JPH07123252A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH07123252A
JPH07123252A JP5264916A JP26491693A JPH07123252A JP H07123252 A JPH07123252 A JP H07123252A JP 5264916 A JP5264916 A JP 5264916A JP 26491693 A JP26491693 A JP 26491693A JP H07123252 A JPH07123252 A JP H07123252A
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JP
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infrared
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JP5264916A
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English (en)
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Yoshinobu Sato
佳宣 佐藤
Shinobu Arimoto
忍 有本
Hiroshi Tanioka
宏 谷岡
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、特定マークを判別する上で妨害行
為を判定すること及び、特定マークの判定を正常に精度
良く行うことを目的とする。 【構成】 画像の可視情報及び不可視情報を扱い、前記
画像上の第1の領域及び第2の領域の不可視の読み取り
情報と前記第1の領域及び第2の領域の可視の読み取り
情報の相関関係により第1の特定情報を識別する識別手
段(本実施例では図8特定マーク判定回路に相当)、前
記第1の領域の可視の読み取り情報と前記第1の領域の
不可視の読み取り情報の相関関係から第2の特定情報を
識別する前記識別手段とは別の識別手段(本実施例では
図21赤外カットフィルタ判定回路に相当)、前記2つ
の識別手段の結果から画像処理を制御する制御手段(本
実施例では図16CPU3018に相当)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可視及び可視以外の情
報を扱う画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機の高画質化、カラー化に伴
い、特に紙幣や印紙や有価証券の偽造の危惧が生じてい
る。一方、紙幣等の認識については、様々な方式が考案
されている。
【0003】認識方法としては例えば原稿の絵柄が線画
で形成されていることや、その画像原稿の色味を認識す
る方式が提案されている。
【0004】また、紫外線を照射することにより、励起
光が発生するインクや赤外線を吸収する特性を有するイ
ンクを用いて、特定マークを紙幣に印刷して、そのマー
クを検出することで、本物と偽造紙幣の識別を行う方式
も提案され、特定マークの形として原稿ガラスに対する
紙幣の載置角度に依存しないドーナツ状のものが有効で
ある。
【0005】このような特定マークを検出する装置は、
通常のカラー画像形成のための読み取りセンサと赤外光
や励起光検出用の読み取りセンサを設けて、原稿からの
可視の色味情報と赤外の光量情報によって原稿に含まれ
る特定情報を検出する。
【0006】特に、ドーナッツマークを読み取り検出す
る際に、マーク部と地肌部各々からの可視読み取り信号
のコントラストと可視以外の読み取り信号のコントラス
トをもとめ、可視と可視以外のコントラストの相関関係
から特定マークを検出するものが考察されている。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】従来、特定マーク
を可視読み取り信号のコントラストと可視以外の読み取
り信号のコントラストにより判定していたので、紙幣と
原稿台ガラスの間に可視以外の光をカットフィルタが挿
入されIR信号が欠落、平坦化することにより特定マー
クの検出が不可能となる欠点があった。
【0008】また複写装置における回路不良又は意図的
な妨害行為により、IR信号の欠落、信号処理が施され
ると特定マーク検出ができなくなるという欠点があっ
た。
【0009】以上の様な点に鑑み本発明は特定マークを
判別する上で妨害行為を判定することを目的とする。
【0010】更に本発明は特定マークの判定を正常に精
度良く行うことを更なる目的とする。
【0011】他に本発明は新規の機能を有する画像処理
装置を提供することを他の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明の画像処理装置は画像の可視情報及び不可視
情報を扱い、前記画像上の第1の領域及び第2の領域の
不可視の読み取り情報と、前記第1の領域及び前記第2
の領域の可視の読み取り情報の相関関係により第1の特
定情報を識別する第1の識別手段を有した画像処理装置
であって、前記第1の領域の可視の読み取り情報と、前
記第1の領域の不可視の読み取り情報の相関関係から、
第2の特定情報を識別する第2の識別手段、前記2つの
識別手段の結果から画像処理を制御する制御手段を有す
ることを特徴とする画像処理装置を提供することを目的
とする。
【0013】更に本発明は画像の可視の情報と不可視の
情報を扱い、前記画像上の第1の領域及び第2の領域の
不可視の読み取り情報と、前記第1の領域及び第2の領
域の可視の読み取り情報の相関関係により第1の特定情
報を識別する画像処理装置であって、前記特定情報と近
似な特性を有する第2の特定情報を検出する検出手段、
前記検出手段の結果に応じて画像処理装置を制御する制
御手段を有することを特徴とする画像処理装置を提供す
ることを更なる目的とする。
【0014】
【実施例】(実施例1)以下、好ましい実施例に基づ
き、本発明を説明する。
【0015】以下の実施例では本発明の適応例として複
写装置が示されるが、これに限る物ではなく他の種々の
装置に適応出来ることは勿論である。
【0016】図2に本発明の第1の実施例の装置の外観
図を示す。
【0017】図2において201はイメージスキャナ部
であり、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う部分
である。また、200はプリンタ部であり、イメージス
キャナ201に読み取られた原稿画像に対応した画像を
用紙にフルカラーでプリント出力する部分である。
【0018】イメージスキャナ部201において、20
2は原稿圧板であり、原稿台ガラス(以下プラテン)2
03上の原稿204を、ハロゲンランプ205の光で照
射される。原稿からの反射光はミラー206、207に
導かれ、レンズ208により4ラインセンサ(以下CC
D)210上に像を結ぶ。レンズ208には遠赤外カッ
トフィルタ231が設けられている。
【0019】CCD210は原稿からの光情報を色分解
して、フルカラー情報レッド(R)、グリーン(G)、
ブルー(B)成分と、可視以外の情報として赤外情報
(IR)を読み取り、信号処理部209に送る。なお、
205、206は速度vで、207は1/2vでライン
センサの電気的走査方向(以下、主走査方向)に対して
垂直方向(以下、副走査方向)に機械的に動くことによ
り、原稿全面を走査する。
【0020】211は標準白色板であり、センサ210
−1〜210−4のIR、R、G、Bセンサの読み取り
データの補正データを発生する。
【0021】この標準白色板は図10に示すように可視
光から赤外光に対してはほぼ均一の反射特性を示し、可
視では白色の色を有している。
【0022】この標準白色板を用いてセンサ210−1
のIRセンサの赤外光に対する出力データの補正と、セ
ンサ210−2〜210−4の可視センサの出力データ
の補正を行う。
【0023】信号処理部209では読み取られた信号を
電気的に処理し、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエ
ロー(Y)、ブラック(BK)の各成分に分解し、プリ
ンタ部202に送る。
【0024】また、イメージスキャナ部201における
一回の原稿走査(スキャン)につき、M、C、Y、BK
の内、一つの成分がプリンタ200に送られ、計4回の
原稿走査により一回のプリントアウトが完成する。
【0025】イメージスキャナ部201より送られてく
るM、C、Y、BKの画像信号は、レーザドライバ21
2に送られる。レーザドライバ212は画像信号に応
じ、半導体レーザ213を変調駆動する。レーザ光はポ
リゴンミラー214、f−θレンズ215、ミラー21
6を介し、感光ドラム217上を走査する。
【0026】219〜222は現像器であり、マゼンタ
現像器219、シアン現像器220、イエロー現像器2
21、ブラック現像器222、より構成され、4つの現
像器が交互に感光ドラムに接し、感光ドラム217上に
形成されたM、C、Y、BKの静電潜像を対応するトナ
ーで現像する。
【0027】223は転写ドラムで、用紙カセット22
4または225より給紙された用紙をこの転写ドラム2
23に巻き付け、感光ドラム217上に現像されたトナ
ー像を用紙に転写する。
【0028】このようにしてM、C、Y、BKの4色が
順次転写された後に用紙は定着ユニット226を通過し
て排紙される。
【0029】以上が装置のおおまかな動作についての説
明である。
【0030】次に、イメージスキャナ部201について
詳細な説明を行う。
【0031】原稿照明光源であるハロゲンランプ205
は可視情報読み取りと、赤外光情報読み取りのために共
通に用いられ、上記2種類の情報読み取りに必要な照明
波長成分をともに有する。
【0032】このように照明系を共通にすることで、可
視、赤外の情報読み取りのための異なる波長成分の照明
光を共に原稿に対して効率良く照射することができる。
【0033】図9−Aに本実施例に用いたCCD210
の構成を示す。
【0034】ここで210−1は赤外光(IR)を読み
取るための受光素子列であり、210−2、210−
3、210−4は順にR、G、B波長成分を読み取るた
めの受光素子列である。
【0035】210−1〜210−4までのIR、R、
G、Bの各センサは主走査方向、副走査方向に10μm
の開口をもつ。
【0036】この4本の異なる光学特性をもつ受光素子
列は、IR、R、G、Bの各センサが原稿の同一ライン
を読み取るべく互いに平行に配置されるように、同一の
シリコンチップ上にモノリシックに構成されている。
【0037】このような構成のCCDを用いることで可
視光の読み取りと赤外光の読み取りに対して、レンズ等
の光学系を共通にしている。
【0038】これにより、光学調整等の精度をあげるこ
とが可能となるとともに、その調整も容易になる。
【0039】図9−Aの点線部の断面図を図9−Cに示
す。
【0040】シリコン基板210−5上にIR読み取り
用のフォトセンサ210−1とR、G、B各々の可視情
報を読み取るフォトセンサ210−2、210−3、2
10−4が配置されている。
【0041】Rのフォトセンサ210−2上には可視光
の内、レッドの波長成分を透過するRフィルタ210−
7が配置される。同様にGのフォトセンサ210−3上
にはGフィルタ210−8が、Bのフォトセンサ210
−4上にはBフィルタ210−9が配置されている。
【0042】図12を用いて、CCD210のIR、
R、G、Bのラインセンサのフィルタの分光特性を説明
する。
【0043】Rで示す特性はRフィルタ210−7によ
るセンサの出力特性であり、赤の波長域と赤外の波長域
の光に対して感度を有する。
【0044】Gで示す特性はフィルタ210−8による
センサの出力特性であり、緑の波長域と赤外の波長域の
光に対して感度を有する。
【0045】Bで示す特性はフィルタ210−9による
センサの出力特性であり、青の波長域と赤外の波長域の
光に対して感度を有する。
【0046】IRセンサ210−1にはレッドフィルタ
210−7とブルーフィルタ210−9が重ねて取り付
けられているため、図12の斜線部で示す赤外領域の光
にのみ感度を有する。
【0047】この図からもわかるように、R、G、Bの
フィルタ210−7〜210−9は700nm以上の赤
外光に対して感度を有している。そのため赤外光をカッ
トするフィルタ210−11がR、G、Bのフォトセン
サに対応して設けられている。この赤外カットフィルタ
210−11はSiO2、TiO2の積層蒸着膜で構成
されており、図13の特性を有する。
【0048】210−6は透明有機膜で構成された平坦
化層である。
【0049】図11に本実施例で特定原稿の特定マーク
の赤外吸収材として用いた、三井東圧化学製の赤外吸収
材SIR−159の分光吸収率を示す。本実施例ではこ
の赤外吸収材の有無をIRセンサで読み取るためにIR
センサには750nm〜850nmの赤外光のみを検出
する特性を有する必要がある。
【0050】このためにレンズ208の前方に、図14
−aに示す特性のダイクロイックミラーによる遠赤外カ
ットフィルタ231を設ける。
【0051】この結果、IRセンサ210−1の分光感
度特性は図12の斜線部の特性と図14−aの特性を掛
け合わせた特性となる。この特性を図14−bに示す
が、分光波長で750nm〜850nmの赤外光に感度
を有していることは明らかである。
【0052】この遠赤外カットフィルタ231はIRセ
ンサ210−1だけでなくR、G、Bセンサ210−2
〜210−4に対して設けてもなんら実害がないため、
可視と赤外で共通のレンズ部に設けることができる。こ
れによりレンズ208に取り付けるフィルタは遠赤外カ
ット特性のみを考慮したフィルタ設計が可能になり良好
な遠赤外カット特性が簡単な干渉膜構成で実現可能とな
る。
【0053】図9−Bに受光素子の拡大図を示す。各セ
ンサは主走査方向に一画素当たり10μmの長さをも
つ。各センサはA3原稿の短手方向(297mm)を4
00dpiの解像度で読み取ることが出来るように、主
走査方向に5000画素ある。
【0054】また、R、G、Bの各センサのライン間距
離は80μmであり、400dpiの副走査解像度に対
して各8ラインずつ離れている。
【0055】IRセンサ210−1とRセンサ210−
2のライン間隔は他のライン間隔の倍の160μm(1
6ライン)となっている。
【0056】次に画像信号の流れについて説明する。
【0057】図16は、イメージスキャナ部201での
画像信号の流れを示すブロック図である。CCD210
より出力される画像信号は、アナログ信号処理部300
1に入力されゲイン調整、オフセット調整をされた後、
A/Dコンバータ3002〜3005で各色信号毎に8
bitのデジタル画像信号に変換される。その後にシェ
ーディング補正部3006〜3009に入力され、色毎
に標準白色板211の読み取り信号を用いた公知のシェ
ーディング補正が施される。
【0058】3019はクロック発生部であり1画素単
位のクロックを発生する。3020は主走査アドレスカ
ウンタでありクロックを計数し、1ラインの画素アドレ
ス出力を生成する。3021はデコーダであり、主走査
アドレスカウンタ3020からの主走査アドレスをデコ
ードして、シフトパルスやリセットパルス等のライン単
位のCCD駆動信号や、CCDからの1ライン読み取り
信号中の有効領域を表すVE信号や、ライン同期信号H
SYNCを生成する。主走査アドレスカウンタ3020
はHSYNC信号でクリアされ、次のラインの主走査ア
ドレスの計数を開始する。
【0059】図9に示すように、CCD210の受光部
210−1、210−2、210−3、210−4は所
定の距離を隔てて配置されているため、ラインディレイ
素子3010、3011、3012において、副走査方
向の空間的ずれを補正する。
【0060】具体的にはB信号に対して副走査方向で先
に原稿情報を読んだIR、R、Gの各信号を副走査方向
にライン遅延させB信号に合わせる。
【0061】3013、3014、3015は光量/濃
度変換部で、ルックアップテーブルROMにより構成さ
れ、R、G、Bの輝度信号がC、M、Yの濃度信号に変
換される。3016は公知のマスキング及びUCR回路
であり、詳しい説明は省略するが、入力されたY、M、
C3原色信号により、出力のためのY、M、C、Bkの
信号が各読み取り動作のたびに順次所定のビット長例え
ば8bitで出力される。
【0062】3は、原稿中の特定パターンの検出及び赤
外カットフィルタ検出を行う識別部である。
【0063】3018はCPU部であり、原稿読み取り
光学系の制御や原稿照明ランプ205のON−OFF制
御等のシーケンス制御や、副走査方向の画素区間信号V
SYNCを発生させる。また、識別部3からの判定結果
によりセレクタ3017を制御し読み取り信号の代わり
にポート出力をプリンタに出力し、特定原稿のコピー動
作を阻止する。
【0064】図17に各制御信号のタイミングを示す。
【0065】VSYNC信号は、副走査方向の画像有効
区間信号であり、“1”の区間において、画像読み取り
(スキャン)を行う順次(M)、(C)、(Y)、(B
k)の出力信号を形成する。VEは主走査方向の画像有
効区間信号であり、“1”の区間において主走査開始位
置のタイミングをとる。CLOCK信号は画素同期信号
であり、0→1の立ち上がりタイミングで画像データを
転送する。
【0066】次に本実施例で検出しようとする画像パタ
ーンに付いて図3で概説する。
【0067】図3に示すドーナッツ状のパターンが本実
施例で検出の対象とした特定マークである。ドーナッツ
状パターンは図3の様に赤外光を吸収しないAインクの
地肌中に赤外光を吸収するBインクを回転不変なドーナ
ッツ状に印刷したもので作られる。
【0068】この赤外吸収特性を示すBインクは赤外光
を透過するAインクに赤外吸収材を混入して作られる。
赤外吸収材としては図11に示す可視でほぼ透明で赤外
領域で光を吸収する特性を示す色材SIR159を用い
ている。
【0069】SIR159は可視領域ではグレーに近い
色味を持つので単純にAインクにSIR159を混ぜた
だけではBインクはAインクより暗くなる。
【0070】そのため、BインクはAインクより彩度の
高いインクに赤外吸収材SIR159を混入して作る。
【0071】このようにAインクとBインクは可視域で
はほとんど同色であるためにドーナッツ状のパターンは
人の目では識別不能であるが、赤外域におけるAインク
とBインクの反射特性の違いにより検出が可能となる。
【0072】図3に示すようにBインクで印刷されるド
ーナッツ部の線幅は250μmであり、Aインクで印刷
されるドーナッツの中央部の形も250μmであり、各
々400dpiの読み取り解像度で読めば、図示するご
とく約4画素の大きさとなる。
【0073】しかしAインクとBインクは異なるインク
で印刷されるため、印刷のレジストレーションのズレが
発生する。このレジストレーションのズレの量は場合に
より400dpiの読み取り解像度の一画素分に相当す
ることがある。
【0074】一画素の印刷ズレでBインクのみで印刷さ
れるドーナッツ部の線幅もAインクのみで印刷されるド
ーナッツの中央部も3画素の大きさになる。
【0075】さらに、読み取り時のデジタイジングの位
相と原稿の位相ズレがある場合原理的にそのズレは1画
素分の大きさに相当する。
【0076】これらの印刷時のズレと読み取り時のCC
Dとマークの位相ズレを考慮しても、4画素分の線幅の
マークで2画素分の有効読み取り領域は確保される。
【0077】よって本実施例ではマークを検出するため
に副走査方向に隣接する2画素からの平均値を用いるこ
とで読み取り時のノイズ成分を除去している。
【0078】〈マークの検出の概要〉以上説明してきた
ように、本実施例では可視でほぼ同色の2種類の赤外吸
収インクBと赤外透過インクAを用いてドーナッツ状に
塗り分けられた特定マークを検出するが、その検出方法
は以下の2つの特性を判定条件とする。
【0079】(1)可視の色信号の差異が少なく、赤外
の信号の差異が大きいこと。
【0080】(2)ドーナッツ状の形状をしているこ
と。
【0081】図4を用いて可視の色信号の差異と赤外の
信号の差異の検出の概要を説明する。
【0082】図4−AにエリアAで示す赤外透過インク
Aの地肌中にエリアBで示す赤外光吸収インクB(Se
curity Ink)で印刷されたドーナッツマーク
を示す。エリアAから検出される可視のR、G、Bの色
分解光量信号をRa、Ga、Baとし、赤外光量信号を
IRaとする。
【0083】同様にエリアBからの可視のR、G、Bの
色分解光量信号をRb、Gb、Bbとし、赤外信号をI
Rbとする。
【0084】ここで赤外透過吸収インクAに赤外吸収材
を混ぜて赤外吸収インクBを作ったと仮定する。図4−
Bに示すように、混ぜた赤外吸収材の赤外吸収率(Ab
sorbance)を定義すると、IRaとIRbの赤
外信号値の差△IRは次式で定義される。 △IR=IRa×(Absorbance)
【0085】これより、混入した赤外吸収材の赤外吸収
率は次式で表される。 (Absorbance)=△IR/IRa
【0086】この△IR/IRaは一般的にIR信号の
コントラストと呼ばれる。
【0087】すなわち、コントラストIRを求めること
でIRa、IRbの絶対値に依存しない赤外吸収率が求
められる。
【0088】同様にして、可視の色味の差異を求めるた
めに本実施例ではコントラストR、コントラストG、コ
ントラストBを次式で求める。R、G、Bのコントラス
トの計算に絶対値を用いるのはAインクとBインクでど
ちらの読み取り値が大きいかは一該に決まらないためで
ある。 コントラストR=|Ra−Rb|/Ra=△R/Ra コントラストG=|Ga−Gb|/Ga=△G/Ga コントラストB=|Ba−Bb|/Ba=△B/Ba コントラストIR=(IRa−IRb)/IRa=△I
R/IRa
【0089】ここで可視の色分解信号と赤外信号のコン
トラストを用いることで上記の判定条件の(1)である
可視の色信号の差異が少なく、赤外の信号の差異が大き
いことの判定が可能となる。
【0090】図4のエリアAとエリアBで可視の色信号
の差異が少ないとは可視の色分解信号のコントラストが
小さいことになる。また、赤外の信号の差異が大きいと
は赤外のコントラストが大きいことになる。尚、図5は
横軸は可視の色分解信号のコントラストを取り、縦軸に
赤外のコントラストを取ったものであるが、本実施例で
の特定マークは図5の縦軸に近接する領域にプロットさ
れる。
【0091】図5中でCBで示す45度の直線は赤外吸
収材としてカーボンブラックを用いた場合の特性を示
す。インクAにカーボンブラックを混入してインクBを
作ったとするとカーボンブラックは紫外から赤外の波長
領域に渡ってほぼ均一な光吸収特性を示すために、イン
クAとインクBのコントラストは可視も赤外もほぼ同じ
になり、図5では45度の特性を示す。すなわち、一般
の印刷物に広く用いられるカーボンブラックの影響を考
慮すると、斜線で示す領域は一般の印刷物で存在し得る
特性である。
【0092】斜線部がCBラインの上方にまで延びてい
るのは、一般の印刷物に存在する裏写りの特性による。
【0093】赤外情報は可視情報に比べて波長が長いた
めに紙の深部まで光が届く。その結果有る程度薄い紙で
は赤外光は紙の裏面まで到達し、そこに存在するカーボ
ンブラックで光が吸収され反射光が少なくなるという状
況が起こる。
【0094】この場合、可視光は紙の裏面まで到達しな
いのでカーボンブラックの影響は受けない。その結果、
可視情報のコントラストは小さく赤外情報のコントラス
トが大きいという状態が裏写りによって発生する。この
影響で、一般印刷物の特性は図5のCBラインの上方ま
で広がる。
【0095】なお、本実施例では、遠赤外カットフィル
タ231で赤外の読み取り波長を850nmに制限して
いるため、裏写りの影響を極力排除することが可能とな
っている。
【0096】本実施例では、特定マークの検出のために
CBラインの傾きの2倍の傾きの判定ラインを設定して
いる。
【0097】これは、可視のコントラストが有る程度大
きくても赤外のコントラストがそれ以上に大きければ特
定マークとして認識することを意味しており、これによ
りAインクとBインクで厳密に可視の色信号が等しく無
くとも赤外のコントラストを大きく取ることで特定マー
クを構成することが可能となる。
【0098】このように可視情報と赤外等の可視以外の
情報のコントラストの比率で特定マークを検出すること
で、印刷時のAインクとBインクの色味の差を有る程度
許容することが可能となり紙幣等の有価証券に特定マー
クを印刷する際の印刷物の歩留り向上が可能となる。
【0099】図5からもわかるように赤外のコントラス
トが低い領域では一般印刷物と特定マークの認識ライン
がクロスする領域が発生する。本実施例ではこの領域を
排除するために、赤外のコントラストの最小値を0.3
3と定義し、これ以下の赤外コントラストは特定マーク
として検出しない。
【0100】また、可視のコントラストを計算する際
に、AインクからのR、G、Bの読み取り信号の値で差
分信号△R、△G、△Bを割るが、R、G、Bの信号値
の絶対値が小さくなるとわり算で求めるコントラストの
誤差が大きくなる。
【0101】そのためRa、Ga、Baの各読み取り信
号のいずれかの絶対値が所定値以下の場合は、その色信
号に関してはコントラストは用いずに、AインクとBイ
ンクの差を用いて可視で同色の判定を行う。
【0102】本実施例では読み取り信号の最大レンジ
(255)の1/3を用いて、Ra、Ga、Baの内8
4レベル以下の読み取り信号値はBインクとの差が8レ
ベル以下であることを判定する。
【0103】さらに、Ra、Ga、Ba三色の読み取り
信号値のいずれもが所定値84レベル以下の黒に近いマ
ークを読み取った場合はコントラストによる評価が不可
能であるので判定の対象としない。
【0104】以上の判定条件を図6に図示する表に示
す。
【0105】ここで、条件1.はRa、Ga、Baの信
号値のいずれか一つは84レベルより大きい条件であ
り、条件2.は赤外のコントラストが0.33以上であ
る条件であり、条件3、4、5は各々R、G、Bの信号
値に基づく赤外コントラストを用いた判定条件である。
そして、これら1〜5までの条件全てを満たす場合に、
(1)の可視の色信号の差異が少なく、赤外の信号の差
異が大きいことが判定される。
【0106】〈赤外カットフィルタの検出の概要〉特定
マークの検出は可視の色信号及び、赤外信号により行う
が例えば、原稿台ガラスと原稿の間に赤外カットフィル
タが置かれた場合、原稿の赤外吸収特性の検出が困難に
なり誤判定を生ずる。
【0107】そのため、赤外カットフィルタによる妨害
対策として原稿上に置かれた赤外カットフィルタの検出
が必要となる。以下その方法を述べる。
【0108】まず図13の様な特性を有するほぼ透明な
赤外カットフィルタが原稿台ガラス上に置かれた時は、
可視の読み取り信号Ra、Ga、Baは赤外カットフィ
ルタによる影響を受けず、赤外信号IRaの信号レベル
は小さくなる。
【0109】また、一般の印刷物で赤外吸収特性を示す
赤外吸収材としてはカーボンブラックが広く用いられそ
れは色みを有する。又、本実施例で用いられるBインク
も、赤外吸収特性を示すが、赤外光を透過するAインク
に赤外吸収材を混入することで、Bインクは作られるの
でBインクも色みを有する。
【0110】一方、一般に白色系の色みを有するものは
赤外光に対して高い反射率を示す。
【0111】さらに、特定マークの印刷条件で特定マー
クはBインクが用いられ色みを有することから、可視で
色みを持たない白色であり、赤外吸収特性を有する場合
は原稿と原稿台の間に赤外カットフィルタが置かれてい
ると考えられる。
【0112】よって本実施例では、次の2つの条件から
赤外カットフィルタを検出する。
【0113】(1)可視の各色信号の差異が少なく、信
号レベルが大きい(白色検出)。
【0114】(2)赤外の信号が小さい。
【0115】(1)は、色みのない明るい原稿を読み取
ると可視のRa、Ga、Baの読み取り信号の値の差分
が小さくなり、Ra、Ga、Baの各読み取り信号のい
ずれかの絶対値が所定値以上となり白色の判定が可能と
なる。
【0116】具体的に本実施例では読み取り信号から、
Ra−Ga、Ra−Ba、Ga−Baの各絶対値の差が
20レベル以下であることを判定する。
【0117】さらに、Ra、Ga、Ba三色の読み取り
信号値のいずれかが所定値170レベル以上であること
を判定する。
【0118】さらに、IRaの読み取り信号値が所定値
100レベル以下であることを判定する。
【0119】以上の判定条件を図1に図示する表に示
す。
【0120】ここで、条件1.はRa、Ga、Baの信
号値のいずれか一つは170レベルより大きい条件であ
り、条件2、3、4は各々R、G、Bの信号値に基づく
Ra−Ga、Ra−Ba、Ga−Baの各絶対値の差が
20レベルより小さい条件であり、条件5はIRaの信
号値が100レベルより小さい条件である。そして、こ
れら1〜5までの条件全てを満たす場合に、 (1)可視の色信号の差異が少なく、信号が大きい(白
色検出) (2)赤外の信号が小さいことが判定される。
【0121】以下に具体的な判定回路を説明する。
【0122】〈特定マーク検出手段の説明〉図20に4
画素幅のドーナッツマークとそれを検出するために参照
する画素群を示す。本実施例では12画素×12画素サ
イズ(約750μm×750μm)のドーナッツマーク
を主走査16画素、副走査2ラインの範囲で特定ドーナ
ッツマークを判定する。
【0123】ここで、主走査方向にP0からP15まで
の番号をふったが、番号が少ないほど新しい読み取りデ
ータである。
【0124】また、副走査方向にライン0からライン1
の番号をふったが、番号が少ないほど新しい読み取りラ
インである。
【0125】CCDの画素の配列方向である主走査方向
には2ラインの情報を用いて1番〜10番までの番号を
ふった画素を参照する。そしてR、G、B、IRの読み
取り信号毎に各々隣接する2画素の平均値(1と2、3
と4、5と6、7と8、9と10)を求め、読み取り時
のノイズ成分を除去する。
【0126】この各平均値を求める回路と、図6の判定
条件に基づく判定部からなる識別部3の詳細を図18に
示す。
【0127】図18の3201はFIFOメモリで構成
されるR信号用の画像データライン遅延部であり、図1
7の主走査方向の画像有効区間信号VEのLOWレベル
の区間で書き込み/読みだしのアドレスポインタの初期
化が行われ、CLOCK信号で画素単位のデータの書き
込み/読みだしが行われる。
【0128】その結果、R信号は各FIFOメモリ32
01で1ライン分遅延される。
【0129】図16の認識部3に入力されるR信号を図
1のライン0とすると、FIFO3201からは1ライ
ン遅延したライン1に相当する信号が読み出される。
【0130】FIFOから同時に読み出される画像信号
と入力されるライン0の画像信号は、図1の主走査方向
上で同一位置の画素となる。
【0131】識別部3に入力される信号ライン0及びF
IFO3201は、それぞれ番号1、番号2の画素デー
タを出力し、演算器3207を介して番号1、2の画素
データの平均値R1が出力される。
【0132】さらに信号ライン0及びFIFO3201
の出力は、ラッチ群3202に次々と入力される。ラッ
チ群3202は7段のラッチで構成されており、前述の
CLOCK信号によりそれぞれ1画素ずつデータが遅延
する。よって、ラッチ群3202の途中から抽出される
番号3、番号4の画素データの平均値R3は、演算器3
208から出力され、ラッチ群3202から出力する番
号5の画素データと、ラッチ3203から出力する番号
6の画素データの平均値R5は、演算器3209から出
力され、ラッチ群3204から出力する番号7の画素デ
ータと、ラッチ3205から出力する番号8の画素デー
タの平均値R7は、演算器3210から出力され、ラッ
チ群3206から出力する番号9、番号10の画素デー
タの平均値R9は、演算器3211から出力され、これ
らの平均値は判定部3215に入力される。
【0133】回路3212〜3214は図中の波線で囲
んだ部分と同一構成でありG信号、B信号、IR信号に
ついても全く同様の処理を行う。よって、回路3212
からはG信号についての平均値G1、G3、G5、G
7、G9が、回路3213からはB信号についての平均
値B1、B3、B5、B7、B9が、回路3214から
はIR信号についての平均値IR1、IR3、IR5、
IR7、IR9がそれぞれ出力され、判定部3215に
入力されて特定マークの検出及び赤外カットフィルタの
検出を判定する。
【0134】判定部3215の動作を説明する前に、図
面を用いて特定マークの近傍の可視及び赤外の反射光に
ついて説明する。
【0135】図15に原稿からの可視及び赤外の反射光
の様子を示す。
【0136】図15は、図3の特定原稿認識パターンの
横断面で用紙2801上に赤外吸収インク2802を印
刷したものである。
【0137】ハロゲンランプ205からの入射光は赤外
吸収パターン部及びその周辺部で反射される。
【0138】図15(a−1)中、R1、G1、B1、
IR1、R2、G2、B2、IR2はおのおのその反射
光をR、G、B、IRのセンサで読み取り、A/D変
換、シェーディング補正、ラインディレイ処理された値
である。
【0139】この読み取り値はR、G、Bの可視情報に
関しては、図12のR、G、B各センサの特性と図13
の赤外カットフィルタの特性をかけあわせた分光特性で
読み取られる。
【0140】すなわちRは分光波長で590nm〜62
0nmの波長成分の光の量を表し、Gは分光波長で50
0nm〜580nmの波長成分の光の量を表し、Bは分
光波長で400nm〜480nmの波長成分の光の量を
表す。
【0141】IRの赤外情報に関しては、図12の斜線
部のR、Bをかけあわせた特性と図14に示す遠赤外カ
ットの特性をかけあわせた分光特性で読み取られる。
【0142】すなわちIRは分光波長で710nm〜8
50nmの波長成分の光の量を表す。
【0143】このR、G、B、IRの各波長範囲からの
光はシェーディング補正において図10の各波長でフラ
ットな反射率を有する標準白色板を用いてR、G、B、
IR独立に感度補正される。
【0144】本実施例では図10の標準白色板のような
フラットな分光特性を有する原稿に対してはR、G、
B、IRの各読み取り値は等しくなるように感度補正す
る。
【0145】図15(a−2)は(a−1)の赤外吸収
パターン及びその周辺部からのR、G、B、IRのシェ
ーディング補正後の読み取り信号値を示す。
【0146】本実施例での特定パターンは赤外吸収パタ
ーン及びその周辺部は可視ではほぼ同じ色みを持ち、
R、G、Bの可視の信号値はほぼ等しくなる。
【0147】そして、赤外吸収パターン部からの赤外読
み取り信号IR2が赤外吸収パターンの可視情報R2、
G2、B2の最小値より小さくなるように、赤外吸収イ
ンクの赤外吸収物質の濃度は調整されている。
【0148】なお、特定原稿認識パターン部の可視の色
味は比較的彩度の高い色で構成されており、認識パター
ン部の可視の色分解信号R、G、Bの最小値は比較的小
さい値となる。
【0149】赤外吸収インクが上記の条件を満たさない
場合は、先述のIR読み取り信号に対するシェーディン
グ補正の補正ゲインを少なくすることで、検出の対象と
する赤外認識パターンからのIR2信号をR2、G2、
B2の最小値より小さくなるようにする。
【0150】図18に戻り、判定部3215の動作につ
いて、図1、図6の判定条件をふまえて説明する。
【0151】判定部3215は、図7に示す平均値算出
回路と図8に示す判定回路により構成される。図7中平
均値算出回路100は平均回路104及び平均回路10
5によって構成されている。平均回路104は、図18
の回路で得られた図3の領域AのR信号の平均値R1、
R5、R9を入力し平均値Raを出力する。また、平均
回路105は、図3の領域BのR信号の平均値R3、R
7を入力し平均値Rbを出力する。図7中の回路101
〜103の構成は回路100とまったく同一の構成で成
り立っている。従って、回路101からは、G信号の領
域Aの平均値Gaと領域Bの平均値Gbが、回路102
からは、B信号の領域Aの平均値Baと領域Bの平均値
Bbが、回路103からは、IR信号の領域Aの平均値
IRaと領域Bの平均値IRbがそれぞれ出力される。
【0152】これらの平均値は、図8、図21の判定回
路に入力される。図8で、回路1100〜1103は演
算回路であり、入力する2つの信号の差分の絶対値を算
出する。すなわち、回路1100〜1103の出力はそ
れぞれ図6に記してある△R、△G、△B、△IRに相
当する。判定ROM1107は信号IRaと信号△IR
を入力して演算値△IR/IRa及び△IR/IRa>
0.33の判定結果を出力する。判定結果は、△IR/
IRa>0.33のとき、1ビットの信号「1」を出力
し、そうでないときは「0」を出力する。
【0153】判定ROM1107の演算値△IR/IR
aは判定ROM1104〜1106に入力される。
【0154】判定ROM1104は、△IR/IRaと
Raと△Rを入力し判定を行い、判定結果が図6に示し
た条件3を満たせば1ビットの信号「1」を出力し、そ
うでないときは、信号「0」を出力する。また一方、入
力するRaがRa>84のとき1ビットの信号「1」を
出力し、そうでないときは信号「0」を出力する。判定
ROM1105〜1106についても同様の判定を行
い、それぞれの判定結果を出力する。1108はORゲ
ートであり、ORゲート1108の出力は図6の条件1
の判定結果に符号する。また1109はANDゲートで
あり、ANDゲート1109の出力MKは図6の条件1
〜5を全て満たしたときに1ビットの信号「1」を出力
し、すなわち特定マークが検出されたことを表す。
【0155】上記説明では、例えば、回路104に入力
するR1、R5、R9の3信号の平均値をもって信号R
aを導いたが、3信号の信号レベルが全て近似している
ことを判別する処理回路を追加し、近似していないとき
は特定マーク検出信号MKを無効とするような制御を行
えば判定精度は向上する。回路105についても同様で
あり、さらには回路101〜103についても同様の処
理を行うことが望ましい。
【0156】また上記平均値Ra、Ga、Ba、IRa
は図21の判定回路に入力する。図21中、判定ROM
2103は信号Ra、Ga、Baを入力していずれかの
値が(Ra、Ga、Ba)>170の判定結果を出力す
る。判定結果は、(Ra、Ga、Ba)>170のと
き、1ビットの信号「1」を出力し、そうでないときは
「0」を出力する。
【0157】回路2100〜2102は演算回路であ
り、入力する2つの信号の差分の絶対値を算出する。す
なわち、回路2100〜2102の出力はそれぞれ図1
に記してある△RG、△RB、△GBに相当する。判定
ROM2104は信号△RGを入力して△RG<20の
判定結果を出力する。判定結果は、△RG<20のと
き、1ビットの信号「1」を出力し、そうでないときは
「0」を出力する。
【0158】判定ROM2105〜2106についても
同様の判定を行い、それぞれの判定結果を出力する。
【0159】判定ROM2107は信号IRaを入力し
てIRa<100の判定結果を出力する。判定結果は、
IRa<100のとき、1ビットの信号「1」を出力
し、そうでないときは「0」を出力する。
【0160】2108はANDゲートであり、ANDゲ
ート2108の出力IRFは図1の条件1〜5を全て満
たしたときに1ビットの信号「1」を出力し、すなわち
赤外カットフィルタが検出されたことを表す。
【0161】判定結果MKは、第16図のラッチ302
2に入力される。ラッチ出力はCPU3018の入力ポ
ートP10に入力され、CPUは特定マークが検出され
たことを認識する。
【0162】また、判定結果IRFは、ラッチ3023
に入力される。ラッチ出力はCPU3018の入力ポー
トP11に入力され、CPUは赤外カットフィルタが検
出されたことを認識する。
【0163】CPUはコピーシーケンスの開始に先立
ち、出力ポートP9信号によってラッチ3022、30
23をクリアし、次のパターン検出の準備をする。
【0164】〈通常コピー動作と特定マーク、赤外カッ
トフィルタ判定時のコピー動作の説明〉以下に通常コピ
ー動作とそれに付随する特定マーク、赤外カットフィル
タ判定動作のCPUの制御動作を第19図により説明を
する。
【0165】オペレータがプラテン203に原稿204
を設置し、図示しない操作部よりコピー動作をスタート
させると、CPU3018は図示しないモータを制御
し、反射ミラー206を標準白色板211の下に移動さ
せる。
【0166】次に、ハロゲンランプ205を点灯し、標
準白色板211を照射し、シェーディング補正部300
6〜3009において、IR、R、G、B信号用のシェ
ーディングデータのサンプリングを行う。(ステップ
1) 次にポート出力P9を0にしてラッチ3022、302
3の出力を0にクリアし、P8出力を0にし、セレクタ
3017のA入力力を選択しマスキング、UCRされた
画像信号がプリンタに供給されるようにする。
【0167】その後P9出力を1にし、ラッチ302
2、3023のクリア動作を終了させる(ステップ
2)。
【0168】次に、プリンタ部でのM、C、Y、BKの
4色の画像記録動作に合わせて原稿の読み取り動作4回
を行い画像記録を行うとともに、特定マーク、赤外カッ
トフィルタの検知を行いその検知結果に応じて記録動作
の制御を行う。
【0169】まずマゼンタ記録用にCPUはマスキン
グ、UCR処理部にマゼンタ用の処理条件の設定をし光
学系を走査させプリンタにマゼンタの信号を与える、走
査終了後光学系を走査開始位置に戻す(ステップ3)。
【0170】原稿読み取り中にCPUは周期的にポート
10、11を読み、その入力が1か判定する。ここでP
10又はP11が1であった場合には、特定原稿がコピ
ーされつつあると判断してステップ7にてP0〜P7の
出力をFFHにし、P8出力を1にしてプリンタにFF
Hのベタ信号を出力し、これ以降の正常なコピー動作を
阻止し、特定原稿の偽造防止処理を行う。
【0171】同様にステップ4〜ステップ6でシアン、
イエロー、ブラックの記録制御てしが行われ、その間C
PUは定期的にP10又はP11の状態を調べ、1であ
った場合にはステップ7でベタのFFHデータをプリン
タに出力する。
【0172】もしシアン記録中にP11=1を検出した
場合には、マゼンタは通常のコピー動作が行われるが、
シアン、イエロー、ブラックの各記録は全てFFHのベ
タで記録される。
【0173】(実施例2)上記実施例では赤外に吸収特
性を有する特定マーク、赤外カットフィルタの検出を説
明したが、以下、好ましい実施例に基づき、識別部3の
故障等、動作不良時にも原稿複写を禁止する本発明の第
2実施例を説明する。
【0174】図2に本発明の第2の実施例の装置の外観
図を示す。
【0175】イメージスキャナ部201において、23
0は判定補助マークであり、本実施例で検出の対象とし
た特定マークに近似な特性を持つ印刷物である。
【0176】以上の装置のおおまかな動作についての説
明は第1実施例と同様であり省略する。
【0177】次に、第2の実施例のイメージスキャナ2
01について説明を行う。
【0178】図22に本実施例で特定原稿の特定マーク
と近似な特性を持つ赤外吸収材で印刷された判定補助マ
ーク230を示す。
【0179】判定補助マーク230を、本発明で検出し
ようとする画像パターン図3で概説する。
【0180】図3に示すドーナッツ状のパターンが本実
施例で検出の対象とした特定マークである。赤外光を吸
収しないAインクの地肌中に赤外光を吸収するBインク
を回転不変なドーナッツ状に印刷している。Bインクで
印刷されるドーナッツ部の線幅は250μmであり、A
インクで印刷されるドーナッツの中央部の形も250μ
mであり、判定補助マーク230のAインク、Bインク
で印刷される線幅と等しい。
【0181】判定補助マーク230と特定マークをイメ
ージスキャナ部201で読み取られた画像信号は等価に
なる。
【0182】本実施例では可視でほぼ同色の2種類の赤
外吸収インクBと赤外透過インクAを用いて平行に塗り
分けられた特定マークを検出し、本実施例1同様、識別
部3で判定することでその検出識別部3の故障時にも特
定原稿の複写を防止できる。
【0183】〈通常コピー動作と特定マーク、判定補助
マーク判定時のコピー動作の説明〉以下に通常コピー動
作とそれに付随する特定マーク、判定補助マーク判定動
作のCPUの制御動作を図23により説明をする。
【0184】オペレータがプラテン203に原稿204
を設置し、図示しない操作部よりコピー動作をスタート
させると、CPU3018は図示しないモータを制御
し、反射ミラー206を標準白色板211の下に移動さ
せる。
【0185】次に、ハロゲンランプ205を点灯し、標
準白色板211を照射し、シェーディング補正部300
6〜3009において、IR、R、G、B信号用のシェ
ーディングデータのサンプリングを行う(ステップ
1)。
【0186】次にポート出力P9を0にしてラッチ30
22、3023の出力を0にクリアし、P8出力を0に
し、セレクタ3017のA入力を選択しマスキング、U
CRされた画像信号がプリンタに供給されるようにす
る。
【0187】その後P9出力を1にし、ラッチ302
2、3023のクリア動作を終了させる(ステップ
2)。
【0188】次に、原稿の読み取り動作に先立ち図17
のHSYNCが立上がって、主走査方向、副走査方向の
画像有効区間信号VE及びVSYNCが立ち上がるまで
の間に判定補助マーク230を読み取り、判定補助マー
ク230読み取り後にCPUはポート10を読み、その
入力が1か判定する。
【0189】ここでP10が0であった場合には、特定
マーク検出に対して妨害行為及び動作不良が発生したと
判断し、これ以降の正常なコピー動作を阻止する(ステ
ップ3)。
【0190】又、CPUはポート10が1であった場合
には、P9出力を0にしてラッチ3022、3023の
出力を0にクリアする。
【0191】その後P9出力を1にし、ラッチ302
2、3023のクリア動作を終了させる(ステップ
4)。
【0192】次に、プリンタ部でのM、C、Y、BKの
4色の画像記録動作に合わせて原稿の読み取り動作4回
を行い画像記録を行うとともに、判定補助マーク23
0、特定マークの検知を行いその検知結果に応じて記録
操作の制御を行う。
【0193】まずマゼンタ記録用にCPUはマスキン
グ、UCR処理部にマゼンタ用の処理条件の設定し光学
系を走査させプリンタにマゼンタの信号を与える、走査
終了後光学系を走査開始位置に戻す(ステップ5)。
【0194】原稿読み取り中にCPUは周期的にポート
10、11を読み、その入力が1か判定する。ここでP
10又はP11が1であった場合には、特定原稿がコピ
ーされつつあると判断してステップ15にてP0〜P7
の出力をFFHにし、P8出力を1にしてプリンタにF
FHのベタ信号を出力し、これ以降の正常なコピー動作
を阻止し、特定原稿の偽造防止処理を行う。又この時
“コピー禁止”又は“故障あり”等の表示を不図示の表
示部に行ってもよい。
【0195】同様にステップ6〜ステップ14でシア
ン、イエロー、ブラックの原稿の読み取り動作に先立ち
判定補助マーク230を読み取り後にCPUはポート1
0の状態を調べ、0であった場合にはステップ15でベ
タのFFHデータをプリンタに出力する。ポート10の
状態が0であった場合には、記録制御が行われ、その間
CPUは定期的にP10又はP11の状態を調べ、1で
あった場合にはステップ15でベタのFFHデータをプ
リンタに出力する。
【0196】もしシアン記録前にP10=0を検出した
場合には、マゼンタは通常のコピー動作が行われるが、
シアン、イエロー、ブラックの各記録は全てFFHのベ
タで記録される。
【0197】〔他の実施例〕本発明は赤外の特定マーク
に限定されるものではなく紫外光に対して吸収もしくは
反射の特性を有するマークを検出する際にも適応され
る。
【0198】また、吸収特性、反射特性のみならず可視
以外の波長領域に蛍光特性を有するマークであっても、
その可視以外の読み取り信号に対して可視の読み取り信
号を比較すれば良い。
【0199】また、判定補助マークを画像読み取り範囲
外に設定したが、判定補助マークを原稿台ガラス上に設
け、判定補助マークのアドレスを記憶し画像読み取りと
同時に判定をすればよい。
【0200】また判定補助マークを、安価なたとえば赤
外吸収特性を持つカーボンブラックで印刷してもよく、
判定補助マークのアドレスを記憶し画像読み取りと同時
に判定をすればよい。
【0201】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像から検出される可視及び不可視情報によって、特定マ
ークの検出の妨害を判定し、さらに特定マークとほぼ同
一の特性を有する判定補助マークを設けることにより、
判定が常に正常に行われているか検出する事が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】赤外カットフィルタの判定条件を示す表。
【図2】カラー複写機の構成を示す図。
【図3】特定パターンの寸法を表す図。
【図4】特定パターン及びその周辺の赤外読取データの
差異を表す図。
【図5】特定マークと一般印刷物の、可視光読取データ
と赤外光読取データの特性を示す図。
【図6】特定マークの判定条件を示す表。
【図7】平均化回路を示す図。
【図8】特定マーク判定回路を示す図。
【図9】4ラインカラーセンサの構造を表す図。
【図10】標準白色板の分光反射率を表す図。
【図11】特定パターンの分光透過率を表す図。
【図12】本実施例における可視ラインセンサの分光感
度特性および赤外読取センサ用のフィルタ特性図。
【図13】赤外カットフィルタの特性図。
【図14】遠赤外カットフィルタの特性図。
【図15】原稿に対する赤外読み取り信号の状態を示す
図。
【図16】イメージスキャナの信号処理のブロック図。
【図17】画像制御信号のタイミング図。
【図18】識別部3の構成を示す図。
【図19】第1の実施例のCPUの制御フロー図。
【図20】特定パターン近傍の画素を表す図。
【図21】赤外カットフィルタ判定回路を示す図。
【図22】判定補助マークの寸法を表す図。
【図23】第2の実施例のCPUの制御フロー図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/387 9287−5L G06F 15/62 410 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の可視情報及び不可視情報を扱い、 前記画像上の第1の領域及び第2の領域の不可視の読み
    取り情報と、前記第1の領域及び前記第2の領域の可視
    の読み取り情報の相関関係により第1の特定情報を識別
    する第1の識別手段を有した画像処理装置において、 前記第1の領域の可視の読み取り情報と、前記第1の領
    域の不可視の読み取り情報の相関関係から、第2の特定
    情報を識別する第2の識別手段、 前記2つの識別手段の結果から画像処理を制御する制御
    手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像の可視の情報と不可視の情報を扱
    い、 前記画像上の第1の領域及び第2の領域の不可視の読み
    取り情報と、前記第1の領域及び第2の領域の可視の読
    み取り情報の相関関係により第1の特定情報を識別する
    画像処理装置において、 前記特定情報と近似な特性を有する第2の特定情報を検
    出する検出手段、 前記検出手段の結果に応じて画像処理装置を制御する制
    御手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の特定情報は、前記画像処理装
    置に設わっていることを特徴とする請求項2記載の画像
    処理装置。
JP5264916A 1993-10-22 1993-10-22 画像処理装置 Withdrawn JPH07123252A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009134383A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Sony Corp 画像処理装置および方法、並びにプログラム
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