JPH07156268A - 鋼管のプラスチック被覆方法 - Google Patents

鋼管のプラスチック被覆方法

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JPH07156268A
JPH07156268A JP5311457A JP31145793A JPH07156268A JP H07156268 A JPH07156268 A JP H07156268A JP 5311457 A JP5311457 A JP 5311457A JP 31145793 A JP31145793 A JP 31145793A JP H07156268 A JPH07156268 A JP H07156268A
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JP
Japan
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steel pipe
primer
coating
adhesive
plastic sheet
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JP5311457A
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Akira Yamamoto
山本  明
Teruaki Ishizaki
昭明 石崎
Makoto Akiyama
誠 秋山
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】鋼管表面にプラスチックシートを被覆する方法
において、溶接ビード部分上とそれ以外の部分上の被覆
層の偏肉を小さくすることができるプラスチック被覆方
法の提供。 【構成】加熱した鋼管の外周表面に下記ののプライマ
ーを塗布した後にの接着剤を被覆し、次いで半溶融ま
たは軟化状態のプラスチックシートを鋼管に螺旋状に被
覆する鋼管のプラスチック被覆方法であって、プライマ
ー、接着剤およびプラスチックシートを鋼管に塗布する
際の鋼管温度を90〜120 ℃とする。 プライマーは、重量比で下記の硬化剤1に対して下記
の主剤を1.9 〜2.1 の割合で混合したものである。 主剤 :エポキシ樹脂 70 〜80重量%およびノボラック
型エポキシ樹脂19 〜21重量%を含有。 硬化剤:フェニルグリシジルエーテル。 接着剤 :無水マレイン酸の変性率が0.1 〜2.0 重量
%の接着性ポリエチレン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はUOE鋼管やスパイラル
鋼管等の耐食性の向上のためにプラスチックシートを被
覆する際に、一定の厚さでプラスチックシートを被覆す
ることができる方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】UOE鋼管やスパイラル鋼管等の大口径
の鋼管は天然ガスや石油等の天然資源を輸送したり、港
湾や河川地帯の構造物の杭として使用されるので、地中
から海水中まで、あるいは寒冷地方から熱帯地方に到る
まであらゆる場所において数十年単位の長期間の使用が
期待されている。
【0003】従来、それらの鋼管の耐食性を向上させる
ため予熱した鋼管にプライマーを塗布し、接着剤を被覆
し、次いで押出機から半溶融状態または軟化状態のプラ
スチックシートを螺旋状に被覆する方法が用いられてい
る。
【0004】ところが従来の方法では、プラスチックシ
ートを被覆した直後の鋼管をローラーによって搬送して
いる際に鋼管表面のビード部分(溶接継目部分)上に塗
布されたプラスチックシートが流動してビード部分上の
プラスチック被覆厚さがその他の部分上のプラスチック
被覆厚さに比べて薄くなるという欠点を有していた。
【0005】顧客の注文あるいはJIS 規格等では、被覆
層の最も薄い厚さを被覆の厚さと定義するので、ビード
部分以外の鋼管表面には、余分な厚さの被覆を施さねば
ならず、経済的に不利益であった。
【0006】そこで、ビード部分上の被覆厚さとビード
部分以外のそれとの差を減少させるための方法が開発さ
れた。例えば特公昭61−14930 号公報に記載されている
ようなプラスチックシートを被覆した直後の鋼管の外表
面と内表面を一度に冷却できるようなスプレーノズル等
を備えた冷却機構を使用する方法や、特公昭63−40657
号公報に記載されているようなビード部分の位置を検出
し、ビード部分に被覆すべき被覆層の厚さを鋼管のスキ
ュー回転速度を制御することによって一定の被覆厚さと
する方法がある。従来の方法は、上記のように鋼管の内
外表面を一度に冷却することができる装置や鋼管の回転
制御装置を使用しなければ効果を得ることができないも
のであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような特別な装置を使用しなくともプラスチックシー
ト被覆後の鋼管表面のビード部分上の被覆層の厚さとビ
ード部分以外のそれとの差を極めて僅かにすることがで
きる鋼管のプラスチックシート被覆方法の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、次の鋼
管のプラスチックシート被覆方法にある。
【0009】加熱した鋼管の外周表面にプライマーを塗
布した後に接着剤を被覆し、次いで半溶融または軟化状
態のプラスチックシートを鋼管に螺旋状に被覆する鋼管
のプラスチック被覆方法において、下記ののプライマ
ーおよびの接着剤を使用すること、ならびにプライマ
ー、接着剤およびプラスチックシートを鋼管に塗布する
際の鋼管温度を90〜120 ℃とすることを特徴とする鋼管
のプラスチック被覆方法。
【0010】プライマーは、重量比で下記の硬化剤1
に対して下記の主剤を1.9 〜2.1 の割合で混合したもの
である。
【0011】主剤 :エポキシ樹脂 70 〜80重量%およ
びノボラック型エポキシ樹脂19 〜21重量%を含有。
【0012】硬化剤:フェニルグリシジルエーテル。
【0013】接着剤 :無水マレイン酸の変性率が0.
1 〜2.0 重量%の接着性ポリエチレン。
【0014】上記の「プライマー」とは重量比で硬化剤
1に対して主剤が1.9 〜2.1 の割合で混合された液状の
ものであって、主剤はエポキシ樹脂およびノボラック型
エポキシ樹脂を上記の割合で含有している。また、主剤
にはエポキシ樹脂およびノボラック型エポキシ樹脂以外
にタレ防止剤と呼ばれる脂肪酸系アマイドが数%添加さ
れている。「エポキシ樹脂」とは、具体的にはビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂である。また、硬化剤は複素環
式ジアミン変性物としてフェニルグリシジルエーテルを
用いる。以下、このプライマーを便宜的に「本発明のプ
ライマー」と記すことがある。
【0015】「接着性ポリエチレン」とは、プラスチッ
クシートと鋼管表面を接着させるものであって、一般的
には変性ポリエチレンと呼ばれている。本発明方法に用
いる変性ポリエチレンは、変性ポリエチレン中の無水マ
レイン酸を0.1 〜2.0 %程度ドラフト変成させたもので
ある。以下、この接着性ポリエチレンを便宜的に「本発
明の接着性ポリエチレン」と記すことがある。
【0016】「プラスチックシート」は、従来、鋼管に
プラスチック被覆を行う際に用いられているポリエチレ
ンでよく、低密度(0.920g/cm3程度)、中密度(0.930g
/cm3程度)および高密度(0.950g/cm3程度)のいずれの
ポリエチレンでもよい。
【0017】本発明方法は、上述したプライマー、接着
性ポリエチレンおよびプラスチックシートを用いて鋼管
の被覆を行うものであり、それぞれの被覆を行う際の鋼
管温度を90〜120 ℃の範囲に保つのが特徴の一つであ
る。
【0018】
【作用】本発明者らは、前述したような鋼管のビード部
分の上とそれ以外の部分の被覆層の厚さの差の問題は、
従来用いられているプライマーの硬化、乾燥温度が高い
ことと、接着剤として用いられている接着性ポリエチレ
ンの接着強度が鋼管の加熱温度が低温の場合には低下す
ることのために生じることを確認した。
【0019】従来のプライマーでは、実操業における目
標時間である1分以内に硬化、乾燥を行うためには、塗
布の際の鋼管を130 〜200 ℃程度に加熱しなければなら
なかった。しかし、このような高温の鋼管に半溶融状態
であるプラスチックシートを被覆しても、プラスチック
シートは冷却されて固化するまでに時間を必要とするの
で、鋼管をローラーによって搬送している際に、鋼管の
表面より盛り上がっているビード部分上の半溶融状態の
プラスチックシートが流動し薄く引き延ばされて被覆層
の厚さが他の部分に比べて薄くなっていた。
【0020】本発明者らは、半溶融状態のプラスチック
シートを被覆する際の鋼管温度を低くすることができれ
ばプラスチックシートの固化時間を短くでき、被覆層の
厚さの差の発生を防ぐことができると考えた。
【0021】そこで、本発明者らは、従来の鋼管の加熱
温度(130 〜200 ℃)よりも低温度(90〜120 ℃)でも
実操業における目標時間である1分以内に硬化、乾燥を
行うことができる新たなプライマーを開発するととも
に、鋼管の加熱温度がその程度の低温であってもプライ
マーとプラスチックシートを従来と同程度、あるいはそ
れ以上に接着させる効果を有する新たな接着性ポリエチ
レンを開発した。そして、それらを使用することによっ
て、低温の鋼管にプラスチックシートを被覆することが
でき、ローラーによって鋼管を搬送している際にも、ビ
ード部分上のプラスチックシートが薄く引き延ばされな
い程度に固化させることができるようになり、前述の被
覆層の厚さの差の問題を防ぐことができた。
【0022】本発明方法に用いるプライマーと接着性ポ
リエチレンの組成と従来のそれらとの違いを次の表1に
示す。
【0023】
【表1】
【0024】1.プライマーの組成について 本発明のプライマーの組成と従来のそれを比較した場
合、主剤中のエポキシ樹脂およびノボラック型エポキシ
樹脂の割合ならびに硬化剤として用いた物質が相違して
いる。主剤中のエポキシ樹脂およびノボラック型エポキ
シ樹脂の割合を従来のものとは異なる割合としたのは、
主剤成分をこの割合とするプライマーは、鋼管に塗布し
た後に管温度が低温でも容易に硬化、乾燥するからであ
る。
【0025】硬化剤としては複素環式ジアミン変性物を
用いるのが一般的である。しかし従来のものは複素環式
ジアミン変性物としてブチルグリシジルエーテルを用い
ているのに対し、本発明方法ではフェニルグリシジルエ
ーテルを用いている。その理由は、フェニルグリシジル
エーテルを硬化剤として用いると、主剤と硬化剤を混合
した場合に二つの液が反応してプライマーを容易に硬化
させることができるからである。
【0026】本発明方法に用いるプライマーは、鋼管温
度が90〜120 ℃であっても硬化、乾燥するが、従来の組
成のものをこの温度の鋼管に塗布しても硬化、乾燥が不
十分でローラーによって搬送している時に塗膜剥離が発
生し、良好な下地処理ができない。
【0027】2.接着性ポリエチレンの組成について 接着性ポリエチレンは、プラスチックシートと鋼管表面
のプライマーを接着するものである。本発明方法に用い
る変性ポリエチレンは、低い鋼管温度での接着性を向上
させるためにポリエチレン中の無水マレイン酸を0.1 〜
2.0 重量%程度ドラフト変成させたものである。
【0028】次に本発明方法を図1を用いて説明する。
図1は、鋼管を回転させつつ矢印の方向に移送してプラ
スチックシートを被覆する工程を示したものである。
【0029】はじめに鋼管10に付着している油分や錆を
ショットとグリットの混合の研掃剤を用いるブラスト装
置1によって除去する。次にクロメートまたはリン酸塩
の塗布を化成処理装置2によって行う。次に誘導加熱方
式あるいは熱風バーナー方式の加熱装置3を用いて鋼管
を90〜120 ℃に加熱し、プライマーを10〜50μm の厚さ
にプライマー塗布装置4を用いて塗布し、その後加熱装
置5を用いて鋼管温度を90〜120 ℃に保ってプライマー
の硬化、乾燥を行う。プライマーを鋼管表面に塗布する
のは接着性ポリエチレンと鋼管との接着強度を高めると
ともに鋼管表面の耐食性の向上を図るためである。
【0030】その後、Tダイ方式の押出機6によって、
溶融状態の接着性ポリエチレンを0.10〜0.35mmの厚さに
塗布し(ここでも鋼管の温度は90〜120 ℃である。)、
次に押出機7を用いて半溶融状態のプラスチックシート
を2.0 〜5.0 mmの厚さに被覆する。なお、プライマー、
接着性ポリエチレンおよびプラスチックシートを鋼管に
被覆する時には、鋼管10を複数の搬送用ローラー8によ
って回転させつつ前進させているので、それぞれの被覆
剤は鋼管表面に螺旋状に塗布される。
【0031】その後、鋼管表面は水スプレー機能を有す
る冷却装置9によって冷却される。
【0032】
【実施例】本発明方法により鋼管にプラスチックシート
を被覆した。被覆条件は次のようにした。
【0033】1.プライマーと接着性ポリエチレンの組
成について 表2に試験に使用したプライマーと接着性ポリエチレン
の組成を示した。また、比較のために使用した従来用い
られているプライマーと接着性ポリエチレンの組成も併
せて示した。
【0034】
【表2】
【0035】2.被覆条件について 試験に使用した鋼管は、直径1422mm、管厚15.7mm、全長
12mのスパイラルビード鋼管とストレートシーム鋼管で
ある。
【0036】被覆に使用したプラスチックシートとして
密度0.938 g/cm3 のポリエチレンシートを採用した。
【0037】鋼管の外表面をショットとグリットの混合
研掃材にて、除錆度(Sa)が2.5 以上になるまで除錆し
た後に、クロメートの塗布を行い、鋼管を誘導加熱方式
で加熱してプライマーを塗布し、その後再び鋼管を加熱
した。その後接着剤の働きをする接着性ポリエチレン樹
脂をTダイ方式の押出機によって被覆し、引き続きプラ
スチックシートを押出機によって螺旋状にラッピングし
た。なお、プラスチック被覆工程中の鋼管はローラーの
軸速度を1.5m/ 分として搬送した。
【0038】3.試験結果について (1) プライマーの性能 本発明のプライマーと従来のプライマーを用いて、スパ
イラルビード鋼管またはストレートシーム鋼管の加熱温
度を様々に変化させてプライマーを塗布し、その後搬送
ローラーで次の工程へ移動する際のプライマーの硬化、
乾燥状態を調べた。
【0039】図2は、鋼管温度とプライマーの硬化状態
の関係をエンピツ硬度試験を用いて調べた結果である。
【0040】エンピツ硬度試験とは、鋼管表面に塗布し
たプライマーに対して、日本塗装検査協会が検定した9
Hから6Bまでの鉛筆の芯を45度の角度で押しつけて前
方に押し出した場合において、プライマーに傷が生じな
い鉛筆の内で硬度がもっとも高いものをもって、プライ
マーの硬度とするものである。なお、2Hの硬度を有す
るプライマーが目標性能であり、この硬度を有するプラ
イマーは、搬送ローラーで次の工程へ移動する際に剥離
しない程度に硬化、乾燥する。
【0041】図2から本発明のプライマーは、鋼管の加
熱温度が90〜120 ℃の低温度であっても目標性能である
2H以上の硬度を有していることがわかる。一方、従来
の組成のプライマーは150 ℃以上の温度にしなければ目
標性能を達成できないことがわかる。
【0042】図3は、鋼管の加熱温度とプライマーの硬
化時間の関係を示した図である。本発明のプライマー
は、90℃以上の鋼管温度において、目標である1分以内
に硬化させることができ、しかも従来のプライマーと比
較してあらゆる温度において、硬化時間を3〜5分間短
縮することができる。
【0043】(2) 接着性ポリエチレンの性能 本発明のプライマーを上記のように塗布した鋼管に、本
発明の接着性ポリエチレンと従来の接着性ポリエチレン
を押出機によって被覆し、引き続きプラスチックシート
を押出機によって螺旋状にラッピングした。
【0044】図4は、鋼管の加熱温度と接着性ポリエチ
レンの接着強度の関係を示したものである。
【0045】本発明の接着性ポリエチレンは、従来の接
着性ポリエチレンと比較して接着強度が高くしかも90〜
120 ℃の低温度側でも接着強度が急激に低下しないこと
がわかる。
【0046】(3) プラスチックシート被覆鋼管としての
性能 本発明方法を用いてプラスチックシートを被覆した鋼管
と従来の方法でプラスチックシートを被覆した鋼管につ
いて、プラスチックシート被覆鋼管としての性能を比較
した。
【0047】図5は、様々なビード高さを有する鋼管に
プラスチックシート被覆を施した場合において、ビード
部分の被覆層(プライマー、接着性ポリエチレンおよび
プラスチックシートの合計の厚さ)の厚さとビード部分
以外の被覆層の厚さの差を示したものである。なお、本
発明のプライマーと接着性ポリエチレンを使用した場合
の鋼管の加熱温度は100 ℃とした。一方、従来のものを
使用した場合の鋼管の加熱温度は170 ℃とした。
【0048】本発明のプライマーと接着性ポリエチレン
を使用したものは、ビード高さが2.0 mmある鋼管におい
ても、偏肉が目標値である0.5 mm以下であり、従来のも
のと比較して非常に優れていることがわかる。
【0049】図6はプラスチックシートと鋼管の密着力
を示したものである。
【0050】本発明のプライマーと接着性ポリエチレン
を使用したものは、従来のそれと比較して、鋼管の加熱
温度が低温の場合でも密着力が優れていることがわか
る。
【0051】なお、密着力試験とは、23℃の温水中に60
日間、試料片を浸漬した後に被覆層に表面から鋼管面ま
でナイフで幅10mmの切り込みを入れ、切り込みの一端を
剥ぎ起こして、プラスチック側と鋼管表面側との接着強
度をバネばかりを用いて測定したものである。
【0052】図7は、鋼管の様々の使用温度における耐
高温陰極電解剥離試験を行った結果を示したものであ
る。
【0053】耐高温陰極電解剥離試験とは、土中埋設高
温環境でのプラスチックシート被覆鋼管の耐久性を調べ
る試験であり、液温65℃の3%の塩化ナトリウム溶液中
においてプラスチックシート被覆鋼管に−1.5 ボルトの
電圧を掛けながら14日間保持した場合の直径5mmの穴の
拡大状況を調べたものである。
【0054】本発明のプライマーと接着性ポリエチレン
を使用したものは、被覆時の鋼管の加熱温度が従来のも
のより低くとも、従来のものと同様の土中埋設高温環境
における耐剥離性を有することがわかる。
【0055】以上の試験結果を抜粋してまとめたものを
表3に示す。
【0056】
【表3】
【0057】表3から、本発明で定める条件を全て満た
す方法で製造した試料(No. 1および2)は、それ以外
の方法で製造した試料(No. 3、4、5、6および7)
と比較して被覆層の偏肉(ビード部分の被覆層の厚さと
ビード部分以外の被覆層の厚さの差)が小さく、しかも
プラスチックシートの使用量も少なく、被覆鋼管として
の性能も優れていることがわかる。
【0058】
【発明の効果】本発明方法によれば、ビード部分とビー
ド部分以外の被覆厚さの差を少なくすることができるの
で、プラスチックシートの使用量を30〜50%低減でき、
しかも鋼管の加熱温度を従来より低くすることができる
ので、鋼管を加熱するためのエネルギーを従来のそれと
比較して、50%程度低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明方法を適用するプラスチック被
覆工程を表す図である。
【図2】図2は、鋼管温度とプライマーの硬化状態の関
係をエンピツ硬度試験を用いて調べた結果を表す図であ
る。
【図3】図3は、鋼管の加熱温度とプライマーの硬化時
間の関係を表した図である。
【図4】図4は、鋼管の加熱温度と接着性ポリエチレン
の接着強度の関係を表した図である。
【図5】図5は、様々なビード高さを有する鋼管にプラ
スチックシートを被覆した場合において、ビード部分の
被覆層の厚さとビード部分以外の被覆層の厚さの差を表
した図である。
【図6】図6はプラスチックシートと鋼管の密着力を表
した図である。
【図7】図7は、鋼管の様々の使用温度における耐高温
陰極電解剥離試験を行った結果を表した図である。
【符号の説明】
1 ブラスト装置 2 化成処理装置
3 加熱装置 4 プライマー塗布装置 5 加熱装置
6 押出機 7 押出機 8 搬送用ローラー
9 冷却装置 10 鋼管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 23:00 63:00 B29L 23:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱した鋼管の外周表面にプライマーを塗
    布した後に接着剤を被覆し、次いで半溶融または軟化状
    態のプラスチックシートを鋼管に螺旋状に被覆する鋼管
    のプラスチック被覆方法において、下記ののプライマ
    ーおよびの接着剤を使用すること、ならびにプライマ
    ー、接着剤およびプラスチックシートを鋼管に塗布する
    際の鋼管温度を90〜120 ℃とすることを特徴とする鋼管
    のプラスチック被覆方法。 プライマーは、重量比で下記の硬化剤1に対して下記
    の主剤を1.9 〜2.1 の割合で混合したものである。 主剤 :エポキシ樹脂 70 〜80重量%およびノボラック
    型エポキシ樹脂19 〜21重量%を含有。 硬化剤:フェニルグリシジルエーテル。 接着剤 :無水マレイン酸の変性率が0.1 〜2.0 重量
    %の接着性ポリエチレン。
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