JPH07112500A - シートモールディングコンパウンド成形品 - Google Patents
シートモールディングコンパウンド成形品Info
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- JPH07112500A JPH07112500A JP26267093A JP26267093A JPH07112500A JP H07112500 A JPH07112500 A JP H07112500A JP 26267093 A JP26267093 A JP 26267093A JP 26267093 A JP26267093 A JP 26267093A JP H07112500 A JPH07112500 A JP H07112500A
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- Japan
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- recycled
- molding compound
- sheet molding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形品中のリサイクル粉末の含有率を増やし
ても成形品の曲げ弾性率及び曲げ強度を維持すること。 【構成】 繊維強化材13、熱硬化性樹脂14及びシー
トモールディングコンパウンド成形品のリサイクル粉末
16を含有する第1層11と、第1層11の両面に形成
され、繊維強化材13及び熱硬化性樹脂14を含有し且
つシートモールディングコンパウンド成形品のリサイク
ル粉末16を含有していない第2層12とから構成され
てなるシートモールディングコンパウンド成形品10。
ても成形品の曲げ弾性率及び曲げ強度を維持すること。 【構成】 繊維強化材13、熱硬化性樹脂14及びシー
トモールディングコンパウンド成形品のリサイクル粉末
16を含有する第1層11と、第1層11の両面に形成
され、繊維強化材13及び熱硬化性樹脂14を含有し且
つシートモールディングコンパウンド成形品のリサイク
ル粉末16を含有していない第2層12とから構成され
てなるシートモールディングコンパウンド成形品10。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リサイクル粉末を含有
するシートモールディングコンパウンド成形品に関する
ものである。
するシートモールディングコンパウンド成形品に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、廃車シュレッダーダストに代表さ
れる廃棄物処理は埋立地の減少で社会的な問題となって
きており、地球環境保護運動の高揚とも相まって、シー
トモールディングコンパウンド(以下、SMCと称す
る)のリサイクルは緊急なる課題となってきている。
れる廃棄物処理は埋立地の減少で社会的な問題となって
きており、地球環境保護運動の高揚とも相まって、シー
トモールディングコンパウンド(以下、SMCと称す
る)のリサイクルは緊急なる課題となってきている。
【0003】そこで、これらSMC廃棄物を有効利用す
るために、従来SMC廃棄物を粉砕したリサイクル粉末
を含有するシートモールディングコンパウンド成形品が
提案されている(第36回FRP講演会要旨集.武田薬
品工業株式会社)。これは、強度を向上させるガラス繊
維等の繊維強化材、繊維強化材同志を結合させるための
熱硬化性樹脂、炭酸カルシウム及び炭酸カルシウムの一
部の代わりに用いられる前記リサイクル粉末を含有する
ものである。
るために、従来SMC廃棄物を粉砕したリサイクル粉末
を含有するシートモールディングコンパウンド成形品が
提案されている(第36回FRP講演会要旨集.武田薬
品工業株式会社)。これは、強度を向上させるガラス繊
維等の繊維強化材、繊維強化材同志を結合させるための
熱硬化性樹脂、炭酸カルシウム及び炭酸カルシウムの一
部の代わりに用いられる前記リサイクル粉末を含有する
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した成
形品では、リサイクル粉末が成形品表面付近に存在する
ことになるので、その分表面付近に繊維強化材が存在す
る割合が少なくなり、曲げ弾性率及び曲げ強度が低くな
る。その結果、成形品中のリサイクル粉末の含有率を2
0%以下の範囲で増やすに従い、成形品の曲げ弾性率及
び曲げ強度が著しく低下する。
形品では、リサイクル粉末が成形品表面付近に存在する
ことになるので、その分表面付近に繊維強化材が存在す
る割合が少なくなり、曲げ弾性率及び曲げ強度が低くな
る。その結果、成形品中のリサイクル粉末の含有率を2
0%以下の範囲で増やすに従い、成形品の曲げ弾性率及
び曲げ強度が著しく低下する。
【0005】故に、本発明は、リサイクル粉末を成形品
の表面付近に存在させないようにして成形品中のリサイ
クル粉末の含有率を25%以下の範囲で増やしても成形
品の曲げ弾性率及び曲げ強度を確保できるリサイクル粉
末を含むシートモールディングコンパウンド成形品を提
供することを、その技術的課題とするものである。
の表面付近に存在させないようにして成形品中のリサイ
クル粉末の含有率を25%以下の範囲で増やしても成形
品の曲げ弾性率及び曲げ強度を確保できるリサイクル粉
末を含むシートモールディングコンパウンド成形品を提
供することを、その技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために請求項1の発明において講じた技術的手段(以
下、第1の技術的手段と称する)は、繊維強化材、熱硬
化性樹脂及びシートモールディングコンパウンド成形品
のリサイクル粉末を含有する第1層と、第1層の両面に
形成され、繊維強化材及び熱硬化性樹脂を含有し且つシ
ートモールディングコンパウンド成形品のリサイクル粉
末を含有していない第2層とから構成したことである。
好ましくは第1及び第2層内に炭酸カルシウム等の無機
物を含有させてもよい。
るために請求項1の発明において講じた技術的手段(以
下、第1の技術的手段と称する)は、繊維強化材、熱硬
化性樹脂及びシートモールディングコンパウンド成形品
のリサイクル粉末を含有する第1層と、第1層の両面に
形成され、繊維強化材及び熱硬化性樹脂を含有し且つシ
ートモールディングコンパウンド成形品のリサイクル粉
末を含有していない第2層とから構成したことである。
好ましくは第1及び第2層内に炭酸カルシウム等の無機
物を含有させてもよい。
【0007】前記繊維強化材としてはガラス繊維等が挙
げられ、熱硬化性樹脂としてはエポキシ樹脂,不飽和ポ
リエステル樹脂,ビニルエステル樹脂等が挙げられる。
尚、熱硬化性樹脂中には硬化剤、離型剤、着色剤、低収
縮化剤、難燃剤、増粘剤、充填剤及びその他の公知の添
加剤を添加混合することができる。
げられ、熱硬化性樹脂としてはエポキシ樹脂,不飽和ポ
リエステル樹脂,ビニルエステル樹脂等が挙げられる。
尚、熱硬化性樹脂中には硬化剤、離型剤、着色剤、低収
縮化剤、難燃剤、増粘剤、充填剤及びその他の公知の添
加剤を添加混合することができる。
【0008】ここで、本発明に係るリサイクル粉末を含
むシートモールディングコンパウンド成形品の製造方法
について説明する。
むシートモールディングコンパウンド成形品の製造方法
について説明する。
【0009】液状の熱硬化性樹脂内にSMC廃棄物を粉
砕したリサイクル粉末を混合し攪拌して熱硬化性樹脂ペ
ーストを形成し、この熱硬化性樹脂ペーストを熱可塑性
フィルムの内面上に塗布する。一方、リサイクル粉末を
含まない熱硬化性樹脂ペーストを熱可塑性フィルムの内
面上に塗布した後、その上に切断した繊維強化材を散布
して熱可塑性フィルムの内面上にリサイクル粉末を含ま
ない樹脂と繊維強化材との混合層を形成する。次いで上
記2枚の熱可塑性フィルムの内面同士を重ね合わせて含
浸熟成させてシートモールドコンパウンドを得る。
砕したリサイクル粉末を混合し攪拌して熱硬化性樹脂ペ
ーストを形成し、この熱硬化性樹脂ペーストを熱可塑性
フィルムの内面上に塗布する。一方、リサイクル粉末を
含まない熱硬化性樹脂ペーストを熱可塑性フィルムの内
面上に塗布した後、その上に切断した繊維強化材を散布
して熱可塑性フィルムの内面上にリサイクル粉末を含ま
ない樹脂と繊維強化材との混合層を形成する。次いで上
記2枚の熱可塑性フィルムの内面同士を重ね合わせて含
浸熟成させてシートモールドコンパウンドを得る。
【0010】最後に、上記のように形成された2枚のシ
ートモールドコンパウンドシートのリサイクル粉末を含
有する樹脂層同士を内側に重ね合わした状態でプレス形
成を行うことにより本発明のシートモールディングコン
パウンド成形品を得る。
ートモールドコンパウンドシートのリサイクル粉末を含
有する樹脂層同士を内側に重ね合わした状態でプレス形
成を行うことにより本発明のシートモールディングコン
パウンド成形品を得る。
【0011】上記技術的課題を解決するために請求項2
の発明において講じた技術的手段(以下、第2の技術的
手段と称する)は、第1層内に含まれるリサイクル粉末
の平均粒径を1050μmよりも小さくしたことであ
る。尚、リサイクル粉末の平均粒径は19〜800μm
にするのが望ましい。
の発明において講じた技術的手段(以下、第2の技術的
手段と称する)は、第1層内に含まれるリサイクル粉末
の平均粒径を1050μmよりも小さくしたことであ
る。尚、リサイクル粉末の平均粒径は19〜800μm
にするのが望ましい。
【0012】ここで、前記リサイクル粉末の平均粒径を
1050μm以上にすると、リサイクル粉末が熱硬化性
樹脂と混合し難くなり、製造上困難になる。従って、仮
に成形品を製造したとしてもリサイクル粉末含有率が2
5%を越える範囲における曲げ強度及び曲げ弾性率が非
常に低いものとなると共に成形品にふくれ等の外観不良
が発生する。
1050μm以上にすると、リサイクル粉末が熱硬化性
樹脂と混合し難くなり、製造上困難になる。従って、仮
に成形品を製造したとしてもリサイクル粉末含有率が2
5%を越える範囲における曲げ強度及び曲げ弾性率が非
常に低いものとなると共に成形品にふくれ等の外観不良
が発生する。
【0013】
【作用】上記第1の技術的手段によれば、リサイクル粉
末を含有する第1層の両面にリサイクル粉末を含有して
いない第2層を形成したので、成形品の表面付近にリサ
イクル粉末が存在することはなく、表面付近に繊維強化
材が存在する割合が従来技術と比較して多くなり、成形
品の曲げ弾性率及び曲げ強度が向上する。その結果、成
形品中のリサイクル粉末の含有率を25%を越えない範
囲で増やしても成形品の曲げ弾性率及び曲げ強度を維持
できる。従って、従来技術よりも多くのSMC廃棄物が
有効に利用できる。
末を含有する第1層の両面にリサイクル粉末を含有して
いない第2層を形成したので、成形品の表面付近にリサ
イクル粉末が存在することはなく、表面付近に繊維強化
材が存在する割合が従来技術と比較して多くなり、成形
品の曲げ弾性率及び曲げ強度が向上する。その結果、成
形品中のリサイクル粉末の含有率を25%を越えない範
囲で増やしても成形品の曲げ弾性率及び曲げ強度を維持
できる。従って、従来技術よりも多くのSMC廃棄物が
有効に利用できる。
【0014】又、上記第2の技術的手段によれば、第1
層内に含まれるリサイクル粉末の平均粒径を1050μ
mよりも小さくしたので、成形品のリサイクル粉末の含
有率が25%を越えた場合においても成形品の曲げ弾性
率を略維持できる。
層内に含まれるリサイクル粉末の平均粒径を1050μ
mよりも小さくしたので、成形品のリサイクル粉末の含
有率が25%を越えた場合においても成形品の曲げ弾性
率を略維持できる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例について説明する。
【0016】図1は、本実施例に係るシートモールディ
ングコンパウンド成形品(以下、SMC成形品)の断面
図である。図1に示すSMC成形品は、第1SMC層
(第1層)11と、第1SMC層11の両面に形成され
た第2SMC層12とから構成されている。第1SMC
層11は、繊維強化材13、熱硬化性樹脂14、炭酸カ
ルシウム15及びSMC廃棄物のリサイクル粉末16を
含有するもので、第2SMC層12は、繊維強化材1
3、熱硬化性樹脂14及び炭酸カルシウム15を含有す
るものである。ここで、第2SMC層12は、リサイク
ル粉末16を含有していない。尚、第1,第2SMC層
11,12内に炭酸カルシウム15を含有させなくても
良い。
ングコンパウンド成形品(以下、SMC成形品)の断面
図である。図1に示すSMC成形品は、第1SMC層
(第1層)11と、第1SMC層11の両面に形成され
た第2SMC層12とから構成されている。第1SMC
層11は、繊維強化材13、熱硬化性樹脂14、炭酸カ
ルシウム15及びSMC廃棄物のリサイクル粉末16を
含有するもので、第2SMC層12は、繊維強化材1
3、熱硬化性樹脂14及び炭酸カルシウム15を含有す
るものである。ここで、第2SMC層12は、リサイク
ル粉末16を含有していない。尚、第1,第2SMC層
11,12内に炭酸カルシウム15を含有させなくても
良い。
【0017】図2は本実施例に係るSMC製造装置の概
略図であり、図3は2枚のSMCからSMC成形品を得
る過程を示す説明図である。
略図であり、図3は2枚のSMCからSMC成形品を得
る過程を示す説明図である。
【0018】以下、具体例について説明する。
【0019】〔実施例1〕図2に示すSMC製造装置の
樹脂タンク1に樹脂ペーストA(図4)を仕込み、樹脂
タンク3に樹脂ペーストC(図4)を仕込んだ。ここ
で、樹脂ペーストA内に含まれるリサイクルフィラー
(SMC廃棄物のリサイクル粉末)の平均粒径を22μ
mとした。樹脂タンク1から供給された樹脂ペーストA
をドクターナイフ5によりポリエチレンフィルム6の内
面上にm2 当り1080g塗布した。一方、樹脂タンク
3から供給された樹脂ペーストCをドクターナイフ5に
よりポリエチレンフィルム8の内面上にm2 当り540
g塗布した後、その上に1インチのチョップドガラスス
トランド(ガラスロービングRER4630−SM18 日
本硝子繊維株式会社製)9をm2 当り630g散布す
る。次いで、上記2枚のポリエチレンフィルム6,8の
内面同士を重ね合わせて、脱泡・含浸させたものをロー
ル状に巻取り、40〜50℃で24時間熟成を行い、ポ
リエチレンフィルム6側がリサイクルフィラーを含有す
るSMCの特性、ポリエチレンフィルム8側がリサイク
ルフィラーを含有していない高強度なSMCの特性を具
備するSMCをm2 当り2250g得た。
樹脂タンク1に樹脂ペーストA(図4)を仕込み、樹脂
タンク3に樹脂ペーストC(図4)を仕込んだ。ここ
で、樹脂ペーストA内に含まれるリサイクルフィラー
(SMC廃棄物のリサイクル粉末)の平均粒径を22μ
mとした。樹脂タンク1から供給された樹脂ペーストA
をドクターナイフ5によりポリエチレンフィルム6の内
面上にm2 当り1080g塗布した。一方、樹脂タンク
3から供給された樹脂ペーストCをドクターナイフ5に
よりポリエチレンフィルム8の内面上にm2 当り540
g塗布した後、その上に1インチのチョップドガラスス
トランド(ガラスロービングRER4630−SM18 日
本硝子繊維株式会社製)9をm2 当り630g散布す
る。次いで、上記2枚のポリエチレンフィルム6,8の
内面同士を重ね合わせて、脱泡・含浸させたものをロー
ル状に巻取り、40〜50℃で24時間熟成を行い、ポ
リエチレンフィルム6側がリサイクルフィラーを含有す
るSMCの特性、ポリエチレンフィルム8側がリサイク
ルフィラーを含有していない高強度なSMCの特性を具
備するSMCをm2 当り2250g得た。
【0020】次に、このSMCを270×270mmの
寸法に裁断し、リサイクルフィラーを含有するSMCの
特性を有する面同士を内側にして2枚重ね合わせたもの
を300×300mm平板成形用金型内に投入し、温度
140℃,加圧力70トン,加圧時間3分間の条件でプ
レス成形を行い、厚さ1.9mmの平板成形品を得た。
このとき、成形品中のリサイクルフィラーの含有率は2
5重量%であった。この成形品の表裏外面は、ブルー着
色した高強度SMCの特性を有する面で完全に構成され
ており、フクレ等の外観上の欠陥は見られなかった。
寸法に裁断し、リサイクルフィラーを含有するSMCの
特性を有する面同士を内側にして2枚重ね合わせたもの
を300×300mm平板成形用金型内に投入し、温度
140℃,加圧力70トン,加圧時間3分間の条件でプ
レス成形を行い、厚さ1.9mmの平板成形品を得た。
このとき、成形品中のリサイクルフィラーの含有率は2
5重量%であった。この成形品の表裏外面は、ブルー着
色した高強度SMCの特性を有する面で完全に構成され
ており、フクレ等の外観上の欠陥は見られなかった。
【0021】〔実施例2〕樹脂ペーストA内に含まれる
リサイクルフィラーの平均粒径を25μmとしたこと以
外は実施例1と同様なので、その説明を省略する。
リサイクルフィラーの平均粒径を25μmとしたこと以
外は実施例1と同様なので、その説明を省略する。
【0022】〔実施例3〕樹脂ペーストA内に含まれる
リサイクルフィラーの平均粒径を400μmとしたこと
以外は実施例1と同様なので、その説明を省略する。
リサイクルフィラーの平均粒径を400μmとしたこと
以外は実施例1と同様なので、その説明を省略する。
【0023】〔実施例4〕樹脂ペーストA内に含まれる
リサイクルフィラーの平均粒径を800μmとしたこと
以外は実施例1と同様なので、その説明を省略する。
リサイクルフィラーの平均粒径を800μmとしたこと
以外は実施例1と同様なので、その説明を省略する。
【0024】〔実施例5〕樹脂ペーストA内に含まれる
リサイクルフィラーの平均粒径を19μmとしたこと以
外は実施例1と同様なので、その説明を省略する。
リサイクルフィラーの平均粒径を19μmとしたこと以
外は実施例1と同様なので、その説明を省略する。
【0025】〔実施例6〕樹脂ペーストA内に含まれる
リサイクルフィラーの平均粒径を1050μmとしたこ
と以外は実施例1と同様なので、その説明を省略する。
リサイクルフィラーの平均粒径を1050μmとしたこ
と以外は実施例1と同様なので、その説明を省略する。
【0026】〔実施例7〕樹脂タンク1に樹脂ペースト
Aの代わりに樹脂ペーストB(表1)を仕込み、1イン
チ長のチョップドガラスストランド9の散布量をm2 当
り1000gとする他は、実施例1と同様な方法でm2
当り2500g重量のSMCを得た。
Aの代わりに樹脂ペーストB(表1)を仕込み、1イン
チ長のチョップドガラスストランド9の散布量をm2 当
り1000gとする他は、実施例1と同様な方法でm2
当り2500g重量のSMCを得た。
【0027】次に、このSMCを220×220mmの
寸法に裁断し、実施例1と同様にしてプレス成形を行
い、厚さ2.0mmの平板成形品を得た。この成形品の
表裏外面も、ブルー着色した高強度SMCの特性を有す
る面で完全に構成されており、フクレ等の外観上の欠陥
は見られなかった。
寸法に裁断し、実施例1と同様にしてプレス成形を行
い、厚さ2.0mmの平板成形品を得た。この成形品の
表裏外面も、ブルー着色した高強度SMCの特性を有す
る面で完全に構成されており、フクレ等の外観上の欠陥
は見られなかった。
【0028】実施例1〜6の成形品におけるリサイクル
フィラー含有率と曲げ弾性率との関係を図5に示す。
又、実施例1〜6の成形品におけるリサイクルフィラー
含有率25%の場合の含浸性,外観,比重,曲げ強度及
び曲げ弾性率の結果を図6に示す。但し、図6において
含浸性とは、リサイクルフィラーと熱硬化性樹脂との混
合性を意味する。
フィラー含有率と曲げ弾性率との関係を図5に示す。
又、実施例1〜6の成形品におけるリサイクルフィラー
含有率25%の場合の含浸性,外観,比重,曲げ強度及
び曲げ弾性率の結果を図6に示す。但し、図6において
含浸性とは、リサイクルフィラーと熱硬化性樹脂との混
合性を意味する。
【0029】〔従来例〕平均粒径25μmのリサイクル
フィラー及び炭酸カルシウムを含有する熱硬化性樹脂ペ
ースト内にチョップドガラスストランド9を散布したも
ので、単層構造のSMC成形品である。従来例の成形品
におけるリサイクルフィラー含有率と曲げ弾性率との関
係を図5に示す。又、従来例の成形品における成形品に
おけるリサイクルフィラー含有率20%の場合の含浸
性,外観,比重,曲げ強度及び曲げ弾性率の結果を図6
に示す。
フィラー及び炭酸カルシウムを含有する熱硬化性樹脂ペ
ースト内にチョップドガラスストランド9を散布したも
ので、単層構造のSMC成形品である。従来例の成形品
におけるリサイクルフィラー含有率と曲げ弾性率との関
係を図5に示す。又、従来例の成形品における成形品に
おけるリサイクルフィラー含有率20%の場合の含浸
性,外観,比重,曲げ強度及び曲げ弾性率の結果を図6
に示す。
【0030】図5から明らかなように、実施例1〜6の
成形品は、成形品中のリサイクルフィラーの含有率を2
5%を越えない範囲で増やしても曲げ弾性率を略維持で
きる。これは、成形品の表面付近にリサイクルフィラー
が存在することはなく、表面付近にチョップドガラスス
トランドが存在する割合が従来技術と比較して多くなる
ためと考えられる。又、実施例1〜5の成形品は、実施
例5,6の成形品と比較して成形品中のリサイクルフィ
ラーの含有率を25%を越える範囲で増やしても曲げ弾
性率の低下が少ない。このことから、リサイクルフィラ
ーの含有率が25%を越える範囲における曲げ弾性率
は、リサイクルフィラーの平均粒径に密接に関係がある
と考えられ、図5の結果から、リサイクルフィラーの平
均粒径を1050μm以上にすると、成形品中のリサイ
クルフィラーの含有率を25%を越える範囲で増やすと
曲げ弾性率が急激に低下する。従って、本発明において
は、リサイクルフィラーの平均粒径を1050μmより
も小さくすると望ましい。
成形品は、成形品中のリサイクルフィラーの含有率を2
5%を越えない範囲で増やしても曲げ弾性率を略維持で
きる。これは、成形品の表面付近にリサイクルフィラー
が存在することはなく、表面付近にチョップドガラスス
トランドが存在する割合が従来技術と比較して多くなる
ためと考えられる。又、実施例1〜5の成形品は、実施
例5,6の成形品と比較して成形品中のリサイクルフィ
ラーの含有率を25%を越える範囲で増やしても曲げ弾
性率の低下が少ない。このことから、リサイクルフィラ
ーの含有率が25%を越える範囲における曲げ弾性率
は、リサイクルフィラーの平均粒径に密接に関係がある
と考えられ、図5の結果から、リサイクルフィラーの平
均粒径を1050μm以上にすると、成形品中のリサイ
クルフィラーの含有率を25%を越える範囲で増やすと
曲げ弾性率が急激に低下する。従って、本発明において
は、リサイクルフィラーの平均粒径を1050μmより
も小さくすると望ましい。
【0031】又、図6から明らかなように、実施例1〜
5の成形品は、リサイクルフィラーの含有率25%にお
いて、曲げ強度及び曲げ弾性率が従来例に比べて著しく
大きくなる。更に、リサイクルフィラーの平均粒径を1
050μm以上にすると、SMCの製造時にリサイクル
フィラーを熱硬化性樹脂と混合し難くなり、製造上困難
になり、仮に成形品を製造したとしても曲げ弾性率が非
常に低下すると共に成形品にふくれ等の外観不良が発生
する。
5の成形品は、リサイクルフィラーの含有率25%にお
いて、曲げ強度及び曲げ弾性率が従来例に比べて著しく
大きくなる。更に、リサイクルフィラーの平均粒径を1
050μm以上にすると、SMCの製造時にリサイクル
フィラーを熱硬化性樹脂と混合し難くなり、製造上困難
になり、仮に成形品を製造したとしても曲げ弾性率が非
常に低下すると共に成形品にふくれ等の外観不良が発生
する。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明は以下の如く効果を有す
る。
る。
【0033】リサイクル粉末を含有する第1層の両面に
リサイクル粉末を含有していない第2層を形成したの
で、成形品の表面付近にリサイクル粉末が存在すること
はなく、表面付近に繊維強化材が存在する割合が従来技
術と比較して多くなり、成形品の曲げ弾性率及び曲げ強
度が向上する。その結果、成形品のリサイクル粉末の含
有率を25%を越えない範囲で増やしても成形品の曲げ
弾性率及び曲げ強度を維持できる。従って、従来技術よ
りも多くのSMC廃棄物が有効に利用できる。
リサイクル粉末を含有していない第2層を形成したの
で、成形品の表面付近にリサイクル粉末が存在すること
はなく、表面付近に繊維強化材が存在する割合が従来技
術と比較して多くなり、成形品の曲げ弾性率及び曲げ強
度が向上する。その結果、成形品のリサイクル粉末の含
有率を25%を越えない範囲で増やしても成形品の曲げ
弾性率及び曲げ強度を維持できる。従って、従来技術よ
りも多くのSMC廃棄物が有効に利用できる。
【0034】請求項2の発明は以下の如く効果を有す
る。
る。
【0035】第1層内に含まれるリサイクル粉末の平均
粒径を1050μmよりも小さくしたので、図5から明
らかなように、成形品中のリサイクル粉末の含有率が2
5%を越えた場合においても成形品の曲げ弾性率を略維
持できる。
粒径を1050μmよりも小さくしたので、図5から明
らかなように、成形品中のリサイクル粉末の含有率が2
5%を越えた場合においても成形品の曲げ弾性率を略維
持できる。
【図1】本実施例に係るシートモールディングコンパウ
ンド成形品の断面図である。
ンド成形品の断面図である。
【図2】本実施例に係るシートモールディングコンパウ
ンド製造装置の概略図である。
ンド製造装置の概略図である。
【図3】2枚のシートモールディングコンパウンドから
本実施例に係るシートモールディングコンパウンド成形
品を製造する際の説明図である。
本実施例に係るシートモールディングコンパウンド成形
品を製造する際の説明図である。
【図4】樹脂ペーストの配合成分及びその配合量を示す
説明図である。
説明図である。
【図5】本実施例及び従来例に係るリサイクルフィラー
の含有率と曲げ弾性率との関係を示すグラフである。
の含有率と曲げ弾性率との関係を示すグラフである。
【図6】本実施例(リサイクルフィラー含有率25%の
場合)及び従来例(リサイクルフィラー含有率20%の
場合)に係る含浸性,成形品外観,比重,曲げ強度,曲
げ弾性率を示す説明図である。
場合)及び従来例(リサイクルフィラー含有率20%の
場合)に係る含浸性,成形品外観,比重,曲げ強度,曲
げ弾性率を示す説明図である。
10 SMC成形品(シートモールディングコンパウン
ド成形品) 11 第1SMC層 12 第2SMC層 13 繊維強化材 14 熱硬化性樹脂 16 リサイクル粉末
ド成形品) 11 第1SMC層 12 第2SMC層 13 繊維強化材 14 熱硬化性樹脂 16 リサイクル粉末
Claims (2)
- 【請求項1】 繊維強化材、熱硬化性樹脂及びシートモ
ールディングコンパウンド成形品のリサイクル粉末を含
有する第1層と、 前記第1層の両面に形成され、繊維強化材及び熱硬化性
樹脂を含有し且つシートモールディングコンパウンド成
形品のリサイクル粉末を含有していない第2層とから構
成されていることを特徴とするシートモールディングコ
ンパウンド成形品。 - 【請求項2】 前記第1層内に含まれるリサイクル粉末
の平均粒径が1050μmよりも小さくされてなること
を特徴とする請求項1記載のシートモールディングコン
パウンド成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26267093A JPH07112500A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | シートモールディングコンパウンド成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26267093A JPH07112500A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | シートモールディングコンパウンド成形品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07112500A true JPH07112500A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17378976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26267093A Pending JPH07112500A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | シートモールディングコンパウンド成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07112500A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0811211A (ja) * | 1994-06-29 | 1996-01-16 | Inax Corp | 樹脂成形品のバックアップ構造 |
| JP2002187150A (ja) * | 2000-12-20 | 2002-07-02 | Asahi Fiber Glass Co Ltd | 繊維強化熱可塑性樹脂成形体の製造方法 |
| JP2002192543A (ja) * | 2000-12-25 | 2002-07-10 | Asahi Fiber Glass Co Ltd | 産業廃棄物を用いた繊維強化熱可塑性樹脂成形体の製造方法 |
| JP2006051602A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-23 | Jfe Engineering Kk | Frp構造体、並びにfrp構造体の製造装置及び製造方法 |
| JP2024062592A (ja) * | 2022-10-25 | 2024-05-10 | トヨタ紡織株式会社 | 基材、基材の製造方法、及び乗物用内装材の製造方法 |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP26267093A patent/JPH07112500A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0811211A (ja) * | 1994-06-29 | 1996-01-16 | Inax Corp | 樹脂成形品のバックアップ構造 |
| JP2002187150A (ja) * | 2000-12-20 | 2002-07-02 | Asahi Fiber Glass Co Ltd | 繊維強化熱可塑性樹脂成形体の製造方法 |
| JP2002192543A (ja) * | 2000-12-25 | 2002-07-10 | Asahi Fiber Glass Co Ltd | 産業廃棄物を用いた繊維強化熱可塑性樹脂成形体の製造方法 |
| JP2006051602A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-23 | Jfe Engineering Kk | Frp構造体、並びにfrp構造体の製造装置及び製造方法 |
| JP2024062592A (ja) * | 2022-10-25 | 2024-05-10 | トヨタ紡織株式会社 | 基材、基材の製造方法、及び乗物用内装材の製造方法 |
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