JPH07110714A - 複数モータによる位置、速度、トルク制御方法 - Google Patents
複数モータによる位置、速度、トルク制御方法Info
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- JPH07110714A JPH07110714A JP27886093A JP27886093A JPH07110714A JP H07110714 A JPH07110714 A JP H07110714A JP 27886093 A JP27886093 A JP 27886093A JP 27886093 A JP27886093 A JP 27886093A JP H07110714 A JPH07110714 A JP H07110714A
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- torque
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- servo motor
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- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 重力軸の駆動やイナーシャの大きい軸を2つ
のモータで駆動する場合において、応答をよくするこ
と。 【構成】 メインのサーボモータに対しては、位置、速
度ループ制御してトルク指令Tmainを求めて駆動する
る。サブのサーボモータに対しては、重力オフセットト
ルク等に対応するの指令トルクTsub1を与える。さら
に、サブのサーボモータに対しては、メインのサーボモ
ータへの指令加速度Am に対応する補助トルク指令Tsu
b2を指令トルクTsub1に加算してモータへのトルク指令
Tsub とする。メインのサーボモータの加減速度に、サ
ブのモータに補助トルク指令が付加されるから、サブの
モータのイナーシャ及び機械のイナーシャ分に対応する
トルクがサブのモータから出力されるから、応答性がよ
くなる。
のモータで駆動する場合において、応答をよくするこ
と。 【構成】 メインのサーボモータに対しては、位置、速
度ループ制御してトルク指令Tmainを求めて駆動する
る。サブのサーボモータに対しては、重力オフセットト
ルク等に対応するの指令トルクTsub1を与える。さら
に、サブのサーボモータに対しては、メインのサーボモ
ータへの指令加速度Am に対応する補助トルク指令Tsu
b2を指令トルクTsub1に加算してモータへのトルク指令
Tsub とする。メインのサーボモータの加減速度に、サ
ブのモータに補助トルク指令が付加されるから、サブの
モータのイナーシャ及び機械のイナーシャ分に対応する
トルクがサブのモータから出力されるから、応答性がよ
くなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットのアームや工
作機械の送り軸の制御に関する。特に同一可動部材(同
一軸)を複数のモータで駆動するときの制御方法に関す
る。
作機械の送り軸の制御に関する。特に同一可動部材(同
一軸)を複数のモータで駆動するときの制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ロボットや工作機械において、重力作用
する方向にロボットのアームや工作機械のテーブル等の
可動部材を移動させる場合、すなわち、重力が作用する
軸(以下、重力軸という)を駆動するとき、1つのモー
タでは重力オフセットを支えることができない等の理由
で、カウンタバランスや油圧システムを用いて重力の影
響を除去して、重力軸を制御している。また、移動させ
ようとする可動部材が大型で、その移動軸を駆動するモ
ータが1つでは加減速することができない場合や、上述
した重力オフセットで1つのモータでは、連続的に可動
部材を支えることができないような場合には、トルク指
令を2つのモータに与え、同一軸を2つのモータで駆動
するタンデム制御が行われている。
する方向にロボットのアームや工作機械のテーブル等の
可動部材を移動させる場合、すなわち、重力が作用する
軸(以下、重力軸という)を駆動するとき、1つのモー
タでは重力オフセットを支えることができない等の理由
で、カウンタバランスや油圧システムを用いて重力の影
響を除去して、重力軸を制御している。また、移動させ
ようとする可動部材が大型で、その移動軸を駆動するモ
ータが1つでは加減速することができない場合や、上述
した重力オフセットで1つのモータでは、連続的に可動
部材を支えることができないような場合には、トルク指
令を2つのモータに与え、同一軸を2つのモータで駆動
するタンデム制御が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】重力軸を駆動する場
合、従来のように油圧システムやカウンタバランサを用
いて重力の影響を除去する方法は、移動の加速度等が大
きくなるとうねりや振動が発生する場合がある。そこ
で、本発明の目的は、従来のタンデム制御を改良し大型
可動部材を駆動する場合にも適用できると共に、重力軸
の制御においても、うねりや振動発生を防止する複数モ
ータによる位置、速度、トルク制御方法を提供すること
にある。
合、従来のように油圧システムやカウンタバランサを用
いて重力の影響を除去する方法は、移動の加速度等が大
きくなるとうねりや振動が発生する場合がある。そこ
で、本発明の目的は、従来のタンデム制御を改良し大型
可動部材を駆動する場合にも適用できると共に、重力軸
の制御においても、うねりや振動発生を防止する複数モ
ータによる位置、速度、トルク制御方法を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の制御方法は、1
つの可動部材を複数のモータによって駆動するもので、
この場合、複数のモータのうち1つをサーボモータと
し、他のモータをトルク制御ができるモータ(サーボモ
ータでもよい)とする。そして、他のモータは設定トル
ク指令を与えて駆動すると共に、サーボモータによって
位置、速度を制御して上記可動部材の位置、速度を制御
する。さらに、加減速時のトルク不足を補い応答性をよ
くするために、上記サーボモータの加速度に比例するト
ルク指令を上記設定トルク指令(この設定トルクは
「0」の場合もある)に加算して他のモータのトルク指
令として他のモータを駆動する。この場合、サーボモー
タの位置、速度制御系の遅れに近似したフイルタを設
け、サーボモータへの指令加速度を上記フイルタにより
処理し設定定数を乗じて得られる値を、上記設定トルク
指令に加算して他のモータへのトルク指令とすることに
よって、両モータの出力トルクを同期させる。また、上
記サーボモータの制御に位置のフィードフォワード制御
を付加して位置、速度を制御した場合には、遅れがなく
なることから、他のモータにはサーボモータへの指令加
速度に設定定数を乗じた値を上記設定トルクに加算して
他のモータのトルク指令とする。
つの可動部材を複数のモータによって駆動するもので、
この場合、複数のモータのうち1つをサーボモータと
し、他のモータをトルク制御ができるモータ(サーボモ
ータでもよい)とする。そして、他のモータは設定トル
ク指令を与えて駆動すると共に、サーボモータによって
位置、速度を制御して上記可動部材の位置、速度を制御
する。さらに、加減速時のトルク不足を補い応答性をよ
くするために、上記サーボモータの加速度に比例するト
ルク指令を上記設定トルク指令(この設定トルクは
「0」の場合もある)に加算して他のモータのトルク指
令として他のモータを駆動する。この場合、サーボモー
タの位置、速度制御系の遅れに近似したフイルタを設
け、サーボモータへの指令加速度を上記フイルタにより
処理し設定定数を乗じて得られる値を、上記設定トルク
指令に加算して他のモータへのトルク指令とすることに
よって、両モータの出力トルクを同期させる。また、上
記サーボモータの制御に位置のフィードフォワード制御
を付加して位置、速度を制御した場合には、遅れがなく
なることから、他のモータにはサーボモータへの指令加
速度に設定定数を乗じた値を上記設定トルクに加算して
他のモータのトルク指令とする。
【0005】
【作用】重力オフセット等のオフセットトルクがかかっ
ているような場合、このオフセットトルクによる負荷を
他のモータが出力するトルクによってキャンセルする。
そのため、位置、速度を制御するサーボモータは、オフ
セットトルクのない負荷を駆動することになり通常のサ
ーボモータの制御がそのまま適用できることになる。さ
らに、加減速する場合に、サーボモータの指令加速度に
比例するトルク指令を通常の設定トルク指令に加算して
他のモータのトルク指令として他のモータを駆動する。
これによって、他のモータのイナーシャ分の加減速トル
クを付加することによって、高速な反応が得られること
になるから、高速高精度の加工、動作が得られる。ま
た、駆動する可動部材が大型で、イナーシャが大きい場
合においても、サーボモータの指令加速度に比例するト
ルク指令を他のモータ駆動のトルク指令に付加すること
によって、イナーシャ分の加速のためのトルクを加える
ことによって、高速な反応が得られる。また、サーボモ
ータと他のモータの加減速トルクの同期をとるため、サ
ーボモータを位置のフィードフォワード制御していると
きは、遅れが少ないから、サーボモータへの指令加速度
に設定定数を乗じた値を他のモータへのトルク指令に負
荷するトルク指令とする。また、位置のフィードフォワ
ード制御を行なわない時は、サーボモータの制御系の遅
れを近似し、その遅れの伝達関数を持つフイルタ処理を
行なって、サーボモータと他のモータの出力トルクの同
期を行なう。
ているような場合、このオフセットトルクによる負荷を
他のモータが出力するトルクによってキャンセルする。
そのため、位置、速度を制御するサーボモータは、オフ
セットトルクのない負荷を駆動することになり通常のサ
ーボモータの制御がそのまま適用できることになる。さ
らに、加減速する場合に、サーボモータの指令加速度に
比例するトルク指令を通常の設定トルク指令に加算して
他のモータのトルク指令として他のモータを駆動する。
これによって、他のモータのイナーシャ分の加減速トル
クを付加することによって、高速な反応が得られること
になるから、高速高精度の加工、動作が得られる。ま
た、駆動する可動部材が大型で、イナーシャが大きい場
合においても、サーボモータの指令加速度に比例するト
ルク指令を他のモータ駆動のトルク指令に付加すること
によって、イナーシャ分の加速のためのトルクを加える
ことによって、高速な反応が得られる。また、サーボモ
ータと他のモータの加減速トルクの同期をとるため、サ
ーボモータを位置のフィードフォワード制御していると
きは、遅れが少ないから、サーボモータへの指令加速度
に設定定数を乗じた値を他のモータへのトルク指令に負
荷するトルク指令とする。また、位置のフィードフォワ
ード制御を行なわない時は、サーボモータの制御系の遅
れを近似し、その遅れの伝達関数を持つフイルタ処理を
行なって、サーボモータと他のモータの出力トルクの同
期を行なう。
【0006】
【実施例】本発明は、1つの軸を2以上のモータで駆動
する場合に適用するもので、図2は、本発明の一実施例
を示すものである。図2において、被駆動体としての可
動部材のテーブル1にはボールネジ2に螺合するナット
が固着され、ボールネジ2の回転によってテーブル1は
ボールネジ軸線方向に移動する。ボールネジ2はその両
端で結合手段を介してそれぞれモータ軸に結合されてい
る。一方のモータが位置、速度を制御するメインモータ
Mm としサーボモータで構成され、他方のモータはトル
クの制御を行なうサブモータMs として使用されるもの
で、トルク制御に適するモータでよく、本実施例ではサ
ーボモータで構成している。なお、図2中符号Pm 、P
s は、メイン、サブのサーボモータMm 、Ms に取り付
けられた位置、速度を検出するパルスコーダである。
する場合に適用するもので、図2は、本発明の一実施例
を示すものである。図2において、被駆動体としての可
動部材のテーブル1にはボールネジ2に螺合するナット
が固着され、ボールネジ2の回転によってテーブル1は
ボールネジ軸線方向に移動する。ボールネジ2はその両
端で結合手段を介してそれぞれモータ軸に結合されてい
る。一方のモータが位置、速度を制御するメインモータ
Mm としサーボモータで構成され、他方のモータはトル
クの制御を行なうサブモータMs として使用されるもの
で、トルク制御に適するモータでよく、本実施例ではサ
ーボモータで構成している。なお、図2中符号Pm 、P
s は、メイン、サブのサーボモータMm 、Ms に取り付
けられた位置、速度を検出するパルスコーダである。
【0007】このような構成によって、可動部材のテー
ブル1等のイナーシャが大きくメインのモータMm で加
減速できない場合に、サブモータMs によってトルクを
補いテーブルを駆動するものである。また、ボールネジ
2が垂直方向に配置され重力軸である場合、重力による
オフセットトルクが常にボールネジ2にかかることにな
るが、本実施例では、この重力オフセットトルクをサブ
モータMs が出力するトルクでキャンセルさせ、テーブ
ル1をメインモータMm のサーボモータで指令される位
置に保持するようにしたものである。
ブル1等のイナーシャが大きくメインのモータMm で加
減速できない場合に、サブモータMs によってトルクを
補いテーブルを駆動するものである。また、ボールネジ
2が垂直方向に配置され重力軸である場合、重力による
オフセットトルクが常にボールネジ2にかかることにな
るが、本実施例では、この重力オフセットトルクをサブ
モータMs が出力するトルクでキャンセルさせ、テーブ
ル1をメインモータMm のサーボモータで指令される位
置に保持するようにしたものである。
【0008】図1は、本実施例のモータ制御系の要部ブ
ロック図である。図1中、10、11はメインのサーボ
モータMm を制御する位置ループの伝達関数を示す項、
速度ループの伝達関数を示す項で、Kpはポジションゲ
イン、k1は速度ループにおける積分器の積分定数、k
2は比例定数である。また、項12は位置のフィードフ
ォワード制御を行なう時に、位置指令を微分し指令の速
度を求める項で、14は指令速度に位置のフィードフォ
ワード係数αを乗じて位置のフィードフォワード量を求
める項である。さらに、13は指令の速度を微分して指
令加速度Am を求める項で、15はこの指令加速度Am
に速度のフィードフォワード係数βを乗じて速度のフィ
ードフォワード量を求める項である。
ロック図である。図1中、10、11はメインのサーボ
モータMm を制御する位置ループの伝達関数を示す項、
速度ループの伝達関数を示す項で、Kpはポジションゲ
イン、k1は速度ループにおける積分器の積分定数、k
2は比例定数である。また、項12は位置のフィードフ
ォワード制御を行なう時に、位置指令を微分し指令の速
度を求める項で、14は指令速度に位置のフィードフォ
ワード係数αを乗じて位置のフィードフォワード量を求
める項である。さらに、13は指令の速度を微分して指
令加速度Am を求める項で、15はこの指令加速度Am
に速度のフィードフォワード係数βを乗じて速度のフィ
ードフォワード量を求める項である。
【0009】また、16、17、18は、サブのサーボ
モータMs に対するトルク指令Tsub1にメインのサーボ
モータMm の指令加速度に応じた補助トルクTsub2を加
算するために付加された構成で、16は、メインのサー
ボモータMm がフィードフォワード制御を行なわないと
きに、制御系の遅れ(位置ループ制御系の遅れ)を補償
してメインのサーボモータMm へのトルク指令Tmainと
サブのサーボモータへのトルク指令Tsub の同期を取る
ためのフイルタで、その伝達関数を示している。本実施
例では、メインの制御系の遅れを一次遅れに近似し、1
次のフィルタとしている。なお、このフイルタの伝達関
数におけるaは、制御系の遅れを一次遅れに近似するこ
とによって決まる定数(ポジションゲインKp によって
決まる)、γはメインのサーボモータMm への指令加速
度Am に対応する補助トルクTsub2を決める定数であ
る。17は、メインのサーボモータMm に対して少なく
とも位置のフィードフォワード制御した場合、該制御系
においては遅れがなくなることから、フィルタ16を介
することなく、指令加速度Am に定数γをかけて補助ト
ルクTsub2を求める項である。なお、18はメインのサ
ーボモータMm にフィードフォワード制御が付加されて
いるか否かによって切り替わるスイッチを意味し、位置
のフィードフォワード制御が採用される場合には、項1
7側を接続し、位置のフィードフォワード制御が行われ
ない場合には、項16側を選択するものである。
モータMs に対するトルク指令Tsub1にメインのサーボ
モータMm の指令加速度に応じた補助トルクTsub2を加
算するために付加された構成で、16は、メインのサー
ボモータMm がフィードフォワード制御を行なわないと
きに、制御系の遅れ(位置ループ制御系の遅れ)を補償
してメインのサーボモータMm へのトルク指令Tmainと
サブのサーボモータへのトルク指令Tsub の同期を取る
ためのフイルタで、その伝達関数を示している。本実施
例では、メインの制御系の遅れを一次遅れに近似し、1
次のフィルタとしている。なお、このフイルタの伝達関
数におけるaは、制御系の遅れを一次遅れに近似するこ
とによって決まる定数(ポジションゲインKp によって
決まる)、γはメインのサーボモータMm への指令加速
度Am に対応する補助トルクTsub2を決める定数であ
る。17は、メインのサーボモータMm に対して少なく
とも位置のフィードフォワード制御した場合、該制御系
においては遅れがなくなることから、フィルタ16を介
することなく、指令加速度Am に定数γをかけて補助ト
ルクTsub2を求める項である。なお、18はメインのサ
ーボモータMm にフィードフォワード制御が付加されて
いるか否かによって切り替わるスイッチを意味し、位置
のフィードフォワード制御が採用される場合には、項1
7側を接続し、位置のフィードフォワード制御が行われ
ない場合には、項16側を選択するものである。
【0010】数値制御装置等の制御装置から出力される
位置指令とメインのサーボモータMm に取り付けられた
パルスコーダPm からの位置のフィードバック値より位
置偏差を求め該位置偏差にポジションゲインKp を乗じ
て速度指令Vc を従来と同様に求める。また、フィード
ォワード制御する場合には、位置指令を微分して指令の
速度を求め、該指令速度に位置のフィードフォワード係
数αを乗じて位置のフィードフォワード量を求め、これ
を位置ループ制御によって求めた速度指令に加算し、速
度ループへの速度指令Vc とする。速度ループ処理で
は、上記速度指令Vc からパルスコーダPm からの速度
フィードバック値を減じて速度偏差を求め、この速度偏
差を積分し、その積分値に積分定数k1を乗じた値と、
速度偏差に比例定数k2を乗じた値を加算してトルク指
令Tmainを求める。なお、速度のフィードフォワード制
御する場合には、さらに、指令速度を微分(項13)し
て得られる指令加速度Am に速度フィードフォワード係
数βを乗じた速度フィードフォワード量を上記速度ルー
プ処理から得られるトルク指令に加算しメインのサーボ
モータMm へのトルク指令Tmainとする。
位置指令とメインのサーボモータMm に取り付けられた
パルスコーダPm からの位置のフィードバック値より位
置偏差を求め該位置偏差にポジションゲインKp を乗じ
て速度指令Vc を従来と同様に求める。また、フィード
ォワード制御する場合には、位置指令を微分して指令の
速度を求め、該指令速度に位置のフィードフォワード係
数αを乗じて位置のフィードフォワード量を求め、これ
を位置ループ制御によって求めた速度指令に加算し、速
度ループへの速度指令Vc とする。速度ループ処理で
は、上記速度指令Vc からパルスコーダPm からの速度
フィードバック値を減じて速度偏差を求め、この速度偏
差を積分し、その積分値に積分定数k1を乗じた値と、
速度偏差に比例定数k2を乗じた値を加算してトルク指
令Tmainを求める。なお、速度のフィードフォワード制
御する場合には、さらに、指令速度を微分(項13)し
て得られる指令加速度Am に速度フィードフォワード係
数βを乗じた速度フィードフォワード量を上記速度ルー
プ処理から得られるトルク指令に加算しメインのサーボ
モータMm へのトルク指令Tmainとする。
【0011】さらに、位置のフィードフォワード制御を
行なうときには、上記指令加速度Am に定数γを乗じて
補助トルクTsub2を求め(17)、位置のフィードフォ
ワード制御を行なわないときには、項16に示すフィル
タ処理を行ない補助トルクTsub2を求め、該補助トルク
Tsub2を数値制御装置等の制御装置から出力されるサブ
のサーボモータMs へのトルク指令Tsub1に加算し、サ
ブのサーボモータMsへのトルク指令とする。
行なうときには、上記指令加速度Am に定数γを乗じて
補助トルクTsub2を求め(17)、位置のフィードフォ
ワード制御を行なわないときには、項16に示すフィル
タ処理を行ない補助トルクTsub2を求め、該補助トルク
Tsub2を数値制御装置等の制御装置から出力されるサブ
のサーボモータMs へのトルク指令Tsub1に加算し、サ
ブのサーボモータMsへのトルク指令とする。
【0012】このように、メインサブのサーボモータM
m 、Ms を駆動制御することによって、重力軸の駆動の
場合には、サブのサーボモータMs に、テーブル1等の
負荷から加わる重力オフセットトルクをキャンセルする
ようなトルク指令Tsub1を出力しておき、テーブル1を
移動させ位置決めするような場合、メインのサーボモー
タMm に指令される指令加速度Am に対応する補助トル
クTsub2を上記トルク指令Tsub1に加算しサブのサーボ
モータMs へのトルク指令とすることによって、サブの
サーボモータのイナーシャ分に対応する加減速のトルク
を、メインのサーボモータMm の加減速と同期してサブ
のサーボモータMs に発生させるようにする。
m 、Ms を駆動制御することによって、重力軸の駆動の
場合には、サブのサーボモータMs に、テーブル1等の
負荷から加わる重力オフセットトルクをキャンセルする
ようなトルク指令Tsub1を出力しておき、テーブル1を
移動させ位置決めするような場合、メインのサーボモー
タMm に指令される指令加速度Am に対応する補助トル
クTsub2を上記トルク指令Tsub1に加算しサブのサーボ
モータMs へのトルク指令とすることによって、サブの
サーボモータのイナーシャ分に対応する加減速のトルク
を、メインのサーボモータMm の加減速と同期してサブ
のサーボモータMs に発生させるようにする。
【0013】また、テーブル1等の被駆動体が大型でイ
ナーシャが大きい場合には、該テーブル等の被駆動体を
移動させ位置決めする時に、メインのサーボモータMm
への指令加速度Am に応じた補助トルクTsub2を、サブ
のサーボモータMs に指令されたトルク指令(被駆動体
を移動させる時発生する摩擦力に対応する程度のトルク
指令もしくは「0」のトルク指令)Tsub1に加算して、
負荷イナーシャを加減速するトルクをサブのサーボモー
タMs に発生させる。
ナーシャが大きい場合には、該テーブル等の被駆動体を
移動させ位置決めする時に、メインのサーボモータMm
への指令加速度Am に応じた補助トルクTsub2を、サブ
のサーボモータMs に指令されたトルク指令(被駆動体
を移動させる時発生する摩擦力に対応する程度のトルク
指令もしくは「0」のトルク指令)Tsub1に加算して、
負荷イナーシャを加減速するトルクをサブのサーボモー
タMs に発生させる。
【0014】図3は、上記図1に示した制御方法を実施
した本発明の一実施例の制御部の要部ブロック図であ
る。20は、工作機械にあっては、該工作機械を制御す
る数値制御装置、ロボットにあってはロボットコントロ
ーラ等の制御装置である。21は、該制御装置20のプ
ロセッサとディジタルサーボ回路22のプロセッサとが
共にアクセスでき、情報の交換を行なうための不揮発性
RAMで構成される共有メモリである。ディジタルサー
ボ回路22はプロセッサ、ROM、RAM等で構成さ
れ、メインのサーボモータMm の位置、速度、電流制御
のサーボ制御を行なうと共に、サブのサーボヘモータM
s のトルク制御をも行なうものである。23m 、23s
はメイン、サブのサーボモータMm 、Ms を駆動するサ
ーボアンプである。そして、本実施例では、メインのサ
ーボモータMm で被駆動体の位置、速度を制御すること
から、メインのサーボモータMm に取り付けられたパル
スコーダPm からの位置、速度フィードバック信号のみ
がディジタルサーボ回路22にフィードバックされてい
る。なお、図3においては、1軸のみの駆動系を図示
し、他の軸を駆動するサーボモータ等は省略している。
した本発明の一実施例の制御部の要部ブロック図であ
る。20は、工作機械にあっては、該工作機械を制御す
る数値制御装置、ロボットにあってはロボットコントロ
ーラ等の制御装置である。21は、該制御装置20のプ
ロセッサとディジタルサーボ回路22のプロセッサとが
共にアクセスでき、情報の交換を行なうための不揮発性
RAMで構成される共有メモリである。ディジタルサー
ボ回路22はプロセッサ、ROM、RAM等で構成さ
れ、メインのサーボモータMm の位置、速度、電流制御
のサーボ制御を行なうと共に、サブのサーボヘモータM
s のトルク制御をも行なうものである。23m 、23s
はメイン、サブのサーボモータMm 、Ms を駆動するサ
ーボアンプである。そして、本実施例では、メインのサ
ーボモータMm で被駆動体の位置、速度を制御すること
から、メインのサーボモータMm に取り付けられたパル
スコーダPm からの位置、速度フィードバック信号のみ
がディジタルサーボ回路22にフィードバックされてい
る。なお、図3においては、1軸のみの駆動系を図示
し、他の軸を駆動するサーボモータ等は省略している。
【0015】制御装置20は、所定分配周期毎、各軸の
位置指令、及びサブのサーボモータMs へのトルク指令
Tsub1(重力軸の場合には、重力オフセットトルクをキ
ャンセルするために重力オフセットトルクに対応する一
定のトルク指令Tsub1が出力される)を共有メモリ21
に書き込む。ディジタルサーボ回路22のプロセッサ
は、共有メモリ11に書き込まれた位置指令を読み込
み、位置、速度ループ処理周期毎の位置指令に変換し、
図1と共に説明した制御、すなわち、後述する位置、速
度ループ処理、及び、フィードフォワード処理を行ない
メインのサーボモータMm へのトルク指令Tmainを求め
メインのサーボモータMm を駆動制御すると共に、共有
メモリ21から読み込まれるサブのサーボモータMs へ
のトルク指令Tsub1に、メインのサーボモータMm への
指令加速度Am によって決まる補助トルクTsub2を加算
して、サブのサーボモータMs へのトルク指令Tsub と
してサブのサーボモータMs を駆動制御する。
位置指令、及びサブのサーボモータMs へのトルク指令
Tsub1(重力軸の場合には、重力オフセットトルクをキ
ャンセルするために重力オフセットトルクに対応する一
定のトルク指令Tsub1が出力される)を共有メモリ21
に書き込む。ディジタルサーボ回路22のプロセッサ
は、共有メモリ11に書き込まれた位置指令を読み込
み、位置、速度ループ処理周期毎の位置指令に変換し、
図1と共に説明した制御、すなわち、後述する位置、速
度ループ処理、及び、フィードフォワード処理を行ない
メインのサーボモータMm へのトルク指令Tmainを求め
メインのサーボモータMm を駆動制御すると共に、共有
メモリ21から読み込まれるサブのサーボモータMs へ
のトルク指令Tsub1に、メインのサーボモータMm への
指令加速度Am によって決まる補助トルクTsub2を加算
して、サブのサーボモータMs へのトルク指令Tsub と
してサブのサーボモータMs を駆動制御する。
【0016】図4は上記ディジタルサーボ回路22のプ
ロセッサが位置、速度ループ処理周期毎に実施する処理
のフローチャートであり、このフローチャートと共に、
図1で述べたモータ制御の具体的処理について説明す
る。まず、予め、位置、速度フィードフォワード係数
α、β、及び指令加速度から補助トルクTsub2に変換す
る係数γの値を設定しておく。なお、位置、速度のフィ
ードフォワード制御を行なわないときには、それぞれ位
置、速度フィードフォワード係数α、βを「0」に設定
する。
ロセッサが位置、速度ループ処理周期毎に実施する処理
のフローチャートであり、このフローチャートと共に、
図1で述べたモータ制御の具体的処理について説明す
る。まず、予め、位置、速度フィードフォワード係数
α、β、及び指令加速度から補助トルクTsub2に変換す
る係数γの値を設定しておく。なお、位置、速度のフィ
ードフォワード制御を行なわないときには、それぞれ位
置、速度フィードフォワード係数α、βを「0」に設定
する。
【0017】そして、運転を開始すると、ディジタルサ
ーボ回路22のプロセッサは、共有メモリ21から、制
御装置20から書き込まれている位置指令とサブのサー
ボモータMs へのトルク指令Tsub1(i) を読み(ステッ
プS1、S2)、読み込んだ位置指令によりメインのサ
ーボモータMm に対する位置ループ、フィードフォワー
ド、速度ループ処理を実行しトルク指令Tmain(i) を求
める(ステップS3)。なお、位置ループ処理、速度ル
ープ処理は従来から周知の処理であり、また、位置、速
度のフィードフォワード処理も既に公知(例えば特開平
3−15911号公報等参照)であるので詳細は省略す
る。また、位置のフィードフォワード制御として、単に
位置指令の微分を行なって指令速度を求めフィードフォ
ワード制御を行なってもよいが(図1に示す制御)、こ
の場合、分配周期毎に大きな指令速度の変化が生じるこ
とを避けるために、特開平1−150481号公報等に
記載されたスムージング処理を行なうフィードフォワー
ド制御を行なっても、また、特開平5−19861号公
報に記載されているように先行スムージング処理を行な
うフィードフォワード制御を行なってもよいものであ
る。
ーボ回路22のプロセッサは、共有メモリ21から、制
御装置20から書き込まれている位置指令とサブのサー
ボモータMs へのトルク指令Tsub1(i) を読み(ステッ
プS1、S2)、読み込んだ位置指令によりメインのサ
ーボモータMm に対する位置ループ、フィードフォワー
ド、速度ループ処理を実行しトルク指令Tmain(i) を求
める(ステップS3)。なお、位置ループ処理、速度ル
ープ処理は従来から周知の処理であり、また、位置、速
度のフィードフォワード処理も既に公知(例えば特開平
3−15911号公報等参照)であるので詳細は省略す
る。また、位置のフィードフォワード制御として、単に
位置指令の微分を行なって指令速度を求めフィードフォ
ワード制御を行なってもよいが(図1に示す制御)、こ
の場合、分配周期毎に大きな指令速度の変化が生じるこ
とを避けるために、特開平1−150481号公報等に
記載されたスムージング処理を行なうフィードフォワー
ド制御を行なっても、また、特開平5−19861号公
報に記載されているように先行スムージング処理を行な
うフィードフォワード制御を行なってもよいものであ
る。
【0018】次に、位置、速度のフィードフォワード処
理の過程で求められたメインのサーボモータMm への指
令加速度Am(i)を読み(ステップS4)、位置のフィー
ドフォワード係数αが「0」に設定されているか否かを
判断する(ステップS5)。位置のフィードフォワード
係数αが「0」でないときは、位置のフィードフォワー
ド制御が行われることを意味するので、ステップS4で
読み取った指令の加速度Am(i)に設定係数γを乗じて補
助トルク指令Tsub2を求める(ステップS10)。ま
た、位置のフィードフォワード係数αが「0」である時
は、位置のフィードフォワード制御が行われないことを
意味するので、指令加速度Am(i)に対してメインのサー
ボモータMm の位置、速度ループの遅れを近似したフイ
ルタ処理を行ない補助トルク指令Tsub2(i) を求める
(ステップS6)。
理の過程で求められたメインのサーボモータMm への指
令加速度Am(i)を読み(ステップS4)、位置のフィー
ドフォワード係数αが「0」に設定されているか否かを
判断する(ステップS5)。位置のフィードフォワード
係数αが「0」でないときは、位置のフィードフォワー
ド制御が行われることを意味するので、ステップS4で
読み取った指令の加速度Am(i)に設定係数γを乗じて補
助トルク指令Tsub2を求める(ステップS10)。ま
た、位置のフィードフォワード係数αが「0」である時
は、位置のフィードフォワード制御が行われないことを
意味するので、指令加速度Am(i)に対してメインのサー
ボモータMm の位置、速度ループの遅れを近似したフイ
ルタ処理を行ない補助トルク指令Tsub2(i) を求める
(ステップS6)。
【0019】本実施例では、図1に示すように、メイン
のサーボモータMm の制御系の遅れを位置ループ制御に
よる一次遅れとし、一次遅れのローパスフイルタ処理、
すなわち次の1式の処理で示されるディジタル一次遅れ
処理を行ない補助トルクTsub2を求める。
のサーボモータMm の制御系の遅れを位置ループ制御に
よる一次遅れとし、一次遅れのローパスフイルタ処理、
すなわち次の1式の処理で示されるディジタル一次遅れ
処理を行ない補助トルクTsub2を求める。
【0020】 Tsub2(i) =k・Tsub2(i-1) +(1−k)・γ・Am(i) …(1) なお、上記1式で、kはフィルタの特性によって決まる
定数で、メインのサーボモータMm の位置ループの遅れ
を近似した一次遅れの伝達関数の特性(ポジションゲイ
ンKp )によって決まる定数である。また、Tsub2(i-
1) は前周期において求めた補助トルク指令の値であ
る。
定数で、メインのサーボモータMm の位置ループの遅れ
を近似した一次遅れの伝達関数の特性(ポジションゲイ
ンKp )によって決まる定数である。また、Tsub2(i-
1) は前周期において求めた補助トルク指令の値であ
る。
【0021】こうして求めた補助トルク指令Tsub2(i)
をステップS2で読み取った制御装置20からのサブの
サーボモータMs へのトルク指令Tsub1(i) に加算して
サブのサーボモータMs へのトルク指令Tsub を求める
(ステップS7)。また、ステップS6、若しくはステ
ップS10で求めた上記補助トルク指令Tsub2(i) を次
の周期における前周期の補助トルクTsub2(i-1) として
レジスタに格納する(ステップS8)。そして、ステッ
プS3、ステップS7で求めたメイン、サブのサーボモ
ータMm 、Ms へのトルク指令Tmain(i) 、Tsub(i)を
それぞれの電流ループに引き渡し、当該位置、速度ルー
プ処理周期の処理を終了する。以下、各周期毎上記処理
を実行する。
をステップS2で読み取った制御装置20からのサブの
サーボモータMs へのトルク指令Tsub1(i) に加算して
サブのサーボモータMs へのトルク指令Tsub を求める
(ステップS7)。また、ステップS6、若しくはステ
ップS10で求めた上記補助トルク指令Tsub2(i) を次
の周期における前周期の補助トルクTsub2(i-1) として
レジスタに格納する(ステップS8)。そして、ステッ
プS3、ステップS7で求めたメイン、サブのサーボモ
ータMm 、Ms へのトルク指令Tmain(i) 、Tsub(i)を
それぞれの電流ループに引き渡し、当該位置、速度ルー
プ処理周期の処理を終了する。以下、各周期毎上記処理
を実行する。
【0022】トルク指令Tmain(i) 、Tsub(i)に基づい
て、それぞれ電流ループ処理が実行されメイン、サブの
サーボモータMm 、Ms が駆動制御されることになる。
重力軸の駆動の場合、テーブル等の負荷から加わる重力
オフセットトルクはサブのサーボモータMs に指令され
るトルク指令Tsub1によって発生するサブのサーボモー
タMs からの出力トルクによってキャンセルされ、テー
ブル等の可動部材は、その位置を維持している。そし
て、移動指令が出力されると、メインのサーボモータM
m は、移動指令に基づいたトルク指令Tmainによって駆
動されると共に、サブのサーボモータMs には指令の加
速度に対応する補助トルク指令Tsub2がトルク指令Tsu
b1に付加されたトルク指令Tsub が入力され、サブのサ
ーボモータのイナーシャ分の加減速のためのトルクが付
加されることになり、テーブル1等の可動部材は高速に
反応することになる。また、テーブル1等の可動部材が
大型の場合には、この可動部材のイナーシャを加減速す
る分のトルクが補助トルク指令Tsub2として、サブのサ
ーボモータMs に付加入力されることになるから、この
場合も、高速で可動部材を反応させることができる。
て、それぞれ電流ループ処理が実行されメイン、サブの
サーボモータMm 、Ms が駆動制御されることになる。
重力軸の駆動の場合、テーブル等の負荷から加わる重力
オフセットトルクはサブのサーボモータMs に指令され
るトルク指令Tsub1によって発生するサブのサーボモー
タMs からの出力トルクによってキャンセルされ、テー
ブル等の可動部材は、その位置を維持している。そし
て、移動指令が出力されると、メインのサーボモータM
m は、移動指令に基づいたトルク指令Tmainによって駆
動されると共に、サブのサーボモータMs には指令の加
速度に対応する補助トルク指令Tsub2がトルク指令Tsu
b1に付加されたトルク指令Tsub が入力され、サブのサ
ーボモータのイナーシャ分の加減速のためのトルクが付
加されることになり、テーブル1等の可動部材は高速に
反応することになる。また、テーブル1等の可動部材が
大型の場合には、この可動部材のイナーシャを加減速す
る分のトルクが補助トルク指令Tsub2として、サブのサ
ーボモータMs に付加入力されることになるから、この
場合も、高速で可動部材を反応させることができる。
【0023】図5〜図8は、本発明の効果を見るために
水平軸に対して行なった実験結果のメインのサーボモー
タMm へのトルク指令Tmain、速度指令Vc 、サブのサ
ーボモータMs へのトルク指令Tsub を表す図である。
なお、この実験例では、横軸は1分割100mmse
c、縦軸は、トルク指令が1分割10アンペア、速度指
令が1分割2000rpmである。図5は、メインのサ
ーボモータMm に対してはフィードフォワード制御を行
ない、サブのサーボモータMs に対しては、補助トルク
指令Tsub2を付加せず(γ=0)、一定のトルク指令T
sub1を与えたときの実験結果である(フィードフォワー
ド制御あり、、γ=0)。
水平軸に対して行なった実験結果のメインのサーボモー
タMm へのトルク指令Tmain、速度指令Vc 、サブのサ
ーボモータMs へのトルク指令Tsub を表す図である。
なお、この実験例では、横軸は1分割100mmse
c、縦軸は、トルク指令が1分割10アンペア、速度指
令が1分割2000rpmである。図5は、メインのサ
ーボモータMm に対してはフィードフォワード制御を行
ない、サブのサーボモータMs に対しては、補助トルク
指令Tsub2を付加せず(γ=0)、一定のトルク指令T
sub1を与えたときの実験結果である(フィードフォワー
ド制御あり、、γ=0)。
【0024】図6は、メインのサーボモータMm に対し
てはフィードフォワード制御を行ない、サブのサーボモ
ータMs に対しては、一定のトルク指令Tsub1を与える
と共に補助トルク指令Tsub2(フィルタなし)をも付加
するようにしたときの本発明の実施例の実験結果であ
り、係数γは、メインのサーボモータMm に対する速度
フィードフォワード係数βと同じ値としたときの実験結
果である(フィードフォワード制御あり、β=γ=10
0)。
てはフィードフォワード制御を行ない、サブのサーボモ
ータMs に対しては、一定のトルク指令Tsub1を与える
と共に補助トルク指令Tsub2(フィルタなし)をも付加
するようにしたときの本発明の実施例の実験結果であ
り、係数γは、メインのサーボモータMm に対する速度
フィードフォワード係数βと同じ値としたときの実験結
果である(フィードフォワード制御あり、β=γ=10
0)。
【0025】図7はメインのサーボモータMm に対して
位置のフィードフォワード制御を行なわない(α=0)
場合で、サブのサーボモータMs に対しては、一定のト
ルク指令Tsub1を与えると共にフィルタを設けずに補助
トルク指令Tsub2をも付加するようにしたときの実験結
果である(β=120、γ=100、フィルタなし)。
図8は、メインのサーボモータMm に対して位置のフィ
ードフォワード制御を行なわない(α=0)場合で、サ
ブのサーボモータMs に対しては、一定のトルク指令T
sub1を与えると共に、ポジションゲインに対応する程度
の時定数の一次遅れフィルタを設けて、該フィルタを介
して補助トルク指令Tsub2をも付加するようにしたとき
の本発明の実施例の実験結果である(β=120、γ=
100、フィルタあり)。
位置のフィードフォワード制御を行なわない(α=0)
場合で、サブのサーボモータMs に対しては、一定のト
ルク指令Tsub1を与えると共にフィルタを設けずに補助
トルク指令Tsub2をも付加するようにしたときの実験結
果である(β=120、γ=100、フィルタなし)。
図8は、メインのサーボモータMm に対して位置のフィ
ードフォワード制御を行なわない(α=0)場合で、サ
ブのサーボモータMs に対しては、一定のトルク指令T
sub1を与えると共に、ポジションゲインに対応する程度
の時定数の一次遅れフィルタを設けて、該フィルタを介
して補助トルク指令Tsub2をも付加するようにしたとき
の本発明の実施例の実験結果である(β=120、γ=
100、フィルタあり)。
【0026】図5と図6を比較し、メインのサーボモー
タMm を加減速する時、サブのサーボモータMs へ補助
トルク指令Tsub2を付加したときの方が、メインのサー
ボモータMm のトルク指令Tmainの変動がすくなく、円
滑に作動していることが分かる。このことは、インーシ
ャの大きい機械を移動させる場合等に、加減速時にトル
ク不足が生じるというようなことがなくなることを示し
ている。また、図5と、図7を比較し、図7の方が加減
速時メインのサーボモータMmのトルク指令Tmainの変
動が少なくなっているが、図8ではさらに、その変動が
少なくなっていることが分かる。このことから、位置の
フィードフォワード制御を行なわない場合にはフィルタ
を入れて、位置ループ処理の遅れを補償して補助トルク
指令Tsub2を付加した方がよいことが分かる。なお、図
7,図8に示す例では、位置のフィードフォワード制御
を行なわないことから、位置ループ制御系における遅れ
(一次遅れに相当するような遅れ)が速度指令Vc に生
じていることが、図5、図6と比較して分かる。
タMm を加減速する時、サブのサーボモータMs へ補助
トルク指令Tsub2を付加したときの方が、メインのサー
ボモータMm のトルク指令Tmainの変動がすくなく、円
滑に作動していることが分かる。このことは、インーシ
ャの大きい機械を移動させる場合等に、加減速時にトル
ク不足が生じるというようなことがなくなることを示し
ている。また、図5と、図7を比較し、図7の方が加減
速時メインのサーボモータMmのトルク指令Tmainの変
動が少なくなっているが、図8ではさらに、その変動が
少なくなっていることが分かる。このことから、位置の
フィードフォワード制御を行なわない場合にはフィルタ
を入れて、位置ループ処理の遅れを補償して補助トルク
指令Tsub2を付加した方がよいことが分かる。なお、図
7,図8に示す例では、位置のフィードフォワード制御
を行なわないことから、位置ループ制御系における遅れ
(一次遅れに相当するような遅れ)が速度指令Vc に生
じていることが、図5、図6と比較して分かる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、メインのサーボモータによっ
て位置、速度の制御を行なうと共に、サブのモータによ
って重力軸等にかかるオフセットトルク等をキャンセル
するようにしたから、メインのサーボモータの位置、速
度制御の応答性、すなわち、被駆動部である可動部材の
応答性がよくなり、高精度の加工や運動を行なわせるこ
とができる。さらに、メインのサーボモータの加減速時
に、メインのサーボモータへの指令の加速度に対応する
補助トルク指令をサブのモータに指令されるトルク指令
に加算するようにしたから、サブのモータのイナーシャ
分を加減速する補助トルク指令が加わることになり、応
答性がさらによくなり、振動発生等を防止できる。特
に、イナーシャの大きい機械可動部材を移動させると
き、メインのサーボモータだけでは、トルクが不足する
ときなどには、補助トルク指令によってメインとサブの
モータで加減速がなされることになり、応答特性のよい
制御系を得ることができる。
て位置、速度の制御を行なうと共に、サブのモータによ
って重力軸等にかかるオフセットトルク等をキャンセル
するようにしたから、メインのサーボモータの位置、速
度制御の応答性、すなわち、被駆動部である可動部材の
応答性がよくなり、高精度の加工や運動を行なわせるこ
とができる。さらに、メインのサーボモータの加減速時
に、メインのサーボモータへの指令の加速度に対応する
補助トルク指令をサブのモータに指令されるトルク指令
に加算するようにしたから、サブのモータのイナーシャ
分を加減速する補助トルク指令が加わることになり、応
答性がさらによくなり、振動発生等を防止できる。特
に、イナーシャの大きい機械可動部材を移動させると
き、メインのサーボモータだけでは、トルクが不足する
ときなどには、補助トルク指令によってメインとサブの
モータで加減速がなされることになり、応答特性のよい
制御系を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例の制御系のブロック線図であ
る。
る。
【図2】本発明を適用する一実施例の要部構成図であ
る。
る。
【図3】本発明を実施する制御部要部ブロック図であ
る。
る。
【図4】同実施例におけるディジタルサーボ回路のプロ
セッサが実行する位置、速度ループ処理周期毎の処理を
示すフローチャートである。
セッサが実行する位置、速度ループ処理周期毎の処理を
示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施例において、メインのサーボモー
タに対してはフィードフォワード制御を行ない、サブの
サーボモータに対しては、補助トルク指令を付加せず、
一定のトルク指令を与えたときの実験結果である。
タに対してはフィードフォワード制御を行ない、サブの
サーボモータに対しては、補助トルク指令を付加せず、
一定のトルク指令を与えたときの実験結果である。
【図6】本発明の実施例において、メインのサーボモー
タに対してはフィードフォワード制御を行ない、サブの
サーボモータに対しては、一定のトルク指令を与えると
共に補助トルク指令をも付加するようにしたときの実験
結果である。
タに対してはフィードフォワード制御を行ない、サブの
サーボモータに対しては、一定のトルク指令を与えると
共に補助トルク指令をも付加するようにしたときの実験
結果である。
【図7】本発明の実施例において、メインのサーボモー
タに対して位置のフィードフォワード制御を行なわない
場合で、サブのサーボモータに対しては、一定のトルク
指令を与えると共にフイルタを設けずに補助トルク指令
をも付加するようにしたときの実験結果である。
タに対して位置のフィードフォワード制御を行なわない
場合で、サブのサーボモータに対しては、一定のトルク
指令を与えると共にフイルタを設けずに補助トルク指令
をも付加するようにしたときの実験結果である。
【図8】本発明の実施例において、メインのサーボモー
タに対して位置のフィードフォワード制御を行なわない
場合で、サブのサーボモータに対しては、一定のトルク
指令を与えると共にフイルタを設けて補助トルク指令を
も付加するようにしたときの実験結果である。
タに対して位置のフィードフォワード制御を行なわない
場合で、サブのサーボモータに対しては、一定のトルク
指令を与えると共にフイルタを設けて補助トルク指令を
も付加するようにしたときの実験結果である。
1 テーブル 2 ボールネジ Mm メインのサーボモータ Ms サブのサーボモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 5/46 A 8325−5H
Claims (5)
- 【請求項1】 1つの可動部材を複数のモータによって
駆動する駆動方法であって、複数のモータのうち1つを
サーボモータとし、他のモータをトルク制御ができるモ
ータとし、上記他のモータには、設定トルク指令を与え
て駆動し、上記サーボモータによって位置、速度を制御
して上記可動部材の位置、速度を制御する複数モータに
よる位置、速度、トルク制御方法。 - 【請求項2】 上記サーボモータの指令加速度に比例す
るトルク指令を、零をも含む上記設定トルク指令に加算
して上記他のモータのトルク指令とする請求項1記載の
複数モータによる位置、速度、トルク制御方法。 - 【請求項3】 上記サーボモータの位置、速度制御系の
遅れを近似したフイルタを設け、上記サーボモータへの
指令加速度を上記フイルタにより処理し設定定数を乗じ
て得られる値を上記設定トルク指令に加算して他のモー
タへのトルク指令とする請求項2記載の複数モータによ
る位置、速度、トルク制御方法。 - 【請求項4】 上記サーボモータの制御に位置のフィー
ドフォワード制御を付加して位置、速度を制御し、上記
他のモータにはサーボモータへの指令加速度に設定定数
を乗じた値を上記設定トルクに加算して上記他のモータ
のトルク指令とする請求項2記載の複数モータによる位
置、速度、トルク制御方法。 - 【請求項5】 上記他のモータもサーボモータで構成さ
れている請求項1、請求項2、請求項3または請求項4
記載の複数モータによる位置、速度、トルク制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27886093A JPH07110714A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 複数モータによる位置、速度、トルク制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27886093A JPH07110714A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 複数モータによる位置、速度、トルク制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07110714A true JPH07110714A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17603146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27886093A Pending JPH07110714A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 複数モータによる位置、速度、トルク制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07110714A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007282460A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-10-25 | Yaskawa Electric Corp | 同期制御システム |
| JP2007295654A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Yaskawa Electric Corp | モータ制御装置およびそれを備えたステージ装置 |
| JP2008011672A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Mitsubishi Electric Corp | 駆動制御装置システム及びその運転方法 |
| JP2010089256A (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-22 | Siemens Ag | 工作機械およびその機械要素の振動減衰方法 |
| DE102009044358A1 (de) | 2009-01-20 | 2010-09-30 | Fanuc Ltd. | Motorregler für Tandemregelung |
| CN102207738A (zh) * | 2010-03-31 | 2011-10-05 | 东芝机械株式会社 | 伺服控制方法及伺服控制装置 |
| CN103731073A (zh) * | 2012-10-16 | 2014-04-16 | 发那科株式会社 | 控制驱动一个被驱动体的多个电动机的电动机控制装置 |
| KR101535744B1 (ko) * | 2014-04-17 | 2015-07-10 | 현대오트론 주식회사 | 다수의 모터를 이용하는 차량 구동 제어 장치 |
| JP2017151528A (ja) * | 2016-02-22 | 2017-08-31 | 株式会社リコー | 駆動制御装置、モータ駆動システム、画像処理装置、および搬送装置 |
| CN115021642A (zh) * | 2022-07-01 | 2022-09-06 | 北京首钢自动化信息技术有限公司 | 一种变频器控制方法及相关设备 |
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-
1993
- 1993-10-13 JP JP27886093A patent/JPH07110714A/ja active Pending
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