、
スリーブと外筒・外筒部の胴体とキャップ部を各々相互
にあるいは各部材の間に該部材と同一素材よりなるシー
ル部材を介して液密的に熱融着されている事を特徴とす
る。
又、外圧濾過法で使用するモジユールの如く、開口端部
を1つのみ有するモジユールにあつては、開口端部の反
対側の該中空糸端部を液密的にシールしなければならな
いが、該中空糸状半透膜が各各単独に熱融着で封止され
ているか、又は、該中空糸端部が封止板に熱融着されて
いる事をも特徴とする。
(実施態様及び作用) 以下、本発明の実施例の概要を図面に示すが、本発明は
この範囲に限定されるものではない。
中空糸状半透膜・スリーブ・外筒部の胴体・キヤツプ部
の全てが液密的に熱融着された該モジユールの例を第1
図−(A)〜(C)に示す。外筒部の胴体とキヤツプ部
のみが熱融着以外の方法でシールされている例を第2図
−(A),(B)に示す。外筒部の胴体とキヤツプ及び
外筒部とスリーブが熱融着以外の方法でシールされてい
る例を第3図−(A),(B)に示す。
この発明の半透膜とは、膜分離技術として従来公知の逆
浸透膜・限外濾過膜・ミクロフイルター等を挙げる事が
できる。
この発明の中空糸状半透膜の素材としては、熱融着する
ため熱可塑性樹脂が適している。例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリフッ化ビ
ニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、エチレン−テ
トラフツ化エチレン共重合体、テトラフツ化エチレン−
パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体等のフツ素
樹脂;ポリ塩化ビニル;ナイロン;ポリエステル;ポリ
スルホン;ポリエーテルスルホン;PEEK等を挙げる事が
できる。
外筒部の胴体とキャツプのシールにおいて、熱融着しな
い場合には、例えば、従来公知のO−リングを使用する
方法が実施出来、適当な弾性を有するゴム性O−リング
の表面を中空糸状半透膜と同一材質の素材でコーテイン
グして用いれば良い。
実施例1 半透膜は、表−Aに示される仕様の中空糸状のポリスル
ホン(旭化成工業(株)製)を用いた。
まず、この中空糸状半透膜の一方の開口端を特公昭53−
43390号公報に記載されている方法に準じて目止めを行
つた。ただし、目止めに使つた材料は、炭酸カルシウム
を用いた。炭酸カルシウム約5gを水約2ml中で練り、中
空糸状半透膜の一方の開口端に塗り込み目止めを行つ
た。
目止めされた長さ、すなわち中空糸状半透膜の一方の開
口端に詰め込まれている目止めの材料の浸入している深
さのことであり、本実施例では、目止め長さが約50mmに
なるようにした。
この目止めされた100本の中空糸状半透膜の目止めされ
ている側の端部を整え束ね、日本バルブ株式会社製の粘
着テープをこの束の外周部に巻き付けた。この時に、半
透膜材質と同一材質の微粉体で、この束の中空糸状半透
膜どうしの空隙間をうめた。
そして、この端部を250℃の炉の中に入れ、約5分間保
持した後、徐冷し、外周部に巻き付けたシールテープを
取り除いた。
さらに、半透膜材質と同一材質の中空円筒のスリーブ中
に、この溶融接着された束を挿入した。この束と中空円
筒の内径とのすき間が0.4mm以下になるように、スリー
ブの内径を調整した。そして、このすき間に半透膜材質
と同一材質の微粉体をうめ込み、この束がスリーブに挿
入された状態で、再度250℃の炉の中に入れ、約5分間
保持した後、除冷した。その後、50℃の濃塩酸を用いて
目止め材料を除去した。
この段階でスリーブと中空糸状半透膜は、熱融着されて
いる。同様にして反対側の端部を熱融着して第8図
(A),(B)に示す濾過素子を製作した。
該濾過素子を外筒胴体部に挿入した。スリーブ外径と胴
体部内径とのすき間が0.4mm以下になるように胴体部の
内径を調整し、該すき間に半透膜材質と同一素材の微粉
体をうめ込み、再度250℃の炉の中に入れ、約7分間保
持した後、徐冷した。該胴体部の外側にO−リング方式
の外筒キヤツプ部をセツトし図2−Aの概念図で示され
る中空糸型濾過モジユールを作成した。
実施例2 半透膜は、表−Bに示される仕様の中空糸状のETFE(旭
化成工業(株)製)を用いた。
まず、この中空糸状半透膜の一方の開口端を特公昭53−
43390号公報に記載されている方法に準じて目止めを行
つた。ただし、目止めに使つた材料は、焼石コウと炭酸
カルシウムを重量比で1:5に混合したものを水中に分散
させ、具体的には、焼石コウ約2gと炭酸カルシウム約10
gを水約5ml中で練り合わせ、中空糸状半透膜の一方の開
口端に塗り込み目止めを行つた。
目止めされた長さ、すなわち中空糸状半透膜の一方の開
口端に詰め込まれている目止めの材料の浸入している深
さのことであり、本実例では、目止め長さが約50mmにな
るようにした。
この目止めされた100本の中空糸状半透膜の目止めされ
ている側の端部を整え束ね、日本バルブ株式会社製の粘
着テープをこの束の外周部に巻き付けた。この時、半透
膜材質と同一材質の微粉体で、この束の中空糸状半透膜
どうしの空隙間をうめた。
そして、この端部を290℃の炉の中に入れ、約5分間保
持した後、徐冷し、外周部に巻き付けたシールテープを
取り除いた。
さらに、半透膜材質と同一材質の中空円筒のスリーブ中
に、この溶融接着された束を挿入した。この束と中空円
筒の内径とのすき間が0.4mm以下になるように、スリー
ブの内径を調整した。そして、このすき間に半透膜材質
と同一材質の微粉体をうめ込み、この束がスリーブに挿
入された状態で、外側から両者をシールテープで固定し
再度290℃の炉の中に入れ、約5分間保持した後、徐冷
した。
この段階でスリーブと中空糸状半透膜は、熱融着されて
いる。同様にして反対側の端部を熱融着して第8図に示
す濾過素子を製作した。
該濾過素子を外筒胴体部に挿入した。スリーブ外径と胴
体部内径とのすき間が0.4mm以下になるように胴体部の
内径を調整し、該すき間に半透膜材質と同一素材の微粉
体をうめ込み、再度290℃の炉の中に入れ、約5分間保
持した後、徐冷した。該胴体部の外側にO−リング方式
の外筒キヤツプ部をセツトし第2図(A)の概念図で示
される中空糸型濾過モジユールを作成した。
実施例3 半透膜は、表−Cに示される仕様の中空糸状のポリエチ
レン(旭化成工業(株)製)を用いた。
まず、この中空糸状半透膜の一方の開口端を特公昭53−
43390号公報に記載されている方法に準じて目止めを行
つた。ただし、目止めに使つた材料は、焼石コウと炭酸
カルシウムを重量比で1:5に混合したものを水中に分散
させ、具体的には、焼石コウ約1gと炭酸カルシウム約5g
を水約2.5ml中で練り合わせ、中空糸状半透膜の一方の
開口端に塗り込み目止めを行つた。
目止めされた長さ、すなわち中空糸状半透膜の一方の開
口端に詰め込まれている目止めの材料の浸入している深
さのことであり、本実例では、目止め長さが約50mmにな
るようにした。
この目止めされた100本の中空糸状半透膜の目止めされ
ている側の端部を整え束ね、日本バルブ株式会社製の粘
着テープをこの束の外周部に巻き付けた。この時に、半
透膜材質と同一材質の微粉体で、この束の中空糸状半透
膜どうしの空隙間をうめた。
そして、この端部を190℃の炉の中に入れ、約15分間保
持した後、徐冷し、外周部に巻き付けたシールテープを
取り除いた。
さらに、半透膜材質と同一材質の中空円筒のスリーブ中
に、この溶融接着された束を挿入した。この束と中空円
筒の内径とのすき間が0.4mm以下になるように、スリー
ブの内径を調整した。そして、このすき間に半透膜材質
と同一材質の微粉体をうめ込み、この束がスリーブに挿
入された状態で、再度190℃の炉の中に入れ、約15分間
保持した後、徐冷した。
この段階でスリーブと中空糸状半透膜は、熱融着されて
いる。同様にして反対側の端部を熱融着して第8図
(A),(B)に示す濾過素子を製作した。
該濾過素子を外筒胴体部に挿入した。スリーブ外径と胴
体部内径とのすき間が0.4mm以下になるように胴体部の
内径を調整し、該すき間に半透膜材質と同一素材の微粉
体をうめ込み、再度190℃の炉の中に入れ、約15分間保
持した後、徐冷した。その後、50℃の濃塩酸を用いて目
止め材料を除去した。該胴体部の外側にO−リング方式
の外筒キヤツプ部をセツトし第2図(A)の概念図で示
される中空糸型濾過モジユールを作成した。
(比較例1)実施例2で作成したモジユールと有効膜面
積と同一にして、他の仕様も同一にした従来法の接着技
術によるモジユールを作成した。該モジユールは有効膜
面積以外は旭化成工業(株)製ST−309と同一モジユー
ルである。
各々のモジユールを70℃×27%のアンモニア水に浸漬
し、耐薬品性を評価した。結果を表2に示す。
比較例1のモジユールは開口端部がアンモニアで膨潤劣
化し、1週間で仕様不可となつたのに対し、実施例2の
モジユールは、中空糸と同じ耐薬品性を示し、物性変化
は○であつた。
(比較例2)実施例1で作成したモジユールと有効膜面
積のみを同一にして、他の仕様を同一にした従来法の接
着技術によるモジユールを作成した。該モジユールは有
効膜面積以外は旭化成工業(株)製SIP−3013と同一モ
ジユールである。
各々のモジユールについて、同時に冷熱テストを行つ
た。
テスト条件 i)加熱時間 90℃熱水×15分 ii)冷却時間 5℃冷水×15分 iii)実験フロー第7図参照 iv)濾過圧力 1kg/cm2 結果を表4に示す。
比較例2のモジユールは外筒部(ポリスルホン)と接着
剤(エポキシ樹脂)の熱膨張率の差により応力が発生
し、開口端部の接着剤に亀裂が発生し、被処理流体と透
過流体を隔離できなくなり使用不能となつた。それに対
し、実施例1のモジユールは何らの変化も観察されなか
つた。
(比較例3)比較例1と同様にしてモジユールを準備し
た。各々のモジユールに35%過酸化水素水を封入し室温
で放置した後、該過酸化水素水中へ溶出したT.O.C.(全
有機炭素分)をT.O.C.メーター((株)島津製作所;TOC
−500)で測定した。
1日に1回、過酸化水素水を更新して、T.O.C.の減少傾
向を測定した。(定量限界=数PPm) 比較例3のモジユールでは3回目の溶出でやつと定量限
界の数PPm以下に到達したのに対し、実施例1のモジユ
ールでは第1回目の溶出テストから数PPm以下の低い値
を示し実質的に溶出は0であつた。
(発明の効果) 比較例で示した如く、本発明の中空糸型濾過モジユール
によれば、モジユールを構成する全部材が、中空糸状半
透膜と同等の耐熱性・耐薬品性・低溶出性・耐冷熱履歴
性を有するため、該モジユールの安全性・信頼性が向上
し、適用範囲を拡大する事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の中空糸型濾過モジユールの実
施態様の例を示す概念図。第4図は中空糸状半透膜相互
が熱融着された中空糸束端部の断面の概念図。第5図は
中空糸状半透膜一本が端部で熱融着で封止された状態の
縦断面による説明図。第6図は、従来公知の中空糸束を
熱硬化性樹脂で接着する方法で製造されたモジユールの
説明図。第7図は冷熱サイクルテスト装置のフローシー
トを示す。第8図は、本発明のモジュールの一実施態様
を示す概念図である。 1は中空糸状半透膜、2は透過流体出口、3は被処理流
体の入口又は/及び出口、4はモジユールの外筒部、5
は中空糸型濾過モジユールの例、6は中空糸相互及び中
空糸とスリーブが熱融着された開口端部、7は中空糸状
半透膜の保護筒、8は封止板の例、9はスリーブ、10は
外筒の胴体部、11は外筒のキヤツプ部、12は熱硬化性樹
脂による接着部、13は熱水タンク、14は冷水タンク、15
は送液ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−186905(JP,A) 特開 昭60−58208(JP,A) 特開 昭63−59311(JP,A) 米国特許3457339(US,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の中空糸状半透膜1を少なくとも1つ
    の透過流体出口2と被処理液流体の入口3を有する外筒
    内4にほぼ直線状に配列した中空糸型濾過モジュール5
    において、モジュールを構成する全ての部材の少なくと
    も接液部が熱可塑性樹脂素材より成る事を特徴とする中
    空糸型濾過モジュール。
  2. 【請求項2】中空糸状半透膜相互あるいは該中空糸と中
    空糸の間で該中空糸と同一素材のシール部材を介して、
    及び中空糸とスリーブ9あるいは中空糸とスリーブの間
    で該中空糸と同一素材のシール部材を介して液密的に熱
    融着されて開口端部を形成している事を特徴とする請求
    項1記載の中空糸型濾過モジュール。
JP63043449A 1987-07-13 1988-02-26 中空糸型濾過モジユール Expired - Lifetime JPH07106302B2 (ja)

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