JPH07119089A - 紙塗工用共重合体ラテックス - Google Patents
紙塗工用共重合体ラテックスInfo
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- JPH07119089A JPH07119089A JP18914193A JP18914193A JPH07119089A JP H07119089 A JPH07119089 A JP H07119089A JP 18914193 A JP18914193 A JP 18914193A JP 18914193 A JP18914193 A JP 18914193A JP H07119089 A JPH07119089 A JP H07119089A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特に接着強度に優れ、かつ白紙光沢、印刷光
沢などの他の塗工紙物性も優れた紙塗工用共重合体ラテ
ックスを提供する。 【構成】 紙塗工用共重合体ラテックスは、(a)脂肪
族共役ジエン系単量体10〜60重量%、(b)エチレ
ン性不飽和カルボン酸単量体0.2〜15重量%、およ
び(c)これらと共重合可能な他のモノオレフィン系単
量体25〜89.8重量%からなる単量体を乳化重合し
て得られる共重合体ラテックスであって、該共重合体ラ
テックスの固形分のムーニー粘度(MS1+4 ,100
℃)が40〜195である。
沢などの他の塗工紙物性も優れた紙塗工用共重合体ラテ
ックスを提供する。 【構成】 紙塗工用共重合体ラテックスは、(a)脂肪
族共役ジエン系単量体10〜60重量%、(b)エチレ
ン性不飽和カルボン酸単量体0.2〜15重量%、およ
び(c)これらと共重合可能な他のモノオレフィン系単
量体25〜89.8重量%からなる単量体を乳化重合し
て得られる共重合体ラテックスであって、該共重合体ラ
テックスの固形分のムーニー粘度(MS1+4 ,100
℃)が40〜195である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙塗工用共重合体ラテ
ックスに関し、さらに詳細にはドライピック強度が優
れ、特に平版枚葉(シート)オフセット印刷用塗工液の
バインダーとして有用な紙塗工用共重合体ラテックスに
関する。
ックスに関し、さらに詳細にはドライピック強度が優
れ、特に平版枚葉(シート)オフセット印刷用塗工液の
バインダーとして有用な紙塗工用共重合体ラテックスに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、出版用あるいは商業印刷用とし
て、大量の顔料塗工紙が使用されている。塗工紙の印刷
の多くが平版印刷(オフセット印刷)によって行われて
おり、需要の拡大あるいは生産コストを下げるために高
速印刷の傾向が強まっており、そのために高速印刷に対
応できる塗工紙の要求が高まっている。
て、大量の顔料塗工紙が使用されている。塗工紙の印刷
の多くが平版印刷(オフセット印刷)によって行われて
おり、需要の拡大あるいは生産コストを下げるために高
速印刷の傾向が強まっており、そのために高速印刷に対
応できる塗工紙の要求が高まっている。
【0003】この平版印刷で高速印刷する場合には、印
刷インキの開裂時のエネルギーが紙の表面強度を上回
り、ピッキングが発生しやすくなり、そのため印刷物の
商品価値が著しく損なわれる問題がある。そのため、塗
工紙の品質の中でも、とりわけドライピック強度の向上
が強く求められるようになってきた。
刷インキの開裂時のエネルギーが紙の表面強度を上回
り、ピッキングが発生しやすくなり、そのため印刷物の
商品価値が著しく損なわれる問題がある。そのため、塗
工紙の品質の中でも、とりわけドライピック強度の向上
が強く求められるようになってきた。
【0004】ドライピック強度を向上させる方法とし
て、紙塗工用ラテックスのトルエン不溶分を高くした
り、粒子径を小さくして塗工層を緻密にする方法が知ら
れている。
て、紙塗工用ラテックスのトルエン不溶分を高くした
り、粒子径を小さくして塗工層を緻密にする方法が知ら
れている。
【0005】しかし、この場合、白紙光沢、印刷光沢さ
らに着肉性の低下が見られ、これらの塗工紙物性を犠牲
にすることなく、ドライピック強度を向上させることは
困難であった。
らに着肉性の低下が見られ、これらの塗工紙物性を犠牲
にすることなく、ドライピック強度を向上させることは
困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の従来
技術の課題を背景にしてなされたものであって、特にド
ライピック強度が良好で、このドライピック強度と背反
的な関係にある白紙光沢、印刷光沢および着肉性など他
の塗工紙物性にも優れた紙塗工用共重合体ラテックスを
提供することを目的とする。
技術の課題を背景にしてなされたものであって、特にド
ライピック強度が良好で、このドライピック強度と背反
的な関係にある白紙光沢、印刷光沢および着肉性など他
の塗工紙物性にも優れた紙塗工用共重合体ラテックスを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(a)脂肪族共役ジエン系単量体10〜60重量%、
(b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体0.2〜15
重量%および(c)これらと共重合可能な他のモノオレ
フィン系単量体25〜89.8重量%からなる単量体を
乳化重合して得られる共重合体ラテックスであって、該
共重合体ラテックスの固形分のムーニー粘度(M
S1+4 ,100℃)が、40〜195であることを特徴
とする紙塗工用共重合体ラテックスを提供するものであ
る。 (発明の構成)以下、本願発明について詳細に説明す
る。
(a)脂肪族共役ジエン系単量体10〜60重量%、
(b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体0.2〜15
重量%および(c)これらと共重合可能な他のモノオレ
フィン系単量体25〜89.8重量%からなる単量体を
乳化重合して得られる共重合体ラテックスであって、該
共重合体ラテックスの固形分のムーニー粘度(M
S1+4 ,100℃)が、40〜195であることを特徴
とする紙塗工用共重合体ラテックスを提供するものであ
る。 (発明の構成)以下、本願発明について詳細に説明す
る。
【0008】本発明で使用する脂肪族共役ジエン系単量
体(以下、「成分(a)」という)としては、例えば
1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエ
ン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−クロ
ル−1,3−ブタジエン、置換直鎖共役ペンタジエン
類、直鎖および側鎖共役ヘキサジエン類などを挙げるこ
とができる。成分(a)は、共重合体に適度な弾性およ
び得られる塗被膜に適度な軟性を付与するために必要で
あり、その使用量は単量体全体の10〜60重量%、好
ましくは20〜55重量%である。成分(a)の使用量
が10重量%未満では、得られる共重合体は硬くて脆
く、一方60重量%を超えると得られる共重合体は柔ら
かくなり過ぎて耐水性が劣る。
体(以下、「成分(a)」という)としては、例えば
1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエ
ン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−クロ
ル−1,3−ブタジエン、置換直鎖共役ペンタジエン
類、直鎖および側鎖共役ヘキサジエン類などを挙げるこ
とができる。成分(a)は、共重合体に適度な弾性およ
び得られる塗被膜に適度な軟性を付与するために必要で
あり、その使用量は単量体全体の10〜60重量%、好
ましくは20〜55重量%である。成分(a)の使用量
が10重量%未満では、得られる共重合体は硬くて脆
く、一方60重量%を超えると得られる共重合体は柔ら
かくなり過ぎて耐水性が劣る。
【0009】本発明で使用するエチレン性不飽和カルボ
ン酸単量体(以下、「成分(b)」という)としては、
例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸などのモノまたはジカルボ
ン酸を挙げることができる。また、ジカルボン酸無水物
も使用することができる。成分(b)の使用量は、単量
体全体の0.2〜15重量%、好ましくは0.5〜13
重量%、さらに好ましくは1〜10重量%である。成分
(b)の使用量が0.2重量%未満では得られる共重合
体の接着力、機械的安定性が低下し、一方15重量%を
超えると共重合体ラテックスの粘度が高くなり過ぎて取
扱いが困難となる。
ン酸単量体(以下、「成分(b)」という)としては、
例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸などのモノまたはジカルボ
ン酸を挙げることができる。また、ジカルボン酸無水物
も使用することができる。成分(b)の使用量は、単量
体全体の0.2〜15重量%、好ましくは0.5〜13
重量%、さらに好ましくは1〜10重量%である。成分
(b)の使用量が0.2重量%未満では得られる共重合
体の接着力、機械的安定性が低下し、一方15重量%を
超えると共重合体ラテックスの粘度が高くなり過ぎて取
扱いが困難となる。
【0010】本発明で使用する成分(a)および成分
(b)と共重合可能な他のモノオレフィン系単量体(以
下、「成分(c)」という)としては、スチレン、α−
メチルスチレン、ビニルトルエン、ジメチルスチレンな
どの芳香族ビニル化合物;アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸β
−ヒドロキシエチル、メタクリル酸β−ヒドロキシエチ
ルなどのアクリル酸もしくはメタアクリル酸のエステル
類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−クロ
ルアクリロニトリル、α−クロルアクリロニトリル、α
−エチルアクリロニトリルなどのシアン化ビニル系単量
体などを挙げることができる。
(b)と共重合可能な他のモノオレフィン系単量体(以
下、「成分(c)」という)としては、スチレン、α−
メチルスチレン、ビニルトルエン、ジメチルスチレンな
どの芳香族ビニル化合物;アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸β
−ヒドロキシエチル、メタクリル酸β−ヒドロキシエチ
ルなどのアクリル酸もしくはメタアクリル酸のエステル
類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−クロ
ルアクリロニトリル、α−クロルアクリロニトリル、α
−エチルアクリロニトリルなどのシアン化ビニル系単量
体などを挙げることができる。
【0011】成分(c)の使用量は単量体全体の25〜
89.8重量%、好ましくは32〜79.5重量%であ
る。成分(c)の使用量が25重量%未満では耐水接着
強度が劣り、一方89.8重量%を超えると接着強度が
劣る。
89.8重量%、好ましくは32〜79.5重量%であ
る。成分(c)の使用量が25重量%未満では耐水接着
強度が劣り、一方89.8重量%を超えると接着強度が
劣る。
【0012】本発明の共重合体ラテックスは、成分
(a)、成分(b)および成分(c)の単量体を乳化重
合して得られ、かつ該共重合体ラテックスの固形分のム
ーニー粘度(MS1+4 ,100℃)が40〜195、好
ましくは80〜180、さらに好ましくは90〜170
である。ムーニー粘度(MS1+4 ,100℃)が40未
満ではドライピック強度に劣り、一方195を越える
と、得られる共重合体ラテックスは硬くて脆く接着強度
と耐水強度に劣る。
(a)、成分(b)および成分(c)の単量体を乳化重
合して得られ、かつ該共重合体ラテックスの固形分のム
ーニー粘度(MS1+4 ,100℃)が40〜195、好
ましくは80〜180、さらに好ましくは90〜170
である。ムーニー粘度(MS1+4 ,100℃)が40未
満ではドライピック強度に劣り、一方195を越える
と、得られる共重合体ラテックスは硬くて脆く接着強度
と耐水強度に劣る。
【0013】本発明で使用される(a)〜(c)単量体
を乳化重合するに際しては、公知の方法で、連鎖移動
剤、分子量調節剤、乳化剤、重合開始剤などを必要に応
じて用いることができる。
を乳化重合するに際しては、公知の方法で、連鎖移動
剤、分子量調節剤、乳化剤、重合開始剤などを必要に応
じて用いることができる。
【0014】本発明の共重合体ラテックスの重合時に使
用する連鎖移動剤は、従来公知のもの、例えばt−ドデ
シルメルカプタン,オクチルメルカプタン,n−ドデシ
ルメルカプタン,n−テトラデシルメルカプタン,t−
テトラデシルメルカプタン,n−ヘキサデシルメルカプ
タン,t−ヘキサデシルメルカプタン,テトラエチルチ
ウラムスルフィド,塩化メチレン,臭化エチレン,ジペ
ンタメチレンチウラムヘキサスルフィド,ジイソプロピ
ルキサントゲンジスルフィド,α−メチルスチレンダイ
マーなど乳化重合反応における分子量の調節に一般に用
いられている分子量調節剤を使用できる。また、これら
の2種以上を組み合わせても使用できる。
用する連鎖移動剤は、従来公知のもの、例えばt−ドデ
シルメルカプタン,オクチルメルカプタン,n−ドデシ
ルメルカプタン,n−テトラデシルメルカプタン,t−
テトラデシルメルカプタン,n−ヘキサデシルメルカプ
タン,t−ヘキサデシルメルカプタン,テトラエチルチ
ウラムスルフィド,塩化メチレン,臭化エチレン,ジペ
ンタメチレンチウラムヘキサスルフィド,ジイソプロピ
ルキサントゲンジスルフィド,α−メチルスチレンダイ
マーなど乳化重合反応における分子量の調節に一般に用
いられている分子量調節剤を使用できる。また、これら
の2種以上を組み合わせても使用できる。
【0015】また、乳化剤としては、高級アルコールの
硫酸エステル、アルキルベンゼルスホン酸塩、脂肪族ス
ルホン酸塩などのアニオン性界面活性剤あるいはポリエ
チレングリコールのアルキルエステル型、アルキルフェ
ニルエーテル型、アルキルエーテル型などのノニオン性
界面活性剤を単独、あるいは2種以上組み合わせて使用
することができる。
硫酸エステル、アルキルベンゼルスホン酸塩、脂肪族ス
ルホン酸塩などのアニオン性界面活性剤あるいはポリエ
チレングリコールのアルキルエステル型、アルキルフェ
ニルエーテル型、アルキルエーテル型などのノニオン性
界面活性剤を単独、あるいは2種以上組み合わせて使用
することができる。
【0016】重合開始剤としては、熱または還元性物質
の存在下でラジカル分解して単量体の付加重合をおこな
わせしめるもので、水溶性または油溶性のペルオキソ二
硫酸塩、過酸化物、アゾビス化合物で、例としてはペル
オキソ二硫酸カリウム、ペルオキソ二硫酸ナトリウム、
ペルオキソ二硫酸アンモニウム、過酸化水素、t−ブチ
ルハイドロパーオキサイド、過酸化ベンゾイル、2,2
−アゾビスイソブチロニトリル、クメンハイドロパーオ
キサイドなどがある。本発明においては少なくとも一種
の水溶性開始剤を用いることが好ましく、これにより重
合体ラテックスの安定性を増すことができる。その中で
も特にペルオキソ二硫酸塩が最も好ましく用いられる。
重合開始剤は二種以上を用いてもよく、油溶性開始剤を
併用しても構わない。重合開始剤の使用割合は単量体に
対して通常0.05〜1.5重量%である。なお、重合
温度は通常35〜90℃の範囲が一般的であるが、重合
速度の促進あるいはより低温での重合を望むときには重
亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸あるいはその塩、エ
ルソルビン酸あるいはその塩、ロンガリット硫酸鉄など
の還元剤を重合開始剤に組み合わせて使用する、いわゆ
るレドックス重合法も用いることができる。
の存在下でラジカル分解して単量体の付加重合をおこな
わせしめるもので、水溶性または油溶性のペルオキソ二
硫酸塩、過酸化物、アゾビス化合物で、例としてはペル
オキソ二硫酸カリウム、ペルオキソ二硫酸ナトリウム、
ペルオキソ二硫酸アンモニウム、過酸化水素、t−ブチ
ルハイドロパーオキサイド、過酸化ベンゾイル、2,2
−アゾビスイソブチロニトリル、クメンハイドロパーオ
キサイドなどがある。本発明においては少なくとも一種
の水溶性開始剤を用いることが好ましく、これにより重
合体ラテックスの安定性を増すことができる。その中で
も特にペルオキソ二硫酸塩が最も好ましく用いられる。
重合開始剤は二種以上を用いてもよく、油溶性開始剤を
併用しても構わない。重合開始剤の使用割合は単量体に
対して通常0.05〜1.5重量%である。なお、重合
温度は通常35〜90℃の範囲が一般的であるが、重合
速度の促進あるいはより低温での重合を望むときには重
亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸あるいはその塩、エ
ルソルビン酸あるいはその塩、ロンガリット硫酸鉄など
の還元剤を重合開始剤に組み合わせて使用する、いわゆ
るレドックス重合法も用いることができる。
【0017】その他、キレート剤、無機塩なども乳化重
合として公知のものが用いられる。
合として公知のものが用いられる。
【0018】共重合方法は例えば単量体混合物の一括仕
込み、あるいは単量体混合物の一部を重合した後、次い
でその残部を重合進行にしたがって断続的にもしくは連
続的に添加する方法でもよい。また、単量体混合物を重
合の初めより連続的に添加する方法を採ることもでき
る。
込み、あるいは単量体混合物の一部を重合した後、次い
でその残部を重合進行にしたがって断続的にもしくは連
続的に添加する方法でもよい。また、単量体混合物を重
合の初めより連続的に添加する方法を採ることもでき
る。
【0019】本発明の共重合体ラテックスが用いられる
紙塗工用組成物は、無機顔料あるいは有機顔料、好まし
くは無機顔料に上記共重合体ラテックス、さらに必要に
応じてその他の結合剤を配合して調製される。上記共重
合体ラテックスの配合量は、固形分換算で顔料100重
量部に対し好ましくは5〜30重量部、より好ましくは
5〜20重量部であり、また必要に応じて添加されるそ
の他の結合剤の配合量は、固形分換算で顔料100重量
部に対して好ましくは10重量部以下、より好ましくは
2〜5重量部である。
紙塗工用組成物は、無機顔料あるいは有機顔料、好まし
くは無機顔料に上記共重合体ラテックス、さらに必要に
応じてその他の結合剤を配合して調製される。上記共重
合体ラテックスの配合量は、固形分換算で顔料100重
量部に対し好ましくは5〜30重量部、より好ましくは
5〜20重量部であり、また必要に応じて添加されるそ
の他の結合剤の配合量は、固形分換算で顔料100重量
部に対して好ましくは10重量部以下、より好ましくは
2〜5重量部である。
【0020】前記無機顔料としては、カオリンクレー、
タルク、硫酸バリウム、酸化チタン、(ルチルアナター
ゼ)、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化亜
鉛、サチンホワイト等が、また有機顔料としては、ポリ
スチレンラテックスなどが使用される。これらは単独で
も、あるいは2種以上組み合わせて使用することもでき
る。
タルク、硫酸バリウム、酸化チタン、(ルチルアナター
ゼ)、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化亜
鉛、サチンホワイト等が、また有機顔料としては、ポリ
スチレンラテックスなどが使用される。これらは単独で
も、あるいは2種以上組み合わせて使用することもでき
る。
【0021】また、前記その他の結合剤としては、デン
プン、酸化デンプン、大豆蛋白、カゼインなどの天然結
合剤、あるいはポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル
ラテックス、アクリル系ラテックスなどの合成ラテック
スが使用される。
プン、酸化デンプン、大豆蛋白、カゼインなどの天然結
合剤、あるいはポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル
ラテックス、アクリル系ラテックスなどの合成ラテック
スが使用される。
【0022】さらに、この紙塗工用組成物に一般的に使
用されている種々の助剤、例えば分散剤(ピロリン酸ナ
トリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムなど)、消泡剤
(ポリグリコール、脂肪酸エステル、リン酸エステル、
シリコーンオイルなど)、レベリング剤(ロート油、ジ
シアンジアミド、尿素など)、防腐材、耐水化剤(ホル
マリン、ヘキサミン、メラミン樹脂、尿素樹脂グリオキ
サルなど)、離型剤(ステアリン酸カルシウム、パラフ
ィンエマルジョンなど)、螢光染料、カラー保水性向上
剤(カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウ
ムなど)、などを必要に応じて配合することができる。
用されている種々の助剤、例えば分散剤(ピロリン酸ナ
トリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムなど)、消泡剤
(ポリグリコール、脂肪酸エステル、リン酸エステル、
シリコーンオイルなど)、レベリング剤(ロート油、ジ
シアンジアミド、尿素など)、防腐材、耐水化剤(ホル
マリン、ヘキサミン、メラミン樹脂、尿素樹脂グリオキ
サルなど)、離型剤(ステアリン酸カルシウム、パラフ
ィンエマルジョンなど)、螢光染料、カラー保水性向上
剤(カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウ
ムなど)、などを必要に応じて配合することができる。
【0023】この紙塗工組成物は、従来公知の方法によ
って、例えばエアーナイフコーター、ブレードコータ
ー、ロールコーター、アプリケーターなどを用いて塗布
することができる。
って、例えばエアーナイフコーター、ブレードコータ
ー、ロールコーター、アプリケーターなどを用いて塗布
することができる。
【0024】なお、本発明の共重合体ラテックスは、顔
料バインダーのほかに、紙のコーティング剤、カーペッ
トバッキング剤の接着剤、その他各種の接着剤、さらに
塗料などとしても使用することができる。
料バインダーのほかに、紙のコーティング剤、カーペッ
トバッキング剤の接着剤、その他各種の接着剤、さらに
塗料などとしても使用することができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれら実施例に制限されるもの
ではない。これら実施例における「部」および「%」
は、それぞれ重量部および重量%を意味する。実施例1〜 5 (共重合体ラテックスの製造)撹拌機付きオートクレー
ブに、水200部、ブタジエン5部、スチレン2部、メ
タクリル酸メチル2部、アクリロニトリル2部、アクリ
ル酸3部、フマル酸1部、t−ドデシルメルカプタン
0.3部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.
5部およびペルオキソ二硫酸カリウム1.5部を仕込
み、60℃で2時間反応させた。次いで、ブタジエン3
8部、スチレン15部、メタクリル酸メチル20部、ア
クリロニトリル10部、アクリル酸2部、t−ドデシル
メルカプタン0.5部からなる単量体混合物を、前記オ
ートクレーブ中の重合系内に10時間かけて連続的に添
加した。この間、重合系内の温度は65℃に保ち、その
後、75℃で5時間反応させて、重合転化率98%で重
合を終えた。この結果、実施例1にかかる共重合体ラテ
ックスを得た。
に説明するが、本発明はこれら実施例に制限されるもの
ではない。これら実施例における「部」および「%」
は、それぞれ重量部および重量%を意味する。実施例1〜 5 (共重合体ラテックスの製造)撹拌機付きオートクレー
ブに、水200部、ブタジエン5部、スチレン2部、メ
タクリル酸メチル2部、アクリロニトリル2部、アクリ
ル酸3部、フマル酸1部、t−ドデシルメルカプタン
0.3部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.
5部およびペルオキソ二硫酸カリウム1.5部を仕込
み、60℃で2時間反応させた。次いで、ブタジエン3
8部、スチレン15部、メタクリル酸メチル20部、ア
クリロニトリル10部、アクリル酸2部、t−ドデシル
メルカプタン0.5部からなる単量体混合物を、前記オ
ートクレーブ中の重合系内に10時間かけて連続的に添
加した。この間、重合系内の温度は65℃に保ち、その
後、75℃で5時間反応させて、重合転化率98%で重
合を終えた。この結果、実施例1にかかる共重合体ラテ
ックスを得た。
【0026】表1に示す組成の単量体およびその他の物
質を使用した以外は、実施例1と同様にして実施例2〜
5にかかる共重合体ラテックスを得た。さらに、これら
の各共重合体ラテックスのムーニー粘度(MS1+4 ,1
00℃)を本発明で規定する方法によって測定し、その
結果を表1に示した。
質を使用した以外は、実施例1と同様にして実施例2〜
5にかかる共重合体ラテックスを得た。さらに、これら
の各共重合体ラテックスのムーニー粘度(MS1+4 ,1
00℃)を本発明で規定する方法によって測定し、その
結果を表1に示した。
【表1】 また各実施例にかかる共重合体ラテックスを用いて、下
記処方により紙塗工用組成物を調整した。 (紙塗工用組成物の調整)上記各共重合体ラテックスを
用いて、下記の処方により紙塗工用組成物(カラー)を
調整した。
記処方により紙塗工用組成物を調整した。 (紙塗工用組成物の調整)上記各共重合体ラテックスを
用いて、下記の処方により紙塗工用組成物(カラー)を
調整した。
【0027】クレー 80部(分散剤とし
てピロリン酸ナトリウム0.5部含有) 炭酸カルシウム 20部 共重合体ラテックス 10部(固形分) 酸化デンプン 5部 水 (全固形分が60%になる量) 得られたカラーは、下記試験法で評価した。なお、試験
に使用したコート紙は、カラーを坪量64g/m2 の原
紙にコーティングブレードを用いて、塗被量20g/m
2 で塗工して得た。 (1)RIドライピック:接着強度の指標 RI印刷機で印刷したときのピッキングの程度を肉眼で
判定し、5段階で評価した。点数の高いものほど良好で
ある。点数は、測定回数6回の平均値で示した。 (2)RIウェットピック:耐水性の指標 RI印刷機でモルトンロールを用い、湿し水を与えたと
きのピッキングの程度を肉眼で判定し、5段階で評価し
た。点数の高いものほど良好である。点数は、測定回数
6回の平均値で表示した。 (3)白紙光沢:村上式光沢計を使用して入射角75°
で塗工紙の光沢度を測定した。 (4)印刷光沢:RI印刷機を使用してウェブオフセッ
ト用インキをベタ塗りし、村上式光沢計を使用して入射
角60゜で光沢度を測定した。
てピロリン酸ナトリウム0.5部含有) 炭酸カルシウム 20部 共重合体ラテックス 10部(固形分) 酸化デンプン 5部 水 (全固形分が60%になる量) 得られたカラーは、下記試験法で評価した。なお、試験
に使用したコート紙は、カラーを坪量64g/m2 の原
紙にコーティングブレードを用いて、塗被量20g/m
2 で塗工して得た。 (1)RIドライピック:接着強度の指標 RI印刷機で印刷したときのピッキングの程度を肉眼で
判定し、5段階で評価した。点数の高いものほど良好で
ある。点数は、測定回数6回の平均値で示した。 (2)RIウェットピック:耐水性の指標 RI印刷機でモルトンロールを用い、湿し水を与えたと
きのピッキングの程度を肉眼で判定し、5段階で評価し
た。点数の高いものほど良好である。点数は、測定回数
6回の平均値で表示した。 (3)白紙光沢:村上式光沢計を使用して入射角75°
で塗工紙の光沢度を測定した。 (4)印刷光沢:RI印刷機を使用してウェブオフセッ
ト用インキをベタ塗りし、村上式光沢計を使用して入射
角60゜で光沢度を測定した。
【0028】結果を表2に示した。
【表2】 実施例1〜5は本発明の範囲内の紙塗工用共重合体ラテ
ックスを用いた例であり、得られた紙塗被用組成物は本
発明の目的の効果が得られている。比較例1,2 表3に示すように組成を変えた以外は、実施例1と同様
にして、比較例1,2にかかる共重合体ラテックスを得
た。
ックスを用いた例であり、得られた紙塗被用組成物は本
発明の目的の効果が得られている。比較例1,2 表3に示すように組成を変えた以外は、実施例1と同様
にして、比較例1,2にかかる共重合体ラテックスを得
た。
【0029】これらの共重合体ラテックスのムーニー粘
度(MS1+4 ,100℃)を測定し、かつ実施例と同様
にして紙塗工用組成物を調整し、塗工紙物性を評価し
た。それらの結果を表3および表4に示した。
度(MS1+4 ,100℃)を測定し、かつ実施例と同様
にして紙塗工用組成物を調整し、塗工紙物性を評価し
た。それらの結果を表3および表4に示した。
【表3】
【表4】 比較例1は、共重合体ラテックスの固形分のムーニー粘
度(MS1+4 ,100℃)が本発明の範囲未満であり、
RIドライピック(接着強度)に劣る。
度(MS1+4 ,100℃)が本発明の範囲未満であり、
RIドライピック(接着強度)に劣る。
【0030】比較例2は、共重合体ラテックスの固形分
のムーニー粘度(MS1+4 ,100℃)が本発明の範囲
を越えており、RIドライピック(接着強度)およびR
Iウェットピック(耐水強度)に劣る。
のムーニー粘度(MS1+4 ,100℃)が本発明の範囲
を越えており、RIドライピック(接着強度)およびR
Iウェットピック(耐水強度)に劣る。
【0031】
【発明の効果】本発明の紙塗工用共重合体ラテックス
は、接着強度に特に優れるだけでなく、白紙光沢や印刷
光沢などの他の塗工紙物性にも優れている。その結果、
本発明の紙塗工用共重合体ラテックスは、平版枚葉(シ
ート)オフセット印刷用塗工液の製造に好適に使用する
ことができる。
は、接着強度に特に優れるだけでなく、白紙光沢や印刷
光沢などの他の塗工紙物性にも優れている。その結果、
本発明の紙塗工用共重合体ラテックスは、平版枚葉(シ
ート)オフセット印刷用塗工液の製造に好適に使用する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 尚 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)脂肪族共役ジエン系単量体 10〜60重量%、 (b)エチレン性不飽和カルボン酸単量体 0.2〜15重量%、 (c)これらと共重合可能な他のモノオレフィン系単量体 25〜89.8重量%、 からなる単量体を乳化重合して得られる共重合体ラテッ
クスであって、該共重合体ラテックスの固形分のムーニ
ー粘度(MS1+4 ,100℃)が、40〜195である
ことを特徴とする紙塗工用共重合体ラテックス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18914193A JPH07119089A (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | 紙塗工用共重合体ラテックス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18914193A JPH07119089A (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | 紙塗工用共重合体ラテックス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07119089A true JPH07119089A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=16236105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18914193A Withdrawn JPH07119089A (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | 紙塗工用共重合体ラテックス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07119089A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006181051A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Nippon A & L Kk | 化粧パフ用共重合体ラテックス |
| JP5721892B1 (ja) * | 2014-08-20 | 2015-05-20 | 日本エイアンドエル株式会社 | 共重合体ラテックス及び該ラテックスを含有する紙塗工用組成物 |
-
1993
- 1993-07-01 JP JP18914193A patent/JPH07119089A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006181051A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Nippon A & L Kk | 化粧パフ用共重合体ラテックス |
| JP5721892B1 (ja) * | 2014-08-20 | 2015-05-20 | 日本エイアンドエル株式会社 | 共重合体ラテックス及び該ラテックスを含有する紙塗工用組成物 |
| CN105384876A (zh) * | 2014-08-20 | 2016-03-09 | 日本A&L株式会社 | 共聚物胶乳和含有该胶乳的纸涂布用组合物 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |