JPH07138376A - ビーズ状粒子およびその製造方法 - Google Patents
ビーズ状粒子およびその製造方法Info
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- JPH07138376A JPH07138376A JP31423693A JP31423693A JPH07138376A JP H07138376 A JPH07138376 A JP H07138376A JP 31423693 A JP31423693 A JP 31423693A JP 31423693 A JP31423693 A JP 31423693A JP H07138376 A JPH07138376 A JP H07138376A
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- JP
- Japan
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- coagulant
- mmol
- particles
- polymer
- concentration
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビニル系重合体および/またはゴム変性ビニ
ル系重合体からなる重合体ラテックスを凝固して得られ
る0.5〜5mmのビーズ状粒子、およびその製造方法
を提供することを目的とする。 【構成】 重合体ラテックスを凝固して得られる粒子が
0.5〜5mmのビーズ状粒子を90重量%以上含有す
ることを特徴とするビーズ状粒子。重合体ラテックスを
特定の凝固温度、特定の凝固剤濃度および特定の撹拌速
度で凝固することを特徴とする上記のビーズ状粒子の製
造方法。
ル系重合体からなる重合体ラテックスを凝固して得られ
る0.5〜5mmのビーズ状粒子、およびその製造方法
を提供することを目的とする。 【構成】 重合体ラテックスを凝固して得られる粒子が
0.5〜5mmのビーズ状粒子を90重量%以上含有す
ることを特徴とするビーズ状粒子。重合体ラテックスを
特定の凝固温度、特定の凝固剤濃度および特定の撹拌速
度で凝固することを特徴とする上記のビーズ状粒子の製
造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乳化重合などで得られ
る重合体ラテックスから回収される重合体粒子およびそ
の製造方法に関し、さらに詳しくは、0.5〜5mmの
粒径の揃ったビーズ状粒子を90%以上含むビーズ状粒
子およびその製造方法に関する。
る重合体ラテックスから回収される重合体粒子およびそ
の製造方法に関し、さらに詳しくは、0.5〜5mmの
粒径の揃ったビーズ状粒子を90%以上含むビーズ状粒
子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乳化重合法で得られた重合体ラテ
ックスは、それに凝固剤を添加し、粉末状の重合体を得
ている。しかし、この方法で得た粉末は微粉を含むの
で、その後の脱水、乾燥、ペレット化において、その生
産性を低下させ、また粉舞いなどによる環境面での問題
がある。また、粉末状であるために成形品の成形材料と
しては扱いにくく、一旦、乾燥粉体とした後、ペレット
押出機にかけてペレット化し、成形加工する必要があっ
た。
ックスは、それに凝固剤を添加し、粉末状の重合体を得
ている。しかし、この方法で得た粉末は微粉を含むの
で、その後の脱水、乾燥、ペレット化において、その生
産性を低下させ、また粉舞いなどによる環境面での問題
がある。また、粉末状であるために成形品の成形材料と
しては扱いにくく、一旦、乾燥粉体とした後、ペレット
押出機にかけてペレット化し、成形加工する必要があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来技術
の背景になされたもので、重合体ラテックスから一旦ペ
レット化することなく直接成形加工に使用することが可
能なビーズ状(粒子径0.5〜5mm)の重合体粒子お
よびその製造方法を提供することにある。
の背景になされたもので、重合体ラテックスから一旦ペ
レット化することなく直接成形加工に使用することが可
能なビーズ状(粒子径0.5〜5mm)の重合体粒子お
よびその製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記した
課題を解決するため鋭意検討した結果、凝固工程におけ
る凝固温度、凝固剤濃度および撹拌翼先端速度を特定範
囲に限定することでその課題の解決を達成し、ビーズ状
粒子が得られることを見い出し、本発明を完成させたも
のである。
課題を解決するため鋭意検討した結果、凝固工程におけ
る凝固温度、凝固剤濃度および撹拌翼先端速度を特定範
囲に限定することでその課題の解決を達成し、ビーズ状
粒子が得られることを見い出し、本発明を完成させたも
のである。
【0005】本発明は、ビニル系重合体および/または
ゴム変性ビニル系重合体からなる重合体ラテックス
(A)から凝固して得られる粒子であって、その粒子径
が0.5〜5mmのビーズ状粒子を90重量%以上含有
することを特徴とするビーズ状粒子、ならびに重合体ラ
テックス(A)を下記の(イ)、(ロ)および(ハ)の
条件で水系において凝固してなる粒子径0.5〜5mm
のビーズ状粒子を90重量%以上含有するビーズ状粒子
の製造方法を提供する。 (イ)凝固温度 (Tm−20℃)≦凝固温度≦(Tm+30℃) ただし、Tmは回収される重合体の軟化点(℃) (ロ)凝固剤濃度 (a)凝固剤が塩の場合、カチオンの価数により以下の
ように定める。 1価の場合 C≦凝固剤濃度≦C+2000mmol/
l 2価の場合 C≦凝固剤濃度≦C+30mmol/l 3価の場合 C≦凝固剤濃度≦C+10mmol/l (b)凝固剤が酸の場合 C≦凝固剤濃度≦C+30mmol/l ただし、Cは凝析値(mmol/l) (ハ)撹拌速度 10≦撹拌翼先端速度≦300cm/S
ゴム変性ビニル系重合体からなる重合体ラテックス
(A)から凝固して得られる粒子であって、その粒子径
が0.5〜5mmのビーズ状粒子を90重量%以上含有
することを特徴とするビーズ状粒子、ならびに重合体ラ
テックス(A)を下記の(イ)、(ロ)および(ハ)の
条件で水系において凝固してなる粒子径0.5〜5mm
のビーズ状粒子を90重量%以上含有するビーズ状粒子
の製造方法を提供する。 (イ)凝固温度 (Tm−20℃)≦凝固温度≦(Tm+30℃) ただし、Tmは回収される重合体の軟化点(℃) (ロ)凝固剤濃度 (a)凝固剤が塩の場合、カチオンの価数により以下の
ように定める。 1価の場合 C≦凝固剤濃度≦C+2000mmol/
l 2価の場合 C≦凝固剤濃度≦C+30mmol/l 3価の場合 C≦凝固剤濃度≦C+10mmol/l (b)凝固剤が酸の場合 C≦凝固剤濃度≦C+30mmol/l ただし、Cは凝析値(mmol/l) (ハ)撹拌速度 10≦撹拌翼先端速度≦300cm/S
【0006】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明の(イ)、(ロ)で示されている軟化点(Tm)お
よび凝析値の求め方について、まず説明する。軟化点
(m)は、凝固に供される重合体ラテックスから重合体
をあらかじめ回収し、乾燥後の重合体を用いて、JIS
K7206の方法に従って、ビカット軟化点を測定
し、この値を本発明の軟化点(Tm)とする。凝析値
(C)は、凝固に供される重合体ラテックスと凝固に使
用される凝固剤を用いて、下記に示す方法で求めた。重
合体ラテックスを濃度が0.20%となるように水で希
釈する。この重合体ラテックス10ccを試験管にと
り、種々の濃度の凝固剤水溶液10ccを加え、よく混
合して30℃の恒温槽中に静置した。1時間後の沈殿生
成の有無を調べ、沈殿が生ずる最低濃度(混合後のミリ
モル/リットル)を凝析値とした。
発明の(イ)、(ロ)で示されている軟化点(Tm)お
よび凝析値の求め方について、まず説明する。軟化点
(m)は、凝固に供される重合体ラテックスから重合体
をあらかじめ回収し、乾燥後の重合体を用いて、JIS
K7206の方法に従って、ビカット軟化点を測定
し、この値を本発明の軟化点(Tm)とする。凝析値
(C)は、凝固に供される重合体ラテックスと凝固に使
用される凝固剤を用いて、下記に示す方法で求めた。重
合体ラテックスを濃度が0.20%となるように水で希
釈する。この重合体ラテックス10ccを試験管にと
り、種々の濃度の凝固剤水溶液10ccを加え、よく混
合して30℃の恒温槽中に静置した。1時間後の沈殿生
成の有無を調べ、沈殿が生ずる最低濃度(混合後のミリ
モル/リットル)を凝析値とした。
【0007】本発明の重合体ラテックス(A)は、ビニ
ル系重合体ラテックスおよび/またはゴム変性ビニル系
重合体ラテックスからなる。これらは、通常、乳化重合
によって得られる。ビニル系重合体ラテックスは、下記
に示すビニル系単量体またはそれと共重合可能な単量体
とを重合することで得られる。ゴム変性ビニル系重合体
ラテックスは、下記に示すゴム状重合体の存在下に、下
記に示すビニル系単量体またはそれと共重合可能な単量
体とを重合して得られる。
ル系重合体ラテックスおよび/またはゴム変性ビニル系
重合体ラテックスからなる。これらは、通常、乳化重合
によって得られる。ビニル系重合体ラテックスは、下記
に示すビニル系単量体またはそれと共重合可能な単量体
とを重合することで得られる。ゴム変性ビニル系重合体
ラテックスは、下記に示すゴム状重合体の存在下に、下
記に示すビニル系単量体またはそれと共重合可能な単量
体とを重合して得られる。
【0008】ビニル系単量体としては特に限定するもの
ではないが、例えば、アクリル酸、メタクリル酸などの
(メタ)アクリル酸;メチルアクリレート、エチルアク
リレート、ブチルアクリレートなどのアクリル酸アルキ
ルエステル系単量体;メチルメタクリレート、エチルメ
チクリレートなどのメタクリル酸アルキルエステル系単
量体;アクリロニトリル、メタアクリロニトリルなどの
ビニルシアン系単量体;スチレン、α−メチルスチレン
などの芳香族ビニル系単量体;塩化ビニル、臭化ビニル
などのハロゲン化ビニル系単量体など種々の単量体が挙
げられ、これらは2種以上を併用することもできる。好
ましいビニル系単量体としては、(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル、ビニルシアン系単量体、芳香族ビニル
系単量体であり、さらに好ましくは、(メタ)アクリル
酸アルキルエステル、ビニルシアン系単量体、芳香族ビ
ニル系単量体から選ばれた少なくとも2種である。
ではないが、例えば、アクリル酸、メタクリル酸などの
(メタ)アクリル酸;メチルアクリレート、エチルアク
リレート、ブチルアクリレートなどのアクリル酸アルキ
ルエステル系単量体;メチルメタクリレート、エチルメ
チクリレートなどのメタクリル酸アルキルエステル系単
量体;アクリロニトリル、メタアクリロニトリルなどの
ビニルシアン系単量体;スチレン、α−メチルスチレン
などの芳香族ビニル系単量体;塩化ビニル、臭化ビニル
などのハロゲン化ビニル系単量体など種々の単量体が挙
げられ、これらは2種以上を併用することもできる。好
ましいビニル系単量体としては、(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル、ビニルシアン系単量体、芳香族ビニル
系単量体であり、さらに好ましくは、(メタ)アクリル
酸アルキルエステル、ビニルシアン系単量体、芳香族ビ
ニル系単量体から選ばれた少なくとも2種である。
【0009】共重合可能な他の単量体としては、例え
ば、マレイミド、N−メチルマレイミド、N−フェニル
マレイミド、N−シクロヘキシルマレイミドなどのマレ
イミド系単量体が挙げられる。マレイミド系単量体を用
いると耐熱性が向上し、耐熱性の優れた重合体が得られ
る。
ば、マレイミド、N−メチルマレイミド、N−フェニル
マレイミド、N−シクロヘキシルマレイミドなどのマレ
イミド系単量体が挙げられる。マレイミド系単量体を用
いると耐熱性が向上し、耐熱性の優れた重合体が得られ
る。
【0010】ゴム状重合体としては、ポリブタジエン、
スチレン−ブタジエン系共重合体(スチレン含量5〜6
0重量%が好ましい。)、スチレン−イソプレン系共重
合体、アクリロニトリル−ブタジエン系共重合体、エチ
レン−α−オレフィン系共重合体、エチレン−α−オレ
フィン−ポリエン系共重合体、アクリル系ゴム、ブタジ
エン−アクリル系共重合体、ポリイソプレン、スチレン
−ブタジエンブロック共重合体、水素化ブタジエン系重
合体、エチレン系アイオノマー、シリコン系ゴムなどが
挙げられる。これらのゴム状重合体は1種または2種以
上で用いられる。好ましいゴム状重合体としては、ポリ
ブタジエン、スチレン−ブタジエン系共重合体、アクリ
ル系ゴム、シリコン系ゴム(特に不飽和基含有シリコン
系ゴムが好ましい。)が挙げられる。
スチレン−ブタジエン系共重合体(スチレン含量5〜6
0重量%が好ましい。)、スチレン−イソプレン系共重
合体、アクリロニトリル−ブタジエン系共重合体、エチ
レン−α−オレフィン系共重合体、エチレン−α−オレ
フィン−ポリエン系共重合体、アクリル系ゴム、ブタジ
エン−アクリル系共重合体、ポリイソプレン、スチレン
−ブタジエンブロック共重合体、水素化ブタジエン系重
合体、エチレン系アイオノマー、シリコン系ゴムなどが
挙げられる。これらのゴム状重合体は1種または2種以
上で用いられる。好ましいゴム状重合体としては、ポリ
ブタジエン、スチレン−ブタジエン系共重合体、アクリ
ル系ゴム、シリコン系ゴム(特に不飽和基含有シリコン
系ゴムが好ましい。)が挙げられる。
【0011】ゴム変性ビニル系重合体の製造に用いられ
る上記のゴム状重合体は、ラテックス状のものが用いら
れる。重合体ラテックス(A)の重合体としては、例え
ば、アクリル樹脂、ポリスチレン、スチレン−アクリロ
ニトリル共重合体など、およびABS樹脂、MBS樹
脂、AES樹脂、AAS樹脂などのゴム変性ビニル系重
合体などの樹脂状重合体が挙げられる。本発明の好まし
い重合体ラテックスは、上記に示したゴム変性ビニル系
重合体ラテックスである。このラテックスを用いると本
発明の目的とする効率が一段と発揮される。重合体ラテ
ックス(A)重合体中のゴム状重合体の含量は、好まし
くは60重量%以下、さらに好ましくは55重量%以
下、特に好ましくは50重量%以下である。その上、さ
らにゴム状重合体の含量が45重量%以下、就中40重
量%以下のものを用いると、本発明の目的・効果が一段
と発揮される。
る上記のゴム状重合体は、ラテックス状のものが用いら
れる。重合体ラテックス(A)の重合体としては、例え
ば、アクリル樹脂、ポリスチレン、スチレン−アクリロ
ニトリル共重合体など、およびABS樹脂、MBS樹
脂、AES樹脂、AAS樹脂などのゴム変性ビニル系重
合体などの樹脂状重合体が挙げられる。本発明の好まし
い重合体ラテックスは、上記に示したゴム変性ビニル系
重合体ラテックスである。このラテックスを用いると本
発明の目的とする効率が一段と発揮される。重合体ラテ
ックス(A)重合体中のゴム状重合体の含量は、好まし
くは60重量%以下、さらに好ましくは55重量%以
下、特に好ましくは50重量%以下である。その上、さ
らにゴム状重合体の含量が45重量%以下、就中40重
量%以下のものを用いると、本発明の目的・効果が一段
と発揮される。
【0012】本発明の凝固剤としては、通常、ラテック
スの凝固に用いられているものが使用でき、例えば、塩
酸および硫酸などの無機酸、酢酸および蟻酸などの有機
酸またはこれらの酸の金属塩であり、そのほかに高分子
凝集剤などを併用することもできる。上記の金属塩とし
ては、例えば塩化カルシウム、硝酸カルシウム、塩化ア
ルミニウム、硫酸アルミニウム、硫酸マグネシウムなど
が挙げられる。本発明においては、多価金属塩および無
機酸が好ましい。さらに好ましくは硫酸、塩化カルシウ
ム、硫酸マグネシウム、特に好ましくは塩化カルシウ
ム、硫酸マグネシウム、最も好ましくは塩化カルシウム
が挙げられる。上記の高分子凝集剤としては、例えばポ
リアクリルアミドが挙げられる。また、塩および酸は併
用して用いることもできる。
スの凝固に用いられているものが使用でき、例えば、塩
酸および硫酸などの無機酸、酢酸および蟻酸などの有機
酸またはこれらの酸の金属塩であり、そのほかに高分子
凝集剤などを併用することもできる。上記の金属塩とし
ては、例えば塩化カルシウム、硝酸カルシウム、塩化ア
ルミニウム、硫酸アルミニウム、硫酸マグネシウムなど
が挙げられる。本発明においては、多価金属塩および無
機酸が好ましい。さらに好ましくは硫酸、塩化カルシウ
ム、硫酸マグネシウム、特に好ましくは塩化カルシウ
ム、硫酸マグネシウム、最も好ましくは塩化カルシウム
が挙げられる。上記の高分子凝集剤としては、例えばポ
リアクリルアミドが挙げられる。また、塩および酸は併
用して用いることもできる。
【0013】本発明のビーズ状粒子の好ましい製造方法
は、下記の(イ)、(ロ)および(ハ)の条件範囲内
で、本発明のビーズ形状になる条件を適宜選択する条件
で重合体ラテックスを凝固する。(イ)の温度は、
“(Tm−20℃)≦凝固温度≦(Tm+30℃)”で
あり、好ましくは“(Tm−10)≦凝固温度≦(Tm
+10℃)”である。(軟化点−20℃)の温度を超え
て低い温度では微粉が生成し、一方、(軟化点+30
℃)の温度を超えて高い温度では凝固粒子が融着しやす
く、粗大粒子が発生したり、また凝固スラリー濃度を上
げられない。
は、下記の(イ)、(ロ)および(ハ)の条件範囲内
で、本発明のビーズ形状になる条件を適宜選択する条件
で重合体ラテックスを凝固する。(イ)の温度は、
“(Tm−20℃)≦凝固温度≦(Tm+30℃)”で
あり、好ましくは“(Tm−10)≦凝固温度≦(Tm
+10℃)”である。(軟化点−20℃)の温度を超え
て低い温度では微粉が生成し、一方、(軟化点+30
℃)の温度を超えて高い温度では凝固粒子が融着しやす
く、粗大粒子が発生したり、また凝固スラリー濃度を上
げられない。
【0014】(ロ)の凝固剤濃度は、 (a)凝固剤が塩の場合、カチオンの価数により1価の
場合はC≦凝固剤濃度≦C+2000mmol/l;2
価の場合はC≦凝固剤濃度≦C+30mmol/l;3
価の場合はC≦凝固剤濃度≦C+10mmol/lであ
り、好ましくは、1価の場合はC≦凝固剤濃度≦C+1
500mmol/l;2価の場合はC≦凝固剤濃度≦C
+20mmol/l;3価の場合はC≦凝固剤濃度≦C
+8mmol/lである。 (b)凝固剤が酸の場合 C≦凝固剤濃度≦C+30mmol/lであり、さらに
好ましくはC≦凝固剤濃度≦C+20mmol/lであ
る。C値未満では凝固が十分に起きず、未凝固が存在す
る。凝固剤濃度が上記の濃度を超える場合は、微粉が生
成する。
場合はC≦凝固剤濃度≦C+2000mmol/l;2
価の場合はC≦凝固剤濃度≦C+30mmol/l;3
価の場合はC≦凝固剤濃度≦C+10mmol/lであ
り、好ましくは、1価の場合はC≦凝固剤濃度≦C+1
500mmol/l;2価の場合はC≦凝固剤濃度≦C
+20mmol/l;3価の場合はC≦凝固剤濃度≦C
+8mmol/lである。 (b)凝固剤が酸の場合 C≦凝固剤濃度≦C+30mmol/lであり、さらに
好ましくはC≦凝固剤濃度≦C+20mmol/lであ
る。C値未満では凝固が十分に起きず、未凝固が存在す
る。凝固剤濃度が上記の濃度を超える場合は、微粉が生
成する。
【0015】さらに、1価、2価、3価の陽イオンを含
む凝固剤および酸の2種以上を混合して使用する場合の
好ましい凝固剤濃度は、下記の方法で求められる。1価
の陽イオンを含む凝固剤の凝析値をC1 (mmol/
l)、使用する濃度をA(mmol/l);2価の陽イ
オンを含む凝固剤の凝析値をC2 (mmol/l)、使
用する濃度をB(mmol/l);3価の陽イオンを含
む凝固剤の凝析値をC3 (mmol/l)、使用する濃
度をC(mmol/l);凝固剤が酸でその凝析値がC
4 (mmol/l)、使用する濃度をD(mmol/
l)のとき、凝固剤濃度は2価の凝固剤に換算した換算
凝固剤濃度CCONVで表わす。すなわち、 CCONV=A(C2 /C1 )+B+C(C2 /C3 )+D
(C2 /C4 ) この換算凝固剤濃度を使って、所定の割合に混合された
凝固剤の凝析値(CM)を求める。そして、この場合、
次の条件で凝固する。 CM ≦換算凝固剤濃度≦CM +30
む凝固剤および酸の2種以上を混合して使用する場合の
好ましい凝固剤濃度は、下記の方法で求められる。1価
の陽イオンを含む凝固剤の凝析値をC1 (mmol/
l)、使用する濃度をA(mmol/l);2価の陽イ
オンを含む凝固剤の凝析値をC2 (mmol/l)、使
用する濃度をB(mmol/l);3価の陽イオンを含
む凝固剤の凝析値をC3 (mmol/l)、使用する濃
度をC(mmol/l);凝固剤が酸でその凝析値がC
4 (mmol/l)、使用する濃度をD(mmol/
l)のとき、凝固剤濃度は2価の凝固剤に換算した換算
凝固剤濃度CCONVで表わす。すなわち、 CCONV=A(C2 /C1 )+B+C(C2 /C3 )+D
(C2 /C4 ) この換算凝固剤濃度を使って、所定の割合に混合された
凝固剤の凝析値(CM)を求める。そして、この場合、
次の条件で凝固する。 CM ≦換算凝固剤濃度≦CM +30
【0016】(ハ)撹拌速度は、撹拌翼先端の速度が1
0≦撹拌翼先端の速度≦300(cm/S)であり、好
ましくは30≦撹拌翼先端の速度≦250(cm/S)
である。撹拌翼先端速度が10cm/S未満であると混
合が不十分となり、粒径の揃った粒子は生成しない。ま
た、撹拌翼先端速度が300cm/Sを超える撹拌を行
なうと、0.5mm未満の粒子となってしまう。また、
撹拌翼先端速度の増減により、凝固粒子径をコントロー
ルすることができる。
0≦撹拌翼先端の速度≦300(cm/S)であり、好
ましくは30≦撹拌翼先端の速度≦250(cm/S)
である。撹拌翼先端速度が10cm/S未満であると混
合が不十分となり、粒径の揃った粒子は生成しない。ま
た、撹拌翼先端速度が300cm/Sを超える撹拌を行
なうと、0.5mm未満の粒子となってしまう。また、
撹拌翼先端速度の増減により、凝固粒子径をコントロー
ルすることができる。
【0017】また、凝固した粒子の機械的強度およびカ
サ密度などの粉体特性を改善するために加熱処理するこ
とができる。この加熱処理条件は、好ましくはTm≦処
理温度≦Tm+50、さらに好ましくはTm+10≦処
理温度≦Tm+40である。Tmより低いと加熱処理の
効果が小さく、カサ密度の増加、回収凝固粒子中の含水
率の低減の効果が現われない。Tm+50℃を超えると
凝固粒子同士が融着してかたまりとなり、安定運転がで
きない。また、スラリー濃度を上げられない。また、こ
の加熱処理時間は、好ましくは5分≦処理時間≦180
分、さらに好ましくは10分≦処理時間≦120分であ
る。5分より短いと加熱処理の効果が小さく、カサ密度
の増加、回収凝固粒子中の含水率の低減の効果が現われ
ない。180分を超えると樹脂の色相など物性を損なう
し、装置が大きくなり経済的でない。ここでいう加熱処
理時間は、連続運転では平均滞留時間のことである。
サ密度などの粉体特性を改善するために加熱処理するこ
とができる。この加熱処理条件は、好ましくはTm≦処
理温度≦Tm+50、さらに好ましくはTm+10≦処
理温度≦Tm+40である。Tmより低いと加熱処理の
効果が小さく、カサ密度の増加、回収凝固粒子中の含水
率の低減の効果が現われない。Tm+50℃を超えると
凝固粒子同士が融着してかたまりとなり、安定運転がで
きない。また、スラリー濃度を上げられない。また、こ
の加熱処理時間は、好ましくは5分≦処理時間≦180
分、さらに好ましくは10分≦処理時間≦120分であ
る。5分より短いと加熱処理の効果が小さく、カサ密度
の増加、回収凝固粒子中の含水率の低減の効果が現われ
ない。180分を超えると樹脂の色相など物性を損なう
し、装置が大きくなり経済的でない。ここでいう加熱処
理時間は、連続運転では平均滞留時間のことである。
【0018】重合体ラテックス(A)から水系で凝固し
て得られ、かつ平均粒子径が0.5〜5mmのビーズ状
粒子を90重量%以上含有するビーズ状粒子は新規であ
る。上記の平均粒子径は0.5〜5mm、好ましくは
0.7〜4mmである。粒子径が0.5mm未満である
と、粉体での問題点を有する。一方、5mmを超える
と、洗浄効率が低下して不純物の含有量が多くなる。そ
して、取扱性、作業性が低下する。上記の0.5〜5m
mのビーズ状粒子の含有量は90重量%以上である。含
有量が90重量%未満であると、本発明の目的が達成で
きない。上記の粒子径は、レーザ回折/散乱式粒度分布
測定装置を用いて測定した。ただし、粒子径が1mmを
超える粒子は画像解析により求めた。本発明のビーズ状
粒子は、粒度分布が狭いほど粒子が揃っているので、粒
度分布は狭い方がよい。下記の式で求められる広がりは
粒度分布を示す尺度であり、従って好ましい広がりは3
以下である。 広がり=(d90−d10)/d50
て得られ、かつ平均粒子径が0.5〜5mmのビーズ状
粒子を90重量%以上含有するビーズ状粒子は新規であ
る。上記の平均粒子径は0.5〜5mm、好ましくは
0.7〜4mmである。粒子径が0.5mm未満である
と、粉体での問題点を有する。一方、5mmを超える
と、洗浄効率が低下して不純物の含有量が多くなる。そ
して、取扱性、作業性が低下する。上記の0.5〜5m
mのビーズ状粒子の含有量は90重量%以上である。含
有量が90重量%未満であると、本発明の目的が達成で
きない。上記の粒子径は、レーザ回折/散乱式粒度分布
測定装置を用いて測定した。ただし、粒子径が1mmを
超える粒子は画像解析により求めた。本発明のビーズ状
粒子は、粒度分布が狭いほど粒子が揃っているので、粒
度分布は狭い方がよい。下記の式で求められる広がりは
粒度分布を示す尺度であり、従って好ましい広がりは3
以下である。 広がり=(d90−d10)/d50
【0019】本発明のビーズ状粒子の製造方法の一例を
示す。重合体ラテックスと凝固剤(水溶液)と必要に応
じて水のそれぞれを、連続的あるいは回分的に本発明の
(ロ)の条件になるように供給し、凝固スラリーを得
る。このそれぞれの成分の供給時および/または供給後
に、凝固スラリーを本発明の(イ)の凝固温度で加熱す
る。加熱中は本発明の(ハ)の撹拌速度になるよう撹拌
する。この加熱と撹拌により重合体粒子を凝集させ、本
発明のビーズ状粒子が生成する。ただし、上記の
(イ)、(ロ)、(ハ)および凝固温度は、本発明の形
状のビーズ状粒子が得られる条件を適宜選択する。そし
て、この撹拌に用いられる撹拌翼の形状は特に制限され
るものではなく、パドル翼、タービン翼、プロペラ翼、
ゲートタイプ翼など一般的に用いられる翼が使用でき
る。
示す。重合体ラテックスと凝固剤(水溶液)と必要に応
じて水のそれぞれを、連続的あるいは回分的に本発明の
(ロ)の条件になるように供給し、凝固スラリーを得
る。このそれぞれの成分の供給時および/または供給後
に、凝固スラリーを本発明の(イ)の凝固温度で加熱す
る。加熱中は本発明の(ハ)の撹拌速度になるよう撹拌
する。この加熱と撹拌により重合体粒子を凝集させ、本
発明のビーズ状粒子が生成する。ただし、上記の
(イ)、(ロ)、(ハ)および凝固温度は、本発明の形
状のビーズ状粒子が得られる条件を適宜選択する。そし
て、この撹拌に用いられる撹拌翼の形状は特に制限され
るものではなく、パドル翼、タービン翼、プロペラ翼、
ゲートタイプ翼など一般的に用いられる翼が使用でき
る。
【0020】本発明は、上記のビーズ状粒子を分離して
必要に応じて水洗、乾燥する。分離方法としては、例え
ば下記の方法が挙げられる。すなわち、遠心脱水機など
により、脱水洗浄および分離することができる。さら
に、流動乾燥機にて乾燥し、乾燥粒子として回収する。
これにより、従来、凝固粒子を押出機を用いてペレット
化し、そのペレットを用いて着色成型加工していたのに
対し、本発明のビーズ状粒子は成型機に直接フィードす
ることができ、ペレット化の工程を省くことが可能とな
る。本発明のビーズ状粒子をペレット化する場合におい
ても、従来の粉末に比べ、ペレット化工程での取扱性、
ペレットの生産性が一段と優れる。
必要に応じて水洗、乾燥する。分離方法としては、例え
ば下記の方法が挙げられる。すなわち、遠心脱水機など
により、脱水洗浄および分離することができる。さら
に、流動乾燥機にて乾燥し、乾燥粒子として回収する。
これにより、従来、凝固粒子を押出機を用いてペレット
化し、そのペレットを用いて着色成型加工していたのに
対し、本発明のビーズ状粒子は成型機に直接フィードす
ることができ、ペレット化の工程を省くことが可能とな
る。本発明のビーズ状粒子をペレット化する場合におい
ても、従来の粉末に比べ、ペレット化工程での取扱性、
ペレットの生産性が一段と優れる。
【0021】
【実施例】以下に実施例により本発明の方法を具体的に
説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものでは
ない。 実施例1 重合体ラテックスとして、ポリブタジエンゴムの存在
下、スチレン、メチルメタクリレート、アクリロニトリ
ルを乳化グラフト共重合したブタジエン20重量%、ス
チレン18重量%、アクリロニトリル5重量%、メチル
メタクリレート57重量%よりなるグラフト共重合体ラ
テックスを原料とした。このグラフト共重合体ラテック
スの固形分濃度は30重量%で、0.2重量%の塩化カ
ルシウム(凝固剤)水溶液を用いて測定された凝析値は
11mmol/l、ビカット軟化点は90℃であった。
凝固剤としては2重量%塩化カルシウム水溶液を使用し
た。内容積10リットルの撹拌機付き凝固槽に連続的
に、上記ラテックスを300ml/分、2重量%塩化カ
ルシウム水溶液を83.3ml/分、イオン交換水を6
16.7ml/分添加した。凝固槽内の凝固剤濃度は1
5mmol/lであった。凝固槽の温度はジャケット加
熱にて95℃にコントロールし、撹拌速度は撹拌翼先端
速度が100cm/Sとなるように撹拌した。連続的に
凝固を行なった凝固槽から連続的に排出される球状粒子
を遠心脱水機を用い、重合体成分の分離、水洗、脱水を
行ない、乾燥し、乾燥球状粒子を得た。結果を表1に示
す。
説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものでは
ない。 実施例1 重合体ラテックスとして、ポリブタジエンゴムの存在
下、スチレン、メチルメタクリレート、アクリロニトリ
ルを乳化グラフト共重合したブタジエン20重量%、ス
チレン18重量%、アクリロニトリル5重量%、メチル
メタクリレート57重量%よりなるグラフト共重合体ラ
テックスを原料とした。このグラフト共重合体ラテック
スの固形分濃度は30重量%で、0.2重量%の塩化カ
ルシウム(凝固剤)水溶液を用いて測定された凝析値は
11mmol/l、ビカット軟化点は90℃であった。
凝固剤としては2重量%塩化カルシウム水溶液を使用し
た。内容積10リットルの撹拌機付き凝固槽に連続的
に、上記ラテックスを300ml/分、2重量%塩化カ
ルシウム水溶液を83.3ml/分、イオン交換水を6
16.7ml/分添加した。凝固槽内の凝固剤濃度は1
5mmol/lであった。凝固槽の温度はジャケット加
熱にて95℃にコントロールし、撹拌速度は撹拌翼先端
速度が100cm/Sとなるように撹拌した。連続的に
凝固を行なった凝固槽から連続的に排出される球状粒子
を遠心脱水機を用い、重合体成分の分離、水洗、脱水を
行ない、乾燥し、乾燥球状粒子を得た。結果を表1に示
す。
【0022】実施例2 凝固槽内の凝固剤濃度が30mmol/lとなるよう
に、2重量%塩化カルシウム水溶液を166.5ml/
分、イオン交換水を533.5ml/分で実施した以外
は、実施例1と同様に実施した。結果を表1に示す。
に、2重量%塩化カルシウム水溶液を166.5ml/
分、イオン交換水を533.5ml/分で実施した以外
は、実施例1と同様に実施した。結果を表1に示す。
【0023】実施例3 凝固温度が110℃で実施した以外は、実施例1と同様
に実施した。結果を表1に示す。
に実施した。結果を表1に示す。
【0024】実施例4 撹拌速度が撹拌翼先端速度で200cm/Sで実施した
以外は、実施例1と同様に実施した。結果を表1に示
す。
以外は、実施例1と同様に実施した。結果を表1に示
す。
【0025】比較例1 凝固温度が60℃で実施した以外は、実施例1と同様に
実施した。結果を表1に示す。
実施した。結果を表1に示す。
【0026】比較例2 凝固温度が140℃で実施した以外は、実施例1と同様
に実施した。結果を表1に示す
に実施した。結果を表1に示す
【0027】比較例3 凝固槽内の凝固剤濃度が5mmol/lとなるように、
2重量%塩化カルシウム水溶液を27.8ml/分、イ
オン交換水を672.2ml/分で実施した以外は、実
施例1と同様に実施した。結果を表1に示す。
2重量%塩化カルシウム水溶液を27.8ml/分、イ
オン交換水を672.2ml/分で実施した以外は、実
施例1と同様に実施した。結果を表1に示す。
【0028】比較例4 凝固槽内の凝固剤濃度が60mmol/lとなるよう
に、2重量%塩化カルシウム水溶液を333ml/分、
イオン交換水を367ml/分で実施した以外は、実施
例1と同様に実施した。結果を表1に示す。
に、2重量%塩化カルシウム水溶液を333ml/分、
イオン交換水を367ml/分で実施した以外は、実施
例1と同様に実施した。結果を表1に示す。
【0029】比較例5 撹拌速度が撹拌翼先端速度で5cm/Sで実施した以外
は、実施例1と同様に実施した。結果を表1に示す。
は、実施例1と同様に実施した。結果を表1に示す。
【0030】比較例6 撹拌速度が撹拌翼先端速度で600cm/Sで実施した
以外は、実施例1と同様に実施した。結果を表1に示
す。
以外は、実施例1と同様に実施した。結果を表1に示
す。
【0031】実施例1〜4は0.5〜5mmの球状粒子
を90%以上含有する球状粒子が生成しており、本発明
の目的が達成されている。一方、比較例1は凝固温度が
本発明の範囲未満であり、微粉が多く、球状粒子は得ら
れなかった。比較例2は凝固温度が本発明の範囲を超え
た場合であり、重合体粒子の融着がはげしく、運転が不
能であった。比較例3は凝固剤濃度が本発明の範囲未満
であり、凝固がほとんど起こらなかった。比較例4は凝
固剤濃度が本発明の範囲を超えており、微粉が多く、球
状粒子は生成しなかった。比較例5は撹拌速度が本発明
の範囲未満であり、混合が不十分のため粗大粒子が生成
する。比較例6は撹拌速度が本発明の範囲を超えてお
り、粒子が均一ではあるが、目的とする粒径のものは得
られなかった。
を90%以上含有する球状粒子が生成しており、本発明
の目的が達成されている。一方、比較例1は凝固温度が
本発明の範囲未満であり、微粉が多く、球状粒子は得ら
れなかった。比較例2は凝固温度が本発明の範囲を超え
た場合であり、重合体粒子の融着がはげしく、運転が不
能であった。比較例3は凝固剤濃度が本発明の範囲未満
であり、凝固がほとんど起こらなかった。比較例4は凝
固剤濃度が本発明の範囲を超えており、微粉が多く、球
状粒子は生成しなかった。比較例5は撹拌速度が本発明
の範囲未満であり、混合が不十分のため粗大粒子が生成
する。比較例6は撹拌速度が本発明の範囲を超えてお
り、粒子が均一ではあるが、目的とする粒径のものは得
られなかった。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】従来、重合体ラテックスから重合体を回
収する方法として、一般には重合体ラテックスに凝固剤
を加え、重合体を凝集させ、これを加熱し、重合体粒子
を大きくし、これを分離機で分離し、粉末状の重合体を
得ていたが、微粉粒子を多く含んでいるため、色々な問
題が生じている。本発明は、微粉粒子のない0.5〜5
mmのビーズ状粒子を90重量%以上含有するビーズ状
の粒子を提供するものであり、この粒子を用いれば、ペ
レット化せずに直接成型機へフィードも可能となる。ま
た、このビーズ状粒子の製造方法は、従来一般に使用さ
れている凝固剤濃度より低く、かつ特定範囲の凝固剤濃
度、特定範囲の凝固温度および特定範囲の撹拌速度で、
かつその条件範囲内で本発明のビーズ形状の粒子が得ら
れる条件を選択する条件で凝固することで微粉粒子の発
生を抑え、0.5〜5mmの球状粒子を90重量%以上
含有するビーズ状粒子を得るものである。本発明のビー
ズ状粒子およびその製造方法は全く新規である。
収する方法として、一般には重合体ラテックスに凝固剤
を加え、重合体を凝集させ、これを加熱し、重合体粒子
を大きくし、これを分離機で分離し、粉末状の重合体を
得ていたが、微粉粒子を多く含んでいるため、色々な問
題が生じている。本発明は、微粉粒子のない0.5〜5
mmのビーズ状粒子を90重量%以上含有するビーズ状
の粒子を提供するものであり、この粒子を用いれば、ペ
レット化せずに直接成型機へフィードも可能となる。ま
た、このビーズ状粒子の製造方法は、従来一般に使用さ
れている凝固剤濃度より低く、かつ特定範囲の凝固剤濃
度、特定範囲の凝固温度および特定範囲の撹拌速度で、
かつその条件範囲内で本発明のビーズ形状の粒子が得ら
れる条件を選択する条件で凝固することで微粉粒子の発
生を抑え、0.5〜5mmの球状粒子を90重量%以上
含有するビーズ状粒子を得るものである。本発明のビー
ズ状粒子およびその製造方法は全く新規である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 貞三 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 ビニル系重合体および/またはゴム変性
ビニル系重合体からなる重合体ラテックス(A)から水
系で凝固して得られる粒子であって、その粒子径が0.
5〜5mmのビーズ状粒子を90重量%以上含有するこ
とを特徴とするビーズ状粒子。 - 【請求項2】 重合体ラテックス(A)を下記の条件で
水系において凝固することを特徴とする請求項1のビー
ズ状粒子の製造方法。 (イ)凝固温度 (Tm−20℃)≦凝固温度≦(Tm+30℃) ただし、Tmは回収される重合体の軟化点(℃) (ロ)凝固剤濃度 (a)凝固剤が塩の場合、カチオンの価数により以下の
ように定める。 1価の場合 C≦凝固剤濃度≦C+2000mmol/
l 2価の場合 C≦凝固剤濃度≦C+30mmol/l 3価の場合 C≦凝固剤濃度≦C+10mmol/l (b)凝固剤が酸の場合 C≦凝固剤濃度≦C+30mmol/l ただし、Cは凝析値(mmol/l) (ハ)撹拌速度 10≦撹拌翼先端速度≦300cm/S
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31423693A JPH07138376A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | ビーズ状粒子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31423693A JPH07138376A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | ビーズ状粒子およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07138376A true JPH07138376A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=18050930
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31423693A Pending JPH07138376A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | ビーズ状粒子およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07138376A (ja) |
-
1993
- 1993-11-19 JP JP31423693A patent/JPH07138376A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020212 |