JPH0711585A - 接着芯地及びその製造方法 - Google Patents

接着芯地及びその製造方法

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JPH0711585A
JPH0711585A JP12794993A JP12794993A JPH0711585A JP H0711585 A JPH0711585 A JP H0711585A JP 12794993 A JP12794993 A JP 12794993A JP 12794993 A JP12794993 A JP 12794993A JP H0711585 A JPH0711585 A JP H0711585A
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Japan
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photosensitive resin
adhesive
melt adhesive
hot melt
substrate
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JP12794993A
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Kichijo Matsuda
吉城 松田
Tomonari Kakishita
智成 垣下
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KOTEC KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造が簡単であり、しかもストライクバック
の発生を確実に防止することができる接着芯地及びその
製造方法を提供すること。 【構成】 基材1にスポット状に塗布された粒状ホット
メルト接着剤3を含有する感光性樹脂2溶液中の感光性
樹脂2が、光、電子線またはX線の照射によって基材1
に固着しており、かつ基材1上でのコアセルベーション
化によって相分離されたホットメルト接着剤が固着層上
に熱融着していることを特徴とする接着芯地。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は芯地接着に際して、接着
面の反対側表面に接着剤が浸透する事なく、風合いと接
着力が良好な接着芯地及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】接着芯地は全面に接着剤を配すると、表
地との接着で風合いが硬くなり、伸縮性通気性等を阻害
するため、多くは織編物、不織布等を基材にしてこれに
接着剤を点状に配列している。接着は該接着芯地と表生
地とを積層しヒートプレスすることによって行うのであ
るが、その際、接着剤が表生地及び接着芯地の接着面と
反対側表面に浸透する現象(ストライクバック)が生じ
ることがあった。
【0003】この現象を防止する対策として、接着剤と
芯地層との間に浸透防止層を設けて二重構造接着芯地と
することが実公昭56−55200号に開示されてい
る。又、当該特許と構成を同じくし、スポット数、二重
構造の重量、接着層及び浸透防止層の重量を特定した接
着芯地が特開平4−34002号に示されている。さら
には、硬化物質及び無機系粉末を主成分とする液状の硬
化組成物を基材に塗布した後、これに活性エネルギー線
を照射することによって硬化させた浸透防止層を有する
接着芯地が特開平3−64505号に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の接着芯地にあっては、浸透防止層を印捺後に接着剤を
印捺部に付与して成るので、接着剤を均一に付与するた
めの手段や過剰に付与した接着剤を回収するための手段
等を接着芯地の製造工程上に設ける必要があり、工程が
複雑なものとなり、その結果コスト高となるという不具
合があった。
【0005】本発明は、このような課題に鑑みなされた
ものであり、製造が簡単であり、しかもストライクバッ
クの発生を確実に防止することができる接着芯地及びそ
の製造方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、請求項1記載の発明は、基材にスポット状に
塗布された粒状ホットメルト接着剤を含有する感光性樹
脂溶液中の感光性樹脂が、光、電子線またはX線の照射
によって基材に固着しており、かつ基材上でのコアセル
ベーション化によって相分離されたホットメルト接着剤
が固着層上に熱融着していることを特徴とする接着芯地
をその要旨とした。
【0007】請求項2記載の発明は、感光性樹脂が、光
架橋型のポリビニルアルコールまたはゼラチンに重クロ
ム酸塩添加系、ケイ皮酸系、α、β不飽和結合系、複素
多環系、ジアゾ系樹脂及び/または光重合型のビニル基
含有化合物から選ばれた1種若しくは2種以上の混合物
からなる光照射により硬化する樹脂であることを特徴と
する接着芯地をその要旨とした。
【0008】請求項3記載の発明は、感光性樹脂が、シ
ンナメート系樹脂、アジド系、エポキシ系、ベンジルク
ロライド系、ポリフタル酸ジアリルから選ばれた1種若
しくは2種以上の混合物からなる電子線の照射により硬
化する樹脂であることを特徴とする接着芯地をその要旨
とした。
【0009】請求項4記載の発明は、感光性樹脂が、メ
タクリル酸グリシジルーアクリル酸エチル共重合体、
2,3−ジクロル−1−プロピルアクリレートアジドレ
ジスト、ポリ−2−クロル−エチレンビニルエーテルか
ら選ばれた1種若しくは2種以上の混合物からなる電子
線の照射により硬化する樹脂であることを特徴とする接
着芯地をその要旨とした。
【0010】請求項5記載の発明は、粒状ホットメルト
接着剤が、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリビニー
ルクロリド系、ポリエチレン系、ポリエチレンビニール
アセテート系、ポリウレタン系、ポリビニルアルコール
系、ポリブチラール系から選ばれた1種若しくは2種以
上の混合物からなり、その融点が70〜150℃であっ
て、粒径が200μm以下であることを特徴とする接着
芯地をその要旨とした。
【0011】請求項6記載の発明は、粒状ホットメルト
接着剤を含有する感光性樹脂溶液を基材にスポット状に
塗布し、前記感光性樹脂溶液をコアセルベーション化し
て、粒状ホットメルト接着剤を相分離させた後、この基
材に光、電子線またはX線を照射して前記感光性樹脂溶
液中の感光性樹脂を基材に固着させ、この後基材を加熱
して前記ホットメルト接着剤を固着層上に熱融着させる
ようにしたことを特徴とする接着芯地の製造方法。
【0012】請求項7記載の発明は、粒状ホットメルト
接着剤を含有する感光性樹脂溶液を基材にスポット状に
塗布し、次いでこの基材に光を照射することで前記感光
性樹脂溶液をコアセルベーション化して前記粒状ホット
メルト接着剤を相分離させると共に感光性樹脂溶液中の
感光性樹脂を基材に固着させ、この後基材を加熱して前
記ホットメルト接着剤を固着層上に熱融着させるように
したことを特徴とする接着芯地の製造方法をその要旨と
した。
【0013】請求項8記載の発明は、感光性樹脂が、光
架橋型のポリビニルアルコールまたはゼラチンに重クロ
ム酸塩添加系、ケイ皮酸系、α、β不飽和結合系、複素
多環系、ジアゾ系樹脂及び/または光重合型のビニル基
含有化合物から選ばれた1種若しくは2種以上の混合物
からなる光照射により硬化する樹脂であって、当該感光
性樹脂のガラス転移点が室温以下であることを特徴とす
る接着芯地の製造方法をその要旨とした。
【0014】以下、本発明の接着芯地を詳細に説明す
る。本発明の接着芯地は、基材と基材にスポット状に固
着している感光性樹脂と感光性樹脂の固着層上に熱融着
している粒状ホットメルト接着剤とからなる。
【0015】本発明の接着芯地における基材には、天然
繊維、再生繊維、合成繊維及びそれらの混合よりなる織
編物、不織布等を用いることができる。天然繊維として
は、綿、麻、毛等があり、再生繊維としては、レーヨ
ン、キュプラ、ポリノジックアセテート等がある。合成
繊維としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリ
ロニトリル等の長繊維や短繊維があり、それらは単独で
または上記天然繊維や再生繊維との混紡、交絡糸として
用いることができる。
【0016】この基材上に感光性樹脂が固着しているの
である。本発明でいう感光性樹脂とは、光、電子線また
はX線の照射により硬化する樹脂をいう。光硬化型樹脂
としては、光架橋型のポリビニルアルコールまたはゼラ
チンに重クロム酸塩添加系、ケイ皮酸系、α,β不飽和
結合系、複素多環系、ジアゾ系及び/または光重合型の
ビニル基含有化合物から選ばれた1種若しくは2種以上
の混合物からなる樹脂が好ましい。具体的には、ケイ皮
酸系として、ポリケイ皮酸ビニル、ポリビニルニトロケ
イ皮酸エステル、ポリビニル−p−メトキシシンナメー
ト、フェノキシケイ皮酸エステル樹脂、ノボラックケイ
皮酸エステル樹脂、ポリビニル−α−シアノケイ皮酸エ
ステル、ポリビニルシンナミリデン酸エステル等を挙げ
ることができ、α,β不飽和結合系としては、ポリビニ
ルベンザルアセトフェノン樹脂、ポリビニルスチリルケ
トン等を挙げることができる。また、複素多環系として
は、アクリルオキシクマリン−アクリル酸エチル共重合
樹脂、PVAアジドベンゾエート、p−ジアゾフェニル
アミン−ノボラック樹脂、p−ジアゾフェノール−ノボ
ラック樹脂等を挙げることができ、ジアゾ系及び/また
は光重合型のビニル基含有有機化合物としては、アクリ
ルアミド鉄塩、p−フェニレンジアクリル酸ジエチルエ
ステル、アクリル酸バリウム−メチレンブルー−p−ト
ルエンスルフォン酸、ポリビニルカルバゾール、4臭化
炭素、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレー
ト、エポキシアクリレート等を挙げることができる。
【0017】この光硬化型樹脂には感光性を増すために
増感剤として、開裂反応開始剤、水素引抜き反応開始
剤、イオン的反応開始剤などを添加することができる。
例えば、ポリケイ皮酸ビニルに対しては、p−ニトロジ
フェニル、p−ニトロアニリン、ピクラミド、p,p’
−テトラメチルジアミノテンゾフェノン、1,2−ベン
ズアントラキノン、3−メチル−1,3−ジアザ−1,
9−ベンズアンスロン等がある。さらに、ベンゾイン、
ベンゾインアルキルエーテル、ベンジルケタールなども
使用することができる。また、フィラーとして、シリ
カ、アルミナ等を添加することもできる。
【0018】電子線硬化型の感光性樹脂としては、シン
ナメート系樹脂、アジド系、エポキシ系、ベンジルクロ
ライド系、ポリフタル酸ジアリルから選ばれた1種若し
くは2種以上の混合物からなる樹脂が好ましい。具体例
としては、ポリビニルシンナメート、合成ゴム−アジド
レジスト、エポキシ化−1,4−ポリブタジエン、ポリ
メタクリル酸グリシジル、ポリメタアクリル酸エステク
ルクロロメチル化ポリスチレンを挙げることができる。
【0019】X線硬化型の感光性樹脂としては、メタク
リル酸グリシジル−アクリル酸エチル共重合体、2,3
−ジクロル−1−プロピルアクリレートアジドレジス
ト、ポリ−2−クロル−エチルビニルエーテルから選ば
れた1種若しくは2種以上の混合物からなる樹脂が好ま
しい。
【0020】粒状ホットメルト接着剤としては、ポリア
ミド系、ポリエステル系、ポリビニールクロリド系、ポ
リエチレン系、ポリエチレンビニールアセテート系、ポ
リウレタン系、ポリビニルアルコール系、ポリブチラー
ル系から選ばれた1種若しくは2種以上の混合物であっ
て、融点が70〜150℃のものが好ましい。粒状ホッ
トメルト接着剤の粒径としては200μm以下がよく、
必要に応じて粒径分布を変えることもできる。
【0021】図1に示すように、本発明の接着芯地にあ
っては、基材1上にスポット状に感光性樹脂2が固着し
ており、この感光性樹脂2の固着層上に粒状ホットメル
ト接着剤3が熱融着している。この接着芯地の構造を更
に詳しく説明すると、粒状ホットメルト接着剤を含む感
光性樹脂溶液が基材1にスポット状に付与されて基材1
に浸透し、この状態で光、電子線またはX線の照射を受
けて感光性樹脂溶液中の感光性樹脂2が硬化し、基材1
内部から表面に渡るスポット状の固着層が形成されてお
り、かつ基材1上でのコアセルベーション化により相分
離された粒状ホットメルト接着剤3が前記感光性樹脂2
の固着層上に熱融着している。
【0022】このため、本発明の接着芯地にあっては、
図2に示すように、接着芯地Hと表生地Xとをヒートプ
レスする時に、基材1にスポット状に固着している感光
性樹脂2が浸透防止層として機能し、これにより当該粒
状ホットメルト接着剤3が表生地X及び接着芯地Hの接
着面と反対側表面に浸透する現象が防止されるようにな
っている。
【0023】尚、浸透防止層としての感光性樹脂よりな
る固着層中には、コアセルベーション化により相分離さ
れる以前に基材中に感光性樹脂と共に浸透した粒状ホッ
トメルト接着剤が存在しているが、粒状ホットメルト接
着剤自体固着層中に分散した状態で存在しているので、
この粒状ホットメルト接着剤がヒートプレス時の熱で接
着芯地の接着面と反対側表面に浸透し、これが問題とな
る恐れはない。
【0024】次に、請求項6記載の接着芯地の製造方法
について説明する。尚、基材、感光性樹脂、粒状ホット
メルト接着剤については接着芯地の箇所で説明済みであ
るため、ここでの説明は割愛する。まず、粒状ホットメ
ルト接着剤を含有する感光性樹脂溶液を基材にスポット
状に塗布する。感光性樹脂溶液は、感光性樹脂に粒状ホ
ットメルト接着剤を混合し、この混合物にアルコール等
の溶剤及び/または水からなる分散媒並びに必要に応じ
て乳化分散剤を加えて、乳化分散させた溶液である。乳
化分散剤としては該感光性樹脂と粒状ホットメルト接着
剤の組み合せにおける最適HLB値になるように選択さ
れた界面活性剤を用いるとよい。界面活性剤としては、
非イオン系、カチオン系、アニオン系、両性系いずれを
用いても良い。
【0025】感光性樹脂溶液における感光性樹脂/粒状
ホットメルト接着剤の混合比、感光性樹脂及び粒状ホッ
トメルト接着剤に対する溶剤及び/または水からなる分
散媒の添加量については特に限定されないが、感光性樹
脂/粒状ホットメルト接着剤の混合比は1/20〜20
/1の範囲がよく、分散媒の添加量としては1g/l〜
100g/lがよい。尚、感光性樹脂/粒状ホットメル
ト接着剤の混合比が1/20〜20/1の範囲よりも大
きな場合には、接着剤の浸透防止効果は十分であるもの
の、十分な接着効果が得られなくなり、1/20〜20
/1の範囲よりも小さな場合には、十分な接着効果は得
られるものの、熱融着する時の接着剤の浸透を防止する
十分な効果が得られなくなる恐れがある。
【0026】この感光性樹脂溶液の基材への塗布方法と
しては、ロータリースクリーン方式やグラビア方式を用
いることができる。溶液の粘度としては500〜100
000cpsの範囲がよく、溶液の粘度の調整のためポ
リアクリル酸エステル等の粘度調整剤を添加することも
できる。また、溶液を塗布する際のスポットパターンと
しては特に限定されず、例えば正方形、正三角形、ラン
ダムなど自由に決定するとよい。また、スポットの形状
としても一般的な円形の他、三角形、四角形など任意で
ある。
【0027】溶液の塗布量としては、1〜100g/m
2 の範囲となるようにするとよい。溶液の塗布量が1〜
100g/m2 の範囲よりも小さい場合には、感光性樹
脂の固着層上に融着する粒状ホットメルト接着剤の量が
少なくなり、十分な接着効果が得られなくなる恐れがあ
る。1〜100g/m2 の範囲よりも大きな場合には、
十分な接着効果は得られるものの、基材に対する感光性
樹脂及び粒状ホットメルト接着剤の付着量が多くなり、
当該接着芯地の風合いが硬くなることになる。
【0028】本発明の接着芯地の製造方法では、基材に
塗布された感光性樹脂溶液を基材上でコアセルベーショ
ン化している。このコアセルベーション化により、溶液
中の粒状ホットメルト接着剤と感光性樹脂とは基材表面
を境界面として相分離し、感光性樹脂の基材中への浸透
が進行する一方で、分離後粒状ホットメルト接着剤は基
材表面に残存することになる。
【0029】感光性樹脂溶液をコアセルベーション化す
る方法としては、特に限定されるものではなく、例えば
感光性樹脂溶液がアニオンの場合は、基材上にあらかじ
めカチオンの化合物を含浸せしめることによって所期の
コアセルベーションの現象を引き起こすことになる。当
然、該溶液がカチオンの場合には基材上にはアニオンの
化合物をあらかじめ含浸させておけば良い。また、基材
上に電解質をあらかじめ含浸させることによってイオン
性とは関係なくコアセルベーション化することもでき
る。また、親水性の基材を用いた場合には、乳化分散に
おいて連続層(分散媒)を水系とした水中油摘型の乳化
で、好ましくは発泡状態にして用いることでコアセルベ
ーションの現象を引き起こすことになる。一方、疎水性
の基材を用いた場合には、乳化分散において連続層(分
散媒)を油系とした油中水滴型の乳化とすることでコア
セルベーション化することができる。
【0030】また、感光性樹脂溶液を基材に塗布するの
に先だって、感光性樹脂溶液をコアセルベーション化す
るコアセルベーション化剤を、感光性樹脂溶液中または
基材上に含ませておき、溶液を基材に塗布したときに、
溶液のコアセルベーションの現象が引き起こされるよう
にしてもよい。また、溶液のコアセルベーション化は上
に示したように溶液の塗布と同時でもよいが、塗布後溶
液にコアセルベーション化剤を加えてコアセルベーショ
ン化することもできる。
【0031】コアセルベーション化剤としては、感光性
樹脂溶液を基材に塗布したときに相分離させる化合物で
あれば何でもよく、具体的には単純コアセルベーション
化の際には、感光性樹脂のゼラチンに対して、アルギン
酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、アラビア
ゴム、ポリビニルベンゼンスルホン酸、ポリビニルメチ
ルエーテル−無水マレイン酸共重合体、アニオン系界面
活性剤、カチオン系活性剤等がある。その他、感光性樹
脂が有機溶媒に溶解し、乳化分散した系では、ポリメタ
アクリル酸、ポリフタジェン、ポリ−(p−クロロスチ
レン)、ポリジメチルシロキサン等がある。尚、感光性
樹脂液中にコアセルベーション化剤を添加する場合には
マイクロカプセルの形態で含有させることが好ましい。
【0032】次に、基材に光、電子線またはX線を照射
して前記感光性樹脂溶液中の感光性樹脂を基材に固着さ
せる。つまり、基材に塗布されて基材中へと浸透した感
光性樹脂溶液中の感光性樹脂を、光、電子線またはX線
の照射により硬化させ基材に固着させるのである。この
ときの照射条件を以下に述べる。
【0033】光を照射する場合、例えば高圧水銀灯(8
0〜250w/cm)にて、500〜2,000mJ/
cm2 のエネルギー(ランプと布間距離等で変る)で、
布帛加工必要速度に応じて、並列ランプ本数を変える。
【0034】電子線を照射する場合、加速電圧は100
〜3000kv、線量は0.1〜20Mrad、照射雰
囲気としては大気中でも良いが、窒素などの不活性ガス
の下での照射が好ましい。X線を照射する場合、軟X線
で1〜100ml/cm2 のエネルギーでよい。
【0035】この後基材を加熱する。これにより、コア
セルベーション化により相分離され基材に浸透せずに残
存する粒状ホットメルト接着剤が、感光性樹脂の固着層
上に熱融着することになる。このときの加熱温度は粒状
ホットメルト接着剤の種類に合わせて適宜調整する。ま
た、粒状ホットメルト接着剤の融着は、当該接着剤が基
材上、詳しくは固着層上に固着して容易に脱落しない程
度で良く、過度の加熱は当該接着剤による接着芯地と表
地との接着強度に悪影響を与えるので、注意を要する。
【0036】次に、請求項7記載の接着芯地の製造方法
について説明する。この製造方法は、粒状ホットメルト
接着剤を含有する感光性樹脂溶液を基材にスポット状に
塗布する工程と、この基材に光を照射して感光性樹脂溶
液をコアセルベーション化すると共に感光性樹脂溶液中
の感光性樹脂を基材に固着させる工程と、基材を加熱す
る工程とからなるのであるが、感光性樹脂溶液の塗布工
程並びに基材の加熱工程については先に説明した請求項
6記載の製造方法と同じであるため、ここでの説明は割
愛する。
【0037】この発明の製造方法で用いる感光性樹脂
は、光照射によって硬化し、かつ感光性樹脂溶液をコア
セルベーション化する。このような性質を持つ感光性樹
脂としては、光架橋型のポリビニルアルコールまたはゼ
ラチンに重クロム酸塩添加系、ケイ皮酸系、α、β不飽
和結合系、複素多環系、ジアゾ系樹脂及び/または光重
合型のビニル基含有化合物から選ばれた1種若しくは2
種以上の混合物からなる光照射により硬化する樹脂であ
って、ガラス転移点が室温以下であるものを挙げること
ができる。
【0038】この感光性樹脂に粒状ホットメルト接着剤
を混合し、これにアルコール等の溶剤及び/または水か
らなる分散媒並びに必要に応じて乳化分散剤を加えて、
乳化分散させて感光性樹脂溶液を調製し、これを基材に
塗布する。
【0039】次いで、この基材に光を照射するのであ
る。光照射によって基材に塗布された感光性樹脂溶液は
コアセルベーション化して相分離し、感光性樹脂溶液中
の粒状ホットメルト接着剤は基材への浸透が阻害され、
基材上に残存することになる。一方、感光性樹脂溶液中
の感光性樹脂は光照射によって硬化し、基材内部より表
面に渡るスポット状の固着層が形成されることになる。
【0040】この後、基材を加熱することで、コアセル
ベーション化により相分離され基材に浸透せずに残存す
る粒状ホットメルト接着剤が、感光性樹脂の固着層上に
熱融着することになる。
【0041】
【実施例】
実施例1 粒径が80μm以下のナイロンパウダー30重量部に、
UV硬化型の感光性樹脂(ニューフロンティア WE1
01 第一工業製薬株式会社製)30重量部を加え、さ
らに光増感剤(ダボキュール(Davocur)117
3 メルク社製)2重量部と粘度調整剤(ASE−60
日本アクリル化学株式会社製)2重量部とを添加した
ものに、水36重量部を加えて感光性樹脂の乳化分散溶
液を調製した。
【0042】この感光性樹脂溶液を目付50g/m2
薄地織物に20×20ドット/インチのスクリーンによ
って塗布し、次いで120wの高圧UVランプ(織物と
ランプとの距離は10cm)下を5m/minの速度で
通過させて、感光性樹脂溶液をコアセルベーション化す
ると共に感光性樹脂溶液中の感光性樹脂を基材に固着さ
せた。その後基材を100℃の温度で加熱して感光性樹
脂の固着層上にナイロンを熱融着させ、浸透防止層とし
ての感光性樹脂の固着層上にナイロン系接着剤が熱融着
した接着芯地を得た。
【0043】実施例2 感光剤(ダボキュール(Davocur)1173 マ
ーク社製)を添加せず、UV照射に代えてEB照射とし
た以外は実施例1と同じ条件で接着芯地を得た。
【0044】実施例3 粒径が80μm以下のポリアミド系ホットメルト樹脂1
5重量部に、UV硬化型の感光性樹脂(ニューフロンテ
ィア PET・3 第一工業製薬株式会社製)5重量部
を加え、さらに光増感剤としてベンジルジメチルケター
ル3重量部と、コアセルベーション化剤としてアクリル
系エマルジョン40重量部並びにCMC3%溶液20重
量部とを添加して感光性樹脂の乳化分散溶液を調製した
こと以外は実施例1と同様な方法で接着芯地を得た。
【0045】実施例1〜3で得られた接着芯地を用い、
これらをウール100%からなる表地にそれぞれ積層
し、150℃、0.3g/m2 、10秒の条件の下でヒ
ートプレスし、各実施例の接着芯地の剥離強度及びスト
ライクバックの有無を調べた。この結果を表1に示し
た。
【0046】
【0047】表1からも明らかなように、実施例1〜3
のいずれの接着芯地にあっても、芯地接着に際してのス
トライクバック現象の発生が無く、しかも良好な接着力
を持つことが確認された。
【0048】
【発明の効果】上記構成を備えたことにより、請求項1
〜5記載の接着芯地にあっては、芯地接着に際してのス
トライクバック現象の発生を確実に防止することがで
き、しかも良好な風合いと接着力とを有している。
【0049】請求項6記載の接着芯地の製造方法にあっ
ては、従来の製造方法のように、接着剤の塗布、余剰の
接着剤の回収といった工程を必要とせず、製造が簡単で
あり、しかもストライクバックの発生を確実に防止する
ことができ、風合い及び接着性良好な接着芯地を得るこ
とが出来る。
【0050】請求項7及び8記載の接着芯地の製造方法
にあっては、光照射によって感光性樹脂溶液のコアセル
ベーション化と感光性樹脂の固着とが同時に行われるよ
うになっているので、コアセルベーション化のための別
工程を設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接着芯地を模式的に示した拡大断面
図。
【図2】本発明の接着芯地に表地を接着した状態を模式
的に示した拡大断面図
【符号の説明】
1・・・基材 2・・・感光性樹脂 3・・・粒状ホットメルト接着剤

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材にスポット状に塗布された粒状ホッ
    トメルト接着剤を含有する感光性樹脂溶液中の感光性樹
    脂が、光、電子線またはX線の照射によって基材に固着
    しており、かつ基材上でのコアセルベーション化によっ
    て相分離されたホットメルト接着剤が固着層上に熱融着
    していることを特徴とする接着芯地。
  2. 【請求項2】 感光性樹脂が、光架橋型のポリビニルア
    ルコールまたはゼラチンに重クロム酸塩添加系、ケイ皮
    酸系、α、β不飽和結合系、複素多環系、ジアゾ系樹脂
    及び/または光重合型のビニル基含有化合物から選ばれ
    た1種若しくは2種以上の混合物からなる光照射により
    硬化する樹脂であることを特徴とする請求項1記載の接
    着芯地。
  3. 【請求項3】 感光性樹脂が、シンナメート系樹脂、ア
    ジド系、エポキシ系、ベンジルクロライド系、ポリフタ
    ル酸ジアリルから選ばれた1種若しくは2種以上の混合
    物からなる電子線の照射により硬化する樹脂であること
    を特徴とする請求項1記載の接着芯地。
  4. 【請求項4】 感光性樹脂が、メタクリル酸グリシジル
    ーアクリル酸エチル共重合体、2,3−ジクロル−1−
    プロピルアクリレートアジドレジスト、ポリ−2−クロ
    ル−エチレンビニルエーテルから選ばれた1種若しくは
    2種以上の混合物からなる電子線の照射により硬化する
    樹脂であることを特徴とする請求項1記載の接着芯地。
  5. 【請求項5】 粒状ホットメルト接着剤が、ポリアミド
    系、ポリエステル系、ポリビニールクロリド系、ポリエ
    チレン系、ポリエチレンビニールアセテート系、ポリウ
    レタン系、ポリビニルアルコール系、ポリブチラール系
    から選ばれた1種若しくは2種以上の混合物からなり、
    その融点が70〜150℃であって、粒径が200μm
    以下であることを特徴とする請求項1記載の接着芯地。
  6. 【請求項6】 粒状ホットメルト接着剤を含有する感光
    性樹脂溶液を基材にスポット状に塗布し、前記感光性樹
    脂溶液をコアセルベーション化して、粒状ホットメルト
    接着剤を相分離させた後、この基材に光、電子線または
    X線を照射して前記感光性樹脂溶液中の感光性樹脂を基
    材に固着させ、この後基材を加熱して前記ホットメルト
    接着剤を固着層上に熱融着させるようにしたことを特徴
    とする接着芯地の製造方法。
  7. 【請求項7】 粒状ホットメルト接着剤を含有する感光
    性樹脂溶液を基材にスポット状に塗布し、次いでこの基
    材に光を照射することで前記感光性樹脂溶液をコアセル
    ベーション化して前記粒状ホットメルト接着剤を相分離
    させると共に感光性樹脂溶液中の感光性樹脂を基材に固
    着させ、この後基材を加熱して前記ホットメルト接着剤
    を固着層上に熱融着させるようにしたことを特徴とする
    接着芯地の製造方法。
  8. 【請求項8】感光性樹脂が、光架橋型のポリビニルアル
    コールまたはゼラチンに重クロム酸塩添加系、ケイ皮酸
    系、α、β不飽和結合系、複素多環系、ジアゾ系樹脂及
    び/または光重合型のビニル基含有化合物から選ばれた
    1種若しくは2種以上の混合物からなる光照射により硬
    化する樹脂であって、当該感光性樹脂のガラス転移点が
    室温以下であることを特徴とする請求項7記載の接着芯
    地の製造方法。
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