JPH0712042A - 二段ポンプ水車及びその排気運転方法 - Google Patents

二段ポンプ水車及びその排気運転方法

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JPH0712042A
JPH0712042A JP5155284A JP15528493A JPH0712042A JP H0712042 A JPH0712042 A JP H0712042A JP 5155284 A JP5155284 A JP 5155284A JP 15528493 A JP15528493 A JP 15528493A JP H0712042 A JPH0712042 A JP H0712042A
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JP
Japan
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pressure stage
water
low
chamber
runner
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Application number
JP5155284A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Shimomura
村 博 明 下
Seiji Furumura
村 清 司 古
Sadaichi Umeda
田 貞 一 梅
Toshifumi Kurokawa
川 敏 史 黒
Yutaka Takigawa
川 裕 滝
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Toshiba Corp
Chubu Electric Power Co Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Chubu Electric Power Co Inc
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
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  • Hydraulic Turbines (AREA)
  • Control Of Water Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高圧段ランナ室の充水に先立つ低圧段ランナ
室の充水を確実に防止する。 【構成】 排気運転時は、注水管34が低圧段可動ガイ
ドベーン8の全閉状態で低圧段ランナ外周部に水を注入
する。検出器34は低圧段のランナ外周部と低圧段の可
動ガイドベーンとの間の流路33が注水管34からの注
水によって満たされたことを検出すると、高圧段用排気
路15を介して高圧段ランナ室6の空気を排気する。こ
の排気に伴い高圧段給水管24が吸出し管13内の水を
高圧段ランナ室6に導入してこれを充水する。この後
に、低圧段用排気路16を介して低圧段ランナ室12の
空気を排気し、この排気に伴い吸出し管13内の水が低
圧段ランナ室12を充水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二段ポンプ水車及びその
排気運転方法に係り、特にポンプ起動時や調相運転時の
水面押し下げ空転運転から揚水運転又は発電運転に移行
する際に各ランナ室の排気を行う二段ポンプ水車の排気
装置及び排気運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、水車やポンプ水車は、電気系統
の周波数の調整を目的とした調相運転の場合やポンプ起
動の場合に、可動ガイドベーン及び入口弁を全閉した後
に圧縮空気をランナ室に導入してランナ室の水面を押し
下げた状態で、ランナを空転させる水面押し下げ空転運
転が行われる。水面押し下げ空転運転の後に、排気運転
によってランナ室の圧縮空気を排気しそこに給水して、
通常運転に移行する。この排気運転では、高圧段ランナ
と低圧段ランナとを具備する二段ポンプ水車にあって
は、高圧段と低圧段とを所定の順序で排気する必要があ
る。
【0003】図7は、排気運転時に高圧段と低圧段とを
所定の順序で排気することができる本出願人の開発した
二段ポンプ水車を示したもので、ケーシング1に通ずる
流路には高圧段の可動ガイドベーン2及び高圧段ランナ
3が夫々配置され、この高圧段ランナ3は上カバー4と
下カバー5とによって形成される高圧段ランナ室6内に
位置している。高圧段ランナ室6からの流路は返り流路
7によって低圧段に接続され、この低圧段には低圧段の
可動ガイドベーン8及び低圧段ランナ9が夫々設置され
ている。この低圧段ランナ9は上カバー10と下カバー
11とによって形成される低圧段ランナ室12内に配置
され、この低圧段ランナ室12には吸出し管13が接続
されている。
【0004】高圧段ランナ3及び低圧段ランナ9が夫々
固着された主軸14は、吸出し管13を貫通しており、
主軸14には高圧段用の排気路15と低圧段用の排気路
16とが夫々穿孔され、この高圧段用排気路15は高圧
段ランナ室6を高圧段排気室17に連通し、低圧段用排
気路16は低圧段ランナ室12を低圧段排気室18に連
通している。これらの高圧段排気室17及び低圧段排気
室18には、一端が外部に開口した高圧段排気配管19
及び低圧段排気配管20が夫々接続され、これらの高圧
段排気配管19及び低圧段排気配管20には排気制御弁
21、22が夫々設置されている。
【0005】高圧段ランナ室6と低圧段ランナ室12、
具体的には低圧段ランナ背圧室12aとは、段間シール
23を介して互いに連通されている。返り流路7と吸出
し管13とは注水排水管24によって連通され、この注
水排水管24には注水制御弁25が設置されている。
【0006】また、高圧段ランナの背部には中間シール
26が設置され、この中間シール26よりも内周側の高
圧段内側背圧室27は、バランス管28によって吸出し
管13に連通されている。なお、低圧段ランナ背部の中
間シールは省くことによって、通常運転時に有効なスラ
スト制御を行うことができる。この二段ポンプ水車は、
高圧段ランナ室6を最初に排気して水圧確立した後に低
圧段ランナ室12を排気して水圧確立する必要がある。
【0007】即ち、高圧段ランナ室6から先に水圧確立
した場合には、図8に示したように高圧段ランナ3に作
用するスラストaとbとは、常にバランスしており、ま
た高圧段ランナ3の出口圧力が吸出し管13の圧力とほ
ぼ同一であるので、スラストcとdともバランスする。
従って、高圧段ランナ室6から先に水圧確立した場合に
は、主軸14に過大な軸方向スラストが発生することは
ない。ところが、もし低圧段ランナ室12から先に水圧
確立してしまうと、低圧段ランナ9には不等なスラスト
e,f,g,hが作用するので、主軸14に過大な下向
き軸方向スラストが発生してしまう。
【0008】そこで、排気運転時には、まず制御弁21
と制御弁25とを夫々開弁して、高圧段排気路15を介
して高圧段ランナ室6の空気を排気すると共に注水排水
管24を介して吸出し管13の水を高圧段ランナ室6に
充水する。次いで、制御弁22を開弁して、低圧段排気
路16を介して低圧段ランナ室12の空気を排気するこ
とによって、吸出し管13の水を低圧段ランナ室12に
充水する。こうして、高圧段及び低圧段ランナ室6、1
2が順次充水された後に、高圧段及び低圧段のガイドベ
ーン2、8を開口して通常運転に移行する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した本
出願人が開発した二段ポンプ水車は、段間シールは水の
流通を阻止するがしかし空気流の流通を阻止できないた
め、低圧段ランナ室が先に充水されて主軸に過大な下向
き軸方向スラストが発生し、スラスト軸受を焼損する等
の問題がある。これを詳述すると、高圧段ランナ室と低
圧段ランナ室とは段間シールを介して連通し、この段間
シールは水流に対してシール効果を有するが、しかし空
気流に対してはシール効果を有しないので、高圧段排気
路を介して高圧段ランナ室の空気を排気する時に、低圧
段ランナ室の圧縮空気は段間シールを介して高圧段ラン
ナ室に漏出し、高圧段ランナ室の充水に先立って低圧段
ランナ室の充水が行われてしまう。
【0010】そこで、本願の請求項1及び4に記載の発
明の目的は、高圧段ランナ室の充水に先立つ低圧段ラン
ナ室の充水を確実に防止することができる二段ポンプ水
車及びその排気運転方法を提供することにある。また、
本願の請求項5に記載の発明の目的は、高圧段ランナ室
の充水に先立って低圧段ランナ室の充水が行われた場合
にも、主軸に過大な軸方向スラストが発生することを防
止できる二段ポンプ水車を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、高圧段の流路と低圧段の流
路とを連通する返り流路と、上記高圧段及び上記低圧段
の各々に設置されたランナ及び可動ガイドベーンと、水
面押し下げ空転運転から通常運転に移行する排気運転の
際に高圧段ランナ室及び低圧段ランナ室を外部に夫々連
通する高圧段用排気路及び低圧段用排気路と、上記排気
運転時に吸出し管と上記返り流路とを連通し上記吸出し
管内の水を上記高圧段ランナ室に導入する高圧段給水管
と、上記排気運転時に上記低圧段の可動ガイドベーンの
全閉状態で上記低圧段のランナ外周部に水を注入する注
水管と、上記低圧段のランナ外周部と上記低圧段の可動
ガイドベーンとの間の流路が上記注水管からの注水によ
って満たされたことを検出する検出手段とを具備するこ
とを特徴とするものである。このような構成にあって
は、上記注水管の一端は上記低圧段ランナ室の外周部と
上記低圧段の可動ガイドベーンの内側との間の流路に開
口していることが望ましい。
【0012】また、上記注水管の一端は上記低圧段ラン
ナのランナ側圧室とランナ背圧室との一方に開口してい
ることが望ましい。請求項4に記載の発明は、高圧段の
流路と低圧段の流路とを連通する返り流路と、上記高圧
段及び上記低圧段の各々に設置されたランナ及び可動ガ
イドベーンと、高圧段ランナ室及び低圧段ランナ室を外
部に夫々連通する高圧段用排気路及び低圧段用排気路と
を具備する二段ポンプ水車の排気運転方法において、上
記低圧段の可動ガイドベーンの全閉状態で上記低圧段の
ランナ外周部に注水する第1の工程と、上記低圧段のラ
ンナ外周部と上記低圧段の可動ガイドベーンとの間の流
路が上記注水によって満たされたことを検出する第2の
工程と、上記検出の後に上記高圧段ランナ室の空気を上
記高圧段用排気路を介して排気する第3の工程と、上記
第3の工程の排気に伴って、上記吸出し管と上記高圧段
ランナ室とを連通する高圧段給水管によって上記吸出し
管内の水を高圧段ランナ室に導入する第4の工程と、上
記第4の工程の後に上記低圧段ランナ室の空気を上記低
圧段用排気路を介して排気して上記吸出し管内の水を上
記低圧段ランナ室に導入する第5の工程と、上記第5の
工程の後に上記低圧段の可動ガイドベーンを僅かに開
き、その後に上記高圧段給水管を閉鎖する第6の工程と
を具備することを特徴とするものである。
【0013】請求項5に記載の発明は、高圧段の流路と
低圧段の流路とを連通する返り流路と、上記高圧段及び
上記低圧段の各々に設置されたランナ及び可動ガイドベ
ーンと、水面押し下げ空転運転から通常運転に移行する
排気運転の際に高圧段ランナ室及び低圧段ランナ室を外
部に夫々連通する高圧段用排気路及び低圧段用排気路
と、上記排気運転時に吸出し管と上記返り流路とを連通
し、上記吸出し管内の水を高圧段ランナ室に導入する高
圧段給水管と、上記高圧段ランナの側圧室または背圧室
に設置され上記高圧段ランナ室が充水完了による締切水
圧に達したことを検出する高圧段水圧検出手段と、上記
低圧段ランナの側圧室または背圧室に設置され上記低圧
段ランナ室が充水完了による締切水圧に達したことを検
出する低圧段水圧検出手段と、上記排気運転時に上記低
圧段水圧検出手段が上記高圧段水圧検出手段よりも先に
上記締切水圧を検出した時に主機を停止させる制御装置
とを具備することを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は以下の通りであ
る。排気運転時は、注水管が低圧段の可動ガイドベーン
の全閉状態で低圧段のランナ外周部に水を注入し、検出
手段は低圧段のランナ外周部と低圧段の可動ガイドベー
ンとの間の流路が注水管からの注水によって満たされた
ことを検出する。この検出に応じて、高圧段用排気路を
介して高圧段ランナ室の空気を排気する。この排気に伴
い高圧段給水管が吸出し管内の水を高圧段ランナ室に導
入して高圧段ランナ室を充水する。この後に、低圧段用
排気路を介して低圧段ランナ室の空気を排気し、この排
気に伴い吸出し管内の水が低圧段ランナ室を充水する。
低圧段のランナ外周部と低圧段の可動ガイドベーンとの
間の流路が注水管からの注水によって満たされると、段
間シールを介した低圧段ランナ室と高圧段ランナ室との
空気連通は遮断されるので、高圧段ランナ室の排気時に
低圧段ランナ室の空気が段間シールを介して高圧段ラン
ナ室に漏出することが防止される。
【0015】請求項4に記載の発明の作用は以下の通り
である。低圧段の可動ガイドベーンの全閉状態で水が低
圧段のランナ外周部に注入され、この注水によって低圧
段のランナ外周部と上記低圧段の可動ガイドベーンとの
間の流路が満たされたことが検出されると、高圧段ラン
ナ室の空気が高圧段用排気路を介して排気され、この排
気に伴って、吸出し管内の水が高圧段給水管を介して高
圧段ランナ室に導入される。この後に、低圧段ランナ室
の空気が低圧段用排気路を介して排気されると、これに
伴って吸出し管内の水が低圧段ランナ室に導入される。
この後に低圧段の可動ガイドベーンを僅かに開き、その
後に高圧段給水管が閉鎖される。
【0016】請求項5に記載の発明の作用は以下の通り
である。排気運転時に、低圧段水圧検出手段が高圧段水
圧検出手段よりも先に締切水圧を検出した時には、何等
かの原因によって低圧段ランナ室の充水が高圧段ランナ
室の充水完了よりも早く完了してしまい、主軸に過大な
スラストが発生するので、制御装置は主機を停止させ
る。
【0017】
【実施例】以下に本発明による二段ポンプ水車の実施例
を図7及び図8と同部分には同一符号を付して示した図
1乃至図6を参照して説明する。図1は本発明の第1の
実施例を示したもので、ケーシング1に通ずる流路には
高圧段の可動ガイドベーン2及び高圧段ランナ3が夫々
配置され、この高圧段ランナ3は上カバー4と下カバー
5とによって形成される高圧段ランナ室6内に位置して
いる。
【0018】高圧段ランナ室6からの流路は返り流路7
によって低圧段に接続され、この返り流路7には返り羽
根7aが配置されている。低圧段には低圧段の可動ガイ
ドベーン8及び低圧段ランナ9が夫々設置され、この低
圧段の可動ガイドベーン8と高圧段の可動ガイドベーン
2とは独立の操作機構によって開閉制御される。低圧段
ランナ9は上カバー10と下カバー11とによって形成
される低圧段ランナ室12内に配置され、この低圧段ラ
ンナ室12にはエルボ形の吸出し管13が接続されてい
る。
【0019】高圧段ランナ3及び低圧段ランナ9が夫々
固着された主軸14は、吸出し管13を貫通しており、
主軸14には高圧段用の排気路15と低圧段用の排気路
16とが夫々穿孔され、この高圧段用排気路15は高圧
段ランナ室6を高圧段排気室17に連通し、低圧段用排
気路16は低圧段ランナ室12を低圧段排気室18に連
通している。これらの高圧段排気室17及び低圧段排気
室18は、通常運転時に高圧段ランナ室6からの高圧水
が回流することを防止するために、封水装置29によっ
て封水されている。
【0020】高圧段排気室17及び低圧段排気室18に
は、一端が外部に開口した高圧段排気配管19及び低圧
段排気配管20が夫々接続され、これらの高圧段排気配
管19及び低圧段排気配管20には排気制御弁21、2
2が夫々設置されている。高圧段ランナ室6と低圧段ラ
ンナ室12、具体的には低圧段ランナ背圧室12aと
は、段間シール23を介して互いに連通されている。返
り流路7と吸出し管13とは高圧段給水管として働く注
水排水管24によって連通され、この注水排水管24に
は注水制御弁25が設置されている。なお、この注水制
御弁25は通常運転時には閉弁されている。
【0021】また、高圧段ランナの背部には中間シール
26が設置され、この中間シール26よりも内周側の高
圧段内側背圧室27は、バランス管28によって吸出し
管13に連通している。吸出し管13の上側部及び返り
流路7には給気管30の支管30a、30bが夫々接続
され、これらの支管30a、30bには給気制御弁3
1、32が設置されている。
【0022】低圧段ランナ室12の外周部と低圧段ガイ
ドベーン8の内側との間の外周部流路33には注水管3
4の一端が接続され、この注水管34の他端は図示を省
略した外部の高圧水源に接続されている。注水管34に
は注水制御弁35が設置され、外周部流路33には電極
型や圧力検出型等の検出器36が設置されている。この
検出器36は、注水管34からの注水により流路33が
充水されて段間シール23を介した低圧段ランナ室12
と高圧段ランナ室6との空気連通が遮断されたことを検
出する。
【0023】高圧段ランナ室6内のランナ外周部には高
圧段水圧検出手段として働く圧力リレー37が設置さ
れ、この圧力リレー37は高圧段ランナ室6が完全に充
水されたこと、即ち高圧段ランナ室6のランナ外周部の
プライミング水圧を検出する。同様に、低圧段ランナ室
12内のランナ外周部には低圧段水圧検出手段として働
く圧力リレー38、39が設置され、この圧力リレー3
8は流路33の水圧の上昇開始を検出し、圧力リレー3
9は低圧段ランナ室12が完全に充水されたこと、即ち
低圧段ランナ室12のランナ外周部のプライミング水圧
を検出する。
【0024】次に、この実施例の作用を説明する。水車
運転の場合は、ケーシング1から流入した圧力水は、高
圧段可動ガイドベーン2を通過し高圧段ランナ3を回転
駆動した後、返り流路7及び低圧段可動ガイドベーン8
を通って低圧段ランナ9を回転駆動して、吸出し管13
から流出する。ポンプ運転の場合には、吸出し管13か
ら低圧段ランナ9によって揚水された水流は、前述の水
車運転の場合と逆の水路を通って、高圧段ランナ3によ
って更に揚水される。水面押下げ空転運転の場合には、
排気制御弁21、22が閉弁され、かつ注水制御弁25
が開弁された状態で、高圧段及び低圧段の可動ガイドベ
ーン2、8が共に全閉された後に、給気制御弁31、3
2が開弁されて給気管30から吸出し管13の上部及び
返り流路7に圧縮空気を吹き込む。図2に示したよう
に、この返り流路7に吹き込まれた圧縮空気によって、
高圧段ランナ室6及び返り流路7内の水は注水排水管2
4を介して吸出し管13へ押し下げられる。また、吸出
し管13の上部に吹き込まれた圧縮空気によって、吸出
し管13の上部の水が下方に押下げられる。この後に給
気制御弁31、32が閉弁される。
【0025】この状態で、高圧段ランナ3及び低圧段ラ
ンナ9がポンプ方向に空転起動し、定格回転数に達した
時に、電動機を系統に同期並列する。排気運転の場合
は、水面押下げ空転運転時に排気指令が発生すると、注
水制御弁35が開弁され、これによって高圧水が注水管
34から低圧段ランナ室12の外周部流路33に注入さ
れる。この注入された水は、図3に示したように空転中
の低圧段ランナ9による遠心力によって低圧段ランナ室
12の外周側に溜り、水カーテン40を形成する。この
水カーテン40は、段間シール23を介した低圧段ラン
ナ室12と高圧段ランナ室6との空気連通を遮断する。
【0026】検出器36はこの水カーテン40の形成を
検出すると、排気制御弁21を開弁して高圧段ランナ室
6の空気を高圧段用の排気路15及び排気配管19を介
して排気する。この高圧段ランナ室6の排気に応じて、
高圧段ランナ室6の圧力が吸出し管13の圧力よりも低
下するので、吸出し管13の水が注水排水管24を通っ
て高圧段ランナ室6に導入される。この時に、水カーテ
ン40は上述のように低圧段ランナ9による遠心力で低
圧段ランナ室12の外周側流路33に溜っているので、
高圧段ランナ室圧力の低下によって低圧段ランナ背圧室
12aの圧力が低下しても、水カーテン40は破壊され
ることはなく低圧段ランナ室12と高圧段ランナ室6と
の間を確実に遮断し、低圧段ランナ室12の空気が段間
シール23を介して高圧段ランナ室6に漏出することを
防止する。
【0027】圧力リレー37は、高圧段ランナ室6が完
全に充水されたこと、即ち高圧段ランナ室6のランナ外
周部のプライミング水圧を検出すると、排気制御弁22
を開弁する。これによって、低圧段ランナ室12の空気
が低圧段用の排気路16を介して排気され、これに伴っ
て、吸出し管13の水面が上昇し、低圧段ランナ室12
の充水が開始される。この低圧段ランナ室12の充水が
開始されると、低圧段ランナ室12の外周側流路33の
水圧が上昇し始め、圧力リレー38がこの水圧上昇を検
出する。この圧力リレー38による水圧上昇の検出によ
って、低圧段可動ガイドベーン8が僅かに開弁され、こ
の後に注水制御弁25が閉弁される。
【0028】なお、この注水制御弁25の閉弁の前に低
圧段可動ガイドベーン8を僅かに開弁した理由は以下の
通りである。即ち、低圧段可動ガイドベーン8の閉弁状
態のままで注水制御弁25を閉弁すると、高圧段ランナ
3の吸出し作用によって返り流路7が真空になってしま
うので、これを低圧段可動ガイドベーン8の僅かな開弁
によって防止する。
【0029】低圧段ランナ室12が完全に充水される
と、圧力リレー39はこれを検出し、排気制御弁21と
排気制御弁22の両方を閉弁すると共に、高圧段可動ガ
イドベーン2及び低圧段可動ガイドベーン8を開く。こ
れによってポンプ運転が開始される。
【0030】図4は上記実施例の変形例を示したもの
で、注水管34は、その一端が低圧段ランナ室12の外
周に位置するランナ側圧室12bに開口し、このランナ
側圧室12bを介して高力水が流路33に導入される。
その他の構成は図1と同一である。
【0031】図5は上記実施例の別の変形例を示したも
ので、検出器36は低圧段ランナ室12の外周に位置す
るランナ背圧室12aに設置され、水カーテン40の形
成を検出する。図6は本発明の第2の実施例を示したも
ので、高圧段水圧検出手段として働く圧力リレー37
は、高圧段ランナ室6が完全に充水されたこと、即ち高
圧段ランナ室6のランナ外周部の高圧段プライミング水
圧を検出する。また、圧力リレー39は低圧段ランナ室
12が完全に充水されたこと、即ち低圧段ランナ室12
のランナ外周部の低圧段プライミング水圧を検出する。
圧力リレー37の検出出力と圧力リレー39の検出出力
は、制御装置41に入力され、この制御装置41は、圧
力リレー39の検出出力が圧力リレー37の検出出力よ
りも先に入力された時に、即ち、低圧段プライミング水
圧が高圧段プライミング水圧よりも先に確立した時に、
主機を停止させる。このように、低圧段ランナ室12が
高圧段ランナ室6よりも先に充水され水圧確立された場
合には、制御装置41がこの状態を判定し、直ちに主機
を停止させるので、下向きの過大な水スラストの発生、
及びこれに伴うスラスト軸受の焼損等を防止することが
できる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように請求項1
及び4に記載の本発明によれば、低圧段のランナ外周部
が注水管からの注水によって満たされると、高圧段ラン
ナ室の排気時に低圧段ランナ室の空気が段間シールを介
して高圧段ランナ室に漏出することが防止されるため、
高圧段ランナ室の充水に先立つ低圧段ランナ室の充水を
確実に防止することができ、過大な軸方向スラストが主
軸に発生することを防止することができる。
【0033】請求項5に記載の発明によれば、排気運転
時に、低圧段水圧検出手段が高圧段水圧検出手段よりも
先に締切水圧を検出した時には、主機を停止させるた
め、主軸に過大なスラストが発生することを防止するこ
とがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による二段ポンプ水車の第1の実施例を
概略的に示した断面図。
【図2】上記実施例の水面押し下げ運転状態を示した断
面図。
【図3】上記実施例の排気運転開始時の状態を示した断
面図。
【図4】上記実施例の変形例を示した断面図。
【図5】上記実施例の別の変形例を示した断面図。
【図6】本発明による二段ポンプ水車の第2の実施例を
概略的に示した断面図。
【図7】従来の二段ポンプ水車の水面押し下げ運転状態
を示した断面図。
【図8】従来の二段ポンプ水車の軸スラスト力を示した
説明図。
【符号の説明】
2 高圧段可動ガイドベーン 3 高圧段ランナ 6 高圧段ランナ室 7 返り流路 8 低圧段可動ガイドベーン 9 低圧段ランナ 12 低圧段ランナ室 13 吸出し管 15 高圧段用の排気路 16 低圧段用の排気路 24 注水排水管(高圧段給水管) 33 低圧段ランナ外周部流路 34 注水管 36 検出手段 41 制御装置
フロントページの続き (72)発明者 梅 田 貞 一 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 黒 川 敏 史 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 滝 川 裕 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧段の流路と低圧段の流路とを連通する
    返り流路と、上記高圧段及び上記低圧段の各々に設置さ
    れたランナ及び可動ガイドベーンと、水面押し下げ空転
    運転から通常運転に移行する排気運転の際に高圧段ラン
    ナ室及び低圧段ランナ室を外部に夫々連通する高圧段用
    排気路及び低圧段用排気路と、上記排気運転時に吸出し
    管と上記返り流路とを連通し上記吸出し管内の水を上記
    高圧段ランナ室に導入する高圧段給水管と、上記排気運
    転時に上記低圧段の可動ガイドベーンの全閉状態で上記
    低圧段のランナ外周部に水を注入する注水管と、上記低
    圧段のランナ外周部と上記低圧段の可動ガイドベーンと
    の間の流路が上記注水管からの注水によって満たされた
    ことを検出する検出手段とを具備することを特徴とする
    二段ポンプ水車。
  2. 【請求項2】上記注水管の一端は上記低圧段ランナ室の
    外周部と上記低圧段の可動ガイドベーンの内側との間の
    流路に開口していることを特徴とする請求項1に記載の
    二段ポンプ水車。
  3. 【請求項3】上記注水管の一端は上記低圧段ランナのラ
    ンナ側圧室とランナ背圧室との一方に開口していること
    を特徴とする請求項1に記載の二段ポンプ水車。
  4. 【請求項4】高圧段の流路と低圧段の流路とを連通する
    返り流路と、上記高圧段及び上記低圧段の各々に設置さ
    れたランナ及び可動ガイドベーンと、高圧段ランナ室及
    び低圧段ランナ室を外部に夫々連通する高圧段用排気路
    及び低圧段用排気路とを具備する二段ポンプ水車の排気
    運転方法において、上記低圧段の可動ガイドベーンの全
    閉状態で上記低圧段のランナ外周部に注水する第1の工
    程と、上記低圧段のランナ外周部と上記低圧段の可動ガ
    イドベーンとの間の流路が上記注水によって満たされた
    ことを検出する第2の工程と、上記検出の後に上記高圧
    段ランナ室の空気を上記高圧段用排気路を介して排気す
    る第3の工程と、上記第3の工程の排気に伴って、上記
    吸出し管と上記高圧段ランナ室とを連通する高圧段給水
    管によって上記吸出し管内の水を高圧段ランナ室に導入
    する第4の工程と、上記第4の工程の後に上記低圧段ラ
    ンナ室の空気を上記低圧段用排気路を介して排気して上
    記吸出し管内の水を上記低圧段ランナ室に導入する第5
    の工程と、上記第5の工程の後に上記低圧段の可動ガイ
    ドベーンを僅かに開き、その後に上記高圧段給水管を閉
    鎖する第6の工程とを具備することを特徴とする二段ポ
    ンプ水車の排気運転方法。
  5. 【請求項5】高圧段の流路と低圧段の流路とを連通する
    返り流路と、上記高圧段及び上記低圧段の各々に設置さ
    れたランナ及び可動ガイドベーンと、水面押し下げ空転
    運転から通常運転に移行する排気運転の際に高圧段ラン
    ナ室及び低圧段ランナ室を外部に夫々連通する高圧段用
    排気路及び低圧段用排気路と、上記排気運転時に吸出し
    管と上記返り流路とを連通し上記吸出し管内の水を高圧
    段ランナ室に導入する高圧段給水管と、上記高圧段ラン
    ナの側圧室または背圧室に設置され上記高圧段ランナ室
    が充水完了による締切水圧に達したことを検出する高圧
    段水圧検出手段と、上記低圧段ランナの側圧室または背
    圧室に設置され上記低圧段ランナ室が充水完了による締
    切水圧に達したことを検出する低圧段水圧検出手段と、
    上記排気運転時に上記低圧段水圧検出手段が上記高圧段
    水圧検出手段よりも先に上記締切水圧を検出した時に主
    機を停止させる制御装置とを具備することを特徴とする
    二段ポンプ水車。
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