JPH0712737Y2 - 玉軸受の密封装置 - Google Patents
玉軸受の密封装置Info
- Publication number
- JPH0712737Y2 JPH0712737Y2 JP6309687U JP6309687U JPH0712737Y2 JP H0712737 Y2 JPH0712737 Y2 JP H0712737Y2 JP 6309687 U JP6309687 U JP 6309687U JP 6309687 U JP6309687 U JP 6309687U JP H0712737 Y2 JPH0712737 Y2 JP H0712737Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling element
- spherical rolling
- ring
- seal
- seal lip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、2つの軌道輪のうちの少なくとも一方の軌道
輪にカウンタボアを備え、この軌道輪がその正面側から
背面側に向かって軸方向に移動する構成の玉軸受に用い
る密封装置に関する。
輪にカウンタボアを備え、この軌道輪がその正面側から
背面側に向かって軸方向に移動する構成の玉軸受に用い
る密封装置に関する。
<従来の技術> 前述のタイプの玉軸受としてはカウンタボア玉軸受やク
ラッチレリーズ用自動調心玉軸受が知られている。この
種の軸受に備える密封装置は、特殊なものでなく、一般
的な軸受に用いるそれと同様のものである。
ラッチレリーズ用自動調心玉軸受が知られている。この
種の軸受に備える密封装置は、特殊なものでなく、一般
的な軸受に用いるそれと同様のものである。
ここでは、接触形の密封装置の1例についてカウンタボ
ア玉軸受に装着したものを第3図に示して説明する。
ア玉軸受に装着したものを第3図に示して説明する。
図において、符号1はカウンタボア2を有する外輪、符
号3は軌道面に凹溝4を有する内輪、符号5は球状転動
体、符号6は保持器、符号7は密封装置をそれぞれ示し
ている。
号3は軌道面に凹溝4を有する内輪、符号5は球状転動
体、符号6は保持器、符号7は密封装置をそれぞれ示し
ている。
密封装置7は、環状の芯金よりなるシール環体8と、こ
のシール環体8の内周縁に形成された断面ほぼ『V』字
形状のシールリップ9とを備えている。
のシール環体8の内周縁に形成された断面ほぼ『V』字
形状のシールリップ9とを備えている。
このシール環体8の外周縁は、シールリップ9が内輪3
の軌道面に対して軽く当接する状態に、外輪1の正面1a
側の軌道面肩部に形成の周段部10に取り付けられてい
る。
の軌道面に対して軽く当接する状態に、外輪1の正面1a
側の軌道面肩部に形成の周段部10に取り付けられてい
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような構成を有する従来例の場合に
は、次のような問題点がある。
は、次のような問題点がある。
一般的に、カウンタボア玉軸受では、それを所定の場所
に実装していない状態において、外輪1をその正面1a側
から背面1b側に向かって軸方向に移動できるようになっ
ている。
に実装していない状態において、外輪1をその正面1a側
から背面1b側に向かって軸方向に移動できるようになっ
ている。
そこで、外輪1が軸方向に変位したときには球状転動体
5ががたつく状態になるとともに、シール環体8がこの
外輪1とともに軸方向に変位するので、シール環体8の
シールリップ9ががたつく状態にある球状転動体5に当
接して、シールリップ9が球状転動体5と内輪3の凹溝
4との間に食い込んでしまうことがある。
5ががたつく状態になるとともに、シール環体8がこの
外輪1とともに軸方向に変位するので、シール環体8の
シールリップ9ががたつく状態にある球状転動体5に当
接して、シールリップ9が球状転動体5と内輪3の凹溝
4との間に食い込んでしまうことがある。
こうなると、シールリップ9が破損して、軸受の密封効
果が著しく低下するおそれがある。
果が著しく低下するおそれがある。
本考案はこのような事情に鑑みて創案されたもので、一
方の軌道輪とともにシール環体が軸方向に変位したとき
において他方の軌道輪と球状転動体との間へシールリッ
プが食い込むことを阻止することを目的としている。
方の軌道輪とともにシール環体が軸方向に変位したとき
において他方の軌道輪と球状転動体との間へシールリッ
プが食い込むことを阻止することを目的としている。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案はこのような目的を達成するために、次のような
構成をとる。
構成をとる。
即ち、本考案にかかる玉軸受の密封装置は、 2つの軌道輪のうちの少なくとも一方の軌道輪にカウン
タボアを備え、この軌道輪がその正面側から背面側に向
かって軸方向に移動する構成の玉軸受に用いるものであ
って、 前記一方の軌道輪の正面側に取り付けられ、この軌道輪
に同心状に配される他方の軌道輪側に向かって延在する
シール環体と、 このシール環体の前記他方の軌道輪側の端部に設けら
れ、前記両軌道輪間に配される球状転動体側に向かって
突出して前記他方の軌道輪の軌道面に接触または非接触
状態となるシールリップと、 前記シール環体の内側面において前記両軌道輪間の径方
向のほぼ中間位置に前記球状転動体側に向かって突出す
る状態に設けられた凸部 とを備え、 前記凸部と前記球状転動体の表面において軸方向でこの
凸部に対向する部分との間の間隔が、前記シールリップ
と前記球状転動体の表面において軸方向で前記シールリ
ップに対向する部分との間の間隔よりも小さく設定され
ていることに特徴を有するものである。
タボアを備え、この軌道輪がその正面側から背面側に向
かって軸方向に移動する構成の玉軸受に用いるものであ
って、 前記一方の軌道輪の正面側に取り付けられ、この軌道輪
に同心状に配される他方の軌道輪側に向かって延在する
シール環体と、 このシール環体の前記他方の軌道輪側の端部に設けら
れ、前記両軌道輪間に配される球状転動体側に向かって
突出して前記他方の軌道輪の軌道面に接触または非接触
状態となるシールリップと、 前記シール環体の内側面において前記両軌道輪間の径方
向のほぼ中間位置に前記球状転動体側に向かって突出す
る状態に設けられた凸部 とを備え、 前記凸部と前記球状転動体の表面において軸方向でこの
凸部に対向する部分との間の間隔が、前記シールリップ
と前記球状転動体の表面において軸方向で前記シールリ
ップに対向する部分との間の間隔よりも小さく設定され
ていることに特徴を有するものである。
〈作用〉 本考案の構成による作用は次のとおりである。
例えば人為的に一方の軌道輪を軸方向に変位させた場
合、この軌道輪に取り付けられているシール環体がこの
軌道輪とともに変位するが、このシール環体の凸部がシ
ールリップよりも先に球状転動体に当接するため、球状
転動体にシールリップが当接しなくなる。
合、この軌道輪に取り付けられているシール環体がこの
軌道輪とともに変位するが、このシール環体の凸部がシ
ールリップよりも先に球状転動体に当接するため、球状
転動体にシールリップが当接しなくなる。
この状態において前記一方の軌道輪をさらに変位させて
も、がたつく状態にある球状転動体が前記凸部によって
押されて変位するから、球状転動体とシールリップとの
非接触状態が保たれる。
も、がたつく状態にある球状転動体が前記凸部によって
押されて変位するから、球状転動体とシールリップとの
非接触状態が保たれる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図にはカウンタボア玉軸受に密封装置を装着した例
を示しており、同図において、第3図に付してある符号
と同一の符号は同一部品もしくは対応する部分を指す。
を示しており、同図において、第3図に付してある符号
と同一の符号は同一部品もしくは対応する部分を指す。
ここでは従来例と異なる構成についてのみ詳細に説明
し、従来例と同一の構成についての説明は省略する。
し、従来例と同一の構成についての説明は省略する。
シール環体8の径方向のほぼ中間位置には球状転動体5
側に向かって突出する環状の凸部11が形成されている。
側に向かって突出する環状の凸部11が形成されている。
この凸部11は弾性材よりなり、シールリップ9と一体的
に形成されている。
に形成されている。
この凸部11の突出量は、この凸部11と球状転動体5の表
面における前記凸部11との対向部分との間の間隔l1がシ
ールリップ9と球状転動体5の表面における前記シール
リップ9との対向部分との間の間隔l2よりも小さくなる
ように設定されている。
面における前記凸部11との対向部分との間の間隔l1がシ
ールリップ9と球状転動体5の表面における前記シール
リップ9との対向部分との間の間隔l2よりも小さくなる
ように設定されている。
このような状態に凸部11を設けてあるから、例えば人為
的に外輪1を図における右側に変位させた場合、外輪1
とともに変位するシール環体8の凸部11がシールリップ
9よりも先に球状転動体5に当接して、シールリップ9
が球状転動体5に当接しなくなる。
的に外輪1を図における右側に変位させた場合、外輪1
とともに変位するシール環体8の凸部11がシールリップ
9よりも先に球状転動体5に当接して、シールリップ9
が球状転動体5に当接しなくなる。
この状態において前記外輪1をさらに変位させても、凸
部11ががたつく状態にある球状転動体5を押して、球状
転動体5とシールリップ9との非接触状態を保つ。
部11ががたつく状態にある球状転動体5を押して、球状
転動体5とシールリップ9との非接触状態を保つ。
このように、外輪1が変位しても、シールリップ9と球
状転動体5とは非接触状態になるから、シールリップ9
が球状転動体5と内輪3の凹溝4との間に食い込むこと
は無い。
状転動体5とは非接触状態になるから、シールリップ9
が球状転動体5と内輪3の凹溝4との間に食い込むこと
は無い。
第2図にはクラッチレリーズ用自動調心玉軸受の密封装
置を装着した例を示しており、同図において第1図に付
してある符号と同一の符号は同一部品もしくは対応する
部分を指す。
置を装着した例を示しており、同図において第1図に付
してある符号と同一の符号は同一部品もしくは対応する
部分を指す。
このクラッチレリーズ用自動調心玉軸受の場合、内輪3
にもカウンタボア3aが設けられているとともに、シール
環体8を外輪1に外嵌して固定するための円筒部8aがシ
ール環体8に設けられている。
にもカウンタボア3aが設けられているとともに、シール
環体8を外輪1に外嵌して固定するための円筒部8aがシ
ール環体8に設けられている。
また、シールリップ9は、第1図に示す『V』字形状の
シールリップ9において軸受の中心側に傾斜して突出す
る部分だけで構成している。
シールリップ9において軸受の中心側に傾斜して突出す
る部分だけで構成している。
この場合にも、第1図の場合と同様に、外輪1が軸方向
に変位しても、凸部11が球状転動体5にシールリップ9
よりも先に当接して、シールリップ9が球状転動体5に
当接するのを阻止することができる。
に変位しても、凸部11が球状転動体5にシールリップ9
よりも先に当接して、シールリップ9が球状転動体5に
当接するのを阻止することができる。
なお、上記実施例においては凸部11を環状であるとして
説明してあるが、この凸部11を周方向に所定間隔おきに
設けて櫛歯状にしたものも本考案に含む。また、凸部11
をシールリップ9と一体的に形成しているとして説明し
てあるが、これに限定されず、例えばシール環体8の一
部を折り曲げて形成することも可能である。
説明してあるが、この凸部11を周方向に所定間隔おきに
設けて櫛歯状にしたものも本考案に含む。また、凸部11
をシールリップ9と一体的に形成しているとして説明し
てあるが、これに限定されず、例えばシール環体8の一
部を折り曲げて形成することも可能である。
〈考案の効果〉 本考案によれば次の効果が発揮される。
例えば一方の軌道輪がその正面側から背面側に向かって
軸方向に変位しても、外輪とともに変位するシール環体
の凸部がシールリップよりも先に球状転動体に当接し
て、球状転動体に対するシールリップの当接を阻止す
る。
軸方向に変位しても、外輪とともに変位するシール環体
の凸部がシールリップよりも先に球状転動体に当接し
て、球状転動体に対するシールリップの当接を阻止す
る。
よって、一方の軌道輪が変位したときでもシールリップ
と球状転動体とを非接触状態にさせているから、シール
リップが球状転動体と他方の軌道輪との間に食い込むこ
とは無い。
と球状転動体とを非接触状態にさせているから、シール
リップが球状転動体と他方の軌道輪との間に食い込むこ
とは無い。
第1図は本考案の一実施例にかかる玉軸受の密封装置を
示す半部縦断面図である。 第2図は本考案の他の実施例にかかる玉軸受の密封装置
を示す半部縦断面図である。 また、第3図は従来例にかかる玉軸受の密封装置を示す
半部縦断面図である。 1…外輪 1a…正面 2…カウンタボア 3…内輪 5…球状転動体 7…密封装置 8…シール環体 9…シールリップ 11…凸部。
示す半部縦断面図である。 第2図は本考案の他の実施例にかかる玉軸受の密封装置
を示す半部縦断面図である。 また、第3図は従来例にかかる玉軸受の密封装置を示す
半部縦断面図である。 1…外輪 1a…正面 2…カウンタボア 3…内輪 5…球状転動体 7…密封装置 8…シール環体 9…シールリップ 11…凸部。
Claims (1)
- 【請求項1】2つの軌道輪のうちの少なくとも一方の軌
道輪にカウンタボアを備え、この軌道輪がその正面側か
ら背面側に向かって軸方向に移動する構成の玉軸受に用
いる密封装置であって、 前記一方の軌道輪の正面側に取り付けられ、この軌道輪
に同心状に配される他方の軌道輪側に向かって延在する
シール環体と、 このシール環体の前記他方の軌道輪側の端部に設けら
れ、前記両軌道輪間に配される球状転動体側に向かって
突出して前記他方の軌道輪の軌道面に接触または非接触
状態となるシールリップと、 前記シール環体の内側面において前記両軌道輪間の径方
向のほぼ中間位置に前記球状転動体側に向かって突出す
る状態に設けられた凸部 とを備え、 前記凸部と前記球状転動体の表面において軸方向でこの
凸部に対向する部分との間の間隔が、前記シールリップ
と前記球状転動体の表面において軸方向で前記シールリ
ップに対向する部分との間の間隔よりも小さく設定され
ていることを特徴とする玉軸受の密封装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6309687U JPH0712737Y2 (ja) | 1987-04-24 | 1987-04-24 | 玉軸受の密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6309687U JPH0712737Y2 (ja) | 1987-04-24 | 1987-04-24 | 玉軸受の密封装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63170617U JPS63170617U (ja) | 1988-11-07 |
| JPH0712737Y2 true JPH0712737Y2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=30898000
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6309687U Expired - Lifetime JPH0712737Y2 (ja) | 1987-04-24 | 1987-04-24 | 玉軸受の密封装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0712737Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002264862A (ja) * | 2001-03-12 | 2002-09-18 | Motonobu Hattori | 自転車等の補助席取付構造 |
-
1987
- 1987-04-24 JP JP6309687U patent/JPH0712737Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002264862A (ja) * | 2001-03-12 | 2002-09-18 | Motonobu Hattori | 自転車等の補助席取付構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63170617U (ja) | 1988-11-07 |
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