JPH07112778B2 - 自動車のドア構造 - Google Patents

自動車のドア構造

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JPH07112778B2
JPH07112778B2 JP19994386A JP19994386A JPH07112778B2 JP H07112778 B2 JPH07112778 B2 JP H07112778B2 JP 19994386 A JP19994386 A JP 19994386A JP 19994386 A JP19994386 A JP 19994386A JP H07112778 B2 JPH07112778 B2 JP H07112778B2
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武 山本
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車のドア構造に関する。
(従来技術およびその問題点) 一般に、自動車のドアは、特公昭60−59101号公報に見
られるように、ヒンジを用いて車体と結合されている。
ところで、近時車体の軽量化等の要請から車体をプラス
チック化が検討され初めている。
しかしながら、ドアをプラスチックで形成した場合に
は、ヒンジ結合部が経時的に変形し、ヒンジとの結合が
緩む恐れがある。
そこで、本発明の目的は、ドアをプラスチック化したと
きに、ヒンジとの結合が経時的に緩むことがないように
した自動車のドア構造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用) 本発明は、車体とドアとがヒンジにより結合され、該ヒ
ンジはドアに対してボルト止めされた自動車のドア構造
を前提として、前記ドアが、金属製のスケルトンと該ス
ケルトンを挟んで組付けられたインナパネルとアウタパ
ネルとからなり、 該インナパネルとアウタパネルとのうち少なくともイン
ナパネルがプラスチックで形成され、該インナパネルは
ヒンジとの結合部まで延びて、該結合部には透孔が設け
られ、 該透孔内には、前記ヒンジ一体化された金属製のカラー
が配設されて、該カラーを介して前記ヒンジと前記スケ
ルトンとがボルト止めされている構成としてある。
このような構成により、プラスチック化されたインナパ
ネルを直接挟み込むことなく、金属製のカラーを挟んで
ヒンジと金属製のスケルトンとがボルトにより締付けら
れるため、プラスチックの経時的な変形に伴うボルトの
緩みを生ずることはない。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
全体構成の概要 第1図において、1は自動車サイドドア(以下、ドアと
いう)で、このドア1はその上部にサッシ2を備えたサ
ッシドアとされ、ドア1の下部は、その骨格をなすスケ
ルトン3(第2図参照)と、このスケルトン3を挟んで
組付けられたインナパネル4とアウタパネル5(第3図
参照)とによって概略構成され、その内装部品は、後に
詳しく説明するように、スケルトン3に組付けられてい
る。
インナパネル、アウタパネル インナパネル4とアウタパネル5は、共にプラスチック
で形成されている。インナパネル4は車室外方に開口す
る深絞り形状に成形され(第6図参照)、その凹部4aは
スケルトン3の外形寸法に適合するものとされて、この
凹部4a内にスケルトン3が収容されるようになってい
る。インナパネル4とアウタパネル5とは、第7図に示
すように、ボルト30を利用して一体化される。すなわ
ち、インナパネル4の周縁部には、ウエストラインを除
く三辺の適宜箇所にボルト30が挿通されるボルト挿通孔
32が金属製スペーサ33により形成され、これに対応して
アウタパネル5の周縁部には、第3図に示すように、ね
じ孔31が形成されている。この第3図は、アウタパネル
5をドア内方側からみた状態を示している。上記ボルト
挿通孔32はボルト30より若干大径に形成されており、こ
れにより、インナパネル4とアウタパネル5との形成誤
差を吸収するようにされている。ボルト30の頭部が金属
製スペーサ33により受けられるため、ボルト30の経時的
な緩みが防止される。
スケルトン スケルトン3は、第4図にも示すように、ドア1の前端
部に位置する前端部材6と、ドア1の後端部に位置する
後端部材7と、これら前、後端部材6、7を結ぶ上ステ
ー8、下ステー9とから概略構成され、これら各部材6
〜9は鋼板から形成されている。
上記前端部材6と後端部材7とは、共に、ほぼウエスト
ラインからドア1の下端部まで延び、その形状は互いに
内方に向けて開口する横断面コ字状とされて、インナパ
ルス4に沿って延びる内壁部6a、7aと、アウタパネル5
に沿って延びる外壁部6b、7bと、内壁部6a(7a)と外壁
部6b(7b)とを結ぶ端壁部6c、7cとを有している。
前記サッシ2の下端部は上記各内壁部6a、7aの内面に接
合されて、サッシ2は前端部材6と後端部材7とに一体
とされている。また前端部材6と後端部材7との内壁部
6a、7aには、外方(車室内方向)に向けて開口するステ
ー取付座10が各部材6、7毎に上下に間隔をおいて2つ
設けられて、これらステー取付座10に上ステー8、下ス
テー9がボルト11を利用して組付けられるようになって
いる(第2図参照)。
すなわち、上ステー8の前端と下ステー9の前端は前端
部材6のステー取付座10に固定され、一方両ステー8、
9の後端は後端部材7のステー取付座10に固定されて、
上ステー8と下ステー9とは上下に間隔をおいて前後方
向に延設されている。
また、本実施例では、側面衝突に対するガードバー12が
スケルトン3に設けられており、このガードバー12は鋼
板からなる内外2重の閉断面構造とされて、その前端が
前記前端部材6の外壁部6bに、後端が前記後端部材7の
外壁部7bに、夫々、スポット溶接されている(第4図
中、×印は溶接箇所を示す)。
ドア内装部品の組付け 上記スケルトン3には、第4図に示すように、チェッカ
ー13等のドア内装部品を取付ける内装部品用取付座15が
設けられて、スケルトン3はドア内装部品用のブラケッ
トを兼ねるものとされている。同図中、符号16はドアロ
ック部品、17はキーシリンダ、18はプルアップ式アウト
サイドハンドル、19はウインドレギュレータ、20はウイ
ンドガイドを示す。
上記ウインドガイド20は、その上端部が上ステー8に、
下端部が下ステー9にボルト止めされて、上ステー8、
下ステー9の間で上下に延在し、このウインドガイド20
には可動ブラケット21が上下動自在に設けられている。
この可動ブラケット21はウインドレギュレータ19とワイ
ヤ22を介して連係され、この可動ブラケット21にウイン
ドガラス23がボルト止めされる。
上ステー8には、また、クリップ24を利用して取付けら
れたインサイドハンドル用コネスチングロッド25が前後
方向に添設されており、このコネスチングロッド25はそ
の前端部がインサイドハンドル用取付座26に臨み、一方
後端部がベルクランク27の一端に連結されている。この
ベルクランク27の他端は、ドアロック部品16から延びる
ロッド28と連結されて、このロッド28と上記インサイド
ハンドル用コネスチングロッド25とはベルクランク27を
介して連係されるようになっている。
ドアと車体との結合 ドア1とボディAとは、第8図に示すようにヒンジ60を
用いて結合され、ヒンジ60は、ピラー73とスケルトン3
(前端部材6)との間に設けられ、ヒンジ60とスケルト
ン3とは金属製のカラー62を介してボルト50により締付
けられるようになっている。このため、スケルトン3を
収容するインナパネル4には、そのヒンジ結合部に透孔
46が設けられ、この透孔46内に上記カラー62が挿通され
るようになっている。そして、カラー62はヒンジ60と溶
接により一体化されている。
組立ライン 車両の組立工程の一例を第9図に示す。本実施例にあっ
ては、塗装ラインに入る前にドア建付調整を行なうこと
とされ、このドア建付調整はいわゆる現物合わせのかた
ちで行なわれる。すなわち、ドア建付調整は、本実施例
では、第8図に示すヒンジ60を調整することにより行な
うこととされ、スケルトン3にアウタパネル5を仮付け
した状態で、アウタパネル5とボディAとのスキ合わせ
を行ないつつピラー73に対するヒンジ60の位置決めを行
ない、ボルト61を締め付けることによって、ヒンジ60を
ピラー73に固定する作業がなされる。尚、第8図は、ド
ア1を最終的に車両に対して搭載した状態を示した図で
ある。
アウタパネルの仮付け 上記ドア建付調整におけるアウタパネル5の仮付けは、
第6図に示すように、スケルトン3に前後方向に間隔を
おいて設けられた2つの突起65、66と、アウタパネル5
に設けられた位置決め穴67、68とを嵌合することにより
行なわれる。
このうち突起65と位置決め穴67とは密に嵌合する関係と
されている。一方、他方の位置決め穴68は前後方向に延
びる長穴とされ、この長穴68は、その幅(上下方向の寸
法)が突起66の外径寸法と同一とされている。これによ
り、両位置決め穴67、68と両突起65、66との相対的な成
形誤差を吸収するものとされている。このアウタパネル
5に設けられた2つの位置決め孔67、68は、図示を略し
たサイドプロテクタで覆われるようになっている。
ドア組立工程 塗装ラインで車両の塗装が行なわれた後、スケルトン3
は、第1図に示すように、車両本体から取外されて(ス
ケルトン3をヒンジ60から外す)、車両本体はボディ艤
装ラインに進む一方、スケルトン3はドア組立ラインへ
進んで、ドア1の組立てがなされる。
ドア1の組立は、第10図に示す工程で行なわれる。この
ドア組立工程において、上ステー8と下ステー9とは、
予めウインドガイド20が組付けられた状態とされて(第
10図においてはI型ブラケットと記してある)、このI
型ブラケットにウインドレギュレータ19等の組付けを行
なった後、前端部材6、後端部材7に組付けることとさ
れている(前記第4図参照)。
第4図に示すガラスランチャンネル70等のドア内装部品
は、インナパネル4とアウタパネル5を組付ける前に行
なわれ、またウインドガラス23の組付けは、前端部材
6、後端部材7に挟まれる空間内に、両部材6、7の下
方から挿入することにより行なわれる。
このようにして、スケルトン3へのドア内装部品の組付
けがなされた後に、先ずインナパネル4がスケルトン3
に対して組付けられる。このとき、ヒンジ60とスケルト
ン3との間に介装されるカラー62はヒンジ60と一体化さ
れているため、このカラー62の存在によってインナパネ
ル4の組付が阻害されることはない。インナパネル4と
スケルトン3とは接着剤80により固着され、その後イン
ナパネル4に対してアウタパネル5がボルト止めされ
る。
このようにして組立てられたドア1は、第9図に示すド
ア搭載工程で、ヒンジ60とスケルトンとをボルト50を用
いて結合することにより行なわれる。尚、このボルト50
と螺合するナット51は予めスケルトン3(前端部材6)
に溶接してある。
以上のように、ヒンジ60とスケルトン3との間にカラー
62が介装されるため、プラスチック製のインナパルス4
が直接ヒンジ60とスケルトン3との間に挟み込まれるこ
とがなく、したがってインナパネル4の経時的な変形に
伴うボルト50の緩みを生ずることはない。また、カラー
62がヒンジ60と一体化されているため、インナパネル4
の組付に支障を及ぼすことなく、またドア搭載工程にお
いて、カラー62が変わることによる再度の建付調整を行
なう必要がない。すなわちカラー62がヒンジ60と一体化
されていない場合には、カラー62が変わることによっ
て、再度建付調整しなければならないという事態を生ず
る。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、ドアをプラスチ
ック化したとしても、ヒンジの結合において、プラスチ
ックの経時的な変形に伴う緩みの発生を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は組立完了後のサイドドアを示す斜視図、 第2図はドア内装部品が組付けられた後のスケルトンを
示す斜視図、 第3図はアウタパネルを内方側からみた正面図、 第4図はスケルトンの分解図、 第5図はスケルトンの後端部を部分的に示す透視図、 第6図は第3図に示すVI−VI断面に対応し、アウタパネ
ル、スケルトン、インナパネルを組付た状態を示すの断
面図、 第7図はアウタパネルとインナパネルとの締結を示すも
ので、第1図に示すVII−VII断面図、 第8図はドアヒンジを示す部分断面図、 第9図は車両組立ラインの工程図、 第10図はドア組立ラインの各工程を示す工程図である。 1:ドア 3:スケルトン 4:インナパネル 5:アウタパネル 46:透孔 50:ドアとヒンジとの締結ボルト 60:ヒンジ 62:カラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 英之 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−122916(JP,U) 実開 昭62−16018(JP,U) 実開 昭62−103962(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体とドアとがヒンジにより結合され、該
    ヒンジはドアに対してボルト止めされた自動車のドア構
    造において、 前記ドアが、金属製のスケルトンと該スケルトンを挟ん
    で組付けられたインナパネルとアウタパネルとからな
    り、 該インナパネルとアウタパネルとのうち少なくともイン
    ナパネルがプラスチックで形成され、該インナパネルは
    ヒンジとの結合部まで延びて、該結合部には透孔が設け
    られ、 該透孔内には、前記ヒンジに一体化された金属製のカラ
    ーが配設されて、該カラーを介して前記ヒンジと前記ス
    ケルトンとがボルト止めされている、 ことを特徴とする自動車のドア構造。
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JP6010370B2 (ja) * 2012-07-17 2016-10-19 シロキ工業株式会社 ドアサッシュ
JP6555116B2 (ja) * 2015-12-18 2019-08-07 トヨタ自動車株式会社 車両用ドア構造

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