JPH07117768B2 - デジタル潜像現像用現像剤 - Google Patents

デジタル潜像現像用現像剤

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JPH07117768B2
JPH07117768B2 JP61287175A JP28717586A JPH07117768B2 JP H07117768 B2 JPH07117768 B2 JP H07117768B2 JP 61287175 A JP61287175 A JP 61287175A JP 28717586 A JP28717586 A JP 28717586A JP H07117768 B2 JPH07117768 B2 JP H07117768B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真,静電記録,静電印刷等に於ける静荷
電像を現像する為の現像剤に関する。さらに詳細には電
子写真プロセスに於いて均一に強く負電荷に帯電し環境
依存性の少ない高品質な画像を与えるデジタル潜像用現
像剤に関する。
〔従来の技術〕
近年、コンピユータ出力装置として、さらにはオフイス
オートメーシヨンにおけるプリンタとしても急速に電子
写真方式のプリンタが普及しつつあるが、これらのプリ
ンターにおいては、高度の印字品質が要求されている。
電子写真方式のプリンタの主流を占めるレーザ・プリン
タは、コンピユータからの出力情報に応じた半導体レー
ザの点滅を回転多面鏡を介し感光体ドラム上にデジタル
潜像として書き込み、静電写真プロセスにより記録紙上
に印字する出力装置である。
このようなLBP等、潜像が基本画素(以下ドツト)によ
り構成される電子写真装置に於いては、感光体への出力
光がON-OFFの2値により構成されるデジタル潜像となる
為、現像に際しては周辺効果による現像が支配的にな
る。
周辺効果とは、潜像の露光部,非露光部の境界部に於い
て、電気力線の集中が起り見掛感光体の表面電位が上
り、境界部の画像濃度が高くなる現像である。従来、こ
の現像はベタ画像の不均一(端部画像濃度上昇)となる
為好まれず、回避する処方が考えられていた。
これに対し、50〜150μmの画素により潜像が表現され
る画像形成方法に於いては、周辺効果を受ける部分が一
般のアナログ画像に較べ大きくなり、積極的に取り入れ
る事によりライン再現性が良好で画像濃度の高い現像剤
が実現できる。
エツヂ部の現像の特殊性は、電位の勾配が大きく現像剤
の摩擦帯電量が充分に高くないと電位の勾配に応じた帯
電量の勾配が生じ、摩擦帯電量の大きなトナーから選択
的に使用されるため、現像器内に帯電量の低い現像剤が
滞留しやすくなり、耐久による劣化を起しやすくなる。
この傾向はデジタル潜像システムの中でも、特にレーザ
ープリンター,液晶プリンター等、プリンター用途に用
いられるシステムに於いて文字画像の出力が主である為
に強くなる。上記デジタル潜像システムに従来より用い
られている現像剤を流用した場合、エツヂ現像の特殊性
により、耐久による画値の劣化、高湿条件下等に於ける
ラインの細りが問題になることが多い。
又、従来の電子写真用トナーは、レーザ・プリンタ等で
行われている反転現像において画像部分の方が静電潜像
の荷電が小さく、バツクグラウンドの方が感光体上の荷
電が大きい為、荷電量の小さなトナーが存在すると感光
体上の荷電の大きなバツクグラウンドにトナーが乗って
しまう為、この反転カブリを防止することは、従来よ
り、この電子写真プロセスにおける最も重要な課題の一
つであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上記従来技術の説明から明らかな通り
デジタル潜像の現像において潜像に忠実な現像、及び転
写を行わしめる現像剤、即ち現像時のバツクグラウンド
領域におけるトナーの付着、即ち、カブリや潜像のエツ
ジ周辺へのトナーの飛び散りがなく、高い画像濃度が得
られる現像剤の提供になる。
さらに他の目的は、現像剤を長期にわたり連続使用した
際も初期の特性を維持し、トナーの凝集や帯電特性の変
化のない現像剤の提供にある。
さらに他の目的は、温度,湿度の変化に影響を受けない
安定した画像を再現する現像剤、特に高湿時及び低湿時
の転写時の飛び散りや転写ぬけなどのない転写効率の高
い現像剤の提供にある。
さらに他の目的は、長期間の保存でも初期の特性を維持
する保存安定性の優れた現像剤の提供にある。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、結着樹脂100重量部と、磁性粉末と、親油基
を有する芳香族ヒドロキシカルボン酸の金属錯体化合物
(A)0.1〜10重量部と、親水基を有する金属錯塩型モ
ノアゾ染料(B)0.1〜10重量部とを該金属錯体化合物
(A)と該金属錯塩型モノアゾ染料(B)との重量比が
1:10乃至10:1になるように含有する負帯電性の乾式電子
写真用磁性トナーと、 ヘキサメチルジシラザンで処理された後、さらにシリコ
ーンオイルで処理された負帯電性のケイ酸微粉体とを含
有することを特徴とするデジタル潜像現像用現像剤に関
する。親水基を有する特定のカルボン酸金属錯体と、親
水基を有する特定のモノアゾ染料との組合せのみが顕著
なトナーのトリボ電荷の均一化効果を与える。
又、本発明におけるシリコンオイル処理の利点は、ヘキ
サメチルジシラザンがケイ酸微粉体表面に化学結合によ
り固着されているのに比し、表面塗布型であること、及
びシリコンオイルのもっている潤滑性の為にブレードク
リーニング等において感光体表面を強くこすった場合、
感光体表面を削ったり、傷つけたりしにくいことであ
る。ここで、シリコンオイルのみによる処理もあるが、
シリコンオイル処理のみではケイ酸微粉体表面を完全に
おおうためには多量のシリコンオイルが必要となり、凝
集体を形成しやすく、感光体の傷等の原因となりやすい
という欠点が生じる。
本発明におけるケイ酸微粉体では、はじめにヘキサメチ
ルジシラザンでケイ酸微粉体が処理されているため、こ
の凝集体の原因となるシリコンオイル量を減じることが
でき、上記欠点を克服しつつシリコンオイル処理の利点
を生かすことができるものである。
さらに上記シリコンオイルは、アミオ変性されたものを
除いて、一般に強い負の帯電性を有するので、これで処
理されたシリカ微粉体を現像剤に添加することにより現
像剤に均一で強い負荷電性を与えることができ、周辺効
果が支配的となるデジタル現像に有効である。
本発明に用いられる現像剤中のケイ酸微粉体は、ケイ素
ハロゲン化合物の蒸気相酸化により生成されたいわゆる
乾式法又はヒユームドシリカと称される乾式シリカ及び
水ガラス等から製造されるいわゆる湿式シリカの両方が
使用可能であるが、表面及びケイ酸微粉体の内部にある
シラノール基が少なく、又Na2O,SO3 2-等の製造残査のな
い乾式シリカの方が好ましい。
又、乾式シリカにおいては製造工程において例えば、塩
化アルミニウム又は、塩化チタンなど他の金属ハロゲン
化合物をケイ素ハロゲン化合物と共に用いる事によって
シリカと他の金属酸化物の複合微粉体を得る事も可能で
あり、それらも包含する。
その粒径は平均の一次粒径として、0.001〜2μの範囲
内である事が望ましく、特に好ましくは0.002〜0.2μの
範囲内のシリカ微粉体を使用するのが良い。
本発明においては、ヘキサメチルジシラザンがシランカ
ップリング剤として使用される。
上記ケイ酸微粉体のシランカツプリング剤処理は、ケイ
酸微粉体を撹拌等によりクラウド状としたものに気化し
たシランカツプリング剤を反応させる乾式処理、又はケ
イ酸微粉体を溶媒中に分散させシランカツプリング剤を
滴下反応させる湿式法等、一般に知られた方法で処理す
ることができる。
本発明に使用されるシリコンオイルは、一般に次の式で
示されるものであり、 R:C1〜C3のアルキル基 R″:アルキル,ハロゲン変性アルキル,フエニル,変
性フエニル等のシリコンオイル変性基 R″:C1〜C3のアルキル基又はアルコオキシ基 例えば、ジメチルシリコンオイル,アルキル変性シリコ
ンオイル,α−メチルスチレン変性シリコンオイル,ク
ロルフエニルシリコンオイル,フツ素変性シリコンオイ
ル等が上げられる。又、上記シリコンオイルは好ましく
は25℃における粘度がおよそ50〜1000センチストークス
のものが用いられる。分子量が低すぎるシリコンオイル
は加熱処理等により、希発分が発生することがあり、
又、分子量が高すぎると粘度が高くなりすぎ処理操作が
しにくくなる。
シリコンオイル処理の方法は公知の技術が用いられ、例
えばシリカ微粉体とシリコンオイルとをヘンシエルミキ
サー等の混合機を用いて直接混合しても良いし、ベース
シリカヘシリコンオイルを噴霧する方法によっても良
い。あるいは適当な溶剤にシリコンオイルを溶解あるい
は分散せしめた後、ベースのシリカ微粉体とを混合した
後、溶剤を除去して作成しても良い。
本発明の特徴として、シリコンオイルが表面に出ている
ことが必要であることから、本発明の重要なポイントと
して、ケイ酸微粉体の処理の順序がある。本発明のケイ
酸微粉体は、まずシランカツプリング剤で処理した後に
シリコンオイルで処理する必要がある。
又、シリコンオイルの処理量は、前段階で一応ケイ酸微
粉体が疎水化されているため少量で良くA/25±A/30(A:
ケイ酸微粉体の比表面積)、より好ましくはA/25/±A/4
0の範囲にすることが好ましい。ここでケイ酸微粉体の
比表面積とはBET法におけるN2吸着から求めた値であ
る。上記処理量を限定した理由は、シリコンオイル処理
量が少なすぎるとシランカツプリング剤処理のみと同一
の結果となり、クリーニング時に融着等の欠陥が発生す
る。
又、シリコンオイル処理量が多すぎると前述のケイ酸微
粉体の凝集体ができやすくなり、又、甚しくは遊離のシ
リコンオイルができてしまうため、現像剤に適用した場
合流動性を向上することができない等の欠点が生じやす
い。
これらの処理されたケイ酸微粉体の現像剤に対する適用
量は現像剤(トナー)100重量部に対して0.01〜20重量
部、より好ましくは0.1〜3重量部である。
本発明のトナーは、結着樹脂と、親油基を有する芳香族
ヒドロキシカルボン酸の金属錯体化合物(A)と、親水
基を有する金属錯塩型モノアゾ染料(B)とを必須成分
として含有するものである。
ここに、親油基は、水との親和性が非常に小さく、した
がって油との親和性の大きい無極性の原子団をいう。主
たる親油基としては、錯状炭化水素基、脂環式炭化水素
基、あるいは芳香族炭化水素基があげられる。
金属錯体化合物(A)が、その構造式中に有する親油基
は、環状(単環なしい多環)炭化水素に直接結合した鎖
状炭化水素基(特にアルキル基)が好ましい。
このような親油基を有する金属錯体(A)においては、
配位子たる芳香族ヒドロキシカルボン酸は、ベンゼン核
ないしナフタレン核を有することが好ましく、また、カ
ルボキシル基および水酸基で金属原子に配位しているこ
とが好ましい。
一方、前記親水基とは、水との相互作用の強い有極性の
原子団をいう。主たる親水基としては、-SO3H,-SO3M.
−COOM,-NR3X,−COOH,-NH2,−CN,−OH,-NHCONH2,−
X,-NO2などがある(ここにR:アルキル基,M:アルカリ金
属または-NH4)。本発明においては、親水基として、ハ
ロゲン(−X),カルボキシル(−COOH),ヒドロキシ
ル(−OH),ニトロ(-NO2),スルホン(-SO3H),ス
ルホンアミノ(-SO3NH4)基が好ましく用いられる。
このような親水基を有するモノアゾ染料(B)は、配位
子中にベンゼン核ないしナフタレン核を有することが好
ましく、また、O,O′−ジオキシアゾ形の構造を有する
ことが好ましい。
上述した親油基あるいは親水基は、構造式中の単環ない
し多環炭化水素基(例えばベンゼン核,ナフタレン核)
に直接結合していることが好ましい。
これらの化合物A,Bは、それぞれ単独にトナー中に添加
された場合には、ともに荷電制御剤として同様の効果
(例えば通常の負帯電性)を発現するものであるが、本
発明においては、これら化合物A,Bを組合せた際の相互
作用を利用することにより、トナー粒子間のトリボ電荷
分布の均一化を実現している。
さらに、本発明のトナーにおいて、A,B両物質の併用効
果を一層高めるためには、以下の条件の1つ以上を満足
することが望ましい。
併用するA,B両物質の金属錯体中の金属原子は、同
一であることが両物質の樹脂への相溶性をほぼ等しくす
るために好ましい。
金属錯体中の金属原子は、Crであることがトナーの
帯電性を高めるために好ましい。
A,B両物質の粒度は、樹脂への分散性向上のため小
さい方が好ましく、具体的な数値として体積平均粒径
(v)9.0μm以下、個数平均粒径(n)5.0μm以
下が望ましい。
A,B両物質の電気抵抗は、ほぼ同一であること、具
体的にはA物質/B物質の体積抵抗率の比が10-3〜103
あることが、トリボ電荷の均一化のために好ましい。
上記化合物Aとしては、具体的には、下記一般式
(I),(II)または(III)で示されるサリチル酸系
ないしナフトエ酸系の金属錯体が好ましく用いられる。
上記一般式(I)ないし(III)において、 R1〜R4:同一又は相異なって、水素又はC10以下の炭化
水素基(アルキル基もしくはアルケニル基等)を示す。
ただし一般式(I)においては、R1〜R4のうち少くとも
1つは上記炭化水素基を示す。
a,b:C4〜C9の炭化水素基(アルキル基等)、ベンゼン
環、またはシクロヘキセン環があってもよい。
ただし、式(II)においては、a又はbのいずれか一方
に上記炭化水素基等があり、式(III)においては、a
又はbのいずれか一方、およびc又はdのいずれか一方
に上記炭化水素基等がある。
X+(対イオン) :H+,K+,Na+,NH4 +,Li+等。
Me :Cr,Ni,Co,Cu,Zn等。
一般式(I)ないし(III)で表わされるサリチル酸あ
るいはナフトエ酸系金属錯体において、R1,R2,R3,R4
のアルキル基としては炭素数5以下のものが導入しやす
く、ターシヤリーブチル基,ターシヤリーアミル基ある
いはもっと炭素数の少ないアルキル基が好ましく用いら
れる。本発明においては、3,5ジーターシヤリブチル−
サリチル酸錯体化合物,モノターシヤリーブチルサリチ
ル酸クロム錯体化合物が特に好ましく用いられる。
上記一般式でも示したように、金属錯体化合物Aにおい
て、金属原子に結合する配位子は同一のものでなくとも
よい。この場合これらの配位子のうち少くとも一方の配
位子が、親油基を有する芳香族ヒドロキシカルボン酸の
配位子であればよい。
この金属錯体化合物Aとして、より具体的には、下記の
構造を有する錯体化合物が特に好ましく用いられる。
一方、親水基を有する金属錯塩型モノアゾ染料Bとして
は、ネガトナー用帯電制御剤と知られている金属錯塩型
モノアゾ染料を適宜使用することができる。
このモノアゾ染料としては、下記の構造式(IV)または
(V)を有する、フエノールないしナフトール誘導体の
カツプリング生成物を配位子とする金属錯塩型モノアゾ
染料が好ましく用いられる。
この金属錯体化合物Bとして、より具体的には、下記の
構造を有する錯体化合物が特に好ましく用いられる。
上述したA,B物質の結着樹脂に対する添加量の比は、A
物質/B物質=1/10〜10.0が好ましく、A物質/B物質=1/
3〜3.0がより好ましい。
A,B物質の添加量は、結着樹脂100部に対してそれぞれ0.
1〜10.0部が好ましく、0.5〜4.0部がより好ましい。
本発明のトナーを磁性トナーとする場合に、トナー中に
含有させる磁性粉末としては、Fe,Ni,Co,Mn等の金属、
あるいはこれら金属の酸化物又は合金の磁化可能材料
の、好ましくは平均粒径1μm以下の粉末が用いられ
る。磁性体の含有率は、結着樹脂100部に対して30〜100
部が可能であり、50〜70部が好ましい。
本発明において結着樹脂としては、例えば、ポリスチレ
ン,ポリ−p−クロルスチレン,ポリビニルトルエンな
どのスチレン及びその置換体の単重合体;スチレン−p
−クロルスチレン共重合体,スチレン−プロピレン共重
合体,スチレン−ビニルトルエン共重合体,スチレン−
ビニルナフタリン共重合体,スチレン−アクリル酸メチ
ル共重合体,スチレン−アクリル酸エチル共重合体,ス
チレン−アクリル酸ブチル共重合体,スチレン−アクリ
ル酸オクチル共重合体,スチレン−メタアクリル酸メチ
ル共重合体,スチレン−メタアクリル酸エチル共重合
体,スチレン−メタアクリル酸ブチル共重合体,スチレ
ン−αクロルメタアクリル酸メチル共重合体,スチレン
−アクリロニトリル共重合体,スチレン−ビニルメチル
エーテル共重合体,スチレン−ビニルエチルエーテル共
重合体,スチレン−ビニルメチルケトン共重合体,スチ
レン−ブタジエン共重合体,スチレン−イソプレン共重
合体,スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体
などのスチレン系共重合体、ポリ塩化ビニル,ポリ酢酸
ビニル,ポリエチレン,ポリプロピレン,シリコーン樹
脂,ポリエステル,ポリウレタン,ポリアミド,エポキ
シ樹脂,ポリビニルブチラール,ロジン,変性ロジン,
テルペン樹脂,フエノール樹脂,キシレン樹脂,脂肪族
又は脂環族炭化水素樹脂,芳香族系石油樹脂,塩素化パ
ラフイン,パラフインワツクスなどが単独或いは混合し
て用いられる。
本発明トナーは、一般的に次にようにして製造される。
結着樹脂、および帯電制御剤AおよびB(場合によ
り磁性体,着色剤としての染顔料など)をヘンシエルミ
キサー等の混合機で均一に分散させる。
上記により得た分散物をニーダー、エクスルーダ
ー、ロールミル等で溶融混練する。
混練物をカツターミル、ハンマーミル等で粗粉砕し
た後、ジエツトミル等で微粉砕する。
微粉砕物をジグザグ分級等を用いて、粒径分布をそ
ろえ、分級して本発明のトナーとする。
必要に応じて上記で得た分級物にケイ酸微粉末以外
に、フツ素径樹脂微粉末,金属酸化物等の外添剤を添加
し、ヘンシエルミキサー等で分散させてもよい。
その他本発明トナーの製造法として、重合法,カプセル
法等を用いることが可能である。
以上本発明の基本的な構成と特色について述べたが、以
下実施例にもとづいて具体的に本発明の方法について説
明する。しかしながら、これによって本発明の実施の態
様が、なんら限定されるものではない。実施例中の部数
は重量部である。
〔実施例1〕 スチレン−アクリル樹脂 100部 (商品名 ハイマーSBM700 三洋化成社製) マグネタイト微粉末 60部 (商品名 EPT-1000 戸田工業社製) 帯電制御剤A 2.0部 (構造式A−1、v=6.0μm、n=3.2μm、
体積抵抗率R=109Ω・cm) 帯電制御剤B 1.0部 (構造式B−2、v=5.6μm、n=4.0μm、
R=1010Ω・cm) (v:体積平均径、n:個数平均径) 上記材料をロールミルで溶融混練し、冷却した後、ジエ
ツトミルで微粉砕し、更に分級して平均粒径9μmの負
帯電性の分級品を得た。
次にケイ酸微粉体、アエロジル#200(日本アエロジル
社製)にヘキサメチレンジシラザン(HMDS)20部でシラ
ンカツプリングをほどこした後(ヘキサメチルジシラザ
ン処理されたケイ酸微粉体の比表面積は約190m2/g)、
この処理品100部にジメチルシリコンオイルKF-96100cs
(信越化学製)10部を溶剤で希釈したもので再び処理を
行い、乾燥後250℃で加熱処理を行い、ジメチルシリコ
ーンオイルでさらに処理された負帯電性のケイ酸微粉体
を得、前述磁性トナー分級品100部に対して0.4部外添し
て、負帯電性の磁性トナー(すなわち、負帯電性の現像
剤)を得た。この処理ケイ酸微粉体の疎水化度は98%で
あった。この磁性トナーをOPC感光ドラムを使用した現
像方式の市販のLBP-CX(キヤノン製)を用い,ドラム帯
電量−700V,VDC500V,現像バイアスVPP1600V,周波数18
0Hz,ドラム−スリーブ間距離270μとしたもので反転現
像方法により画出し試験をしたところ、良好な画像が得
られた。また画像濃度は500枚時で1.31、1000枚時で1.3
9であり、高い画像濃度が得られた。
更に、低温低湿、高温高湿下において耐久テストを行っ
たところ、5000枚の耐久を行ってもフイルミング、トナ
ー融着、ドラム傷、又画像流れ、画像白ヌケ等の画像不
良はなかった。
又、感光ドラム表面を観察したところ、画像カブリは見
られなかった。
〔実施例2〕 スチレン樹脂 100部 (商品名 ピコラステイツクD-125 ハーキユレス
社製) マグネタイト微粉末 60部 (実施例1に同じ) 帯電制御剤A 1.0部 (構造式A-2、v=6.0μm、n=3.4μm、R
=109Ω・cm) 帯電制御剤B 3.0部 (構造式B-1、v=6.5μm、n=4.0μm、R
=1010Ω・cm) 上記材料をロールミルで溶融混練した後、微粉砕、分級
の各工程を実施し、平均粒径9μmの分級品を得た。
実施例1と同様にこの分級品100部に外添剤としてシラ
ンカツプリング処理後、シリコンオイル処理をほどこし
たケイ酸微粉体を0.4部外添して磁性トナーを得た。こ
の磁性トナーを実施例1と同様に画出し試験をしたとこ
ろ、画像不良は見られず、良好な結果を得た。画像濃度
は、500枚時で1.29、1000枚時で1.31と高い画像濃度が
得られた。
又、感光ドラム表面を観察したところ、画像カブリは見
られなかった。
〔比較例1〕 実施例1の帯電制御剤AおよびB(併用)に代えて、帯
電制御剤A(構造式A−1)のみを3.0部添加した以外
は実施例1と全く同様にして、磁性トナーを作成した。
このトナーを実施例1と同様に評価したところ、画像流
れ等の画像不良は見られなかったが、画像濃度は500枚
時で1.04、1000枚時で1.10であり実施例1の現像剤を用
いた場合に比較して0.3程度低いものであった。又、低
温低湿条件下で感光ドラム上の画像カブリも多くなっ
た。
〔比較例2〕 実施例2の帯電制御剤AおよびB(併用)に代えて、帯
電制御剤B(構造式B−2)のみを4.0部用いた以外は
実施例2と全く同様にして、磁性トナーを作成した。
このトナーを用いて、実施例1と同様にして評価したと
ころ、画像不良は見られなかったが、画像濃度が500枚
時で1.06、1000枚時で1.10であった。又、画像カブリも
多くなった。
更に、高温高湿下においては耐久試験進行にしたがい、
画像ラインの細りが見られた。
〔比較例3〕 実施例1で使用した分級品100部に、同様にシランカツ
プリング処理をほどこしたのみのケイ酸微粒子0.4部を
外添したものを使用し、実施例1と同様の試験を行った
ところ、高温高湿下では約2500枚で画像流れが生じ、
又、低温低湿下に於いては3500枚位からドラム表面への
トナー融着が起こってしまった。
〔発明の効果〕
上述したように本発明によれば、同一現像剤中にトリボ
電荷に対して異なる挙動を示す2種類の帯電制御剤を含
有させ、さらにシランカツプリング後、シリコンオイル
処理をほどこしたケイ酸微粉外添剤を分散させること
で、強く均一な摩擦帯電性を示す現像剤が提供される。
又、この強い負電荷を得る特性は、デジタル現像の様
に、現像に際して周辺効果が支配的になる場合に有効で
あり、特にトナー荷電の不安定になりやすい磁性一成分
トナーに効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結着樹脂100重量部と、磁性粉末と、親油
    基を有する芳香族ヒドロキシカルボン酸の金属錯体化合
    物(A)0.1〜10重量部と、親水基を有する金属錯塩型
    モノアゾ染料(B)0.1〜10重量部とを該金属錯体化合
    物(A)と該金属錯塩型モノアゾ染料(B)との重量比
    が1:10乃至10:1になるように含有する負帯電性の乾式電
    子写真用磁性トナーと、 ヘキサメチルジシラザンで処理された後、さらにシリコ
    ーンオイルで処理された負帯電性のケイ酸微粉体とを含
    有することを特徴とするデジタル潜像現像用現像剤。
JP61287175A 1986-12-01 1986-12-01 デジタル潜像現像用現像剤 Expired - Lifetime JPH07117768B2 (ja)

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