JPH07107932A - 加温下で販売可能なおにぎり包装体 - Google Patents

加温下で販売可能なおにぎり包装体

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JPH07107932A
JPH07107932A JP5287209A JP28720993A JPH07107932A JP H07107932 A JPH07107932 A JP H07107932A JP 5287209 A JP5287209 A JP 5287209A JP 28720993 A JP28720993 A JP 28720993A JP H07107932 A JPH07107932 A JP H07107932A
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JP
Japan
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rice ball
heat
rice
sold under
under heating
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Withdrawn
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JP5287209A
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English (en)
Inventor
Masao Hashino
昌雄 橋野
Takako Hara
孝子 原
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Nissui Corp
Original Assignee
Nippon Suisan Kaisha Ltd
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Publication date
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レトルト殺菌時及び/又は加温下で販売時の
加熱効率を上げること。 【構成】 加温下で販売可能なおにぎり包装体は次の構
成からなっている。おにぎり2が加温によりおいしくな
るように調理されている。おにぎり2が、耐熱耐水性内
装材例えばプラスチックフィルム3で解放状態に包装さ
れた状態で、かつ、その内装材に緩衝作用を持たせた状
態で、耐熱耐水性形状保持性の外装材1内に収容されて
いる。内装材3と外装材1の間の空間に熱媒介物4が挿
入されている。外装材で密封後、加熱殺菌工程を経て加
熱殺菌されている。熱媒介物4として、微量の水を含浸
させた合成樹脂発泡体、液状食品を包装し密封した袋な
どを用いる。 【効果】 おにぎり包装体の熱伝道性を改善し生産性の
向上をはかることができる。さらに、内容物の変形や破
壊のないおにぎりの真空包装体を提供することができ
る。自動販売機に適したおにぎり缶詰を提供することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加温下で販売可能なお
にぎり包装体に関する。詳細には、本発明は、常温下に
おいて長期間の保存が可能であり、かつ、自動販売機な
どによる加温により、温かくかつおいしくなるおにぎり
の包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】食品を高温で長時間保存しうる自動販売
機(以下、「ホットベンダー」、「缶ウオーマー」とい
うこともある。)による加温販売は、内容物が液状の食
品の缶詰を対象としている。これは缶詰を殺菌処理する
際、固形物のみからなる缶詰は、加熱ムラを生じ易く、
殺菌条件等殺菌工程に困難がつきまとう事及びホットベ
ンダーでの加熱温度が55℃〜60℃にもなるため、そ
の保管中に品質の劣化が起こり、ベンダー内での長時間
の保管には耐えられなかったからである。したがって内
容物の均一加熱の問題から、内容物が固形物のみからな
る食品缶詰は、長時間ホットベンダーや缶ウオーマーで
の加温、保存には、不適当であるとされてきた。そのた
め、ホットベンダーや缶ウオーマーによる加温販売は、
おにぎり等の固形物のみからなる調理食品の缶詰を対象
としていない。
【0003】また、ホットベンダーや缶ウオーマーによ
り加温販売する場合、細菌、特に耐熱性細菌が問題とな
る。缶詰中に耐熱性細菌の胞子が残存していたとする
と、この残存細菌が加温中に発芽増殖して内容物を腐敗
変質させてしまう。これら耐熱性細菌胞子等の細菌を死
滅させ残存させないために、製造には通常の缶詰食品の
加熱殺菌工程を必要とするが、内容物が固形物であると
殺菌時間は一層長くなり、その結果内容物の物理的、化
学的性質に変化を生ぜしめ味、風味等を損なうおそれが
ある。
【0004】缶詰は貯蔵性にすぐれ、常温状態に放置し
ておいても長時間の貯蔵が可能であることから、最も普
及された保存手段の一つである。普通、食品等の内容物
とともに、水、調味料、シロップ等のパッキングメデイ
アを缶に詰め、これに蓋をした状態で、レトルト等の加
熱装置内で加熱殺菌を行ってつくられるものであり、内
容物のほかに多量のパッキングメディアが存在する。加
熱殺菌時には、缶内に添加されたパッキングメディア
が、缶内を流動し、この流動によって加熱殺菌が進行す
る。固形物食品缶詰の加熱殺菌の場合、缶内に多量のパ
ッキングメディアが存在することはなく、従ってパッキ
ングメディアの缶内流動が起こらず、殺菌時間は一層長
くなる。
【0005】加熱殺菌がきわめて容易なものとして、缶
内を真空に近い状態に保った所謂高真空缶詰等が提案さ
れている。この真空缶詰は、缶詰の軽量化の上から、水
等のパッキングメディアの添加を最小限におさえ、この
パッキングメディア添加量の削減によってもたらされる
加熱殺菌等の障害を缶内の空気を予め追い出すことによ
って解決した缶詰である。真空缶詰は、パッキングメデ
ィアの添加量を少なくしても、缶内の高真空化によっ
て、ある程度、加熱殺菌時間の長期化等の障害が解決で
きるが、パッキングメディアが少ないことにより外部か
らの衝撃によって食品内容物が破壊し易くなるという問
題点がある。更に、固形物食品を缶詰に詰めるときの問
題点としては、輸送中に片寄ったり、固形物食品同志が
付着したり、缶詰上部の固形物食品が底部のものに対し
て重力がかかったりして、固形物食品の原形を保つこと
が困難なことである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来ホット
ベンダーや缶ウオーマーによる加温販売が対象としてい
ない固形物食品である「おにぎり」について、おにぎり
の加温下で販売可能な包装体を提供することを目的とす
る。本発明は加温によりおいしくなるように調理された
おにぎりが所望のときに所望の温度で容易に入手できる
ようにした、しかも製造されたときの品質を長期にわた
って維持できるようにしたおにぎりの包装体、特に加温
下で販売可能なおにぎり包装体を提供することを目的と
する。本発明はおにぎり包装体の熱伝導性を改善するこ
とにより、レトルト殺菌時及び/又は加温下で販売時の
加熱効率を上げることを目的とする。さらに、本発明は
おにぎり真空包装体の耐外部衝撃性の改善し、食品内容
物の破壊を防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】缶詰容器内に、耐熱耐水
性フィルムの内装材により個別かつ解放状態に包装され
た2箇以上のおにぎりが重ねられて詰められ、内装材と
外装材の空間に熱媒介物を挿入され、高真空巻締機によ
り密封される。高真空の代わりに、缶内の空気を不活性
ガスによりガス置換せしめてもよい。缶詰内に脱酸素剤
を封入しておくと、缶詰内に残存する酸素が除去され
る。高真空状態に保持された缶詰内は、熱媒介物並びに
おにぎりを個別に包装した内装材が緩衝材の役割を果た
すことによって、形状の変形からおにぎりを保護する。
【0008】また内装材が解放状態に包装されているこ
とにより及び/又は熱媒介物に微量の水分を含ませるこ
とにより、高真空巻締機により密封されるとき並びに加
熱殺菌される時、内装材内と外装材内の雰囲気が同じに
なり、おにぎりは効率的に加熱殺菌される。更に、缶詰
を開けて、缶の中から包装されたおにぎりを取り出した
とき、内装材を難なく開けることができる。内装材と外
装材の空間に挿入した熱媒介物がパッキングメディアと
して作用し、レトルト殺菌時及び/又は加温下で販売時
の加熱効率を上げることができる。
【0009】高真空状態に密封された缶詰はレトルトで
殺菌される。この時、缶詰はおにぎりが重ねられた状態
のままでレトルト処理すると底部のおにぎりが上部のお
にぎりの加重で変形するので横にしてレトルト処理をす
ることがなされている。しかし、このように加熱殺菌処
理時に缶を横にすると、処理装置内の収容能力が落ち生
産効率が悪い。レトルト殺菌時のおにぎりの変形は、加
熱時間が多くかかることによっても影響される。すなわ
ち、筒形の缶を立てると、缶と三角形のおにぎりの間に
空間ができ、熱伝導が極端に悪く加熱時間が多くかか
る。また、缶を立てた場合は下の方のおにぎりは圧迫変
形し、つぶれやすい。
【0010】このような問題点を本発明は缶とおにぎり
の間にできた空間に熱媒介物を挿入することにより解決
する。特に加熱殺菌時のおにぎりの変形、並びに、おに
ぎり包装体の熱伝導性の改善を目的として、本発明は、
内装材と外装材の空間に熱媒介物を挿入する。熱媒介物
を挿入することにより、レトルト殺菌時及び/又は加温
下で販売時の加熱効率を上げることができるし、副次的
におにぎりの変形を軽減することができる。
【0011】おにぎりが内装材を介して熱媒介物と接触
した状態で一体になって外装材に密着した状態で包装さ
れる。おにぎりの他におかず等の食品の包装体を添えた
場合も同様である。おにぎりが三角形の場合、三角形の
おにぎりは缶と3箇所で接触し、そのほかの部分は挿入
した熱媒介物を介して缶と接触するようにする。周囲を
熱媒介物で取り囲んで缶との接触を密にすることもでき
る。缶内は真空状態にあるため、他のいかなる材料を挿
入しても熱伝導性は改良されることになる。
【0012】熱媒介物として微量の水を含浸させた合成
樹脂発泡体を使用する。耐熱性連通気泡の合成樹脂発泡
体に微量の水を含浸させておき、レトルト時内装材内と
外装材内の雰囲気が同じになり、おにぎりは効率的に加
熱殺菌される。内装材内と外装材内の雰囲気が同じにな
ると、おにぎりから水分が蒸発しないため、おにぎり飯
の炊飯時の水分調整がしやすい。真空状態において水蒸
気の存在が熱伝導性を改良することはいうまでもない。
【0013】また熱媒介物として液状食品、ペーストタ
イプの食品などを包装し密封した袋を使用する。みそ汁
あるいはペースト状食品を封入したプラスチックの密封
袋が使用される。缶と三角形のおにぎりの間にできる空
間は同じ形をした3個空間であるから、食品を密封包装
した袋は3個挿入できる。これらの3個は連なっていて
もよい。この3連のものは三角形のおにぎりの周囲を取
り囲んで使用すると、三角形のおにぎりが缶と接触する
3箇所の部分に厚さの薄いシールの部分、おにぎりが缶
と接触していないそのほかの部分に厚みのある食品封入
部分きて、三角形のおにぎりが内装材を介してこの3連
のものと接触した状態で一体になって外装材に密着した
状態で包装される。おにぎりの形状は三角形でなくても
よい。従って、食品を密封包装した袋の形も特定される
ものではない。
【0014】前記袋の中には種々の材料を入れることが
でき、おにぎりの副食として使用することもできる。密
封包装される食品は熱伝導性の点からは水に近い食品が
好ましいが、これに限定されない。スープを入れた時
は、おにぎりを食べる前後にスープを喫食できる。スー
プのバラエティー化ができる。また、このスープが緩衝
材の役目をして、おにぎりの変形を防止する。このよう
な熱媒介物を封入した缶詰は熱媒介物が熱伝達の役目を
果たすため、横にしないで縦型で加熱殺菌できるので生
産性が向上できる。
【0015】本発明の加温下で販売可能なおにぎり包装
体は、おにぎりが加温によりおいしくなるように調理さ
れていること、加温によりおいしくなるように調理され
ているおにぎりが、耐熱耐水性内装材で解放状態に包装
された状態で、かつ、その内装材に緩衝作用を持たせた
状態で、耐熱性形状保持性の外装材内に収容されている
こと、内装材と外装材の間の空間に熱媒介物が挿入され
ていること、並びに、外装材で密封後、加熱殺菌工程を
経て加熱殺菌されていることを特徴としている。本発明
でいうおにぎりとは、ごはんをいわゆるおにぎり状に成
形したもので、その形状は三角形でも丸型でもよく、特
に制限はない。
【0016】常温下において長期間の保存が可能であ
り、ホットベンダーや缶ウオーマーでの加温により、温
かくかつおいしくなるおにぎりの包装体にするため、包
装されるべきおにぎりは、加温によりおいしくなるよう
に調理されている必要がある。おにぎりは、米の炊飯時
に通常の炊飯時の加水量1.2倍に対し1.4〜1.5
倍の加水量で炊飯する必要がある。種々の具の入った炊
き込みご飯も好ましい態様であり、そうした炊き込みご
飯の炊飯についても、加水量は上記範囲が採用される。
内装材で解放状態に包装されているおにぎりに含まれる
水分が微量であるが蒸発して缶内を流通するために、水
分含有量を調整して調理することが望ましいと考えられ
る。それは、製造の際の真空巻締やレトルト殺菌、販売
の際の長期間加温、これらの工程を経た後おいしくなる
ようにするには、加水量を多くして米を炊飯することが
必要であると推定されるからである。
【0017】詳細な部分は、米の品種等によっても微妙
に変化するが、食品分野の通常の実験的努力によって最
適な調理方法を決定することができる。本発明は熱媒介
物として微量の水を含浸させた合成樹脂発泡体を使用す
る場合、耐熱性連通気泡の合成樹脂発泡体に微量の水を
含浸させておき、レトルト時内装材内と外装材内の雰囲
気が同じになり、おにぎりは効率的に加熱殺菌される。
内装材内と外装材内の雰囲気が同じになると、おにぎり
から水分が蒸発しないため、おにぎり飯の炊飯時の水分
調整がしやすい。その場合、水分蒸発を見越して柔らか
く炊飯する必要はない
【0018】耐熱性細菌胞子等を死滅させるため、通常
の缶詰食品の加熱殺菌工程を経る必要があるが、本発明
は、加熱殺菌手段として好ましくは高真空缶詰の技術を
採用する。具体的には、本発明は、おにぎりを耐熱性内
装材で包装し、その内装材包装おにぎりを耐熱性形状保
持性の外装材内に収容し、そしてその内装材包装おにぎ
りの外装材内への収容が高真空又はガス置換下でされて
いるおにぎり包装体である。
【0019】本発明は内装材と外装材の間の空間に熱媒
介物を挿入することにより、真空缶詰の耐外部衝撃性の
改善がなされたが、さらに耐外部衝撃性の改善のため、
おにぎりの内装材による包装を採用して、食品内容物が
破壊されないようにする。内装材として耐熱性の食品包
装材を採用し、そしてその内装材に緩衝作用を持たせて
外装材内に収容する。したがって、内装材としては包装
したとき緩衝作用を示すような耐熱性の食品包装材が好
ましい。外装材としては缶詰缶が最も好ましい。缶には
いろいろのタイプのものが市販されているが、開けると
きに缶切りがいらなくてかつ高真空に耐えられるタイプ
のものが実用的である。材質は金属製、ガラス製、プラ
スチック製等いずれでもよいが、熱伝導性の点から金属
製のものが好ましい。おにぎりが2個以上あるときは、
各おにぎりを内装材で個別かつ解放状態に包装する。こ
の個別かつ解放状態の包装の態様としておにぎり間の仕
切材による仕切を包含する。もちろんおにぎり間を仕切
材で仕切ってから内装材で包装してもよい。
【0020】以下図面により、本発明のおにぎり包装体
について説明する。図1は本発明の一つの実施例を示
し、プラスチックフィルムで包装したおにぎりと熱媒介
物とを詰めた缶詰を開けた時、上から見たを缶詰を示す
説明図である。図2は微量の水を含浸させた合成樹脂発
泡体からなる熱媒介物を示す説明図である。図3は食品
を密封包装した袋が3個連なったものからなる熱媒介物
を示す説明図である。符号1は缶、2は包装おにぎり、
3はプラスチックフィルム、4は熱媒介物、5はペース
ト状食品、6はフィルムのシール部分を示す。
【0021】まず、図1に示すように本発明の缶詰は、
缶1内にプラスチックフィルム3により個別かつ解放状
態に包装された3個の包装おにぎり2が重ねて詰めら
れ、プラスチックフィルム3と外装材の缶1との間に熱
媒介物4が挿入され、高真空巻締機により密封される。
この場合、缶詰内には脱酸素剤(図示せず。)を封入し
ておくと、缶詰内に残存する酸素が除去されるので好ま
しい。高真空状態に密封された缶詰はレトルトで殺菌さ
れる。この時、高真空状態に保持された缶詰内は、熱媒
介物4並びにおにぎり2を個別に包装したプラスチック
フィルム3が緩衝材の役割を果たすことによって、形状
の変形からおにぎり2を保護する。
【0022】またプラスチックフィルム3が解放状態に
包装されていることにより及び/又は熱媒介物4に微量
の水分を含ませることにより、高真空巻締機により密封
されるとき並びに加熱殺菌される時、プラスチックフィ
ルム3内と缶1内の雰囲気が同じになり、おにぎり2は
効率的に加熱殺菌される。プラスチックフィルム3と缶
1の空間に挿入した熱媒介物4がパッキングメディア並
びに緩衝材として作用し、レトルト殺菌時の加熱効率を
上げかつおにぎりの形状の変形を軽減することができる
ため、缶1を立ててレトルト処理をする。次いで、冷却
し製品が得られる。このおにぎり包装体は予め設定され
た自動販売機の温度(例えば50〜70℃)にて加温さ
れ市販される。
【0023】
【実施例】本発明の詳細を実施例で説明する。本発明は
これらの実施例によっては何ら限定されるものではな
い。
【0024】実施例1 本発明の一例を示すおにぎり缶詰の製造方法について説
明する。まず、米の炊飯時に通常の炊飯時の加水量1.
2倍に対し1.4倍の加水量で炊飯する。この炊飯され
た米飯をそのまま用いるか或いは調味料、具材等を所定
量混合し、型抜きしておにぎりの原形を作成する。例え
ば、焼きおにぎりの場合は成形されたおにぎりの表面に
醤油を噴霧し、表面を乾燥させると同時に焼成し冷却す
る。次いで、この焼きおにぎりをプラスチックフィルム
により個別に包装し一方を開口したままフィルム縁を折
りまげておく。これらの包装されたおにぎりを例えば電
子レンジ等で加温した状態にしておく。
【0025】この包装おにぎりを缶詰容器内に詰めると
共に脱酸素剤例えば商品名「エージレス」(三菱ガス化
学社製)を缶詰容器内に入れ、さらに熱媒介物を挿入し
て、そして、真空巻締(減圧度40〜60cm/H
g)をする。熱媒介物としてみそ汁を密封包装したプラ
スチック袋が3個連なったものを使用した。缶詰容器と
三角形のおにぎりの間にできる同じ形をした3個の空間
は、厚みのある食品封入部分で埋めることができ、三角
形のおにぎりが内装材のプラスチックフィルムを介して
この3連のものと接触した状態で一体になって缶詰容器
に密着した状態で包装された。
【0026】次に、レトルト殺菌する。レトルト殺菌時
間は117℃、120分が通常であるが、包装されたお
にぎりを上述のとおり予め加温した状態にすることによ
ってレトルト殺菌時間を約60分位短縮することができ
る。さらに熱媒介物の使用によって、加熱時間を熱媒介
物を使用しない場合の約6割の時間まで短縮することが
できる。次いで、約40℃まで冷却する。レトルト殺菌
したままの温度でおにぎりを扱うと、団子状となるた
め、70℃以下の温度に冷却することが好ましい。得ら
れた缶詰おにぎりを1ケ月後缶ウオーマーと同じ条件
(65℃、4時間)で加温した。缶を開け、中から内装
材のプラスチックフィルムで包装されたおにぎりを取り
出して食べたところ、ふっくらとした作りたてのおいし
いおにぎりであった。熱媒介物として使用したみそ汁も
おにぎりを食べる前後に喫食することができる。
【0027】実施例2 実施例1で作って内装材で包装し電子レンジ等で加温し
た状態にしてあるおにぎりを、缶詰容器内に2段重ねで
詰める。その際、一番下には適当に折り畳んだスープを
密封包装したプラスチック袋を詰める。実施例1と同様
に「エージレス」を缶詰容器内に入れ、そして、真空巻
締(減圧度40〜60cm/Hg)をする。次に、実
施例1と同様にレトルト殺菌をしてスープ包装品を同封
した缶詰おにぎりを得た。一番下に置いたスープ密封包
装体が熱媒介物として作用し、加熱時間を熱媒介物を使
用しない場合の約7割の時間まで短縮することができ
る。
【0028】
【発明の効果】おにぎりのような塊状の固形物とスープ
のような液状食品やペーストタイプの食品を同封したも
のを、常温下において長期間の保存が可能であり、か
つ、自動販売機などによる加温により、温かくかつおい
しくなる加温下で販売可能な包装体を提供することがで
きる。自動販売機の加温により、そのまま手づかみして
も手でよごすことなくあたたかく喫食でき、またつくら
れたときの品質が長期間保持されているおにぎり包装体
を提供することができる。おにぎり包装体の熱伝導性を
改善し生産性の向上をはかることができる。さらに、内
容物の変形や破壊のないおにぎりの真空包装体を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施例を示し、プラスチックフ
ィルムで包装したおにぎりと熱媒介物とを詰めた缶詰を
開けた時、上から見た缶詰を示す説明図である。
【図2】本発明のおにぎり包装体に使用する微量の水を
含浸させた合成樹脂発泡体からなる熱媒介物を示す説明
図である。
【図3】本発明のおにぎり包装体に使用する食品を密封
包装した袋が3個連なったものからなる熱媒介物を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 缶 2 包装おにぎり 3 プラスチックフィルム 4 熱媒介物 5 ペースト状食品 6 フィルムのシール部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】次に、レトルト殺菌する。レトルト殺菌時
間は120℃、120分が通常であるが、包装されたお
にぎりを上述のとおり予め加温した状態にすることによ
ってレトルト殺菌時間を約60分位短縮することができ
る。さらに熱媒介物の使用によって、加熱時間を熱媒介
物を使用しない場合の約6割の時間まで短縮することが
できる。次いで、約40℃まで冷却する。レトルト殺菌
したままの温度でおにぎりを扱うと、団子状となるた
め、70℃以下の温度に冷却することが好ましい。得ら
れた缶詰おにぎりを1ケ月後缶ウオーマーと同じ条件
55℃、4時間)で加温した。缶を開け、中から内装
材のプラスチックフィルムで包装されたおにぎりを取り
出して食べたところ、ふっくらとした作りたてのおいし
いおにぎりであった。熱媒介物として使用したみそ汁も
おにぎりを食べる前後に喫食することができる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加温によりおいしくなるように調理され
    ているおにぎりが、耐熱耐水性内装材で解放状態に包装
    された状態で、かつ、その内装材に緩衝作用を持たせた
    状態で、耐熱性形状保持性の外装材内に収容されている
    こと、内装材と外装材の間の空間に熱媒介物が挿入され
    ていること、並びに、外装材で密封後、加熱殺菌工程を
    経て加熱殺菌されていることを特徴とする加温下で販売
    可能なおにぎり包装体。
  2. 【請求項2】 内装材で包装されたおにぎりの外装材内
    への収容がガス置換下で又は高真空下でされている請求
    項1記載の加温下で販売可能なおにぎり包装体。
  3. 【請求項3】 2個以上のおにぎりからなり、各おにぎ
    りが個別かつ解放状態に耐熱性内装材で包装されいる請
    求項1又は請求項2記載の加温下で販売可能なおにぎり
    包装体。
  4. 【請求項4】 加温によりおいしくなるように調理され
    ているおにぎりが、米の炊飯時に1.4〜1.5倍の加
    水量で炊飯されたものである請求項1、請求項2又は請
    求項3記載の加温下で販売可能なおにぎり包装体。
  5. 【請求項5】 脱酸素剤が外装材内に収容されている請
    求項1、請求項2、請求項3、又は請求項4記載の加温
    下で販売可能なおにぎり包装体。
  6. 【請求項6】 熱媒介物が微量の水を含浸させた合成樹
    脂発泡体からなる請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4又は請求項5記載の加温下で販売可能なおにぎり包
    装体。
  7. 【請求項7】 熱媒介物が液状食品を包装し密封した袋
    からなる請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は
    請求項5記載の加温下で販売可能なおにぎり包装体。
  8. 【請求項8】 熱媒介物がペーストタイプの食品を包装
    し密封した袋からなる請求項1、請求項2、請求項3、
    請求項4又は請求項5記載の加温下で販売可能なおにぎ
    り包装体。
  9. 【請求項9】 食品を密封包装した袋が2個以上連なっ
    ている請求項7又は請求項8記載の加温下で販売可能な
    おにぎり包装体。
  10. 【請求項10】 各袋に別の食品が包装されている請求
    項9記載の加温下で販売可能なおにぎり包装体。
JP5287209A 1993-10-12 1993-10-12 加温下で販売可能なおにぎり包装体 Withdrawn JPH07107932A (ja)

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