JPH071428A - 積層セラミック部品の製造方法とその装置 - Google Patents

積層セラミック部品の製造方法とその装置

Info

Publication number
JPH071428A
JPH071428A JP13395093A JP13395093A JPH071428A JP H071428 A JPH071428 A JP H071428A JP 13395093 A JP13395093 A JP 13395093A JP 13395093 A JP13395093 A JP 13395093A JP H071428 A JPH071428 A JP H071428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
ceramic sheet
carrier film
cutting
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13395093A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoji Handa
喜代二 半田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marcon Electronics Co Ltd
Original Assignee
Marcon Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Marcon Electronics Co Ltd filed Critical Marcon Electronics Co Ltd
Priority to JP13395093A priority Critical patent/JPH071428A/ja
Publication of JPH071428A publication Critical patent/JPH071428A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 5〜20μm厚さのセラミックシートを使用
して、小型で高性能の積層セラミック部品を容易に製造
可能な製造方法とその装置を提供する。また、セラミッ
クシートの積層精度を向上して、部品の一層の小型化に
貢献する。 【構成】 キャリアフィルム1上にセラミックシート2
を形成し、内部電極となる導体パターンを印刷形成す
る。セラミックシート2を吸着手段7によって吸着した
状態で、切断手段8によって切断する。セラミックシー
ト2を吸着し、キャリアフィルム1を支持手段11の剥
離用支持部11aによって支持した状態で、剥離用支持
部11aを押圧する方向にキャリアフィルム1を引っ張
り、セラミックシート2をキャリアフィルム1から剥離
する。複数のセラミックシート2を積層し、熱圧着手段
10によって熱圧着してセラミック積層体を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック積層体を用
いた電子部品を製造する際のセラミックシートの製造方
法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、積層セラミックコンデンサ、積層
セラミックバリスタなどの積層セラミックバリスタなど
の積層セラミック電子部品は、一般的に、セラミックシ
ートを積層して構成されている。
【0003】そして、例えば、ある一つの製造方法にお
いては、図3に示すような装置を使用して積層セラミッ
ク部品を製造している。この製造方法においては、ま
ず、連続する帯状のキャリアフィルム1に、セラミック
粉末と樹脂及び溶剤からなるスラリーを塗布、乾燥した
上に、内部電極となる導体パターンを印刷形成したセラ
ミックシート2を、供給機構3によって送り出す。そし
て、送り出したキャリアフィルム1とその上に形成した
セラミックシート2を、搬送機構4と巻取機構5との組
み合わせによって剥離させる。すなわち、キャリアフィ
ルム1を巻取機構5によって巻き取りながら、セラミッ
クシート2のみを搬送機構4によって捕捉する形で支持
し、移動させる。続いて、セラミックシート2に形成し
た導体パターンのマークを、搬送機構4上に設けられた
マークセンサ6によって読み取ることにより、セラミッ
クシート2の切断位置を決定し、搬送機構4を停止す
る。
【0004】次に、吸着板7と切断刃8を備えた吸着・
切断機9によって、セラミックシート2を吸着すると共
に一定の大きさに切断する。この場合、吸着板7は多数
の真空吸着孔を有しており、切断刃8は吸着板7の周囲
に配置され、吸着板7に対して垂直移動可能に構成され
ている。また、吸着・切断機9全体が垂直移動及び水平
移動可能に構成されている。そして、このような吸着・
切断機9を下降させて、その吸着板7をセラミックシー
ト2に密着させ、吸着・切断機9内に備えた真空装置を
作動させて吸着板7にセラミックシート2を吸着固定
し、この状態で、切断刃8を下降させてセラミックシー
ト2を切断する。
【0005】この後、吸着・切断機9を、ヒータを内蔵
した金型を備えたプレス機10の上方に移動させて、プ
レス機10上の所定の位置に下降させ、真空装置による
吸着を停止することにより、吸着板7からセラミックシ
ート2の切断片を解放して、プレス機10上に配置す
る。これが、1層目のセラミックシートとなる。そし
て、以上のような一連の操作を繰り返すことによって、
2層目以降のセラミックシート2を積層し、所定の数の
セラミックシートを積層し、この積層セラミックシート
を、最終的にプレス機10で熱圧着することにより、セ
ラミック積層体を形成する。
【0006】また、別の製造方法として、キャリアフィ
ルム1から剥離する前にセラミックシート2に導体パタ
ーンを印刷形成する代わりに、セラミックシート2を、
キャリアフィルム1から剥離し、所定の大きさに切断し
た後に、このセラミックシート2の切断片上に導体パタ
ーンを印刷形成する方法もある。この方法においては、
導体パターンを印刷した後に、所定の数のセラミックシ
ート2を積層し、熱圧着してセラミック積層体を形成す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、特
に、積層セラミックコンデンサの分野では、体積当たり
の静電容量の増大及び部品の小型化が強く望まれてい
る。そのため、セラミックシート2の厚さをより薄くす
ることが要求されており、具体的には、5μm程度まで
薄くすることが望まれている。しかしながら、前述した
ような従来の積層セラミック部品の製造方法では、セラ
ミックシート2の厚さを薄くすることには限界がある。
すなわち、セラミックシート2の機械的強度は比較的低
いため、セラミックシート2の厚さが薄くなるとセラミ
ックシート2が脆くなり、キャリアフィルム1からセラ
ミックシート2を剥離する際や、吸着・切断機9によっ
て吸着する際などに、セラミックシート2に、しわ、破
れ、変形などが生じる可能性がある。そのため、一般的
に、セラミックシート2の厚さは約20μm以上に限定
されており、5μm程度までの薄膜化は困難である。ま
た、このような厚さ約20μm以上のセラミックシート
を使用して積層セラミックコンデンサを製造した場合、
焼結後の1層当たりの誘電体厚さは、約14μm以上と
なる。以上のように、従来の製造方法においては、セラ
ミックシート2の薄膜化に限界があるため、体積当たり
の静電容量の増大にも限界がある。
【0008】また、積層セラミックバリスタの分野にお
いても、制限電圧の低電圧化及び部品の小型化のために
セラミックシート2の厚さをより薄くすることが要求さ
れているが、以上のように、従来の製造方法では、セラ
ミックシートの薄膜化に限界があるため、制限電圧の低
電圧化にも限界がある。
【0009】さらに、これらの積層セラミック部品にお
いては、チップの寸法が、1.0mm×0.5mmとい
うような極小サイズの部品の実現が望まれているが、こ
の場合に要求される積層精度は、±10μm程度であ
る。しかしながら、前述の従来方法において得られる切
断位置精度は±50μm程度であり、それにより、積層
精度も±50μm程度となってしまうため、このような
積層精度の限界もまた、部品の小型化の障害となってい
る。
【0010】以上のように、従来の積層セラミック部品
の製造方法においては、セラミックシートの厚さが20
μm以上に限定されるため、市場が要求する部品性能や
小型化に対応することができず、また、積層精度が±5
0μm程度と低いことも、小型化の障害となっている。
【0011】本発明は、このような従来技術の問題点を
解決するために提案されたものであり、その目的は、5
〜20μm厚さのセラミックシートを使用して、小型で
高性能の積層セラミック部品を容易に製造可能な製造方
法とその装置を提供することである。また、セラミック
シートの積層精度を向上して、部品の一層の小型化に貢
献することも目的の一つである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の積層セ
ラミック部品の製造方法は、導体パターンを印刷形成し
たセラミックシートを積層し、熱圧着してセラミック積
層体を形成する積層セラミック部品の製造方法におい
て、キャリアフィルム上にセラミックシートを形成する
シート形成ステップと、導体パターンを印刷形成する印
刷形成ステップと、セラミックシートを切断する切断ス
テップと、セラミックシートをキャリアフィルムから剥
離する剥離ステップと、複数のセラミックシートを積層
する積層ステップと、積層セラミックシートを熱圧着し
てセラミック積層体を形成する熱圧着ステップとを有す
るものである。
【0013】まず、シート形成ステップにおいては、連
続する帯状のキャリアフィルムの第1の表面上に、セラ
ミック粉末と樹脂及び溶剤からなるスラリーを塗布、乾
燥してセラミックシートを形成する。また、印刷形成ス
テップにおいては、前記セラミックシートに内部電極と
なる導体パターンを印刷形成する。
【0014】そして、この請求項1の発明においては、
特に、切断ステップ及び剥離ステップに特徴を有する。
すなわち、切断ステップにおいては、前記キャリアフィ
ルム上の前記セラミックシートを、吸着手段によって吸
着した状態で、切断手段によってセラミックシートを切
断する。また、剥離ステップにおいては、前記キャリア
フィルムの第2の表面側に剥離用支持部を有する支持手
段を配置し、前記吸着手段によって前記セラミックシー
トを吸着し、かつ、前記支持手段の前記剥離用支持部に
よってキャリアフィルムをその第2表面側から支持した
状態で、剥離用支持部を押圧する方向にキャリアフィル
ムを引っ張り、セラミックシートをキャリアフィルムか
ら剥離する。
【0015】さらに、積層ステップにおいては、前記吸
着手段によって前記セラミックシートを吸着した状態
で、このセラミックシートを、吸着手段と共に、ヒータ
を内蔵した金型を備えた熱圧着手段上に移動させ、この
熱圧着手段上に配置した別のセラミックシート上に重ね
る。そして、この積層ステップを所定回数行うことによ
り、所定の数の前記セラミックシートを積層した後、最
終的に、熱圧着ステップにおいて、熱圧着手段によって
この積層セラミックシートを前記熱圧着手段によって熱
圧着して一体化し、セラミック積層体を形成する。
【0016】請求項2に記載の積層セラミック部品の製
造方法は、請求項1に記載の構成に加えて、前記セラミ
ックシートに印刷形成した導体パターンを画像処理手段
によって画像処理することによって切断位置を決定する
位置決定ステップをさらに有することを特徴としてい
る。
【0017】請求項3に記載の積層セラミック部品の製
造装置は、導体パターンを印刷形成したセラミックシー
トを積層し、熱圧着してセラミック積層体を形成する積
層セラミック部品の製造装置において、供給手段、搬送
手段、吸着手段、切断手段、支持手段、巻取手段、熱圧
着手段、及び移動手段を有するものである。
【0018】まず、供給手段は、連続する帯状のキャリ
アフィルムとその上に形成したセラミックシートを搬送
する手段であり、搬送手段は、前記セラミックシートを
前記キャリアフィルム付きの状態で搬送する手段であ
る。また、吸着手段は、前記キャリアフィルム上の前記
セラミックシートを吸着する手段であり、切断手段は、
前記吸着手段によって前記セラミックシートを吸着した
状態でこのセラミックシートを切断する手段である。
【0019】そして、この請求項3の発明においては、
特に、支持手段と巻取手段に特徴を有する。すなわち、
支持手段は、前記キャリアフィルムの表面を支持する剥
離用支持部を有する手段であり、巻取手段は、前記支持
手段の前記剥離用支持部を押圧する方向にキャリアフィ
ルムを引っ張るようにしてキャリアフィルムを巻き取る
手段である。
【0020】さらに、熱圧着手段は、ヒータを内蔵した
金型を備え、前記セラミックシートを所定の数積層した
後に、この積層セラミックシートを熱圧着して一体化
し、セラミック積層体を形成する手段であり、移動手段
は、前記吸着手段を、前記切断手段によってセラミック
シートを切断する切断位置と、前記熱圧着手段によって
セラミックシートを熱圧着する熱圧着位置に移動させる
手段である。
【0021】請求項4に記載の積層セラミック部品の製
造装置は、請求項3に記載の構成に加えて、前記セラミ
ックシートに印刷形成した導体パターンを画像処理する
画像処理手段をさらに有し、前記移動手段が、前記画像
処理手段による画像処理結果に応じて前記吸着手段を前
記切断位置に移動させるように構成されたことを特徴と
している。
【0022】
【作用】以上のような構成を有する本発明の方法とその
装置によれば、次のような作用が得られる。
【0023】すなわち、まず、セラミックシートの切断
ステップにおいては、セラミックシートをキャリアフィ
ルム付きの状態で吸着手段によって吸着し、この吸着状
態で切断するため、セラミックシートを薄くしても、セ
ラミックシート単体の状態で吸着する場合のように、セ
ラミックシートに、しわ、破れ、変形などが生じること
はない。そして、本発明においては、セラミックシート
をキャリアフィルム付きの状態で吸着し、この吸着状態
で切断した後、吸着状態を維持したままキャリアフィル
ムから剥離することに加えて、特に、この剥離ステップ
において、支持手段の剥離用支持部によってキャリアフ
ィルムを支持しながら、この剥離用支持部を押圧する方
向にキャリアフィルムを引っ張るため、剥離が困難な5
μm程度の厚さのセラミックシートでも、しわ、破れ、
変形などを生じることなく、容易に剥離できる。したが
って、5〜20μm厚さのセラミックシートを使用し
て、小型で高性能の積層セラミック部品を容易に製造す
ることができる。
【0024】また、セラミックシートに印刷形成された
導体パターンをCCDカメラなどの画像処理手段によっ
て画像処理し、この画像処理結果に応じて切断位置を決
定するように構成した場合には、切断位置精度を±10
μm以内にまで向上することができる。したがって、セ
ラミックシートの積層精度を向上して、部品の一層の小
型化に貢献することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明による積層セラミック部品の製
造方法とその装置の実施例について、図1及び図2を参
照して具体的に説明する。ここで、図1は、積層セラミ
ック部品の製造装置の一実施例を示す概略構成図であ
り、図2は、図1の装置を使用した製造方法における積
層・熱圧着ステップを説明する説明図である。
【0026】(1)実施例の構成 (1−1)積層セラミック部品の製造装置の構成 まず、図1に示す装置の構成を説明する。すなわち、キ
ャリアフィルム1とその上に形成したセラミックシート
2を送り出す供給機構(供給手段)3と、キャリアフィ
ルム1付きのセラミックシート2を搬送する搬送機構
(搬送手段)4、及びキャリアフィルム1のみを巻き取
る巻取機構(巻取手段)5が設けられている。すなわ
ち、本実施例の搬送機構4は、セラミックシート2のみ
を移動させる構成の図3に示す搬送機構4とは異なり、
セラミックシート2とキャリアフィルム1を、これらが
密着した状態のままで搬送するように構成されている。
【0027】また、巻取機構5は、鋭角端部(剥離用支
持部)11aを有する剥離台(支持手段)11と組み合
わせられている。この場合、剥離台11は、搬送機構4
によって搬送したキャリアフィルム1付きのセラミック
シート2を水平に支持するように配置されており、この
剥離台11の下方に巻取機構5が配置されている。そし
て、巻取機構5は、この巻取機構5によるキャリアフィ
ルム1の巻取方向が、水平面に対して、剥離台11の鋭
角端部11aの有する角度とほぼ等しい角度を成すよう
に配置されており、これによって、キャリアフィルム1
の巻き取り時には、キャリアフィルム1を剥離台11の
鋭角端部11aに沿って配設し、キャリアフィルム1に
よって鋭角端部11aを押圧する形でキャリアフィルム
1を引っ張るように構成されている。
【0028】一方、搬送機構4及び剥離台11の上部に
は、吸着板7と切断刃8を備えた吸着・切断機9が配置
されており、搬送機構4及び剥離台11の側方には、ヒ
ータを内蔵した金型を備えたプレス機(熱圧着手段)1
0が配置されている。吸着・切断機9の吸着板7は多数
の真空吸着孔を有しており、切断刃8は吸着板7の周囲
に配置され、吸着板7に対して垂直移動可能に構成され
ている。また、吸着・切断機9全体は、それ自体に設け
られた図示していない昇降機構によって、垂直移動可能
に構成されると共に、移動機構12によって水平移動可
能に構成され、搬送機構4及び剥離台11の上の切断位
置と、プレス機10の上のプレス位置(熱圧着位置)と
の間を移動するようになっている。
【0029】さらに、吸着・切断機9の上部には、CC
Dカメラ装置13が設けられ、移動機構によって、吸着
・切断機9と同様に水平移動可能に構成されている。こ
のCCDカメラ装置13は、セラミックシート2に印刷
形成した導体パターンを画像処理する画像処理手段であ
り、このCCDカメラ装置13による画像処理結果が、
制御装置14に送られるようになっている。制御装置1
4は、受け取った画像処理結果に応じて、吸着・切断機
9の切断位置を決定し、移動機構12を制御して、吸着
・切断機9を切断位置に移動させると共に、切断位置の
データを記憶するように構成されている。 (1−2)積層セラミックコンデンサの製造工程 図1に示す装置を使用して、実際に積層セラミックコン
デンサを製造した場合の製造工程について、以下に説明
する。
【0030】まず、セラミック誘電体粉末と樹脂バイン
ダ及び溶剤からなるスラリーを、ポリプロピレン製のキ
ャリアフィルム1上に塗布し、乾燥することによって、
厚さ10μmのセラミックシート2を形成した(シート
形成ステップ)。続いて、セラミックシート2の表面に
内部電極となる導体パターンを連続的に印刷形成し(印
刷形成ステップ)、これを円筒状に巻回し、図1の供給
機構3の位置にセットし、セラミックシート2を上に、
キャリアフィルム1を下にして、剥離台11上に配置し
た。
【0031】次に、セラミックシート2の導体パターン
をCCDカメラ装置13で画像処理することによって、
制御装置14により切断位置を決定し(位置決定ステッ
プ)、この制御装置14によって、移動機構12を制御
して、吸着・切断機9をその切断刃8が切断位置に位置
するように水平移動させ、続いて、吸着・切断機9全体
をその吸着板7がセラミックシート2に密着するように
垂直移動させた。この状態で、吸着・切断機9の真空装
置を作動させることにより、その吸着板7によってセラ
ミックシート2を吸着固定し、さらに、切断刃8を下降
させてセラミックシート2の肉厚分だけ切断刃8を食い
込ませ、セラミックシート2のみ切断した(切断ステッ
プ)。
【0032】この後、吸着・切断機9の吸着板7によっ
てセラミックシート2の切断片の吸着固定状態を維持し
たまま、移動機構12によって、吸着・切断機9とセラ
ミックシート2の切断片を水平に移動させると同時に、
巻取機構5によって、キャリアフィルム1を引っ張る形
で巻き取ることにより、キャリアフィルム1をセラミッ
クシート2から剥離した(剥離ステップ)。すなわち、
巻取機構5によるキャリアフィルム1の巻き取りによ
り、巻取機構5と剥離台11との配置関係から、キャリ
アフィルム1を、剥離台11の鋭角端部11aで支持す
ると同時に、鋭角端部11aに沿う形で、その角度に合
わせて斜め下方に引っ張ることができ、その結果、吸着
・切断機9の水平移動と合わせて、キャリアフィルム1
とセラミックシート2の切断片とを容易に剥離すること
ができた。
【0033】続いて、図2に示すように、キャリアフィ
ルム1から剥離したセラミックシート2の切断片を吸着
・切断機9の吸着板7によって吸着固定状態で維持した
まま、移動機構12によって、吸着・切断機9とセラミ
ックシート2の切断片をさらに水平に移動させて、プレ
ス機10の上のプレス位置に配置した。この場合、最初
の切断片については、図2に示すように、プレス機10
のヒータを備えた金型10a上に、導体パターンを印刷
していない所定の厚さのダミーセラミックシート15を
貼り付けた金属板16を設置し、金型10aを上昇させ
ながらそのヒータを加熱することにより、吸着・切断機
9に吸着されたセラミックシート2の切断片とダミーセ
ラミックシート15を積層・熱圧着して一体化した(積
層・熱圧着ステップ)後、吸着・切断機9の真空装置を
停止して、セラミックシート2の切断片の吸着を解除
し、この切断片をダミーセラミックシート15と共に金
属板16上に移動させた。また、2層目以降のセラミッ
クシート2については、以上のような、位置決定ステッ
プ、切断ステップ、剥離ステップ、及び積層・熱圧着ス
テップを同様に繰り返すことにより、所定の枚数のセラ
ミックシート2を金属板16上に積層した。そして、最
後に、導体パターンを印刷していない所定の厚さのダミ
ーセラミックシート15を積層し、熱圧着することによ
り、多数の内部電極を有するセラミック積層体を形成し
た。この後、既知の方法で、積層セラミックコンデンサ
を製造した。
【0034】(2)実施例の作用及び効果 以上のような製造工程のうち、切断ステップにおいて
は、セラミックシート2をキャリアフィルム1付きの状
態で吸着し、この吸着状態で切断したため、厚さ10μ
mと従来に比べて薄いセラミックシート2を使用しなが
らも、セラミックシート2に、しわ、破れ、変形などは
生じなかった。また、剥離ステップにおいては、剥離台
11の鋭角端部11aを利用して、セラミックシート2
からキャリアフィルム1を容易に剥離することができた
ため、やはり、セラミックシート2に、しわ、破れ、変
形などは生じなかった。さらに、位置決定ステップにお
いては、セラミックシート2の導体パターンをCCDカ
メラ装置13で画像処理することによって、制御装置1
4により切断位置を決定したため、切断位置精度を±1
0μm以内と、±50μm程度と低かった従来の切断位
置精度に比べて格段に向上することができ、それによっ
て、積層精度を±10μm以内にまで向上することがで
きた。
【0035】一方、以上のようにして製造した積層セラ
ミックコンデンサの焼結後の1層当たりの誘電体厚さ
は、約7μmであった。これは、前述したような従来の
製造方法において得られた積層セラミックコンデンサ
の、約14μm以上という焼結後の1層当たりの誘電体
厚さに比べて、半分以下である。したがって、本実施例
においては、従来の方法に比べて、積層セラミックコン
デンサの厚さを半分以下にすることができ、積層セラミ
ックコンデンサの体積当たりの静電容量の増大及び部品
の小型化に大きく貢献できる。
【0036】(3)他の実施例 なお、前記実施例においては、積層セラミックコンデン
サの製造工程を説明したが、本発明においては、例え
ば、図1に示す製造装置によって、前述した製造工程に
より、同様のセラミック積層体を形成し、このセラミッ
ク積層体を用いて、積層バリスタなどの他の積層セラミ
ック部品を製造することも可能である。また、本発明の
製造装置の具体的な構成は適宜変更可能であり、例え
ば、図1の剥離台11の剥離用支持部に相当する端部の
角度は鋭角に限らず、90°以上とすることも可能であ
る。また、剥離用の支持手段は、剥離台11に限らず、
例えば、棒状の支持手段を使用することなども可能であ
る。さらに、図1の製造装置においては、吸着手段と切
断手段とを合わせた吸着・切断機9を使用したが、個別
の手段を使用することも可能である。一方、本発明の製
造方法の各ステップの具体的な構成も、適宜変更可能で
ある。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明の製造方法とその
装置によれば、セラミックシートの切断ステップ及び剥
離ステップを改良し、また、剥離用の支持手段を設ける
ことにより、従来使用できなかった5〜20μm厚さの
セラミックシートを使用して、このセラミックシート
に、しわ、破れ、変形などを生じることなく、切断及び
剥離を容易に行うことができるため、小型で高性能の積
層セラミック部品を容易に製造することができる。特
に、セラミックシートに印刷形成された導体パターンを
CCDカメラ装置などの画像処理手段を使用して画像処
理し、この画像処理結果に応じて切断位置を決定するよ
うに構成した場合には、セラミックシートの切断位置精
度を向上することができるため、それによって、セラミ
ックシートの積層精度を向上して、部品の一層の小型化
に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による積層セラミック部品の製造装置の
一実施例を示す概略構成図。
【図2】図1の装置を使用した製造方法における積層・
熱圧着ステップを説明する説明図。
【図3】従来の積層セラミック部品の製造装置の一例を
示す概略構成図。
【符号の説明】
1…キャリアフィルム 2…セラミックシート 3…供給機構 4…搬送機構 5…巻取機構 6…マークセンサ 7…吸着板 8…切断刃 9…吸着・切断機 10…プレス機 10a…金型 11…剥離台 11a…鋭角端部 12…移動機構 13…CCDカメラ装置 14…制御装置 15…ダミーセラミックシート 16…金属板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 積層セラミック部品の製造方法とその
装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体パターンを印刷形成したセラミック
    シートを積層し、熱圧着してセラミック積層体を形成す
    る積層セラミック部品の製造方法において、 連続する帯状のキャリアフィルムの第1の表面上に、セ
    ラミック粉末と樹脂及び溶剤からなるスラリーを塗布、
    乾燥してセラミックシートを形成するシート形成ステッ
    プと、 前記セラミックシートに内部電極となる導体パターンを
    印刷形成する印刷形成ステップと、 前記キャリアフィルム上の前記セラミックシートを、吸
    着手段によって吸着した状態で、切断手段によってセラ
    ミックシートを切断する切断ステップと、 前記キャリアフィルムの第2の表面側に剥離用支持部を
    有する支持手段を配置し、前記吸着手段によって前記セ
    ラミックシートを吸着し、かつ、前記支持手段の前記剥
    離用支持部によってキャリアフィルムをその第2表面側
    から支持した状態で、剥離用支持部を押圧する方向にキ
    ャリアフィルムを引っ張り、キャリアフィルムをセラミ
    ックシートから剥離する剥離ステップと、 前記吸着手段によって前記セラミックシートを吸着した
    状態で、このセラミックシートを、吸着手段と共に、ヒ
    ータを内蔵した金型を備えた熱圧着手段上に移動させ、
    この熱圧着手段上に配置した別のセラミックシート上に
    重ねる積層ステップと、 前記積層ステップを所定回数行うことにより、所定の数
    の前記セラミックシートを積層した後、熱圧着手段によ
    ってこの積層セラミックシートを前記熱圧着手段によっ
    て熱圧着して一体化し、セラミック積層体を形成する熱
    圧着ステップとを有することを特徴とする積層セラミッ
    ク部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記セラミックシートに形成した導体パ
    ターンを画像処理手段によって画像処理することによっ
    て切断位置を決定する位置決定ステップをさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層セラミック部品
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 導体パターンを印刷形成したセラミック
    シートを積層し、熱圧着してセラミック積層体を形成す
    る積層セラミック部品の製造装置において、 連続する帯状のキャリアフィルムとその上に形成したセ
    ラミックシートを供給する供給手段と、 前記セラミックシートを前記キャリアフィルム付きの状
    態で搬送する搬送手段と、 前記搬送手段上の前記セラミックシートを吸着する吸着
    手段と、 前記吸着手段によって前記セラミックシートを吸着した
    状態でこのセラミックシートを切断する切断手段と、 前記キャリアフィルムの表面を支持する剥離用支持部を
    有する支持手段と、 前記支持手段の前記剥離用支持部を押圧する方向に前記
    キャリアフィルムを引っ張るようにしてキャリアフィル
    ムを巻き取る巻取手段と、 ヒータを内蔵した金型を備え、前記セラミックシートを
    所定の数積層した後に、この積層セラミックシートを熱
    圧着して一体化し、セラミック積層体を形成する熱圧着
    手段と、 前記吸着手段を、前記切断手段によってセラミックシー
    トを切断する切断位置と、前記熱圧着手段によってセラ
    ミックシートを熱圧着する熱圧着位置に移動させる移動
    手段とを有することを特徴とする積層セラミック部品の
    製造装置。
  4. 【請求項4】 前記セラミックシートに印刷形成した導
    体パターンを画像処理する画像処理手段をさらに有し、 前記移動手段が、前記画像処理手段による画像処理結果
    に応じて前記吸着手段を前記切断位置に移動させるよう
    に構成されたことを特徴とする請求項3に記載の積層セ
    ラミック部品の製造装置。
JP13395093A 1993-05-11 1993-05-11 積層セラミック部品の製造方法とその装置 Pending JPH071428A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13395093A JPH071428A (ja) 1993-05-11 1993-05-11 積層セラミック部品の製造方法とその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13395093A JPH071428A (ja) 1993-05-11 1993-05-11 積層セラミック部品の製造方法とその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH071428A true JPH071428A (ja) 1995-01-06

Family

ID=15116867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13395093A Pending JPH071428A (ja) 1993-05-11 1993-05-11 積層セラミック部品の製造方法とその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH071428A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5935358A (en) * 1998-04-17 1999-08-10 New Create Corporation Method of producing a laminate ceramic capacitor
JP2003068566A (ja) * 2001-08-23 2003-03-07 Seiken:Kk 積層セラミック部品の積層方法とその装置
JP2003089107A (ja) * 2001-09-17 2003-03-25 Murata Mfg Co Ltd 剥離装置
US7211164B2 (en) * 2003-05-13 2007-05-01 Murata Manufacturing Co., Ltd. Lamination apparatus for ceramic green sheet and lamination method
KR100844109B1 (ko) * 2007-02-15 2008-07-04 (주)케이엘테크코퍼레이션 라미네이터

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5935358A (en) * 1998-04-17 1999-08-10 New Create Corporation Method of producing a laminate ceramic capacitor
JP2003068566A (ja) * 2001-08-23 2003-03-07 Seiken:Kk 積層セラミック部品の積層方法とその装置
JP2003089107A (ja) * 2001-09-17 2003-03-25 Murata Mfg Co Ltd 剥離装置
US7211164B2 (en) * 2003-05-13 2007-05-01 Murata Manufacturing Co., Ltd. Lamination apparatus for ceramic green sheet and lamination method
KR100844109B1 (ko) * 2007-02-15 2008-07-04 (주)케이엘테크코퍼레이션 라미네이터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2504277B2 (ja) 積層型セラミック電子部品用セラミックグリ―ンシ―トの製造方法および装置
JPH02162710A (ja) 積層コンデンサの製造方法
US5261986A (en) Method of fabricating ceramic laminated electronic component
JP3740991B2 (ja) グリーンシート積層装置、グリーンシートの積層方法及び積層セラミック電子部品の製造方法
JPH0562860A (ja) 積層電子部品の製造方法
JPH071428A (ja) 積層セラミック部品の製造方法とその装置
JP3549009B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JP3506086B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JPH1071611A (ja) セラミックグリーンシート積層方法及び装置
JP3111232B2 (ja) セラミックグリーンシートの積層方法及び装置
JP2005123270A (ja) 積層セラミック部品の製造装置及びその製造方法
JP3417376B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法および製造装置
JPH0256802B2 (ja)
JP4780132B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造装置および製造方法
JPH06231996A (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JPH11277518A (ja) セラミックグリーンシート積層装置及び積層方法
JP2005259964A (ja) セラミック積層体の製造方法
JP4347858B2 (ja) セラミックグリーンシート積層体のプレス方法及びプレス装置
JPH0536568A (ja) 積層セラミツク電子部品の製造方法
JP5418063B2 (ja) 剥離装置
JPH0558216U (ja) 積層セラミック電子部品の積層装置
JPH06255880A (ja) セラミックグリーンシートのキャリアフィルム剥離方法及びその装置
JP4361542B2 (ja) ダイシングシートの貼付方法
JPH0590068A (ja) 積層セラミツクコンデンサの製造方法
JPH11300727A (ja) グリーンシートの製造方法及び電子部品