JPH07108029B2 - 映像信号の記録された記録媒体 - Google Patents

映像信号の記録された記録媒体

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JPH07108029B2
JPH07108029B2 JP4325083A JP32508392A JPH07108029B2 JP H07108029 B2 JPH07108029 B2 JP H07108029B2 JP 4325083 A JP4325083 A JP 4325083A JP 32508392 A JP32508392 A JP 32508392A JP H07108029 B2 JPH07108029 B2 JP H07108029B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘリカルスキャン型V
TR(ビデオテープレコーダ)に用いられる記録媒体に
関するものであり、更に詳しくは、映像信号を、その1
フィールド分の信号毎に、例えば4本なら4本の信号記
録トラックにライン単位で等量ずつ分けて記録し、或い
は再生するようにして記録密度の向上を図った際、前記
4本の信号記録トラックに対応する4個の回転ヘッドの
うちの例えば1個がゴミなどにより目詰まりを起こして
再生不能となり、対応するトラックからの信号が欠落し
た場合などでも、再生画面にさほどの劣化が生じないよ
うに、或いはまた、2倍速再生などの特殊再生を行った
ときにおいても、再生画面にさほどの劣化が生じなくて
すむようにするための記録信号フォーマットにより記録
された記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】さて、従来の各フィールド毎の信号をそ
れぞれ複数のテープトラックに記録するVTRでは、特
開昭57−123778号公報に記載のように、1フィ
ールド分の信号を分割記録する複数のトラックのうちの
1本を特殊再生用の信号トラックとして区別し、ここに
画像サンプル中の上位部分のみを記録して特殊再生時に
は専用ヘッドでこのトラックのみを再生するようになっ
ている。しかし、正常再生時には分割記録されている全
トラックの信号を各トラックに対応した複数のヘッドを
用いて再生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に磁気ヘッドには
テープの磁性粉などが付着して目詰まりを生じ、再生信
号振幅を劣化させることがあるが、このような信号振幅
劣化が生じると、そのことによる信号品質のダメージは
大きい。特開昭57−123778号公報に記載のよう
な信号記録フォーマットではこの様な事態が発生した場
合における画質維持についての配慮がなされておらず、
そのため、その特徴である画像サンプルの上位部分を集
めて記録したトラックを再生するヘッドに目詰まりを生
じたりした場合、再生画質の劣化が大きくなるという問
題がある。また特殊再生を行なうには、通常再生に用い
るヘッドと信号再生回路を用いたのでは、画質劣化が大
きくなるため、それ専用の再生ヘッドと信号再生回路を
設けて、これを用いる必要があり、専用のものを特に用
意しなければならないという意味で不都合があった。
【0004】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、ヘリカルスキャン型VTRで、1フィール
ド分毎の信号を複数のトラックに分割して記録再生する
場合において、前記各トラックに対応する各ヘッドのう
ちの例えば1個のヘッドが目詰まりを起こして再生不能
となり、これによって1トラック上のまとまった信号が
欠落したりした場合でも、再生画の画質劣化がさほどで
なく、また専用ヘッドや再生回路を用いなくても、さほ
どの画質劣化を招くことなしに各種速度の特殊再生が可
能であるような映像信号記録再生方法による記録媒体を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下、NTSC方式のテ
レビ信号を記録再生するVTRを想定して説明する。も
ちろん、1フィールドのライン数や記録再生方式は、本
発明の本質には影響しないことをあらかじめ断ってお
く。1フィールド分のビデオ信号を複数の信号記録トラ
ックに分割記録する場合におけるその分割の仕方にはい
くつかの方法がある。しかし、特殊再生専用ヘッドを設
けないで通常のヘッドで信号記録トラックを斜めに走査
(ヘリカルスキャン)しながら特殊再生を行なうために
は、例えばNTSC方式のテレビ信号であれば262.
5本の水平走査線(ライン)から成る1フィールド分の
画像信号をラインを単位として分割する方が再生信号処
理の都合上、有利である。ところで、1フィールドを構
成する262.5本のラインの先頭ラインから順番に連
続して第1の信号記録トラックにライン単位で記録し、
そのトラックが一杯になったら次に続くラインからは第
2の信号記録トラックに記録するという様に単純に、1
フィールド分の信号をライン順にライン単位で分割する
場合を考える。
【0006】VTRでは、その記録再生信号周波数が高
いため、各信号記録トラックにそれぞれ対応したヘッド
を用い、このような複数個のヘッドによりマルチチャネ
ル方式で記録再生を行なうことが多い。信号の再生にお
いては信号S/Nの劣化がそのまま再生画像の劣化につ
ながるので、これら複数のヘッドのうちの1つが目詰ま
りを起こし、そのヘッドからの再生信号S/Nが大幅に
劣化すると、そのヘッドに対応するトラックの信号は再
生不能となる。そのため、上述のように、複数のトラッ
クへ、1フィールド分の信号をライン順に複数ラインず
つ割り当てるという単純な信号分割方法では、あるヘッ
ドに目詰まりが生じると、そのヘッドに対応したトラッ
ク上の連続した複数ラインが再生できなくなる。
【0007】例えば1フィールドの信号を4トラックに
分割記録する場合には、そのうち1トラックの信号が再
生できなくなると、画面の1/4に相当するラインが連
続して再生できなくなり、画面の1/4がまとまってポ
ッカリ欠落することになる。また、その画面上の信号欠
落位置は毎フィールドとも同じ位置に固定されることに
なるので、フィールド相関やフレーム相関をとって、欠
落した信号を補おうとしても、それも不可能である。そ
こで本発明では、同一信号記録トラックには、画面上で
互いに隣接する関係にあるライン(つまり順番通りのラ
イン)は記録されないように1フィールド分の信号をラ
イン単位でバラバラにしてそれぞれのトラックに分けて
記録する。
【0008】
【作用】これにより、たとえあるトラックに対応するヘ
ッドに目詰まりを生じ、そのトラックに記録された信号
が再生されなくなったとしても、その再生されなかった
各ラインは、1フィールドの画面上の互いに離れた位置
にあるラインとなる。そして、これらの再生されなかっ
た各ラインの信号は、隣接する、目詰まりを生じなかっ
た他のヘッドにより再生された正常なラインの信号を用
い、ライン相関をとることにより容易に補うことがで
き、画質の劣化を防止することができる。このように、
同一信号記録トラック上には画面上で互いに隣接する関
係にあるラインが記録されないようにするには、1フィ
ールドを構成する複数ラインの信号をN本のトラックに
分割記録する場合、1フィールドを構成する複数ライン
のうちの、先頭ラインからN個目毎にピックアップした
ラインをまとめて第1のトラックに記録し、第2番目の
ラインから同様にN個目毎にピックアップしたラインを
まとめて第2のトラックに記録する、というようにすれ
ば良い。勿論、必ずしもこのような単純な規則的な分割
方法でなくても、例えばあるトラックにあるラインを記
録したら、次のラインは他の(N−1)本のトラックの
うちのどれかに記録するというような分け方にするだけ
で良い。しかし、規則的な信号分割の方がハードウェア
構成上都合が良い。
【0009】一方、通常のヘッドを用いて例えば2倍速
再生のような特殊再生を行なうと、再生ヘッドのテープ
上の走行軌跡はトラックを斜めに横ぎるような軌跡にな
る。そのため、ヘッドは各トラック上の信号の一部分し
か再生できなくなる。特に整数倍速再生を行なうと、各
フィールド毎に、1フィールド分の信号を分けて記録さ
れた複数トラックのうち、フィールド毎に見て同じ画面
位置の記録信号しか再生できなくなるトラックが生じる
ような再生速度が存在する。そのため、そのような特殊
再生を行なう時には、上記のような信号分割を行なって
も連続した複数ラインが再生できずに、画面上にノイズ
バンドが現われて、ライン相関は勿論、フィールド相関
やフレーム相関もとれないから、これらを用いて欠落信
号を補なうようにすることもできない。勿論、ある特定
の速度を用いた特殊再生についてのみ、再生できないラ
インが画面上に均等に散らばるように信号分割を行なう
ことはできるが、その場合でも再生速度を変えると全く
効果はなくなる。
【0010】そこで、さらに各フィールド間で、画面上
のライン位置とそのトラック上の記録位置との関係が順
次変化するようにする。そのために、1フィールドの信
号を分割記録する相手方としてのN本のトラックに、そ
れぞれフィールドの先頭を分割の基準にしてN本目のラ
インからN本毎にとって記録するのを改めて、所定数の
フィールド毎に分割の基準がフィールドの先頭から所定
ライン数ずつ増加するようにする。勿論前に述べたよう
に、分割方法および分割基準の増加量ともに不規則にし
ても良いが、やはりハード構成上は規則的な方が有利で
ある。
【0011】上記のような信号分割を行なうには、所定
フィールド毎に一定数ずつ増加し、その値が1フィール
ドを構成するライン数に達すると零に戻る数値Mを考え
る。そして、各フィールドに対して、(M−1)ライン
目を先頭にそのフィールドの最後尾ラインまでを順に並
べ、続いてそのフィールドの先頭であったラインからM
ライン目までを順に並べた仮想的なフィールドを生成す
る。各トラックへの信号の分割はこの仮想的なフィール
ドに基づいて行ない、N本のトラックには、それぞれ仮
想フィールドの先頭からN本目のラインからN本毎にと
ったラインを記録するようにすれば良い。このような信
号分割方法の記録媒体を用いれば、特殊再生時に各トラ
ックの特定位置に記録された信号のみしか再生できない
場合でも、再生された信号の画面上でのライン位置はフ
ィールド毎に異なる。したがって再生できなかったライ
ンの信号は、それ以前のフィールドで再生したラインの
信号を保持して用いるようにすれば、画面上にノイズバ
ンドが発生するのを防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明するわけであ
るが、その前に本発明の理解を容易にする記録態様を参
考例として以下、図1により説明する。 図1は1フィー
ルド分の信号の複数トラックへの分割記録フォーマット
を本発明の実施例の理解を容易にする参考例として示す
模式図である。本は、フレーム当り525本のライン
(走査順に番号を付け、ライン1、ライン2、……ライ
ン524、ライン525とする)から成るビデオ信号を
記録再生するVTRに適用した場合のである。本
は1フィールドの信号を4本のトラックへ分割記録す
る。なお、本においては、垂直ブランキング期間中の
ライン524、525、1〜5、およびライン262〜
267はトラック上には記録しない。
【0013】図1において、1〜8はそれぞれ信号記録
トラックである。図1(a)はテープ上の信号記録トラ
ックの配置を示し、図1(b)は各トラック上の信号ラ
インの配置を示す。各トラック1〜8はそれぞれ、図1
(a)中にA〜Dで示したように、1フィールド分の信
号を4分割して得られる各信号量をそれぞれ記録される
4本のトラックの各々に対応してA〜Dの4つのヘッド
でそれぞれ記録再生される。また、図1(b)中で各ト
ラック1〜8内で四角に区切った中に示した数字は、ビ
デオ信号のライン番号を表わす。信号記録トラック1〜
8は、図1(a)に示したように、テープ上に斜めに配
置される。フィールドNの信号は、トラック1〜4に4
分割され、同様に次のフィールド(N+1)の信号はト
ラック5〜8に4分割されて、それぞれテープ上に記録
される。4分割された各信号は、それぞれA〜Dの4個
のヘッドによりテープ上の対応したトラックにこの順序
で記録される。
【0014】したがって、トラック1と5はA、トラッ
ク2と6はB、トラック3と7はC、トラック4と8は
Dのヘッドにより記録され、また再生時にも同様の組合
せで信号が再生される。トラック1には、図1(b)に
示したように、フィールドNのテープ上に記録される信
号のうち、先頭ラインのライン6から4ライン毎に抜き
出したラインである、ライン10、14、18、……、
254、258の信号が記録される。
【0015】以下、同様に図1(b)に示したように、
トラック2にはフィールドNの記録信号のうち2番目の
ラインであるライン7から4ライン毎に抜き出したライ
ンである、ライン11、15、19、……、255、2
59の信号が、トラック3には同じく3番目のラインで
あるライン8から4ライン毎に抜き出したラインであ
る、ライン12、16、20、……、256、260の
信号が、そしてトラック4には同じく4番目のラインで
あるライン9から4ライン毎に抜き出したラインであ
る、ライン13、17、21、……、257、261の
信号がそれぞれ記録される。
【0016】フィールド(N+1)の信号は同様に図1
(b)に示すように、それぞれ4ライン毎に抜き出した
ラインとして、トラック5には記録信号ラインの先頭と
してのライン268からライン272、276、……、
516、520が、トラック6には2番目のラインとし
てのライン269からライン273、277、……、5
17、521が、トラック7には3番目のラインとして
のライン270からライン274、278、……、51
8、522が、そしてトラック8には4番目のラインと
してのライン271からライン275、279、……、
519、523がそれぞれ記録される。以下、フィール
ド(N+2)以降も同様に各フィールドの信号が4トラ
ックずつに分割記録される。
【0017】次に、図1に参考例として示した映像信号
記録方法の効果を、図2により説明する。図2は、図1
の信号分割方法において、4つの再生ヘッドのうち、図
1(a)においてBと表示したトラックを再生するヘッ
ド(Bヘッドと呼ぶ)に目詰まりを生じ、このヘッドか
ら再生信号が得られなくなった場合のビデオ信号(画像
信号)再生状況を示す図である。Bヘッドに目詰まりを
生じると、図1のトラック2およびトラック6に記録さ
れた信号が全く再生できなくなる。1フィールドの信号
を分割記録する相手方としての各トラックに、信号ライ
ン順の連続した信号を記録するような従来の方式では、
このようなヘッドの目詰まりに対して、連続した複数ラ
インが再生不能となり画面上にノイズバンドを発生して
しまうことは先にも説明した。
【0018】しかし、本の方法では、図1のトラック
2およびトラック6の信号が全く再生できなくなった場
合でも、図1(b)に示したように再生不能ラインはN
フィールドではライン7、11、15、19、……、2
55、259であり、(N+1)フィールドではライン
269、273、……517、521であり、互いに離
散したラインとなる。したがって、再生信号は画面上で
は図2に示すようになり、フィールド毎に見れば4ライ
ンに1ラインずつが再生不能なノイズ信号となる。そこ
で、これら再生不能となった信号ラインは、画像信号の
ライン相関の性質を利用して、その前後のラインの信号
により容易に補うことができ、画面上のノイズを除去す
ることができる。例えば、図2において、再生不能とな
ったライン7は、その前のライン6の信号で置き換える
か、又はライン6の信号と後のライン8の信号との平均
値で置き換えるかすることができ、同様に次のフィール
ドのライン269は、ライン268の信号又はライン2
68の信号とライン270の信号との平均値で容易に置
き換えることができる。以下、図2中に斜線で示したラ
イン11、15、273、277などの再生不能ライン
も、容易に補正することができ、画面上のノイズ発生を
抑えることが可能である。
【0019】上記の参考例では、ヘッドに目詰まりが生
じたときに再生不能となり補正される信号ラインの画面
上の位置は、奇、偶両フィールドで同じになる(実際に
はインタレースのため図2に示すように奇、偶数フィー
ルドで隣接するようになる)。本では、ヘッドの目詰
まりが生じたときに再生不能となるラインの画面上の位
置を奇、偶両フィールドで異なるようにして、補正され
るラインをちらばらせることにより視覚上の画質劣化を
軽減することができる。またこれにより、ライン相関だ
けではなく、フィールド相関による補正も可能となり、
必要によっては両方の相関を併用して補正することによ
り、さらに画質劣化を軽減できる。以下、このような原
理に基づく本発明の一実施例を図3により説明する。
【0020】図3は本発明の一実施例として、1フィー
ルドの信号を複数のトラックに分割記録するフォーマッ
の一例を示す模式図である。本実施例においても、記
録するビデオ信号(映像信号)は図1の参考例のそれと
同様である。
【0021】図3において、11〜18はそれぞれ信号
記録トラックである。図3(a)、(b)は図1と同様
それぞれテープ上の記録信号トラックの配置と、各トラ
ック上の信号ラインの配置を示す。また図1の参考例
同様、1フィールドの信号は4本のトラックに分割記録
され、各トラック11〜18はそれぞれ、図3(a)中
にA〜Dで示したように、A〜Dの4つのヘッドで記録
再生される。また図3(b)中の各トラック11〜18
の四角で区切られた中の数字は、図1(b)と同様、画
像信号のライン番号を表わす。信号記録トラック11〜
18は、図3(a)に示したように、テープ上に斜めに
配置される。フィールドNの信号は、トラック11〜1
4に4分割され、同様に次のフィールド(N+1)の信
号はトラック15〜18に4分割されてそれぞれテープ
上に記録される。4分割された信号は、そのトラックの
テープ上への記録順序に対応して、それぞれA〜Dの4
個のヘッドにより記録される。したがって、トラック1
1と15はA、トラック12と16はB、トラック13
と17はC、トラック14と18はDのヘッドにより記
録され、また再生時にも同様の組合せで信号が再生され
る。トラック11〜14には、図3(b)で示したよう
に、フィールドNの信号が図1の参考例と全く同様に記
録される。
【0022】一方、トラック15〜18には、フィール
ド(N+1)の信号をフィールド内で1ライン分巡回シ
フトした後トラック11〜14への分割方法と同様の方
法で分割記録する。そのため、図3(b)に示すよう
に、トラック15にはライン269を先頭にしてライン
273、277、281、……、517、521が、ト
ラック16にはライン270、274、278、……、
518、522が、トラック17にはライン271、2
75、279、……、519、523が、そしてトラッ
ク18にはライン272、276、280、……、52
0そして最後にライン268がそれぞれ記録される。
【0023】以下フィールド(N+2)、(N+3)以
降もそれぞれフィールドN、(N+1)と同様フィール
ドの奇偶に応じて4トラックずつに分割記録される。な
お、本実施例ではフィールド(N+1)(N+3、N+
5、……も同様)の信号をそのフィールド内で1ライン
分巡回シフトしたが、このシフトするライン数は任意に
選べることは言うまでもない。また、フィールド(N+
1)(N+3、N+5、……も同様)は図1の参考例と
同様で、フィールドN(N+2、N+4、……も同様)
に対してライン単位の巡回シフトをしてもよく、同様の
効果が得られる。
【0024】次に、図3の実施例による効果を図4によ
り説明する。図4は、図3の信号分割方法において、A
〜Dの4つの再生ヘッドのうちBのヘッドに目詰まりを
生じ、このBヘッドから再生信号が得られなくなった場
合の画像信号再生状況を示す図である。Bヘッドに目詰
まりを生じると、図3のトラック12および16に記録
された信号が再生できなくなる。しかし、トラック11
〜18に図3(b)に示したような信号ラインの配置と
なるように信号分割して記録されているので、トラック
12および16の信号が全く再生できなくなった場合で
も、再生不能ラインはライン7、11、15、19、…
…、255、259、270、274、……、518、
522となる。したがって再生信号は画面上では図4に
示すようになり、再生不能ラインの画面上の位置は同一
フィールド内でみても、隣接フィールド内でみても互い
に離散的になる。これにより、これら再生不能となった
信号ラインを、その前後のラインの信号により容易に補
正し、画面上のノイズを除去できるとともに、この補正
されるラインが画面上にちらばるので、視覚上の画質劣
化が少なくなる。
【0025】さらに、このような信号分割の場合にはラ
イン相関だけではなく、フィールド相関による補正も可
能となるので、さらに画質の向上が望める。なお、以上
の実施例による説明では、ヘッドの目詰まりについての
み述べたが、トラックからの信号再生時に同期はずれが
生じ、単発的に1トラックの信号が再生できなくなるよ
うな場合にも、同様の効果がある。
【0026】次に、本発明による映像信号記録方法のう
ち、特殊再生に有利な信号分割方法の一実施例を図5に
より説明する。図5は本発明における1フィールドの信
号を特殊再生を考慮して複数のトラックへ分割記録する
場合のフォーマットと、その2倍速再生時の信号再生状
況を示す模式図である。本実施例においても記録するビ
デオ信号(映像信号)は図1又は図3におけるそれと同
様である。図5において、21〜34はそれぞれ信号記
録トラックである。各トラックはクロストークを避ける
ため、隣接トラック間でアジマス角を変えて記録されて
いる。図5(a)はテープ上の信号記録トラックの配置
と、2倍速再生時の再生ヘッドの走査軌跡を示し、図5
(b)は各トラック上の信号ラインの配置を示す。これ
までに述べた実施例と同様、1フィールドの信号は4本
のトラックに分割記録され、各トラック21〜34はそ
れぞれ図5(a)中にA〜Dで示したように、A〜Dの
4つのヘッドで記録再生される。A〜Dの4つのヘッド
は、そのアジマス角が2種類あり、AとC、BとDがそ
れぞれ同一アジマス角となっている。またA〜Dのヘッ
ドはシリンダ上に90゜ずつの角度で等分に配置されて
おり、2倍速再生時のヘッド走査軌跡は、それぞれ図5
(a)中にa〜dで示したようになる。図5(b)中の
各トラック内の四角で区切られた中の数字は、図1
(b)、図3(b)と同様画像信号のライン番号を表わ
す。
【0027】信号記録トラック21〜34は、図5
(a)に示したように、テープ上に斜めに配置される。
フィールドNの信号はトラック21〜24に4分割さ
れ、同様に次のフィールド(N+1)の信号はトラック
25〜28に、フィールド(N+2)の信号はトラック
29〜32にそれぞれ4分割されてテープ上に記録され
る。各トラックはそのテープ上への記録順序に応じて、
図5(a)中にA〜Dで示したようにそれぞれA〜Dの
4個のヘッドにより記録される。
【0028】トラック21〜24には図5(b)に示し
たように、フィールドNの信号が図1の参考例と同様
に、フィールドの先頭ラインと該先頭ラインから4ライ
ン毎に抜き出されたラインが各トラックに対して順番に
記録される。トラック25〜28にはフィールド(N+
1)の信号をフィールド内で1ライン分巡回シフトした
後、同様に分割記録される。
【0029】ここまでは前の図3の実施例と同様である
が、次のトラック29〜32には、フィールド(N+
2)の信号をフィールド内で2ライン分巡回シフトした
後各トラックに分割記録し、さらに続くトラック33、
34以下には同様、1フィールド毎にフィールド内での
巡回シフト量をライン単位で増加させ、それぞれ各トラ
ックに分割記録する。
【0030】以上により、トラック21〜34には、そ
れぞれ図5(b)に示したように各フィールドの信号ラ
インが配置される。2倍速の特殊再生を行なうと、A、
B、C、Dの4つの再生ヘッドの走査軌跡は図5(a)
にa、b、c、dで示したようにトラック21〜34を
斜めに横切るようになる。ところが、アジマス記録を行
なっていると、アジマス角の異なるヘッドで記録された
トラックの信号は再生することができない。したがっ
て、ヘッドA、CはヘッドAまたはCで記録したトラッ
クのみ、またヘッドB、DはヘッドBまたはDで記録し
たトラックのみ再生し、図5(a)に斜線を施した部分
の信号のみが再生される。S/Nの悪い、信号レベルの
低い信号は正しく再生されないので、図5(a)に示し
たような2倍速の再生状態では、図5(b)に斜線を施
した部分の信号は正しい画像信号としては再生できずノ
イズとなる。
【0031】このような再生パタンでは、例えば図1の
参考例のように各フィールド毎に画面上のライン位置と
トラック上のライン記録位置とが固定していると、画面
上の固定位置にノイズバンドが生じ、ライン相関やフィ
ールドまたはフレーム相関によっても補正することがで
きない。
【0032】ところが図5の実施例では、フィールド毎
に再生できる信号ラインの画面上の位置が順次移動して
行くので、正しく再生できなかったラインについては、
それ以前に再生されたフレームの同一ラインまたはフィ
ールドの同位置(実際にはインタレースのためずれがあ
る)のラインの信号を保持しておくことによりノイズバ
ンドの発生を防止できる。以上のように、本実施例にお
いては特殊再生時の画質の劣化を最小限に抑えることが
できる。なお、本実施例では、4つのヘッドがシリンダ
上に90゜ずつの角度で等分に配置されているが、例え
ば4つのヘッドが近接して段差を設けて配置されている
ような、他のヘッドは位置においても、あるいは、2倍
速以外の他の速度による特殊再生の場合においても、再
生される信号のパタンは異なるものの、ノイズバンド発
生防止の効果は同様に得られる。
【0033】また、フィールド毎の信号の巡回シフト量
の増加分として1ラインずつの例を説明したが、他の任
意のライン数を選んでも、あるいはフィールド毎に巡回
シフト量の増加分を変化させても同様の効果を得ること
ができる。以上、本発明を、1フィールドを4本のトラ
ックに分割する例について述べたが、分割するトラック
数が他の本数であっても同様に本発明を適用できること
は言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、1フィールドを複数本
のトラックに分割記録する場合に、各トラックに対応し
た複数個の記録再生ヘッドに目詰まりを生じて、そのト
ラックの信号が再生できなくなっても、画像信号のライ
ン相関を用いて容易に補正でき、また、補正される信号
ライン位置を画面上で分散させることができるので、V
TRの再生画質の向上に効果がある。さらに、通常の再
生ヘッドによる特殊再生においても、フレーム相関やフ
ィールド相関によりノイズバンドを補正可能な再生信号
が得られるので、特殊再生時の画質向上に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の理解を容易にするための参
考例を示す模式図である。
【図2】図1に示した参考例の効果を示す説明図であ
る。
【図3】本発明の一実施例を示す模式図である。
【図4】図3に示した実施例の効果を示す説明図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例を示す模式図である。
【符号の説明】
1〜8、11〜18、21〜34…信号記録トラック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/783 H H04N 5/782 D Z (72)発明者 降旗 隆 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所 家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−200413(JP,A) 特開 昭60−22886(JP,A) 特開 昭59−32272(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上の、該媒体の走行方向に対し
    斜め方向に互いに平行に配置された複数のトラックに、
    映像信号を記録されて成る該記録媒体であって、 前記複数のトラックの最初のNトラック(但しNは2又
    は2以上の整数)に前記映像信号の中の奇数(又は偶
    数)フィールドの映像信号を、次のNトラックに偶数
    (又は奇数)フィールドの映像信号を、それぞれ記録
    し、以下これを繰り返すこととし、 最初のNトラックに奇数フィールドの映像信号を記録す
    る際は、奇数フィールドである1フィールドを構成する
    複数の水平走査線信号(以下、水平走査線信号を単にラ
    インという)に走査順にライン番号を付与したとする
    と、Nトラック中の第1のトラックには、奇数フィール
    ドである1フィールドを構成する全ラインのうちの特定
    の1ラインから始まってNライン毎に抽出したラインを
    順に記録し、Nトラック中の第2のトラックには、奇数
    フィールドである1フィールドを構成する全ラインのう
    ちの前記特定の1ラインの次の番号の1ラインから始ま
    ってNライン毎に抽出したラインを順に記録し、以下こ
    れを、Nトラック中の第3のトラック及びそれ以降のト
    ラックについて繰り返すこととし、 次のNトラックに偶数フィールドの映像信号を記録する
    際は、偶数フィールドである1フィールドを構成する複
    数のラインに走査順にライン番号を付与したとすると、
    Nトラック中の第1のトラックには、偶数フィールドで
    ある1フィールドを構成する全ラインのうちの、前記奇
    数フィールドにおける前記特定の1ラインに対応したラ
    イン番号の1ラインではなく、それ以外の別の1ライン
    を改めて特定の1ライン(これを便宜上、偶数フィール
    ド用特定の1ラインという)として、該偶数フィールド
    用特定の1ラインから始まってNライン毎に抽出したラ
    インを順に記録し、Nトラック中の第2のトラックに
    は、偶数フィールドである1フィールドを構成する全ラ
    インのうちの前記偶数フィールド用特定の1ラインの次
    の番号の1ラインから始まってNライン毎に抽出したラ
    インを順に記録し、以 下これを、Nトラック中の第3の
    トラック及びそれ以降のトラックについて繰り返すこと
    とし、 上記各記録要件をすべて満足して映像信号を記録された
    ことを特徴とする映像信号の記録された記録媒体。
  2. 【請求項2】 記録媒体上の、該媒体の走行方向に対し
    斜め方向に互いに平行に配置された複数のトラックに、
    映像信号を記録されて成る該記録媒体であって、 前記映像信号を、その1フィールド分の信号量毎に、前
    記複数のトラックにおける連続したNトラック毎(但し
    Nは2又は2以上の整数)に、水平走査線信号単位(以
    下、水平走査線信号を単にラインという)で、等量ずつ
    分けて記録することとし、 前記Nトラックのうちの任意の1本のトラックに記録さ
    れる各ライン単位の映像信号は、該ライン中の先頭から
    同一番目の画素位置にある信号同士がフィールド画面上
    では互いに隣接しないラインに属した画素位置にある信
    号同士であるように、トラック上におけるその記録位置
    を選択して記録することとし、かつ 所定フィールド数を経る毎に所定数ずつ増加し、その値
    が1フィールドを構成するライン数を越えると零に戻る
    数値を、各フィールドの先頭ラインのライン番号に加算
    して得られるライン番号を改めて先頭ライン番号とし、
    それに先だっていたライン番号は最後に回すことによ
    り、ライン番号順を並べ換えた仮想的なフィールドを生
    成、付与されて記録することとし、 前記Nトラックに、付与された前記仮想的なフィールド
    を等量ずつ分けて記録することとし、かつ前記Nトラッ
    クのうちの任意の1本のトラックに記録される各ライン
    単位の映像信号は、該ライン中の先頭から同一番目の画
    素位置にある信号同士が前記仮想的なフィールドの画面
    上では互いにnライン(但し、nは任意の整数とする)
    離れたラインに属した画素位置にある信号同士であるよ
    うに、トラック上におけるその記録位置を選択して記録
    することとし、 上記各記録要件をすべて満足して映像信号を記録された
    ことを特徴とする映像信号の記録された記録媒体。
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JPS58200413A (ja) * 1982-05-18 1983-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録装置および再生装置
JPS5932272A (ja) * 1982-08-17 1984-02-21 Sony Corp 映像信号の記録装置
JPS6022886A (ja) * 1984-06-13 1985-02-05 Hitachi Ltd デイジタル画像信号の記録再生装置

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